JPH10142042A - 事故音検出回路 - Google Patents

事故音検出回路

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JPH10142042A
JPH10142042A JP8302093A JP30209396A JPH10142042A JP H10142042 A JPH10142042 A JP H10142042A JP 8302093 A JP8302093 A JP 8302093A JP 30209396 A JP30209396 A JP 30209396A JP H10142042 A JPH10142042 A JP H10142042A
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accident
autocorrelation
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登 興野
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誠 小浦
Toshimitsu Seri
俊光 瀬利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通事故音検出回路において事故音に加えて
他の交通音も事故音と判別してしまう問題を解決する. 【解決手段】 周囲音検出装置から入力された音響信号
100より事故音を検出して事故音検出信号130を出
力する事故音検出部11aと、事故音検出部11aより
出力される事故音検出信号130をトリガー信号として
取り込み時に、音響信号に関してパワースペクトルを求
めるためのパワースペクトル演算手段70、パワースペ
クトルのパターンを形成するためのスペクトルパターン
演算手段75、形成されたスペクトルパターンと予めパ
ターン発生回路96で設定された設定パターンと比較し
て双方のパターンとが一致する場合に最終的な事故音検
出信号140を発生するパターン比較回路95とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交差点などにお
ける交通音から車両の衝突等の事故音や事故につながる
ような急ブレーキ音等も含む事故音のみを効率良く検出
するための事故音検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、交差点では交通事故が多く発生
するため、従来から事故発生の状況を記録する交通事故
状況記録装置が提案されてきた。図21は、例えば特開
平4−338900号公報に開示された従来の交通事故
状況記録装置のブロック図である。図において、1,4
はそれぞれ信号灯1B,1Y,1R,4B,4Y,4R
を有して交差点に配置された交通信号機、3は信号線2
B,2Y,2Rを介して各信号灯1B,1Y,1R,4
B,4Y,4Rに点滅制御信号を送る信号灯点滅制御装
置、5は信号灯点滅制御装置3より信号点滅状態信号を
取り出し、点灯色を示す色記号の信号を出力する信号灯
記号発生装置、6は実時間に合わせて時刻情報を時刻表
示する文字(例えば、00時00分00秒)にて発生す
る時刻文字発生部である。
【0003】8は交差点付近を撮像して映像信号を出力
する撮像装置、7は信号灯記号発生部5、時刻文字発生
部6、撮像装置8より出力された信号を加算し、時刻と
信号灯点滅状態を含ませた交差点付近の映像信号を生成
する加算部である。10は交差点周囲の交通音を検出す
る周囲音検出装置、9は加算部7で生成された映像信号
と周囲音検出装置10で検出された交通音を所定時間毎
に更新しながら記録するエンドレス記録装置である。
【0004】11は周囲音検出装置10で検出された交
通音より、車両が何らかに衝突した時、或いは衝突直前
の衝突音か否かを判定する衝突(事故)音検出回路、1
2は衝突音の判定時に、判定前の映像信号と交通音とを
エンドレス記録装置9より磁気記録制御装置13に出力
して記録保持させる記録制御装置、13a,13bは磁
気記録制御装置13で記録保持された内容を図示しない
磁気記録再生装置に出力する出力端子である。
【0005】次に、従来装置の動作の概略を説明する。
交差点付近の音響信号が周囲音検出装置10により検出
され、衝突音検出回路11に送られる。衝突音検出回路
11は検出された音響信号が車両の衝突音か否かを判別
し、衝突音と判別した時には衝突音検出信号が記録制御
装置12に送られる。記録制御装置12は送られてきた
衝突音検出信号に従いエンドレス記録装置9より映像信
号と周囲音を読み出して磁気記録制御装置13に記録す
ることで、衝突音と判別された時点以前の映像信号と周
囲音を記録保持する。
【0006】衝突音検出回路11において、検出された
交通音が事故(衝突)音であるか否かの判定は、入力さ
れた音響信号のレベルと予め定められた閾値とを比較
し、そのレベルが閾値以上になった場合に事故と判定し
ている。また誤動作対策としては周囲音検出装置10に
は指向性マイクロホンが使用され交差点以外の箇所から
音響信号を拾わないようにすると共に、音響信号を衝突
音以外の周波数帯域を除去する帯域除去フィルタを通し
て入力している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の交通事故状況記
録装置は、以上のように衝突音を含む事故音の判別に、
検出された音響信号のレベルと予め設定された固定の閾
値のレベルとの比較を衝突音検出回路で行い、音響信号
のレベルが閾値を超えた時に衝突音検出としていた。し
かしながら一般の交通音では例えば急ブレーキ音、警笛
音、暴走音など、衝突音以外でもレベルの高い交通音が
多く存在している。
【0008】そのため、検出された音響信号と固定の閾
値とのレベル比較により衝突音検出を行う方法では、実
際の衝突音に加えてレベルの高いその他多くの交通音も
衝突音として検出されてしまうという問題点があった。
また、検出される衝突音に関しても実際に衝突音である
か、あるいは衝突直前の急ブレーキ音であるかといった
音の種類に関する情報は得られず事故音検出精度に限度
があるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、事故音の判別に信号レベルの閾
値を利用するのではなく、入力された音響信号の差分信
号を利用して事故音の1次判別を行い、更にこの判別結
果をトリガー信号として音響信号を取込み、次にパワー
スペクトル、自己相関或いは信号継続時間等を用いた3
次元的なパターン比較により事故音の2次判別行うこと
によって、交通事故音を効率良く、かつ選択的に検出で
きる事故音検出回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、交差点や道
路近くに配置された周囲音検出装置からの音響信号を用
いて事故音を検出するための事故音検出回路であって、
前記周囲音検出装置からの音響信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力信号
から差分信号を取り出すための差分演算手段と、予め基
準差分値を設定する基準差分値発生回路と、前記取り出
された差分信号と前記設定された基準差分値とを比較
し、比較結果に基づいて事故音を検出して事故音検出信
号を発生する比較回路とを備えたものである。
【0011】この発明は、A/D変換器からの出力信号
を平滑化する平滑化手段を設け、差分演算手段は平滑化
手段の出力信号から差分信号を取り出すようにしたもの
である。
【0012】この発明は、差分信号の絶対値演算を行
い、差分信号を正の値となるように絶対値変換する絶対
値演算回路を備えたものである。
【0013】この発明は、差分信号の対数演算を行い、
差分信号を対数変換する対数値演算回路を備えたもので
ある。
【0014】この発明は、差分信号の絶対値の対数演算
を行い、この絶対値を対数変換する対数値演算回路を備
えたものである。
【0015】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号のパワースペクトルを求めるパワースペクトル演
算手段と、このパワースペクトルのパターンを演算して
スペクトルパターンを形成するスペクトルパターン演算
手段と、事故音を判定する音響信号のスペクトルパター
ンを予め設定するパターン発生回路と、前記設定された
スペクトルパターンと前記形成されたスペクトルパター
ンとを比較し、双方のスペクトルパターンが一致したと
きに最終的な事故音検出信号を発生するパ夕一ン比較回
路を備えたものである。
【0016】この発明におけるスペクトルパターン演算
手段は、スペクトルの周波数成分を複数のサブバンドに
分割するための周波数領域分割手段、各サブバンドにお
ける周波数成分の平均値を求める平均値演算手段、この
平均値のレベルを種々の事故音に対して一様に比較する
ために基準化する基準化手段と、基準化された平均値を
パターン化するパターン化演算手段とを備えたものであ
る。
【0017】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号の自己相関を求める自己相関演算手段と、事故音
を判定する音響信号の自己相関の基準値を予め設定する
基準相関値発生発生回路と、前記設定された自己相関の
基準値と前記求められた自己相関とを比較し、この求め
られた自己相関が前記基準値との比較結果に応じて最終
