JPH10144282A - アルカリ二次電池用セパレータ - Google Patents

アルカリ二次電池用セパレータ

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JPH10144282A
JPH10144282A JP9177016A JP17701697A JPH10144282A JP H10144282 A JPH10144282 A JP H10144282A JP 9177016 A JP9177016 A JP 9177016A JP 17701697 A JP17701697 A JP 17701697A JP H10144282 A JPH10144282 A JP H10144282A
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JP
Japan
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separator
nonwoven fabric
secondary battery
alkaline secondary
cellulose
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JP9177016A
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English (en)
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Wakana Aizawa
和佳奈 相澤
Kenji Hyodo
建二 兵頭
Tomonori Ida
朋智 井田
Toshihiro Shigematsu
俊広 重松
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、製造時の取扱性に優れ、かつ
高保液性、通気性等が良好であり、かつアルカリ二次電
池用セパレータを構成する物質の遊離、分解等による反
応物が原因となる電池性能の低下を抑制することができ
るアルカリ二次電池用セパレータを提供することであ
る。 【解決手段】ポリオレフィン系繊維を主成分とする不織
布からなるアルカリ二次電池用セパレータにおいて、該
不織布がミクロフィブリル化セルロースを含有すること
を特徴とするアルカリ二次電池用セパレータ。特にミク
ロフィブリル化セルロースとしてバクテリアセルロース
を使用し、さらにポリオレフィン系繊維が分割型複合繊
維であり、不織布が湿式抄造不織布かつ水流交絡不織布
であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル−カドミ
ウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等
に用いられるアルカリ二次電池用セパレータに関し、高
アルカリ性電解液に対する優れた耐久性と親和性を有
し、かつ製造に際しての取扱性に優れたアルカリ二次電
池用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、小型民生機器用の電源として、ニ
ッケル−カドミウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケ
ル−水素電池等のアルカリ二次電池が普及している。ア
ルカリ二次電池は、高出力、高エネルギー密度、長寿命
といった性質を有している。さらに高容量化すること
で、大型機器、装置の駆動電源としての要望が高まって
おり、より広範囲での利用が期待されている。このよう
な状況下で、安全性が高く、保守が簡単な完全密閉型の
アルカリ二次電池が要求されている。
【0003】アルカリ二次電池は、少なくとも正極、負
極、電池用セパレータ、電解液から構成される。上記の
ような高性能かつ完全密閉型のアルカリ二次電池内部で
使用される電池用セパレータに要求されている特性とし
ては、電解液(アルカリ性)との親和性が良く、吸液速
度、保液量が優れていること、長期間の充放電の繰り返
しに耐えることができる耐アルカリ性を有しているこ
と、耐酸化性等の化学的安定性に優れること、内部抵抗
が小さく、電池内部で発生した気体、イオンの通過を妨
げない通気性、透過性があること、電池小型化のために
薄膜であり、かつ厚みが均一であること等が挙げられ
る。
【0004】上記の特性を満たすアルカリ二次電池用セ
パレータとして、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊
維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊維、
ポリアクリロニトリル繊維、ポリアミド繊維等を主成分
とする不織布が使用されている。特に、ポリオレフィン
繊維を主成分とする不織布が、耐アルカリ性、耐酸化性
等の化学的安定性に優れていることから、より優位に用
