JPH10137409A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH10137409A
JPH10137409A JP8304835A JP30483596A JPH10137409A JP H10137409 A JPH10137409 A JP H10137409A JP 8304835 A JP8304835 A JP 8304835A JP 30483596 A JP30483596 A JP 30483596A JP H10137409 A JPH10137409 A JP H10137409A
Authority
JP
Japan
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display
jackpot
symbol
counter
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP8304835A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hoya
誠 保谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP8304835A priority Critical patent/JPH10137409A/ja
Publication of JPH10137409A publication Critical patent/JPH10137409A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 累積回数を制限している結果、最後に特別大
当たりが生じたにも関わらず特定遊技状態にならないこ
とが起こると、遊技者は著しく損をした気分になってし
まっていた。 【解決手段】 大当たりが生じたときには累積カウンタ
をインクリメントする(ステップS114)ものの、特
別大当たりでない限りクリアしている(ステップS12
4)ため、同累積カウンタの値によって特定遊技状態に
よる連ちゃん回数を判断でき、この連ちゃん回数がリミ
ット数に達しているか否かによって大当たり図柄カウン
タに対する除算値を変化させ(ステップS118,S1
22)、これによって余り値の範囲を変化させて表示図
柄のグループ、ひいては特別大当たりと普通大当たりの
グループを変化させるようにしたため、制限回数に達し
たときには特別大当たりが発生しないようにして遊技者
の不満を生じさせないようにしつつ、グループごとの表
示図柄の選択によって表示の面白味を増すような応用を
可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に、所定の表示図柄を変動表示可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機においては、所定の入
賞口への入賞時に可変表示器の表示図柄を変動・停止さ
せ、停止した表示図柄が大当たりの図柄となったときに
入賞口を大きく開口して入賞しやすくなるというゲーム
設定をされたものが知られている。ここにおいて、ゲー
ムの進行は所定の入賞口への入賞に基づいて所定の確率
で当たりか否かを決定しており、決定した結果に基づい
て可変表示器の表示図柄を決めている。
【0003】このように、従来の遊技機においては、大
当たりの発生確率は制御可能であり、次回の大当たりの
発生確率を高くしたいわゆる特定遊技状態なるものを設
定し、大当たりの中でも特別大当たりである場合にはこ
の特定遊技状態とする特典を付すようにしたものがあ
る。特定遊技状態において、再び、特別大当たりとなる
と、特定遊技状態が継続することになるが、このような
特典が無制限に継続するとすればゲームの趣向性は著し
く常軌を逸してしまうことになりかねない。一方、特典
が継続しないようにした場合には遊技者にとっては著し
く損をした気分にさせかねない。
【0004】このため、特開平8−802号公報には、
特定遊技状態の回数をカウントしつつ必要に応じて更新
し、常軌を逸してしまわない範囲で特典が累積的に与え
られるようにしている。すなわち、同公報に開示された
遊技機においては、特定遊技状態となる特典を保持しな
がら、特定遊技状態において特別大当たりが出たら重ね
て継続されるという特典を別個に扱かい、その上で累積
