JPH1176881A - 容器用噴射ボタン - Google Patents
容器用噴射ボタンInfo
- Publication number
- JPH1176881A JPH1176881A JP9249839A JP24983997A JPH1176881A JP H1176881 A JPH1176881 A JP H1176881A JP 9249839 A JP9249839 A JP 9249839A JP 24983997 A JP24983997 A JP 24983997A JP H1176881 A JPH1176881 A JP H1176881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- valve member
- jet
- injection
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
- B65D83/16—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
- B65D83/20—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
- B65D83/207—Actuators comprising a manually operated valve and being attachable to the aerosol container, e.g. downstream a valve fitted to the container; Actuators associated to container valves with valve seats located outside the aerosol container
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1042—Components or details
- B05B11/1052—Actuation means
- B05B11/1053—Actuation means combined with means, other than pressure, for automatically opening a valve during actuation; combined with means for automatically removing closures or covers from the discharge nozzle during actuation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器用噴射ボタンの噴射開始時の応答性およ
び噴射終了時の「キレ」を良くするとともに、噴射操作
終了後の内溶液の固化や変質を防止する。 【解決手段】 噴射口15ａを閉塞するようにバネ18で左
方向に付勢された弁部材17を設け、キャップ10をボタン
本体部11に対してａの長さだけ押し下げるといった噴射
操作で弁部材17をバネ18に抗して右方向に移動させる
（図示の状態）ことにより、噴射口15ａを開放してい
る。このとき、容器の内容物は、ボタン本体部11の縦孔
通路12および横孔通路14を経由して噴射口15ａから外部
へ噴射される。噴射操作が終了すると、コイルバネ（図
示省略）によってボタン本体部11は上方に付勢されると
ともに、バネ18の弾性力によって弁部材17も再び左方向
に移動して、弁部材の先端部17ａは噴射口15ａを緊密に
閉塞する。
び噴射終了時の「キレ」を良くするとともに、噴射操作
終了後の内溶液の固化や変質を防止する。 【解決手段】 噴射口15ａを閉塞するようにバネ18で左
方向に付勢された弁部材17を設け、キャップ10をボタン
本体部11に対してａの長さだけ押し下げるといった噴射
操作で弁部材17をバネ18に抗して右方向に移動させる
（図示の状態）ことにより、噴射口15ａを開放してい
る。このとき、容器の内容物は、ボタン本体部11の縦孔
通路12および横孔通路14を経由して噴射口15ａから外部
へ噴射される。噴射操作が終了すると、コイルバネ（図
示省略）によってボタン本体部11は上方に付勢されると
ともに、バネ18の弾性力によって弁部材17も再び左方向
に移動して、弁部材の先端部17ａは噴射口15ａを緊密に
閉塞する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品などの各種
内容物を外部に噴射するためのポンプタイプの容器やエ
アゾールタイプの容器に取り付けられて使用される噴射
ボタンに関し、とくに噴射口を閉塞するように弾性体で
付勢された弁部材の作用で、噴射時の応答性を速くし、
