JPH10137281A - 粘着性被覆体の製造装置 - Google Patents

粘着性被覆体の製造装置

Info

Publication number
JPH10137281A
JPH10137281A JP30336296A JP30336296A JPH10137281A JP H10137281 A JPH10137281 A JP H10137281A JP 30336296 A JP30336296 A JP 30336296A JP 30336296 A JP30336296 A JP 30336296A JP H10137281 A JPH10137281 A JP H10137281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cutting
adhesive tape
adhesive
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30336296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3231252B2 (ja
Inventor
Takeshi Ikeda
武司 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Ikeda Machine Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Machine Industry Co Ltd filed Critical Ikeda Machine Industry Co Ltd
Priority to JP30336296A priority Critical patent/JP3231252B2/ja
Publication of JPH10137281A publication Critical patent/JPH10137281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231252B2 publication Critical patent/JP3231252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ガーゼ、不織布等からなる
被貼付シートであっても、切断部材に連続的に供給しつ
つ確実に切断するにある。 【解決手段】 本発明は粘着テープ1 にガーゼ等の所定
形状の被貼付片3 を貼付した粘着性被覆体7 の製造装置
であり、帯状の被貼付シート3'を固定刃37より突出させ
るべく被貼付シート3'を連続的に送給する被貼付シート
送り手段40と、該固定刃37より突出された帯状の被貼付
シート3'を切断する切断部材32とを具備してなり、切断
部材32が、固定刃37からの被貼付シート3'の突出方向A
に略垂直に移動して被貼付シート3'を切断し且つ該切断
後に被貼付シート3'の前記突出方向A側に移動すべく設
けられた切断刃35を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープに被貼
付片を貼付した粘着性被覆体の製造装置に関するもので
ある。例えば、粘着テープの粘着面の中央部にガーゼ、
不織布等からなる傷当てパッドが貼付された絆創膏等の
粘着性被覆体を製造するために用いられる製造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の絆創膏等の粘着性被覆体
を製造する製造装置としては、特公平3−12893号
公報所載のものが公知である。
【0003】該公報所載の装置にあっては、メインドラ
ムに粘着テープ等の各原反を連続的に供給しつつ粘着性
被覆体を製造できるものであり、生産性の向上及びコス
トダウンが実現できるとともに、テープの伸びを減少で
きるという利点を有するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
開示された装置にあっては、粘着テープに被貼付シート
及び製品用剥離紙を貼付した後に、メインドラムを一定
速度で回転させつつ、該回転と相対向して回転する回転
ローラーに設けられた切断刃によって、該貼付シートを
切断するものであったため、例えばガーゼからなる被貼
付シートを切断する場合に、被貼付シートの一部の繊維
が切断できず、残存してしまうおそれが存在した。
【0005】かかる問題を解決するには、固定刃より被
