JPH10142899A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10142899A
JPH10142899A JP30451796A JP30451796A JPH10142899A JP H10142899 A JPH10142899 A JP H10142899A JP 30451796 A JP30451796 A JP 30451796A JP 30451796 A JP30451796 A JP 30451796A JP H10142899 A JPH10142899 A JP H10142899A
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JP
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gear
roller
reverse rotation
brush roller
clutch
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JP30451796A
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Masahiro Sato
雅弘 佐藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ブラシローラのブラシ毛の静電潜像担持
体との接触状態を正常に保つために該ローラの逆回転を
防止する。 【解決手段】 帯電ブラシローラ3に接続された歯車列
g1〜g4及びg6〜g16中の、プリンタ開閉部DR
に搭載されたギアg13とg14の間に、ギアg13に
一時的にに逆回転力が加わっても、該ギアの所定角度範
囲内の逆回転を許す一方、そのとき帯電ブラシローラ側
のギアg14へはその逆回転を伝達しない噛み合いクラ
ッチCL2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の複写
機、プリンタ等の画像形成装置、特に静電潜像担持体を
有し、該静電潜像担持体表面を画像露光に先立ち回転駆
動される帯電ブラシローラで帯電させる電子写真方式の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、一般
的には次のようにして記録材上に原稿画像に対応する画
像が形成される。すなわち、モノクロの画像形成装置に
おいては、例えば感光体ドラムのような静電潜像担持体
の表面を帯電装置にて帯電させ、その帯電域に画像露光
を行って原稿画像に対応する静電潜像を形成し、この潜
像を現像装置で現像して可視トナー像とし、このトナー
像を転写装置により記録材上に転写し、該記録材上のト
ナー像を定着装置により定着して目的とする画像を得
る。
【0003】また、カラー画像形成装置においては、例
えば、シアン、イエロー、マゼンタ、黒のような各色の
トナー像が上記のように静電潜像担持体上に順次形成さ
れ、各色のトナー像が形成される度に転写ベルト等の中
間転写体上に転写され、各色のトナー像が中間転写体に
転写されて中間転写体上に多重のトナー像が形成された
後に、該多重トナー像が転写装置により記録材上に転写
される。以後の処理はモノクロの場合と同様である。
【0004】前記帯電装置には、コロナ放電により静電
潜像担持体を非接触で帯電させる帯電装置、静電潜像担
持体表面に接触せしめられる帯電ローラや帯電ブラシを
用いる帯電装置等があり、帯電ブラシについては、定位
置に固定的に配置されるものと、回転駆動される帯電ブ
ラシローラがある。これらのうち帯電ブラシローラは、
回転することで静電潜像担持体上の残留トナー等を除去
する等の作用があり、それだけ安定した帯電性を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電装
置として回転駆動される帯電ブラシローラを採用した画
像形成装置では次の問題がある。すなわち、帯電ブラシ
ローラを回転駆動するにあたっては、通常、モータの動
力を該ローラに伝達するために、該モータから帯電ブラ
シローラにわたる伝動機構が設けられるのであるが、そ
の伝動機構中の伝動部品が一時的に逆回転力を受ける場
合があり、その逆回転力が帯電ブラシローラに伝達され
て該ローラが逆回転すると、ローラ上のブラシ毛の静電
潜像担持体表面への接触状態が正常な状態から乱れてし
まうことがある。さらに説明すると、図7に例示するよ
