JPH10142404A - ガラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ及びその製造方法 - Google Patents

ガラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ及びその製造方法

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JPH10142404A
JPH10142404A JP30993396A JP30993396A JPH10142404A JP H10142404 A JPH10142404 A JP H10142404A JP 30993396 A JP30993396 A JP 30993396A JP 30993396 A JP30993396 A JP 30993396A JP H10142404 A JPH10142404 A JP H10142404A
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lens
cylindrical
glass
optical pickup
preform material
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JP30993396A
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Minoru Kubo
実 久保
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Satoshi Kawakita
聡 川北
Yoshio Fukazawa
宣雄 深澤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • C03B11/082Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses having profiled, patterned or microstructured surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/41Profiled surfaces
    • C03B2215/414Arrays of products, e.g. lenses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ
のレンズホルダーへの取付けを精度良く行なうこと及び
このようなマルチレンズの製造コストの低減を図る。 【解決手段】 ガラス製の光学ピックアップ用マルチレ
ンズ1の光軸x−xに平行な面がレンズ前面である円筒
面2の円筒母線6に対してそれぞれ平行又は直交する2
つの平面(第1の基準側面4、第2の基準側面5)を形
成する。また、板状のガラスプリフォーム材11をプレ
ス加工により、その一方の面に、円筒面をしその円筒母
線19方向に延びる凸条16を形成するとともに、他方
の面のうち上記凸条に対向した部分に凹球面をした球状
凹部17を上記円筒母線方向に沿って複数形成した後、
各球状凹部を1つの単位として切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス製の光学ピ
ックアップ用マルチレンズ及びその製造方法に関し、製
造されたマルチレンズのレンズ取付部への取付けを精度
良く行なうことができ、また、このようなマルチレンズ
の製造を簡単にすることができ、製造コストの低減を図
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図14乃至図17は従来のガラス製の光
学ピックアップ用マルチレンズaを示し、全体がほゞ円
柱状をしていて、その前面が円筒面bに形成され、ま
た、該円筒面bに対向する面が凹球面cに形成されてお
り、更に、外周面の一部が光軸に対して平行な面で切り
取られ、いわゆる、Dカット面dに形成されている。
【0003】このような、従来のガラス製の光学ピック
アップ用マルチレンズaは、例えば、円柱体に形成され
たガラスプリフォーム材e(図15参照)に研削加工及
び/又は研摩加工を施して、上記円柱体の一方の端面を
円筒面bに、また、他方の端面を凹球面cに仕上げ(図