的な事故音検出信号を発生する比較回路とを備えたもの
である。
【0018】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演算手段
と、事故音を判定する音響信号の信号継続時間の基準値
を予め設定する基準時間設定回路と、前記求められた信
号継続時間が前記設定された信号継続時間との比較結果
に応じて最終的な事故音検出信号を発生する比較回路と
を備えたものである。
【0019】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号のパワースペクトルを求めるためのパワースペク
トル演算手段と、このパワースペクトルのパターンを形
成するスペクトルパターン演算手段と、前記ディジタル
化した音響信号に関して自己相関を求める自己相関演算
手段と、この自己相関のパターンを形成する自己相関パ
ターン演算手段と、事故音を判定する音響信号のスペク
トルパターン及び自己相関とのパターンを予め設定する
パターン発生回路と、この設定された各パターンと前記
形成された各パターンとを比較して、この形成された各
パターンが前記設定された各パターンと一致したときに
最終的な事故音検出信号を発生するパターン比較回路と
を備えたものである。
【0020】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号のパワースペクトルを求めるパワースペクトル演
算手段と、このパワースペクトルのパターンを形成する
スペクトルパターン演算手段と、前記ディジタル化した
音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演算手段
と、信号継続時間のパターンを形成するための信号継続
時間パターン演算手段と、事故音を判定する音響信号の
スペクトルパターンと信号継続時間のパターンを予め設
定するパターン発生回路と、この設定された各パターン
と前記形成された各パターンとを比較して、この形成さ
れた各パターンが前記設定された各パターンと一致した
ときに最終的な事故音検出信号を発生するパターン比較
回路とを備えたものである。
【0021】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号に関して自己相関を求める自己相関演算手段と、
この自己相関のパターンを形成する自己相関パターン演
算手段と、前記ディジタル化した音響信号をディジタル
化した音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演
算手段と、信号継続時間のパターンを形成するための信
号継続時間パターン演算手段と、事故音を判定する自己
相関のパターンと信号継続時間のパターンを予め設定す
るパターン発生回路と、この設定された各パターンと前
記形成された各パターンとを比較して、この形成された
各パターンが前記設定された各パターンと一致したとき
に最終的な事故音検出信号を発生するパターン比較回路
とを備えたものである。
【0022】この発明は、事故音検出信号入力時に、A
/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化した音
響信号のパワースペクトルを求めるパワースペクトル演
算手段と、このパワースペクトルのパターンを形成する
スペクトルパターン演算手段と、前記ディジタル化した
音響信号に関して自己相関を求める自己相関演算手段
と、この自己相関のパターンを形成する自己相関パター
ン演算手段と、前記ディジタル化した音響信号をディジ
タル化した音響信号の信号継続時間を求める信号継続時
間演算手段と、信号継続時間のパターンを形成する信号
継続時間パターン演算手段と、事故音を判定する音響信
号のスペクトルパターン、自己相関のパターン及び信号
継続時間のパターンを予め設定するパターン信号発生回
路と、この設定された各パターンと前記形成された各パ
ターンとを比較して、この形成された各パターンが前記
設定された各パターンと一致したときに最終的な事故音
検出信号を発生するパターン比較回路とを備えたもので
ある。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る事故音検出回
路の構成を示すブロック図である。事故音検出回路11
Aは図21に示すように周囲音検出装置10より音響信
号を入力し、音響信号より事故音を検出したならば事故
音検出信号を記録制御装置12へ出力する。
【0024】事故音検出回路11Aは、周囲音検出装置
10(図21参照)から入力された音響信号100の波
形を整形する波形整形回路40、波形整形回路40にて
波形整形されたアナログ信号の音響信号105をディジ
タル信号に変換するA/D変換器45、A/D変換器4
5より出力されたディジタル信号による出力信号110
の差分値を演算して差分信号を出力する差分演算手段5
0、基準となるレベルの基準差分値を設定し、基準差分
信号として発生させる基準差分値発生回路55と、差分
演算手段50からの差分信号120と基準差分値発生回
路55からの基準差分信号とを比較し、差分演算手段5
0によって演算された差分値が設定された基準差分値よ
り大きい場合に事故音検出信号140を発生する比較回
路60を備えている。尚、波形整形回路40は例えば高
域通過濾過回路及び帯域通過濾過回路等から構成されて
いる。
【0025】次に本実施の形態の動作を図1、図2を参
照して説明する。今、事故発生時に図2(a)に示す音
響信号100が発生し、外部の周囲音検出装置10によ
って検出されて図1の事故音検出回路11Aに入力され
ると、音響信号100は波形整形回路40により不要な
信号成分が除去され、図2(b)に示す音響信号105
が生成される。
【0026】音響信号105はA/D変換器45でアナ
ログ信号からディジタルによる出力信号110に変換さ
れる。図2(c)は出力信号110の一例を示したもの
であり、図においてn番目の信号レベルはVn、n−1
番目の信号レベルはVn−1で示されている。図2
(d)は出力信号110の差分値を示す差分信号12
0、すなわちΔV=Vn一Vn−1を示したものであ
る。差分信号120は一般に信号レベルの変化分を表
し、出力信号110に急激なレベル変化があるほど大き
な信号レベルとなって現れる。逆に出力信号のレベルが
大きくてもレベル変化が小さい場合には差分信号のレベ
ルは小さい。従って、例えば事故発生時のように突発的
な現象が起こると出力信号110のレベルは急激に変化
するため、差分信号120は大きなレベル変化を示す。
【0027】そこで図1における基準差分値発生回路5
5より基準差分値ΔVoを示す基準差分値信号を予め設
定して発生させ、差分演算手段50より出力された差分
値ΔVと基準差分値ΔVoとを比較回路60を用いて比
較する。そして図2(d)のようにΔVがΔVoより大
きい場合には信号レベルが急激に変化する交通事故音を
検出したものと判断し、事故音検出信号140を従来装
置と同様に記録制御装置12に出力する。
【0028】実施の形態2.上記実施の形態1では、A
/D変換器45の出力信号110を直接差分演算手段5
0に入力したが、本実施の形態は大きなレベル変化のあ
る出力信号110のレベルを平均化して差分演算手段5
0に入力する。図3は本実施の形態に係る事故音検出回
路の構成を示すブロック図である。尚、図中、図1と同
一符号は同一または相当部分を示す。図3に示す事故音
検出回路11BはA/D変換器45と差分演算手段50
との間に信号平滑手段46を設けたものである。
【0029】信号平滑手段46の動作は下記の通りであ
る。すなわち図4(a)に示すようにA/D変換器45
から出力信号110が入力されると、信号平滑手段46
はその信号レベルの平均化を行う。その結果、出力信号
は図4(b)のようにレベルがスムーズに変化する出力
信号に変換されて出力される。
【0030】従って、出力信号110の差分演算をおこ
なった結果である差分信号120は信号レベルの傾向分
に対しての出力となり、何らかの不要な外来信号によっ
て発生する出力信号110の急激なレベル変化等に起因
する事故音の誤検出を防ぐことが可能となる。ここで信
号平滑化手段46の一例としては移動平均回路やローパ
スフィルタ等が挙げられる。
【0031】実施の形態3.図5(a)〜(d)は各差
分演算手段50の構成を示すブロックである。実施の形
態1、2における差分演算手段50(図5(a))は単
に時系列的に前後する出力信号110のレベルの差分を
演算するのみであるため、差分信号120は図2(d)
に示すように正負の信号となった。従って、基準差分値
を正の信号に合わせて設定すると精度良く事故音検出が
行えないことがある。
【0032】このような不具合を解消するために、差分
演算手段50は出力信号110の差分演算を行った後に
差分値の絶対値を求める演算を行う。図5(b)は絶対
値演算機能を有する差分演算手段50Aの構成を示すブ
ロック図である。図において、50−1は差分演算回
路、50−2は差分演算回路50−1によって演算され
た差分値の絶対値を演算する絶対値演算回路である。
【0033】差分演算手段50Aによれば、絶対値演算
回路50−2は差分演算回路50−1で演算された差分
値の絶対値演算を行い、図6(a)のように差分信号を
常に正の値となるように絶対値変換する。このように差
分値の絶対値演算を行うことで、レベルの大きな負の差
分信号が発生する場合でも事故音として容易に認識する
ことが可能になる。