うに、静電潜像担持体である感光体ドラム2が正規の方
向(正回転方向)に回転駆動され、これに接触する帯電
ブラシローラ3も正規の方向(正回転方向)に回転駆動
されているときは、普通には、帯電ブラシローラ周速度
の方が感光体ドラム周速度より速く設定されているの
で、該ローラ上の帯電用ブラシ毛3fのうち感光体ドラ
ム表面に接触するものは、接触抵抗のためにローラ回転
方向と逆方向に流れる弧を描くかのように感光体ドラム
表面に接触する。
【0006】しかし、帯電ブラシローラ3が逆回転駆動
されると、ブラシ毛3fが逆立つなどしてブラシ毛3f
の接触状態が乱れ、感光体ドラム表面を所定どおり帯電
させることが困難となり、ひいては画像不良を招くこと
になる。帯電ブラシローラが逆回転する場合として、例
えば該ローラ駆動ための前記伝動機構が歯車伝動機構で
あって、保守、点検等に備えて、該ローラが該歯車伝動
機構の一部とともに画像形成装置の開閉可能部分に設け
られ、該開閉可能部分が開かれ、前記伝動機構の連続的
つながりが部分的に断たれ、そのあと再び開閉可能部分
が閉じられるときに、開閉可能部分側のギアが画像形成
装置本体側のギアに噛み合うとき、それが一時的に逆回
転力を受け、これが帯電ブラシローラに伝達されて該ロ
ーラが逆回転駆動され、前記のブラシ毛乱れが生じる場
合を挙げることができる。
【0007】そこで本発明は、静電潜像担持体を有し、
該静電潜像担持体表面を画像露光に先立ち回転駆動され
る帯電ブラシローラで帯電させる電子写真方式の画像形
成装置であって、該帯電ブラシローラのブラシ毛の静電
潜像担持体との接触状態を正常に保つために該ローラの
逆回転を防止できるようにした画像形成装置を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、静電潜像担持体を有し、該静電潜像担持体表
面を画像露光に先立ち回転駆動される帯電ブラシローラ
で帯電させる電子写真方式の画像形成装置であり、前記
帯電ブラシローラに接続された伝動機構中の伝動部品に
一時的に逆回転力が加わったとき、該逆回転力の帯電ブ
ラシローラへの伝達を阻止する帯電ブラシローラ逆回転
防止機構を備えていることを特徴とする画像形成装置を
提供する。
【0009】前記帯電ブラシローラ逆回転防止機構とし
ては、前記伝動機構中に組み込まれたクラッチを例示で
きる。例えば、前記伝動機構中に組み込まれたクラッ
チであって、前記伝動部品に一時的に逆回転力が加わっ
たとき、該伝動部品の所定角度範囲内の逆回転を許す一
方、そのとき該伝動部品から動力を受ける次の伝動部品
へはその逆回転を伝達しない噛み合いクラッチや、前
記伝動機構中に組み込まれたクラッチであって、前記伝
動部品に逆回転力が加わったとき、該伝動部品の逆回転
を許す一方、そのとき該伝動部品から動力を受ける次の
伝動部品へはその逆回転を伝達しない一方向クラッチを
例示できる。
【0010】前記帯電ブラシローラに接続された伝動機
構としては、歯車伝動機構、ベルト等による巻き掛け伝
動機構、これらの組み合わせを例示できる。該伝動機構
は、静電潜像担持体を駆動するモータとは別のモータか
ら帯電ブラシローラへ駆動力を伝達するものでも、静電
潜像担持体を駆動するモータから帯電ブラシローラへ駆
動力を伝達するものでもよい。さらに後者の場合、同じ
モータから発していても、静電潜像担持体を駆動する伝
動機構とは別ルートの伝動機構でもよいし、静電潜像担
持体を駆動する伝動機構を一部とする伝動機構でもよ
い。この場合、帯電ブラシローラを静電潜像担持体に従
動回転させる伝動機構でもよい。
【0011】伝動機構が歯車伝動機構の場合、前記の
クラッチのさらに具体例として、一時的に逆回転駆動さ
れることがあるギア又はそれから逆回転動力を伝達され
る帯電ブラシローラ側のギアと、該ギア(1段前ギア)
に対し回転軸線を同じにして配置された次段ギアとの間
に設けられた噛み合いクラッチであって、前記1段前ギ
アの所定角度範囲内の逆回転を許す一方、そのとき該1
段前ギアから前記次段ギアへはその逆回転を伝達しない
クラッチを挙げることができる。
【0012】また、伝動機構が歯車伝動機構の場合、前
記のクラッチのさらに具体例として、逆回転駆動され
ることがあるギア又はそれから逆回転動力を伝達される
帯電ブラシローラ側のギアと、該ギア(1段前ギア)に
対し回転軸線を同じにして配置された次段ギアとの間に
設けられた一方向クラッチであって、前記1段前ギアの
逆回転を許す一方、そのとき該1段前ギアから前記次段
