JPH10137634A - 二管路を備えたスプレーヘッド - Google Patents
二管路を備えたスプレーヘッドInfo
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- JPH10137634A JPH10137634A JP9330941A JP33094197A JPH10137634A JP H10137634 A JPH10137634 A JP H10137634A JP 9330941 A JP9330941 A JP 9330941A JP 33094197 A JP33094197 A JP 33094197A JP H10137634 A JPH10137634 A JP H10137634A
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- plunger
- spray
- packing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
- B65D83/44—Valves specially adapted therefor; Regulating devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/14—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening
- B05B1/16—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening having selectively- effective outlets
- B05B1/1627—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening having selectively- effective outlets with a selecting mechanism comprising a gate valve, a sliding valve or a cock
- B05B1/1663—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening having selectively- effective outlets with a selecting mechanism comprising a gate valve, a sliding valve or a cock by relative translatory movement of the valve elements
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- B65D83/20—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一方の噴射パターンの噴射過程の終了時に他方
の噴射パターンの追加噴射を生じさせない、コンパクト
で自由にデザインできる2つの異なった噴射パターンを
発生させるスプレー缶用スプレーヘッドを提供する。 【解決手段】操作プランジャ11内に、それぞれ各噴射
パターンに割り当てられた2本の管路21、22が形成
される。スプレーヘッド14が、操作プランジャ11に
手動的に操作可能に取り付けられる。スプレーヘッド
は、操作プランジャの管路21、22に接続された2つ
の異なった噴射パターンを発生させるノズル15、16
を備えている。スライダパッキン29が操作プランジャ
に軸方向に沿って変位可能に取り付けらる。
の噴射パターンの追加噴射を生じさせない、コンパクト
で自由にデザインできる2つの異なった噴射パターンを
発生させるスプレー缶用スプレーヘッドを提供する。 【解決手段】操作プランジャ11内に、それぞれ各噴射
パターンに割り当てられた2本の管路21、22が形成
される。スプレーヘッド14が、操作プランジャ11に
手動的に操作可能に取り付けられる。スプレーヘッド
は、操作プランジャの管路21、22に接続された2つ
の異なった噴射パターンを発生させるノズル15、16
を備えている。スライダパッキン29が操作プランジャ
に軸方向に沿って変位可能に取り付けらる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの異なった噴
射パターンを発生させる二管路を備えたスプレー缶用ス
プレーヘッドに関するものである。
射パターンを発生させる二管路を備えたスプレー缶用ス
プレーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスプレーヘッドは、DE294
5600A1に記載されている。このスプレーヘッド
は、自衛用スプレーに対するスプレーノズルを備え、2
つの異なった広がりを有する噴射を発生させるために使
用される。このスプレーヘッドは、スプレーヘッドを最
初に押し下げることによって狭い集束された噴射を発生
させ、特定目標にのみ向けられた個人の排撃を可能にす
るように機能的に設計されている。スプレーヘッドをさ
らに押し下げることによって扇型の噴射が発生し、多数
の攻撃者に対する噴射が可能となっている。
5600A1に記載されている。このスプレーヘッド
は、自衛用スプレーに対するスプレーノズルを備え、2
つの異なった広がりを有する噴射を発生させるために使
用される。このスプレーヘッドは、スプレーヘッドを最
初に押し下げることによって狭い集束された噴射を発生
させ、特定目標にのみ向けられた個人の排撃を可能にす
るように機能的に設計されている。スプレーヘッドをさ
らに押し下げることによって扇型の噴射が発生し、多数
の攻撃者に対する噴射が可能となっている。
【0003】上述のスプレーヘッドの場合、2つの噴射
パターンの選択は、スプレーヘッド内に変位可能に配置
されたスライダによって制御され、このスライダは、ヘ
ッドの内部において、底に組み込まれた圧縮バネに対し
て変位可能になっている。スプレーヘッドはこのスライ
ダとともに、スプレー缶の弁プランジャ上に取り付けら
れ、スプレー缶の内部において圧縮バネに抗してその閉