回数を制限している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技機
においては、累積回数を制限している結果、最後に停止
した表示図柄が特別大当たりの表示図柄であるにもかか
わらず特定遊技状態にならない場合があり、遊技者は著
しく損をした気分になってしまうという課題があった。
一方、本出願人は、特願平8−265639号にて、制
限回数に至ったときにおける大当たりが特別大当たりの
表示図柄となるときには、これを普通大当たりの表示図
柄に変更させることにより、遊技者の不満が生じないよ
うにする遊技機を提案している。
【0006】しかしながら、この場合においては、特定
の場合に表示図柄を変更することにより、上述した不安
を解消できるに過ぎず、特に面白味などを増すことはで
きない。本発明は、上記課題にかんがみてなされたもの
で、遊技者の不満を未然に防止しつつ、遊技に面白味を
加えることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定の表示図柄を変動表
示可能な可変表示図柄手段と、選択対象となる複数の表
示図柄のグループを有して上記可変表示図柄手段にて表
示せしめる表示図柄を選択する図柄選択手段と、この図
柄選択手段における選択可能なグループの範囲を所定の
条件に応じて指示する図柄グループ指示手段とを具備す
る構成としてある。
【0008】複数の表示図柄のグループを有する図柄選
択手段が表示図柄を選択して可変表示図柄手段にて表示
せしめるが、予め図柄グループ指示手段はこの図柄選択
手段に対して所定の条件に応じて選択可能なグループの
範囲を指示しており、図柄選択手段は同指示されたグル
ープの範囲内で表示図柄を選択している。ここにおいて
可変表示図柄手段は、所定の表示図柄を変動表示可能な
ものであればよい。例えば円柱状のリールの側面に表示
図柄を表示しておいて同リールを回転させるものであれ
ば、所望の回転角度で停止可能として所定の表示図柄を
表示せしめればよいし、TFT液晶表示器のようにドッ
トマトリクス状の所定の画像を表示させるようなもので
は所定の記憶エリアに送り込む転送データを適宜選択し
て所定の表示図柄を表示させるなど、具体的な表示方法
については適宜変更可能である。
【0009】図柄選択手段は、この可変表示図柄手段に
おける表示図柄を選択するものであり、表示図柄を複数
のグループとして管理し、指示されているグループ内で
表示図柄を選択する。例えば、特定大当たりの表示図柄
のグループと普通大当たりの表示図柄のグループとがあ
る場合に、選択対象として両方のグループが指示されて
いるなら両方のグループの中から一つを選択すればよい
し、一方のグループだけが指示されていればそのグルー
プの中から一つを選択すればよい。むろん、選択対象と
して三つのグループがあるとき、ある場合にはある二つ
のグループ内から選択するとともに他の場合には別の組
み合わせの二つのグループ内から選択するといったこと
も可能である。
【0010】また、図柄選択手段が選択する表示図柄に
ついては直接的に表示図柄を選択するものであってもよ
いし、表示図柄の組み合わせを何通りか用意しておいて
その組み合わせの一つを選択するようなものでも構わな
い。さらに、この選択は電気的信号によって行なうもの
であってもよいし、カムなどを利用したメカニズムによ
りグループ単位で管理しつつどれかを選択するといった
ことも可能である。さらに、結果的に表示図柄が選択さ
れるものであってもよく、例えば、特別大当たりか普通
大当たりかを選択する過程の結果、表示図柄が選択され
るものであってもよい。
【0011】図柄グループ指示手段についても、結果的
に図柄選択手段における選択可能なグループの範囲を指
示することができればよく、具体的には各種の指示方法
が可能である。例えば、何も指示しなければ全グループ
を選択可能であることを意味するとともにある指示を与
えたときには予め指定されたグループを選択することを
意味するというようなものでも構わない。また、グルー
プを直接的に指示するのではなく、表示図柄の選択方法
に対する条件を与えることが、結果的にグループごとで
の指示を与えるといったものでも良い。さらには、その
指示が単一の目的に利用されなければならないわけでは
なく、通常時には別の用途に利用されるフラグやカウン
タが所定条件において図柄選択手段に対する指示フラグ