いられている。ポリオレフィン繊維を主成分とする不織
布は、電解液との親和性を向上させるために、スルホン
化、親水性単量体のグラフト化、コロナ放電処理等によ
る親水基生成、界面活性剤処理等の親水化処理が一般に
施されている。
【0005】アルカリ二次電池用セパレータに用いられ
ている不織布の製造方法としては乾式抄造法、湿式抄造
法があるが、繊維間の接着力を増して不織布の強度を増
したり、製造時の取扱性、作業性を向上させるために、
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン
−ブタジエン樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル樹脂等のエマルジョンや、熱水可溶性ポリビニルア
ルコール等に代表されるバインダーを、繊維と共に分散
させて混合抄造するのが一般的である。このバインダー
は少量であると充分な不織布の強度を得ることができ
ず、また多量であると繊維間の空隙で被膜を形成した
り、空隙を埋めたりして、不織布の通気性、保液性能を
阻害するという欠点があった。
【0006】また、不織布に含まれるバインダーの一部
は抄造後も不織布中に留まっている場合がある。このた
め、アルカリ二次電池用セパレータとした場合に、特に
熱水可溶性ポリビニルアルコールでは、電解液中にバイ
ンダーが遊離し、充放電の繰り返し中に分解されたりし
て、電池性能を悪化させる原因となる場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、製造
時の取扱性に優れ、かつ高保液性、通気性等のアルカリ
二次電池用セパレータに要求される特性を満たすことが
できる、ポリオレフィン系繊維からなる不織布を用いた
アルカリ二次電池用セパレータを提供することである。
特に、アルカリ二次電池用セパレータを構成する物質の
遊離、分解等による反応物が原因となる電池性能の低下
を抑制することができるアルカリ二次電池用セパレータ
を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ポリオレフィン系
繊維を主成分とする不織布からなるアルカリ二次電池用
セパレータにおいて、該不織布がミクロフィブリル化セ
ルロースを含有すれば良いことを見出した。
【0009】ミクロフィブリル化セルロースは、非常に
微細化された繊維である。これを不織布製造時のバイン
ダーとして使用すると、ミクロフィブリル化セルロース
がポリオレフィン系繊維と非常に強く絡み合うので、添
加量が少量であっても強度の強い不織布を得ることがで
きる。
【0010】また、ミクロフィブリル化セルロースは、
繊維状であるのでポリオレフィン系繊維間で被膜を形成
することがなく、不織布の通気性を阻害することがな
い。また、非水溶性であり、かつポリオレフィン系繊維
と絡合しているので、電池使用中に電解液に遊離するこ
とがない。アルカリ液に対しても強い耐性があるので、
電池性能を低下させる分解物等が生成することもない。
さらに、セルロースは親水基である水酸基を有している
ので、不織布の電解液に対する親和性が向上する。
【0011】さらに、本発明者らはミクロフィブリル化
セルロースがバクテリアセルロースであれば良いことを
見出した。バクテリアセルロースとは微生物によって製
造されたセルロース繊維であり、ミクロフィブリル化セ
ルロースのなかでも、繊維長、繊維径が小さく、繊維間
の絡合が強固なセルロース繊維である。したがって、そ
の離解物は、他のミクロフィブリル化セルロースよりも
微細であるので、通気性が非常に良好な不織布を得るこ
とができる。そして、通気撹拌培養法によって製造され
たバクテリアセルロースは、結晶化指数が低下して非晶
部が増加する。したがって、水との親和性が高くなるの
で、このようなバクテリアセルロースを含有する電池用
セパレータは、非常に保液性が高くなる。
【0012】ポリオレフィン系繊維が主成分である不織
布からなる電池用セパレータにおいて、ポリオレフィン
系繊維が分割型複合繊維である場合、非容積の大きい不
織布を得ることができるので、高保水性のアルカリ二次
電池用セパレータを得ることができる。
【0013】不織布はその製造方法によって、大きく分
けて乾式抄造不織布と湿式抄造不織布に大別されるが、
湿式抄造不織布を用いることで、アルカリ二次電池用セ
パレータに求められている薄膜および厚みの均一化を満
足することができる。
【0014】また、不織布が水流交絡不織布である場
合、ポリオレフィン繊維間の絡み合いが強固となり、強
度の大きいアルカリ二次電池用セパレータを得ることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳説する。本発明の
アルカリ二次電池用セパレータは、ポリオレフィン系繊
維を主成分とする不織布からなり、この不織布がミクロ
フィブリル化セルロースを含有する。