ギアへはその逆回転を伝達しない一方向クラッチや、帯
電ブラシローラのシャフト(伝動部品の一部)上に設け
られた末端ギアと該シャフトとの間に設けられたクラッ
チであって、該末端ギアの逆回転を許す一方、そのとき
該末端ギアから前記シャフトへはその逆回転を伝達しな
い一方向クラッチを挙げることができる。
【0013】いずれにしても、本発明の画像形成装置に
おいては、例えば装置の開閉可能部分に帯電ブラシロー
ラと該ローラ駆動のための伝動機構の一部が搭載されい
て、該開閉可能部分を画像形成装置本体へ閉じるとき、
該伝動機構の一部が、画像形成装置本体側の伝動機構部
分に接続されるにあたって本体側の伝動機構部分からの
抵抗で逆回転力を受けるときのように、帯電ブラシロー
ラに接続された伝動機構中の伝動部品に一時的に逆回転
力が加わっても、前記の帯電ブラシローラ逆回転防止機
構の作用で帯電ブラシローラの逆回転が防止され、該ロ
ーラ上のブラシ毛の静電潜像担持体表面への接触状態は
正常に保たれ、ひいては、それだけ静電潜像担持体表面
の帯電及びそれに続く画像形成が良好になされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係るフルカラーレ
ーザプリンタの概略構成を示す図である。このプリンタ
は、感光体駆動モータM1(図3参照)により後述する
歯車伝動機構を介して図中時計回りに回転駆動される感
光体ドラム2、レーザ走査光学系4、フルカラー現像装
置5、中間転写ベルト10を有する中間転写ユニット
1、分離装置8、給紙カセットCS等を備えている。
【0015】感光体ドラム2の周囲には、その回転によ
り感光体ドラム2の表面を均一に帯電する帯電ブラシロ
ーラ3、前記現像装置5、前記転写ユニット1が配置さ
れている。レーザ走査光学系4は、レーザダイオード、
ポリゴンミラー、fθ光学素子等の周知の部品を含んで
おり、その制御部(図示せず)にはシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色
ごとの画像データが、このプリンタが接続されるコンピ
ュータ等のホスト機器から入力され、各色ごとの画像デ
ータに対応するレーザ光を帯電ブラシローラ3と現像装
置5との間から感光体ドラム2に照射して、各色に対応
する静電潜像を感光体ドラム2表面上に形成することが
できる。
【0016】フルカラー現像装置5はシアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)のト
ナーを含む現像剤を収容した4つの色別現像器5C、5
M、5Y、5Bkを現像ラック500に取り付けたもの
で、現像ラック500は支軸5aを支点として、図示し
ないモータにより図中時計回り方向に回される。各色現
像器5C、5M、5Y、5Bkは、それぞれ現像ローラ
50C、50M、50Y、50Bkを備えている。現像
装置5は、感光体ドラム2上に各色に対応する静電潜像
が形成されるごとに、対応する各色現像器が現像位置D
pへ位置するように回転させられ、感光体ドラム2上に
形成される各色ごとの静電潜像を、その色に対応した現
像器によって現像することができる。このように本例で
は、ロータリー式のフルカラー現像装置5を採用するこ
とにより、プリンタ全体のコンパクト化が図られてい
る。なお、各現像ローラは現像位置に配置されると、現
像・帯電共用モータM2により後述する歯車伝動機構を
介して回転駆動される。帯電ブラシローラ3も同モータ
により後述する歯車伝動機構を介して回転駆動される。
【0017】中間転写ユニット1の中間転写ベルト10
は、ベルト駆動ローラ11、テンションローラ15、支
持ローラ12、テンションローラ14及び回転自在の1
次転写ローラ13からなるローラ群に巻き掛けられてい
る。駆動ローラ11は感光体ドラム2を駆動するモータ
と同じモータM1により後述する歯車伝動機構を介して
図中反時計方向に回転駆動され、これにより中間転写ベ
ルト10も図中反時計方向に回転駆動される。
【0018】また、ベルト10は1次転写ローラ13に
押圧されて感光体ドラム2に接触し、この接触部が1次
転写部T1となる。1次転写ローラ13には、図示を省
略した1次転写用電源が接続され、感光体ドラム上のト
ナー像を中間転写ベルト10に1次転写するために1次
転写電圧を印加できる。中間転写ベルト10には支持ロ
ーラ12の若干上流側に、グランド用のローラ16が当
接されている。
【0019】さらに、中間転写ベルト10には支持ロー