また、噴射終了時のいわゆる「キレ」を良くするととも
に、噴射口に連通する通路部分と外気とを遮断すること
により内溶液の固化防止や変質防止を志向している。
内容物を外部に噴射するためのポンプタイプの容器やエ
アゾールタイプの容器に取り付けられて使用される噴射
ボタンに関し、とくに噴射口を閉塞するように弾性体で
付勢された弁部材の作用で、噴射時の応答性を速くし、
また、噴射終了時のいわゆる「キレ」を良くするととも
に、噴射口に連通する通路部分と外気とを遮断すること
により内溶液の固化防止や変質防止を志向している。
【０００２】
【従来の技術】噴射終了時のいわゆる「キレ」を良くし
て余分なタレ防止を図ることを目的とした包装用噴霧器
の噴射釦については、例えば実公昭６０−１４５２６号
公報で開示のものがある。
て余分なタレ防止を図ることを目的とした包装用噴霧器
の噴射釦については、例えば実公昭６０−１４５２６号
公報で開示のものがある。
【０００３】図５は、この公報で開示の包装用噴霧器の
噴射釦を示す説明図である。図５において、39はノズル
孔、40は噴射釦、41は縦孔通路、42は横孔通路、43は弾
性を有する遮断弁、44は押圧ロッド、44ａは押圧ロッド
44の下端部、44ｂは押圧ロッド44の上端部、45はコイル
バネ、46は噴霧容器の上端面をそれぞれ示している。
噴射釦を示す説明図である。図５において、39はノズル
孔、40は噴射釦、41は縦孔通路、42は横孔通路、43は弾
性を有する遮断弁、44は押圧ロッド、44ａは押圧ロッド
44の下端部、44ｂは押圧ロッド44の上端部、45はコイル
バネ、46は噴霧容器の上端面をそれぞれ示している。
【０００４】噴射釦40を押していない非使用状態では、
遮断弁43は図示のように横孔通路42の入口側部分の周面
に緊密に嵌まり、ノズル孔39に至る該横孔通路42の出口
側部分と縦孔通路41とが遮断遮断されている。
遮断弁43は図示のように横孔通路42の入口側部分の周面
に緊密に嵌まり、ノズル孔39に至る該横孔通路42の出口
側部分と縦孔通路41とが遮断遮断されている。
【０００５】噴射釦40を押し下げると、押圧ロッド44は
その下端部44ａが噴霧容器の上端面46に突き当たってコ
イルバネ45に抗して上動し、その上端部44ｂで遮断弁43
を押し上げる。その結果、遮断弁43は部分的にたわんで
横孔通路42の入口側部分の周面から離れた状態となり、
内容物がこのたわみ部分を介して縦孔通路41からノズル
孔39の方へと進んでいく。
その下端部44ａが噴霧容器の上端面46に突き当たってコ
イルバネ45に抗して上動し、その上端部44ｂで遮断弁43
を押し上げる。その結果、遮断弁43は部分的にたわんで
横孔通路42の入口側部分の周面から離れた状態となり、
内容物がこのたわみ部分を介して縦孔通路41からノズル
孔39の方へと進んでいく。
【０００６】釦作動をやめると、釦が上動するとともに
コイルバネ45で押圧ロッド44は下動してもとの位置にも
どり、遮断弁43も自らの弾性でもとの状態に復帰してノ
ズル孔39と縦孔通路41とが図示のように遮断される。
コイルバネ45で押圧ロッド44は下動してもとの位置にも
どり、遮断弁43も自らの弾性でもとの状態に復帰してノ
ズル孔39と縦孔通路41とが図示のように遮断される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の噴
射釦は、弾性体からなる遮断弁を用い、これを押圧ロッ
ドで弾性変形させるようにしている。そのため、釦操作
時の押圧ロッドの動きに比べて遮断弁の動作が緩慢なも
のとなり、釦操作開始時の内容物噴射の応答性が悪く、
また釦操作終了時の「キレ」の良さや、通路部分と外気
との遮断性が十分ではないという問題点があった。
射釦は、弾性体からなる遮断弁を用い、これを押圧ロッ
ドで弾性変形させるようにしている。そのため、釦操作
時の押圧ロッドの動きに比べて遮断弁の動作が緩慢なも
のとなり、釦操作開始時の内容物噴射の応答性が悪く、
また釦操作終了時の「キレ」の良さや、通路部分と外気
との遮断性が十分ではないという問題点があった。
【０００８】また、遮断弁を弾性体で形成しているの
で、長期間使用していると劣化しやすくその弾性力が損
なわれていく。釦操作を終了した後に押圧ロッドがこれ
から離れても元の状態を復元することが困難となり、遮
断弁としての作用が不十分になって液漏れなどを起こす
可能性があると同時に内容物の固化及び、変質が生じや
すいという問題点があった。
で、長期間使用していると劣化しやすくその弾性力が損
なわれていく。釦操作を終了した後に押圧ロッドがこれ
から離れても元の状態を復元することが困難となり、遮
断弁としての作用が不十分になって液漏れなどを起こす
可能性があると同時に内容物の固化及び、変質が生じや