貼付シートを突出せしめて該突出方向と垂直に上下動す
る切断刃によって切断する方法も考えられ、該方法によ
ればガーゼからなる被貼付シートであっても確実に切断
することができる。しかるに、このように被貼付シート
の突出方向と垂直に上下動する切断刃によって切断する
場合にあっては、切断刃による切断後に固定刃からの突
出方向に切断刃が存在するので、該切断刃が上方に移動
するまで被貼付シートを固定刃より突出させることがで
きず、被貼付シートを連続的に供給することができず、
被貼付シートを間欠的に送らざるを得ないという問題点
を有する。
【0006】そこで、本発明はこのような問題を解決す
べくなされたものであり、本発明の課題は、ガーゼ、不
織布等からなる被貼付シートであっても、切断部材に連
続的に供給しつつ確実に切断することができる粘着性被
覆体の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべくなされたものであり、本発明に係る粘着性被覆体
の製造装置としての特徴は、帯状の被貼付シート3'を固
定刃37より突出させるべく被貼付シート3'を連続的に送
給する被貼付シート送り手段40と、該固定刃37より突出
された帯状の被貼付シート3'を切断する切断部材32とを
具備してなり、切断部材32が、固定刃37からの被貼付シ
ート3'の突出方向Aに略垂直に移動して被貼付シート3'
を切断し且つ該切断後に被貼付シート3'の前記突出方向
A側に移動すべく設けられた切断刃35を有する点にあ
る。
【0008】該構成からなる本発明に係る製造装置にあ
っては、被貼付シート送り手段40によって被貼付シート
3'を固定刃37より突出させて、該固定刃37より突出した
被貼付シート3'を突出方向Aに略垂直に移動する切断刃
35によって切断することができる。この切断の後、切断
刃35は、被貼付シート3'の前記突出方向A側に移動する
ので、該切断刃35が邪魔になることなく被貼付シート3'
を連続的に供給して固定刃37より突出させることができ
る。
【0009】ここで、上記の如き切断刃35の移動は、例
えば請求項2記載の如く、切断刃35が、被貼付シート3'
の前記突出方向A側に位置する軸を中心に回転すべく設
けることによって可能である。
【0010】尚、本発明において切断部材32によって、
被貼付シート3'のみを切断することも、粘着テープ1 に
貼付された被貼付シート3'を切断することも可能であ
る。但し、切断部材32により被貼付シートを切断した後
に、この切断された被貼付片3を粘着テープ1 に貼付す
ることが好ましく、これにより被貼付片同士を離間した
状態で粘着テープ1 に貼付させることができるという利
点を有する。
【0011】さらに、本発明に係る製造装置にあって
は、請求項3記載の如く、切断部材32は切断刃35により
切断して形成した被貼付片3 を保持可能な吸着手段36を
具備してなり、該吸着手段36によって吸着された被貼付
片3 を粘着テープ1 に貼着すべく粘着面が表出した状態
で粘着テープ1 を供給可能な粘着テープ移送手段10が設
けられ、切断部材32の吸着手段36が粘着テープ移送手段
10によって送給される粘着テープ1 の粘着面の上方で被
貼付片3 の吸着を解除可能に設けられてなる構成を採用
することもできる。
【0012】該構成からなる請求項3記載の製造装置に
あっては、切断刃35により切断され形成された被貼付片
3 を吸着手段36によって吸着保持せしめ、該切断部材32
が粘着テープ1 の粘着面の上方に移動して、吸着手段36
による吸着が解除されることによって、粘着テープ1 の
粘着面に被貼付片3 を貼付することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態として、全体
構造の概略を図1に示す粘着性被覆体の製造装置につい
て説明する。該装置は、図4に示す如く、伸長性に富む
薄手の粘着テープ1 の粘着面の中央部に長方形状のガー
ゼからなる傷当て部材3 (被貼付片)が貼付され、該粘
着テープ1 の粘着面に二枚の製品用剥離紙5a,5b が中央
部で互いに重なり合って全面に渡って貼着され、該製品
用剥離紙5a,5b が貼着された絆創膏本体7 の上下両面を
包装シート9a,9b で密封包装してなる絆創膏を、製造す
ることができるものである。
【0014】該装置は、機台に、図1に示す如く駆動手
段によって一方向(図1において時計回り)に回転する
メインドラム10が配備されており、該メインドラム10を
囲み粘着テープ供給手段15、原反用剥離紙21の剥離部2