ラ12に支持された部分において、2次転写ローラ7を
圧接させることができる。この接触部が2次転写部T2
となる。2次転写ローラ7には図示を省略した2次転写
用電源が接続されており、これから転写ローラ7に2次
転写電圧を印加でき、該転写電圧によって、中間転写ベ
ルト10とこれに圧接する2次転写ローラ7との間に記
録材が通されるときに、中間転写ベルト10上に後述す
るようにして形成されるトナー像を該記録材に転写する
ことができる。
【0020】中間転写ベルト10の表面移動方向におけ
る2次転写部T2から1次転写部T1まで(より正確に
はテンションローラ14まで)の間には、クリーニング
装置6が配置されている。クリーニング装置6は、クリ
ーニングブレード61を有し、ブレード61を中間転写
ベルト10の支持ローラ12に支持された部分に当接さ
せることにより、中間転写ベルト10上に残留したトナ
ーを掻き落とすことができる。クリーニング装置6は、
また、クリーニングブレード61の直ぐ下にトナー排出
部60を備えている。トナー排出部60は、ベルト10
の搬送方向を横切る方向に延びるトナー排出用のトナー
搬送スクリューを含んでおり、該スクリューの回転によ
り落下してくるトナーを排出できる。
【0021】クリーニングブレード61及び2次転写ロ
ーラ7は、1次転写部T1において転写ベルト10上に
感光体ドラム2から所定の色のトナー像が全て転写され
終わり、かくして該ベルト上に形成された多重トナー像
が2次転写部T2に到来する前に、図示を省略した接離
駆動装置により、それぞれ転写ベルト10に当接せしめ
られ、2次転写が終了し、前記多重トナー像があったベ
ルト領域の後端がクリーニングブレード61を通過し終
わると、クリーニングブレード61及び2次転写ローラ
7は共にベルト10から離反せしめられる。
【0022】前記の給紙カセットCSには、トナー像が
転写される記録材(ここでは転写用紙)Sが収納され、
給紙ローラ91により収納されている記録材を1枚ずつ
送り出すことができる。図中点線で示す記録材搬送経路
中には、中間転写ベルト10上のトナー像と同期をとっ
て2次転写部T2へと記録材を供給するためのタイミン
グローラ対92が配置されている。
【0023】記録材搬送経路における2次転写部の下流
側には記録材を中間転写ベルト10から分離するための
分離装置8が配置されている。分離装置8は除電針から
なるものである。分離装置8のさらに下流側には、分離
された記録材をベルト定着装置94に搬送するための搬
送ベルト93、記録材上のトナー像を加熱定着するため
の該ベルト定着装置94、搬送ローラ対95、96、9
7及び排出ローラ対98が配置され、排出ローラ対98
により排出された記録材は排出トレイTR上に収納され
る。
【0024】前記の給紙ローラ91、タイミングローラ
対92、搬送ベルト93、ベルト定着装置94、搬送ロ
ーラ対95、96、97及び排出ローラ対98等も感光
体駆動モータM1により図示を省略した歯車伝動機構
(クラッチを含む)により駆動される。ここで、感光体
ドラム2、帯電ブラシローラ3及び中間転写ユニット1
についてさらに説明する。
【0025】このプリンタはハウジングHの一部が、保
守、点検等に便利なように開閉可能の開閉部DRに形成
されており、開閉部DRは支軸Pを中心に図1に示す閉
じた姿勢又は図2に示す開いた姿勢をとることができ
る。感光体ドラム2は開閉部DRに装着されたドラムカ
ートリッジ20に搭載されており、帯電ブラシローラ3
も同カートリッジに搭載されている。なお、図示を省略
したが感光体ドラム2上の1次転写後の残留トナーを除
去するクリーナもこのカートリッジ20に搭載されてい
る。
【0026】ドラムカートリッジ20は開閉部DRを開
けた状態で該開閉部に対し脱着可能であり、交換もでき
る。中間転写ユニット1も、開閉部DRに設けられ、該
開閉部を開けた状態で該開閉部に対し脱着可能であり、
交換もできる。次に図3及び図4を参照してモータM
1、M2で各部を駆動するための伝動機構について説明
する。
【0027】前記の開閉部DRにドラムカートリッジ2
0及び中間転写ユニット1が装着され、該開閉部が閉じ
られた状態における伝動機構を図3を参照して説明す
る。感光体ドラム駆動モータM1の動力は、ギアG1、
G2、G3、クラッチCL1、ギアG4、G5、G6、
G7及び感光体ギアG8(感光体ドラム軸上のギア)に
伝達されるとともに、ギアG1、G2、G3、クラッチ
