JPH10136539A - 長尺体保持具 - Google Patents

長尺体保持具

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Publication number
JPH10136539A
JPH10136539A JP8304144A JP30414496A JPH10136539A JP H10136539 A JPH10136539 A JP H10136539A JP 8304144 A JP8304144 A JP 8304144A JP 30414496 A JP30414496 A JP 30414496A JP H10136539 A JPH10136539 A JP H10136539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long body
thermoplastic elastomer
elastic holding
holding portion
long
Prior art date
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Pending
Application number
JP8304144A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Asada
典良 麻田
Hiromitsu Kaga
博光 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKO COMPOSITE KK
NIKKO IND CORP
Original Assignee
NIKKO COMPOSITE KK
NIKKO IND CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by NIKKO COMPOSITE KK, NIKKO IND CORP filed Critical NIKKO COMPOSITE KK
Priority to JP8304144A priority Critical patent/JPH10136539A/ja
Publication of JPH10136539A publication Critical patent/JPH10136539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル等の長尺体が傷つくことを防止でき
るとともに、有害な接着剤で環境が汚染されることを防
止できる長尺体保持具を提供すること。 【解決手段】 取付基板12上に設けた湾曲体13と該
湾曲体13の内側に設ける熱可塑性エラストマーからな
る弾性保持部15とを一体に熱融着して接合するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルや管体等
の長尺体をパネル等に取り付ける際に使用するものであ
って、特に振動等の外力から長尺体を保護するために使
用する長尺体保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電線やファイバー等の長尺体
をパネルに固定するものとして図3に示すような保持具
1が存在する。これは、長尺体の数に応じて弾性把持部
2を複数一体に並設したものであるが、振動や衝撃等の
外力によりケーブル等の長尺体が傷つく欠点があった。
そのため、ケーブル等の長尺体を保護する必要がある場
合には、図4に示すような保持具3のように、取り外し
可能な係合部5を有するC型の弾性保持部4の内側に、
スポンジ6を必要な形にくりぬいて接着して用いてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合はス
ポンジ6を別工程で弾性保持部4に接着するので製造に
手間がかかるとともに、有害な接着剤で環境が汚染され
る欠点があった。本発明は、上記のような問題点を解消
するためになされたもので、ケーブル等の長尺体が傷つ
くことを防止できるとともに、有害な接着剤で環境が汚
染されることを防止できる長尺体保持具を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するために次のような構成を採用している。つまり、
本発明の長尺体保持具は、取付基板上に設けた湾曲体と
該湾曲体の内側に設ける熱可塑性エラストマーからなる
弾性保持部とを一体に熱融着して接合するものである。
また、前記熱可塑性エラストマーからなる弾性保持部が
発泡体であるものである。また、本発明の長尺体保持具
は、前記一体に熱融着する手段がインサート成形又は二
色成形であるものである。
【0005】
【作 用】本発明は、上記構成により、熱可塑性エラ
ストマーからなる弾性保持部に長尺体を保持することに
より、長尺体にかかる振動や衝撃を緩和して保護するこ
とができるとともに、熱融着により短時間で接合を完了
させることができる。請求項2に係わる発明は、上記構
成により、インサート成形又は二色成形により、金型内
で組み立てを行うので製造工程を簡略化できる。請求項
3に係わる発明は、上記構成により、熱可塑性エラスト
マーからなる弾性保持部を発泡体で形成することによ
り、長尺体にかかる振動や衝撃をいっそう緩和すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明に係わる長尺体保持具
の実施の形態(以下、「実施例」という)を添付図面に
基づいて説明する。図1は長尺体保持具11の開放状態
(使用前)を示す斜視図であり、図2は別の実施例を示
す斜視図である。図1に示したように長尺体保持具11
は、適度の弾性を有するプラスチック(例えばポリアミ
ド)からなる取付基板12と、該取付基板12上に薄肉
支持部14を介して取付基板12と一体に形成したL字
型湾曲帯13と、該湾曲帯13の内側に形成した熱可塑
性エラストマーからなる弾性保持部15とから構成され
ている。該湾曲帯13と弾性保持部15とをインサート
成形または二色成形により一体に熱融着して形成してい
る。
【0007】前記湾曲体13の先端には係合突縁16を
設け、取付基板12に形成した係合片17と係合可能に
形成し、長尺体20を確実に固定できるようにしてい
る。また、取付基板12の下部には、錨型の取付脚18
を設けて、スナップフィット方式により長尺体保持具1
1をワンタッチでシャーシ等の取付パネル(図示せず)
に固定できるようにしている。なお、取付パネルに固定
する方法としては、上記取付脚18によるスナップフィ
ット方式に限定されるものではなく、例えば取付脚18