2、原反用剥離紙21の回収手段20、傷当て部材供給手段3
0、製品用剥離紙供給手段50がメインドラム10の回転方
向に沿って順次配設され、また該メインドラム10下流側
には、キャリフフィルム剥離部60、絆創膏本体切断手段
70、抜取りカス回収手段80、包装手段90、カッター手段
95が配設されてなるものである。
【0015】尚、図1に於いて、1'は、粘着テープの原
反であり、該粘着テープ原反1'は、薄手の粘着テープ1
と、その粘着面に貼着された原反用剥離紙21と、粘着面
裏面に貼着された補強用キャリアフィルム61とからな
る。また、3'は、傷当て部材3 の原反であり、5'は製品
用剥離紙5a,5b の原反であり、9'は包装シート9a,9b の
原反である。さらに、26は回収手段20によって回収され
る原反用剥離紙21を巻くロールであり、62はキャリフフ
ィルム剥離部60によって剥離された補強用キャリアフィ
ルム61を巻くためのロールであり、82は抜取りカス回収
手段80によって回収される抜取りカス81を巻くロールで
ある。
【0016】前記メインドラム10は、絆創膏本体7 の長
手方向の長さに合った軸長を有する円柱形状をなしてお
り、外周面に粘着テープ1 の裏面を吸着するための吸引
口が複数形成されており、該吸引口によって粘着テープ
1 の裏面を吸着しつつ剥離部22から製品用剥離紙供給手
段50まで粘着テープ1 を移送するように、回転してい
る。
【0017】前記粘着テープ供給手段15は、粘着テープ
原反保持部16、該粘着テープ原反保持部16より間欠的に
供給される粘着テープ原反1'に多数の小穴を穿設する穴
あけ機17、該穴あけ機17によって小孔が穿孔された粘着
テープ原反1'を連続的にメインドラム10に供給する送り
ローラー19、及び該送りローラー19と穴あけ機17との間
に設けられた段差ローラー18とからなる。尚、穴あけ機
17は、通気性に富む粘着テープを用いる場合には特に採
用することを要せず、穴あけ機17を設けない場合は、粘
着テープ原反保持部16より連続的に粘着テープ原反1'を
供給することができるので、段差ローラー19も不要であ
る。
【0018】前記剥離部22は、図2に示すように前記送
りローラー19によって供給された粘着テープ原反1'の原
反用剥離紙21を移送方向と反対方向に引き剥がすように
メインドラム10の側方に近接して設けられている。ま
た、前記回収手段20は、該剥離部22によって剥離された
原反用剥離紙21を回収する為の回収ローラー24が設けら
れてなり、該回収ローラー24によって回収された前記ロ
ール26に巻き取られることとなる。ここで、該回収ロー
ラー24による回収速度V1 は、前記メインドラム10の移
送速度V2 よりも遅く設定されている。尚、この回収ロ
ーラー24の回収速度V1 は原反1'の変更等により変更可
能に設けられている。
【0019】前記傷当て部材供給手段30は、傷当て部材
原反3'(被貼付シート)を切断する為の固定刃37及び切
断部材32、該切断部材32に傷当て部材原反3'を連続的に
供給する被貼付シート送り手段40からなる。
【0020】切断部材32の切断部材本体32a は、メイン
ドラム10上方で図2に於いて半時計方向に回転する上下
二つの回転軸33に回転自在に連結されており、これによ
り該本体32a は平行状態を維持しつつ回転可能に設けら
れてなる。ここで、該切断部材本体32a は、その回転速
度が可変に設けられている。
【0021】また、該切断部材本体32a には、図2に示
すように、下端部の固定刃側に切断刃35が固着されてお
り、該切断刃35と隣接して下端面36a に吸着孔を有する
吸着部材36(吸着手段)が固着されている。
【0022】ここで、切断刃35の回転軸が、固定刃37か
らの傷当て部材原反3'の突出方向Aで且つ固定刃37と回
転半径だけ離間して固定刃37の刃端37a と平行に位置す
べく、切断刃35は切断部材本体32a に固着されてなる。
これにより、切断刃35が下方に向けて回転する際に固定
刃37とにより傷当て部材原反3'を突出方向Aと垂直に切
断することができるよう設けられている。
【0023】また、固定刃37は、図3に示すように、傷
当て部材原反3'の両側部と当接する位置に二つの突起部
38が形成されている。該突起部38の前面38a は固定刃37
の刃端37a に向けて突出方向Aに傾斜して形成されてい
る。かかる突起部38が設けられてなるので、遠心力によ
って切断刃35の回転半径が若干大きくなっても、回転す