【0034】差分演算手段50Aでは差分値の絶対値を
求めて比較回路60に入力したが、絶対値を求める代わ
りに差分演算値の対数値を求めてもよい。図5(c)は
差分演算値の対数値を演算する対数値演算回路50−3
を備えた差分演算手段50Bのブロック構成図である。
【0035】対数値演算回路50−3は、差分演算回路
50−1からの差分値の対数値演算を行い、図6(b)
のように差分値を対数値に変換した差分信号を出力す
る。対数値に変換された差分信号は入力された信号の大
きさに関係なく、小さな事故音でも大きな事故音でも同
様な基準値で比較することが可能となる。例えば入力値
をVtとして20LOG(Vt)で対数変換を行えば、
信号が2倍になるとき対数差分値は信号レベルに無関係
に基準値6dBで比較することができる。
【0036】図5(d)は絶対値演算回路50−2及び
対数値演算回路50−3を用いて、差分演算回路50−
1から出力された信号の絶対値演算及び対数値演算を行
い、差分信号をその絶対値より対数値に変換する差分変
換手段50Cのブロック図である。差分信号が絶対値か
つ対数値に変換された差分信号であればレベルの大小及
び正負に拘わらず入力された差分信号より事故音を容易
に認識することが可能になると同時に、入力された信号
レベルに無関係に一定の基準差分値で差分信号のレベル
を比較することが可能となる。
【0037】本実施の形態3では、入力される音響信号
を波形整形すると共に、A/D変換器45を用いてディ
ジタル化し、そのディジタル信号を直接、あるいは平滑
化手段46を通した後に差分値を求め、更にこの差分値
を予め設定した基準差分値と比較することによって事故
音の判別を行うので、事故音を効率良く検出することが
可能となる。
【0038】実施の形態4.上記各実施の形態に係る事
故音検出回路は検出した音響信号100のレベルに基づ
いて事故音を検出するのみであったが、検出された事故
音に関して車両の衝突音であるかブレーキ音等であるか
という情報については把握することはできなかった。
【0039】本実施の形態に係る事故音検出回路は、事
故音の判別に信号レベルの閾値を利用するのではなく、
入力された音響信号の差分信号を利用して事故音の1次
判別を行い、更にこの判別結果をトリガー信号として事
故音を取込み、次にパワースペクトル、自己相関及び信
号継続時間を用いた多次元的なパターン比較によって事
故音の2次判別、即ち特定を行うものである。
【0040】図7は本実施の形態に係る事故音検出回路
の構成を示すブロック図である。尚、図中、図1と同一
符号は同一または相当部分を示す。図7において、11
aは実施の形態1と同様に入力された音響信号100よ
り事故音の1次判別を行い事故検出信号130を出力す
る事故音検出部(事故音検出回路11に相当する)、6
5は事故音検出部11aより出力される事故検出信号1
30をトリガ信号として入力するとオン動作し、A/D
変換器45の出力信号45を分岐入力するスイッチ、7
0は取込んだ出力信号45のパワースペクトル演算を行
うパワースペクトル演算手段、75は演算されたパワー
スペクトルの周波数帯域をいくつかの小領域(サブバン
ド)に分割し、パターン化して信号として発生するスペ
クトルパターン演算手段、96は事故音の種類に合わせ
て予め設定されたパターンを信号として発生するパター
ン発生回路96、95はパターン発生回路96からの信
号とスペクトルパターン演算手段75からの信号とを比
較してパターン比較を行うパターン比較回路である。
【0041】次に動作について図7を参照して説明する
が、事故音検出部11aの動作は実施の形態1に属する
事故音検出回路11と同様なのでここでは省略する。
【0042】入力された事故音などの音響信号100は
事故音検出部11aにより事故音として1次判別され、
事故音検出信号130を発生する。このとき事故音検出
信号130はスイッチ65のオンするトリガー信号とし
てスイッチ65に入力され、スイッチ65をオンする。
この結果、事故音検出部11aにおけるA/D変換器4
5からの出力信号110がパワースペクトル演算手段7
0に送られる。
【0043】パワースペクトル演算手段70は入力され
た信号を図示しないメモリーに保存すると共に、保存さ
れた一定時間内の信号を用いてパワースペクトルの演算
を行う。この演算結果は次にスペクトルパターン演算手
段75に送られ、分割された小さな周波数領域であるサ
ブバンドに関してスペクトルパターンが生成される。
【0044】次にスペクトルパターンはパターン比較回
路95に入力され、事故音の種類に合わせて予めパター
ン発生回路96で設定されたパターンと比較される。そ
して入力されたスペクトルパターンがパターン発生回路
96で設定されたパターンと一致する場合は入力された
信号を設定パターンで特定される事故の音と判断され、
パターン比較回路95から最終的な事故音検出信号14
0が出力される。
【0045】図8はスペクトルパターン演算手段75よ
りパターン比較回路95に入力されるスペクトルパター
ンと予め設定されたパターンとの比較動作の一例を示し
た説明図である。図8においてサブバンドを一般的にS
Bi(i=1、…、N)とし、パターン比較回路へ入力
されるスペクトルパタ一ンがサブバンドに関して“10
1110011”(パターン2)で表されるとすると、
スペクトルパターンは予め設定されたパターンと一致す
ることになり事故音と判別する。一方、スペクトルパタ
ーンが“11010110”(パターン1)で表される
とするとスペクトルパターンは設定パターンと異るため
事故音検出信号140を発生しない。
【0046】入力信号のスペクトルパターンを設定され
たパターンと比較して事故音の判別を行うのは、一般に
種々の事故音がスペクトルパターンに関して特徴的なパ
ターンを示すためである。したがって検出すべきスペク
トルパターンを予め設定パターンとして選択することに
よって、設定パターンと一致するスペクトルパターンの
音響信号を事故音の信号として効率的に判別することが
可能となる。
【0047】図9は図7におけるスペクトルパターン演
算手段75の機能構成の一実施例をブロック図で示した
ものある。図において、75−1はサブバンドへの周波
数領域分割手段、75−2はサブバンドでの平均値演算
手段、75−3は基準化演算手段、75−4はパターン
演算手段を示す。
【0048】次に図9におけるスペクトルパターン演算
の動作を、図9,図10を用いて説明する。図9におい
て演算されて入力されたパワースペクトルは始めにサブ
バンドへの周波数領域分割手段75−1でサブバンド毎
のパワースペクトルに分割される。この様子は図10
(a),(b)の通りである。すなわち図10(a)の
パワースペクトルは図10(b)のようにサブバンド
1、2、3、…、Nに分割される。
【0049】この分割されたパワースペクトルはサブバ
ンドでの平均値演算手段75−2でバンド毎の平均値P
1、P2、…、PNが求められ、更に基準化演算手段7
5−3で、平均値のレベルを種々の事故音に対して一様
に比較するための基準化演算が行われ、基準化された平
均値P01、P02、…、P0Nが求められる。これら
の様子は図10(b)の通りである。最後に基準化され
た平均値はパターン化演算回路75−4で1、0のパタ
ーンに変換されパターン比較回路95に送られる。
【0050】このように本実施の形態では、一次判別と
して事故音検出部分11aより出力される事故音検出信
号130をトリガー信号として事故音を取込み、更にパ
ワースペクトルに関するパターン比較を用いた2次判別
により事故音の内容判別を行うので交通事故音を効率良
く、更に交通事故音の内容を選択的に検出することがで
きる。
【0051】尚、図7においては事故音検出部11aと
して図1の事故音検出回路11Aを実施の形態例として
説明しているが、実施の形態1に属する回路であれば図
3、図5に示す事故音検出回路11B,11Cを用いて
も良いことは勿論である。また図7では、事故音検出部
11aにおけるA/D変換器45の出力信号110をパ
ワースペクトル演算手段75に取り込んでいるが、図3
に示す信号平滑手段46の出力信号を取り込んで良いこ
とは勿論である。
【0052】実施の形態5.上記実施の形態4は入力さ
れてA/D変換された音響信号110のパワースペクト
ルに基づいて事故音を判別したが、本実施の形態は音響
信号110の自己相関値と基準相関値とのレベル比較を
行うことで事故音判別を行う。周期性があり自己相関値
の大きな音響信号に関してはクラックション等と判定し
て事故音より排除する。
【0053】以下、本実施の形態を図11について説明
する。図11は本実施の形態に係る事故音検出回路の構
成を示すブロック図である。尚、図中、図7と同一符号
は同一または相当部分を示す。図において、80はスイ
ッチ65より取込んだ出力信号110の自己相関関数あ
るいは自己相関係数を演算して出力する自己相関演算手
段、97は事故音の種類に合わせて予め基準相関値を設
定して信号として発生する基準相関値発生回路、95は
基準相関値発生回路97で設定した基準相関値と自己相
関演算手段80で演算された自己相関関数とのレベル比
較を行う比較回路である。
【0054】次に本実施の形態の動作を図11を参照し
て説明する。事故音検出部11aの動作は実施の形態1
に属する事故音検出回路と同様であるので詳細な説明は
省略する。
【0055】図11において入力された事故音などの音
響信号は事故音検出部11aにより事故音として1次判
