JPH10140844A - 養生カバー - Google Patents

養生カバー

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JPH10140844A
JPH10140844A JP31277396A JP31277396A JPH10140844A JP H10140844 A JPH10140844 A JP H10140844A JP 31277396 A JP31277396 A JP 31277396A JP 31277396 A JP31277396 A JP 31277396A JP H10140844 A JPH10140844 A JP H10140844A
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JP
Japan
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curing cover
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curing
zipper
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Application number
JP31277396A
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Inventor
Kaname Sakai
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ASIA WORLD KK
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ASIA WORLD KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場に搬入した各種機器類を養生する養
生カバーである。 【解決手段】 多角形の天場11と、この天場11の各
端縁部に垂下状に側片12a,12a,…をそれぞれ形
成し、これら天場11及び側片12aの少なくとも一面
が透明または半透明の防炎材或いは不燃材の素材であ
り、また、一部の側片12aに上下方向に延びる開閉手
段14を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場に搬入し
た空調設備や衛生設備などの各種機器類を養生する養生
カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築中の建築物、特に大型の建築物で
は、建築工程との関係から各種機器類は、先行して現場
に搬入する場合が多く、そのため中長期間、各種機器類
を現場に置いておくことになり、必然的に各種機器類に
対して何らかの養生が必要になる。
【0003】従来、この解決策として、養生の対象物が
立方体や直方体のような立体的な機器類の場合は、ベニ
ヤと粘着テープで覆って養生したり、シート類で覆う方
法が採用されている。さらに養生の必要性が高い場合
は、コンパネなどの強固なものを使用している。また、
形状が複雑な機器類の場合は、シート類で覆うことが多
い。
【0004】上記する従来例の一例を図5により説明す
ると、貯湯タンク1の上面2と4つの側面3とを5枚の
ベニヤ4,4,…で覆って、これらベニヤ4,4,…の
各当接端部に粘着テープ5を貼着し、貯湯タンク1を養
生している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、養生の
対象物となる各種機器類は、例えば空調機、冷温水発生
器、ボイラー、送風機、ポンプ類、タンク類等々であれ
ば、その形状は千差万別であり、その寸法も多様化して
いる。このため、対象物毎にベニヤやシート類を使用す
る従来の養生方法では、次のような欠点があり、その作
業性、経済性の面で課題がある。
【0006】第1に、対象物の形状、寸法などに合わせ
てベニヤやコンパネの切断、粘着シートなどが必要とな
り、煩雑な作業となっている。第2に、養生が終わった
際の取り外しが面倒な作業となっている。第3に、ベニ
ヤやコンパネの再利用は、ほぼ期待できないし、上記第
1、2の欠点とが相俟ってコスト的に高価となり、経済
性が悪い。第4に、ベニヤやコンパネを使用すると、外
観から対象物が判明しないため、ベニヤ表面に対象物を
明記する作業が必要となる。第5に、シート類の使用に
は、対象物の寸法により、大きさの異なるシート類が必
要となり、また貼着テープや紐類が必要となる。
【0007】本発明は、このような課題を解決したもの
であり、その構造が簡素化でき、その取り扱いが極めて
簡易であり、安価であると共に、再利用ができ、対象物
が簡易に確認でき、また不燃性及び防炎性などに優れた
養生カバーを提供することを目的とするである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、多角形の天場と、この天場の各端縁部に
垂下状に側片をそれぞれ形成し、これら天場及び側片の
少なくとも一面が透明または半透明の防炎材或いは不燃
材であり、かつ少なくとも一部の側片に上下方向に延び
る開閉手段を備えていることを特徴とするものである。
【0009】また、この開閉手段は、互いに噛み合い片
を有する一対の面ファスナーであり、また、開閉手段
は、互いに噛み合い歯とスライダーとを有するジッパー
としてもよいし、両端縁部が互いに重合し合う重合部と
してもよい。
【0010】
【作用】本発明によれば、側片の開閉手段を開き、対象
物の機器類に沿わして養生カバーを被覆し、その後、こ
の側片の開閉手段を閉じて対象物を養生するとよい。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、面フ
ァスナーを開き、対象物の機器類に養生カバーを被覆
し、面ファスナーを閉じれば対象物を養生できる。請求
項3記載の発明によれば、スライダーを上げてジッパー
を開き、対象物の機器類に養生カバーを被覆し、スライ
ダーを下げてジッパーを閉じれば対象物を養生できる。
さらに、請求項4記載の発明では、重合部を開き、対象
物の機器類に養生カバーを被覆し、重合部を重合して閉
じればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面により具体的
に説明する。図1は、本発明の第1実施例の一部切欠斜
視図、図2は、同使用例の一部切欠斜視図、図3は、第
2実施例の一部切欠斜視図、図4は第3実施例の一部切
欠斜視図である。
【0013】図1に示す第1実施例の養生カバー10
は、四辺形の天場11の各端縁部に横長な帯板12の上
端部を接着13して、垂下状に複数の側片12a,12
a,…をそれぞれ形成してある。この天場11及び帯体
12は、透明または半透明のプラスチックフィルムを使
用するのが望ましいが、非透明なものでもよい。防炎性
を考慮して防炎性能を有するフィルム素材を使用するこ
とが望ましく、この実施例では、透明性軟質塩ビフィル
ム(アキレス社の商品名『フラーレ』のFTER515
0厚み0.30mm)を使用してある。また、天場11に