となって利用されるようなものでも良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、選択され
る表示図柄をグループ単位で管理し、指定したグループ
の範囲で表示図柄が選択されるようにしたため、累積回
数の最終時には特別大当たりを含まないグループとして
遊技者の不満を生じさせないようにしたり、あるいは、
種々の状況に応じたグループの切り替えによって選択さ
れうる表示図柄が変化して面白味を増すといった応用も
可能な遊技機を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる遊技機の正面を概略的に示している。同図におい
て、遊技機10の正面上方には遊技盤20が備えられ、
同遊技盤20上には中央役物21や始動口22及び可変
入賞口23が備えられている。中央役物21のほぼ全体
をしめるのはドットマトリクス状のTFTカラー液晶表
示器にて構成される可変表示器21aであり、その表示
エリアは左方部分と中央部分と右方部分とに分けられ、
それぞれに図2に示す「0〜9、A、B、C、D、E」
という合計15個の図柄を表示可能なっている。また、
同可変表示器21aの上方には始動口22を通過した遊
技球の個数を表示する記憶個数表示器21bなども備え
られている。中央役物21の下方に配設されている始動
口22は遊技球が入賞したときに後述するようにして上
記可変表示器21aを変動表示させる権利を発生させる
ものであり、この始動口22に対して入賞した場合に払
い出される払出玉数は通常の入賞口に比べて少なく設定
されている。
【0014】この始動口22の下方に配置された可変入
賞口23は通常時には遊技盤20と面一となっている開
閉板23aを備えており、同開閉板23aは所定の開放
信号にて手前側に突き出るように傾斜駆動され、遊技球
が入りやすく開口可能となっている。むろん、遊技盤2
0上にはこれら以外にも図示しない風車や入賞口、及び
飾りランプなどが配設されている。また、遊技機10に
おける遊技盤20の下方には図示しない発射機構に対し
て遊技球を供給するとともに入賞に対して払出球の払い
出しを受ける上皿11や剰余球を取り出す下皿12、及
び発射ハンドル13などが備えられている。
【0015】遊技機10の背面側には図示しない制御基
板ボックスが備えられており、図3は遊技機の当該制御
基板ボックスを中心とした遊技機の主要構成要素をブロ
ック図により示している。制御の中枢をなす制御部30
に対し、上述した可変表示器21aと、上記始動口22
が連通する入賞経路に介在されて入賞球の有無を検知す
る始動口検知センサ22aと、可変入賞口23の開閉板
23aを開閉させる開閉器23bとが接続されるととも
に、さらに、上記上皿11上に所定球数の遊技球を払い
出す払出機構24とが接続されている。ここにおいて、
始動口検知センサ22aは始動口22への入賞時に所定
の検知信号を制御部30に出力し、可変表示器21aは
同制御部30からの駆動制御信号を入力して各種の表示
状態を表現し、開閉器23bは制御部30からの駆動制
御信号を入力して開放状態となったり閉口状態となった
りし、払出機構24は制御部30からの所定の払出信号
を入力するなどして所定の球数だけ遊技球を払い出す。
なお、始動口22に入賞した場合には、払出機構24に
て払い出しが行われるが、他の入賞口に対する払出球数
よりも少なめに設定した球数となっている。
【0016】同制御部30は図示しないROMエリアに
記録されているプログラムをCPUが実行して各種の制
御処理を実行している。図4〜図8はその主要プログラ
ムをフローチャートにて示している。図4および図5は
始動口22に入賞した場合の始動口処理を示しており、
特別大当たりを含む大当たりか否かなどの判定及びその
払い出し処理を実行している。ステップS102にて制
御部30は始動口検知センサ22aからの検知信号の有
無に基づいて始動口22に入賞球があったか否かを判断
し、始動口22への入賞がなかった場合には当該始動口
処理を終了する。始動口22への入賞球は可変表示器2
1aを駆動させるトリガであり、このトリガの発生によ
って始動口処理が開始される。
【0017】ここで、本実施形態におけるゲーム設定に
ついて説明する。当たり判定は図6に示す当たり判定カ
ウンタ処理にて逐次更新されている当たり判定カウンタ
の値で判断し、「外れ」、「リーチ外れ」、「大当た