すいという問題点があった。
【０００９】そこで、本発明では弾性体によって噴射口
を閉塞するように付勢された弁部材を備え、使用開始時
にはこの弁部材を弾性体の付勢とは逆方向に移動させ、
使用終了時にはこの弁部材を弾性体で復帰させることに
よって、噴射開始時の応答性および噴射終了時の「キ
レ」をともに良くするとともに、通路部分と外気とを遮
断して内容物の固化や変質を防止することを目的とす
る。
を閉塞するように付勢された弁部材を備え、使用開始時
にはこの弁部材を弾性体の付勢とは逆方向に移動させ、
使用終了時にはこの弁部材を弾性体で復帰させることに
よって、噴射開始時の応答性および噴射終了時の「キ
レ」をともに良くするとともに、通路部分と外気とを遮
断して内容物の固化や変質を防止することを目的とす
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明では次の構成からなる容器用噴射ボタンを用いて
いる。 噴射口に連通する通路をボタン本体部に設け、ステム
からの内容物が前記通路を介して前記噴射口に送られる
ようにした容器用噴射ボタンにおいて、前記噴射口を閉
塞するように弾性体で付勢された弁部材を備え、使用操
作に基づいて前記弁部材を前記弾性体に抗するかたちで
移動させることにより、前記噴射口が開放状態に設定さ
れること 前記弾性体に作用してこれを変化させるための弾性体
作用部を設け、この弾性体作用部と連動する前記弾性体
の変化によって前記噴射が開放状態に設定されること 前記弾性体作用部が、前記ボタン本体部に対して所定
長だけ移動可能なキャップであること
本発明では次の構成からなる容器用噴射ボタンを用いて
いる。 噴射口に連通する通路をボタン本体部に設け、ステム
からの内容物が前記通路を介して前記噴射口に送られる
ようにした容器用噴射ボタンにおいて、前記噴射口を閉
塞するように弾性体で付勢された弁部材を備え、使用操
作に基づいて前記弁部材を前記弾性体に抗するかたちで
移動させることにより、前記噴射口が開放状態に設定さ
れること 前記弾性体に作用してこれを変化させるための弾性体
作用部を設け、この弾性体作用部と連動する前記弾性体
の変化によって前記噴射が開放状態に設定されること 前記弾性体作用部が、前記ボタン本体部に対して所定
長だけ移動可能なキャップであること
【００１１】本発明では、このような構成をとっている
ので、キャップなどの弾性体作用部を操作することによ
って弁部材と噴射口との閉塞／開放状態の切り換え動作
が確実かつ俊敏に行われる。また、弁部材の耐用年数も
長いものとなる。
ので、キャップなどの弾性体作用部を操作することによ
って弁部材と噴射口との閉塞／開放状態の切り換え動作
が確実かつ俊敏に行われる。また、弁部材の耐用年数も
長いものとなる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１乃至図４を用いて、本発明の
実施の形態を説明する。図１および図２は内容物を霧状
にして噴射するタイプの噴射ボタンであり、図１は噴射
ボタンを押していない状態（不使用モード）、図２は噴
射ボタンを押した状態（使用モード）を示す説明図であ
る。また、図３および図４は乳液状の内容物を噴射する
タイプの噴射ボタンであり、図３は噴射ボタンを押して
いない状態（不使用モード）、図４は噴射ボタンを押し
た状態（使用モード）を示す説明図である。
実施の形態を説明する。図１および図２は内容物を霧状
にして噴射するタイプの噴射ボタンであり、図１は噴射
ボタンを押していない状態（不使用モード）、図２は噴
射ボタンを押した状態（使用モード）を示す説明図であ
る。また、図３および図４は乳液状の内容物を噴射する
タイプの噴射ボタンであり、図３は噴射ボタンを押して
いない状態（不使用モード）、図４は噴射ボタンを押し
た状態（使用モード）を示す説明図である。
【００１３】これらの図において、１は噴射ボタン、10
はキャップ、10ｂはキャップ10に形成した噴射用孔部、
11はボタン本体部、11ａはボタン本体部11に形成したバ
ネ固定用凹部、11ｂはボタン本体部に形成した噴射口、
12はボタン本体部11に形成した縦孔通路、13は縦孔通路
に嵌め込まれたステム、14はボタン本体部11に形成した
横孔通路、15は横孔通路14の出口側部分に嵌め込んだ筒
状部、15a は筒状部15に形成した噴射口、15ｂは筒状部
15に形成した孔部、16は横孔通路14と筒状部15との間の
隙間部分、17は例えば硬質の弁部材、17ａは弁部材17の
先端部、17ｂは弁部材17に形成したバネ固定用首部、18
はバネ、18ａはバネ18の一方の端部、18ｂはバネ18の他
方の端部、ａはキャップ10のボタン本体部11に対する移
動可能長をそれぞれ示している。
はキャップ、10ｂはキャップ10に形成した噴射用孔部、