16参照)、その後、外周面の一部を研削又は研摩する
こと(Dカット)により、上記形状に成形していた(図
17参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガラス製の
光学ピックアップ用マルチレンズは、レンズホルダーf
に精度良く位置決めする必要があり、従来のガラス製の
光学ピックアップ用マルチレンズaにあっては、その基
準面となる平面がDカット面dだけであるため、光軸に
対して直交する平面方向においてその一方向の位置決め
しか精度良く行なうことができず、マルチレンズaのレ
ンズ取付部材であるレンズホルダーfに対する位置精度
を高くすることができないという問題があった。
【0005】また、このようなDカット面dが形成され
たマルチレンズaのレンズホルダーfには、マルチレン
ズaの形状と略同じで稍大きな凹部hが形成されている
が、この凹部hの形状が複雑であるため、レンズホルダ
ーfの製造コストが高いという問題もある。
【0006】更に、このようなマルチレンズaは上述の
ように製造されており、1つのガラスプリフォーム材e
について研削、研摩工程を施して、1つのマルチレンズ
aを製造していたため、製造コストが高いという問題が
あった。
【0007】また、このようなマルチレンズaの製造方
法にあっては、ガラスプリフォーム材eを芯取りして
(クランプ治具に対して光軸を精確に位置させる。)、
かつ、レンズ前面である円筒面bの円筒母線gに対して
所定角度、例えば、平行になるように上記Dカット面d
を形成しなければならないが、ガラスプリフォーム材e
が比較的小さいため、Dカット面dの円筒母線gに対す
る角度を精度良くすることができないという問題もあっ
た。
【0008】そこで、本発明は、ガラス製の光学ピック
アップ用マルチレンズのレンズ取付部への取付けを精度
良く行なうこと及びこのようなガラス製の光学ピックア
ップ用マルチレンズの製造コストの低減を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明ガラス製の光学ピ
ックアップ用マルチレンズは、上記した課題を解決する
ために、マルチレンズの光軸に平行な面のうち少なくと
も2つの面が平面であってレンズ前面である円筒面の円
筒母線に対してそれぞれ所定の角度を為すようにしたも
のである。
【0010】従って、2つの面を基準面とすることがで
き、光軸に対して直交する2次元方向において精度良く
マルチレンズの位置決めを行なうことができる。
【0011】また、本発明ガラス製の光学ピックアップ
用マルチレンズの製造方法は、板状のガラスプリフォー
ム材をプレス加工により、その一方の面に、円筒面を為
しその円筒母線方向に延びる凸条を形成するとともに、
他方の面のうち上記凸条に対向した部分に凹球面をした
球状凹部を上記円筒母線方向に沿って複数形成した後、
各球状凹部を1つの単位として切断するものである。
【0012】従って、プレス工程と切断工程だけで、1
つのガラスプリフォーム材から複数のマルチレンズを形
成することができ、しかも、ガラスプリフォーム材の円
筒面の円筒母線は1つのマルチレンズにおける円筒母線
の長さより長く、従って、該円筒母線を基準に切断して
できた基準面の円筒母線に対する角度の精度が良く、該
基準面に従ってマルチレンズをレンズ取付部に位置決め
することができ、マルチレンズをレンズ取付部に精度良
く位置決めすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ガラス製の光学ピ
ックアップ用マルチレンズ及びその製造方法の詳細を添
付図面に示した実施の一例に従って説明する。
【0014】図1はガラス製の光学ピックアップ用マル
チレンズ1を示し、該マルチレンズ1は正面形状で一辺
が2.8mmで、他辺が2.3mmの四角形をしてお
り、また、光軸x−xが通る肉厚(t)は1.07mm
であって、その前面は曲率半径(R)が44mmの円筒
面2に、後面は曲率半径(R)が3mmの凹球面3に形
成されている。
【0015】そして、マルチレンズ1の光軸x−xに対
して平行な面のうち互いに直交する2つの面は、後述す
るレンズ取付部材であるレンズホルダーに対して位置決
めを行なうための基準となる面となり、それぞれ第1の
基準側面4、第2の基準側面5とされている。
【0016】また、第1の基準側面4は、マルチレンズ
1の円筒面2の円筒母線6に対して平行になるように形