り」、「特別大当たり」の四種類に分類される。すなわ
ち、当たり判定カウンタは「0」〜「2999」の範囲
で「1」ずつ増加されるとともに上限値max(299
9)を越えたときに「0」に戻っている。ここで大当た
りが現れる確率を概ね1/200に設定するべく、入賞
時に同当たり判定カウンタの値が「0」〜「14」であ
れば大当たりと判断することとし、同様に逐次更新され
ている大当たり図柄カウンタの値を利用して大当たりの
種別を決定する。
【0018】大当たりでは可変表示器21a上で図2に
示す表示図柄のうち、いずれかの同じ図柄が横一列に並
ぶことを前提としており、表示図柄「0〜9、A、B、
C、D、E」に対応して15種類が可能である。ここに
おいて、同種の遊技機の設定と同様に、本実施形態にお
いても大当たりには普通大当たりと特別大当たりとの二
種類を設定している。普通大当たりは所定回数だけ開閉
板23aが開状態となるものであるが、特別大当たりは
これに加えて大当たりが終了した後で次回の大当たりの
発生確率を高確率とする特典が付与される。大当たりの
図柄のうち、偶数値の表示図柄「0、2、4、6、8、
A、C、E」が並ぶ場合は普通大当たりを表し、奇数値
の表示図柄「1、3、5、7、9、B、D」が並ぶ場合
は特別大当たりを表す。すなわち、表示図柄において
は、偶数値の8種類の表示図柄のグループと、奇数値の
7種類の表示図柄のグループとに分類可能であり、それ
ぞれが普通大当たりの表示図柄グループと特別大当たり
の表示図柄グループとなっている。
【0019】大当たり図柄カウンタは、当たり判定カウ
ンタと同様の処理により、「0」〜「119」の範囲で
繰り返し「1」ずつ増加している。この幅「120」の
根拠は、次のようになっている。大当たりを発生させる
にあたり、通常は普通大当たりと特別大当たりとがラン
ダムに選択させる必要がある。従って、二つの図柄のグ
ループの中から一つの図柄を選択させればよく、大当た
り図柄カウンタを「15」で割った余り値を利用してい
る。図9に示すテーブルは、この余り値と表示図柄との
対応関係を示しており、「0」〜「14」の余り値のそ
れぞれに別個の表示図柄が対応しており、同余り値で表
示図柄と大当たりの種別が選択されている。
【0020】一方、特別大当たりで大当たりが際限なく
発生するのは通常の趣向性の常軌を逸しかねないので、
累積回数は「4」回に制限する。すなわち、都合、五回
までは大当たりが比較的短時間の間に継続して発生する
ことを許容する。このような制限が与えられている結
果、最後の時に特別大当たりの図柄が表示されるにもか
かわらず特定遊技状態とならないのでは遊技者からの不
満が生じる。従って、普通大当たりに対応する表示図柄
のグループの範囲内で大当たり図柄を選択することにす
る。この場合は、大当たり図柄カウンタを「8」で割っ
た余り値で図9に示すテーブルを参照すれば、必ず普通
大当たりとしての表示図柄が選択可能となる。
【0021】すなわち、表示図柄のグループとして、全
体から選ぶ場合と、普通大当たりのグループから選ぶ場
合とがあり、それぞれの「15」種類と「8」種類をラ
ンダムに選択可能とするべく両数値の最小公倍数「12
0」となっている。従って、もし、普通大当たりに対応
する余り値を「0」〜「8」に設定したいのであれば、
「15」と「9」の最小公倍数である「45」が大当た
り図柄カウンタの範囲となる。
【0022】本実施形態においては、表示図柄のグルー
プを上述したように設定しているが、むろんこれらに限
定される必要はなく、自由に設定可能である。例えば、
色を変えた表示図柄「0〜9、A、B、C、D、E」を
複数組用意しておき、大当たりの連ちゃん回数によって
グループを変えていって表示させるといったことも可能
である。また、特別大当たりのグループをさらに小分割
し、連ちゃん回数によって徐々に特別大当たりのグルー
プが選択対象から除外されていくようにすれば、実質的
に連ちゃんが発生しにくくなるので大当たりの制限回数
を設けなくてもよくなるといったことが可能となる。
【0023】一方、本実施形態においては、上述したよ
うにして最小公倍数と所定値の除算に伴う余り値とを利
用して特別大当たりの発生をマスキングするようにして
いるが、かかるマスキングの考え方としては各種の変形
も可能である。例えば、偶数値と奇数値とによってグル
ープを分けるような場合に、二進法のデータを利用して