11はボタン本体部、11ａはボタン本体部11に形成したバ
ネ固定用凹部、11ｂはボタン本体部に形成した噴射口、
12はボタン本体部11に形成した縦孔通路、13は縦孔通路
に嵌め込まれたステム、14はボタン本体部11に形成した
横孔通路、15は横孔通路14の出口側部分に嵌め込んだ筒
状部、15a は筒状部15に形成した噴射口、15ｂは筒状部
15に形成した孔部、16は横孔通路14と筒状部15との間の
隙間部分、17は例えば硬質の弁部材、17ａは弁部材17の
先端部、17ｂは弁部材17に形成したバネ固定用首部、18
はバネ、18ａはバネ18の一方の端部、18ｂはバネ18の他
方の端部、ａはキャップ10のボタン本体部11に対する移
動可能長をそれぞれ示している。
【００１４】本発明の特徴は、噴射ボタン１内に弁部材
17を設け、バネ18の弾性力によってこの弁部材17を噴射
口15ａの方に付勢してこれを閉塞し、使用時には例えば
キャップ10に対する押圧操作で弾性体を強制的に変形さ
せて、弁部材17を、その先端部17ａが噴射口15ａから離
れる方向に移動させることである。
17を設け、バネ18の弾性力によってこの弁部材17を噴射
口15ａの方に付勢してこれを閉塞し、使用時には例えば
キャップ10に対する押圧操作で弾性体を強制的に変形さ
せて、弁部材17を、その先端部17ａが噴射口15ａから離
れる方向に移動させることである。
【００１５】図１および図２の噴射ボタンは、ボタン本
体部11、筒状部15、弁部材17、バネ18、ステム13および
キャップ10から構成されている。ボタン本体部11には筒
状部15、弁部材17、バネ18、ステム13が設けられ、これ
らはキャップ10に相対して上下方向に滑動できるように
キャップ10に収納されている。
体部11、筒状部15、弁部材17、バネ18、ステム13および
キャップ10から構成されている。ボタン本体部11には筒
状部15、弁部材17、バネ18、ステム13が設けられ、これ
らはキャップ10に相対して上下方向に滑動できるように
キャップ10に収納されている。
【００１６】筒状部15に形成された噴射口15ａは、筒状
部15がボタン本体部11に取り付けられた状態でキャップ
の噴射用孔部10ｂと合致する位置にあり、内容物放出時
には噴射口15ａとキャップの孔部10ｂは連通する。
部15がボタン本体部11に取り付けられた状態でキャップ
の噴射用孔部10ｂと合致する位置にあり、内容物放出時
には噴射口15ａとキャップの孔部10ｂは連通する。
【００１７】弁部材17は、その先端部17ａが筒状部15に
設けられた噴射口15ａに当接するようにボタン本体部11
に設けられており、横方向に移動可能である。バネ18
は、一方の端18ａがボタン本体部の凹部11ａに固定さ
れ、また他方の端18ｂが弁部材の首部17ｂに固定され、
弁部材17を図示の左方向に付勢してその先端部17ａで噴
射口15a を緊密に閉塞している。また、バネ18の一部は
キャップ10上部の内面に当接している。
設けられた噴射口15ａに当接するようにボタン本体部11
に設けられており、横方向に移動可能である。バネ18
は、一方の端18ａがボタン本体部の凹部11ａに固定さ
れ、また他方の端18ｂが弁部材の首部17ｂに固定され、
弁部材17を図示の左方向に付勢してその先端部17ａで噴
射口15a を緊密に閉塞している。また、バネ18の一部は
キャップ10上部の内面に当接している。
【００１８】したがって、キャップ10を押してないとき
にはバネ18の弾性力によって弁部材17はその先端部17ａ
が噴射口15ａを閉塞する方向に付勢され、キャップ10を
押すとバネ18が押圧されて弁部材17を噴射口15ａから開
放させる方向へ移動することになる。
にはバネ18の弾性力によって弁部材17はその先端部17ａ
が噴射口15ａを閉塞する方向に付勢され、キャップ10を
押すとバネ18が押圧されて弁部材17を噴射口15ａから開
放させる方向へ移動することになる。
【００１９】以下、本発明の噴射ボタンをマウンテンキ
ャップなどを介してポンプタイプの容器に挿着したとき
の、不使用モ−ド及び使用モ−ドでの内容物の流れを説
明する。
ャップなどを介してポンプタイプの容器に挿着したとき
の、不使用モ−ド及び使用モ−ドでの内容物の流れを説
明する。
【００２０】ステム13、上方弁（図示省略）などを備え
た噴射用ボタン１を下方弁、液室、コイルバネ（図示省
略）などが設けられたハウジングに収納する。ボタン本
体部11全体はこのコイルバネによって上方に付勢され
る。なお、ハウジング内に設けられたコイルバネの弾性
力はバネ18のそれよりも強力なものとする。
た噴射用ボタン１を下方弁、液室、コイルバネ（図示省
略）などが設けられたハウジングに収納する。ボタン本