る切断刃35はまず該突起部38の前面38a と当接して、固
定刃37の刃端37a において的確な位置に修正(案内)さ
れることとなる。尚、図3において、37b は、該固定刃
37を固定するための取付孔であり、該取付孔37b によっ
て該固定刃37を着脱可能に設けられており、これにより
突起部38の形状の異なる固定刃等に容易に変更すること
ができる。
【0024】さらに、前記吸着部材36は、その吸着孔の
回転軸が、メインドラム10の外周面から吸着部材36の回
転半径だけ上方に離間して位置すべく切断部材本体32a
に固着されてなる。これにより吸着部材36は、回転して
メインドラム10に移動した際にメインドラム10によって
送給される粘着テープ1 の粘着面の上方に略当接すべく
移動することができる。
【0025】また、該吸着部材36の吸着孔は、前記切断
刃35により切断された傷当て部材3を保持可能に設けら
れてなり、しかも、前記の如く粘着テープ1 の粘着面の
上方に位置した際には吸着を解除するように設けられて
いる。これにより、吸着部材36は、切断された傷当て部
材3 を保持して、粘着テープ1 の粘着面まで移動せしめ
て、該粘着面に傷当て部材3 を貼付することができる。
【0026】さらに、前記被貼付シート送り手段40は、
図2に示すように、固定刃37の上流で上部側に設けられ
た送りベルト42と、該送りベルト42の下方の受けローラ
ー43とからなり、傷当て部材原反3'は該送りベルト42と
受けローラー43との間を移送されて、固定刃37より突出
されるよう構成されている。該送りベルト42は、駆動手
段45によって移送速度を可変に回転しており、ベルト42
の上部のローラー46によって弛みが防止されている。
【0027】前記製品用剥離紙供給手段50は、粘着テー
プ1 の全面(傷当て部材3 を含む)を覆うように、セパ
レートタイプの二条の製品用剥離紙5a,5b を粘着するた
めのものであり、二箇所に配設された製品用剥離紙原反
支持部51a,51b と、折曲ガイド(図示省略)と、ガイド
ローラー群とからなる。メインドラム10の粘着テープ1
の粘着面には、一方の製品用剥離紙原反5'が折曲ガイド
(図示省略)を通して内側の側片を上方に折り曲げられ
て貼付され、他方の製品用剥離紙原反5'が上記折り曲げ
られた側片と重なり合うように粘着面に貼付されるよう
構成されている。
【0028】前記製品用剥離紙5a,5b が貼付された粘着
テープ1 は、離脱ローラー56を介してメインドラム10よ
り離脱される。尚、この離脱ローラー56の箇所において
は前記メインドラム10の吸引口による吸引は行われてい
ない。
【0029】前記キャリアフィルム剥離部60は、前記離
脱ローラー56によって供給された粘着テープ1 の裏面の
補強用キャリアフィルム61を移送方向と反対方向に引き
剥がすように設けられてなり、該キャリアフィルム剥離
部60によって剥離されたキャリアフィルム61は前記補強
用キャリアフィルム用のロール62に巻き取られることと
なる。
【0030】前記絆創膏本体切断手段70は、キャリアフ
ィルム61が剥離された粘着テープ1を上下二つの回転ロ
ーター71a,71b によって絆創膏本体7 の最終形状に切り
抜くためのダイロール71から構成されている。尚、ここ
で該ダイロール71によって図4に示すように略長方形状
に切り抜かれる場合について以下説明するが、例えば図
5に示すように略8の字状に切り抜くことも可能であ
る。
【0031】前記抜取りカス回収手段80は、前記ダイロ
ール71の下方の回転ローター71b に近接して設けられ、
該手段によって回収された抜取りカス81は二つの抜取り
カス用ロール82に回収されることとなる。尚、上記の如
く図5に示すように略8の字状に切り抜く場合、一般的
に隣接する絆創膏本体7 と一定距離離間させて抜取るの
で、抜取りカス81は一体となり、この為抜取りカス用ロ
ール82は一つで足りる。
【0032】前記包装手段90は、上下二つの包装シート
原反支持部91a,91b と、該支持部91a,91b より送給され
た包装シート9a,9b を前記ダイロール71近傍で粘着テー
プ1移送方向に反転する上下二つの反転部92a,92b と、
該反転部92a,92b によって反転され内側に絆創膏本体7
が収容された上下一対の包装シート9a,9b を圧着して密
封する密封手段93とからなる。尚、本実施形態において
ダイロール71で略長方形状に切り抜く場合にあっては、
前記抜取りカス回収手段80は反転部92a,92b より反転さ