いるのであれば、最下位ビットを常に無視して”0”ま
たは”1”と固定的に処理してしまえば同様のマスキン
グが可能である。むろん、マスキングを使用しないとき
には現実の最下位ビットを利用すればよい。同様に、シ
フト演算をするなどして各種のマスキングも可能であ
る。
【0024】以上のようにして大当たりの種別を決定す
るとし、特別大当たりとなったときには、次の当たり判
定で大当たりとなる確率を1/20に向上させる。これ
が特定遊技状態に該当する。すなわち、大当たり判定カ
ウンタの値が「0」〜「149」までの値であれば大当
たりとなり、そのときの表示図柄は上述したように大当
たり図柄カウンタの余り値を利用して決定する。そし
て、その余り値が「8」〜「14」の範囲となる場合に
は特別大当たりとなるし、「7」以下の場合は、次の当
たり判定で大当たりとなる確率は1/200のままであ
る。
【0025】当たり判定では、最終的には大当たりと外
れとの二つであるものの、可変表示器21aでの表示態
様に合わせたリーチ状態を表現する場合もある。始動口
22への入賞によって可変表示器21aの表示エリアで
は表示図柄が回転しているように表示され、これを停止
させる場合には左方部分の次に右方部分、最後に中央部
分といった順番で停止させる。このとき、左方部分で停
止させる表示図柄と右方部分で停止させる表示図柄が同
一でなければ大当たりはあり得ないのですぐさま中央部
分も停止させる。しかし、左方部分で停止させる表示図
柄と右方部分で停止させる表示図柄が同一であれば、大
当たりの可能性があるという意味でリーチ状態と呼び、
遊技者の期待感を向上させるために中央部分はしばらく
回転させてから停止させる。むろん、この場合も大当た
りである場合と大当たりでない場合とがあり、後者の場
合をリーチ外れと呼ぶ。
【0026】大当たりでない場合にも停止させる表示図
柄の組合せを用意する必要があり、可変表示器21aに
おける各表示エリアに対して表示する表示図柄を大当た
り図柄カウンタと同様の方法でランダムに決定する。た
だし、偶然大当たり図柄になってしまうこともあり得る
ので、その場合には一つだけ表示図柄を変えるようにす
る。このようにして停止させる表示図柄が決まった場合
に、両側の表示図柄が同一であればリーチ外れの表示と
する。
【0027】さて、このようなゲーム設定を実現するた
め、図4および図5に示すフローチャートに戻って説明
する。ステップS102にて、始動口検知センサ22a
からの検知信号に基づいて制御部30が始動口22への
入賞球があったことが分かると、制御部30は現在の累
積カウンタの値が「0」であるか否かを判断する。この
累積カウンタの初期値は「0」であり、先の大当たりが
特別大当たりであればステップ114にて「1」ずつイ
ンクリメントされているので、この累積カウンタの値が
「0」にセットされているならば、先の大当たりは特別
大当たりでないと判断できる。なお、このように累積カ
ウンタは高確率フラグとしても使用されている。
【0028】先の大当たりが特別大当たりでないなら
ば、大当たりの発生確率は1/200の低い確率を適用
すべきであり、ステップS108にて大当たり判定カウ
ンタの値を読み出して低確率で大当たりか否かを判定す
る。一方、先の大当たりが特別大当たりであるなら、大
当たりの発生確率として1/20の高い確率を適用すべ
きであり、ステップS106にて高確率で大当たりか否
かを判定する。ここにおいて、同大当たり判定カウンタ
については、タイマ割り込みで2msごとに実施される
図6に示す当たり判定カウンタ処理で設定されている。
すなわち、2msごとに実施されるステップS202に
て当たり判定カウンタの値を「1」ずつインクリメント
し、ステップS204にてその最大値max(「299
9」)を越えていないか判定する。越えていなければそ
のまま終了するし、越えていればステップS206にて
当たり判定カウンタの値を「0」に戻す。なお、大当た
り図柄カウンタについても同じタイマ割り込みで図7に
示す大当たり図柄カウンタ処理のステップS222〜S
226にて同様にして設定されている。
【0029】この当たり判定カウンタの値は始動口検知
センサ22aが入賞球を検知したときに割り込み処理で
取り込まれ、所定個数(例えば、4個)までは記憶でき
るようになっている。従って、当たりか否かは始動口検
知センサ22aが入賞球を検知した時点で決まっている
