JPH10142445A - 光導波路デバイスの接続構造 - Google Patents
光導波路デバイスの接続構造Info
- Publication number
- JPH10142445A JPH10142445A JP8315494A JP31549496A JPH10142445A JP H10142445 A JPH10142445 A JP H10142445A JP 8315494 A JP8315494 A JP 8315494A JP 31549496 A JP31549496 A JP 31549496A JP H10142445 A JPH10142445 A JP H10142445A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- optical waveguide
- fixing auxiliary
- optical
- waveguide substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光導波路デバイスにおいて、光ファイバ端末
と光導波路基板の接合面に大光量の光信号が入出力して
も、光信号に悪影響を及ぼすことがなく安定に動作する
光ファイバ端末と光導波路基板の接続構造を提供する 【構成】 光導波路デバイスを構成する光導波路基板と
光ファイバ端末とを接続する際に、光ファイバ端末に第
1の固定補助材を固着し、一方、光導波路基板に第2の
固定補助材を固着した上で、上記光ファイバ端末の素線
のコアと上記光導波路基板のコアを、該両コアの軸方向
を揃えて突き合わせた状態で、上記第1の固定補助材と
上記第2の固定補助材とを、両固定補助材の接合面にお
いて固着する接続構造としたもの。
と光導波路基板の接合面に大光量の光信号が入出力して
も、光信号に悪影響を及ぼすことがなく安定に動作する
光ファイバ端末と光導波路基板の接続構造を提供する 【構成】 光導波路デバイスを構成する光導波路基板と
光ファイバ端末とを接続する際に、光ファイバ端末に第
1の固定補助材を固着し、一方、光導波路基板に第2の
固定補助材を固着した上で、上記光ファイバ端末の素線
のコアと上記光導波路基板のコアを、該両コアの軸方向
を揃えて突き合わせた状態で、上記第1の固定補助材と
上記第2の固定補助材とを、両固定補助材の接合面にお
いて固着する接続構造としたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信伝送システ
ムおよび光計測システム等で使用される光導波路デバイ
スに関し、特に大光量の光信号を入出射する光導波路デ
バイスの、光ファイバ端末と光導波路基板との信頼性の
高い固着の構造に関する。
ムおよび光計測システム等で使用される光導波路デバイ
スに関し、特に大光量の光信号を入出射する光導波路デ
バイスの、光ファイバ端末と光導波路基板との信頼性の
高い固着の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信伝送システムや光計測システム等
で使用される光ファイバや光導波路デバイスは、コアと
よばれる光波が伝搬する部分とその周辺を覆うクラッド
とよばれる2種類の誘電体で構成される。光ファイバケ
ーブルの芯線である光ファイバコードは、コアとその周
囲を覆うクラッドとからなる素線と、これらを機械的に
補強すべくその周囲を補強材で包囲したものであり、上
記クラッドの誘電体の光の屈折率を上記コアの誘電体の
屈折率よりやや低くすることによって、光が両誘電体の
境界面で全反射する特性を利用して、光をコアの中に閉
じこめて伝搬させる光の伝送路である。また、光導波路
デバイスは、上記の技術に基づいた、光波の分波器や方
向性結合器等の光通信用デバイスである。従来より、光
導波路デバイスと光ファイバコードとを接続する代表的
な手段として、光導波路デバイスのクラッドとしての光
導波路基板と光ファイバ端末を接着剤によって接着、固
定する手段がとられている。上記の光導波路デバイスと
光ファイバ端末の接着による接続の構造を、図4に基づ
いて説明する。
で使用される光ファイバや光導波路デバイスは、コアと
よばれる光波が伝搬する部分とその周辺を覆うクラッド
とよばれる2種類の誘電体で構成される。光ファイバケ
ーブルの芯線である光ファイバコードは、コアとその周
囲を覆うクラッドとからなる素線と、これらを機械的に
補強すべくその周囲を補強材で包囲したものであり、上
記クラッドの誘電体の光の屈折率を上記コアの誘電体の
屈折率よりやや低くすることによって、光が両誘電体の
境界面で全反射する特性を利用して、光をコアの中に閉
じこめて伝搬させる光の伝送路である。また、光導波路
デバイスは、上記の技術に基づいた、光波の分波器や方
向性結合器等の光通信用デバイスである。従来より、光
導波路デバイスと光ファイバコードとを接続する代表的
な手段として、光導波路デバイスのクラッドとしての光
導波路基板と光ファイバ端末を接着剤によって接着、固