れた後に密閉手段93によって密封されるまでの間に包装
シート9a,9b の側方より抜取りカス81を離脱するように
設けることも可能である。
【0033】前記カッター手段95は、上記の如く包装手
段90によって絆創膏本体7 が密封された包装シート9a,9
b を、隣接する絆創膏本体7 間にミシン目9cを形成する
ものである。尚、絆創膏本体7 が個別に包装された製品
を製造する場合には、該カッター手段95によって絆創膏
本体7 ごとに包装シート9a,9b を切断することもでき
る。
【0034】本実施形態の製造装置は上記構成からなる
が、以下該装置により絆創膏を製造する方法について説
明する。
【0035】まず、メインドラム10に粘着テープ供給手
段15によって粘着テープ原反1'が供給され、この粘着テ
ープ原反1'から原反用剥離紙21が剥離部22で剥離され、
この原反用剥離紙21は回収手段20によってロール26に巻
き取られる一方、原反用剥離紙21が剥離された粘着テー
プ1 はそのままメインドラム10によって次工程へ移送さ
れる。
【0036】また、原反用剥離紙21が剥離された粘着テ
ープ1 は、傷当て部材供給手段30で傷当て部材3 が貼付
される。
【0037】ここで、傷当て部材供給手段30において
は、以下の態様によって傷当て部材3が切断され、供給
される。まず、傷当て部材原反3'が被貼付シート送り手
段40によって上下を挟まれた状態で固定刃37に向けて一
定量ずつ連続的に供給され、固定刃37よりその端部が突
出する。
【0038】上記の如く傷当て部材原反3'が固定刃37よ
り所望量突出した際に、回転する切断刃35によって該原
反3'が突出方向Aと垂直に切断される。ここで、傷当て
部材原反3'の送り速度が、切断刃35の回転ピッチ(切断
ピッチ)にあわせて所望速度に調整されており、上記切
断は傷当て部材原反3'が固定刃37より所望量突出した際
に切断され、所望長さの傷当て部材3 が形成される。
【0039】このように切断され形成された傷当て部材
3 は、切断刃35に隣接する吸着部材36によって吸着さ
れ、切断部材本体32a の回転に伴って下方及び突出方向
Aに回転する。このように、切断部材本体32a は、上記
切断後に突出方向Aに移動するものであるので、傷当て
部材3 を連続的に供給しても該切断部材32が邪魔になら
ない。
【0040】さらに、吸着部材36によって保持され回転
する傷当て部材3 は、メインドラム10に移動した際に粘
着テープ1 の粘着面の上方に当接し、この際、前記吸着
部材36による吸着が解除されて、粘着テープ1 に傷当て
部材3 が貼着されることとなる。ここで、切断刃35の回
転ピッチ(貼着ピッチ)は、メインドラム10の回転速度
(周速度)にあわせて所望間隔に設定されており、傷当
て部材3 同士を所望間隔あけて貼着される。
【0041】上記の如く傷当て部材3 が貼付された粘着
テープ1 は、製品用剥離紙供給手段50によって製品用剥
離紙5a,5b が貼付された状態で、メインドラム10から離
脱する。
【0042】そして、メインドラム10より離脱した粘着
テープ1 は、キャリフフィルム剥離部60で補強用キャリ
アフィルム61が剥離され、ダイロール71によって所望形
状に切断され、抜取りカス81が離脱される。この抜取り
カス81が離脱された絆創膏本体7 は、上下の包装シート
9a,9b に収容された後、密閉手段93によって密封され
る。そして、カッター手段95によって隣接する絆創膏本
体7 間にミシン目9cが形成されて、複数枚の絆創膏が連
続自動的に製造される。
【0043】以上のように、本実施形態に係る製造装置
によって、絆創膏が製造できるので、傷当て部材原反3'
を突出方向Aに垂直に移動する切断刃35によって切断す
ることができ、ガーゼ、不織布等からなる傷当て部材原
反3'を確実に切断することができるという利点を有す
る。
【0044】また、固定刃37に近接して傷当て部材原反
3'の側部と当接する突起部38が形成されているので、固
定刃37より突出する傷当て部材原反3'は側部が突起部38
と当接しつつ移送され、切断される傷当て部材原反3'の
幅方向のズレが防止でき、特に、該突起部38は傷当て部
材原反3'の両側部に形成されているので、より確実にズ
レを防止できる。
【0045】しかも、固定刃37は、取替可能に形成され
ているので、被貼付片(傷当て部材)に応じて適宜取り
替えることができ、上記実施形態の如く突起部38が形成
されている場合にあっては被貼付片の大きさ等に応じて
