JPH10138751A - 空調ダクト構造 - Google Patents

空調ダクト構造

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JPH10138751A
JPH10138751A JP8301398A JP30139896A JPH10138751A JP H10138751 A JPH10138751 A JP H10138751A JP 8301398 A JP8301398 A JP 8301398A JP 30139896 A JP30139896 A JP 30139896A JP H10138751 A JPH10138751 A JP H10138751A
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JP
Japan
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duct
air
defroster
bag
center ventilator
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Pending
Application number
JP8301398A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshino
等 吉野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デフロスタダクトの位置ずれを防止する嵌合
部を容易に形成すること。 【解決手段】 デフロスタダクト5をブロー成形すると
きに、袋状突起dを一緒に成形する。デフロスタダクト
5の袋状部分a,b,cをカットする作業のときに、こ
の袋状突起dの先端をカットして筒部とする。デフロス
タダクト5とセンターベンチレータダクトをインストル
メントパネル内に組込むときに、その筒部にセンターベ
ンチレータダクトに設けた突状部を嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の空調ダク
トの位置ずれを防止し、または位置決めをすることによ
り、空調ダクトを車体の所定の場所に固定することがで
きる空調ダクト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラスの露を除くため
に、インストルメントパネルの内部にデフロスタダクト
が配設され、また室内に冷暖風を送風するために、セン
ターベンチレータダクトがインストルメントパネルの内
部に配設されている。これらのデフロスタダクトとセン
ターベンチレータダクトは、ダクト同士の位置ずれをな
くして取付けることが、ダクトの組付け性を良くし、風
漏れを防止するために重要である。
【0003】従来、自動車ダクトの位置ずれを防止する
ための手段として、スクリューなどによる固定方法が考
えられているが、組付工数や別にコストがかかることか
ら、下記のような固定手段が採られていた。例えば、実
願平3−110906号公報に開示された技術によれ
ば、図6に示すように、デフロスタダクトの壁面31に
嵌合孔32を設け、センターベンチレータダクトの壁面
33に突状部34を設けている。そして、デフロスタダ
クトとセンターベンチレータダクトの組付け時に、突状
部34を嵌合孔32に差込んでそれらの位置ずれを防止
している。また、実願平3−110907号公報に開示
された技術によれば、図7に示すように、デフロスタダ
クトの壁面35に突状の凹部36を設け、ベンチレータ
ダクトの壁面37に突状部38を設けている。そして、
突状部38を凹部36に嵌合して、デフロスタダクトと
センターベンチレータダクトの位置ずれを防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す各ダクトは、ブロー成形するのに適するが、デフロ
スタダクトに嵌合孔を形成しなければならず、成形加工
の他に孔開け作業が必要になるという問題がある。ま
た、図7に示す手段によると、デフロスタダクトに設け
ている突状の凹部がブロー成形するのに、不向きである
という問題がある。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、空調ダクトをブロー成形により作製するのに、コス
トがかからず、作業工程を増やさず、ダクト同士を簡単
な方法で組付けることができる空調ダクト構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、自動車のヒータユ
ニットの上部に併設したデフロスタダクト及びセンター
ベンチレータダクトのうち少なくともいずれか一方のダ
クトをブロー成形して作製し、これらの一方のダクトが
他方のダクトに面する部分に袋状突起を設け、該袋状突
起の先端部を切断して筒部を形成し、他方のダクトに設
けた突状部を上記筒部に嵌合することにより、上記両ダ
クトの位置ずれを防止した。また、請求項2に記載の発
明は、自動車の横方向に配設され、ステアリングコラム
を支持するステアリングサポートパイプを備え、該ステ
アリングサポートパイプとセンターベンチレータダクト
が併設される空調ダクト構造において、上記センターベ
ンチレータダクトが上記ステアリングサポートパイプに
面する部位に、該ステアリングサポートパイプに当接す
る位置決め用の座面を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
空調ダクト構造について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、自動車の室内1に配設されているインスト
ルメントパネル2の内部を示す。図に示すように、イン
ストルメントパネル2内には、ヒータユニット3が配設
され、その上部の吹出開口には、樹脂性でなるデフロス
タダクト5及びセンターベンチレータダクト6の一端開
口が接続されている。また、デフロスタダクト5の他端
側はインストルメントパネル2のデフロスタ吹出開口7
に配設され、センターベンチレータダクト6の他端側は
ベンチレータルーバー8に臨んで配設されている。な
お、図において、9は、自動車の横方向に配設され、ス
テアリングコラムを支持するステアリングサポートパイ
プであり、10はフロントシールド、11はダッシュパ
ネル及び12はフロントフードである。
【0008】図2は、デフロスタダクト5を示す。この
デフロスタダクト5は、ブロー成形で作製され、その作
製時には1点鎖線に示すように、デフロスタダクト5の
各開口は袋状になっている。そして、デフロスタダクト
5をインストルメントパネル2の内部に組付ける前に、
1点鎖線の部分をカットして、デフロスタダクト5を取
付時の形状にする。すなわち、デフロスタダクト5の中
央吹出口a,a、デミスタダクト側に接続される側部接
続口b,b及びヒータユニット3側に接続される下部吸
入口cの各袋状部をそれぞれカットする。また、このデ
フロスタダクト5には、車体に対して後ろ方向に、組付
け時及び組付けた後にダクト位置ずれが生じるのを防止
するための袋状突起d,dを設けている。図3は、その
袋状突起dの拡大図である。図に示すように袋状突起d
は、1点鎖線より先端部をカットする。図4は、各袋状
部をカットした後のデフロスタダクト5の側面図であ
る。袋状突起dの先端部がカットされ、筒部14が形成
されている。
【0009】図5は、ブロー成形して作製したセンター
ベンチレータダクト6の側面図である。図に示すよう
に、センターベンチレータダクト6には、デフロスタダ
クト5に面する部位6aに2個の突状部15を形成して
