JPH10139117A - 自動倉庫ユニット - Google Patents

自動倉庫ユニット

Info

Publication number
JPH10139117A
JPH10139117A JP31018896A JP31018896A JPH10139117A JP H10139117 A JPH10139117 A JP H10139117A JP 31018896 A JP31018896 A JP 31018896A JP 31018896 A JP31018896 A JP 31018896A JP H10139117 A JPH10139117 A JP H10139117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isolation device
seismic isolation
floor
ball
automatic warehouse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31018896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Iida
正司 飯田
Fumiaki Kanai
文明 金井
Kazuhiko Ota
和彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
KYB Corp
Araigumi Co Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Kayaba Industry Co Ltd
Araigumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd, Kayaba Industry Co Ltd, Araigumi Co Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP31018896A priority Critical patent/JPH10139117A/ja
Publication of JPH10139117A publication Critical patent/JPH10139117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動倉庫及びラック装置に収納された物品を
地震から保護する。 【解決手段】 固定床2に対して免震装置11を介して
可動床体16が相対水平動自在となされているので、地
震が発生した際、固定床2が水平振動しても、固定床2
の水平振動は、自動倉庫が設けられた可動床体16に伝
わらないか又は伝わりにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動倉庫ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動倉庫ユニットとして
以下の如きものは知られている。即ち、建造物の固定床
に直接に複数組の自動倉庫が設けられており、前記自動
倉庫が、前後方向に所定間隔をあけるようにして設けら
れた、上下・左右に多数の物品収納棚を有する前後一対
のラック装置と、前記前後のラック装置間において左右
動自在に設けられたスタッカークレーンとを有してお
り、前記スタッカークレーンが、走行台車と、この走行
台車に設けられたマストに昇降自在となされた昇降台
と、この昇降台に設けられた物品移載装置(例えば、前
後方向に摺動自在に設けられたスライドフォーク)とを
有しているものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の自動倉庫ユニットには以
下の如き欠点があった。即ち、建造物の固定床に直接に
自動倉庫が設けられていたため、地震が発生した際、固
定床の水平振動に伴って自動倉庫も固定床と同様に水平
振動するものであったため、自動倉庫及びラック装置に
収納された物品を地震から保護することが出来ないとい
う欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の
発明は、固定床と、固定床に所要個の免震装置を介して
載置された可動床体と、可動床体の上に設けられた少な
くとも1つの自動倉庫とを有しており、免震装置が、可
動床体又は固定床の一方に任意方向に回転自在に設けら
れた転動体と、他方に設けられた転動体が当たる中央部
に向かって深さが深くなる凹所を有する受け部材とを有
するものである。
【0005】
【発明の作用】請求項1の発明は以下の如き作用をなす
ものである。自動倉庫が設けられた可動床体が固定床に
免震装置を介して支持されていて、地震の際において固
定床の水平振動が自動倉庫に伝わらないように又は伝わ
りにくくなされているので、自動倉庫及びラック装置に
収納された物品を地震から保護することが出来る。ま
た、地震がおさまった後において、転動体が凹所の一番
低い位置に自動復帰するので、即ち、免震装置が調心機
能を有しているので、自動倉庫を元の位置に戻す復旧作
業の手間を省くことが出来、復旧作業のための別の機構
を要しないため、設置スペ−スを小さくすることが出来
る。また、転動体と受け部材とからなる免震装置は、荷
重(ラック装置内の物品の収納状態)に対して水平剛力
が一定であり、荷重変動の影響により免震性能が劣化す
ることがない。さらに、この免震装置は環境温度によっ
ても性能が変化しないため、冷凍庫となる自動倉庫にお
いても使用することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、この説明において、前と
は図2下側を、後とは同図上側をいい、左とは図2左側
を、右とは同図右側をいう。
【0007】先ず、図1において基本的な構成を説明す
る。建造物1の固定床2に後述する所要個の免震装置1
1を介して内側建造物4が建造物1に対して任意の水平
方向に水平動自在に載置されている。
【0008】前記内側建造物4に複数の公知の自動倉庫
(図示略)が設置・固定されている。前記公知の自動倉
庫は、前後方向に所定間隔をあけるようにして設けられ
た、上下・左右に多数の物品収納棚を有する前後一対の
ラック装置と、前記前後のラック装置間において左右動
自在に設けられたスタッカークレーンとを有しており、
前記スタッカークレーンが、走行台車と、この走行台車
に設けられたマストに昇降自在となされた昇降台と、こ
の昇降台に設けられた物品移載装置(例えば、前後方向
に摺動自在に設けられたスライドフォーク)とを有して
いる。なお、ラック装置が一対でなく、1つしかないも
のも、ここでいう自動倉庫であることはいうまでもな
い。前記ラック装置は、所定間隔で左右に並ぶ前側の多
数の支柱と、これら前側の支柱の後方にそれとの間に所
定間隔をあけて並ぶ後側の支柱と、これら前後の支柱に
高さ方向に所定間隔で設けられた多数の物品支承部材と
