JPH10138278A - 竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置 - Google Patents

竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置

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JPH10138278A
JPH10138278A JP8302198A JP30219896A JPH10138278A JP H10138278 A JPH10138278 A JP H10138278A JP 8302198 A JP8302198 A JP 8302198A JP 30219896 A JP30219896 A JP 30219896A JP H10138278 A JPH10138278 A JP H10138278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary table
cover
groove
peripheral surface
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP8302198A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Oguro
秋雄 小黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
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Publication of JPH10138278A publication Critical patent/JPH10138278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリテーブルの浮止め防止金具との摺動
部や歯車部に異物が侵入する。 【解決手段】 ロータリテーブル2の外周面に全周につ
ながる凹溝10が形成され、ロータリテーブルの外周面
の外方に該外周面に沿って配された防塵カバー11の内
周縁12が、凹溝に挿入されている。凹溝内に挿入され
る防塵カバーの内周縁に、上方への折り返し部が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型射出成形機の
ロータリテーブルの防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】竪型射出成形機として、例えば、図6に
示すように、一対の下金型1,1を備えたロータリテー
ブル2を1本のダイバー(中心軸)3を中心に水平に回
転させて所定位置に位置決めし、可動盤4に取り付けら
れた上金型5を油圧シリンダ等の型締装置(図示せず)
で下降させて型締めし、それらの金型1,5のキャビテ
ィに樹脂を射出するとともに、ロータリテーブル2の回
動によって上金型5の真下から他の位置に移された下金
型1内の成形品をエジェクタ装置(図示せず)によって
取り出すものが知られている。そして、このような竪型
射出成形機では、ロータリテーブル2の外周面に下側が
外方に張り出すように段部2aを形成し、この段部2a
の上面2aaを、ロータリテーブル2の外周面に沿って
その外方に浮止め防止金具6を設けて、型同士を離間さ
せる際あるいはエジェクタによって成形品を脱型させる
際のロータリテーブル2の浮き上がりを防止している。
また、ロータリテーブル2の外周面の外方に該外周面に
沿うように防塵カバー7を設け、これにより、ロータリ
テーブル2の段部2aと浮止め防止金具6との摺動部A
や、ロータリテーブル2の段部2aの下側に形成される
歯車部8を覆っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の竪型射出成
形機にあっては次の問題があった。すなわち、ロータリ
テーブル2の外周面の外方に、ロータリテーブル2の段
部2aと浮止め防止金具6との摺動部Aやロータリテー
ブル2の歯車部8を覆うために防塵カバー7を設けてい
るが、ロータリテーブル2は回転するのに対し防塵カバ
ーは固定される関係上、ロータリテーブル2の外周面と
防塵カバー4の内周縁との間に隙間Cが形成されるのは
避けられない。そして、この隙間Cから異物が防塵カバ
ー7内に侵入し、ロータリテーブル2の段部2aと浮止
め防止金具6との摺動部Aやロータリテーブル2の歯車
部8に達したときに、摺動部等を損傷させたり、異音を
発生させたりするという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ロータリテーブルの浮止め防止金具との摺動部
や歯車部等に異物が侵入しにくい竪型射出成形機のロー
タリテーブルの防塵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ロータリテーブルの外周面に全周につながる凹溝が
形成され、ロータリテーブルの外周面の外方に該外周面
に沿って配された防塵カバーの内周縁が、前記凹溝に挿
入されていることを特徴とする。請求項2記載の発明で
は、前記凹溝は、ロータリテーブルの外周面に沿ってそ
の外方に設けられる浮止め防止金具と係合される、ロー
タリテーブルの係合段部よりも上側に形成されているこ
とを特徴とする。請求項3記載の発明では、前記凹溝内
に挿入される前記防塵カバーの内周縁に、上方への折り
返し部が形成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。なお、前記図6で示す従来例で示した構成
要素と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0007】図1は本発明に係る防塵装置を備えた竪型
射出成形機のロータリテーブルの平面図を示す。図中符
号2で示すロータリテーブルの外周面であって、浮止め
防止金具6と係合される係合段部2aよりも上側には凹
溝10が全周につながるように形成されている。
【0008】ロータリテーブル2の外周面の外方には、
該外周面に沿って防塵カバー11が配置されている。防
塵カバー11はロータリテーブル2の外周下部に設けら
れる歯車部8を覆うため安全カバーの機能も兼ねる。防
塵カバー11は複数に分割されている。つまり、この形
態では、例えば、前防塵カバー11A、右防塵カバー1
1B、左防塵カバー11C、後防塵カバー11Dの4つ
に分割されている。また、それら分割された防塵カバー
11の各内周縁12は、それぞれ前記凹溝10に挿入さ
れている。
【0009】防塵カバー11の内周縁12の凹溝10へ
の挿入形態は図2〜図4に示すように例えば3種類が考
えられる。図2に示すものは、ロータリテーブル2自体
の厚さが比較的薄く凹溝10の幅Lを広くとれない場合
の例であり、防塵カバー11の内周縁12は平面状とさ
れて単に凹溝10内に、上下にそれぞれ所定のクリアラ
ンスを確保しながら挿入されるだけである。図3に示す
ものは、ロータリテーブル2自体の厚さが中くらいであ
って凹溝10の幅Lを比較的自由に広くとれる場合の例
である。この形態では、防塵カバー11の内周縁12が
凹溝10に挿入された状態で所定の角度θを有するよう
に上方へ折り返されることによって、折り返し部13が
形成されている。図4に示すものは、ロータリテーブル
2自体の厚さが比較的厚く凹溝10の幅Lをより広くと