体部11全体はこのコイルバネによって上方に付勢され
る。なお、ハウジング内に設けられたコイルバネの弾性
力はバネ18のそれよりも強力なものとする。
【００２１】噴射ボタン１を押していない状態（図１）
では、弁部材17はバネ18によって噴射口15ａの方向に付
勢されていて、その先端部17ａは噴射口15ａを緊密に閉
塞している。したがって、内容物が外部に漏れることは
ない。
では、弁部材17はバネ18によって噴射口15ａの方向に付
勢されていて、その先端部17ａは噴射口15ａを緊密に閉
塞している。したがって、内容物が外部に漏れることは
ない。
【００２２】噴射ボタン１を少しだけ押すと（図２）、
ハウジング内に設けられたコイルバネの弾性力は強力な
ので、ボタン本体部12は当該コイルバネで依然として上
方に付勢されていて下がらず、上方弁、下方弁ともにま
だ閉じたままである。一方、キャップ10はａの距離だけ
ボタン本体部12に対して滑動し、またバネ18の弾性力は
コイルバネのそれよりも弱いので、キャップ10のみがバ
ネ18に抗してボタン本体部11よりもａの長さ分だけ下方
に下がる。このときバネ18は、その曲面部分がキャップ
10の内面で押されて変形することにより、弁部材17を筒
状部の噴射口15ａから離れる方向（右方向）へ移動させ
て、噴射口15ａを開放する。
ハウジング内に設けられたコイルバネの弾性力は強力な
ので、ボタン本体部12は当該コイルバネで依然として上
方に付勢されていて下がらず、上方弁、下方弁ともにま
だ閉じたままである。一方、キャップ10はａの距離だけ
ボタン本体部12に対して滑動し、またバネ18の弾性力は
コイルバネのそれよりも弱いので、キャップ10のみがバ
ネ18に抗してボタン本体部11よりもａの長さ分だけ下方
に下がる。このときバネ18は、その曲面部分がキャップ
10の内面で押されて変形することにより、弁部材17を筒
状部の噴射口15ａから離れる方向（右方向）へ移動させ
て、噴射口15ａを開放する。
【００２３】噴射ボタン１をさらに押すと、ボタン本体
部11はハウジング内のコイルバネの力に抗して下がり、
液室内の圧力が高くなって上方弁が開くので、内容物は
液室からステム13、縦孔通路12、横孔通路14、隙間部分
16、噴射口15ａ、キャップの孔部10ｂを通って外部へ放
出される。
部11はハウジング内のコイルバネの力に抗して下がり、
液室内の圧力が高くなって上方弁が開くので、内容物は
液室からステム13、縦孔通路12、横孔通路14、隙間部分
16、噴射口15ａ、キャップの孔部10ｂを通って外部へ放
出される。
【００２４】内容物の放出が終了すると、液室の内部圧
は低くなっていくので上方弁は閉じ、続いてボタンの押
圧を止めると、下方弁が開いて内容物は再び液室に流入
する。コイルバネによってボタン本体部11は再び上方に
付勢されるとともに、バネ18の弾性力によって弁部材17
も再び筒状部の噴射口15ａの方向に移動して、弁部材17
の先端部17ａは噴射口15ａを緊密に閉塞する。
は低くなっていくので上方弁は閉じ、続いてボタンの押
圧を止めると、下方弁が開いて内容物は再び液室に流入
する。コイルバネによってボタン本体部11は再び上方に
付勢されるとともに、バネ18の弾性力によって弁部材17
も再び筒状部の噴射口15ａの方向に移動して、弁部材17
の先端部17ａは噴射口15ａを緊密に閉塞する。
【００２５】図３および図４の噴射ボタンは、ボタン本
体部11、弁部材17、バネ18、ステム13およびキャップ10
から構成されており、ボタン本体部11そのものに噴射口
11ｂを形成している。
体部11、弁部材17、バネ18、ステム13およびキャップ10
から構成されており、ボタン本体部11そのものに噴射口
11ｂを形成している。
【００２６】図１および図２で示した噴射ボタンと同様
に、噴射ボタン１を押していない状態（図３）では、弁
部材17の先端部17ａが噴射口15ａを緊密に閉塞してい
る。噴射ボタン１を押した状態（図４）では、弁部材17
の先端部17ａは噴射口11ｂを開放し、内容物はステム1
3、縦孔通路12、横孔通路14、噴射口11ｂを通って外部
へ放出される。
に、噴射ボタン１を押していない状態（図３）では、弁
部材17の先端部17ａが噴射口15ａを緊密に閉塞してい
る。噴射ボタン１を押した状態（図４）では、弁部材17
の先端部17ａは噴射口11ｂを開放し、内容物はステム1
3、縦孔通路12、横孔通路14、噴射口11ｂを通って外部
へ放出される。
【００２７】なお、バネ18の弾性力をコイルバネのそれ
と同等または強力なものとしてもよく、その場合噴射ボ
タンを押したときにはキャップ10はボタン本体部11がマ
ウンテンキャップなどに当接するまでボタン本体部11と
いっしょに下がり、その後キャップ10のみが本体部11に
