JP2689817B2 - コイル格納用倉庫 - Google Patents

コイル格納用倉庫

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嘉則 加藤
潤一 村田
聡 星加
泰彦 飯田
典正 中村
勝利 吉田
孝之 池田
博之 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中空部を有するコイ
ル、あるいは、同等の製品を、高い収納効率で立体的に
格納するための倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、数mmの厚さの鉄板のコイルは、
通常、その中心部分に中空部を有する。コイルは、その
外径および長さが1.2 m近くあり、その重量は3トンに
も達する。このようなコイル等の大型重量物を効率良く
格納するために、従来から立体式の倉庫が使用されてい
る。図8は従来のコイル格納用倉庫の1例を示す斜視
図、図9はコイルを格納する部分を示す斜視図、図10
はコイルを格納した状態を示す正面図、図11は図10
のF−F線断面図、図12は図10のG−G線断面図で
ある。
【0003】図面に示すように、従来のコイル格納用倉
庫18は、所定間隔をあけて1列に設けられている複数の
鉛直の柱19と、柱19と結合して高さ方向に所定等間隔を
あけて水平に設けられている複数の横梁20とからなる骨
組構造によって建設されている。コイル格納用倉庫18
は、スタッカークレーン13が走行するための通路14と、
コイルを立体的に格納するためのコイル棚15の列を有し
ており、1つの通路14の両側面にそれぞれコイル棚15が
位置するように構成されている。図8に示す例では、コ
イル格納用倉庫18は3つの通路14と6列のコイル棚15を
有している。
【0004】柱19、19間には、「ロ」の字型の棚枠16、
16が2つ1組で水平に設けられている。棚枠16は、コイ
ル17を載置するに十分なスペースをとって、上下および
左右に立体的に配列されてコイル棚15を構成している。
コイル17は、所定距離をおいて近接する棚枠16の辺16a
、16a の上に載置される。21は鉛直ブレース、22は水
平ブレースである。
【0005】スタッカークレーン13は、通路14に沿って
走行自在である。更に、スタッカークレーン13は、昇降
自在の昇降台およびコイル移動機構を有しており、通路
14を走行しおよび高さ方向に移動してコイルを運び、そ
して、それを棚枠に載置する機能を有している(以上
を、「先行技術1」という)。先行技術1によれば、コ
イル17を立体的に格納することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1は、上述し
たように、コイル1つを格納するために、2つの棚枠16
を必要とするため、部材数が多く構造が複雑であった。
また、格納されるコイルの大きさによっては、例えば、
コイル外径が小さいと、辺16a 、16a 間からコイルが落
下し格納不能であり、一方、コイル外径が大きすぎる
と、安定が悪くなり危険である。このように、先行技術
1では、辺16a 、16a 間の距離の設定が難しく、格納さ
れるコイルの大きさが限られてしまうという問題もあっ
た。
【0007】従って、この発明の目的は、従来よりもシ
ンプルな構造で、且つ、コイルの外径を問わず、高い収
納効率でコイルを格納することができ、また、地震等に
対する抵抗力も高いコイル格納用倉庫を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者等は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、コイル棚に棚
枠の代わりにハンガーを設け、このハンガーにコイルの
中空部を引っ掛けることより、コイルの外径を問わず、
高い収納効率でコイルを格納することができることを知
見した。
【0009】この発明のコイル格納用倉庫は、上述の知
見に基づいてなされたものであって、互いに所定間隔を
あけて配列されたコイル受け柱と、前記コイル受け柱所
定本数に1本の割合で前記コイル受け柱と同列に設けら
れた第1ラチス柱と、前記コイル受け柱に互いに所定間
隔をあけて水平に設けられた、コイルを引っ掛けるため
のハンガーと、前記第1ラチス柱の前記ハンガー設置側
に設けられた第2ラチス柱と、前記コイル受け柱および
前記第1ラチス柱と結合して水平に設けられた第1横梁
と、前記第2ラチス柱と結合して前記第1横梁と平行且
つ同じ高さに設けられた第2横梁と、前記コイル受け柱
および前記第1ラチス柱を互いに連結して設けられた第
1鉛直ブレースと、前記第1ラチス柱および前記第2ラ
チス柱を互いに連結して設けられた第2鉛直ブレース
と、前記第1横梁および前記第2横梁を互いに連結して
設けられた水平ブレースとからなることに特徴を有する
ものである。
【0010】次に、この発明を図面を参照しながら説明
する。図1はこの発明の1実施態様を示す部分斜視図、
図2は全体構成を示す斜視図、図3は図2のE矢視図、
図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断
面図、図6は図3のC−C線断面図、図7は図3のD−
D線断面図である。図1はスタッカークレーンの通路側
からコイル棚を矢視した図である。図2において、Lは
短辺、Hは長辺を示している。
【0011】図面に示すように、複数のコイル受け柱1
および第1ラチス柱3が所定間隔をあけて配列されてい
る。第1ラチス柱3は、コイル受け柱5本に1本の割合
で同列に設けられている。コイル受け柱1および第1ラ
チス柱3には、高さ方向に互いに所定間隔をあけて、複
数の第1横梁5が、コイル受け柱1および第1ラチス柱
3と結合して水平に設けられている。コイル受け柱1お
よび第1ラチス柱3には、コイル受け柱1および第1ラ
チス柱3を互いに連結して第1鉛直ブレース7が設けら
れている。コイル受け柱1、第1ラチス柱3および第1
鉛直ブレース7により鉛直構面が形成されている。コイ
ル受け柱1の各々には、高さ方向に互いに所定間隔をあ
けて、複数のハンガー2が、第1横梁5と直交方向に、
その先端を内側(通路14側)に突出させて、水平に設け
られている。ハンガー2は上下および左右に規則的に配
列されてコイル棚15を形成している。
【0012】第1ラチス柱3のハンガー設置側(通路14
側)には、第2ラチス柱4が設けられている。第2ラチ