じた位置から開いた位置まで変位し得るようになってい
る。圧縮バネを通じてスプレーヘッド内に保持されたス
ライダの初期位置において、スライダ内に形成された流
路は、スプレーヘッドの第1のノズルに接続されてお
り、スプレー容器の弁によって噴射液体の漏れ出しが自
動的に防止されるようになっている。
パターンの選択は、スプレーヘッド内に変位可能に配置
されたスライダによって制御され、このスライダは、ヘ
ッドの内部において、底に組み込まれた圧縮バネに対し
て変位可能になっている。スプレーヘッドはこのスライ
ダとともに、スプレー缶の弁プランジャ上に取り付けら
れ、スプレー缶の内部において圧縮バネに抗してその閉
じた位置から開いた位置まで変位し得るようになってい
る。圧縮バネを通じてスプレーヘッド内に保持されたス
ライダの初期位置において、スライダ内に形成された流
路は、スプレーヘッドの第1のノズルに接続されてお
り、スプレー容器の弁によって噴射液体の漏れ出しが自
動的に防止されるようになっている。
【0004】スプレーヘッド内に組み込まれたバネは、
スプレー容器の弁プランジャを付勢するバネよりも強い
弾性力を有するように形成されているので、スプレーヘ
ッドが最初に押し下げられたとき、スプレー容器の主弁
は開放されており、噴射液体は弁プランジャを介してス
ライダの流路を通る第1のノズルに達する。スプレーヘ
ッドがさらに強く押し下げられると、最終的にスライダ
は圧縮バネの弾性力に抗して変位し、それによって流路
と第1のノズルとの接続が妨げられる。最終的に、流路
は第1のノズルを越えて配置された第2の噴射ノズルに
接続され、そして別の噴射パターンが生じる。
スプレー容器の弁プランジャを付勢するバネよりも強い
弾性力を有するように形成されているので、スプレーヘ
ッドが最初に押し下げられたとき、スプレー容器の主弁
は開放されており、噴射液体は弁プランジャを介してス
ライダの流路を通る第1のノズルに達する。スプレーヘ
ッドがさらに強く押し下げられると、最終的にスライダ
は圧縮バネの弾性力に抗して変位し、それによって流路
と第1のノズルとの接続が妨げられる。最終的に、流路
は第1のノズルを越えて配置された第2の噴射ノズルに
接続され、そして別の噴射パターンが生じる。
【0005】スプレーヘッドの押し下げが中止される
と、まず最初、スライダはその初期位置に復帰する。こ
のため、もう一度第1のノズルから噴射液体が噴射され
る。ようやくスプレーヘッドの押し下げが完全に中止さ
れたとき、容器内の弁プランジャが閉じられ、それによ
ってスプレーヘッドはシールされ、噴射過程が終了す
る。
と、まず最初、スライダはその初期位置に復帰する。こ
のため、もう一度第1のノズルから噴射液体が噴射され
る。ようやくスプレーヘッドの押し下げが完全に中止さ
れたとき、容器内の弁プランジャが閉じられ、それによ
ってスプレーヘッドはシールされ、噴射過程が終了す
る。
【0006】たとえば、ヘアスプレーのような保健用ス
プレーの使用に際しては、噴射パターンとして、とりわ
け、相対的に大きな噴射粒子による粗い噴射と細かい霧
状の噴射からなる細かい噴射が重要である。この場合、
異なる噴射パターンができる限り選ばれなければなら
ず、かつ互いに独立に選択されなければならない。これ
に関して、DE2945600A1に記載されたスプレ
ーヘッドは欠点を有している。なぜなら、その内部構造
の故に、噴射過程の最初と最後において強制的に第1の
噴射パターンによる噴射‐すなわち、例えば粗い噴射‐
が生ずるからである。
プレーの使用に際しては、噴射パターンとして、とりわ
け、相対的に大きな噴射粒子による粗い噴射と細かい霧
状の噴射からなる細かい噴射が重要である。この場合、
異なる噴射パターンができる限り選ばれなければなら
ず、かつ互いに独立に選択されなければならない。これ
に関して、DE2945600A1に記載されたスプレ
ーヘッドは欠点を有している。なぜなら、その内部構造
の故に、噴射過程の最初と最後において強制的に第1の
噴射パターンによる噴射‐すなわち、例えば粗い噴射‐
が生ずるからである。
【0007】さらには、この公知のスプレーヘッドは相
対的に大きな寸法を有している。なぜなら、スライダお
よびバネ機構がスプレーヘッド内に収容されるからであ
る。この機能部分によってまた、スプレーヘッドに対す
るデザインの可能性が制限される。これはとりわけ高級
な保健用スプレーの場合には豪華でスタイリッシュな包
装がなされるという傾向からすると大きな欠点となって
いる。
対的に大きな寸法を有している。なぜなら、スライダお
よびバネ機構がスプレーヘッド内に収容されるからであ
る。この機能部分によってまた、スプレーヘッドに対す
るデザインの可能性が制限される。これはとりわけ高級
な保健用スプレーの場合には豪華でスタイリッシュな包
装がなされるという傾向からすると大きな欠点となって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、2つの異なった噴射パターンを発生させる二管
路を備えたスプレー缶用スプレーヘッドであって、少な
くとも、一方の噴射パターンの噴射過程の終了時に他方
の噴射パターンの追加噴射が生じないようなスプレーヘ
ッドを提供することにある。さらには、コンパクトでか
つ自由にデザインすることができるスプレーヘッドを提
供することにある。
課題は、2つの異なった噴射パターンを発生させる二管
路を備えたスプレー缶用スプレーヘッドであって、少な
くとも、一方の噴射パターンの噴射過程の終了時に他方
の噴射パターンの追加噴射が生じないようなスプレーヘ
ッドを提供することにある。さらには、コンパクトでか
つ自由にデザインすることができるスプレーヘッドを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、2つの異なった噴射パターンを発
生させる二管路を備えたスプレー缶用スプレーヘッドで
あって、前記スプレー缶の内部に配置され、噴射液体に
対する流出口を備えた軸受ハウジングと、前記軸受ハウ
ジングの前記流出口内において、1つの閉じた位置と2
つのそれぞれの噴射パターンに割り当てられた開いた位
置との間において変位可能であるとともに、パッキンを
越えて外側にのびる操作プランジヤと、前記操作プラン