【0016】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるミクロフィブリル化セルロースとは、結晶化度の
高いセルロース繊維を高度にフィブリル化した微小繊維
である。本発明に係わるミクロフィブリル化セルロース
の製造方法としては、機械的剪断力による方法、例えば
ビーター、コニカルリファイナー、シングルディスクリ
ファイナー、ダブルディスクリファイナー等の各種叩解
機を用いる方法、高圧下で小径のオルフィスを通過させ
る方法、特開昭63−256787号公報に記載されて
いるへベル付駆動軸でインペラーを回転させ繊維材料に
衝撃を加える方法、特開平4−194097号公報に記
載されているサンドミル等の微粉砕機を使用する方法、
特開平6−184975号公報に記載されているリング
状粉砕媒体による粉砕方法、特開平6−212587号
公報に記載されているメディア撹拌式粉砕器による粉砕
方法等を挙げることができる。
【0017】本発明に係わるミクロフィブリル化セルロ
ースの原料としては、例えば広葉樹晒クラフトパルプ
(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、
針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の化学パル
プ、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(T
MP)等の機械パルプ等の木材パルプや、コットンパル
プや麻、楮、雁皮、三椏等の靭皮繊維パルプ等の非木材
パルプ、再生セルロース繊維等を用いることができる。
【0018】本発明に係わるミクロフィブリル化セルロ
ースの含有量は、不織布の全重量に対して、0.5〜3
0重量%が望ましい。ミクロフィブリル化セルロースの
含有量が0.5重量%より小さいと、不織布の強度と親
水性が極端に低下する。また、ミクロフィブリル化セル
ロースの含有量が30重量%を超えると、不織布の通気
性の低下をまねく。
【0019】本発明に係わるミクロフィブリル化セルロ
ースとしては、上述の原料を用いるものの他に、バクテ
リアセルロースをより好ましく用いることができる。
【0020】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースとは、微生物によって製造
されたセルロース繊維のことであり、セルロースおよ
び、セルロースを主鎖としたヘテロ多糖を含むものおよ
びβ−1,3、β−1,2糖のグルカンを含むものであ
る。ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分はマ
ンノース、フラクトース、ガラクトース、キシロース、
アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六炭糖、
五炭糖および有機酸等である。なお、これらの多糖は1
種もしくは2種以上で存在している。
【0021】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースを生産するのに使用される
セルロース生成菌は、特に限定されないが、例えば、B
PR2001株に代表されるアセトバクター・キシリナ
ム・サブスビーシーズ・シュクロファーメンタンス(A
cetobacter xylinum subsp.
sucrofermentans)、アセトバクター
・キシリナム(Acetobacter xylinu
m)ATCC23768、アセトバクター・キシリナム
ATCC23769、アセトバクター・パスツリアヌス
(Acetobacter pasteurianu
s)ATCC10245、アセトバクター・キシリナム
ATCC11142およびアセトバクター・キシリナム
ATCC10821等の酢酸菌(アセトバクター属)、
アグロバクテリウム属、リゾビウム属、サルシナ属、シ
ュードモナス属、アクロモバクター属、アルカリゲネス
属、アエロバクター属、アゾトバクター属およびズーグ
レア属、およびこれらをNTG(ニトロソグアニジン)
等を用いる方法によって変異処理することにより創製さ
れる各種変異株である。
【0022】NTG等の変異剤を用いての化学的変異処
理方法としては、例えば、BioFactors,vo
l.1,p.297−302(1988)およびJ.G
en.Microbiol,vol.135,p.29
17−2929(1989)等に記載されている方法、
放射線照射法等がある。
【0023】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースの培養に用いる培地の組成
物中、炭素源としてはシュクロース、グルコース、フラ
クトース、マンニトール、ソルビトール、ガラクトー
ス、マルトース、エリスリット、グリセリン、エチレン
グリコール、エタノール等を単独あるいは併用して使用
することができる。さらにはこれらを含有する澱粉水解
物、シトラスモラセス、ビートモラセス、ビート搾汁、