CL1、ギアG4、G9、G10、G11、G12及び
ベルト駆動ローラギアG13(中間転写ユニット1のベ
ルト駆動ローラ11の軸上ギア)に伝達される。また、
モータM1の動力は、ギアG14、G15、G16及び
さらに図示を省略した伝動機構を介して給紙ローラ9
1、タイミングローラ対92等に伝達される一方、ギア
G16から図示を省略した伝動機構を介して搬送ベルト
93、定着装置94、搬送ローラ対95、96、97及
び排出ローラ対98等に伝達されるほか、クリーニング
ブレード61の中間転写ベルト10への圧接離反を行う
図示を省略したカム装置(クリーニングブレード用の接
離駆動装置)のカム駆動にも利用される。
【0028】帯電・現像共用モータM2の動力は、ギア
g1、g2、g3、g4、g5、g7を介して現像位置
に置かれた現像器上のギアg8及び現像ローラギアg9
(現像ローラ軸上のギア)に伝達されるとともに、ギア
g4からギアg6、g10、g11、g12、g13、
g14、g15を介して帯電ブラシローラギアg16
(帯電ブラシローラ軸上のギア)に伝達される。
【0029】図4に示すように、前記ギアのうち、感光
体ギアG8はドラムカートリッジ20に設けられてい
る。感光体ギアG8に噛み合うギアG7及びそれに続く
ギアG7からギアG1まではプリンタ本体側に設けられ
ている。中間転写ユニット1用のギアG13はユニット
1に、ギアG11、G12は開閉部DRに、ギアG9及
びG10は本体側に設けられている。
【0030】また、帯電ブラシローラギアg16及びこ
れに噛み合うギアg15はドラムカートリッジ20に搭
載されており、ギアg15に順次噛み合うギアg14、
g13及びg12は開閉部DRに設けられている。ギア
g12に噛み合うギアg11及びそれに続くギアg10
〜g1は本体側に設けられている。また、ギアg8及び
現像ローラギアg9は各現像器に設けられているが、こ
れに噛み合うギアg7は本体側に設けられている。
【0031】帯電ブラシローラ3の駆動のためのギア列
のうち前記の開閉部DRに設けられたギアg13とg1
4は、図5(A)に示すように、回転軸線を同じにして
共通の軸Shに設けられている。但し、ギアg13は軸
Shに回転可能に嵌められており、ギアg14は軸Sh
に固定されている。これらのギアの間には噛み合いクラ
ッチCL2が配置されている。クラッチCL2は、ギア
g13のギアg14に対向する側面の直径線上に設けら
れた一対の爪α1、α2、ギアg14のギアg13に対向
する側面の直径線上に設けられた一対の爪β1、β2、
及び軸Shに嵌装され、各端がギアg13、g14に接
続されたねじりコイルバネS1からなっている。このク
ラッチによると、図4の左部に示すように開閉部DRが
開けられてギアg13に噛み合うギアg12が本体側の
ギアg11から離れているときは、図5(B)に示すよ
うに、バネS1の作用で、ギアg13の爪α1、α2が
それぞれギアg14の爪β1、β2の丁度中間位置をと
る。このとき、各隣合う爪の間隔は中心角にしてθ°で
ある。
【0032】ここで、開閉部DRを図4の右部に示すよ
うに閉じると、開閉部DR上のギアg12が本体側のギ
アg11に噛み合うが、このとき、ギアg12はギアg
11の抵抗により本来の正回転方向に対し一時的に若干
逆回転する。この逆回転はギアg12からギアg13に
伝達され、ギアg13も若干逆回転するが、その回転量
は前記角度θの範囲内であり、換言すれば、爪間隔θを
そのように設定してあり、従って爪同士の噛み合いが発
生せず、帯電ブラシローラ3の逆回転が免れる。かくし
て、開閉部DRの閉じ動作に伴う帯電ブラシローラ3の
逆回転が防止され、感光体ドラム2表面への帯電ブラシ
毛の接触状態は乱されることなく正常に保たれ、それだ
けその後の画像形成が良好になされる。本体側のギアg
11がモータM2により正回転方向に回されはじめる
と、開閉部DR上のギアg12及びこれに噛み合うギア
g13も正回転方向に回され、クラッチCL2において
は、ギアg13側の爪α1、α2がギアg14側の爪β
1、β2にそれぞれ噛み合い、これによりギアg14が
正回転し、最終的に帯電ブラシローラ3も正回転する。
【0033】なお、開閉部DRを閉じるとき、感光体ギ
アG8は本体側のギアG7に噛み合い、中間転写ユニッ
ト用の開閉部DR上のギアG11は本体側のギアG10
に噛み合う。以下、このプリンタにおけるフルカラープ
リントの動作について説明する(図1参照)。
【0034】プリント動作の開始(1色目の画像形成)