固定刃を取り替えることができるので、特に有益であ
る。
【0046】さらに、上記の如く固定刃37に近接して突
起部38を設けること、即ち回転する切断刃35を固定刃37
の刃端37a において的確な位置に修正(案内)されるよ
うに案内する案内部38a が形成されているので、切断刃
35の回転半径が大きくなったとしても、回転する切断刃
35がまず前記案内部38a と当接して固定刃37の刃端37a
に的確に案内されることとなる。よって、遠心力等によ
って切断刃35の回転半径が大きくなり、切断刃35と固定
刃37とが互いに衝突することを防止することができると
いう利点を有する。
【0047】また、切断部材本体32a の回転速度が可変
で、送りベルト42の移送速度も可変に設けられており、
切断刃35の回転ピッチ及び傷当て部材原反3'の送り速度
を変更することができる。このように切断刃35の切断ピ
ッチに対する傷当て部材原反3'の送り速度の比を変更可
能に構成されているので、傷当て部材3 の切断長さを設
定変更可能である利点を有する。さらに、傷当て部材3'
が貼付される粘着テープ1 の移送速度に対して、吸着部
材36の吸着ピッチも変更することができるので、傷当て
部材3 同士の間隔を所望の間隔に設定変更可能である利
点も有する。
【0048】さらに、吸着部材36によって保持され回転
する傷当て部材3 が、粘着テープ1の粘着面の上方に当
接して貼着されるので、該傷当て部材3 を所望位置に確
実に貼着することができる。
【0049】また、吸着部材36は、吸着孔を有する面を
平行に保ちつつ回転するものであるので、傷当て部材3
が貼付される貼付位置における粘着テープ1 の粘着面と
傷当て部材原反3'の突出方向Aとを略平行に対向させる
ことができる。
【0050】さらに、原反用剥離紙21の剥離に際して、
メンドラム10が回収手段20の回収速度V1 よりも早い速
度V2 でもって粘着テープ1 を移送するので、メインド
ラム10によって粘着テープ1 を的確に吸引保持しておく
ことができるという利点を有する。特に、回収ローラー
24の回収速度V1 は変更可能で、該回収速度V1 とメイ
ンドラム10の移送速度V2 との速度差は、適宜設定変更
可能に設けられた構成からなるので、粘着テープ1 の伸
縮性等に応じて速度差を変更することができ、原反1'を
変更した場合であっても的確に対応できるという利点を
有する。
【0051】また、メインドラム10に粘着テープ1 が吸
着された状態で、傷当て部材の貼付工程等の各工程が行
われるので、連続的に製造することができ、粘着テープ
の伸長を防止することができる。
【0052】さらに、製品用剥離紙供給手段50によって
粘着シート1 の粘着面に製品用剥離紙5a,5b を貼付した
後に、キャリアフィルム剥離部60で粘着テープ1 から裏
面の補強用キャリアフィルム61を剥離するものゆえ、最
終製品にキャリアフィルムが残存することがない。しか
も製品用剥離紙5a,5b が粘着テープ1 に貼付された後に
キャリアフィルム61を剥離するものゆえ、粘着テープ1
の伸長を防止することができる。
【0053】尚、上記実施形態に於いては上述の利点を
有するが、本発明は上記実施形態に限定されるものでな
く、本発明の意図する範囲で適宜設計変更可能である。
【0054】
【発明の効果】上述の様に、本発明に係る粘着性被覆体
の製造装置は、固定刃より突出した被貼付シートを突出
方向に略垂直に移動する切断刃によって切断することが
でき、ガーゼ、不織布等からなる被貼付シートであって
も確実に切断することができるという効果を有するとと
もに、切断後に切断刃が被貼付シートの突出方向側に移
動するので、被貼付シートを連続的に切断部材に連続的
に供給することできるという効果も奏する。
【0055】また、請求項3記載の如き構成を採用する
ことで、切断刃により被貼付シートを確実に切断した後
に、この切断された被貼付片を吸着手段よって粘着テー
プに貼付することができるので、被貼付片同士を所望の
距離離間した状態で粘着テープに貼付させることがで
き、しかも、吸着手段によって確実に粘着テープの所望
位置に貼付することができるるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘着性被覆体の製造装置の一実施
形態の全体構成図。
【図2】同実施形態の要部拡大図。
【図3】同実施形態の要部拡大斜視図。
【図4】同実施形態の装置により製造される絆創膏を示
す一部切欠を含む正面図。