サトウキビ搾汁、柑橘類をはじめとする果汁等をシュク
ロースに加えて使用することもできる。また、窒素源と
しては硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム等のアンモニウム塩、硝酸塩、尿素等有機あ
るいは無機の窒素源を使用することができ、あるいはB
acto−Peptone、Bacto−Soyton
e、Yeast−Extract、豆濃などの含窒素天
然栄養源を使用しても良い。有機微量栄養素としてアミ
ノ酸、ビタミン、脂肪酸、核酸、2,7,9−トリカル
ボキシ−1Hピロロ[2,3,5]−キノリン−4,5
−ジオン、亜硫酸パルプ廃液、リグニンスルホン酸等を
添加しても良い。
【0024】生育にアミノ酸等を要求する栄養要求性変
異株を使用する場合には、要求される栄養素を補填する
ことが必要である。無機塩類としてはリン酸塩、マグネ
シウム塩、カルシウム塩、鉄塩、マンガン塩、コバルト
塩、モリブデン酸塩、赤血塩、キレート金属類等が使用
できる。さらに、イノシトール、フィチン酸、ピロロキ
ノリンキノン、カルボン酸またはその塩、インベルター
ゼおよびメチオニン等のセルロース生成促進因子を適宜
培地に添加することもできる。
【0025】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースの培養方法としては、一般
の細菌培養法を用いることができる。すなわち、静置培
養法、撹拌培養法、通気培養法、振盪培養法、回分発酵
法、流加回分発酵法、反復回分発酵法および連続発酵
法、あるいはこれらを組み合わせたもの等を挙げること
ができる。具体的には、特開昭59−120159号、
同61−152296号、同61−212295号、同
62−265990号、同62−175190号、同6
3−202394号、同62−36467号、同63−
74940、特開平3−174091号、同5−518
85号、同6−113873号、同6−206904
号、同6−233691号、同7−39386号、同7
−79769号、同7−107986号、同7−118
301号、同7−118303号、同9−25302
号、特表昭62−500630号、特表平2−5001
16号公報等に記載の方法を挙げることができる。
【0026】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースの培養形式としては、通気
撹拌培養法が好ましい。通気撹拌培養法によって、バク
テリアセルロースの構造において、結晶化指数が低下し
て非晶部が増加する。撹拌手段としては、例えばインペ
ラー(撹拌羽根)、エアーリフト発酵法、発酵ブロスの
ポンプ駆動循環、およびこれら手段の組み合わせを用い
ることができる。ここでいう通気では、例えば空気等の
酸素を含有する気体、もしくはアルゴンや窒素等の酸素
を含有しない気体のいずれを用いても良い。通気は、例
えば好気性のセルロース生成菌を用いた場合には酸素が
必要であるが、嫌気性のセルロース生成菌を用いた場合
も、酸素を含有しない気体を通気することで、培地の撹
拌を効率よく行うことができる。
【0027】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるバクテリアセルロースは、上述の培養方法で形成
された後、遠心分離法または濾過法等によって培地から
分離される。バクテリアセルロースはセルロース生産菌
と一緒に回収しても良いが、セルロース生産菌や他の不
純物を除去しても良い。これら不純物を除去する方法と
しては、水洗、加圧脱水、希酸洗浄、アルカリ洗浄、次
亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素などの漂白剤による処
理、リゾチーム等の生産菌溶解酵素による処理、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、デオキシコール酸等の界面活性剤に
よる処理、常温から200℃の範囲の加熱洗浄等を単独
もしくは併用して用いることができる。
【0028】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わるポリオレフィン系繊維とは、ポリオレフィン単独
からなる繊維、またはオレフィンとその他の単量体との
共重合体とからなる繊維をいう。また、両者の混紡繊維
であっても良い。(ポリ)オレフィンとしては、例えば
(ポリ)エチレン、(ポリ)プロピレン、(ポリ)ブテ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン
−プロピレン共重合体、(ポリ)メチルペンテン等を挙
げることができる。また、オレフィンと共重合が可能な
単量体としては、酪酸ビニル、酢酸ビニル、ビニルアル
コール(酢酸ビニルを重合後、鹸化)、塩化ビニル等を
挙げることができる。
【0029】本発明のアルカリ二次電池用セパレータに
係わる不織布の製造方法としては、カード法、エアレイ