を有しており、支柱を介することなく対向する左右一対
の物品支承部材によって物品収納棚が構成されている。
なお、支柱は、必要に応じて、ラチスバー等によって補
強される。
【0009】前記固定床2に対して可動床体5が免震装
置11を介して水平動自在となされているので、地震が
発生した際、固定床2が水平振動しても、免震装置11
の作用により、固定床2の水平振動は、自動倉庫が設け
られた可動床体5に伝わらないか又は伝わりにくい。
【0010】図2及び図3に示すごとく、可動床体5
は、H型鋼8を格子状に組んでなる枠構造となされてい
る。なお、H型鋼8同士の連結手段は、溶接や、ボルト
・ナット等任意である。また、4本のH型鋼8によって
構成される平面形状矩形の単位枠の相互に対向する角部
にラチスバーを渡してもよい。
【0011】図3に基づいて免震装置11の構造につき
詳述する。免震装置11は、可動床体5のH型鋼8が突
き合う部分(H型鋼8が突き合う部分とは、可動床体5
の角部の、H型鋼8が突き合って平面形状L字状をなす
部分、可動床体5の周縁の、H型鋼8が突き合って平面
形状T字状をなす部分及びその他の、H型鋼8が突き合
って平面形状十字状をなす部分をいう。)に設けられて
いる。免震装置11は、可動床体5に公知の手段によっ
て固定されたボ−ル保持体12と、このボ−ル保持体1
2に自由回転自在に保持された、請求の範囲で云う転動
体であるボ−ル13と、固定床2に公知の手段によって
固定された、転動体13が当たる中央部に向かって深さ
が深くなる凹所14を有する受け部材15とを有してい
る。
【0012】前記凹所14は、中央部が一番深くなる円
錐形状をしている。前記ボ−ル13は、ボール保持体1
2に多数の小ボール17を介して任意方向に回転自在に
保持されている。前記ボ−ル保持体12は、受け部材1
5を覆うカバ−19を有している。なお、カバ−19
が、受け部材15に対して任意の水平方向に移動自在で
あることは云うまでもない。
【0013】前記ラック装置の支柱は、免震装置11の
上に、即ち、H型鋼8が突き合う部分に、立設されてい
る。
【0014】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)転動体を車輪とし、この車輪をブラケットに水平
軸を介して回転自在に設けると共に、前記ブラケットを
可動床体5に水平回転自在に設けるようにしてもよい。
即ち、旋回キャスターの車輪を転動体としてもよい。 (2)凹所14の形状は任意である。 (3)免震装置11を、図3の状態から上下逆にして固
定床2と可動床体5との間に設けても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏するものである。 請求項1の発明によれば、自動倉庫が設けられた可動
床体が固定床に免震装置を介して支持されていて、地震
の際において固定床の水平振動が自動倉庫に伝わらない
ように又は伝わりにくくなされているので、自動倉庫及
びラック装置に収納された物品を地震から保護すること
が出来る。また、地震がおさまった後において、転動体
が凹所の一番低い位置に自動復帰するので、即ち、免震
装置が調心機能を有しているので、自動倉庫を元の位置
に戻す復旧作業の手間を省くことが出来、復旧作業のた
めの別の機構を要しないため、設置スペ−スを小さくす
ることが出来る。また、転動体と受け部材とからなる免
震装置は、荷重(ラック装置内の物品の収納状態)に対
して水平剛力が一定であり、荷重変動の影響により免震
性能が劣化することがない。さらに、この免震装置は環
境温度によっても性能が変化しないため、冷凍庫となる
自動倉庫においても使用することが出来る。 請求項2の発明によれば、転動体がボールであって任
意の方向への回転がスムーズであるので、免震作動がス
ムーズに行なわれる。さらに、免震装置が転動体と受け
部材とからなる共振点を持たない構造となっているた
め、建造物の中間階などにおいても確実な免震効果を得
ることが出来る。 請求項3の発明によれば、免震装置が自動倉庫のラッ
ク装置の支柱の下方に位置するようになされているの
で、免震装置によって支柱に加わる下向きの力を確実に
支持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す中間省略の簡略縦断
面図である。
【図2】可動床体の要部平面図である。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図である。
【符号の説明】
2 固定床 5 可動床体 11 免震装置 12 ボ−ル保持体 13 ボ−ル 14 凹所 15 受け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 正司 愛知県犬山市大字橋爪字中島2番地 村田 機械株式会社犬山工場内 (72)発明者 金井 文明 東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 太田 和彦 兵庫県姫路市八代本町1−10−31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定床と、固定床に所要個の免震装置を
    介して載置された可動床体と、可動床体の上に設けられ
    た少なくとも1つの自動倉庫とを有しており、免震装置
    が、可動床体又は固定床の一方に任意方向に回転自在に
    設けられた転動体と、他方に設けられた転動体が当たる
    中央部に向かって深さが深くなる凹所を有する受け部材
    とを有する自動倉庫ユニット。
  2. 【請求項2】 前記転動体がボールであり、前記凹所が
    中央部が一番深くなる円錐形状をしている請求項1記載
    の自動倉庫ユニット。
  3. 【請求項3】 前記免震装置が自動倉庫のラック装置の
    支柱の下方に位置するようになされている請求項1又は
    2記載の自動倉庫ユニット。
JP31018896A 1996-11-05 1996-11-05 自動倉庫ユニット Pending JPH10139117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31018896A JPH10139117A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 自動倉庫ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31018896A JPH10139117A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 自動倉庫ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10139117A true JPH10139117A (ja) 1998-05-26

