JPH10136407A - 磁気記録再生方法及びその装置 - Google Patents

磁気記録再生方法及びその装置

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JPH10136407A
JPH10136407A JP8282418A JP28241896A JPH10136407A JP H10136407 A JPH10136407 A JP H10136407A JP 8282418 A JP8282418 A JP 8282418A JP 28241896 A JP28241896 A JP 28241896A JP H10136407 A JPH10136407 A JP H10136407A
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JP8282418A
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Kenichi Suda
健一 須田
Masaaki Kyo
正明 競
Jun Shindo
順 新藤
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 標準PAL映像信号を長時間記録再生する場合に、映像
信号の間引きを最小限度にして24時間以上の連続記録
を可能にし、しかもモニターに安定的にカラー画像を表
示させることを可能とする。 【課題】VHSのPALのLPモードを準用した特定方
式(特定モード)を構築したものであって、標準PAL
映像信号を長時間記録する場合に、入力された映像信号
を間引いて(4m+3)フィールド(mは0以上の整
数)毎に1フィールド分の映像信号を記録する一方、記
録する時に、記録されたテープ1を静止画再生モードで
再生したときの1垂直走査期間当たりの再生水平ライン
(H)相当数が(2n+0.125±0.375)H
(nは自然数)になるように、上部シリンダ3の回転速
度を標準スピードより若干変化させて記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を間引い
て複数フィールド毎に1フィールドのサンプリングをし
て記録(以下、タイムラプス記録という)することによ
り1本の磁気カセットテープで長時間の記録をするヘリ
カルスキャン方式の磁気記録再生装置において、標準P
ALカラーテレビジョン方式の映像信号を記録再生する
磁気記録再生方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商店や銀行などの長時間の監視を必要と
する場所において、長時間記録再生用装置として、長時
間記録再生モードを有する磁気記録再生装置(以下、タ
イムラプス磁気記録再生装置という)が開発されてい
る。
【0003】このようなタイムラプス磁気記録再生装置
では、長時間モードによる記録時に、映像信号を所定の
サンプリング間隔でサンプリングして抽出し、この抽出
した映像信号を、標準モードの1/(4P+1)(Pは
0以上の整数)の低速で走行する磁気テープに回転ヘッ
ドを用いて記録している。
【0004】上記のようなタイムラプス記録再生装置に
おいて、標準PALカラーテレビジョン方式の映像信号
を記録再生する場合、従来は、VHSビデオカセットシ
ステム規格(625本50フィールド用)のPALのS
P(標準)モードを準用している。即ち、ビデオトラッ
ク幅:49μm、隣接トラック間段差αH=1.5で、
1フィールドを1トラックに記録するものを準用する。
但し、後述のタイムラプス記録では記録された磁気テー
プパターンのビデオトラック角度が規格とは異なるの
で、VHSビデオカセットシステム規格に準拠している
とは言えない。
【0005】図13は磁気テープとシリンダの関係の説
明図である。磁気テープ1はΦ62mmのシリンダ2に
入射角5.935゜で巻き付き始め、略180゜巻き付
いた後にシリンダ2から離れる。シリンダ2の上部では
ビデオヘッドを搭載した上部シリンダ3が回転してい
る。
【0006】図14は磁気テープとビデオヘッドの関係
の説明図である。上部シリンダ3にはA,A´(2個と
も同じアジマス角)B,B´(2個とも同じアジマス角
でA,A´とは逆アジマス角)の4個のビデオヘッドが
搭載されており、これらのヘッドは回転しながらテープ