別され、事故音検出信号130を発生する。このとき事
故音検出信号130はスイッチ65へのトリガー信号と
して入力され、スイッチ65をオンとする。この結果、
事故音検出部11aにおけるA/D変換器45からの出
力信号110が自己相関演算手段80に送られる。
【0056】自己相関演算手段80では入力された出力
信号を図示しないメモリーに保存すると共に、保存され
た一定時間内の信号を用いて自己相関関数あるいは自己
相関係数を演算する。この演算結果は比較回路95に入
力され、事故音の種類に合わせて予め基準相関値発生回
路97で設定された基準相関値と比較される。
【0057】このとき入力された自己相関関数が基準相
関値より小さい場合は入力された信号を事故音と判断
し、パターン比較回路95から最終的な事故音検出信号
140が出力される。
【0058】尚、自己相関関数と基準相関値とのレベル
比較を行うのは事故音判別の効率を向上させるためであ
る。即ち、事故音は一般に衝撃的な信号であるため自己
相関値が非常に低い。一方、例えばクラクション音等は
周期的な音であるため一般に大きな自己相関値を示す。
したがって自己相関値のレベルを基準相関値と比較する
ことにより事故音とその他の交通音とを効率的に判別す
ることができる。
【0059】このように本実施の形態3では、一次判別
として事故音検出部11aより事故音検出信号140を
トリガー信号として事故音を取込み、更に自己相関によ
るレベル比較を用いた2次判別により事故音の内容判別
を行うので信号出力レベルに係わらず交通事故音を効率
良く、更に選択的に検出することが可能である。
【0060】尚、図11においては事故音検出部11a
として図1の事故音検出回路11Aを実施例として説明
しているが、実施の形態1に属する回路であれば図3、
図5に示す事故音検出回路11B,11Cを用いても良
いことは勿論である。また図11において、事故音検出
部11aにおけるA/D変換器45の出力信号110を
自己相関演算手段80に取り込んでいるが、図3に示す
信号平滑手段46の出力信号を自己相関演算手段80に
取り込んでも良いことも勿論である。
【0061】実施の形態6.上記実施の形態5は音響信
号110の自己相関値と基準相関値とのレベル比較を行
うことで事故音を判別したが、本実施の形態では音響信
号110の信号継続時間と基準継続時間とを比較するこ
とで事故音の判別を行う。
【0062】以下、本実施の形態を図12について説明
する。図12は本実施の形態に係る事故音検出回路の構
成を示すブロック図である。尚、図中、図7と同一符号
は同一または相当部分を示す。図において、85はスイ
ッチ80を介してA/D変換器45より取込んだ信号の
継続時間を演算する信号継続時間演算手段、95は事故
音の種類に合わせて予め設定された基準継続時間値を発
生する基準時間値発生回路98からの基準時間値を示す
信号と信号継続時間演算手段85からの信号継続時間を
示す出力信号とのレベル比較を行うための比較回路であ
る。
【0063】次に動作について図12を参照して説明す
るが、事故音検出部11aの動作は実施の形態1に属す
る事故音検出回路11と同様であるので詳細な説明は省
略する。
【0064】入力された事故音などの音響信号100は
事故音検出部11aにより事故音として1次判別され、
事故音検出信号130を発生する。このとき事故音検出
信号130はスイッチ65へのトリガー信号としてスイ
ッチ65に入力され、スイッチ65をオンする。この結
果、事故音検出部11aにおけるA/D変換器45から
の出力信号110が信号継続時間演算手段85に送られ
る。信号継続時間演算手段85では入力された出力信号
の信号継続時間を演算する。
【0065】演算結果は継続時間の範囲を比較する範囲
較回路95に入力され、事故音の種類に合わせて予め基
準継続時間発生回路98で設定された基準継続時間と演
算された信号継続時間に関して継続時間の範囲を比較を
する。例えば、信号継続時間として50ミリ秒を対象に
するのであれば、基準継続時間として10ミリ秒から1
00ミリ秒の範囲を予め設定しておき、この範囲内に音
響信号の信号継続時間が当てはまるか否かを判定する。
【0066】このように入力された音響信号の信号継続
時間と基準継続時間とが範囲比較回路95で比較され、
入力された信号継続時間が予め設定された基準継続時間
の範囲内にあれば入力された信号を突発的な事故音と判
断し、範囲比較回路95から最終的な事故音検出信号1
40を出力する。
【0067】音響信号110の信号継続時間と基準継続
時間との範囲比較を行うのは事故音判別の効率を向上さ
せるためである。すなわち、事故音は一般に衝撃的な信
号であり、瞬時に発生することが多いが、例えば警告を
促すクラクション音等は事故音に比べて継続時間が長い
ことが多い。したがって信号継続時間と基準継続時間と
を継続時間に関して範囲比較することで事故音とその他
の交通音とを効率的に判別することができる。
【0068】以上のように本実施の形態では、一次判別
として事故音検出部11aによる事故音検出信号をトリ
ガー信号として事故音を取込み、更に信号の継続時間に
関する範囲比較を用いた2次判別により事故音の内容判
別を行うようにしたので、交通事故音を効率良く、更に
選択的に検出することが可能となる。
【0069】尚、図12においては事故音検出部11a
として図1の事故音検出回路11Aを実施例として説明
しているが、図3、図5に示す事故音検出回路11B,
11Cを用いても良いことは勿論である。また図12に
おいて事故音検出部11aのA/D変換器45からの出
力信号110を信号継続時間演算手段85に取り込んで
いるが、図3に示す信号平滑手段46からの出力信号を
取り込んでも良いことも勿論である。
【0070】実施の形態7.上記実施の形態4、5では
それぞれスペクトルパターン、自己相関パターンに従
い、入力した音響信号より事故音を特定していたが、交
差点付近より検出した音響信号には各周波数帯域及び各
レベルの音響信号が混在しているため、単一の音響信号
処理結果のみでは精度高く事故音を特定することは困難
であった。そこで本実施の形態では信号のスペクトルパ
ターンと自己相関パターンの双方を用いて入力された音
響信号より事故音を特定する。
【0071】以下、本実施の形態を図について説明す
る。図13は本実施の形態に係る事故音検出回路の構成
を示すブロック図である。尚、図中、図7、図11と同
一符号は同一または相当部分を示す。図において、80
はスイッチ65を介してA/D変換器45より取込んだ
出力信号110の自己相関関数或いは自己相関係数を演
算する自己相関演算手段、81は自己相関演算手段80
による自己相関演算結果をパターン化するための自己相
関パターン演算手段である。
【0072】また、95aはパターン比較回路であり、
このパターン比較回路95aは事故音の種類に合わせて
予め設定されたパターンを発生するパターン発生回路9
6aからの信号と、スペクトルパターン演算手段75及
び自己相関パターン演算手段81からの出力信号とを用
いてパターン比較を行う。
【0073】次に動作について図13を参照して説明す
るが、事故音検出部11aの動作は実施の形態1に属す
る事故音検出回路11と同様であるのでここでは省略す
る。入力された事故音などの音響信号は事故音検出部1
1aにより事故音として1次判別され、事故音検出信号
130を発生する。このとき事故音検出信号130はス
イッチ65へのトリガー信号として動作し、スイッチ6
5をオンする。
【0074】この結果、事故音検出部11aにおけるA
/D変換器45からの出力信号110がスイッチ65を
介してパワースペクトル演算手段70及び自己相関演算
手段80に送られる。パワースペクトル演算手段70で
は入力された出力信号110をメモリーに保存すると共
に、保存された一定時間内の信号を用いてパワースペク
トルを演算する。この演算結果は次にスペクトルパター
ン演算手段75に送られ、分割された小さな周波数領域
であるサブバンドに関してスペクトルパターンが生成さ
れる。
【0075】一方、自己相関演算手段80でも入力され
た出力信号110はメモリーに保存され、保存された一
定時間内の信号を用いて自己相関関数あるいは自己相関
係数が演算される。更にこの演算結果は自己相関パタ一
ン演算手段81に送られ自己相関値に関するパターンが
生成される。
【0076】次にこれらのスペクトルパターン及び自己
相関のパターンはパターン比較回路95aに入力され、
事故音の種類に合わせて予め設定されたパターン発生回
路96aの設定パターンと比較される。そして入力され
たスペクトルパターン及び自己相関パターンがパターン
発生回路96aで設定されたパターンと一致する場合は
入力された信号を事故音と判断し、パターン比較回路9
5aから最終的な事故音検出信号140を出力する。
【0077】図14はパターン比較回路95に入力され
るスペクトルパターンと自己相関パターンに関して、予
め設定されたパターンとの比較動作の一例を示した説明
図である。図14においてサブバンドを一般的にSBi
(i=1、…、N)、相関関数の領域をCORi(i=
1、2)とし、パターン比較回路への入力パターンが2
次元的にパターン2で表されるとすると、該入力パター
ンは設定パターンと一致することになり事故音と判別す
ることができる。一方、入力パターンがパターン1で表
される場合は、入力パターンは設定パターンとは異なる
ことになり事故音検出信号を発生しない。
【0078】ここで入力スペクトルパターン及び自己相