ジャ内に形成され、それぞれ前記各噴射パターンに割り
当てられた2本の管路と、前記操作プランジャに取り付
けられて手動的に操作され、前記操作プランジャの管路
に接続された前記2つの異なった噴射パターンを発生さ
せるノズルを備えたスプレーヘッドと、前記操作プラン
ジャに軸方向に沿って変位可能に取り付けられたスライ
ダパッキンとを備えており、前記閉じた位置において前
記管路は前記パッキンによって前記流出口から切り離さ
れ、前記操作プランジャが第1の前記開いた位置まで変
位するとき、前記第1の管路における内側の口は前記流
出口に連絡し、前記操作プランジャがさらに第2の前記
開いた位置まで変位するとき、第1の前記管路の内側の
口は前記スライダパッキンによって閉じられるととも
に、第2の前記管路における内側の口は前記流出口に連
絡し、前記操作プランジャが前記閉じた位置まで戻ると
き、前記2本の管路は、前記第1の管路が閉じられたま
まで、前記流出口から切り離された状態に戻され得るこ
とを特徴とするスプレーヘッドが構成される。
め、本発明によれば、2つの異なった噴射パターンを発
生させる二管路を備えたスプレー缶用スプレーヘッドで
あって、前記スプレー缶の内部に配置され、噴射液体に
対する流出口を備えた軸受ハウジングと、前記軸受ハウ
ジングの前記流出口内において、1つの閉じた位置と2
つのそれぞれの噴射パターンに割り当てられた開いた位
置との間において変位可能であるとともに、パッキンを
越えて外側にのびる操作プランジヤと、前記操作プラン
ジャ内に形成され、それぞれ前記各噴射パターンに割り
当てられた2本の管路と、前記操作プランジャに取り付
けられて手動的に操作され、前記操作プランジャの管路
に接続された前記2つの異なった噴射パターンを発生さ
せるノズルを備えたスプレーヘッドと、前記操作プラン
ジャに軸方向に沿って変位可能に取り付けられたスライ
ダパッキンとを備えており、前記閉じた位置において前
記管路は前記パッキンによって前記流出口から切り離さ
れ、前記操作プランジャが第1の前記開いた位置まで変
位するとき、前記第1の管路における内側の口は前記流
出口に連絡し、前記操作プランジャがさらに第2の前記
開いた位置まで変位するとき、第1の前記管路の内側の
口は前記スライダパッキンによって閉じられるととも
に、第2の前記管路における内側の口は前記流出口に連
絡し、前記操作プランジャが前記閉じた位置まで戻ると
き、前記2本の管路は、前記第1の管路が閉じられたま
まで、前記流出口から切り離された状態に戻され得るこ
とを特徴とするスプレーヘッドが構成される。
【0010】スプレー缶内に軸受ハウジングを組み込
み、メカニズムの二管路の機能を導く部分を置き換えた
ことによって、スプレーヘッドはそれ自体非常にコンパ
クトで、簡単な構造を有している。スプレーヘッドは、
2つのノズルのみを有しており、これらのノズルは操作
プランジャ内に形成された管路と流体力学的に接続され
る。それによって実質上スプレーヘッドの多様なデザイ
ンが可能となる。
み、メカニズムの二管路の機能を導く部分を置き換えた
ことによって、スプレーヘッドはそれ自体非常にコンパ
クトで、簡単な構造を有している。スプレーヘッドは、
2つのノズルのみを有しており、これらのノズルは操作
プランジャ内に形成された管路と流体力学的に接続され
る。それによって実質上スプレーヘッドの多様なデザイ
ンが可能となる。
【0011】閉じた位置と、たとえば第2のノズルを通
じて細かい霧状の噴射を発生させるスプレーヘッドの第
2の開いた位置との間の切換の際に、第1のノズルを通
じた噴射過程が短時間行われたとしても、第2の開いた
位置から閉じた位置への逆の切換の際には、このような
ことは全く生じない。すなわち、この場合スライダパッ
キンは第1の管路の内側の口を閉じた状態に保持する。
閉じた位置にある操作プランジャがスライダパッキンと
ともに変位するとき、この口は最終的にスライダパッキ
ンの領域から軸受ハウジングのパッキンの作用領域まで
移動するので、この管路の内側の口の流出口に対する接
続は生じない。それによって望ましくない噴射パターン
の追加噴射は確実に阻止される。
じて細かい霧状の噴射を発生させるスプレーヘッドの第
2の開いた位置との間の切換の際に、第1のノズルを通
じた噴射過程が短時間行われたとしても、第2の開いた
位置から閉じた位置への逆の切換の際には、このような
ことは全く生じない。すなわち、この場合スライダパッ
キンは第1の管路の内側の口を閉じた状態に保持する。
閉じた位置にある操作プランジャがスライダパッキンと
ともに変位するとき、この口は最終的にスライダパッキ
ンの領域から軸受ハウジングのパッキンの作用領域まで
移動するので、この管路の内側の口の流出口に対する接
続は生じない。それによって望ましくない噴射パターン
の追加噴射は確実に阻止される。
【0012】本発明の好ましい実施例によれば、前記2
本の管路は、前記内側の口を通じて、前記操作プランジ
ャの軸方向における2つの異なる位置で半径方向に連絡
している。本発明の別の好ましい実施例によれば、リン
グ状の前記スライダパッキンが、前記操作プランジャの
軸方向に沿って2つのハウジング当接部の間において変
位し得るが、自己制動するように取り付けられ、前記閉
じた位置において、前記スライダパッキンは第1の前記
ハウジング当接部に当接し、前記操作プランジャが前記
第1の開いた位置まで変位するとき、前記スライダパッ
キンはその自己制動性によって第2の前記ハウジング当
接部との当接位置に保持され、前記操作プランジャがさ
らに前記第2の開いた位置まで変位するとき、前記操作
プランジャが前記第2のハウジング当接部に保持された
スライダパッキンに対して相対運動することによって、
前記第1の管路の口が閉じられ、前記操作プランジャが
前記閉じた位置まで戻るとき、前記スライダパッキン
は、前記自己制動性によって、前記第1の管路の口を閉
じた状態に保持しつつ、前記第2のハウジング当接部と
の当接位置から前記第1のハウジング当接部との当接位
置まで変位し得るようになっている。
本の管路は、前記内側の口を通じて、前記操作プランジ
ャの軸方向における2つの異なる位置で半径方向に連絡
している。本発明の別の好ましい実施例によれば、リン