に代えて両面テープによる固定方法であっても良い。
【0008】前記取付基板12や湾曲帯13の形成材料
としては、上記ポリアミド以外に例えばポリカーボネー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールなど
が挙げられる。弾性保持部15を構成する熱可塑性エラ
ストマーの形成材料としては、ポリオレフィン系エラス
トマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリエステル系
エラストマーなどが挙げられる。この熱可塑性エラスト
マーの硬度(JIS−A)は、適度な弾性を得るため1
0から90程度が望ましい。また、熱可塑性エラストマ
ーは、発泡体であることがさらに望ましく、その場合の
形成材料としてはポリスチレン系エラストマー、ポリウ
レタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポ
リエステル系エラストマーなどが挙げられる。熱可塑性
エラストマーを発泡体とすることにより長尺体にかかる
振動や衝撃をいっそう緩和させることができるととも
に、発泡体の弾性変形内で束線径の変化に対応できる。
【0009】次に本発明に係わる長尺保持具の製造方法
の実施例を説明する。湾曲帯13と弾性保持部15とを
インサート成形により熱融着させる場合には、まず予め
成形された湾曲帯13を金型にセットする。この際、湾
曲帯13と金型との間には、弾性保持部15の形状とな
る空間を形成しておく。次に前記空間部に前記熱可塑性
エラストマーを加圧しながら射出充填すると、当該空間
部に弾性保持部15が形成され、熱融着により湾曲帯1
3と弾性保持部15とが接合される。この製造方法によ
れば、湾曲帯13と弾性保持部15とが接合される時間
は、熱可塑性エラストマーを射出成形する時間であるか
ら、接着剤により接合する場合と比較して、時間を短縮
することができる。また、環境に有害な接着剤を使わな
くてすむため、接着剤に汚染されることがない。
【0010】また、このインサートに成形に代えて、金
型を回転またはスライド方式にして、二色成形機を使用
して射出成形しても良い。この場合には湾曲帯13を一
次成形し、続いて二次成形で弾性保持部15を形成すれ
ば良く、インサート成形のように湾曲帯13を金型にセ
ットする手間がいらないので、いっそう製造工程を簡略
化することができる。なお、上記実施例において、湾曲
帯13の材料と弾性保持部15の熱可塑性エラストマー
との組み合わせは、互いに熱融着可能なものであれば本
実施例のものに限定されるものではない。
【0011】次に、本実施例に示す長尺体保持具11の
使い方について説明する。本発明の長尺体固定具を11
にケーブル等の長尺体20を固定する場合には、まず取
付脚18を取付パネル(図示せず)に固定しておき、L
字型の湾曲帯13と取付基板12との間の開口部19か
ら弾性保持部15内に長尺体20を挿入し、続いて湾曲
帯13の係合突縁16を取付基板12の係合片17に係
合させて長尺体20の固定が完了する。長尺体20は、
弾性保持部15が熱可塑性エラストマーからなる弾性体
であるので、容易にケーブル等の長尺体20の径に追従
変形し、小さい反力で長尺体20を保持することができ
る。長尺体20に振動や曲げ等の外力が掛かっても追従
変形するので外力を緩和しながら保持機能が維持され、
長尺体20が傷つくことを防止できる。
【0012】本発明は上記実施例に限定されるわけでは
なく、例えば上記実施例においてはL字型の湾曲体13
と取付基板12とを薄肉支持部14を介して形成してい
るが、従来例のように湾曲帯13がC型である場合に
は、薄型支持部14は無くても良い。また、上記実施例
においては熱可塑性エラストマーからなる弾性保持部1
5を湾曲体13の形状に合わせたものにし、発泡体の弾
性限度内で束線径の変化に追従変形させていたが、束線
径の変化に対応するには限度があるため、図2に示した
別の実施例の長尺体保持具21のように湾曲体13の内
側に一体に熱融着して形成する熱可塑性エラストマー発
泡体からなる弾性保持部15に長尺体23の形状に合わ
せて凹部22を形成しても良い。
【0013】上記本発明実施例によれば熱可塑性エラス
トマーからなる弾性保持部により振動や衝撃に緩和する
ことができるため、振動や衝撃を嫌う光ケーブルを保持
するのに好適な長尺体保持具を提供することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、長尺体は熱可塑性エラストマーからなる弾力性のあ
る弾性保持部により保持されているため、長尺体にかか
る振動や衝撃等の外力を緩和して長尺体が傷つくことを
防止できるとともに、熱融着によりその製造作業性を良
好なものとし、かつ有害な接着剤で汚染されることを防
止できる長尺体保持具を提供することができる。請求項
2の発明によれば、熱可塑性エラストマーからなる弾性
保持部を発泡体で形成することにより、長尺体にかかる
振動や衝撃をいっそう緩和して長尺体が傷つくことをさ
らに防止できる。請求項3の発明によれば、インサート
成形又は二色成形により、金型内で組み立てを行うので
製造工程を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図3】従来の一実施例を示す斜視図である。
【図4】従来の別の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 長尺体保持具 12 取付基板 13 湾曲帯 15 弾性保持部 21 長尺体保持具 22 凹部 23 長尺体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板上に設けた湾曲帯と該湾曲帯の
    内側に設ける熱可塑性エラストマーからなる弾性保持部
    とを一体に熱融着して接合することを特徴とする長尺体
    保持具。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマーからなる弾性
    保持部が発泡体であることを特徴とする請求項1記載の
    長尺体保持具。
  3. 【請求項3】 前記一体に熱融着する手段がインサート
    成形又は二色成形であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の長尺体保持具。
JP8304144A 1996-10-31 1996-10-31 長尺体保持具 Pending JPH10136539A (ja)

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