【図5】同実施形態の装置により製造される別の絆創膏
を示す一部切欠を含む正面図。
【符号の説明】
1…粘着テープ、1'…粘着テープ原反、3…傷当て部材
(被貼付片)、3'…原反(被貼付シート)、5a,5b …製
品用剥離紙、5'…製品用剥離紙の原反、7…絆創膏本体
(粘着性被覆体)、9a,9b …包装シート、9'…包装シー
トの原反、9c…ミシン目、10…メインドラム(粘着テー
プ移送手段)、15…粘着テープ供給手段、16…粘着テー
プ原反保持部、17…穴あけ機、18…段差ローラー、19…
送りローラー、20…回収手段、21…原反用剥離紙、22…
剥離部、24…回収ローラー、26…ロール、30…傷当て部
材供給手段、32…切断部材、32a …切断部材本体、33…
回転軸、35…切断刃、36…吸着部材(吸着手段)、36a
…下端面、37…固定刃、40…被貼付シート送り手段、42
…送りベルト、43…受けローラー、45…駆動手段、46…
ローラー、50…製品用剥離紙供給手段、51a,51b …製品
用剥離紙原反支持部、56…離脱ローラー、60…キャリア
フィルム剥離部、61…補強用キャリアフィルム、62…ロ
ール、70…絆創膏本体切断手段、71…ダイロール、71a,
71b …回転ローター、80…抜取りカス回収手段、82…抜
取りカス用ロール、90…包装手段、91a,91b …包装シー
ト原反支持部、92a,92b …反転部、93…密閉手段、95…
カッター手段、A…突出方向、V1 …回収手段による回
収速度、V2 …メインドラムの移送速度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープ(1) にガーゼ、不織布等から
    なる傷当て部材等の所定形状の被貼付片(3) を貼付した
    粘着性被覆体(7) を製造するための粘着性被覆体の製造
    装置であって、帯状の被貼付シート(3')を固定刃(37)よ
    り突出させるべく被貼付シート(3')を連続的に送給する
    被貼付シート送り手段(40)と、該固定刃(37)より突出さ
    れた帯状の被貼付シート(3')を切断する切断部材(32)と
    を具備してなり、且つ前記切断部材(32)が、固定刃(37)
    からの被貼付シート(3')の突出方向(A) に略垂直に移動
    して被貼付シート(3')を切断し且つ該切断後に被貼付シ
    ート(3')の前記突出方向(A) 側に移動すべく設けられた
    切断刃(35)を有してなることを特徴とする救急絆創膏等
    の粘着性被覆体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記切断刃(35)は、被貼付シート(3')の
    前記突出方向(A) 側に位置する軸を中心として回転すべ
    く設けられてなる請求項1記載の粘着性被覆体の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切断部材(32)は切断刃(35)により切
    断して形成した被貼付片(3) を保持可能な吸着手段(36)
    を具備してなり、且つ該吸着手段(36)によって吸着され
    た被貼付片(3) を粘着テープ(1) に貼着すべく粘着面が
    表出した状態で粘着テープ(1) を供給可能な粘着テープ
    移送手段(10)が設けられ、しかも該切断部材(32)の吸着
    手段(36)は、粘着テープ移送手段(10)によって送給され
    る粘着テープ(1) の粘着面の上方で該被貼付片(3) の吸
    着を解除可能に設けられてなる請求項1又は2記載の粘
    着性被覆体の製造装置。
JP30336296A 1996-11-14 1996-11-14 粘着性被覆体の製造装置 Expired - Fee Related JP3231252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30336296A JP3231252B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 粘着性被覆体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30336296A JP3231252B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 粘着性被覆体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10137281A true JPH10137281A (ja) 1998-05-26