グ状の前記スライダパッキンが、前記操作プランジャの
軸方向に沿って2つのハウジング当接部の間において変
位し得るが、自己制動するように取り付けられ、前記閉
じた位置において、前記スライダパッキンは第1の前記
ハウジング当接部に当接し、前記操作プランジャが前記
第1の開いた位置まで変位するとき、前記スライダパッ
キンはその自己制動性によって第2の前記ハウジング当
接部との当接位置に保持され、前記操作プランジャがさ
らに前記第2の開いた位置まで変位するとき、前記操作
プランジャが前記第2のハウジング当接部に保持された
スライダパッキンに対して相対運動することによって、
前記第1の管路の口が閉じられ、前記操作プランジャが
前記閉じた位置まで戻るとき、前記スライダパッキン
は、前記自己制動性によって、前記第1の管路の口を閉
じた状態に保持しつつ、前記第2のハウジング当接部と
の当接位置から前記第1のハウジング当接部との当接位
置まで変位し得るようになっている。
【0013】本発明のさらに別の好ましい実施例によれ
ば、前記第1のハウジング当接部は、前記軸受ハウジン
グの前記パッキンからなっている。本発明のさらに別の
好ましい実施例によれば、前記スライダパッキンに対す
る前記第2のハウジング当接部が同時に、前記操作プラ
ンジャの対向当接部に対する当接部をなしていることに
より、前記閉じた位置が確立されるようになっている。
ば、前記第1のハウジング当接部は、前記軸受ハウジン
グの前記パッキンからなっている。本発明のさらに別の
好ましい実施例によれば、前記スライダパッキンに対す
る前記第2のハウジング当接部が同時に、前記操作プラ
ンジャの対向当接部に対する当接部をなしていることに
より、前記閉じた位置が確立されるようになっている。
【0014】本発明のさらに別の好ましい実施例によれ
ば、前記操作プランジャは、前記軸受ハウジング内に配
置された2つの圧縮バネによって、前記閉じた位置の方
向に弾性付勢されている。本発明のさらに別の好ましい
実施例によれば、前記2つの圧縮バネは、前記操作プラ
ンジャの対向当接部と前記軸受ハウジングの底との間に
入れ子状に配置されており、前記操作プランジャに向け
られた第1の前記圧縮バネはバネ受皿によって支持さ
れ、前記バネ受皿は第2の前記圧縮バネによって支持さ
れている。
ば、前記操作プランジャは、前記軸受ハウジング内に配
置された2つの圧縮バネによって、前記閉じた位置の方
向に弾性付勢されている。本発明のさらに別の好ましい
実施例によれば、前記2つの圧縮バネは、前記操作プラ
ンジャの対向当接部と前記軸受ハウジングの底との間に
入れ子状に配置されており、前記操作プランジャに向け
られた第1の前記圧縮バネはバネ受皿によって支持さ
れ、前記バネ受皿は第2の前記圧縮バネによって支持さ
れている。
【0015】本発明のさらに別の好ましい実施例によれ
ば、前記第1の圧縮バネは、前記第2の圧縮バネより弱
い弾性力を有するとともに、前記操作プランジャに設け
られた当接差し込み部を取り巻くように配置され、前記
当接差し込み部は、前記第1の閉じた位置がもたらされ
るとき前記バネ受皿に当接するようになっている。本発
明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記バネ受皿
は当接部を有し、この当接部は前記操作プランジャの前
記第2の位置への変位を制限するようになっている。本
発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記バネ受
皿は盃形状に形成されており、その底は当接部を形成し
ている。
ば、前記第1の圧縮バネは、前記第2の圧縮バネより弱
い弾性力を有するとともに、前記操作プランジャに設け
られた当接差し込み部を取り巻くように配置され、前記
当接差し込み部は、前記第1の閉じた位置がもたらされ
るとき前記バネ受皿に当接するようになっている。本発
明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記バネ受皿
は当接部を有し、この当接部は前記操作プランジャの前
記第2の位置への変位を制限するようになっている。本
発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記バネ受
皿は盃形状に形成されており、その底は当接部を形成し
ている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施例について説明する。図1〜図3に
は、缶出口2を取り巻く首3を備えたスプレー缶1の上
部のみを切り取って示してある。首3には、実質上円筒
状の軸受ハウジング4がスプレー缶2の内側から押し込
まれており、リング状のパッキン5が軸受ハウジング4
の上側流出口を形成している。パッキン5には、首3の
リング状フランジ部6が当接しており、それによって軸
受ハウジング4はその上側をシールされている。
発明の好ましい実施例について説明する。図1〜図3に
は、缶出口2を取り巻く首3を備えたスプレー缶1の上
部のみを切り取って示してある。首3には、実質上円筒
状の軸受ハウジング4がスプレー缶2の内側から押し込
まれており、リング状のパッキン5が軸受ハウジング4
の上側流出口を形成している。パッキン5には、首3の
リング状フランジ部6が当接しており、それによって軸
受ハウジング4はその上側をシールされている。
【0017】軸受ハウジング4の容器内部側の端には、
キャップ7が取り付けられ、キャップ7は中央に連通管
8を備えている。この連通管8には、(図示しない)ス
タンドパイプが接続できるようになっている。スタンド
パイプは、スプレー容器の底までのび、容器をすっかり
空にすることを保証する。
キャップ7が取り付けられ、キャップ7は中央に連通管
8を備えている。この連通管8には、(図示しない)ス
タンドパイプが接続できるようになっている。スタンド
パイプは、スプレー容器の底までのび、容器をすっかり
空にすることを保証する。
【0018】軸受ハウジング4の内部は、連通管8を通
って流入する噴射液体に対する流出口9を形成してお
り、この場合、軸受ハウジング4の内壁には軸方向にの
びる縦管路10が形成され、軸受ハウジング4内に設け
られ、後述する機能部分によって妨げられることのない