ス柱4には、複数の第2横梁6が、第2ラチス柱4と結
合して第1横梁5と平行且つ同じ高さに設けられてい
る。第1ラチス柱3および第2ラチス柱4には、第1ラ
チス柱3および第2ラチス柱4を互いに連結して第2鉛
直ブレース8が設けられている。第1ラチス柱3、第2
ラチス柱4および第2鉛直ブレース8により垂直構面が
形成されている。
【0013】第1横梁5および第2横梁6には、第1横
梁5および第2横梁6を互いに連結して水平ブレース9
が設けられている。第1横梁5、第2横梁6および水平
ブレース9により水平構面が形成されている。水平構面
はハンガー2段または1段毎等、所定段毎に設ける。
【0014】10 は第1ラチス柱3と第2ラチス柱4、
または、コイル受け柱1と第2横梁6とを連結する第3
横梁である。
【0015】第1ラチス柱3と第2ラチス柱4の上端部
は、コイル受け柱1の上端よりも上方に突出している。
第1ラチス柱3と第2ラチス柱4上部には、第1横梁5
と直交方向に頂部ラチス梁11が水平に設けられており、
頂部ラチス梁11および第2鉛直ブレース8によって鉛直
構面が形成されている。また、コイル受け柱1の上端に
は、第1横梁5と平行に頂部大梁12が設けられている。
【0016】
【作用】コイル受け柱1から内側(通路14側)に突出し
ているハンガー2に、スタッカークレーン13によってコ
イル17の中空部を引っ掛け、コイル17を格納する。ハン
ガー2に格納されたコイル17の自重は、ハンガー2から
コイル受け柱1に伝達され、柱下の基礎まで伝えられ
る。
【0017】地震時など、水平力が生じる場合は、水平
力がコイル受け柱1に伝達された後、短辺(L)方向は
ハンガー2段または1段毎に設けられた水平構面に伝わ
り、その後、鉛直構面に伝達される。鉛直構面は、第1
ラチス柱3、第2ラチス柱4および頂部ラチス梁11で構
成されたラーメン構造であり、水平力はフレーム全体に
分配され、倉庫ラック全体で水平力に抵抗できる。この
ように、コイル自重はコイル受柱1、地震時等の水平力
は鉛直構面と、機能分担された構造形式となっている。
【0018】長辺方向は、コイル受け柱1、第1ラチス
柱3に設けられた第1鉛直ブレース7に伝達され、短辺
方向と同様に倉庫ラック全体で水平力に抵抗できる。
【0019】本発明の倉庫において、通路14を3つと
し、コイル棚15を6列とし、コイル棚の棚数を8段とし
た場合に、3トンの重量を有するコイルを格納可能な、
各部材の寸法は、ハンガーサイズ:150 ×150 ×4.5 (m
m)、コイル受け柱、ラチス柱サイズ:350 ×350 ×12(m
m)程度である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に述べる有用な効果がもたらされる。 一般ラックと比べ、部材数が少なく、工場制作およ
び現場での組立ができ建設が簡単である。 コイル左右に柱がないため、間口寸法が一般ラック
より小さくできる。 コイルの重量の割合には同形式のラック倉庫に比
べ、コイル受け柱、ラチス柱のサイズを小さくでき、鋼
材重量も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施態様を示す部分斜視図
【図2】この発明の全体構成を示す斜視図
【図3】図2のE矢視図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】図3のB−B線断面図
【図6】図3のC−C線断面図
【図7】図3のD−D線断面図
【図8】従来のコイル格納用倉庫の1例を示す斜視図
【図9】コイルを格納する部分を示す斜視図
【図10】コイルを格納した状態を示す正面図
【図11】図10のF−F線断面図
【図12】図10のG−G線断面図。
【符号の説明】
1 コイル受け柱 2 ハンガー 3 第1ラチス柱 4 第2ラチス柱 5 第1横梁 6 第2横梁 7 第1鉛直ブレース 8 第2鉛直ブレース 9 水平ブレース 10 第3横梁 11 頂部ラチス梁 12 頂部大梁 13 スタッカークレーン 14 通路 15 コイル棚 16 棚枠 16a 辺 17 コイル 18 コイル格納用倉庫 19 柱 20 横梁 21 鉛直ブレース 22 水平ブレース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 泰彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 中村 典正 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉田 勝利 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 池田 孝之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤原 博之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−147507(JP,A) 特開 昭64−8107(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定間隔をあけて配列されたコイ
    ル受け柱と、前記コイル受け柱所定本数に1本の割合で
    前記コイル受け柱と同列に設けられた第1ラチス柱と、
    前記コイル受け柱に互いに所定間隔をあけて水平に設け
    られた、コイルを引っ掛けるためのハンガーと、前記第
    1ラチス柱の前記ハンガー設置側に設けられた第2ラチ
    ス柱と、前記コイル受け柱および前記第1ラチス柱と結
    合して水平に設けられた第1横梁と、前記第2ラチス柱
    と結合して前記第1横梁と平行且つ同じ高さに設けられ
    た第2横梁と、前記コイル受け柱および前記第1ラチス
    柱を互いに連結して設けられた第1鉛直ブレースと、前
    記第1ラチス柱および前記第2ラチス柱を互いに連結し
    て設けられた第2鉛直ブレースと、前記第1横梁および
    前記第2横梁を互いに連結して設けられた水平ブレース
    とからなることを特徴とするコイル格納用倉庫。
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KR102402286B1 (ko) * 2022-04-04 2022-05-25 이완영 컨테이너 자동화창고

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