法、スパンボンド法、メルトブロー法等の乾式抄造法、
湿式抄造法を用いることができる。アルカリ二次電池用
セパレータに使用される不織布は、電池の小型化のため
に薄膜が好ましく、また厚みの均一性が求められてい
る。このような不織布を得る製造方法としては、湿式抄
造法が最も好ましい。
【0030】さらに、アルカリ二次電池用セパレータに
使用される不織布は、高い保液性、つまり高比容積が必
要となる。したがって、微細繊維を用いた不織布が好ま
しい。しかしながら、微細繊維を用いた不織布では強度
が低くなることがあるので、水流交絡処理を施し、不織
布を構成している繊維が3次元的に強く交絡した水流交
絡不織布を使用することがより好ましい。
【0031】本発明のアルカリ電池用セパレータに係わ
る不織布に用いることができる繊維は、繊維径が1〜3
0μmである。繊維径が1μmより細いと、不織布が緻
密になりすぎて、空隙率が低下し、保液性が低くなる。
逆に30μmより太くなると、空隙率は大きくなるもの
の、比表面積が低下し、電池にしたときの電極の容量が
小さくなってしまう。また、繊維長は1〜50mmが望
ましい。繊維長が50μmを超えると、不織布を製造す
る際に繊維のもつれが生じ、電池用セパレータの均一性
が失われる。
【0032】
【実施例】以下本発明を実施例により詳説するが、本発
明はその主旨に反しない限り、下記実施例に限定される
ものではない。
【0033】実施例1 ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体
とからなる繊度3デニール、繊維分割後0.2デニール
(3.9μm)、繊維長10mmの分割型複合繊維95
重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に含浸させ
たものと、ミクロフィブリル化セルロース(ダイセル化
学工業製;セリッシュ KY−100S、固形分25重
量%)3重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に
含浸させたものとを、水中に投入し、高速ミキサーで3
分間撹拌して繊維を離解させた後、往復回転式撹拌機
(アジター、島崎製作所製)を装着したチェスト内で緩
やかに撹拌した。次いで速やかにポリアクリルアミド
0.1%水溶液(粘剤)を適宜添加し、引き続き緩やか
に撹拌して、均一なスラリーを調製した。該スラリーを
用い、丸網抄紙機で幅50cm、坪量40g/m2のウ
ェブを湿式抄造した。
【0034】この上記ウェブを100メッシュのステン
レスワイヤーである多孔質支持体上に積層して、速度1
0m/分で搬送し、表1のノズルヘッドを用いて、柱状
水流で交絡処理を行った。同様の条件で、裏面からも水
流交絡処理を行った。水流交絡処理後の不織布をサクシ
ョンスルードライヤーを用いて130℃で乾燥を行い、
水流交絡不織布aを得た。この水流交絡不織布をアルカ
リ二次電池用セパレータIとした。
【0035】
【表1】
【0036】実施例2バクテリアセルロースの調製 サッカロース5g/dl、酵母エキス0.5g/dl、
硫酸アンモニウム0.5g/dl、リン酸二水素カリウ
ム0.3g/dl、硫酸マグネシウム0.05g/dl
からなる組成の培地(pH5.0)50mlを容量20
0mlの三角フラスコに張り込み、120℃で20分間
蒸気滅菌し、培養液を作製した。
【0037】次いで、この培養液に酵母エキス0.5g
/dl、ヘプトン0.3g/dl、マントニール2.5
g/dlからなる組成の試験管斜面培地(pH6.0)
で30℃、3日間生育させたアセトバクター・バストリ
アヌスATCC10821を1白金耳ずつ接種し、30
℃で培養した。
【0038】上記の条件で30日間培養したところ、培
養液の上層に白色のバクテリアセルロースのゲルが形成
された。
【0039】バクテリアセルロースのゲルから培地を絞
出し、100℃の恒温乾燥機で乾燥し、室温中で1N水
酸化ナトリウム水溶液に30分含浸し、流水中で30分
洗浄し、フィルム状バクテリアセルロースを得た。
【0040】バクテリアセルロースのフィルム10に対
して、水を990g加え、高速ミキサーで5000rp
mで3分間離解を行い、バクテリアセルロース離解物の
1.0%懸濁液を調製した。
【0041】不織布の作製 ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体
とからなる繊度3デニール、繊維分割後0.2デニール
(3.9μm)、繊維長10mmの分割型複合繊維9
9.5重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に含
浸させたものと、上記のバクテリアセルロース離解物懸
濁液50重量部とを、水中に投入し、高速ミキサーで3
分間撹拌して繊維を離解させた後、往復回転式撹拌機
(アジター、島崎製作所製)を装着したチェスト内で緩
やかに撹拌した。次いで速やかにポリアクリルアミド