液体流路が保証されるようなっている。
って流入する噴射液体に対する流出口9を形成してお
り、この場合、軸受ハウジング4の内壁には軸方向にの
びる縦管路10が形成され、軸受ハウジング4内に設け
られ、後述する機能部分によって妨げられることのない
液体流路が保証されるようなっている。
【0019】この機能部分の主要部は、操作プランジャ
11からなっており、操作プランジャ11は、リング形
状のパッキン5の開口12に嵌め込まれ、図1に示した
閉じた位置と図2および図3に示した開いた位置との間
において軸方向に変位可能になっている。操作プランジ
ャ11は開口12を越えて外側にのびており、上端にス
プレーヘッド14が取り付けられている。このスプレー
ヘッド14内には、同じ高さ位置に互いに隣接して2つ
のノズル15、16が備えられており、その金属製の噴
射金具17、18が異なる噴射パターンを発生するよう
になっている。ノズル15によって、例えば、相対的に
大きな噴射液体粒子を伴う粗い噴射が発生する一方、ノ
ズル16を通じて細かい霧状の噴射が発生する。
11からなっており、操作プランジャ11は、リング形
状のパッキン5の開口12に嵌め込まれ、図1に示した
閉じた位置と図2および図3に示した開いた位置との間
において軸方向に変位可能になっている。操作プランジ
ャ11は開口12を越えて外側にのびており、上端にス
プレーヘッド14が取り付けられている。このスプレー
ヘッド14内には、同じ高さ位置に互いに隣接して2つ
のノズル15、16が備えられており、その金属製の噴
射金具17、18が異なる噴射パターンを発生するよう
になっている。ノズル15によって、例えば、相対的に
大きな噴射液体粒子を伴う粗い噴射が発生する一方、ノ
ズル16を通じて細かい霧状の噴射が発生する。
【0020】2つのノズル15、16は、互いに平行な
屈曲した部分を有する分岐管路19、20を通じて、そ
れぞれ操作プランジャ11の管路21、22に接続され
ている。これらの管路21、22は、上端13から内側
に操作プランジャ11の軸方向に沿って操作プランジャ
11のほぼ中間までのびた後、操作プランジャ11の軸
方向における異なる位置で半径方向外側に向けられた短
い分岐管路23、24を通じて操作プランジャ11の外
壁に開口している。ノズル15に接続された管路21の
口25はそのとき、ノズル16の管路22を通じて接続
された口26より数ミリメートル上方に配置されてい
る。
屈曲した部分を有する分岐管路19、20を通じて、そ
れぞれ操作プランジャ11の管路21、22に接続され
ている。これらの管路21、22は、上端13から内側
に操作プランジャ11の軸方向に沿って操作プランジャ
11のほぼ中間までのびた後、操作プランジャ11の軸
方向における異なる位置で半径方向外側に向けられた短
い分岐管路23、24を通じて操作プランジャ11の外
壁に開口している。ノズル15に接続された管路21の
口25はそのとき、ノズル16の管路22を通じて接続
された口26より数ミリメートル上方に配置されてい
る。
【0021】添付図面から容易にわかるように、管路2
1は大きな直径を有しており、操作プランジャ11の上
端13において偏心して配置された円筒状突起27によ
って取り囲まれている。スプレーヘッド14の内部にお
ける対応する部分28は、操作プランジャ11の上端1
3を補充する形状を有しており、その結果、スプレーヘ
ッド14の操作プランジャ11への簡単な取り付けによ
って管路21、22のそれらに属する分岐管路19、2
0に対する明確な接続位置が形成される。
1は大きな直径を有しており、操作プランジャ11の上
端13において偏心して配置された円筒状突起27によ
って取り囲まれている。スプレーヘッド14の内部にお
ける対応する部分28は、操作プランジャ11の上端1
3を補充する形状を有しており、その結果、スプレーヘ
ッド14の操作プランジャ11への簡単な取り付けによ
って管路21、22のそれらに属する分岐管路19、2
0に対する明確な接続位置が形成される。
【0022】軸受ハウジング4の内部において、操作プ
ランジャ11にリング状のスライダパッキン29が嵌め
込まれている。スライダパッキン29は、操作プランジ
ャ11に対して軸方向に変位し得るが、自己制動可能に
配置されている。原則として、スライダパッキン29
は、リング状空間内において、スライダパッキン29に
対する第1のハウジング当接部30を形成するパッキン
5と軸受ハウジング4内の第2のハウジング当接部13
0との間において変位し得るようになっている。
ランジャ11にリング状のスライダパッキン29が嵌め
込まれている。スライダパッキン29は、操作プランジ
ャ11に対して軸方向に変位し得るが、自己制動可能に
配置されている。原則として、スライダパッキン29
は、リング状空間内において、スライダパッキン29に
対する第1のハウジング当接部30を形成するパッキン
5と軸受ハウジング4内の第2のハウジング当接部13
0との間において変位し得るようになっている。
【0023】第2のハウジング当接部130は、そのス
ライダパッキン29に向けられた側と反対側を、同時に
操作プランジャ11の鍔形状の対向当接部31に対する
当接部として使用されることにより、図1に示したスプ
レーヘッドの閉じた位置が確立される。これはスプレー
ヘッドが操作されないときに、2本の圧縮蔓巻きバネ3
2、33によって保持される。操作プランジャ11に割
り当てられた圧縮蔓巻きバネ32は、操作プランジャ1
1の内側端に軸方向に設けられた当接差し込み部34を
取り巻いて配置され、その一端が対向当接部31に当接
している。圧縮蔓巻きバネ32の他端は、盃形状のバネ
受皿36の底に当接している。バネ受皿36は、第2の
大きな直径を有する圧縮蔓巻きバネ33の内側に配置さ
れている。圧縮蔓巻きバネ33は、キャップ7の内側に
支持されている。図1に示した閉じた位置において、圧
縮蔓巻きバネ33は、バネ受皿36の外周から半径方向
外側に突出するフランジ部37を下側から支持し、そし
て、フランジ部37は軸受ハウジング4の内側に突出す
る段状支持部38に当接している。
ライダパッキン29に向けられた側と反対側を、同時に
操作プランジャ11の鍔形状の対向当接部31に対する