定する手段がとられている。上記の光導波路デバイスと
光ファイバ端末の接着による接続の構造を、図4に基づ
いて説明する。
【0003】図4(a)は、従来の光導波路デバイスと
光ファイバ端末の接着による接続の一例を示す構造の側
面図であり、同図(b)は上面図である。また、同図
(c)は上記光導波路デバイスと光ファイバ端末の接合
部の断面図である。図4(a)、(b)に示すように、
光導波路基板3は、光ファイバコード1、1、1、1が
接続された光ファイバ端末2、2と突き合わされて、そ
の接合面で接着される。また、図4(c)に示すよう
に、光ファイバ端末2は、光ファイバコード1のクラッ
ドとコアで構成される素線7が接合面まで貫通する構造
であり、上記の突き合わせは、光ファイバ端末2を貫通
した上記光ファイバコード1の素線7のコアと、上記光
導波路基板3のコア8の位置が一致するように行う。上
記の突き合わせによる接着の強度を保つために、図4
(a)、(b)に示すように、光導波路基板3が光ファ
イバ端末2、2と突き合わされる部分に、上板6、6が
接着剤で接着される。上記の上板6、6の接着面は、該
上板6、6が、上記光導波路基板3および上記光ファイ
バ端末2、2とそれぞれ接する面である。上記のように
接着された上板6、6は、上記の光ファイバ端末2、2
と光導波路基板3との接着面積を広げる役割をもつ。こ
れによって、上記の光導波路基板3と光ファイバ端末
2、2との固着が強化される。
光ファイバ端末の接着による接続の一例を示す構造の側
面図であり、同図(b)は上面図である。また、同図
(c)は上記光導波路デバイスと光ファイバ端末の接合
部の断面図である。図4(a)、(b)に示すように、
光導波路基板3は、光ファイバコード1、1、1、1が
接続された光ファイバ端末2、2と突き合わされて、そ
の接合面で接着される。また、図4(c)に示すよう
に、光ファイバ端末2は、光ファイバコード1のクラッ
ドとコアで構成される素線7が接合面まで貫通する構造
であり、上記の突き合わせは、光ファイバ端末2を貫通
した上記光ファイバコード1の素線7のコアと、上記光
導波路基板3のコア8の位置が一致するように行う。上
記の突き合わせによる接着の強度を保つために、図4
(a)、(b)に示すように、光導波路基板3が光ファ
イバ端末2、2と突き合わされる部分に、上板6、6が
接着剤で接着される。上記の上板6、6の接着面は、該
上板6、6が、上記光導波路基板3および上記光ファイ
バ端末2、2とそれぞれ接する面である。上記のように
接着された上板6、6は、上記の光ファイバ端末2、2
と光導波路基板3との接着面積を広げる役割をもつ。こ
れによって、上記の光導波路基板3と光ファイバ端末
2、2との固着が強化される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
接着による光導波路基板と光ファイバ端末の接続の構造
は、光導波路基板のコアと光ファイバ端末の素線の接合
面に接着剤が介在するため、一般に100mWを超える
光パワーが該接合面に入出射すると、接着剤の光吸収に
伴う発熱により該接着剤が炭化して、光信号が通らなく
なるおそれがあり、光信号のレベルが低下する可能性が
極めて大きいという欠点を有する。本発明は、上記課題
を解決するためになされたものであって、光導波路基板
のコアと光ファイバ端末の素線の接合面に接着剤が介在
することがなく、従って、大光量の光信号が入出力され
ても、光信号のレベルが低下しない光導波路デバイスの
固着の手段を提供することを目的とする。
接着による光導波路基板と光ファイバ端末の接続の構造
は、光導波路基板のコアと光ファイバ端末の素線の接合
面に接着剤が介在するため、一般に100mWを超える
光パワーが該接合面に入出射すると、接着剤の光吸収に
伴う発熱により該接着剤が炭化して、光信号が通らなく
なるおそれがあり、光信号のレベルが低下する可能性が
極めて大きいという欠点を有する。本発明は、上記課題
を解決するためになされたものであって、光導波路基板
のコアと光ファイバ端末の素線の接合面に接着剤が介在
することがなく、従って、大光量の光信号が入出力され
ても、光信号のレベルが低下しない光導波路デバイスの
固着の手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、光導波路デバイスを構成する光
導波路基板と光ファイバ端末とを接続する際に、上記光
ファイバ端末に第1の固定補助材を固着する一方、上記
光導波路基板に第2の固定補助材を固着した上で、上記
光ファイバ端末の素線のコアと上記光導波路基板のコア
とを、両コアの軸方向を揃えて突き合わせた状態で、上
記第1の固定補助材と上記第2の固定補助材とを、両固
定補助材の接合面において固着する接続構造とする。上
記の第1の固定補助材は、光ファイバ端末の外形に対応
した凹部を形成した略U字状のブロックであり、第2の
固定補助材は、光ファイバ端末の外形と光導波路基板の
外形に対応した、段差を有する凹部を形成した略U字状
のブロックである。また、上記光ファイバ端末と上記光