に際して、2次転写ローラ7及びクリーニング装置6の
ブレード61は中間転写ベルト10から離間される。ま
た、現像位置Dpにはブラック現像器5Bkが臨んでい
る。プリント動作が開始されると、感光体ドラム2が図
中時計回り方向に、中間転写ベルト10が図中反時計回
り方向に実質上同じ周速度で回転駆動され、感光体ドラ
ム2は帯電ブラシ3によって所定の電位に帯電される。
また、プリント動作の開始と共に現像器切り換え動作が
開始され、イエロー現像器5Yが現像位置Dpへ切り換
えられる。
【0035】続いて、レーザ走査光学系4によってイエ
ロー画像の露光が行われ、感光体ドラム2上にイエロー
画像の静電潜像が形成される。この静電潜像は直ちに現
像器5Yで現像されると共に、トナー画像は1次転写部
T1で中間転写ベルト10上に転写される。1次転写終
了直後にマゼンタ現像器5Mが現像位置Dpへ切り換え
られ、続いてマゼンタ画像の露光、現像、1次転写が行
われる。以下同様に、シアン現像器5Cへの切り換え、
シアン画像の露光、現像、1次転写、さらにブラック現
像器5Bkへの切り換え、ブラック画像の露光、現像、
1次転写が行われ、1次転写ごとに中間転写ベルト10
上にはトナー画像が重ねられていく。
【0036】最終の1次転写が終了すると、2次転写ロ
ーラ7及びブレード61が中間転写ベルト10に圧接さ
れる。このとき、記録材が2次転写部T2へ送り込ま
れ、中間転写ベルト10上に形成された多重トナー画像
が、転写電圧が印加された2次転写ローラ7によって記
録材上に転写される。また、2次転写部T2にて記録材
に転写されず中間転写ベルト10上に残留したトナー
は、ブレード61により掻き落とされ、次の画像形成に
備えられる。この2次転写が終了し、多重トナー像があ
ったベルト領域の後端がクリーニングブレード61を通
過し終わると、2次転写ローラ7及びクリーニングブレ
ード61が共に中間転写ベルト10から離間される。
【0037】2次転写部T2を通過した記録材は、定着
装置94へ搬送され、ここでトナー像が加熱定着された
のち排出トレイTRへ排出される。保守、点検等のため
に開閉部DRを図2に示すように開け、必要な作業のあ
と再び図1に示すように閉じるとき、前記クラッチCL
2の作用により帯電ブラシローラ3の逆回転が防止され
て該ローラのブラシ毛の感光体ドラム2への接触状態が
正常に保たれる。
【0038】以上説明したプリンタでは、帯電ブラシロ
ーラ3が感光体駆動モータM1とは別のモータM2によ
り駆動されるが、帯電ブラシローラ3が、感光体ドラム
の回転に従動するように回転駆動されるようにしてもよ
い。その1例を図6に示す。図6に示す例においても、
感光体ドラム2と帯電ブラシローラ3は共にドラムカー
トリッジ20に搭載されている。しかし、帯電ブラシロ
ーラ3の軸(シャフト)3sにギアgxが回転可能に嵌
められており、該ギアgxは感光体ギアG8に噛み合っ
ている。そしてギアgxと軸3sとがスプリング式の一
方向クラッチCL3にて接続可能となっている。クラッ
チCL3は、軸3sに嵌められてギアgxに連結された
コイルバネS2が、ギアgxの正回転により捩じられて
軸3sを抱きしめ、かくして帯電ブラシローラ3を正回
転させるが、ギアgxが逆回転すると弛み、軸3sの、
従って帯電ブラシローラ3の逆転を防止するものであ
る。
【0039】このクラッチによる帯電ブラシローラ3の
逆転防止機構は、ドラムカートリッジ20が前記の開閉
部DRに装着され、該開閉部DRが閉じられるとき、感
光体ギアG8が本体側のギアG7に噛み合うにあたり、
該ギアG8がギアG7の抵抗で一時的に若干逆回転する
ときに有効である。以上、本発明をフルカラープリンタ
に適用した例について述べたが、本発明はこの他カラー
複写機や、いわゆるモノクロのプリンタ、複写機等にも
適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、静
電潜像担持体を有し、該静電潜像担持体表面を画像露光
に先立ち回転駆動される帯電ブラシローラで帯電させる
電子写真方式の画像形成装置であって、該帯電ブラシロ
ーラのブラシ毛の静電潜像担持体との接触状態を正常に
保つために該ローラの逆回転を防止する画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態であるフルカラーレーザプ
リンタの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すプリンタにおいてハウジングの開閉