は、不燃材料のガラス繊維素材(旭シュエーベル社の商
品名『ストローム』#1000厚さ0.40mm)を使用
するとよい。なお、側片12a,12a,…は、横長な
1枚の帯板12で構成しているが、単独構成の側片12
a,12a,…を使用し、互いに対向し合う上下方向の
端縁部間を接合するなど任意な構成である。
【0014】上記する天場11と帯体12との接着13
は、従来の接着方法を使用でき、例えば熱溶着や高周波
溶着、超音波、接着剤などの周知手段により両者の各端
縁部を強固に固着してある。また、図示のように、互い
に対向し合う側片12,12の中央部には、上下方向に
延びる開閉手段14,14がそれぞれ形成してある。こ
の開閉手段14の具体例として、一方の側片12には、
噛み合い片15を有する一対の面ファスナー16,17
が、他方の側片12には、噛み合い歯18とスライダー
19とを有するジッパー20を形成してある。図示で
は、これら面ファスナー16,17とジッパー20は、
各側片12,12の上端部より形成してあるが、中間部
より形成してもよく、任意である。また、側片12,1
2の形成位置は、中央部に限定されず、一端側に寄って
形成してもよい。
【0015】これら面ファスナー16,17とジッパー
20は、後記するように、養生カバー10を対象物に被
覆及び取り外すとき、簡易に取り扱えること、対象物に
配管などの突起がある場合などを考慮したものである。
このため、図示の一対の面ファスナー16,17とジッ
パー20との組み合わせに限定されず、後記するよう
に、任意な側片12に簡易な開閉手段14を組み合わせ
ることができる。
【0016】図2は、上記第1実施例の使用例を示し、
養生カバー10を機器類Kに被覆し、その配管Pの部分
は、一方の面ファスナー17を配管Pに沿わせて養生し
てある。なお、被覆のときは、面ファスアー16,17
とジッパー20を互いに開くことによって、その被覆作
業が簡易となる。取り外しも、同様に簡易な作業とな
り、極めて短時間に行える。
【0017】図3に示す第2実施例の養生カバー23
は、各側片12a,12a,…の開閉手段14の例とし
て、ジッパー20,20,…が形成してあり、その他の
構成は、第1の養生カバー10と同様である。
【0018】図4に示す第3実施例の養生カバー24
は、互いに対向し合う長尺な側片12a,12aに開閉
手段14として両端縁部が重合し合う重合部25,26
をそれぞれ形成してある。また、他方の互いに対向し合
う短尺な側片12a,12aにジッパー20,20がそ
れぞれ形成してある。
【0019】第1〜第3実施例の天場11の形状は、何
れも四辺形であるが、この他に三角形や五角形などの多
角形、円形などに形成し、これらの各端縁部に側片をそ
れぞれ形成して養生カバーを構成してもよく、この場
合、任意な側片に開閉手段を選択的または組み合わせて
形成できる。
【0020】また、本発明の養生カバー10,23,…
の素材は、上記するものに限定されず、各種繊維質の素
材を選択的に使用できるが、少なくとも一面は、透明ま
たは半透明の素材を使用することが望ましいが、非透明
な素材を使用することも任意であり、その寸法は、対象
物の大きさに対応して各種の寸法形状に構成できる。
【0021】次に、本発明の養生カバーの使用法を第1
実施例の養生カバー10を例に説明する。現場に搬入し
た機器類Kに対し、その側片12a,12aの面ファス
ナー16,17とジッパー20を互いに開いて、天場1
1を機器類Kの上面に配し、各側片12a,12a,…
を機器類Kの側部に沿わせると共に、突起する配管Pに
一方の面ファスナー17を沿わせて上端部の面ファスナ
ー16,17を重合して噛み合い部15を噛み合わせて
閉じる。また、ジッパー20のスライダー19を下げ、
噛み合い歯18を噛み合わせて閉じて、機器類Kを養生
カバー10で被覆する。
【0022】
【発明の効果】以上構成の本発明の養生カバーは、天場
とこの各端縁部と側片とで構成でき、簡易な構造であ
り、安価に提供できる。また、対象物である各種機器類
の被覆を側片に形成した開閉手段の開閉により行うこと
ができ、その取り扱いが簡易であり、しかも再利用でき
る。
【0023】さらに、少なくとも養生カバーの一面を透
明または半透明の素材を選択して構成することで、対象
物が簡易に確認できるし、不燃性及び防炎性などの素材
を使用でき、これらに優れた養生カバーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の養生カバーの一部切
欠斜視図。
【図2】同使用例の一部切欠斜視図。
【図3】第2実施例の一部切欠斜視図。
【図4】第3実施例の一部切欠斜視図。
【図5】従来例の一部切欠斜視図。
【符号の説明】
11 天場 12a 側片 14 開閉手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の天場と、この天場の各端縁部に
    垂下状に側片をそれぞれ形成し、これら天場及び側片の
    少なくとも一面が透明または半透明の防炎材或いは不燃
    材であり、かつ少なくとも一部の側片に上下方向に延び
    る開閉手段を備えていることを特徴とする養生カバー。
  2. 【請求項2】 開閉手段は、互いに噛み合い片を有する
    一対の面ファスナーであることを特徴とする請求項1記
    載の養生カバー。
  3. 【請求項3】 開閉手段は、互いに噛み合い歯とスライ
    ダーとを有するジッパーであることを特徴とする請求項
    1記載の養生カバー。
  4. 【請求項4】 開閉手段は、両端縁部が互いに重合し合
    う重合部であることを特徴とする請求項1記載の養生カ
    バー。
JP31277396A 1996-11-08 1996-11-08 養生カバー Pending JPH10140844A (ja)

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JP31277396A JPH10140844A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 養生カバー

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JP (1) JPH10140844A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202805A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Asahi Kasei Homes Kk 室外設備機器の養生具
JP2009154000A (ja) * 2002-11-08 2009-07-16 Kci Licensing Inc 患者冷却装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154000A (ja) * 2002-11-08 2009-07-16 Kci Licensing Inc 患者冷却装置
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