導波路基板との接合面を、上記の両コアの軸方向に対し
傾斜をもたせ構造とする、あるいは、上記光ファイバ端
末と上記光導波路基板との接合面に光反射防止コートを
施す接続構造とする、あるいは、上述の両接続構造を併
用する構造とする。
め、本発明においては、光導波路デバイスを構成する光
導波路基板と光ファイバ端末とを接続する際に、上記光
ファイバ端末に第1の固定補助材を固着する一方、上記
光導波路基板に第2の固定補助材を固着した上で、上記
光ファイバ端末の素線のコアと上記光導波路基板のコア
とを、両コアの軸方向を揃えて突き合わせた状態で、上
記第1の固定補助材と上記第2の固定補助材とを、両固
定補助材の接合面において固着する接続構造とする。上
記の第1の固定補助材は、光ファイバ端末の外形に対応
した凹部を形成した略U字状のブロックであり、第2の
固定補助材は、光ファイバ端末の外形と光導波路基板の
外形に対応した、段差を有する凹部を形成した略U字状
のブロックである。また、上記光ファイバ端末と上記光
導波路基板との接合面を、上記の両コアの軸方向に対し
傾斜をもたせ構造とする、あるいは、上記光ファイバ端
末と上記光導波路基板との接合面に光反射防止コートを
施す接続構造とする、あるいは、上述の両接続構造を併
用する構造とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示した実
施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に
係わる光導波路デバイスの光導波路基板と光ファイバ端
末の接着による接続の実施の一形態例を示す構造図で、
同図(a)は、その上面図であり、同図(b)は、その
側面図である。また、図2は、本発明における第1の固
定補助材の構造の斜視図であり、図3は、第2の固定補
助材の構造の斜視図である。本発明においては、図2に
示すように、第1の固定補助材4は、光ファイバ端末の
外形を嵌合できる凹部を形成し、該光ファイバ端末を密
着嵌合し、固着できる構造になっている角型材である。
また、図3に示すように、第2の固定補助材5は、上記
光ファイバ端末2、2の外形と光導波路基板3の外形を
嵌合できる、段差を有する凹部を形成した角型材であ
る。そして、上記凹部は、一方から第1の固定補助材4
が固着された光ファイバ端末2、2を、他方から光導波
路基板3を、それぞれ密着嵌合し、該光ファイバ端末
2、2の素線のコアと光導波路基板3のコアが突き合わ
された状態に接合できる構造になっている。上記の、第
1の固定補助材4と第2の固定補助材5を用いた光導波
路基板3と光ファイバ端末2、2を接続する構造は、図
1に示すように、先ず、光ファイバコード1、1、1、
1が接続された光ファイバ端末2、2に第1の固定補助
材4、4を接着剤によって固着する。即ち、光ファイバ
端末2、2の外周と第1の固定補助材4、4の凹部とを
接着剤によって固着する。また一方、光導波路基板3の
外周と第2の固定補助材5、5の凹部のうち、光導波路
基板3の外周と嵌合する部分5aに接着剤を塗布し、光
導波路基板3と第2の固定補助材5、5とを固着する。
なお、この際、光導波路基板3と第2の固定補助材5、
5との固着に用いる接着剤がコア8にかからないように
注意する必要があり、このため、接着剤にて光導波路基
板3と第2の固定補助材5、5とを固着した後、コアが
露出している端面をアセトン等の溶剤にて洗浄するか、
若しくは光導波路基板3と第2の固定補助材5、5との
接触面のうち、側面にのみ接着剤を塗布するようにすれ
ばよい。その後、第2の固定補助材5、5の凹部のう
ち、光ファイバ端末2、2の外周と嵌合する部分5bお
よび光ファイバ端末2、2の外周に接着剤を塗布すると
共に、第1の固定補助材4、4と第2の固定補助材5、
5との接触面に接着剤を塗布することにより、光ファイ
バ端末2、2と光導波路基板3との接合面に接着剤を介
することなく接合することができる。上述の第1の固定
補助材4、4および第2の固定補助材5、5の材質は、
光ファイバ端末2、2および光導波路基板3に使用され
る誘電体の熱膨張係数に近い熱膨張係数を有する各種の
ガラス、セラミックまたは金属を使用する。上記の構造
においては、光導波路基板3と光ファイバ端末2、2の
接合面は、光導波路基板3のコア、あるいは光ファイバ
端末2、2の素線に対し垂直な面であるが、例えば、該
接合面に光反射防止コートを施す、あるいは、上記接合
面を光ファイバ端末2、2の素線あるいは光導波路基板
3のコアの軸方向に対し傾斜をもたせる、あるいは、両
者を併用する構造とすることにより、該接合面における
光信号レベルの低下および光信号の反射戻り光を低減す
る手段として有効である。
施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に
係わる光導波路デバイスの光導波路基板と光ファイバ端
末の接着による接続の実施の一形態例を示す構造図で、
同図(a)は、その上面図であり、同図(b)は、その
