JPH1014033A - 盤間接続母線システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で必要部品点数が少なく、接続作
業が容易な盤間接続母線システムを提供することを課題
とする。 【解決手段】 隣接して配置された複数の盤から突出す
る引込み用Ｔ形ブッシングの間を絶縁母線で接続した盤
間接続母線システムにおいて、前記Ｔ形ブッシングは、
円筒状の開口を有する絶縁スリーブと、この絶縁スリー
ブ内に配置され前記開口の軸線方向に延びる一対の導体
連結部と、これらの導体連結部に接続され、前記開口の
軸線と直交する方向に突出する導体引出部と、この導体
引出部を被覆する絶縁ブッシング脚部とを備えており、
前記絶縁母線は、中心導体と、この中心導体を緩く被覆
する絶縁層とを備えており、前記導体連結部と中心導体
には凹部が形成され、これらの凹部間が導電接触子によ
り連結され、前記絶縁スリーブの開口と前記絶縁母線の
絶縁層の間が絶縁筒により連結されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、隣接して配置され
た複数の盤間を電気的に接続する盤間接続母線システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】各種プラントやビル内に配置される配電
盤や変圧器、あるいはガス絶縁開閉器（ＧＩＳ）等の電
気機器としては、キュービクルタイプの盤構成としたも
のが多用されている。これらの盤は、通常、同一形状、
同一寸法のものが必要個数、隣接して配置され、それら
の間は絶縁母線によって電気的に接続される。この場
合、各盤には引込み用Ｔ形ブッシングが設置され、これ
らのブッシングの間を絶縁母線で接続されるが、絶縁母
線は大電流を通電する必要から大サイズの導体を用いて
おり、その可撓性は少ないため、隣接する盤間の距離が
短い場合には、特別の工夫が必要とされる。図４はキュ
ービクルタイプのＧＩＳにおける盤間接続の一例を示す
もので、隣接して配置された盤１，２の頂頭部には、そ
れぞれ引込み用Ｔ形ブッシング３，４が設置されてい
る。これらのＴ形ブッシング３，４は、両端にテーパ状
の開口を有する絶縁ブッシング内にＴ分岐金具３ａ，４
ａと接続導体３ｂ，４ｂを埋め込みモールドしたもの
で、接続導体３ｂ，４ｂの先端はそれぞれ絶縁ブッシン
グの脚部内を貫通し、盤１，２内の電気機器に接続され
ている。

【０００３】絶縁母線５としては、短尺のＣＶケーブル
６が使用されており、そのケーブル導体の両端には、接
続プラグ７ａ，７ｂが圧縮接続されている。また、ケー
ブル絶縁層の両端には、ストレスコーン８ａ，８ｂが嵌
挿されている。これらのストレスコーンはＴ形ブッシン
グ３，４のテーパ状の開口と等しい形状のテーパ面を備
えており、それらの背面側には、ストレスコーン押圧機
構を内蔵したケーブル保護金具９ａ，９ｂがそれぞれ配
置されている。また、ストレスコーン８ａ，８ｂの内、
少なくとも一方は、ケーブル絶縁層上をスライドできる
よう、可動的に配置されている。