当接部として使用されることにより、図1に示したスプ
レーヘッドの閉じた位置が確立される。これはスプレー
ヘッドが操作されないときに、2本の圧縮蔓巻きバネ3
2、33によって保持される。操作プランジャ11に割
り当てられた圧縮蔓巻きバネ32は、操作プランジャ1
1の内側端に軸方向に設けられた当接差し込み部34を
取り巻いて配置され、その一端が対向当接部31に当接
している。圧縮蔓巻きバネ32の他端は、盃形状のバネ
受皿36の底に当接している。バネ受皿36は、第2の
大きな直径を有する圧縮蔓巻きバネ33の内側に配置さ
れている。圧縮蔓巻きバネ33は、キャップ7の内側に
支持されている。図1に示した閉じた位置において、圧
縮蔓巻きバネ33は、バネ受皿36の外周から半径方向
外側に突出するフランジ部37を下側から支持し、そし
て、フランジ部37は軸受ハウジング4の内側に突出す
る段状支持部38に当接している。
【0024】図1〜図4に示したスプリーヘッドの作用
を以下に説明する。図1に示した閉じた位置は、すでに
述べたように、2本の互いに入れ子状に配置され、バネ
受皿36を介して連結された圧縮蔓巻きバネ32、33
によって生じる操作プランジャ11の当接によって保持
されており、この閉じた位置では、管路21、22の口
25、26はいずれもパッキン5の作用領域に配置され
すことによって流出口9から切り離されており、管路2
1、22の内部に噴射液体が入ってくることはない。
を以下に説明する。図1に示した閉じた位置は、すでに
述べたように、2本の互いに入れ子状に配置され、バネ
受皿36を介して連結された圧縮蔓巻きバネ32、33
によって生じる操作プランジャ11の当接によって保持
されており、この閉じた位置では、管路21、22の口
25、26はいずれもパッキン5の作用領域に配置され
すことによって流出口9から切り離されており、管路2
1、22の内部に噴射液体が入ってくることはない。
【0025】第1の噴射パターン、たとえば、細かい霧
状の噴射パターンを生じさせるために、スプレーヘッド
14は、図1に矢印IVで示した方向に押し下げられ、
それによって操作プランジャ11は内側に変位する。こ
のとき、弱い弾性力を有するように形成された圧縮蔓巻
きバネ32が圧縮され、それに対してバネ受皿36は、
圧縮蔓巻きバネ33の弾性力により、フランジ部37を
軸受ハウジング4の段状支持部38に当接させたまま、
図1に示した位置に止まっている。この操作プランジャ
11の押し込みにより、スライダパッキン29は、その
自己制動性に基づいて操作プランジャ11とともに変位
し、パッキン5の当接部30から内側に遠ざかる。この
操作の間に、口26は最終的にパッキン5の作用領域か
ら軸受ハウジング4の流出口9に向けられ、その結果、
細かい霧状の噴射のためのノズル16に対する流路接続
が達成され、対応する霧状の噴射が発生する。
状の噴射パターンを生じさせるために、スプレーヘッド
14は、図1に矢印IVで示した方向に押し下げられ、
それによって操作プランジャ11は内側に変位する。こ
のとき、弱い弾性力を有するように形成された圧縮蔓巻
きバネ32が圧縮され、それに対してバネ受皿36は、
圧縮蔓巻きバネ33の弾性力により、フランジ部37を
軸受ハウジング4の段状支持部38に当接させたまま、
図1に示した位置に止まっている。この操作プランジャ
11の押し込みにより、スライダパッキン29は、その
自己制動性に基づいて操作プランジャ11とともに変位
し、パッキン5の当接部30から内側に遠ざかる。この
操作の間に、口26は最終的にパッキン5の作用領域か
ら軸受ハウジング4の流出口9に向けられ、その結果、
細かい霧状の噴射のためのノズル16に対する流路接続
が達成され、対応する霧状の噴射が発生する。
【0026】明確な力を伴った操作プランジャ11のこ
の押し込み運動は、当接差し込み部34がバネ受皿の底
35に当接することによって制限される。この状況を図
2に示した。この位置において、使用者はまた、明確な
抵抗を感じ、それによって図2に示したスプレーヘッド
の第1の開いた位置が、使用者によって良好に知覚され
得る。これはスプレーヘッドの操作性を著しく向上させ
る。
の押し込み運動は、当接差し込み部34がバネ受皿の底
35に当接することによって制限される。この状況を図
2に示した。この位置において、使用者はまた、明確な
抵抗を感じ、それによって図2に示したスプレーヘッド
の第1の開いた位置が、使用者によって良好に知覚され
得る。これはスプレーヘッドの操作性を著しく向上させ
る。
【0027】第2の噴射パターン、たとえば粗い噴射パ
ターンを生じさせる場合には、スプレーヘッドを図2に
示した位置を越えて、さらに押し下げなければならな
い。このため、より強い弾性力を有するように形成され
た圧縮蔓巻きバネ33を圧縮するためのより大きな力が
必要になる。この押し込み運動がなされるとき、スライ
ダパッキン29は、ハウジング当接部130によって保
持され、操作プランジャ11はスライダパッキン29に
対して変位する。その結果、口26は、スライダパッキ
ン29の作用領域内に達し、そして閉じられる。その結
果、霧状の細かい噴射過程は終了する。操作プランジャ
11をさらに押し下げると、管路21の口25は、最終
的に流出口9の領域に達し、よって、ノズル15は噴射
液体の供給を受け、そして、粗い噴射過程が発生する。
ターンを生じさせる場合には、スプレーヘッドを図2に
示した位置を越えて、さらに押し下げなければならな
い。このため、より強い弾性力を有するように形成され
た圧縮蔓巻きバネ33を圧縮するためのより大きな力が
必要になる。この押し込み運動がなされるとき、スライ
ダパッキン29は、ハウジング当接部130によって保
持され、操作プランジャ11はスライダパッキン29に
対して変位する。その結果、口26は、スライダパッキ
ン29の作用領域内に達し、そして閉じられる。その結
果、霧状の細かい噴射過程は終了する。操作プランジャ
11をさらに押し下げると、管路21の口25は、最終
的に流出口9の領域に達し、よって、ノズル15は噴射
液体の供給を受け、そして、粗い噴射過程が発生する。
【0028】図3に示した状態において、バネ受皿36
の底35は、キャップ7の内側に当接しており、そし