側面図である。また、図2は、本発明における第1の固
定補助材の構造の斜視図であり、図3は、第2の固定補
助材の構造の斜視図である。本発明においては、図2に
示すように、第1の固定補助材4は、光ファイバ端末の
外形を嵌合できる凹部を形成し、該光ファイバ端末を密
着嵌合し、固着できる構造になっている角型材である。
また、図3に示すように、第2の固定補助材5は、上記
光ファイバ端末2、2の外形と光導波路基板3の外形を
嵌合できる、段差を有する凹部を形成した角型材であ
る。そして、上記凹部は、一方から第1の固定補助材4
が固着された光ファイバ端末2、2を、他方から光導波
路基板3を、それぞれ密着嵌合し、該光ファイバ端末
2、2の素線のコアと光導波路基板3のコアが突き合わ
された状態に接合できる構造になっている。上記の、第
1の固定補助材4と第2の固定補助材5を用いた光導波
路基板3と光ファイバ端末2、2を接続する構造は、図
1に示すように、先ず、光ファイバコード1、1、1、
1が接続された光ファイバ端末2、2に第1の固定補助
材4、4を接着剤によって固着する。即ち、光ファイバ
端末2、2の外周と第1の固定補助材4、4の凹部とを
接着剤によって固着する。また一方、光導波路基板3の
外周と第2の固定補助材5、5の凹部のうち、光導波路
基板3の外周と嵌合する部分5aに接着剤を塗布し、光
導波路基板3と第2の固定補助材5、5とを固着する。
なお、この際、光導波路基板3と第2の固定補助材5、
5との固着に用いる接着剤がコア8にかからないように
注意する必要があり、このため、接着剤にて光導波路基
板3と第2の固定補助材5、5とを固着した後、コアが
露出している端面をアセトン等の溶剤にて洗浄するか、
若しくは光導波路基板3と第2の固定補助材5、5との
接触面のうち、側面にのみ接着剤を塗布するようにすれ
ばよい。その後、第2の固定補助材5、5の凹部のう
ち、光ファイバ端末2、2の外周と嵌合する部分5bお
よび光ファイバ端末2、2の外周に接着剤を塗布すると
共に、第1の固定補助材4、4と第2の固定補助材5、
5との接触面に接着剤を塗布することにより、光ファイ
バ端末2、2と光導波路基板3との接合面に接着剤を介
することなく接合することができる。上述の第1の固定
補助材4、4および第2の固定補助材5、5の材質は、
光ファイバ端末2、2および光導波路基板3に使用され
る誘電体の熱膨張係数に近い熱膨張係数を有する各種の
ガラス、セラミックまたは金属を使用する。上記の構造
においては、光導波路基板3と光ファイバ端末2、2の
接合面は、光導波路基板3のコア、あるいは光ファイバ
端末2、2の素線に対し垂直な面であるが、例えば、該
接合面に光反射防止コートを施す、あるいは、上記接合
面を光ファイバ端末2、2の素線あるいは光導波路基板
3のコアの軸方向に対し傾斜をもたせる、あるいは、両
者を併用する構造とすることにより、該接合面における
光信号レベルの低下および光信号の反射戻り光を低減す
る手段として有効である。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光導
波路デバイスの接続構造は、光導波路基板と光ファイバ
端末それぞれに固定補助材を付加し、該固定補助材同志
を突き合わせ接着固定する構造としたので、光導波路基
板のコアと光ファイバ端末素線の接合面における接着剤
の介在をなくすことが可能となり、従って大光量の光信
号が該接合部を入出射しても、接着剤の発熱・炭化の発
生を除去することができる。更に、光導波路基板と光フ
ァイバ端末の接合面に光反射防止コートを施し、該接合
面を素線あるいはコアの軸方向に対し傾斜をもたせる構
造とすることによって、光信号の光源を破壊する反射戻
り光を低減すると共に該接合面における光信号レベルの
低下を防止できる。上記のように、本発明は、高性能・
高信頼性の光導波路デバイスを供給できるという効果が
ある。
波路デバイスの接続構造は、光導波路基板と光ファイバ
端末それぞれに固定補助材を付加し、該固定補助材同志
を突き合わせ接着固定する構造としたので、光導波路基
板のコアと光ファイバ端末素線の接合面における接着剤
の介在をなくすことが可能となり、従って大光量の光信
号が該接合部を入出射しても、接着剤の発熱・炭化の発
生を除去することができる。更に、光導波路基板と光フ
ァイバ端末の接合面に光反射防止コートを施し、該接合
面を素線あるいはコアの軸方向に対し傾斜をもたせる構
造とすることによって、光信号の光源を破壊する反射戻
り光を低減すると共に該接合面における光信号レベルの
低下を防止できる。上記のように、本発明は、高性能・
高信頼性の光導波路デバイスを供給できるという効果が
ある。
【図1】本発明に係わる光導波路基板と光ファイバ端末
の接着による接続の一形態例を示す構造図で、(a)は
上面図、(b)は側面図
の接着による接続の一形態例を示す構造図で、(a)は
上面図、(b)は側面図
【図2】本発明に係わる第1の固定補助材の構造の斜視
図
図
【図3】本発明に係わる第2の固定補助材の構造の斜視
図