0.1%水溶液(粘剤)を適宜添加し、引き続き緩やか
に撹拌して、均一なスラリーを調製した。該スラリーを
用い、丸網抄紙機で幅50cm、坪量40g/m2のウ
ェブを湿式抄造した。
【0042】この上記ウェブを100メッシュのステン
レスワイヤーである多孔質支持体上に積層して、速度1
0m/分で搬送し、表1のノズルヘッドを用いて、柱状
水流で交絡処理を行った。同様の条件で、裏面からも水
流交絡処理を行った。水流交絡処理後の不織布をサクシ
ョンスルードライヤーを用いて130℃で乾燥を行い、
水流交絡不織布bを得た。この水流交絡不織布をアルカ
リ二次電池用セパレータIIとした。
【0043】実施例3バクテリアセルロースの調製 グリセロールストックより表2の組成を有するCSL−
Fru培地100mlを仕込んだ750mlルーフラス
コにBPR2001株(アセトバクター・キシリナム・
サブスビーシーズ・シュクロファーメンタンス)を1%
植菌し、28℃で3日間静置培養した。表3はCSL−
Fru培地のビタミン混合液の組成である。また、表4
はCSL−Fru培地の塩類混合液の組成である。培養
後ルーフラスコを良く振って菌体をセルロ−ス膜よりは
がした後、菌液12.5mlを112.5mlの培地を
含む500mlフラスコに植菌し、28℃、180rp
m、3日間培養した。培養物をブレンダーにより無菌的
に離解し、その60mlを540mlのCSL−Fru
培地を仕込んだ11ジャーに植菌し、pHをアンモニア
(気体)および1規定硫酸溶液で4.9から5.1に制
御しながら、溶存酸素量(DO)が3.0%以上になる
ように回転数を自動制御しながら、通気撹拌培養法によ
って、メイン培養を行った。終了後、得られた培養液を
酢酸緩衝液で約5倍に希釈した後、遠心分離し沈殿物を
回収した。沈殿物を同じく8倍量の0.1規定水酸化ナ
トリウム溶液に懸濁し、80℃、20分間加熱すること
により溶菌し、溶菌後遠心分離により沈殿物を回収し
た。この後、さらに8倍量の蒸留水に沈殿物を懸濁し
て、80℃、20分間加熱し、加熱後遠心分離し沈殿物
を回収することによってセルロースを洗浄した。同様の
工程で洗浄を3回行うことにより精製バクテリアセルロ
ースを得た。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】上記精製バクテリアセルロース10g(乾
燥重量)に、水を990g加え、高速ミキサーで500
0rpmで3分間離解を行い、バクテリアセルロース離
解物の1.0%懸濁液を調製した。
【0048】不織布の作製 ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体
とからなる繊度3デニール、繊維分割後0.2デニール
(3.9μm)、繊維長10mmの分割型複合繊維9
9.5重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に含
浸させたものと、上記のバクテリアセルロース離解物懸
濁液50重量部とを、水中に投入し、高速ミキサーで3
分間撹拌して繊維を離解させた後、往復回転式撹拌機
(アジター、島崎製作所製)を装着したチェスト内で緩
やかに撹拌した。次いで速やかにポリアクリルアミド
0.1%水溶液(粘剤)を適宜添加し、引き続き緩やか
に撹拌して、均一なスラリーを調製した。該スラリーを
用い、丸網抄紙機で幅50cm、坪量40g/m2のウ
ェブを湿式抄造した。
【0049】この上記ウェブを100メッシュのステン
レスワイヤーである多孔質支持体上に積層して、速度1
0m/分で搬送し、表1のノズルヘッドを用いて、柱状
水流で交絡処理を行った。同様の条件で、裏面からも水
流交絡処理を行った。水流交絡処理後の不織布をサクシ
ョンスルードライヤーを用いて130℃で乾燥を行い、
水流交絡不織布cを得た。この水流交絡不織布をアルカ
リ二次電池用セパレータIIIとした。
【0050】実施例4不織布の作製 ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体
とからなる繊度3デニール、繊維分割後0.2デニール
(3.9μm)、繊維長10mmの分割型複合繊維90
重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に含浸させ
たものと、実施例3で調製したバクテリアセルロース離
解物懸濁液1000重量部とを、水中に投入し、高速ミ
キサーで3分間撹拌して繊維を離解させた後、往復回転
式撹拌機(アジター、島崎製作所製)を装着したチェス
ト内で緩やかに撹拌した。次いで速やかにポリアクリル
アミド0.1%水溶液(粘剤)を適宜添加し、引き続き
緩やかに撹拌して、均一なスラリーを調製した。該スラ
リーを用い、丸網抄紙機で幅50cm、坪量40g/m
2のウェブを湿式抄造した。
【0051】この上記ウェブを100メッシュのステン
レスワイヤーである多孔質支持体上に積層して、速度1
0m/分で搬送し、表1のノズルヘッドを用いて、柱状
水流で交絡処理を行った。同様の条件で、裏面からも水