関のパターンと設定パターンとを比較するのは、一般に
種々の事故音がスペクトルパターンと自己相関のパター
ンに関して特徴的なパターンを示すためである。このた
め検出すべきパターンを予め設定パターンとして選択す
ることによって、設定パターンと一致するパターンの音
響信号を事故音として判別する。
【0079】図14における相関関数のパターンについ
てはCORi(i=1、2)としているが、一般的には
CORi(i=1、2、…、N)としても良いことは勿
論である。
【0080】このように本実施の形態7では、一次判別
として事故音検出部11aによる事故音検出信号をトリ
ガー信号として事故音を取込み、更にパワースペクトル
及び自己相関を用いた2次元的なパターン比較により事
故音の2次判別を行うので交通事故音を効率良く、更に
選択的に検出することが可能である。
【0081】尚、図13においては事故音検出部11a
として図1の事故音検出回路11Aを実施例として説明
しているが、図3、図5に示す事故音検出回路11B,
11Cを用いても良いことは勿論である。また図11に
おいて事故音検出部11aのA/D変換器45からの出
力信号110をパワースペクトル演算手段70及び自己
相関演算手段80に取り込んでいるが、図3に示す信号
平滑手段46からの出力信号を取り込んでも良いことも
勿論である。
【0082】実施の形態8.上記実施の形態7では予め
設定されたスペクトルパターンと自己相関パターンを有
した音響信号を検出した時に、事故音の検出としたが、
本実施の形態では自己相関パターンに代えて予め設定さ
れた信号継続時間パターンを用い、この信号継続時間パ
ターンと予め設定されたスペクトルパターンとを有した
音響信号を検出した時に事故音の検出とする。
【0083】以下、本実施の形態を図について説明す
る。図15は、本実施の形態に係る事故音検出回路の構
成を示すブロック図である。尚、図中、図12と図13
と同一符号は同一または相当部分を示す。図において、
86は信号継続時間演算手段85による信号継続時間の
演算結果をパターン化するための信号継続時間パターン
演算手段である。
【0084】また、95bはパターン比較回路であり、
このパターン比較回路95bは事故音の種類に合わせて
予め設定されたパターンを発生するパターン発生回路9
6bからの信号と、スペクトルパターン演算手段75及
び信号継続時間パターン演算手段86からのスペクトル
パターンと信号継続時間パターンとを用いてパターン比
較を行う。
【0085】次に動作について図15を参照して説明す
るが、事故音検出部11aの動作は実施の形態1に属す
る事故音検出回路11と同様であるのでここでは省略す
る。
【0086】図15において入力された事故音などの音
響信号は事故音検出部11aにより事故音として1次判
別され、事故音検出信号130を発生する。このとき事
故音検出信号130はスイッチ65へのトリガー信号と
して入力されスイッチ65をオンとする。この結果、事
故音検出部11におけるA/D変換器45からの出力信
号110がパワースペクトル演算手段70及び継続時間
演算手段85に送られる。
【0087】パワースペクトル演算手段70では入力さ
れた出力信号をメモリーに保存すると共に、保存された
一定時間内の信号を用いてパワースペクトルを演算す
る。この演算結果は次にスペクトルパターン演算手段7
5に送られ、分割されたサブバンドに関してスペクトル
パターンが生成される。一方、継続時間演算手段85で
は入力された出力信号から信号の継続時間が演算され
る。更にこの演算結果は信号継続時間パターン演算手段
86に送られ信号継続時間に関するパターン,即ち継続
時間パターンが生成される。
【0088】次にこれらのスペクトルパターン及び継続
時間パターンはパターン比較回路95bに入力され、事
故音の種類に合わせて予めパターン発生回路96bで設
定された設定パターンと比較される。入力されたスペク
トルパターン及び継続時間パターンが設定パターンと一
致する場合は、入力された信号を事故音として判断し、
パターン比較回路95bから最終的な事故音検出信号1
40が出力される。
【0089】図16はパターン比較回路95に入力され
るスペクトルパターンと継続時間パターンに関して、予
め設定されたパターンとの比較動作の一例を示した説明
図である。図16においてサブバンドを一般的にSBi
(i=1、…、N)、継続時間の領域をTLi(i=
1、2)とし、パターン比較回路95bへの入力パター
ンが2次元的にパターン2で表されるとすると、該入力
パターンは予め設定されたパターンと一致することにな
り事故音として判別される。一方、入力パ夕一ンがパタ
ーン1で表されるとすると、該入力パターンは設定パタ
ーンとは異なり事故音検出信号140を発生しない。
【0090】ここで入力スペクトルパターン及び継続時
間パターンと設定パターンとを比較するのは、一般に種
々の事故音がスペクトルパターンと継続時間パターンに
関して特徴的なパターンを示すためである。このため検
出すべきパターンを予め設定パターンとして設定するこ
とによって、該設定パターンと一致するパ夕一ンを事故
音として効率良く判別することが可能となる。尚、図1
4における相関関数のパターンについてはTLi(i=
1、2)としているが、一般的にはTLi(i=1、
2、…、N)としても良いことは勿論である。
【0091】このように本実施の形態6では、一次判別
とし事故音検出部11aより出力される事故音検出信号
130をトリガー信号にしてA/D変換器45より出力
信号110を取込み、更にパワースペクトル及び信号継
続時間を用いた2次元的なパターン比較により事故音の
2次判別を行うので、事故音を効率良く、更に選択的に
検出することが可能となる。
【0092】尚、図15においては事故音検出部11a
として図1の事故音検出回路11Aを、実施例として説
明しているが、図3、図5に示す事故音検出回路11
B,11Cを用いても良いことは勿論である。また図1
5において、パワースペクトル演算手段70及び信号継
続時間演算手段85は事故音検出部11aのA/D変換
器45からのディジタル出力信号110を取り込んでい
るが、図3に示す信号平滑手段46からの出力信号を取
り込んでも良いことも勿論である。
【0093】実施の形態9.上記実施の形態8では予め
設定されたスペクトルパターンと信号継続時間パターン
を有した音響信号を検出した時に、事故音の検出とした
が、本実施の形態ではスペクトルパターンに代えて予め
設定された自己相関パターンを用い、この自己相関パタ
ーンと設定された信号継続時間パターンを有した音響信
号を検出した時に事故音の検出とする。
【0094】以下、本実施の形態を図について説明す
る。図17は本実施の形態に係る事故音検出回路の構成
を示すブロック図である。尚、図中、図13と図15と
同一符号は同一または相当部分を示す。図において、9
5cはパターン比較回路であり、このパターン比較回路
95cは事故音の種類に合わせて予め設定されたパター
ンを発生するパターン発生回路96cからの信号と、自
己相関パターン演算手段81及び信号継続時間パターン
演算手段86からのパターン信号とを用いてパターン比
較を行う。
【0095】次に動作について図17を参照して説明す
るが、事故音検出部11aの動作は実施の形態1に属す
る事故音検出回路11と同様であるのでここでは省略す
る。
【0096】入力された事故音などの音響信号100は
事故音検出部11aにより事故音として1次判別され、
事故音検出信号130を発生する。このとき事故音検出
信号130はスイッチ65へのトリガー信号として入力
されスイッチ65をオンとする。この結果、事故音検出
部11aにおけるA/D変換器45からのディジタル出
力信号110が自己相関演算手段80及び継続時間演算
手段85に送られる。
【0097】自己相関演算手段80では入力された出力
信号はメモリーに保存され、保存された一定時間内の信
号を用いて自己相関関数あるいは自己相関係数が演算さ
れる。更にこの演算結果は自己相関パターン演算手段8
1に送られ自己相関値に関するパターンが生成される。
一方、信号継続時間演算手段85では入力された出力信
号から信号の継続時間が演算され、更にこの演算結果は
信号継続時間パターン演算手段86に送られ信号継続時
間に関するパターンが演算される。
【0098】これら自己相関パターン及び継続時間パタ
ーンは次にパターン比較回路95cに入力され、事故音
の種類に合わせ予めパターン発生回路96cで設定され
た設定パターンと比較される。そして入力された自己相
関及び信号継続時間パターンがパターン発生回路96c
の設定パターンと一致する場合は入力された信号を事故
音と判断され、パターン比較回路95cから最終的な事
故音検出信号140が出力される。
【0099】図18はパターン比較回路95cに入力さ
れる自己相関と信号継続時間パターンに関して、予め設
定されたパターンとの比較動作の一例を示した説明図で
ある。図18において相関関数の領域をCORi(i=
1、2)、継続時間の領域をTLi(i=1、2、…、
N)とし、パターン比較回路95cへの入力パターンが
2次元的にパターン2で表されるとすると、該入力パタ
ーンは予め設定されたパターンと一致することになり事
故音と判別することができる。一方、入力パターンがパ
ターン1で表されるとすると、該入力パターンは設定パ
ターンとは異なり、事故音検出信号を発生しない。
【0100】ここで自己相関のパターン及び信号継続時
間パターンと設定パターンとを比較するのは、一般に種