ことになる。このようにするのは、入賞後に遊技者が不
正に大当たりを誘起させ得ないようにするためである。
なお、記憶されている個数を記憶個数表示器21bにて
表示するようにしている。
【0030】当たり判定カウンタの値から大当たりか否
かの判定が行われた後、とりあえずステップS110で
は可変表示器21aに対して変動中の表示を行うように
指示する駆動制御信号を出力する。可変表示器21aへ
の表示の指示後、制御部30はステップS112にて大
当たりか否かを判断する。大当たりでない場合は特定遊
技状態に関する処理は必要ないものの、大当たりの場合
にはそれが特別大当たりであれば高確率とするし、特別
大当たりでなければそれを示すために累積カウンタの値
を「0」にセットし直すなどの処理が必要である。
【0031】従って、ステップS112にて大当たりで
なければステップS128にて「外れ」または「リーチ
外れ」の表示図柄を決定し、ステップS130にて可変
表示器21aに対して表示図柄を停止させる指示を行
う。表示図柄の停止は図8に示す図柄停止処理に基づい
て実施され、単なる「外れ」の場合はステップS304
を経てステップS314にて「外れ表示」となる表示図
柄で停止させるし、「リーチ外れ」の場合はステップS
304,S306を経てステップS312にて「リーチ
外れ表示」となる表示図柄で停止させる。
【0032】これに対し、ステップS112にて大当た
りであると判断された場合には以下のような特定遊技状
態の処理を踏まえた処理を実行する。まず、ステップS
114では大当たりの連ちゃん回数を示す累積カウンタ
の値を「1」だけインクリメントする。大当たりの連ち
ゃん回数としてのリミットは五回であるので、ステップ
S116にて判断して五回に達していない場合はステッ
プS118にて大当たり図柄カウンタを「15」で割っ
た余り値を求める。これは、表示図柄のグループとして
普通大当たりのグループと特別大当たりのグループとの
両方のグループを指定し、その中から個別の表示図柄を
選択させることを意味する。
【0033】そして、得られた余り値からステップS1
20にて特別大当たりであるか否かを判断し、特別大当
たりでなければ次回に高確率を繰り越さないようにする
べく、ステップS124にて累積カウンタの値を「0」
にセットし直す(これが高確率フラグのリセットにあた
る)。しかしながら、特別大当たりであればステップS
114でインクリメントした累積カウンタの値をそのま
ま保持しておき、ステップS126にて同余り値で図9
に示す大当たり図柄テーブルを参照し、表示図柄を決定
する。すなわち、ステップS116にて累積カウンタの
値がリミットに達していないと判断された場合には、特
別大当たりが発生する可能性は残っている。
【0034】しかしながら、累積カウンタの値がリミッ
トに達しているときにはステップS122にて大当たり
図柄カウンタを「8」で割った余り値を求める。これ
は、表示図柄のグループとして普通大当たりのグループ
だけを指定し、その中から個別の表示図柄を選択させる
ことを意味する。従って、特別大当たりが発生する余地
は全くなく、普通大当たりが発生することを前提として
ステップS124にて累積カウンタの値を「0」にセッ
トし直し、次回に高確率を繰り越さないようにする。こ
れは遊技者にとってみれば五回目の大当たりが普通大当
たりとなってしまい、特定遊技状態が継続しないで連ち
ゃんが終了したと思える。従って、不満なども生じな
い。むろん、この場合でも低確率ではあるもののさらに
大当たりが続く可能性も残っている。
【0035】ここにおいて、累積カウンタがリミットに
達しているか否かの判断を行うステップS116によ
り、表示図柄が選択可能となるグループの範囲が変化す
ることになるため、本実施形態においては、このステッ
プS116が図柄グループ指示手段を構成しているとい
える。また、ステップS118やステップS122では
選択対象となる表示図柄の範囲が変化するように除算値
を変化させて余り値を得るようにしているため、本実施
形態における図柄選択手段を構成しているといえる。
【0036】なお、制限回数の最終回の場合には特別大
当たりが発生しないようにする意味では、本出願人によ
る特願平8−265639号の発明と共通するものの、
本発明においては、特別大当たりが発生しないようにす
るマスキング状態としておいて大当たりの表示図柄を決