流交絡処理を行った。水流交絡処理後の不織布をサクシ
ョンスルードライヤーを用いて130℃で乾燥を行い、
水流交絡不織布dを得た。この水流交絡不織布をアルカ
リ二次電池用セパレータIVとした。
【0052】比較例1 ポリプロピレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体
とからなる繊度3デニール、繊維分割後0.2デニール
(3.9μm)、繊維長10mmの分割型複合繊維95
重量部をノニオン系界面活性剤1重量%溶液に含浸させ
たものと、熱水可溶性繊維状ポリビニルアルコール(ク
ラレ製;VPW105−1×3)5重量部をノニオン系
界面活性剤1重量%溶液に含浸させたものとを、水中に
投入し、高速ミキサーで3分間撹拌して繊維を離解させ
た後、往復回転式撹拌機(アジター、島崎製作所製)を
装着したチェスト内で緩やかに撹拌した。次いで速やか
にポリアクリルアミド0.1%水溶液(粘剤)を適宜添
加し、引き続き緩やかに撹拌して、均一なスラリーを調
製した。該スラリーを用い、丸網抄紙機で幅50cm、
坪量40g/m2のウェブを湿式抄造した。
【0053】この上記ウェブを100メッシュのステン
レスワイヤーである多孔質支持体上に積層して、速度1
0m/分で搬送し、表1のノズルヘッドを用いて、柱状
水流で交絡処理を行った。同様の条件で、裏面からも水
流交絡処理を行った。水流交絡処理後の不織布をサクシ
ョンスルードライヤーを用いて130℃で乾燥を行い、
水流交絡不織布eを得た。この水流交絡不織布をアルカ
リ二次電池用セパレータVとした。
【0054】電池用セパレータI〜Vの評価 電池用セパレータI〜Vについて、下記の性能評価を行
った。結果を表5および表6に示した。
【0055】(i)電解液吸液速度:各電池用セパレー
タから2.5×18cmの試験片を採取し、40±5℃
の下に予備乾燥を行い、公定水分率以下にした後、試験
片を標準温湿度状態の試験室に放置し、その後試験片を
1時間以上の間隔で計量し、その前後の質量差が後の質
量の0.1%以内になった状態(水分平衡状態)とす
る。次に試験片を20±2℃における比重1.3(20
℃)の水酸化カリウム溶液を入れた水槽上に所定高さの
水平棒を設置し、各試験片をこの水平棒に下端を揃えて
留めて垂れ下げ、水平棒を降下させて各試験片の下端が
5mmだけ液中に使った状態となし、30分後に毛細管
現象により水酸化カリウム溶液が上昇した高さを測定し
た。
【0056】(ii)電解液保持率:各電池用セパレータ
から10cm×10cmの大きさの試験片を採取し、水
分平衡状態となしたときの重量をW(mg)とする。次
に、上記水酸化カリウム溶液中に試験片を広げて浸漬
し、1時間以上放置した後液中から取りだして試験片の
一つの角を吊り下げ、10分後に重量W1を測定し、次
の式数1より電解液保持率(%)を算出した。
【0057】
【数1】 電解液保持率(%)=[(W1−W)/W]×100
【0058】(iii)減量率:各電池用セパレータから
10cm×10cmの大きさの試験片を3枚採取し、水
分平衡状態となしたときの重量W(mg)を測定した
後、電解液に相当する30%濃度の水酸化カリウム溶液
に浸漬して、80±2℃の雰囲気中で7日間保存する。
その後取り出した試料を中和点に達するまで水洗乾燥
し、再度水分平衡状態となしたときの重量W2(mg)
を測定し、次式数2より減量率(%)を求めた。
【0059】
【数2】減量率(%)=[(W2−W)/W]×100
【0060】(iv)通気度:正極側から発生する酸素が
電池用セパレータを経て負極側への透過するしやすさの
評価として、フラジール通気度(cc/cm2/se
c)を測定した。フラジール通気度は、JIS−L−1
096により、フラジール型通気度試験機を用いて、試
験片を通過する空気量を5回測定し、その平均値を示し
た。
【0061】(v)引張強度:電極板に巻き付ける際
に、流れ方向に引っ張りながら巻き付けるために必要な
強度と、不織布製造時の取扱性の目安として、縦(抄造
流れ方向)の引張強度(kg/2cm幅)を測定した。
引張強度は、JIS−P−8113により、電池用セパ
レータを幅2cm、長さ20cmに裁断し、テンシロン
測定機(オリエンテック社製;HTM−100)を用い
て、フルスケール10kgで破断時の荷重を10回測定
し、その平均値を示した。
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】電池用セパレータIからIIIでは、不織布
を製造する場合のバインダーとしてミクロフィブリル化
セルロースを用いているが、熱水可溶性繊維状ポリビニ
ルアルコールを用いた電池用セパレータVよりも、ポリ
オレフィン系繊維に対するバインダー量が少なくて良
い。また、バインダー量が少量でありながらも、大きい
引張強度を得ることができた。このため、水流交絡処理
等での取扱性も非常に良好であった。
【0065】ミクロフィブリル化セルロースを含有する