々の事故音が自己相関のパターンと信号継続時間のパタ
ーンに関して特徴的なパターンを示すためである。この
ため検出すべきパターンを予め設定パターンとして設定
することによって、該設定パターンと一致するパターン
を事故音として効率良く判別することが可能となる。
尚、図18における相関関数のパターンについてはCO
Ri(i=1、2)としているが、一般的にはCORi
(i=1、2、…、N)としても良いことは勿論であ
る。
【0101】このように本実施の形態7では、一次判別
として事故音検出部11aによる事故音検出信号130
をトリガー信号として事故音を取込み、更に自己相関及
び信号継続時間を用いた2次元的なパターン比較により
事故音の2次判別を行うので交通事故音を効率良く、更
に選択的に検出することができる。
【0102】尚、図17においては事故音検出部11a
として図1の事故音検出回路11Aを実施例として説明
しているが、図3、図5に示す事故音検出回路11B,
11Cを用いても良いことは勿論である。また図17に
おいて、自己相関演算手段80及び信号継続時間演算手
段85は事故音検出部11aのA/D変換器45からの
出力信号110を取り込んでいるが、図3に示す信号平
滑手段46からの出力信号を取り込んでも良いことも勿
論である。
【0103】実施の形態10.上記実施の形態7、8、
9ではスペクトルパターン、自己相関パターン、信号継
続時間パターンのそれぞれを2つ組み合わせたパターン
に基づいて音響信号より事故音を検出したが、スペクト
ルパターン、自己相関パターン、信号継続時間パターン
の3つのパターンを組み合わせたパターンに基づいて事
故音を検出しても良い。
【0104】以下、本実施の形態を図について説明す
る。図19は、本実施の形態に係る事故音検出回路の構
成を示すブロック図である。尚、図中、図15と図17
と同一符号は同一または相当部分を示す。図19におい
て、95dはパターン比較回路であり、パターン比較回
路95dは事故音の種類に合わせて予め設定されたパタ
ーンを発生するパターン発生回路96dからの信号と、
スペクトルパターン演算手段75からの出力信号、自己
相関パターン演算手段81及び信号継続時間パターン演
算手段86からのパターン信号とを用いてパターン比較
を行う。
【0105】次に動作について図19を参照して説明す
るが、事故音検出部11cの動作は実施の形態1に属す
る事故音検出回路11と同様であるのでここでは詳細な
説明は省略する。
【0106】図19において入力された事故音などの音
響信号は事故音検出部11aにより事故音として1次判
別され、事故音検出信号130を発生する。このとき事
故音検出信号130はスイッチ65へのトリガー信号と
して入力しスイッチ65をオンとする。この結果、事故
音検出部11aにおけるA/D変換器45からの出力信
号110がパワースペクトル演算手段70、自己相関演
算手段80及び信号継続時間演算手段85に送られる。
【0107】パワ一スペクトル演算手段70では入力さ
れた出力信号をメモリーに保存すると共に、保存された
一定時間内の信号を用いてパワースペクトルを演算す
る。この演算結果は次にスペクトルパターン演算手段7
5に送られ、分割された小さな周波数領域であるサブバ
ンドに関してスペクトルパターンが生成される。
【0108】自己相関演算手段80ではパワースペクト
ル演算手段70と同様、入力された出力信号がメモリー
に保存され、保存された一定時間内の信号を用いて自己
相関関数あるいは自己相関係数が演算される。更にこの
演算結果は自己相関パターン演算手段81に送られ自己
相関値に関するパターンが生成される。継続時間演算手
段85では入力された出力信号から信号の継続時間が演
算され、更にこの演算結果は信号継続時間パターン演算
手段86に送られ、信号継続時間に関するパターンが生
成される。
【0109】次にこれらスペクトルパターン、自己相関
パターン及び信号継続時間パターンは、パターン比較回
路95dに入力され、事故音の種類に合わせて予め設定
されたパターン発生回路96dの設定パターンと比較さ
れる。そして入力されたパワースペクトル、自己相関及
び信号継続時間パターンがパターン発生回路96dの設
定パターンと一致する場合は入力された信号が事故音と
判断され、パターン比較回路95dから最終的な事故音
検出信号140が出力される。
【0110】図20はパターン比較回路95に入力され
るパワースペクトル、自己相関及び継続時間パターンに
関して、予め設定されたパターンとの比較動作の一例を
示した説明図である。図20においてサブバンドを一般
的にSBi(i=1、…、N)、相関関数の領域をCO
Ri(i=1、2)、継続時間の領域をTLi(i=
1、2、…、N)とし、パターン比較回路95dへの入
力パターンが3次元的にパターン2で表されるとする
と、該入力パターンは予め設定されたパターンと一致す
ることになり事故音と判別することができる。一方、入
力パターンがパターン1で表されるとすると、該入力パ
ターンは設定パターンとは異なることになり事故音検出
信号を発生しない。
【0111】ここでパワースペクトル、自己相関及び信
号継続時間パターンを設定パターンと比較するのは、一
般に種々の事故音がパワースペクトル、自己相関及び信
号継続時間パターンに関して特徴的なパターンを示すた
めである。このため検出すべきパターンを予め設定パタ
ーンとして設定することによって、該設定パターンと一
致するパターンを事故音として効率良く判別することが
可能となる。尚、図20における相関関数のパターンに
ついてはCORi(i=1、2)としているが、一般的
にはCORi(i=1、2、…、N)としても良いこと
は勿論である。
【0112】このように本実施の形態10では、一次判
別として事故音検出部11aによる事故音検出信号13
0をトリガー信号として事故音を取込み、更にパワース
ペクトル、自己相関及び信号継続時間を用いた3次元的
なパターン比較により2次判別を行うので交通事故音を
効率良く、更に選択的に検出することが可能である。
【0113】図19においては事故音検出部11aとし
て図1の事故音検出回路11Aを実施の形態として説明
しているが、図3、図5に示す事故音検出回路11B,
11Cを用いても良いことは勿論である。また図19に
おいて、パワースペクトル演算手段70、自己相関演算
手段80及び信号継続時間演算手段85は事故音検出部
11aのA/D変換器45からの出力信号110を取り
込んでいるが、図3に示す信号平滑手段46からの出力
信号を取り込んでも良いことも勿論である。
【0114】尚、上記各実施の形態1〜10では各機能
を実現する回路をブロック図で示したが、これらのブロ
ック図においてディジタル化されている部分のブロック
図はハードウエア構成、或いはソフトウエア処理の何れ
の方法で実現しても良いことは勿論である。
【0115】
【発明の効果】この発明によれば、交差点や道路近くに
配置された周囲音検出装置からの音響信号を用いて事故
音を検出するための事故音検出回路であって、前記周囲
音検出装置からの音響信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器と、このA/D変換器の出力信号から差分
信号を取り出すための差分演算手段と、予め基準差分値
を設定する基準差分値発生回路と、前記取り出された差
分信号と前記設定された基準差分値とを比較し、比較結
果に基づいて事故音を検出して事故音検出信号を発生す
る比較回路とを備えたので、交通事故音を効率良く、し
かも選択的に検出できるという効果がある。
【0116】この発明によれば、A/D変換器からの出
力信号を平滑化する平滑化手段を設け、差分演算手段は
平滑化手段の出力信号から差分信号を取り出すようにし
たので、何らかの不要な外来信号によって発生する急激
なレベル変化等に起因する事故音の誤検出を防ぐことが
できるという効果がある。
【0117】この発明によれば、差分信号の絶対値演算
を行い、差分信号を正の値となるように絶対値変換する
絶対値演算回路を備えたので、レベルの大きな負の差分
信号が発生する場合でも事故音として容易に認識するこ
とができるという効果がある。
【0118】この発明によれば、差分信号の対数演算を
行い、差分信号を対数変換する対数値演算回路を備えた
ので、入力された信号の大きさに関係なく、小さな事故
音でも大きな事故音でも同様な基準値で比較することが
可能とり基準値の設定が容易になるという効果がある。
【0119】この発明によれば、差分信号の絶対値の対
数演算を行い、この絶対値を対数変換する対数値演算回
路を備えたので、レベルの小さい或いは大きな負の差分
信号が入力された場合でも事故音として容易に認識する
ことが可能になると同時に、入力された信号レベルに無
関係に、一定の基準差分値で比較することができるとい
う効果がある。
【0120】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号のパワースペクトルを求めるパワースペク
トル演算手段と、このパワースペクトルのパターンを演
算してスペクトルパターンを形成するスペクトルパター
ン演算手段と、事故音を判定する音響信号のスペクトル
パターンを予め設定するパターン発生回路と、前記設定
されたスペクトルパターンと前記形成されたスペクトル
パターンとを比較し、双方のスペクトルパターンが一致
したときに最終的な事故音検出信号を発生するパ夕一ン
比較回路を備えたので、交通事故音を効率良く、更に交
通事故音の内容を周波数帯域別に選択的に検出すること
ができるという効果がある。
【0121】この発明によるスペクトルパターン演算手
段は、スペクトルの周波数成分を複数のサブバンドに分
割するための周波数領域分割手段、各サブバンドにおけ
る周波数成分の平均値を求める平均値演算手段、この平
均値のレベルを種々の事故音に対して一様に比較するた
めに基準化する基準化手段と、基準化された平均値をパ
ターン化するパターン化演算手段とを備えたので、交通
事故音を効率良く、更に交通事故音の内容を周波数帯域
を考慮して選択的に検出することができるという効果が
ある。
【0122】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号の自己相関を求める自己相関演算手段と、
事故音を判定する音響信号の自己相関の基準値を予め設
定する基準相関値発生発生回路と、前記設定された自己
相関の基準値と前記求められた自己相関とを比較し、こ
の求められた自己相関が前記基準値との比較結果に応じ
て最終的な事故音検出信号を発生する比較回路とを備え
たので、更に交通事故音の内容を信号の自己相関性を考
慮して選択的に検出することで、高信号レベルに拘わら
ず周期性を有した音響信号を事故音として誤検出するこ
となく、高精度に交通事故音を検出できるという効果が
ある。
【0123】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演算
手段と、事故音を判定する音響信号の信号継続時間の基
準値を予め設定する基準時間設定回路と、前記求められ
た信号継続時間が前記設定された信号継続時間との比較
結果に応じて最終的な事故音検出信号を発生する比較回
路とを備えたので、簡易な信号処理により高信号レベル
を有した音響信号を事故音として誤検出することなく、
高精度に交通事故音を検出できるという効果がある。
【0124】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号のパワースペクトルを求めるためのパワー
スペクトル演算手段と、このパワースペクトルのパター
ンを形成するスペクトルパターン演算手段と、前記ディ
ジタル化した音響信号に関して自己相関を求める自己相
関演算手段と、この自己相関のパターンを形成する自己
相関パターン演算手段と、事故音を判定する音響信号の
スペクトルパターン及び自己相関とのパターンを予め設
定するパターン信号発生回路と、事故音を判定する音響
信号のスペクトルパターンと自己相関のパターンを予め
設定するパターン信号発生回路と、この設定された各パ
ターンと前記形成された各パターンとを比較して、この
形成された各パターンが前記設定された各パターンと一
致したときに最終的な事故音検出信号を発生するパター
ン比較回路とを備えたので、検出された事故音より事故
内容を特定できるという効果がある。
【0125】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号のパワースペクトルを求めるパワースペク
トル演算手段と、このパワースペクトルのパターンを形
成するスペクトルパターン演算手段と、前記ディジタル
化した音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演
算手段と、信号継続時間のパターンを形成するための信
号継続時間パターン演算手段と、事故音を判定する音響
信号のスペクトルパターン及び信号継続時間のパターン
を予め設定するパターン発生回路と、この設定された各
パターンと前記形成された各パターンとを比較して、こ
の形成された各パターンが前記設定された各パターンと
一致したときに最終的な事故音検出信号を発生するパタ
ーン比較回路とを備えたので、検出された事故音より事
故内容を特定できるという効果がある。
【0126】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号に関して自己相関を求める自己相関演算手
段と、この自己相関のパターンを形成する自己相関パタ
ーン演算手段と、前記ディジタル化した音響信号をディ
ジタル化した音響信号の信号継続時間を求める信号継続
時間演算手段と、信号継続時間のパターンを形成するた
めの信号継続時間パターン演算手段と、事故音を判定す
る自己相関のパターンと信号継続時間のパターンを予め
設定するパターン発生回路と、この設定された各パター
ンと前記形成された各パターンとを比較して、この形成
された各パターンが前記設定された各パターンと一致し
たときに最終的な事故音検出信号を発生するパターン比
較回路とを備えたので、検出された事故音より事故内容
を特定できるという効果がある。
【0127】この発明によれば、事故音検出信号入力時
に、A/D変換器の出力信号を取り込んでディジタル化
した音響信号のパワースペクトルを求めるパワースペク
トル演算手段と、このパワースペクトルのパターンを形
成するスペクトルパターン演算手段と、前記ディジタル
化した音響信号に関して自己相関を求める自己相関演算
手段と、この自己相関のパターンを形成する自己相関パ
ターン演算手段と、前記ディジタル化した音響信号をデ
ィジタル化した音響信号の信号継続時間を求める信号継
続時間演算手段と、信号継続時間のパターンを形成する
信号継続時間パターン演算手段と、事故音を判定する音
響信号のスペクトルパターン、自己相関のパターン及び
信号継続時間のパターンを予め設定するパターン発生回
路と、この設定された各パターンと前記形成された各パ
ターンとを比較して、この形成された各パターンが前記
設定された各パターンと一致したときに最終的な事故音
検出信号を発生するパターン比較回路とを備えたので、
検出された事故音より事故内容を高精度に特定できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す機能構成ブロ
ック図である。
【図2】 図1の動作説明に供するための信号波形図で
ある。
【図3】 図1の事故音検出回路においてA/D変換器
45と差分演算手段50との間に信号平滑手段46を設
けた本発明の実施の形態2の一実施例を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図4】 図3の動作説明に供するための信号波形図で
ある。
【図5】 実施の形態3の動作説明に供するための差分
演算手段の一実施例を示す機能構成ブロック図である。
【図6】 図5の動作説明に供するための信号波形図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す機能構成ブロ
ック図である。
【図8】 図7のパターン比較回路におけるパターン比
較方法の一実施例を示す動作説明図である。
【図9】 図7の動作説明に供するためのスペクトルパ
ターン演算手段の一実施例を示す機能構成ブロック図で
ある。
【図10】 図9の動作説明に供するためのパターン演
算の一実施例を示す機能構成ブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態6を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態7を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図14】 図14のパターン比較回路におけるパター
ン比較方法の一実施例を示す動作説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態8を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図16】 図15のパターン比較回路におけるパター
ン比較方法の一実施例を示す動作説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態9を示す機能構成ブ
ロック図である。
【図18】 図17のパターン比較回路におけるパター
ン比較方法の一実施例を示す動作説明図である。
【図19】 この発明の実施の形態10を示す機能構成
ブロック図である。
【図20】 図19のパターン比較回路におけるパター
ン比較方法の一実施例を示す動作説明図である。
【図21】従来の交通事故状況記録装置を示す機能構成
ブロック図である。
【符号の説明】
11 事故音検出回路、11aは事故音検出部、40
波形整形回路、45A/D変換器、46 信号平滑化手
段、50,50A,50B,50C 差分演算手段、5
0−1 差分演算回路、50−2 絶対値演算回路、5
0−3 対数値演算回路、55 基準差分値発生回路、
60 比較回路、65 スイッチ、70 パワースペク
トル演算手段、75 スペクトルパターン演算手段、7
5−1サブバンドへの周波数分割手段、75−2 サブ
バンドでの平均値演算手段、75−3 基準化演算手
段、75−4 パターン演算手段、80 自己相関演算
手段、81 自己相関パタ一ン演算手段、85 信号継
続時間演算手段、86信号継続時間パターン演算手段、
95a〜95d パターン比較回路、96a〜96d
パターン発生回路、97 基準相関値発生回路、98
基準時間値発生回路、100 音響入力信号、105
波形整形回路からの出力信号、110ディジタル出力信
号、120 差分出力信号、130 1次判別による事
故音検出信号、140 事故音検出信号。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点や道路近くに配置された周囲音検