Family

ID=18002243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31018896A Pending JPH10139117A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 自動倉庫ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10139117A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2049751B1 (en) * 2006-08-04 2011-12-28 Rosss S.p.A. Improved multi-direction antiseismic supporting system
US9409709B2 (en) 2013-03-13 2016-08-09 Symbotic, LLC Automated storage and retrieval system structure
CN113619987A (zh) * 2021-08-25 2021-11-09 北京京东乾石科技有限公司 一种仓储物流控制方法、装置和系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2049751B1 (en) * 2006-08-04 2011-12-28 Rosss S.p.A. Improved multi-direction antiseismic supporting system
US9409709B2 (en) 2013-03-13 2016-08-09 Symbotic, LLC Automated storage and retrieval system structure
US10196207B2 (en) 2013-03-13 2019-02-05 Symbotic, LLC Automated storage and retrieval system structure
CN113619987A (zh) * 2021-08-25 2021-11-09 北京京东乾石科技有限公司 一种仓储物流控制方法、装置和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6672017B2 (en) Column protector
JP2015224482A (ja) 免震構造
JPH10139117A (ja) 自動倉庫ユニット
JP3770381B2 (ja) 土台支持体の形成方法
JP2000226111A (ja) 物品収納棚
JPH0243112A (ja) 棚設備
JP2003252411A (ja) 倉庫用免震装置及び免震パレット
JP6136362B2 (ja) ラック及びストッパ
CN116923930A (zh) 集装箱自动化仓库
JP7233280B2 (ja) ラックの制振構造
KR100456782B1 (ko) 지진충격 방지장치
JP2015020816A (ja) 収納棚
JP2019001633A (ja) 積荷落下防止構造
JP6296498B2 (ja) 自動倉庫ラックの免震化方法
JP6303736B2 (ja) 免震構造及び該免震構造を備えた免震装置
JP6414271B2 (ja) 構造物を構成する柱の免震構造
JP2518365Y2 (ja) 移動棚
JP2013230911A (ja) 立体自動倉庫のラックに用いるパレット落下防止装置
JPH08324727A (ja) 格納棚
JP6232803B2 (ja) 構造物を構成する柱の免震構造
JP2689817B2 (ja) コイル格納用倉庫
JP2023030412A (ja) 保管棚の免震化構造および支承
JPH07156948A (ja) 運搬容器
JPH06135520A (ja) 枠組棚構築装置
JPH04107358U (ja) 駐車棚装置