JPH1014250A - 寄生ダイオードを通して流れる電流を減少させるための多重個別ケルビンエミッタ接続 - Google Patents

寄生ダイオードを通して流れる電流を減少させるための多重個別ケルビンエミッタ接続

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JPH1014250A
JPH1014250A JP9071368A JP7136897A JPH1014250A JP H1014250 A JPH1014250 A JP H1014250A JP 9071368 A JP9071368 A JP 9071368A JP 7136897 A JP7136897 A JP 7136897A JP H1014250 A JPH1014250 A JP H1014250A
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JP
Japan
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switching transistor
bottom rail
integrated circuit
kelvin emitter
emitter connection
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JP9071368A
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Ajit Dubhashi
アジト・ダバーシ
Tyler Fure
タイラー・フュアー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータコントローラ回路において、上部レー
ルと底部レールに沿って配置された複数のトランジスタ
を駆動する集積回路の寄生ダイオードDS1を流れる電流
を減少させる。 【解決手段】 集積回路の底部レールのスイッチングト
ランジスタが個別に、ケルビンエミッタ接続を備える。
更に、プリント回路基板上にCOM端子からケルビンエ
ミッタまで個別のトレースを設ける。かかる構成によ
り、寄生インダクタンスを減少させ、寄生ダイオードD
S1を流れる電流を減少させることができる。 更に又、
小抵抗を各ケルビンエミッタ接続と直列に接続すること
により、さらに電流を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の負荷を
駆動するためのインバータ回路に関し、より詳しくは、
寄生ダイオードを通して流れる電流を減少させる、改良
されたインバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、モータコントローラのための典
型的な集積回路の一部の構成を示しており、参照符号
A、B及びCは底部レールのIGBT/MOSFETス
イッチングトランジスタQ2、Q4、Q6を駆動するドラ
イバを表す。この種の集積回路は、通常唯一つの端子即
ち共通点への出力ピン(COMピン)を有するので、通
常の仕様では、全ての素子エミッタを共通点に接続する
とともにこの共通点をCOM端子に接続する。この仕様
は、しかしながら、以下の如き問題を生ずる。
【0003】上部レール上のスイッチングトランジスタ
(例えば、図1のQ8)がオフしたときに、対応するロ
ーサイド(LOW SIDE)スイッチングトランジス
タを横切って接続されたダイオード即ち図1のD2に散
出すべき出力電流が発生される。実際には、回路基板上
での有限の接続長さの故に、図1に参照符号L2、L4
6、L14、L16等で示すように浮遊インダクタンスが
存在する。これらの浮遊インダクタンスは、数十ナノヘ
ンリイのオーダである。IGBT/MOSFETのスイ
ッチングによって惹起される高いターンオフdi/dt
s(これは1000A/μsを越える)と結合される。
これらの浮遊インダクタンスは、Vsピンに電圧を発生
し、その電圧はCOMに関して−ve極性を有する数十
ボルトに達する。この電圧はVBとCOMの間にある寄
生ダイオードDS1を前進方向に付勢し、その結果、CO
MからVBに寄生ダイオードDS1を介して流れる電流を
惹起する。この電流は、制御不可能な状態で流れ、集積
回路の論理の誤動作、及至はサイリスタ作動による集積
回路チップのラッチアップを惹起する。
【0004】
【発明の要旨】したがって、本発明の目的は、スイッチ
ングトランジスタを破壊するような集積回路内の制御不
能な電流に対する保護を図ることができるスイッチング
トランジスタのための改善されたドライバ回路を提供す
ることである。本発明のいま一つの目的は、簡単な方法
で製造することができる、上記型式の回路を提供するこ
とである。本発明の上記目的および他の目的は、集積ド
ライバ回路と上記レールおよび底部レールに沿って配列
された複数のスイッチングトランジスタとからなるイン
バータ回路によって達成される。底部レールスイッチン
グトランジスタは、寄生インダクタンスを減少させるた
め、集積回路の共通端子への個別のケルビンエミッタ接
続を備えている。更に、プリント回路基板上には、CO
M端子からケルビンエミッタに至る個別のトレースが設
けられる。更に又、小抵抗(2、3オーム)が各ケルビ
ンエミッタ接続と直列に設けられる。本発明の他の特徴
および利点は、添付の図面を参照した本発明の実施例の
説明から明らかになるであろう。
【0005】
【実施例の詳細な説明】上記の問題即ち集積回路(I
C)ドライバ12の寄生ダイオードDS1を介して流れる
電流は、以下の回路および配置構成の基準を利用するこ
とによって減少させることができる。 1.図2に示されるように、底部レールのスイッチング
トランジスタQ2、Q4、Q6は、集積回路のCOM端子
への個別のケルビンエミッタ接続を備える。これによ
り、エミッタリードの寄生インダクタンスL2、L4、L
6を大幅に減少させる(典型的には、サブナノヘンリイ
程度)。実際、このことは、共通点もしくはダイオード
のアノードからの個別の接続によって達成される。かく
して、第1の基準は、ローサイド側の3個のIGBTの
各々への接続にある。素子にできるだけ接近してトレー
スを接続することで、ドライバ回路の大電流経路に見ら
れるような寄生インダクタンスを減少させる。 2.図1に図式的に示されるような単一の共用トレース
とは異なり、個別のトレース14、16、18をプリン
ト回路基板上COM端子20からケルビンエミッタに設
けられる。即ち、第2の基準は、3個のトレースを結合
する位置を考えることにある。プリント回路基板上でこ
れらのトレースを分離することによって、各ゲートドラ
イブのインピーダンスをドライバICの直前まで分離す
る。 3.小抵抗(数オーム、例えば1〜10オーム)R2
4、R6が各ケルビンエミッタ接続と直列に設けられ
る。これは、寄生ダイオードと直列の抵抗を増大させ、
これによって、寄生ダイオードを流れる電流を減少さ
せ、誤作動の閾値を増大することができる。
【0006】図2は、上部レールトランジスタQ3と底
部レールトランジスタQ2、Q4、Q6を示す。本発明の
上記した構成および利点は、上部レールおよび/又は底
部レールトランジスタのみを駆動する回路にも適用しう
ることはいうまでもない。 本発明の特定の実施例に関
連して本発明を説明したが、種々の変形や修正および他
の用途は、当業者にとって明らかであろう。したがっ
て、本発明は詳細な説明の記述に限定されるものではな
く、特許請求の範囲によってのみ解釈されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 モータコントローラの典型的な集積回路の一
部の回路ダイヤグラムである。
【図2】 底部レールのスイッチングトランジスタのた
めの、多重個別ケルビンエミッタ接続を備えた本発明の
回路ダイヤグラムである。
【符号の説明】
A、B、C、D…ドライバ DS1…寄生ドライバ Q2、Q4、Q6…底部レールスイッチングトランジスタ Q8…上部レールスイッチングトランジスタ 14、16、18…個別トレース R2、R4、R6…小抵抗 20…COM端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タイラー・フュアー アメリカ合衆国90254カリフォルニア州ヘ ルモサ・ビーチ、トゥエンティセブンス・ ストリート133番