対してａの長さ分だけ下がる。
と同等または強力なものとしてもよく、その場合噴射ボ
タンを押したときにはキャップ10はボタン本体部11がマ
ウンテンキャップなどに当接するまでボタン本体部11と
いっしょに下がり、その後キャップ10のみが本体部11に
対してａの長さ分だけ下がる。
【００２８】また、本発明の噴射ボタンは弁部材17の先
端部17ａで噴射口15ａ、11ｂを直接閉塞するので、この
弁部材17を上方弁として使用すれば汎用の上方弁を省略
することができる。
端部17ａで噴射口15ａ、11ｂを直接閉塞するので、この
弁部材17を上方弁として使用すれば汎用の上方弁を省略
することができる。
【００２９】さらに、本発明の噴射ボタンは、各種のポ
ンプ用容器の他、エアゾール用容器に取り付けて使用す
ることができる。
ンプ用容器の他、エアゾール用容器に取り付けて使用す
ることができる。
【００３０】
【発明の効果】本発明では、このように、弾性体によっ
て噴射口を閉塞するように付勢された弁部材を備え、使
用開始時にはこの弁部材を弾性体の付勢とは逆方向に移
動させ、使用終了時にはこの弁部材を弾性体で復帰させ
るようにしたので、内容物噴射時の応答性を速くし、ま
た、噴射終了時のいわゆる「キレ」を良くするととも
に、通路部分を外気から遮断して内容物の固化、変質を
防止することができる。
て噴射口を閉塞するように付勢された弁部材を備え、使
用開始時にはこの弁部材を弾性体の付勢とは逆方向に移
動させ、使用終了時にはこの弁部材を弾性体で復帰させ
るようにしたので、内容物噴射時の応答性を速くし、ま
た、噴射終了時のいわゆる「キレ」を良くするととも
に、通路部分を外気から遮断して内容物の固化、変質を
防止することができる。
【００３１】また、硬質の弁部材を用いることにより、
耐久性に優れ、長期間使用しても液漏れなどを起こすお
それがない容器用噴射ボタンとすることができる。
耐久性に優れ、長期間使用しても液漏れなどを起こすお
それがない容器用噴射ボタンとすることができる。
【００３２】さらに、弁部材を上方弁として用いること
により、ポンプ容器の汎用上方弁を省略することができ
る。
により、ポンプ容器の汎用上方弁を省略することができ
る。
【図１】本発明の、内容物を霧状にして噴射するタイプ
の噴射ボタンであり、不使用モードの説明図である。
の噴射ボタンであり、不使用モードの説明図である。
【図２】本発明の、内容物を霧状にして噴射するタイプ
の噴射ボタンであり、使用モードの説明図である。
の噴射ボタンであり、使用モードの説明図である。
【図３】本発明の、乳液状の内容物を噴射するタイプの
噴射ボタンであり、不使用モードの説明図である。
噴射ボタンであり、不使用モードの説明図である。
【図４】本発明の、乳液状の内容物を噴射するタイプの
噴射ボタンであり、使用モードの説明図である。
噴射ボタンであり、使用モードの説明図である。
【図５】従来の、包装用噴霧器の噴射釦を示す説明図で
ある。
ある。
１ ：噴射ボタン 10 ：キャップ（弾性体作用部） 10ｂ：キャップの噴射用孔部 11 ：ボタン本体部 11ａ：本体部の凹部 11ｂ：本体部に形成した噴射口 12 ：縦孔通路 13 ：ステム 14 ：横孔通路 15 ：筒状部 15ａ：筒状部に形成した噴射口 15ｂ：筒状部に形成した孔部 16 ：隙間部分 17 ：弁部材 17ａ：弁部材の先端部 17ｂ：弁部材の首部 18 ：バネ（弾性体） 18ａ：バネの一方の端部 18ｂ：バネの他方の端部 ａ ：キャップのボタン本体部に対する移動可能長 39 ：ノズル孔 40 ：噴射釦 41 ：縦孔通路 42 ：横孔通路 43 ：遮断弁 44 ：押圧ロッド 44ａ：押圧ロッドの下端部 44ｂ：押圧ロッドの上端部 45 ：コイルバネ 46 ：噴霧容器の上端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 仁 東京都千代田区神田佐久間町二丁目７番地 株式会社三谷バルブ内 (72)発明者 宇田川 貴 東京都千代田区神田佐久間町二丁目７番地 株式会社三谷バルブ内
Claims (3)
- 【請求項１】 噴射口に連通する通路をボタン本体部に
設け、ステムからの内容物が前記通路を介して前記噴射
口に送られるようにした容器用噴射ボタンにおいて、 前記噴射口を閉塞するように弾性体で付勢された弁部材
を備え、 使用操作に基づいて前記弁部材を前記弾性体に抗するか
たちで移動させることにより、前記噴射口が開放状態に
設定されることを特徴とする容器用噴射ボタン。 - 【請求項２】 前記弾性体に作用してこれを変化させる
ための弾性体作用部を設け、この弾性体作用部と連動す
る前記弾性体の変化によって前記噴射口が開放状態に設
定されることを特徴とする請求項１記載の容器用噴射ボ
タン。 - 【請求項３】 前記弾性体作用部が、前記ボタン本体部