成され、第2の基準側面5は、マルチレンズ1の円筒面
2の円筒母線6に対して直交するように形成されてい
る。
【0017】尚、これら基準側面4と5の為す角度を9
0度としたが、これは、直角を形成するのが比較的簡単
であるためであり、本発明はこれに限らず、直角以外の
所定の角度であっても良い。また、基準側面4又は5を
円筒母線6に対して平行又は直交するようにしたが、こ
れは、基準線(円筒母線)に対して平行又は直交するよ
うに面を形成するのが比較的簡単であるためであり、本
発明はこれに限らず、平行又は直交以外の所定の角度で
あっても良い。更に、マルチレンズ1の正面形状を四角
形としたが、本発明は、これに限らず、図2に示すよう
に八角形のガラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ
1Aにしても良く、要は、少なくとも所定の角度を為す
2つの面を有する形状であれば良い。
【0018】そして、このようなマルチレンズ1はレン
ズ取付部材であるレンズホルダー7に次のようにして位
置決めされた状態で取着される。
【0019】先ず、マルチレンズ1のレンズホルダー7
への位置決めには、レンズ位置決め治具8が用いられ、
該レンズ位置決め治具8をレンズホルダー7に対して精
度良く位置決めする必要がある。これには、レンズホル
ダー7の外表面に互いに直角を為す3つの面7a、7
b、7cを形成し(そのうちの1つはレンズ取付面7a
とする。)、また、レンズ位置決め治具8の内側表面に
互いに直角を為す3つの面8a、8b、8cを形成し、
レンズホルダー7の上記3つの面7a、7b、7cをレ
ンズ位置決め治具8の上記3つの面8a、8b、8cに
それぞれ押し付けることによりマルチレンズ1のレンズ
ホルダー7への精度の良い位置決めを行なうことができ
る。
【0020】また、レンズ位置決め治具8にはレンズホ
ルダー7に位置決めされたときにレンズ取付面7aに対
してそれぞれ直角を為し、かつ、互いに直角を為す2つ
の基準面9a、9bが形成されている。
【0021】そして、レンズホルダー7に位置決めされ
たレンズ位置決め治具8の2つの上記基準面9a、9b
にマルチレンズ1の第1の基準側面4と第2の基準側面
5とを押し付けることにより、マルチレンズ1のレンズ
ホルダー7に対する位置決めが為され、更に、マルチレ
ンズ1の上記第1の基準側面4と第2の基準側面5とに
それぞれ対向する反対側の2つの面とレンズホルダー7
のレンズ取付面7aとが為す角部に接着剤10、10が
塗布されて、マルチレンズ1はレンズホルダー7に固定
される(図3参照)。
【0022】尚、レンズホルダー7にはそのレンズ取付
面7aと反対側の面に図示しないフォトディテクタが取
着されており、また、レンズ取付面7aにはここに取り
付けられたマルチレンズ1の光軸x−xに対応する部位
を中心に適宜な大きさの光通過孔(図示は省略する。)
が形成されており、マルチレンズ1を通過した光束が上
記光通過孔を通して上記フォトディテクタに受光される
ようになっている。
【0023】しかして、上述のようにレンズホルダー7
に取り付けられたマルチレンズ1は、光軸x−xに対し
て直交する方向についての位置決めを行なうための基準
面が、上記2つの基準側面4、5であり、該基準側面
4、5をレンズホルダー位置決めの治具の基準面9a、
9bに押し付けるだけで、レンズホルダー7に対して精
度良く位置決めを行なうことができる。
【0024】尚、上記実施例にかかるマルチレンズ1を
レンズホルダー7に位置決めする際に、上記レンズ位置
決め治具8を用いたが、レンズホルダー7にマルチレン
ズ1を位置決めするための基準面となる面を予め形成し
ておけば、上記レンズ位置決め治具は不要となる。
【0025】次に、上述したマルチレンズ1の製造方法
について説明する。尚、図4はマルチレンズ1の製造方
法の工程を示すものである。
【0026】このようなマルチレンズ1は、先ず、板状
のガラスプリフォーム材11を用意し(図5参照)、該
ガラスプリフォーム材11について次のようにガラスプ
レス加工(成形工程)を行なうことで製造される。
【0027】S1)上記ガラスプリフォーム材11より
大きな上金型12と下金型13とを用意し、これら上金
型12と下金型13との間に板状のガラスプリフォーム
材11をセットする(図9参照)。
【0028】上金型12には、その下面に所定間隔を空