    出装置からの音響信号を用いて事故音を検出する事故音
    検出回路であって、前記周囲音検出装置からの音響信号
    をディジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/
    D変換器の出力信号から差分信号を取り出す差分演算手
    段と、予め基準差分値を設定する基準差分値発生回路
    と、前記取り出された差分信号と前記設定された基準差
    分値とを比較し、比較結果に基づいて事故音を検出して
    事故音検出信号を発生する比較回路とを備えたことを特
    徴とする事故音検出回路。
  2. 【請求項2】 A/D変換器からの出力信号を平滑化す
    る平滑化手段を設け、差分演算手段は前記平滑化手段の
    出力信号から差分信号を取り出すことを特徴とする請求
    項1に記載の事故音検出回路。
  3. 【請求項3】 差分信号の絶対値演算を行い、差分信号
    を正の値となるように絶対値変換する絶対値演算回路を
    備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の事故
    音検出回路。
  4. 【請求項4】 差分信号の対数演算を行い、差分信号を
    対数変換する対数値演算回路を備えたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の事故音検出回路。
  5. 【請求項5】 差分信号の絶対値の対数演算を行い、こ
    の絶対値を対数変換する対数値演算回路とを備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の事故音検出回路。
  6. 【請求項6】 事故音検出信号入力時に、A/D変換器
    の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号のパ
    ワースペクトルを求めるパワースペクトル演算手段と、
    このパワースペクトルのパターンを演算してスペクトル
    パターンを形成するスペクトルパターン演算手段と、事
    故音を判定する音響信号のスペクトルパターンを予め設
    定するパターン発生回路と、前記設定されたスペクトル
    パターンと前記形成されたスペクトルパターンとを比較
    し、双方のスペクトルパターンが一致したときに最終的
    な事故音検出信号を発生するパ夕一ン比較回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の事故音検出回路。
  7. 【請求項7】 スペクトルパターン演算手段はパワース
    ペクトルの周波数成分を複数のサブバンドに分割する周
    波数領域分割手段、各サブバンドにおける周波数成分の
    平均値を求める平均値演算手段、この平均値のレベルを
    種々の事故音に対して一様に比較するために基準化する
    基準化手段と、基準化された平均値をパターン化するた
    めのパターン化演算手段とを備えたことを特徴とする請
    求項6に記載の事故音検出回路。
  8. 【請求項8】 事故音検出信号入力時に、A/D変換器
    の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号の自
    己相関を求める自己相関演算手段と、事故音を判定する
    音響信号の自己相関の基準値を予め設定する基準相関値
    発生回路と、前記設定された自己相関の基準値と前記求
    められた自己相関とを比較し、この求められた自己相関
    と前記基準値との比較結果に応じて最終的な事故音検出
    信号を発生する比較回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の事故音検出回路。
  9. 【請求項9】 事故音検出信号入力時に、A/D変換器
    の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号の信
    号継続時間を求める信号継続時間演算手段と、事故音を
    判定する音響信号の信号継続時間の基準値を予め設定す
    る基準時間設定回路と、前記求められた信号継続時間が
    前記設定された信号継続時間の基準値との比較結果に応
    じて最終的な事故音検出信号を発生する比較回路とを備
    えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の事故音検出回路。
  10. 【請求項10】 事故音検出信号入力時に、A/D変換
    器の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号の
    パワースペクトルを求めるパワースペクトル演算手段
    と、このパワースペクトルのパターンを形成するスペク
    トルパターンを演算するスペクトルパターン演算手段
    と、前記ディジタル化した音響信号に関して自己相関を
    求める自己相関演算手段と、この自己相関のパターンを
    形成する自己相関パターンを演算する自己相関パターン
    演算手段と、事故音を判定する音響信号のスペクトルパ
    ターンと自己相関とのパターンとを予め設定するパター
    ン発生回路と、この設定された各パターンと前記形成さ
    れた各パターンとを比較して、この形成された各パター
    ンが前記設定された各パターンと一致したときに最終的
    な事故音検出信号を発生するパターン比較回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の事故音検出回路。
  11. 【請求項11】 事故音検出信号入力時に、A/D変換
    器の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号の
    パワースペクトルを求めるパワースペクトル演算手段
    と、このパワースペクトルのパターンを形成するスペク
    トルパターン演算手段と、前記ディジタル化した音響信
    号の信号継続時間を求める信号継続時間演算手段と、信
    号継続時間のパターンを形成するための信号継続時間パ
    ターン演算手段と、事故音を判定する音響信号のスペク
    トルパターンと信号継続時間のパターンとを予め設定す
    るパターン発生回路と、この設定された各パターンと前
    記形成された各パターンとを比較して、この形成された
    各パターンが前記設定された各パターンと一致したとき
    に最終的な事故音検出信号を発生するパターン比較回路
    とを備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の事故音検出回路。
  12. 【請求項12】 事故音検出信号入力時に、A/D変換
    器の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号に
    関して自己相関を求める自己相関演算手段と、この自己
    相関のパターンを形成する自己相関パターン演算手段
    と、前記ディジタル化した音響信号のディジタル化した
    音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演算手段
    と、信号継続時間のパターンを形成する信号継続時間パ
    ターン演算手段と、事故音を判定する自己相関のパター
    ンと信号継続時間のパターンとを設定するパターン発生
    回路と、この設定された各パターンと前記形成された各
    パターンとを比較して、この形成された各パターンが前
    記設定された各パターンと一致したときに最終的な事故
    音検出信号を発生するパターン比較回路とを備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の事故
    音検出回路。
  13. 【請求項13】 事故音検出信号入力時に、A/D変換
    器の出力信号を取り込んでディジタル化した音響信号の
    パワースペクトルを求めるパワースペクトル演算手段
    と、このパワースペクトルのパターンを形成するスペク
    トルパターン演算手段と、前記ディジタル化した音響信
    号に関して自己相関を求める自己相関演算手段と、この
    自己相関のパターンを形成する自己相関パターン演算手
    段と、前記ディジタル化した音響信号のディジタル化し
    た音響信号の信号継続時間を求める信号継続時間演算手
    段と、信号継続時間のパターンを形成する信号継続時間
    パターン演算手段と、事故音を判定する音響信号のスペ
    クトルパターン、自己相関のパターン及び信号継続時間
    のパターンを予め設定するパターン発生回路と、この設
    定された各パターンと前記形成された各パターンとを比
    較して、この形成された各パターンが前記設定された各
    パターンと一致したときに最終的な事故音検出信号を発
    生するパターン比較回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の事故音検出回路。
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