部を開けた状態の概略構成を示す図である。
【図3】感光体ドラム、帯電ブラシローラ等を駆動する
ための歯車伝動機構を示す図である。
【図4】開閉部の開閉に伴う歯車伝動機構中の噛み合
い、離反状態を示す図である。
【図5】図(A)は帯電ブラシローラの逆転防止クラッ
チの分解斜視図であり、図(B)は該クラッチにおける
爪の配置状態を示す図である。
【図6】帯電ブラシローラの逆転防止クラッチの他の例
を示す図であり、図(A)はその概略側面図、図(B)
はその一部の概略正面図である。
【図7】帯電ブラシローラのブラシ毛の感光体ドラムへ
の正常な接触状態を例示する図である。
【符号の説明】
1 中間転写ユニット 10 中間転写ベルト 11 ベルト駆動ローラ 12 支持ローラ 13 1次転写ローラ 14、15 テンションローラ 16 グランド用ローラ 20 ドラムカートリッジ 2 感光体ドラム 3 帯電ブラシローラ 4 レーザ走査光学系 5 フルカラー現像装置 500 現像ラック 5Bk ブラック現像器 50Bk ブラック現像ローラ 5Y イエロー現像器 50Y イエロー現像ローラ 5M マゼンタ現像器 50M マゼンタ現像ローラ 5C シアン現像器 50C シアン現像ローラ 6 クリーニング装置 60 トナー排出部 61 クリーニングブレード 7 2次転写ローラ 8 分離装置 91 給紙ローラ 92 タイミングローラ対 93 搬送ベルト 94 ベルト定着装置 95、96、97 搬送ローラ対 98 排出ローラ対 CS 給紙カセット TR 排出トレイ T1 1次転写部 T2 2次転写部 M1 感光体ドラム駆動用モータ G1〜G7 ギア G8 感光体ギア G9〜G12 ギア G13 ベルト駆動ローラギア G14〜G16 ギア M2 帯電・現像共用モータ g1〜g5、g7、g8 ギア g9 現像ローラギア g6、g10〜g15 ギア g16 帯電ブラシローラギア CL1 クラッチ CL2 噛み合いクラッチ Sh ギアg13、g14の軸 α1、α2、β1、β2 クラッチCL2の爪 S1 クラッチCL2のねじりコイルバネ CL3 一方向クラッチ gx 帯電ブラシローラギア 3s 帯電ブラシローラ軸(シャフト) S2 コイルバネ H ハウジング DR 開閉部 3f 帯電ブラシローラのブラシ毛

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体を有し、該静電潜像担持体
    表面を画像露光に先立ち回転駆動される帯電ブラシロー
    ラで帯電させる電子写真方式の画像形成装置であり、前
    記帯電ブラシローラに接続された伝動機構中の伝動部品
    に一時的に逆回転力が加わったとき、該逆回転力の帯電
    ブラシローラへの伝達を阻止する帯電ブラシローラ逆回
    転防止機構を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記帯電ブラシローラ逆回転防止機構は前
    記伝動機構中に組み込まれたクラッチであり、該クラッ
    チは、前記伝動部品に一時的に逆回転力が加わったと
    き、該伝動部品の所定角度範囲内の逆回転を許す一方、
    そのとき該伝動部品から動力を受ける次の伝動部品へは
    その逆回転を伝達しない噛み合いクラッチである請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記帯電ブラシローラ逆回転防止機構は前
    記伝動機構中に組み込まれたクラッチであり、該クラッ
    チは、前記伝動部品に逆回転力が加わったとき、該伝動
    部品の逆回転を許す一方、そのとき該伝動部品から動力
    を受ける次の伝動部品へはその逆回転を伝達しない一方
    向クラッチである請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110376866A (zh) * 2012-06-15 2019-10-25 佳能株式会社 处理盒

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US11520284B2 (en) 2012-06-15 2022-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
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