1の下端から上端へ斜めにトレースを行う。記録する場
合、通常のSPモード再生ではA,Bを使用し、特殊再
生モードでは4個のヘッドを切り換えて使用する。
【0007】特殊再生モードとは、静止画再生(テープ
の送りを止めて同じトラックのみを再生。以降これを静
止画再生と記載する)、リバース再生(1回のヘッドト
レース当たりのテープ逆送り量を1トラック以下にして
逆送り再生。以降これをリバース再生と記載する)、レ
ビュー再生(1回のヘッドトレース当たりのテープ逆送
り量を大きくし複数のトラックを跨いで巻戻し再生。以
降これをレビュー再生と記載する)、キュー再生(1回
のヘッドトレース当たりのテープ送り量を大きくし複数
のトラックを跨いで再生する早送り再生。以降これをキ
ュー再生と記載する)、タイムラプス再生(1回のヘッ
ドトレース当たりのテープ送り量を1トラック以下にし
て再生する正方向のテープ送りのスロー再生。以降これ
をタイムラプス再生と記載する)等の再生モードを指し
ている。
【0008】図15は4個のビデオヘッドの関係の説明
図である。図16はビデオヘッドの説明図であり、(a)
はA,B´ヘッドの対、(b) はA´,Bヘッドの対を示
し、これらの各ヘッド対は互いにアジマス角の異なった
ヘッドが対となったものであり、ダブルアジマスヘッド
と呼ばれている。
【0009】図15に示すように、ヘッドAとB、ヘッ
ドA´とB´は上部シリンダ上にそれぞれ180゜対向
して取り付けられ、A,A´、B,B´それぞれ信号を
再生したときに2H(1Hは走査線1本分)相当の時間
になるような間隔に取り付けられている。また、図14
に示すように、A,A´は右方向の同じアジマス角、
B,B´は左方向の同じアジマス角になっている。
【0010】そして、タイムラプス記録において、映像
信号を間引いて複数フィールド毎に1フィールドのサン
プリングをして記録する場合、サンプリングは 1/
(4m+1)(mは0以上の整数)に設定している。
【0011】以下に、例えば1/5のサンプリングを例
として、タイムラプス記録について説明する。
【0012】テープ送り速度はVHSのSPモード(2
3.39mm/s)の1/5にする。記録は5フィール
ド毎に1フィールドにする。その間の4フィールドはミ
ュートして記録をしない。従って、6フィールド目を記
録するときはテープはSPモードの1トラック分送られ
ていて、SPモードと同じビデオトラック幅:49μm
で記録される。但しビデオトラック角度はSPモードの
記録より若干小さな値になる。
【0013】磁気テープに映像信号を記録するときは、
標準の回転速度:25Hzから若干変化させ、静止画再
生のときの1垂直走査期間当たり(1フィールド当た
り)の再生H(1Hは走査線1本分に相当)数が312
Hになるように補正している。これは、再生の時に出る
スキュー(画面の一部が左右に引っ張られる現象の防止
と、PAL信号のサブキャリア(色基準信号:バースト
信号)の位相切換えの連続性を保ち、安定したカラーの
画像を得るためである。この補正のことを以降はfH 補
正と記載する。
【0014】ここで、図17を用いて、fH 補正の概念
について説明する。SPモードで記録するときは、磁気
テープの走行方向に対してヘッドが斜めに走行してシリ
ンダの回転角度180゜分だけの記録パターンを形成す
る。このSPモードの記録パターンでは、1トラック当
たり312.5Hだけテープ記録される。このSPモー
ドの記録に対して、前述の1/5のタイムラプス記録で
は、5フィールドに亘っての平均のシリンダ回転速度は
SPモード時と変わらないが、5フィールド毎の1フィ
ールド記録期間には、シリンダ回転速度を速くし、その
加速分だけ他の4フィールドの期間には、シリンダ回転
速度を若干遅くして、平均としてSPモード時と変わら
ないシリンダ回転速度を実現させる。従って、図17に
示すように、5フィールド毎の1フィールド記録期間に
は、映像信号の1フィールド期間(20ms)にシリンダ
回転が180゜以上になり、その180゜以上の期間
(20ms)に312.5H分の信号を記録することにな
る。そして、再生するときには、180゜分だけを対向
するヘッドで交互に再生するので、再生時の1フィール
ド分のH数が少なくなるようにしている。上記のタイム
ラプス記録の例では、再生時のH数が、1フィールド当
たり312Hになるように補正している。