いる。この突状部15は、デフロスタダクト5とセンタ
ーベンチレータダクト6を前後方向に併設したときに、
突状部15が上記したデフロスタダクト5の筒部14に
嵌合するように、図3に示す筒部14に対応する位置に
形成する。また、筒部14の内径と突状部15の外径
は、できるだけ一致させ隙間のないようにする。また、
センターベンチレータダクト6の背面には、突状座面1
6を形成している。この突状座面16は、センターベン
チレータダクト6がインストルメントパネル2内に組込
まれたときに、ステアリングサポートパイプ9に当接す
るように、突状座面16の当接面をステアリングサポー
トパイプ9の外周面の曲率と同じ曲率を有している。
【0010】デフロスタダクト5とセンターベンチレー
タダクト6をインストルメントパネル2内に組込むとき
は、2個の突状部15を2個の筒部14に嵌合させてい
るので、デフロスタダクト5とセンターベンチレータダ
クト6の位置ずれが防止される。また、センターベンチ
レータダクト6の突状座面16が、ステアリングサポー
トパイプ9の外周面に当接するようにしているので、セ
ンターベンチレータダクト6の位置決めが確実にでき
る。
【0011】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、デフロスタダクト5にブロー成形が容易な袋状突起
dを設け、この袋状突起dの先端をカットするのに、他
の袋状部a〜cのカット作業に一連して行えば、さほど
手間がかからない。よって、これよりも手間のかかる孔
開け作業をすることなく、ダクトの生産性、組付け性が
向上する。また、デフロスタダクト5とセンターベンチ
レータダクト6が位置ずれしないので、ダクトのずれに
よる空気漏れがなくなる。さらにステアリングサポート
パイプ9に当接してセンターベンチレータダクト6の突
状座面16を配設したので、車体の前後方向のダクトの
ずれが少なくなる。さらに、突状部15と筒部14の嵌
合部の径を、両者に隙間のないようにしたので、空気が
そこから漏れることもない。
【0012】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。例え
ば、上記実施の形態では、デフロスタダクト5に筒部1
4を設けたが、これをセンターベンチレータダクト6に
筒部を設け、デフロスタダクト5に突状部を設けてもよ
い。また、デフロスタダクト5とセンターベンチレータ
ダクト6の両者ともに、ブロー成形で作製したが、筒部
を形成する側のダクトのみをブロー成形で作製するよう
にしてもよい。また、突状座面16を突出させて座面を
形成したが、この座面については、センターベンチレー
タダクトとステアリングサポートパイプが干渉するよう
なときは、センターベンチレータダクトの干渉する部分
を凹部とし、その凹部を座面としてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
記載の発明によれば、位置ずれを防止する筒部を、ブロ
ー成形の作製が容易な袋状突起を設け、その先端をカッ
トするようにしたので、筒部を容易に形成することがで
きる。よって、手間のかかる孔開け作業を行うことな
く、ダクトの生産性が向上し、コストもかかることがな
い。また、請求項2に記載の発明によれば、センターベ
ンチレータダクトに位置決め用の座面を設けたので、セ
ンターベンチレータダクトの位置決めが確実になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による空調ダクト構造の側
面図である。
【図2】本発明の実施の形態による空調ダクト構造に用
いたデフロスタダクトの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態による空調ダクト構造に用
いたデフロスタダクトの袋状突起と、センターベンチレ
ータダクトの突状部を示す拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の形態による空調ダクト構造に用
いたデフロスタダクトの側面図である。
【図5】本発明の実施の形態による空調ダクト構造に用
いたセンターベンチレータダクトの側面図である。
【図6】従来における空調ダクト構造の側面図である。
【図7】従来における他の空調ダクト構造の側面図であ
る。
【符号の説明】
3 ヒータユニット 5 デフロスタダクト 6 センターベンチレータダクト 9 ステアリングサポートパイプ 14 筒部 15 突状部 16 突状座面 d 袋状突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のヒータユニットの上部に併設し
    たデフロスタダクト及びセンターベンチレータダクトの
    うち少なくともいずれか一方のダクトをブロー成形して
    作製し、これらの一方のダクトが他方のダクトに面する
    部分に袋状突起を設け、該袋状突起の先端部を切断して
    筒部を形成し、他方のダクトに設けた突状部を上記筒部
    に嵌合することにより、上記両ダクトの位置ずれを防止
    したことを特徴とする空調ダクト構造。
  2. 【請求項2】 自動車の横方向に配設され、ステアリン
    グコラムを支持するステアリングサポートパイプを備
    え、該ステアリングサポートパイプとセンターベンチレ
    ータダクトが併設される空調ダクト構造において、上記
    センターベンチレータダクトが上記ステアリングサポー
    トパイプに面する部位に、該ステアリングサポートパイ
    プに当接する位置決め用の座面を設けたことを特徴とす
    る空調ダクト構造。
JP8301398A 1996-11-13 1996-11-13 空調ダクト構造 Pending JPH10138751A (ja)

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JP8301398A JPH10138751A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 空調ダクト構造

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JP8301398A JPH10138751A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 空調ダクト構造

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JP8301398A Pending JPH10138751A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 空調ダクト構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014159240A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Kyoraku Co Ltd 車両用ダクトおよび車両用ダクトの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014159240A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Kyoraku Co Ltd 車両用ダクトおよび車両用ダクトの製造方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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