不織布からなる電池用セパレータIからIVは、熱水可溶
性繊維状ポリビニルアルコールを用いた電池用セパレー
タと比較して減量率が小さいので、電池用セパレータか
らの成分の遊離が原因となっている充放電の繰り返し過
程での電池の劣化を抑制することができる。また、ミク
ロフィブリル化セルロースの含有量が、電池用セパレー
タIVは、電池用セパレータIIIの約20倍であるが、減
量率はほとんど変わらず、ミクロフィブリル化セルロー
スが不織布を構成している繊維に強固に交絡しているこ
とが示唆された。
【0066】また、ミクロフィブリル化セルロースを含
有する電池用セパレータIからIVでは、ミクロフィブリ
ル化セルロースが被膜を形成することがないので良好な
通気性を有する。さらに、セルロースの水酸基によって
電解液への親和性が増しており、非常に高い電解液保持
率と電解液吸液速度を得ることができる。したがって、
ミクロフィブリル化セルロースの含有量を多くした場合
には、電解液保持率と電解液吸液速度は増大した。
【0067】電池用セパレータIとIIを比較した場合、
ミクロフィブリル化セルロースの中でも繊維長、繊維径
が微細なバクテリアセルロースを用いたIIの方が、通気
性が良好であった。また、通気撹拌培養法で調製したバ
クテリアセルロースを用いた電池用セパレータIIIは、
バクテリアセルロースの非晶質部分が多いために、水に
対する親和性が大きく、高い電解液保持率および吸液速
度を示した。
【0068】
【発明の効果】以上説明したごとく、ミクロフィブリル
化セルロースを含有することを特徴とするポリオレフィ
ン系繊維を主成分とする不織布からなる本発明のアルカ
リ二次電池用セパレータは、ミクロフィブリル化セルロ
ースがポリオレフィン系繊維に対して強固に絡み合い、
かつ被膜を形成することが無いので、強度が大きく、通
気性の高い電池用セパレータである。また、ミクロフィ
ブリル化セルロース中の水酸基の効果によって、電解液
に対する親水性を向上させることが可能である。
【0069】また、ポリオレフィン系繊維として分割複
合型繊維を用る他、湿式抄造不織布、水流交絡不織布を
用いることで、非容積が大きく保液性に優れ、かつ厚み
が均一な不織布を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/00 (C08L 23/00 1:00) (72)発明者 重松 俊広 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号三菱 製紙株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系繊維を主成分とする不
    織布からなるアルカリ二次電池用セパレータにおいて、
    該不織布がミクロフィブリル化セルロースを含有するこ
    とを特徴とするアルカリ二次電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 ミクロフィブリル化セルロースの不織布
    に対する含有量が、0.5〜30重量%であることを特
    徴とする請求項1記載のアルカリ二次電池用セパレー
    タ。
  3. 【請求項3】 ミクロフィブリル化セルロースがバクテ
    リアセルロースであることを特徴とする請求項1記載の
    アルカリ二次電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】 バクテリアセルロースが通気撹拌培養法
    によって製造されたことを特徴とする請求項3記載のア
    ルカリ二次電池用セパレータ。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系繊維が分割型複合繊維
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の
    アルカリ二次電池用セパレータ。
  6. 【請求項6】 不織布が湿式抄造不織布であることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか記載のアルカリ二次電
    池用セパレータ。
  7. 【請求項7】 不織布が水流交絡不織布であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか記載のアルカリ二次電
    池用セパレータ。
JP9177016A 1996-07-04 1997-07-02 アルカリ二次電池用セパレータ Pending JPH10144282A (ja)

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JP17443996 1996-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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