て、この終端位置が明確に確立される。
の底35は、キャップ7の内側に当接しており、そし
て、この終端位置が明確に確立される。
【0029】スプレーヘッド14の押し下げ力が中止さ
れると、操作プランジャ11は、2本の圧縮蔓巻きバネ
32、33の弾性力によって外側に変位する。このと
き、スライダパッキン29の自己制動性のために、操作
プランジャ11およびスライダパッキン29は、一緒に
変位し、そのため、管路22の口26は、閉じられたま
まである。同時に、管路21の口25もまた、パッキン
5の作用領域内に達し、同様に閉じられる。その結果、
噴射過程が中止される。操作プランジャ11を図1に示
した閉じた位置までさらに戻すと、スライダパッキン2
5は、最終的にパッキン5の当接部30に接触する。操
作プランジャ11は、対向当接部31がハウジング部当
接部130に当接するまで、さらに上方に変位する。こ
の運動の間に、口26は、スライダパッキン29の作用
領域からパッキン5の作用領域まで移動し、常に閉じた
ままである。
れると、操作プランジャ11は、2本の圧縮蔓巻きバネ
32、33の弾性力によって外側に変位する。このと
き、スライダパッキン29の自己制動性のために、操作
プランジャ11およびスライダパッキン29は、一緒に
変位し、そのため、管路22の口26は、閉じられたま
まである。同時に、管路21の口25もまた、パッキン
5の作用領域内に達し、同様に閉じられる。その結果、
噴射過程が中止される。操作プランジャ11を図1に示
した閉じた位置までさらに戻すと、スライダパッキン2
5は、最終的にパッキン5の当接部30に接触する。操
作プランジャ11は、対向当接部31がハウジング部当
接部130に当接するまで、さらに上方に変位する。こ
の運動の間に、口26は、スライダパッキン29の作用
領域からパッキン5の作用領域まで移動し、常に閉じた
ままである。
【図1】閉じた位置にあるスプレーヘッドの縦断面図で
ある。
ある。
【図2】第1の開いた位置にあるスプレーヘッドの縦断
面図である。
面図である。
【図3】第2の開いた位置にあるスプレーヘッドの縦断
面図である。
面図である。
【図4】第1のIV−IV線に沿って部分的にとられた
断面を有する矢印IVから見た平面図である。
断面を有する矢印IVから見た平面図である。
1 スプレー缶 2 缶出口 3 首 4 軸受ハウジング 5 リング状のパッキン 6 フランジ部 7 キャップ 8 連通管 9 流出口 10 縦方向管路 11 操作プランジャ 12 パッキンの開口 13 プランジャの上端 14 スプレーヘッド 15、16 ノズル 17、18 噴射金具 19、20 分岐管路 21、22 プランジャの管路 23、24 短い分岐管路 25、26 口 27 円筒状突起 28 部分 29 スライダパッキン 30、130 ハウジング当接部 31 対向当接部 32、33 圧縮蔓巻きバネ 34 当接差し込み部 35 バネ受皿の底 36 バネ受皿 37 フランジ部 38 段状支持部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 83/58
Claims (10)
- 【請求項1】 2つの異なった噴射パターンを発生させ
る二管路を備えたスプレー缶用スプレーヘッドであっ
て、 前記スプレー缶(1)の内部に配置され、噴射液体に対
する流出口(9)を備えた軸受ハウジング(4)と、 前記軸受ハウジング(4)の前記流出口(9)内におい
て、1つの閉じた位置と2つのそれぞれの噴射パターン
に割り当てられた開いた位置との間において変位可能で
あるとともに、パッキン(5)を越えて外側にのびる操
作プランジヤ(11)と、 前記操作プランジャ(11)内に形成され、それぞれ前
記各噴射パターンに割り当てられた2本の管路(21,
22)と、 前記操作プランジャ(11)に取り付けられて手動的に
操作され、前記操作プランジャ(11)の管路(21,
22)に接続された前記2つの異なった噴射パターンを
発生させるノズル(15,16)を備えたスプレーヘッ
ド(14)と、 前記操作プランジャ(11)に軸方向に沿って変位可能
に取り付けられたスライダパッキン(29)とを備えて
おり、 前記閉じた位置において前記管路(21,22)は前記
パッキン(5)によって前記流出口(9)から切り離さ
れ、 前記操作プランジャ(11)が第1の前記開いた位置ま
で変位するとき、前記第1の管路(22)における内側
の口(26)は前記流出口(9)に連絡し、 前記操作プランジャ(11)がさらに第2の前記開いた
位置まで変位するとき、第1の前記管路(22)の内側
の口(26)は前記スライダパッキン(29)によって
閉じられるとともに、第2の前記管路(21)における
内側の口(25)は前記流出口(9)に連絡し、 前記操作プランジャ(11)が前記閉じた位置まで戻る
とき、前記2本の管路(21,29)は、前記第1の管
路(22)が閉じられたままで、前記流出口(9)から
切り離された状態に戻され得ることを特徴とするスプレ
ーヘッド。 - 【請求項2】 前記2本の管路(21,22)は、前記
内側の口(25,26)を通じて、前記操作プランジャ
(11)の軸方向における2つの異なる位置で半径方向
に連絡していることを特徴とする請求項1に記載のスプ
レーヘッド。 - 【請求項3】 リング状の前記スライダパッキン(2
9)が、前記操作プランジャ(11)の軸方向に沿って
2つのハウジング当接部(30,130)の間において
変位し得るが、自己制動するように取り付けられ、 前記閉じた位置において、前記スライダパッキン(2
9)は第1の前記ハウジング当接部(30)に当接し、 前記操作プランジャ(11)が前記第1の開いた位置ま
で変位するとき、前記スライダパッキン(29)はその
自己制動性によって第2の前記ハウジング当接部(13
0)との当接位置に保持され、 前記操作プランジャ(11)がさらに前記第2の開いた
位置まで変位するとき、前記操作プランジャ(11)が
前記第2のハウジング当接部(130)に保持されたス
ライダパッキン(29)に対して相対運動することによ
って、前記第1の管路(22)の口(26)が閉じら
れ、 前記操作プランジャ(11)が前記閉じた位置まで戻る
とき、前記スライダパッキン(29)は、前記自己制動