【０００４】このような構成の絶縁母線５をＴ形ブッシ
ング３，４間に接続する場合には、まず、図４（Ａ）に
示すように、絶縁母線５の一方のストレスコーン８ａを
ＣＶケーブル６の中央付近まで移動させた後、同図
（Ｂ）に示すように、接続プラグ７ａ側の端末をＴ形ブ
ッシング３に挿通し、同図（Ｃ）に示すように、Ｔ分岐
金具３ａを貫通させる。次に、ＣＶケーブル６を引戻
し、同図（Ｄ）に示すようにＣＶケーブル６の他端を他
方のＴ形ブッシング４に挿入し、接続プラグ７ａ，７ｂ
をＴ分岐金具３ａ，４ａに電気的に接触させる。続い
て、ストレスコーン８ａをスライドさせてＴ形ブッシン
グ３内に挿入し、ケーブル保護金具９ａ，９ｂをＴ形ブ
ッシング３，４に固定すると共に、ストレスコーン押圧
機構によりストレスコーン８ａ，８ｂをＴ形ブッシング
３，４のテーパ状の開口に圧接させる。このようにする
ことにより、ＣＶケーブル６を屈曲させることなく、引
込み用Ｔ形ブッシング３，４間を絶縁母線５で接続する
ことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、絶縁母線５の両端にストレスコーン８ａ，８
ｂやそれらの押圧機構を設ける必要があり、必要部品点
数が多い上、それらの取付け作業も繁雑であり、また、
絶縁母線５の取付け時の軸振れによって、母線５とスト
レスコーン８ａ，８ｂの嵌合が不完全になる恐れもあ
る。また、Ｔ形ブッシング３，４と絶縁母線５は軸方向
に拘束されておらず、振動や熱伸縮などによって、Ｔ分
岐金具３ａ，４ａと接続プラグ７ａ，７ｂが離脱する恐
れがある。本発明は、従来技術における上述のような問
題点を解消し、構成が簡単で必要部品点数が少なく、接
続作業が容易な盤間接続母線システムを提供することを
課題とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の盤間接続母線シ
ステムは、隣接して配置された複数の盤から突出する引
込み用Ｔ形ブッシングの間を絶縁母線で接続した盤間接
続母線システムにおいて、前記引込み用Ｔ形ブッシング
は、円筒状の開口を有する絶縁スリーブと、この絶縁ス
リーブ内に配置され、前記開口の軸線方向に延びる一対
の導体連結部と、これらの導体連結部に接続され、前記
開口の軸線と直交する方向に突出する導体引出部と、こ
の導体引出部を被覆する絶縁ブッシング脚部とを備えて
おり、前記絶縁母線は、中心導体と、この中心導体を緩
く被覆する絶縁層とを備えており、前記導体連結部と中
心導体には凹部が形成され、これらの凹部間が導電接触
子により連結され、前記絶縁スリーブの開口と前記絶縁
母線の絶縁層の間が絶縁筒により連結されていることを
特徴とするものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明においては、引込み用Ｔ形
ブッシングの内、絶縁筒が接続されていない絶縁スリー
ブの開口は、安全および絶縁耐圧保持の面から、絶縁栓
で閉塞しておくことが望ましい。本発明においては、導
電接触子を複数本のフィンガー接触子と、これらのフィ
ンガー接触子を引込み用Ｔ形ブッシングの導体連結部の
凹部と絶縁母線の中心導体の凹部に弾性的に接触させる
複数本のコイルバネとから構成し、前記凹部の傾斜面
と、そこに対向するフィンガー接触子の内面突起部の傾
斜面の接触角を、それらの不用意な離脱を防止するのに
必要な角度、例えば３５°〜８０°とすることが望まし
い。本発明においては、絶縁筒として、引込み用Ｔ形ブ
ッシングの絶縁スリーブの円筒状の開口内面に密接する
円筒状外表面部と、絶縁母線の絶縁層外面に密接する円
筒状内表面部とを有し、かつ絶縁筒の先端側の内面およ
び絶縁筒の後端側の外面にそれぞれシールド層が設けら
れているものを使用することが望ましい。また、絶縁筒
の外面には、引込み用Ｔ形ブッシングの絶縁スリーブの
円筒状の開口の先端に形成した凹部に嵌まるリング状の
凸部を形成し、このリング状の凸部が支持金具によって
前記凹部からの離脱を阻止されるように構成することが
望ましい。

【０００８】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の盤間接続母線
システムの実施例を説明する。

【０００９】図２において、隣接して配置された複数台
の盤１，２，…の頂頭部には、各相用の引込み用Ｔ形ブ
ッシング１０が３個ずつ、少しずつ位置をずらして配置
されており、これらの引込み用Ｔ形ブッシング１０の間
は、各相ごとに高圧の絶縁母線２０によって連結されて
いる。引込み用Ｔ形ブッシング１０は、図１および図３
に示すように、円筒状の開口１１ａを有する絶縁スリー
ブ１１と、この絶縁スリーブ内に配置された導電ディス
ク１２と、この導電ディスクの両面に連設され、開口１
１ａの軸線方向に延びる一対の導体連結部１３，１４
と、導電ディスク１２の下端に連設され、開口１１ａの
軸線と直交する方向に突出する導体引出部１５と、この
導体引出部を被覆する絶縁ブッシング脚部１６とを備え
ている。これらの引込み用Ｔ形ブッシング１０は、盤
１，２，…の頂頭部に設けられた透孔１ａを通して導体
引出部１５と絶縁ブッシング脚部１６を盤内に挿入さ
れ、支持金具３０やボルト・ナット３１により、盤１，
２，…の頂頭部に固定されている。また、絶縁ブッシン
グ脚部１６から突出する導体引出部１５の下端には、盤
内の電気機器側の導体が接続される。１５ａは盤内機器
側導体接続用のボルト孔を示す。

【００１０】導電ディスク１２の外縁には、電界緩和用
の遮蔽リング１２ａが連設されており、またこの遮蔽リ
ング１２ａの若干内側には、絶縁筒支持用のリング状突
起１２ｂが設けられている。導体連結部１３，１４は、
内面にサポート取付け用のねじ穴１３ａ，１４ａを形成
されており、外面には導電接触子４０と接触するリング
状の凹部１３ｂ，１４ｂが形成されている。１７はねじ
穴１４ａにねじ込まれた絶縁母線軸合せ用のサポートを
示す。絶縁母線２０は、銅やアルミなどのパイプ状の中
心導体２１と、それらの外周に若干の隙間を空けて緩く
被覆したＥＰゴムなどからなる固体絶縁層２２と、中心
導体２１の先端に固着した端末金具２３から構成されて
いる。端末金具２３は中心導体２１と同様に銅やアルミ
などからなり、その内面にサポート挿入用の透孔２３ａ
を形成されており、外面には導電接触子４０と接触する
凹部２３ｂが形成されている。

【００１１】導電接触子４０は、円筒状に配列させた複
数本のフィンガー接触子４１と、これらのフィンガー接
触子の両端近傍の内面突起部を、それぞれ凹部１４ｂ，
２３ｂに弾性的に接触させる複数本のコイルバネ４２と
から構成されている。端末金具２３のリング状の凹部２
３ｂの先端に形成された傾斜面と、導体連結部１３，１
４のリング状の凹部１３ｂ，１４ｂの外端側に形成され
た傾斜面１３ｃ，１４ｃと、それらに対向するフィンガ
ー接触子４１の内面突起部の内側傾斜面４１ａの接触角
は、例えば中心導体２１と導体連結部１４の間に、それ
らを離間させる方向の力が加わってもフィンガー接触子
４１がリング状の凹部２３ｂ，１４ｂから不用意に抜け
ることのないような適度の傾斜角、例えば３５°〜８０
°にされている。

【００１２】絶縁筒５０は、ＥＰゴム等のような弾力性
のある絶縁材料からなり、引込み用Ｔ形ブッシングの絶
縁スリーブ１１の円筒状の開口１１ａの内面に密接する
円筒状外表面部５１ａと、絶縁母線の絶縁層外面に密接
する円筒状内表面部５１ｂを有する絶縁層５１と、その
先端側の内面に埋め込みモールドした金属製のシールド
リング５２および半導電ＥＰゴム等からなる遮蔽層５３
と、絶縁層５１の後端側の外周面を被覆する半導電ＥＰ
ゴム等からなる外部遮蔽層５４とから構成されている。
外部遮蔽層５４の先端近傍の外周には、リング状の凸部
５４ａが形成されている。この凸部５４ａは、引込み用
Ｔ形ブッシングの絶縁スリーブ１１の円筒状の開口１１
ａの先端に形成した凹部１１ｂに嵌まる寸法とされてい
る。絶縁栓６０は、絶縁筒支持用のリング状突起１２ｂ
に嵌合する内径の金属製のシールドキャップ６１と、そ
の外側にモールドした半導電ＥＰゴム等からなる遮蔽層
６２と、ＥＰゴム等からなり、引込み用Ｔ形ブッシング
の絶縁スリーブ１１の円筒状の開口１１ａの内面に密接
する円筒状外表面部を有する絶縁層６３と、その外側に
モールドした半導電ＥＰゴム等からなる遮蔽層６４とか
らなり、遮蔽層６４の先端近傍の外周には、リング状の
凸部６４ａが形成されている。この凸部６４ａは、絶縁
筒５０側の凸部５４ａと同様に、絶縁スリーブ１１の円
筒状の開口１１ａの先端に形成した凹部１１ｂに嵌まる
寸法とされている。

【００１３】上記の部材からなる盤間接続母線システム
を組立てる場合には、支持金具３０を取外した状態で、
絶縁筒５０を絶縁母線２０の中央付近に引寄せ、導電接
触子４０を導体連結部１４側に移動させ、絶縁母線２０
の端末金具２３をサポート１７に一致させ、絶縁母線２
０と導体連結部１４を対向させる。次ぎに、導体連結部
１４と端末金具２３の隙間からスパナを差込んでサポー
ト１７の先端側の六角状の頭部に係合させ、サポート１
７を回転させて前進させ、端末金具２３の透孔２３ａに
挿入する。その後で、導電接触子４０を移動させて、そ
の片側を端末金具２３の凹部２３ｂに嵌合させる。次
に、絶縁母線２０の中央付近に引寄せておいた絶縁筒５
０を、固体絶縁層２２の上を滑らせながら引込み用Ｔ形
ブッシング１０側に移動させ、絶縁筒５０の先端側の内
面に埋め込みモールドした金属製のシールドリング５２
の先端がリング状突起１２ｃに乗るように、絶縁筒５０
を絶縁スリーブ１１の開口１１ａ内に押し込む。この場
合、絶縁層５１と外部遮蔽層５４の後端側の内面は固体
絶縁層２２の表面に密接する寸法とされており、また、
絶縁層５１の円筒状外表面部５１ａは絶縁スリーブ１１
の円筒状の開口１１ａの内面に密接する寸法とされてお
り、これらの接触面はいずれも平滑な円筒面であるの
で、絶縁筒５０の開口１１ａ内への押し込みはスムーズ
に行われるが、必要があれば、それらの接触面に若干の
潤滑剤を塗布するようにしてもよい。絶縁筒５０の開口
１１ａ内への押し込みは、凸部５４ａが開口１１ａの先
端に形成した凹部１１ｂに嵌合した状態で終了する。

【００１４】引込み用Ｔ形ブッシング１０の反対側の導
体連結部１３にも絶縁母線を接続する場合には、上記と
同様な作業を行う。また、導体連結部１３に絶縁母線を
接続しない場合には、図１に示すように、絶縁スリーブ
１１の円筒状の開口１１ａに絶縁栓６０を挿着する。こ
の挿着は、凸部６４ａが左側の開口１１ａの先端に形成
した凹部１１ｂに嵌合した状態で終了する。

【００１５】このようにして引込み用Ｔ形ブッシング１
０の開口１１ａの両側に絶縁母線２０または絶縁栓６０
の挿着が終了したら、ブッシング１０の外側に支持金具
３０を被せ、その下端部をボルト・ナット３１により固
定する。支持金具３０は、図２および図３に示すよう
に、絶縁スリーブ１１の上面に密接してこれを下方に押
圧する湾曲板部３０ａと、その長さ方向の両端に連設さ
れた半円環状の一対の端板部３０ｂとから構成されてお
り、端板部３０ｂの内縁は、絶縁筒５０および絶縁栓６
０のリング状の凸部５４ａ，６４ａよりも小径とされて
いるので、絶縁筒５０や絶縁栓６０が引込み用Ｔ形ブッ
シングの絶縁スリーブ１１から離脱するのを防止する。

【００１６】上述のように、本発明の盤間接続母線シス
テムにおいては、従来、絶縁母線に取付けられていたス
トレスコーンを絶縁筒に置き換え、母線の絶縁層および
引込み用Ｔ形ブッシングの絶縁スリーブとの絶縁界面を
それぞれ平行嵌合で密着させているので、ストレスコー
ンの場合のように、テーパ状の界面を密着させるための
押圧機構は不要であり、必要部品点数と取付け作業工数
を低減させることができる。また、導電接触子としてフ
ィンガー接触構造のものを使用し、それらと接触する絶
縁母線側および導体連結部側の凹部の傾斜面を適度の接
触角にすることにより、熱膨脹などによる軸方向の移動
を許容すると共に、絶縁母線の不用意な引き抜けを阻止
することができる。また、絶縁母線は中心導体に対して
固体絶縁層が緩く被覆され、別体として挙動するので、
中心導体に軸振れなどを生じても、固体絶縁層と引込み
用Ｔ形ブッシングの絶縁スリーブ１１との間には歪みは
加わらず、絶縁耐力は維持される。

【００１７】

【発明の効果】本発明によれば、構成部品数が少なく、
施工時間を大幅に低減した盤間接続母線システムを得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の盤間接続母線システムの実施例の要
部を示す縦断面図。

【図２】 本発明の盤間接続母線システムの実施例を示
す平面図。

【図３】 本発明の盤間接続母線システムの実施例を示
す一部切欠側面図。

【図４】 従来の盤間接続母線の接続方法を示す説明
図。

【符号の説明】

１，２……盤 ３，４，１０……引込み用Ｔ形ブッシング ５，２０……絶縁母線 ６……ＣＶケーブル ８ａ，８ｂ……ストレスコーン １１……絶縁スリーブ １３，１４……導体連結部 １５……導体引出部 １６……絶縁ブッシング脚部 ２０……絶縁母線 ２３……端末金具 ３０……支持金具 ４０……導電接触子 ５０……絶縁筒 ６０……絶縁栓

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 隣接して配置された複数の盤から突出す
   る引込み用Ｔ形ブッシングの間を絶縁母線で接続した盤
   間接続母線システムにおいて、前記引込み用Ｔ形ブッシ
   ングは、円筒状の開口を有する絶縁スリーブと、この絶
   縁スリーブ内に配置され、前記開口の軸線方向に延びる
   一対の導体連結部と、これらの導体連結部に接続され、
   前記開口の軸線と直交する方向に突出する導体引出部
   と、この導体引出部を被覆する絶縁ブッシング脚部とを
   備えており、前記絶縁母線は、中心導体と、この中心導
   体を緩く被覆する絶縁層とを備えており、前記導体連結
   部と中心導体には凹部が形成され、これらの凹部間が導
   電接触子により連結され、前記絶縁スリーブの開口と前
   記絶縁母線の絶縁層の間が絶縁筒により連結されている
   ことを特徴とする盤間接続母線システム。
2. 【請求項２】 引込み用Ｔ形ブッシングの内、絶縁筒が
   接続されていない絶縁スリーブの開口が絶縁栓で閉塞さ
   れていることを特徴とする請求項１に記載の盤間接続母
   線システム。
3. 【請求項３】 導電接触子が複数本のフィンガー接触子
   と、これらのフィンガー接触子を引込み用Ｔ形ブッシン
   グの導体連結部の凹部と絶縁母線の中心導体の凹部に弾
   性的に接触させる複数本のコイルバネとからなり、前記
   凹部の傾斜面と、そこに対向するフィンガー接触子の内
   面突起部の傾斜面の接触角を、それらの不用意な離脱を
   防止するのに必要な角度としたことを特徴とする請求項
   １または２に記載の盤間接続母線システム。
4. 【請求項４】 絶縁筒が、引込み用Ｔ形ブッシングの絶
   縁スリーブの円筒状の開口内面に密接する円筒状外表面
   部と、絶縁母線の絶縁層外面に密接する円筒状内表面部
   とを有し、かつ絶縁筒の先端側の内面および絶縁筒の後
   端側の外面にそれぞれシールド層が設けられていること
   を特徴とする請求項１ないし３のいずれか一項に記載の
   盤間接続母線システム。
5. 【請求項５】 絶縁筒の外面には、引込み用Ｔ形ブッシ
   ングの絶縁スリーブの円筒状の開口の先端に形成した凹
   部に嵌まるリング状の凸部が形成され、このリング状の
   凸部が支持金具によって前記凹部からの離脱を阻止され
   るように構成したことを特徴とする請求項１ないし４の
   いずれか一項に記載の盤間接続母線システム。