【0015】このようにして従来のタイムラプス記録再
生装置では、VHSのPALのSPモードを準用した形
で記録されるため、問題なく再生することができる。
【0016】しかしながら、従来技術では 1/5サン
プリングで連続記録20時間( E−240テープ使
用)、1/9サンプリングで連続記録36時間( E−2
40テープ使用)であり、24時間以上の連続記録をし
ようとするとサンプリングが粗くなり、また連続記録2
0時間の1/5サンプリングでもまだ粗いという市場の
指摘がある。
【0017】ところで、「映像信号の間引きを最小限度
にして、24時間以上の連続記録を可能」にする手段と
して、「VHSのLPモード(標準テープ送り速度およ
びビデオトラック幅がSPモードの1/2、記録時間は
2倍になるモード)を準用して、1/3サンプリングで
記録する」方法が考えられるが、以下の問題点があっ
た。
【0018】図18はPAL方式に準拠したディスプレ
イモニター(以下、PALモニターという)の信号判別
を説明する図である。
【0019】図18(a) において、PALのベースバン
ド信号(以下、単にベース信号という)はサブキャリア
(色基準信号)およびR−Y信号がX軸を対称軸に1H
(1ライン)毎に反転している。サブキャリアのベクト
ルが第2象限にある状態(以降は便宜的に「N」と記載
する)、第3象限にある状態(以降は便宜的に「R」と
記載)が連続して、交互に入れ替わっている。
【0020】周期は、1フィールド:312.5Hのた
め4フィールド即ち2フレームが1周期である。PAL
モニターは、図18(b) に示すように自身の基準信号を
持っていて、その基準信号は水平同期信号(H信号とい
う)の入力がある場合はH信号の入力に合せて、H信号
の入力がない場合は自身の持っているフリーラン動作
で、N/Rの状態を交互に反転しながら継続する。PA
Lモニターは自身の基準信号(図18(b)) と入力信号
(図18(a) )のサブキャリアとを比較して位相が不一
致の場合に「PAL信号ではない」と判断し、その該当
フィールド全体のカラー信号を切断する。ただし、その
後の入力信号(a) のN/Rの状態の交互反転の連続性が
保持されているならば、PALモニターは所定の時間を
経過すると自身の基準信号(b) を入力信号(a) に合せ
る。従って、その後も入力信号(a) のN/Rの状態の交
互反転の連続性が保持されているならば次のフィールド
からカラー画面を表示することができる。なお、一般的
なPALのモニターは、入力信号のN/Rの状態を認識
する際、入力信号のHの間隔がそれまでのHの間隔に対
して0.5H未満の場合は無視し、0.5Hを越えた場
合は認識する。
【0021】以上要約すれば、 「条件1」:PALでカラー画面を表示するための大前
提は、モニターに入力する映像信号のN/Rの状態の交
互反転の連続性を保持すること。
【0022】「条件2」:入力信号のN/Rの状態を認
識する際、入力信号のHの間隔がそれまでのHの間隔に
対して0.5H未満の場合は無視し、0.5Hを越えた
場合は認識する。
【0023】図19は入力信号(PALベース信号)の
説明図である。各々のマスは1H分の信号に相当し、マ
スの内の数字はHの番号を、NおよびRは位相の状態を
示している。
【0024】図19において、最初の1〜312.5H
までを1aフィールドとし、第2の番目の312.5〜
625Hまでを1bフィールドとし、第3番目の1〜3
12.5Hまでを2aとし、第4番目の312.5〜6
25Hまでを2bとしている。
【0025】図20及び図21は本来のVHSのPAL
のLPモードの記録パターンであり、特に図20は以降
の説明に現れるテープ記録パターンの表現方法を説明す
る図である。
【0026】図20(a) はテープ上に回転ヘッドを用い
て記録される記録パターン、図20(b) はテープ上に記
録されたトラックにおけるH番号を示している。図20
(c)は以降の図面に示されるテープパターンの表現方法
を説明している。
【0027】図21(a) は本来のLP標準記録パター
ン、図21(b) はヘッド配置、図21(c) はテープ上の
記録パターンを示している。
【0028】図22はPALベース信号をそのままLP
×1/3リニアスローのタイムラプス記録をした場合の
記録パターンである。図22(a) はタイムラプス記録パ
ターン、図22(b) はヘッド配置、図22(c) はテープ