定するため、特願平8−265639号の発明のように
大当たりを決定してから表示図柄を差し替える必要がな
いし、マスキングで選択する表示図柄をグループ単位で
管理する意味ではより面白味のある表示が可能となって
いる。
【0037】このようにして特別大当たりである場合も
普通大当たりである場合も表示図柄が決定されるととも
に累積カウンタの値は所定値にセットされる。そして、
続くステップS130では決定されている停止図柄とな
るように図柄停止処理が実行される。大当たりの場合、
制御部30は所定回数だけ開閉器23bを開放せしめて
大当たりに対する処理を実行する。ここにおいては敢え
て詳述しないものの、開閉器23bを開放せしめる回数
や停止させる回数およびタイミングなど、いわゆる公知
の各種の処理を実行すればよい。以上のようにして始動
口22に対する入賞の処理を繰り返す。なお、本実施形
態においては、上述したように大当たり図柄カウンタと
当たり判定カウンタとを別個に持っていることにより大
当たりの確率を任意に設定したり、表示図柄を任意に設
定したりといった自由度を向上させることができる。
【0038】このように、大当たりが生じたときには累
積カウンタをインクリメントする(ステップS114)
ものの、特別大当たりでない限りクリアしている(ステ
ップS124)ため、同累積カウンタの値によって特定
遊技状態による連ちゃん回数を判断でき、この連ちゃん
回数がリミット数に達しているか否かによって大当たり
図柄カウンタに対する除算値を変化させ(ステップS1
18,S122)、これによって余り値の範囲を変化さ
せて表示図柄のグループ、ひいては特別大当たりと普通
大当たりのグループを変化させるようにしたため、制限
回数に達したときには特別大当たりが発生しないように
して遊技者の不満を生じさせないようにしつつ、グルー
プごとの表示図柄の選択によって表示の面白味を増すよ
うな応用を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図で
ある。
【図2】同遊技機における可変表示器の表示図柄を示す
図である。
【図3】同遊技機の主要構成要素を示すブロック図であ
る。
【図4】同遊技機における始動口処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】同遊技機における始動口処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】同遊技機における当たり判定カウンタ処理を示
すフローチャートである。
【図7】同遊技機における大当たり図柄カウンタ処理を
示すフローチャートである。
【図8】同遊技機における図柄停止処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】同遊技機における大当たり図柄テーブルを示す
図である。
【符号の説明】
10…遊技機 20…遊技盤 21…中央役物 21a…可変表示器 21b…記憶個数表示器 22…始動口 22a…始動口検知センサ 23…可変入賞口 23a…開閉板 23b…開閉器 24…払出機構 30…制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の表示図柄を変動表示可能な可変表
    示図柄手段と、 選択対象となる複数の表示図柄のグループを有して上記
    可変表示図柄手段にて表示せしめる表示図柄を選択する
    図柄選択手段と、 この図柄選択手段における選択可能なグループの範囲を
    所定の条件に応じて指示する図柄グループ指示手段とを
    具備することを特徴とする遊技機。
JP8304835A 1996-11-15 1996-11-15 遊技機 Pending JPH10137409A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000070469A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Toyomaru Sangyo Kk 遊技機
JP2007089996A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Heiwa Corp 遊技機

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