れる場合の例である。この形態では、防塵カバー11の
内周縁12が凹溝10に挿入された状態で約90度の折
曲角度を有するように上方へ折り返されることによっ
て、折り返し部13が形成されている。
【0010】前記防塵カバー11の固定方法は、図5に
示すように、防塵カバー11の周方向の複数箇所が、ロ
ータリテーブル2の下側のフレーム14に六角形状のス
ペーサ15を介してボルト16により固定されたり、図
2に示すように浮止め防止金具6の上面にボルト17に
より固定されたりすることにより行われる。また、18
は浮止め防止金具6固定用のボルトである。
【0011】次に、上記構成の竪型射出成形機のロータ
リテーブルの防塵装置の作用について説明する。ロータ
リテーブル2を回転させて所定位置に位置決めした後ロ
ータリテーブル2上で型締めを行い、型締めした金型
1,5のキャビティ内に樹脂を射出する。その後、ロー
タリテーブル2を例えば180度回転させて回転中心に
対し前記位置と逆方向に配置させた下金型内の成形品を
エジェクタ装置(図示略)によって取り出す。
【0012】このとき、ロータリテーブル2の外周面に
凹溝10を形成し、この凹溝10に防塵カバー11の内
周縁12を挿入させているので、上方から見ると防塵カ
バー11の内周縁とロータリテーブル2の外周面とは必
ず重なる。したがって、防塵カバー11の内周縁12と
ロータリテーブル2の外周面との間から塵埃等の異物が
防塵カバー11内に侵入しにくく、ひいては、異物が防
塵カバー11内に侵入して、ロータリテーブル2の段部
2aと浮止め防止金具6との摺動部Aやロータリテーブ
ル2の歯車部8に達して、摺動部等を損傷させたり、異
音を発生させたりするのを防止できる。
【0013】また、図3あるいは図4に示すように、前
記凹溝10内に挿入される防塵カバー11の内周縁12
に、上方への折り返し部13を形成すれば、防塵カバー
11上にある異物が何らかの力を受けて外方のロータリ
テーブル2側へ移動するときに、異物が折り返し部13
に突き当たってそれ以上の移動を規制される。この結
果、より一層、異物が防塵カバー11の内周縁12とロ
ータリテーブル2の外周面との間から防塵カバー11内
に侵入するのを防止できることとなる。
【0014】前記した実施の形態では、ロータリテーブ
ル2の外周面に歯車部が形成された場合を例に挙げてい
るが、これに限られることなく、歯車部を有さずチェー
ンあるいはタイミングベルトを介して回転駆動されるタ
イプ、及びロータリテーブル回転駆動部がテーブル外周
ではなく、ロータリテーブル中心軸部に有するタイプの
竪型射出成形機のロータリテーブルにも本発明は適用可
能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の竪
型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置によれば、
防塵カバーの内周縁がロータリテーブルの外周面の凹溝
に挿入されているので、上方から見ると防塵カバーの内
周縁とロータリテーブルの外周面とは必ず重なることと
なる。このため、防塵カバーの内周縁とロータリテーブ
ルの外周面の凹溝との間にクリアランスがあっても、そ
のクリアランスは側方から断面視した場合屈曲形成され
ているので、このような屈曲形成されたクリアランスか
ら塵埃等の異物は防塵カバー内に侵入しにくい。請求項
2記載の竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置
では、ロータリテーブルの係合段部と浮止め防止金具と
の係合箇所が、内周縁がロータリテーブルの外周面の凹
溝に挿入された防塵カバーによって覆われることとなる
ので、前記ロータリテーブルの係合段部と浮止め防止金
具との係合箇所に異物が侵入しにくい。請求項3記載の
竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置では、防
塵カバー上を異物がロータリテーブル側へ移動するとき
に、異物が折り返し部に突き当たってそれ以上の移動を
規制される。この結果、より一層、異物が防塵カバーの
内周縁とロータリテーブルの外周面との間から防塵カバ
ー内に侵入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る竪型射出成形機のロータリテー
ブルの防塵装置の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 上記実施の形態の一部を断面した側面図であ
る。
【図3】 ロータリテーブルの外周面の凹溝への防塵カ
バーの内周縁を挿入形態を示す断面図である。
【図4】 ロータリテーブルの外周面の凹溝への防塵カ
バーの内周縁を挿入形態の他の例を示す断面図である。
【図5】 防塵カバーの固定方法を説明する断面図であ
る。
【図6】 従来の竪型射出成形機のロータリテーブルの
防塵装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ロータリテーブル 6 浮止め防止金具 8 歯車部 10 凹溝 11 防塵カバー 12 内周縁 13 折り返し部 A 摺動部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリテーブル(2)の外周面に全周
    につながる凹溝(10)が形成され、ロータリテーブル
    の外周面の外方に該外周面に沿って配された防塵カバー
    (11)の内周縁(12)が、前記凹溝に挿入されてい
    ることを特徴とする竪型射出成形機のロータリテーブル
    の防塵装置。
  2. 【請求項2】 前記凹溝は、ロータリテーブルの外周面
    に沿ってその外方に設けられる浮止め防止金具(6)と
    係合される、ロータリテーブルの係合段部(2a)より
    も上側に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置。
  3. 【請求項3】 前記凹溝内に挿入される前記防塵カバー
    の内周縁に、上方への折り返し部(13)が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の竪型射出
    成形機のロータリテーブルの防塵装置。
JP8302198A 1996-11-13 1996-11-13 竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置 Pending JPH10138278A (ja)

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JP8302198A Pending JPH10138278A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 竪型射出成形機のロータリテーブルの防塵装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020082402A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020082402A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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Effective date: 20011002