けて平行に凹条14、14、・・・が形成され、該凹条
14は円筒面を為している。また、下金型13には、そ
の上面に上記上金型12の各凹条14、14、・・・に
対応しかつ各凹条14の延びる方向に等間隔に多数の凸
部15、15、・・・が形成され、該凸部15は球状面
を為している。尚、上記凹条14の円筒面の曲率半径
(R)は44mm、上記凸部15の球状面の曲率半径
(R)は3mmとなっている。
【0029】そして、上記ガラスプリフォーム材11は
このような上金型12と下金型13との間に位置され
る。
【0030】S2)次に、上金型12及び下金型13を
加熱し、ガラスプリフォーム材11を所定温度になるよ
うにする。かかるガラスプリフォーム材の所定温度とは
ガラス成形における成形温度であり、かかる成形温度は
その硝材により異なるが、一般的には600〜650度
くらいである。
【0031】尚、予め、ガラスプリフォーム材11を上
記成形温度に加熱してから、上記成形金型12、13に
セッティングするようにしても良い。
【0032】S3)成形金型12、13によりガラスプ
リフォーム材11を加圧する(図10参照)。
【0033】これにより、ガラスプリフォーム材11は
その上面に円筒面をした凸条16、16、・・・が形成
され、また、下面の上記凸条16に対向した部分にその
凸条16の延びる方向に沿って凹球面をした多数の球状
凹部17、17、・・・が適宜間隔を空けて形成され
る。
【0034】また、加圧時には成形金型12、13への
加熱は停止しており、加圧時間は、ガラスプリフォーム
材11が所定の温度(加圧解除温度)に冷却されるまで
とする。かかる加圧解除温度はその硝材により異なる
が、一般的には500度前後である。
【0035】S4)加圧解除後、ガラスプリフォーム材
11が所定温度になるまで冷却する。
【0036】かかる所定の冷却温度とは、その硝材によ
り異なるが、一般的には350度前後である。
【0037】S5)このように成形されたガラスプリフ
ォーム材11を成形金型12、13から取り出す(図
6、図11参照)。
【0038】ガラスプリフォーム材11を成形金型1
2、13から取り出すときは、ガラスプリフォーム材1
1のうちマルチレンズ1、1、・・・となる部分を避け
た部位を把持する。このように成形されたガラスプリフ
ォーム材11の凸条16と球状凹部17との位置関係
は、上記成形金型12、13にそれぞれ形成した凹条1
4、14、・・・及び凸部15、15、・・・の形状及
び位置関係を精度良く形成しておけば、精度良く形成す
ることができる。
【0039】S6)成形金型12、13から取り出され
たガラスプリフォーム材11の表面に反射防止膜などの
光学薄膜を成膜する(蒸着工程)(図12参照)。
【0040】かかる成膜は、必要に応じて行われ、ま
た、その膜の成分は既知のもので良い。
【0041】S7)スライサー、ダイサー等により、上
記ガラスプリフォーム材11を製品毎に切断する(切断
工程)(図7、図13参照)。
【0042】かかる切断工程は、例えば、精密ダイシン
グにより行われ、上記ガラスプリフォーム材11を、上
記各球状凹部17を1つの単位としてその正面形状が
2.8×2.3mmの矩形で中心に上記球状凹部17の
中心が来るように切断する。
【0043】また、この切断工程は、その一方のカッテ
ィングライン18、18、・・・が上記凸条(円筒面)
16の円筒母線19に平行になるように、また、他方の
カッティングライン20、20、・・・が円筒母線19
に対して直交するように為される。
【0044】かかる切断工程は成形後の当該ガラスプリ
フォーム材11を複数のマルチレンズ1、1、・・・に
跨る円筒母線19を基準にセッティングした後行なうた
め、その円筒母線19とカッティングライン18、1
8、・・・又は20、20、・・・との平行度又は垂直
度を精度良くすることができ、従って、切断した1つ1
つのマルチレンズ1の寸法精度を高くすることができ
る。
【0045】しかして、このようなガラス製の光学ピッ
クアップ用マルチレンズ1の製造方法にあっては、1つ
のプレス成形工程と2方向での切断工程とにより多数の
マルチレンズ1、1、・・・を製造することができる
(図8参照)。
【0046】尚、上記実施例において、成形後のガラス
プリフォーム材11のカッティングライン18又は20
を円筒母線19と平行又は直交するようにしたが、本発
明はこれに限らず、円筒母線19と所定の角度のライン
でカッティングするようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に記載した発明は、マルチレンズの光軸に
平行な面のうち少なくとも2つの面が平面であって、レ
ンズ前面である円筒面の円筒母線に対してそれぞれ所定
の角度を為すようにしたので、2つの面を基準面とする
ことができ、光軸に対して直交する2次元方向において
精度良くマルチレンズの位置決めを行なうことができ
る。
【0048】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明において、光軸方向から見た形状を多角形に
したので、直線的なカッティングを行なうことができ、
製造工程の簡略化を図ることができる。
【0049】請求項3に記載した発明は、請求項2に記
載した発明において、光軸方向から見た形状を四角形に
したので、2方向の直線的なカッティングラインに沿う
切断のみで最終製品としてのマルチレンズを形成するこ
とができ、更に製造工程の簡略化を図ることができる。
【0050】請求項4に記載した発明は、請求項3に記
載した発明において、上記円筒母線に対して所定の角度
を為す2つの上記平面のうち一方の面を円筒面の円筒母
線に対して平行にしたので、円筒母線に対する基準を決
めやすく、精度良いマルチレンズを形成することができ
る。
【0051】請求項5に記載した発明は、請求項3に記
載した発明において、上記円筒母線に対して所定の角度
を為す2つの上記平面のうち一方の面を円筒面の円筒母
線に対して直交にしたので、円筒母線に対する基準を決
めやすく、精度良いマルチレンズを形成することができ
る。
【0052】請求項6に記載した発明は、板状のガラス
プリフォーム材をプレス加工により、その一方の面に、
円筒面を為しその円筒母線方向に延びる凸条を形成する
とともに、他方の面のうち上記凸条に対向した部分に凹
球面をした球状凹部を上記円筒母線方向に沿って複数形
成した後、各球状凹部を1つの単位として切断するよう
にしたので、プレス工程と切断工程だけで、1つのガラ
スプリフォーム材から複数のマルチレンズを形成するこ
とができ、しかも、ガラスプリフォーム材の円筒面の円
筒母線は1つのマルチレンズにおける円筒母線の長さよ
り長く、従って、該円筒母線を基準に切断してできた基
準面の円筒母線に対する角度の精度が良く、該基準面に
従ってマルチレンズをレンズ取付部に位置決めすること
ができるため、マルチレンズをレンズ取付部に精度良く
位置決めすることができる。
【0053】請求項7に記載した発明は、請求項6に記
載した発明において、一の切断方向を円筒母線に対して
平行にしたので、円筒母線に対する基準を決めやすく、
精度良いマルチレンズを形成することができる。
【0054】請求項8に記載した発明は、請求項6に記
載した発明において、一の切断方向を円筒母線に対して
直交するようにしたので、円筒母線に対する基準を決め
やすく、精度良いマルチレンズを形成することができ
る。
【0055】尚、上記実施例において示した各部の具体
的な形状乃至構造は、本発明ガラス製の光学ピックアッ
プ用マルチレンズ及びその製造方法の実施に当たっての
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ガラス製の光学ピックアップ用マルチレ
ンズの実施の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明ガラス製の光学ピックアップ用マルチレ
ンズの変形例を示す斜視図である。
【図3】本発明ガラス製の光学ピックアップ用マルチレ
ンズをレンズホルダーに取り付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明ガラス製の光学ピックアップ用マルチレ
ンズの製造方法の工程図である。
【図5】図6乃至図8と共に、本発明ガラス製の光学ピ
ックアップ用マルチレンズの製造方法により成形される
ガラスプリフォーム材を各工程毎に示すものであり、本
図はプレス成形前の状態のガラスプリフォーム材の斜視
図である。
【図6】プレス工程を完了した状態のガラスプリフォー
ム材の斜視図である。
【図7】図6のガラスプリフォーム材にカッティングラ
インを入れた状態を示す斜視図である。
【図8】図7のガラスプリフォーム材を切断して1つの
マルチレンズを形成した状態を示す斜視図である。