性によって、前記第1の管路(22)の口(26)を閉
じた状態に保持しつつ、前記第2のハウジング当接部
(130)との当接位置から前記第1のハウジング当接
部(30)との当接位置まで変位し得ることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のスプレーヘッド。 - 【請求項4】 前記第1のハウジング当接部(30)
は、前記軸受ハウジング(4)の前記パッキン(5)か
らなっていることを特徴とする請求項3に記載のスプレ
ーヘッド。 - 【請求項5】 前記スライダパッキン(29)に対する
前記第2のハウジング当接部(130)が同時に、前記
操作プランジャ(11)の対向当接部(31)に対する
当接部をなしていることにより、前記閉じた位置が確立
されることを特長とする請求項3または請求項4に記載
のスプレーヘッド。 - 【請求項6】 前記操作プランジャ(11)は、前記軸
受ハウジング(4)内に配置された2つの圧縮バネ(3
2,33)によって、前記閉じた位置の方向に弾性付勢
されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
れかに記載のスプレーヘッド。 - 【請求項7】 前記2つの圧縮バネ(32,33)は、
前記操作プランジャ(11)の対向当接部(31)と前
記軸受ハウジング(4)の底(35)との間に入れ子状
に配置されており、前記操作プランジャ(11)に向け
られた第1の前記圧縮バネ(32)はバネ受皿(36)
によって支持され、前記バネ受皿(36)は第2の前記
圧縮バネ(33)によって支持されていることを特徴と
する請求項6に記載のスプレーヘッド。 - 【請求項8】 前記第1の圧縮バネ(32)は、前記第
2の圧縮バネ(33)より弱い弾性力を有するととも
に、前記操作プランジャ(11)に設けられた当接差し
込み部(34)を取り巻くように配置され、前記当接差
し込み部(34)は、前記第1の閉じた位置がもたらさ
れるとき前記バネ受皿(36)に当接することを特徴と
する請求項7に記載のスプレーヘッド。 - 【請求項9】 前記バネ受皿(36)は当接部(35)
を有し、前記当接部(35)は前記操作プランジャ(1
1)の前記第2の位置への変位を制限することを特徴と
する請求項7または請求項8に記載のスプレーヘッド。 - 【請求項10】 前記バネ受皿(36)は盃形状に形成
されており、その底(35)は当接部を形成しているこ
とを特徴とする請求項9に記載のスプレーヘッド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19647445.0 | 1996-11-16 | ||
DE19647445A DE19647445A1 (de) | 1996-11-16 | 1996-11-16 | Zweikanal-Sprühkopf |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137634A true JPH10137634A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=7811861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9330941A Pending JPH10137634A (ja) | 1996-11-16 | 1997-11-14 | 二管路を備えたスプレーヘッド |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5901907A (ja) |
EP (1) | EP0845298A1 (ja) |
JP (1) | JPH10137634A (ja) |
AR (1) | AR009590A1 (ja) |
BR (1) | BR9705720A (ja) |
DE (1) | DE19647445A1 (ja) |
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WO2014210309A2 (en) | 2013-06-28 | 2014-12-31 | The Procter & Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
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US10589920B2 (en) * | 2016-09-15 | 2020-03-17 | Precision Valve Corporation | System and method for a dispenser to generate different sprays |
WO2022099191A1 (en) | 2020-11-09 | 2022-05-12 | Rust-Oleum Corporation | Locking spray nozzle |
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-
1996
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1997
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- 1997-11-14 BR BR9705720A patent/BR9705720A/pt not_active Application Discontinuation
- 1997-11-17 US US08/972,164 patent/US5901907A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6824077B2 (en) | 2001-07-20 | 2004-11-30 | L'oreal | Dispenser head having two nozzles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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