JP3231252B2 JP3231252B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=17920081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30336296A Expired - Fee Related JP3231252B2 (ja) 1996-11-14 1996-11-14 粘着性被覆体の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231252B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219583A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Ikeda Kikai Sangyo Kk 粘着性被覆体の製造装置
WO2010082647A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 池田機械産業株式会社 救急絆創膏の製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219583A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Ikeda Kikai Sangyo Kk 粘着性被覆体の製造装置
WO2010082647A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 池田機械産業株式会社 救急絆創膏の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3231252B2 (ja) 2001-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4978415A (en) Apparatus for applying labels to articles
EP0338662A2 (en) Method and apparatus for applying an elastic waistband to a disposable diaper
JPH03112660A (ja) 被印刷物のロールを準備する方法
US7713371B2 (en) Method and device for applying a flat material web section
JPS59112010A (ja) 使い捨て衛生物品に弾性部材を取り付ける方法
JP2011083547A (ja) 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置
US6350342B1 (en) Method of making integrated label products
WO2010082647A1 (ja) 救急絆創膏の製造装置
JP3695875B2 (ja) 貼付シートの間欠切断転写装置
JP3231252B2 (ja) 粘着性被覆体の製造装置
JP2002068153A (ja) ノンセパラベル貼付装置
JP3231253B2 (ja) 粘着性被覆体の製造装置及び粘着性被覆体の製造方法
JP3854505B2 (ja) 粘着性被覆体の製造装置
JP4273023B2 (ja) フィルム貼付方法とその装置
JP3339904B2 (ja) ラベル製造方法及びその装置
JP2987143B1 (ja) 粘着性シートの製造装置
JP2000005226A (ja) 粘着性被覆体の製造装置
JP3629194B2 (ja) フィルム貼付方法
JP3529547B2 (ja) 包装物への粘着テープの貼付装置
JPS63267192A (ja) 帯状テ−プ材の切断方法および装置
JP2002096808A (ja) 粘着テープの製造貼付システム
JPH0311981B2 (ja)
JP2011183061A (ja) 粘着性被覆体の製造装置
JP3071636B2 (ja) 閉鎖用フラップ付角底紙袋の製造方法
JP4559645B2 (ja) ラベル連続体の製造方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees