JPH10139435A - (Zr,Sn)TiO4薄膜形成用組成物及び(Zr,Sn)TiO4薄膜の形成方法 - Google Patents

(Zr,Sn)TiO4薄膜形成用組成物及び(Zr,Sn)TiO4薄膜の形成方法

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JPH10139435A
JPH10139435A JP30304696A JP30304696A JPH10139435A JP H10139435 A JPH10139435 A JP H10139435A JP 30304696 A JP30304696 A JP 30304696A JP 30304696 A JP30304696 A JP 30304696A JP H10139435 A JPH10139435 A JP H10139435A
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tio
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Keiko Endo
恵子 遠藤
Katsumi Ogi
勝実 小木
Masa Yonezawa
政 米澤
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組成制御が容易なゾルゲル法により、高周波
特性に優れる(Zr,Sn)TiO4 薄膜を形成する。
保存安定性、塗布性、塗膜形成性が良好な(Zr,S
n)TiO4 薄膜形成用組成物を提供する。 【解決手段】 ジルコニウムブトキシド、ジルコニウム
プロポキシド又はジルコニウムエトキシドのZr原料
と、Cn 2n+1COOH(3≦n≦7)のスズ塩のSn
原料と、チタニウムブトキシド、チタニウムプロポキシ
ド又はチタニウムエトキシドのTi原料を、カルボン
酸、エステル及びアルコキシアルコールの混合溶剤に混
合してなるZr1-x Snx TiO4 (0≦x<0.5)
薄膜形成用組成物。カルボン酸は、Cn 2n+1COOH
(3≦n≦7)で、合計金属酸化物換算量の3〜8倍モ
ル量。アルコキシアルコールは、合計金属酸化物換算量
の5倍モル以上。この(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成
用組成物を基板に塗布して乾燥し、この工程を複数回繰
り返した後、600〜800℃で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波用薄膜コン
デンサ又は半導体集積回路装置の容量絶縁膜として用い
られるZr1-x Snx TiO4 薄膜(ただし、0≦x<
0.5)をゾルゲル法で製造するための(Zr,Sn)
TiO4 薄膜形成用組成物及びこの(Zr,Sn)Ti
4 薄膜形成用組成物を用いた(Zr,Sn)TiO4
薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波誘電体材料として多種の材料
が研究開発されており、近年ではそれらの材料の低温焼
結化、薄膜化が求められている。従来の誘電体材料のう
ち、ZrTiO4 系の材料は、比較的高い比誘電率と高
いQを有し、更に、このZrTiO4 系材料のZrの一
部をSnで置換して得られる(Zr,Sn)TiO4
材料は、ゼロ温度係数に制御可能であることから、高周
波用薄膜キャパシタとして実用化への期待が高まってい
る。
【0003】従来、(Zr,Sn)TiO4 系材料の製
造方法としては、1200〜1500℃の高温の熱処理
を必要とするセラミックスバルクの製造方法と、これに
より得られたセラミックスをターゲットとして用いるス
パッタリング法、レーザーアブレーション法(例えば、
EB蒸着により成膜したTi/Pd下部電極上にレーザ
ーアブレーション法により、レーザー強度約1J/cm
2 、基板温度室温〜700℃、酸素分圧1〜10mTo
rrで(Zr,Sn)TiO4 薄膜を作製した例が報告
されている。)による薄膜製造方法が提案されているの
みで、ゾルゲル法による(Zr,Sn)TiO4 薄膜の
製造例はない。
【0004】なお、SrBi2 Ta2 9 系薄膜等の他
の誘電体薄膜については、これをゾルゲル法で形成する
ための薄膜形成用組成物として、各金属原料化合物を所
定組成となるように有機溶剤に混合したものが提供され
ている。このような薄膜形成用組成物において、有機溶
剤としては、一般に、エステル及び/又はアルコールが
使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スパッ
タリング法やレーザーアブレーション法による(Zr,
Sn)TiO4 薄膜の形成では、設備コストが高くつ
き、作業が煩雑である上にゼロ温度係数にするための組
成制御が難しいという欠点がある。
【0006】また、本発明者らは、ゾルゲル法による
(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用組成物を調製すべ
く、ジルコニウム、スズ及びチタン原料化合物を有機溶
剤に混合したところ、従来の薄膜形成用組成物で有機溶
剤として一般的に用いられているエステル及び/又はア
ルコールを用いたものでは、塗布性及び塗膜形成性が悪
く、基板に均一な塗膜を形成することが困難である上
に、保存安定性が悪く、調製直後又は数日経過後に沈殿
物が生成してしまい、このことが、(Zr,Sn)Ti
4 薄膜のゾルゲル法による成膜を困難にしていること
を知見した。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、組成
制御が容易なゾルゲル法により、高周波特性に優れる
(Zr,Sn)TiO4 薄膜を形成することができ、保
存安定性、塗布性、塗膜形成性も良好な(Zr,Sn)
TiO4 薄膜形成用組成物及びこの(Zr,Sn)Ti
4 薄膜形成用組成物を用いた(Zr,Sn)TiO4
薄膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の(Zr,Sn)
TiO4 薄膜形成用組成物は、ジルコニウム化合物、ス
ズ化合物及びチタン化合物をモル比でZr:Sn:Ti
=(1−x):x:y(ただし、0≦x<0.5)とな
るように、カルボン酸、エステル及びアルコキシアルコ
ールを含む混合溶剤に混合してなる(Zr,Sn)Ti
4 薄膜形成用組成物であって、ジルコニウム化合物
が、ジルコニウムブトキシド、ジルコニウムプロポキシ
ド及びジルコニウムエトキシドよりなる群から選ばれる
1種又は2種以上であり、スズ化合物が一般式Cn
2n+1COOH(ただし、3≦n≦7)で表されるカルボ
ン酸のスズ塩より選ばれる1種又は2種以上であり、チ
タン化合物がチタニウムブトキシド、チタニウムプロポ
キシド及びチタニウムエトキシドよりなる群から選ばれ
る1種又は2種以上であり、混合溶剤に用いるカルボン
酸が一般式Cn 2n+1COOH(ただし、3≦n≦7)
で表されるカルボン酸の1種又は2種以上で、組成物中
の該カルボン酸の含有量が、組成物中のジルコニウム化
合物、スズ化合物及びチタン化合物の金属酸化物換算の
合計含有量に対して3〜8倍モルであり、組成物中のア
ルコキシアルコールの含有量が、組成物中のジルコニウ
ム化合物、スズ化合物及びチタン化合物の金属酸化物換
算の合計含有量に対して5倍モル以上であることを特徴
とする。
【0009】原料金属化合物として特定の有機金属化合
物を用いると共に、有機溶剤として、本発明に係るカル
ボン酸、エステル及びアルコキシアルコールの3種を特
定割合で併用することにより、保存安定性、塗布性、塗
膜形成性に優れた(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用組
成物を実現することができる。
【0010】また、ゾルゲル法による薄膜形成用組成物
であれば、その調製時に原料金属化合物の配合割合を制
御することで容易に所望組成の(Zr,Sn)TiO4
薄膜を形成することが可能であるから、本発明の(Z
r,Sn)TiO4 薄膜形成用組成物によれば、これを
スピンコート法により基板に塗布して乾燥し、この塗
布、乾燥工程を複数回繰り返した後、600〜800℃
の焼成温度で結晶化させることにより、高周波特性に優
れる所望組成の(Zr,Sn)TiO4 薄膜を所望の厚
さに容易に形成することができる。
【0011】なお、本発明において、混合溶剤に用いる
エステルは酢酸イソアミルが好ましく、組成物中の酢酸
イソアミルの含有量は10重量%以上であることが好ま
しい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0013】なお、以下において、組成物中のジルコニ
ウム化合物、スズ化合物及びチタン化合物の金属酸化物
換算の合計含有量を「合計金属酸化物換算量」と称す。
【0014】本発明の(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成
用組成物は、特定のジルコニウム化合物、スズ化合物及
びチタン化合物を、モル比でZr:Sn:Ti=(1−
x):x:y(ただし、0≦x<0.5)となるよう
に、カルボン酸、エステル及びアルコキシアルコールか
らなる混合溶剤に混合してなるものである(ただし、x
=0のときは、スズ化合物使用せず。)。
【0015】本発明で用いるZr原料のジルコニウム化
合物は、ジルコニウムブトキシド、ジルコニウムプロポ
キシド及びジルコニウムエトキシドよりなる群から選ば
れる1種又は2種以上である。
【0016】Sn原料のスズ化合物は、一般式Cn
2n+1COOH(ただし、3≦n≦7)で表されるカルボ
ン酸のスズ塩、例えば、酪酸スズ(n=3)、メチルペ
ンタン酸スズ(n=5)、エチルヘキサン酸スズ(n=
7)等よりなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
る。
【0017】Ti原料のチタン化合物は、チタニウムブ
トキシド、チタニウムプロポキシド及びチタニウムエト
キシドよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
る。
【0018】これらの金属原料を溶解する混合溶剤のカ
ルボン酸は、Cn 2n+1COOH(ただし、3≦n≦
7)で表されるカルボン酸(例えば、酪酸(n=3)、
メチルペンタン酸(n=5)、エチルヘキサン酸(n=
7)等)を用いる。混合溶剤のアルコキシアルコールと
しては、メトキシエタノール、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル(2ーメトキシプロパノール)等の炭
素数1のアルコキシ基を有する炭素数3〜4のアルコー
ルが好適である。また、混合溶剤のエステルとしては、
酢酸アミル、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等
の炭素数2のカルボン酸と炭素数2〜5のアルコールと
のエステルが好適である。これらのカルボン酸、アルコ
キシアルコール及びエステルの各溶剤は、1種を単独で
用いても良く、2種以上を併用しても良い。
【0019】本発明において、混合溶剤のうち、カルボ
ン酸は、合計金属酸化物換算量に対して3〜8倍モル用
いる。アルコキシアルコールは、合計金属酸化物換算量
に対して5倍モル以上、好ましくは5〜10倍モル用い
る。エステルは、組成物の総重量に対して10重量%以
上、特に20〜50重量%となるように用いるのが好ま
しい。
【0020】本発明の(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成
用組成物は、カルボン酸、アルコキシアルコール及びエ
ステルからなる混合溶剤に、前記Zr,Sn及びTi原
料を所定の組成比で、好ましくは、合計金属酸化物換算
量濃度が5〜10重量%となるように溶解させ、必要に
応じてこの溶液を120〜150℃で0.5〜1時間還
流することにより調製することができる。
【0021】なお、本発明においては、前記特定の金属
原料に対して、特定の混合溶剤を用いることで、良好な
保存安定性、塗布性、塗膜形成性を得るものであり、こ
れらの条件が本発明の範囲外であると、満足し得る保存
安定性、塗布性、塗膜形成性を得ることができない。
【0022】また、本発明における薄膜組成Zr1-x
x TiO4 のxが0.5を超えると、高周波用コンデ
ンサに最も重要な特性であるQ値及び温度変化率τk
悪化するため、0≦x<0.5とする。
【0023】このような本発明の(Zr,Sn)TiO
4 薄膜形成用組成物を用いて(Zr,Sn)TiO4
膜を形成するには、スピンコート法により、Pt,S
i,Pt/Ti/SiO2 /Si,Pt/Ta/SiO
2 /Si,Pt/SiO2 /Si,Ru/RuO2 /S
iO2 /Si,RuO2 /Si,RuO2 /Ru/Si
2 /Si,Ir/IrO2 /Si,Pt/Ir/Ir
2 /Si,Pt/IrO2 /Si等の基板上に本発明
の(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用組成物を塗布し、
乾燥する工程を複数回繰り返し行った後、焼成による結
晶化を行う。ここで、乾燥は、150〜400℃で行わ
れ、焼成は600〜800℃の電気炉で0.5〜1時間
程度、或いは、700〜800℃のRTA(Rapid
Thermal Annealing)にて5〜30
分程度行われる。
【0024】このようにして形成される(Zr,Sn)
TiO4 薄膜形成用組成物の厚さは、通常の場合、10
00〜5000Å程度である。
【0025】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0026】実施例1 ジルコニウムブトキシド、2−エチルヘキサン酸スズ及
びチタニウムプロポキシドを組成比(Zr0.8
0.2 )TiO4 となるように有機溶剤中に溶解し、組
成物中の合計金属酸化物換算量濃度が7重量%の組成物
溶液を調製した。
【0027】なお、有機溶剤としては、2−エチルヘキ
サン酸、2−メトキシエタノール及び酢酸イソアミルを
用い、組成物中の2−エチルヘキサン酸の含有量を合計
金属酸化物換算量に対して3倍モル、2−メトキシエタ
ノールの含有量を合計金属酸化物換算量に対して10倍
モル、その他を酢酸イソアミルとした。
【0028】この組成物溶液を140℃で1時間還流し
た後、酢酸イソアミルで重量調製を行い、(Zr0.8
0.2 )TiO4 薄膜形成用組成物を調製した。なお、
組成物中の酢酸イソアミル含有量は35重量%である。
【0029】この組成物を基板の白金/チタン(Pt/
Ti)膜等よりなる下部電極上にスピンコート法により
塗布した後乾燥(400℃,10分)し、この塗布、乾
燥工程を繰り返し行った後、最後に600℃の電気炉で
1時間焼成した。
【0030】その結果、膜厚2000Åの(Zr0.8
0.2 )TiO4 薄膜を形成することができた。
【0031】実施例2〜36 原料化合物の種類、原料組成(薄膜組成)、用いる有機
溶剤の種類、有機溶剤の添加量を表1〜3に示すものと
したこと以外は実施例1と同様にして(Zr,Sn)T
iO4 薄膜形成用組成物を調製し、同様に(Zr,S
n)TiO4 薄膜の形成を行ったところ、いずれも良好
な(Zr,Sn)TiO4 薄膜を形成することができ
た。
【0032】なお、表1〜3及び後掲の表4において、
カルボン酸及びアルコキシアルコールの添加量は合計金
属酸化物換算量に対する割合で示し、エステルの含有量
は組成物中の含有量で示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】比較例1〜6 実施例1において、有機溶剤として表4に示すものを表
4に示す割合で用いたこと以外は同様にして(Zr0.8
Sn0.2 )TiO4 薄膜形成用組成物を調製した。
【0037】この(Zr0.8 Sn0.2 )TiO4 薄膜形
成用組成物の調製直後の状態、実施例1と同様にして塗
布したときの塗膜形成性、及び数日経過後の状態を表4
に示す。
【0038】比較例7,8 実施例1において、スズ原料化合物として表4に示すも
のを用いたこと以外は同様にして(Zr0.8 Sn0.2
TiO4 薄膜形成用組成物を調製した。
【0039】この(Zr0.8 Sn0.2 )TiO4 薄膜形
成用組成物の調製直後の状態、実施例1と同様にして塗
布したときの塗膜形成性、及び数日経過後の状態を表4
に示す。
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の(Zr,S
n)TiO4 薄膜形成用組成物及び(Zr,Sn)Ti
4 薄膜の形成方法によれば、保存安定性、塗布性、塗
膜形成性に優れた(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用組
成物を用いて、組成制御が容易なゾルゲル法により、高
周波特性に優れる所望組成の(Zr,Sn)TiO4
膜を所望の厚さに容易に形成することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジルコニウム化合物、スズ化合物及びチ
    タン化合物をモル比でZr:Sn:Ti=(1−x):
    x:y(ただし、0≦x<0.5)となるように、カル
    ボン酸、エステル及びアルコキシアルコールを含む混合
    溶剤に混合してなる(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用
    組成物であって、 ジルコニウム化合物が、ジルコニウムブトキシド、ジル
    コニウムプロポキシド及びジルコニウムエトキシドより
    なる群から選ばれる1種又は2種以上であり、 スズ化合物が一般式Cn 2n+1COOH(ただし、3≦
    n≦7)で表されるカルボン酸のスズ塩より選ばれる1
    種又は2種以上であり、 チタン化合物がチタニウムブトキシド、チタニウムプロ
    ポキシド及びチタニウムエトキシドよりなる群から選ば
    れる1種又は2種以上であり、 混合溶剤に用いるカルボン酸が一般式Cn 2n+1COO
    H(ただし、3≦n≦7)で表されるカルボン酸の1種
    又は2種以上で、組成物中の該カルボン酸の含有量が、
    組成物中のジルコニウム化合物、スズ化合物及びチタン
    化合物の金属酸化物換算の合計含有量に対して3〜8倍
    モルであり、 組成物中のアルコキシアルコールの含有量が、組成物中
    のジルコニウム化合物、スズ化合物及びチタン化合物の
    金属酸化物換算の合計含有量に対して5倍モル以上であ
    ることを特徴とする(Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用
    組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、混合溶剤に用いるエ
    ステルが酢酸イソアミルであり、組成物中の酢酸イソア
    ミルの含有量が10重量%以上であることを特徴とする
    (Zr,Sn)TiO4 薄膜形成用組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の(Zr,Sn)
    TiO4 薄膜形成用組成物を、スピンコート法により基
    板に塗布して乾燥し、この塗布、乾燥工程を複数回繰り
    返した後、600〜800℃で焼成することを特徴とす
    る(Zr,Sn)TiO4 薄膜の形成方法。
JP30304696A 1996-11-14 1996-11-14 (Zr,Sn)TiO4薄膜形成用組成物及び(Zr,Sn)TiO4薄膜の形成方法 Withdrawn JPH10139435A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005231979A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Tohoku Univ 混晶化二酸化チタン、多層膜構造体、及び素子構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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