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部レールと底部レールと底部レールに
    沿って配置された少なくとも1つのトランジスタと、 底部レールの少なくとも1つのスイッチングトランジス
    タに結合され、該スイッチングトランジスタをオン、オ
    フする集積回路ドライバとを備え、該集積回路ドライバ
    は少なくとも1つの寄生ダイオードを備えるとともに底
    部レールバスに接続されており、 底部レールの各々において、少なくとも1つのスイッチ
    ングトランジスタは各寄生インダクタンスを伴ってお
    り、 底部レールにおける少なくとも1つのスイッチングトラ
    ンジスタは少なくとも1つの底部レールスイッチングト
    ランジスタに伴われた寄生インダクタンスを減少するた
    め個別のケルビンエミッタ接続を備えている、負荷を駆
    動するための駆動回路。
  2. 【請求項2】 底部レールに沿って配置された少なくと
    も1つのトランジスタと上部レールに沿って配置された
    少なくとも1つのトランジスタを含む複数のスイッチン
    グトランジスタを有する、請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 集積回路ドライバは上部レールに配置さ
    れた少なくとも1つのスイッチングトランジスタに結合
    されてこれをオンオフする、請求項2に記載の駆動回
    路。
  4. 【請求項4】 上記集積回路とスイッチングトランジス
    タが搭載されたプリント回路基板をさらに備え、上記集
    積回路ドライバはCOM端子を備えるとともに、上記C
    OM端子からケルビンエミッタ接続までをトレースする
    個別の回路基板を含む、請求項3記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 各ケルビンエミッタ接続と直列に接続さ
    れた2、3オーム程度の各小抵抗をさらに備える、請求
    項1記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 各ケルビンエミッタ接続と直列に接続さ
    れた2、3オーム程度の各小抵抗をさらに備える、請求
    項4記載の駆動回路。
JP9071368A 1996-03-25 1997-03-25 寄生ダイオードを通して流れる電流を減少させるための多重個別ケルビンエミッタ接続 Abandoned JPH1014250A (ja)

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US1402296P 1996-03-25 1996-03-25
US60/014022 1996-03-25

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GB (1) GB2311669B (ja)
IT (1) IT1290577B1 (ja)
SG (1) SG66357A1 (ja)
TW (1) TW319910B (ja)

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