に対して所定長だけ移動可能なキャップであることを特
徴とする請求項２記載の容器用噴射ボタン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249839A JPH1176881A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 容器用噴射ボタン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249839A JPH1176881A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 容器用噴射ボタン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176881A true JPH1176881A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17198959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9249839A Pending JPH1176881A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 容器用噴射ボタン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176881A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003047765A1 (fr) * | 2001-11-30 | 2003-06-12 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Tete descendante de pompe |
| JP2008006410A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押下げヘッド |
| JP2009082814A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 噴出ヘッド |
| KR200449814Y1 (ko) * | 2008-04-02 | 2010-08-12 | (주)민진 | 디스펜서의 헤드구조 |
| ITMI20121566A1 (it) * | 2012-09-20 | 2014-03-21 | Lumson Spa | Testa erogatrice di una sostanza fluida ad azionamento facilitato |
| JP2017141048A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 株式会社三谷バルブ | 放出口近くの残留内容物押出し作用を呈する内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品 |
| US9986809B2 (en) | 2013-06-28 | 2018-06-05 | The Procter & Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
| US10131488B2 (en) | 2015-06-01 | 2018-11-20 | The Procter And Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
| US10426979B2 (en) | 2011-09-15 | 2019-10-01 | The Procter And Gamble Company | Aerosol hairspray product for styling and/or shaping hair |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9249839A patent/JPH1176881A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003047765A1 (fr) * | 2001-11-30 | 2003-06-12 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Tete descendante de pompe |
| US7048155B2 (en) | 2001-11-30 | 2006-05-23 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Depression head for pump mechanism |