【図9】図10乃至図13とともに、本発明ガラス製の
光学ピックアップ用マルチレンズの製造方法による製造
過程を示すものであり、本図は成形金型に板状のガラス
プリフォーム材をセットした状態を示す断面図である。
【図10】プレス工程を示す断面図である。
【図11】成形金型からガラスプリフォーム材を取り出
した状態を示す断面図である。
【図12】プレス工程終了後のガラスプリフォーム材に
成膜した状態を示す断面図である。
【図13】図12の状態のガラスプリフォーム材にカッ
ティングラインを入れた状態を示す断面図である。
【図14】従来のガラス製の光学ピックアップ用マルチ
レンズを示すもので、本図はレンズホルダーとともに示
す斜視図である。
【図15】図16及び図17とともに、従来のマルチレ
ンズの製造工程を示すもので、プリフォーム材を示す斜
視図である。
【図16】図15のガラスプリフォーム材に研削、研摩
を施して円筒面及び凹球面を形成した状態を示す斜視図
である。
【図17】図16の状態のものをDカットして、マルチ
レンズを形成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1A…光学ピックアップ用マルチレンズ、2…円筒
面、3…凹球面、4…円筒母線に対する所定角度を為す
平面(第1の基準側面)、5…円筒母線に対する所定角
度を為す平面(第2の基準側面)、6…円筒母線、11
…ガラスプリフォーム材、16…凸条、17…球状凹
部、19…円筒母線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 宣雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面が円筒面で該円筒面に対向する
    面が凹球面であるガラス製の光学ピックアップ用マルチ
    レンズであって、 光軸に平行な面のうち少なくとも2つの面が平面であっ
    て、上記円筒面の円筒母線に対してそれぞれ所定の角度
    を為すことを特徴とするガラス製の光学ピックアップ用
    マルチレンズ。
  2. 【請求項2】 光軸方向から見た形状が多角形であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガラス製の光学ピック
    アップ用マルチレンズ。
  3. 【請求項3】 光軸方向から見た形状が四角形であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のガラス製の光学ピック
    アップ用マルチレンズ。
  4. 【請求項4】 上記円筒母線に対して所定の角度を為す
    2つの上記平面のうち一方の面が円筒面の円筒母線に対
    して平行であることを特徴とする請求項3に記載のガラ
    ス製の光学ピックアップ用マルチレンズ。
  5. 【請求項5】 上記円筒母線に対して所定の角度を為す
    2つの上記平面のうち一方の面が円筒面の円筒母線に対
    して直交していることを特徴とする請求項3に記載のガ
    ラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ。
  6. 【請求項6】 板状のガラスプリフォーム材をプレス加
    工により、その一方の面に、円筒面を為しその円筒母線
    方向に延びる凸条を形成するとともに、他方の面のうち
    上記凸条に対向した部分に凹球面をした球状凹部を上記
    円筒母線方向に沿って複数形成した後、各球状凹部を1
    つの単位として切断することを特徴とするガラス製の光
    学ピックアップ用マルチレンズの製造方法。
  7. 【請求項7】 一の切断方向が上記円筒母線方向と平行
    であることを特徴とする請求項6に記載のガラス製の光
    学ピックアップ用マルチレンズの製造方法。
  8. 【請求項8】 一の切断方向が上記円筒母線方向と直交
    していることを特徴とする請求項6に記載のガラス製の
    光学ピックアップ用マルチレンズの製造方法。
JP30993396A 1996-11-07 1996-11-07 ガラス製の光学ピックアップ用マルチレンズ及びその製造方法 Pending JPH10142404A (ja)

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