図
【図4】従来例における光導波路基板と光ファイバ端末
の接着による接続構造図で、(a)は上面図、(b)は
側面図、(c)は光導波路基板と光ファイバ端末の接合
部の断面図
の接着による接続構造図で、(a)は上面図、(b)は
側面図、(c)は光導波路基板と光ファイバ端末の接合
部の断面図
1 ……光ファイバコード 2 ……光ファイバ端末 3 ……光導波路基板 4 ……第1の固定補助材 5 ……第2の固定補助材 5a……第2の固定補助材の凹部の光導波路基板の外周
と嵌合する部分 5b……第2の固定補助材の凹部の光ファイバ端末基板
の外周と嵌合す……る部分 6 ……上板 7 ……素線 8 ……コア
と嵌合する部分 5b……第2の固定補助材の凹部の光ファイバ端末基板
の外周と嵌合す……る部分 6 ……上板 7 ……素線 8 ……コア
Claims (3)
- 【請求項1】 光導波路デバイスを構成する光導波路基
板と光ファイバ端末とを接続する際に、上記光ファイバ
端末に第1の固定補助材を固着する一方、上記光導波路
基板に第2の固定補助材を固着した上で、上記光ファイ
バ端末の素線のコアと上記光導波路基板のコアとを、両
コアの軸方向を揃えて突き合わせた状態で、上記第1の
固定補助材と上記第2の固定補助材とを、両固定補助材
の接合面において固着する光ファイバ端末と光導波路基
板の接続構造であって、第1の固定補助材は、光ファイ
バ端末の外形に対応した凹部を形成した略U字状のブロ
ックであり、第2の固定補助材は、光ファイバ端末の外
形と光導波路基板の外形に対応した、段差を有する凹部
を形成した略U字状のブロックであることを特徴とする
光導波路デバイスの接続構造。 - 【請求項2】 上記光ファイバ端末と上記光導波路基板
との接合面を、上記の両コアの軸方向に対し傾斜をもた
せことを特徴とする請求項1に記載の光導波路デバイス
の接続構造。 - 【請求項3】 上記光ファイバ端末と上記光導波路基板
との接合面に、光反射防止コートを施すことを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の光導波路デバイスの
接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315494A JPH10142445A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 光導波路デバイスの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315494A JPH10142445A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 光導波路デバイスの接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10142445A true JPH10142445A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18066054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315494A Pending JPH10142445A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 光導波路デバイスの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10142445A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005250115A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Fujikura Ltd | 光導波路モジュール |
JP2018081316A (ja) * | 2013-03-25 | 2018-05-24 | 日本碍子株式会社 | 光入力部材の保持部品と光導波路部品との接続構造およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP8315494A patent/JPH10142445A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005250115A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Fujikura Ltd | 光導波路モジュール |
JP2018081316A (ja) * | 2013-03-25 | 2018-05-24 | 日本碍子株式会社 | 光入力部材の保持部品と光導波路部品との接続構造およびその製造方法 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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