| JP2008006410A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押下げヘッド |
| JP2009082814A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 噴出ヘッド |
| KR200449814Y1 (ko) * | 2008-04-02 | 2010-08-12 | (주)민진 | 디스펜서의 헤드구조 |
| US10426979B2 (en) | 2011-09-15 | 2019-10-01 | The Procter And Gamble Company | Aerosol hairspray product for styling and/or shaping hair |
| ITMI20121566A1 (it) * | 2012-09-20 | 2014-03-21 | Lumson Spa | Testa erogatrice di una sostanza fluida ad azionamento facilitato |
| US9986809B2 (en) | 2013-06-28 | 2018-06-05 | The Procter & Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
| US10131488B2 (en) | 2015-06-01 | 2018-11-20 | The Procter And Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
| JP2017141048A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 株式会社三谷バルブ | 放出口近くの残留内容物押出し作用を呈する内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1109838A (en) | Manually operative atomizer | |
| US7341169B2 (en) | Automatic purging and easy dispensing aerosol valve system | |
| JPH1176881A (ja) | 容器用噴射ボタン | |
| US20040099694A1 (en) | Discharge container | |
| JP4340992B2 (ja) | 内容物放出機構 | |
| US5137180A (en) | Vented aerosol device | |
| JP4672906B2 (ja) | 高速充填用エアゾールバルブ | |
| JP4773657B2 (ja) | 密封機構を有する流体スプレー装置 | |
| JP2002224596A (ja) | ポンプの押下ヘッド | |
| JP3828257B2 (ja) | 容器用放出ボタン | |
| US5722569A (en) | Trigger sprayer with discharge port blocking mechanism | |
| EP1310437A1 (en) | Dispenser | |
| JP4407268B2 (ja) | 間欠噴射用釦 | |
| JPH09155254A (ja) | 液体噴霧器 | |
| JP2003299991A (ja) | 定量弁付噴射ボタン | |
| JPH08296Y2 (ja) | 噴射ボタン | |
| JPH1176880A (ja) | 噴射量調節機能を具えたエアゾールバルブ | |
| JP3721426B2 (ja) | 流量調整機能を備えたエアゾ−ル容器 | |
| JP2575020Y2 (ja) | 噴霧器のノズル装置 | |
| JP2000176330A (ja) | ２段階の噴射が可能なエアゾールバルブ | |
| JP2004329985A (ja) | 放出口開閉機構およびエアゾール式製品 | |
| JP2555974Y2 (ja) | 流動体吐出装置 | |
| JP2750653B2 (ja) | 噴出量と噴出圧力の加減調整可能の噴射頭構造体 | |
| JP2002362655A (ja) | エアゾール式の泡状注出容器 | |
| JP2521724Y2 (ja) | エアゾール噴射装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040527 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061212 |