上の記録パターンを示している。図21のLPモードの
本来の記録パターンと比較してN/Rの配列が異なって
いる。これは、図19を参照して、3フィールド毎に1
フィールド記録し、他の2フィールドはミュートされる
ため、図22(a) に示すように記録されるトラックパタ
ーンは、1aフィールド、2bフィールド、2aフィー
ルド、1bフィールド、……となる。
【0029】図23は図22の記録パターンを標準LP
モードで再生した場合の説明図である。図23(a) はタ
イムラプス記録パターン、図23(b) はヘッド配置、図
23(c) は標準LPモード再生した場合のテープ上のヘ
ッドトレースを示している。図23(d) に標準LPモー
ド再生した場合のヘッド再生信号を示す。まず、1aフ
ィールドを記録したトラックをA´ヘッドがトレース
し、次に2bフィールドを記録したトラックをB´ヘッ
ドがトレースし、その次に2aフィールドを記録したト
ラックをA´ヘッドがトレースする。A´ヘッドからB
´ヘッドへ切換わるとき、B´ヘッドからA´ヘッドへ
切換わるとき状態が「NN」となり前述の「条件1」が
崩れて、モニター画面の色が消える。
【0030】図24は図22の記録パターンをLP×1
/3リニアスロータイムラプス再生した場合の説明図で
ある。このときは、タイムラプス記録時と同じ速度でテ
ープ走行させるが、ヘッドによる再生はA,A´ヘッド
を用いてミュートすることなく常時行われる。図24
(a) はタイムラプス記録パターン、図24(b) はヘッド
配置、図24(c) はLP×1/3リニアスロータイムラ
プス再生した場合のテープ上のヘッドトレースを示して
いる。図24(d) にLP×1/3リニアスロータイムラ
プス再生した場合のヘッド再生信号を示す。テープは1
回のヘッドトレース当たり 1/3トラックづつ送られ
ることになるため、同じトラックを3回トレース(静止
画再生)し、次のトラックに乗換えて同じトラックを3
回トレース(静止画再生)する繰返しになる。図24に
ついて言及すれば、A´ヘッドからAヘッドへ切換わる
とき、およびAヘッドからA´ヘッドへ切換わるとき状
態が「NN」となり前述の「条件1」が崩れて、モニタ
ー画面の色が消える。また、図示はしていないが、トラ
ックを乗換えるときも「条件1」が崩れて、モニター画
面の色が消える。
【0031】以上述べたように、従来のVHSのPAL
のLPモードでのタイムラプス記録したテープを再生す
るときには、標準LPモード再生でも、静止画再生で
も、タイムラプス再生でも、また詳細説明はしなかった
がリバース再生,レビュー再生,キュー再生でも、モニ
ター画面の色が消えるという重大な欠陥があった。
【0032】この欠陥の解決手段として、N/Rの変換
回路を搭載してPALモニター自身の基準信号と入力信
号のサブキャリアとを比較して位相が不一致の場合には
映像入力信号そのものをN→R、R→Nに変換する方法
も考えられるが、回路規模が大きく複雑になる欠点があ
る。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のV
HSのPALのLPモードでのタイムラプス記録したテ
ープを再生するときには、標準LPモード再生でも、静
止画再生でも、タイムラプス再生でも、またリバース再
生,レビュー再生,キュー再生でも、モニター画面の色
が消えるという欠陥があった。
【0034】そこで、本発明の第1の目的は、標準PA
L映像信号を長時間記録する場合に、映像信号の間引き
を最小限度にして24時間以上の連続記録を可能にし、
しかもモニターに安定的にカラー画像を表示させること
ができる磁気記録再生方法及びその装置を提供すること
である。
【0035】本発明の第2の目的は、同じ最長記録時間
でも、従来よりも間引き率を少なくして記録情報量を増
すことができる磁気記録再生方法及びその装置を提供す
ることである。
【0036】本発明の第3の目的は、標準PAL映像信
号を長時間記録する場合に、映像信号の間引きを最小限
度にして24時間以上の連続記録を可能にし、しかもモ
ニターに安定的にカラー画像を表示させた場合に、再生
の時に出るスキュー(画面の一部が左右に引っ張られる
現象)を最小限に抑えることができる磁気記録再生方法
及びその装置を提供することである。
【0037】本発明の第4の目的は、1回のヘッドトレ
ース当たりのテープ送り量を大きくし複数のトラックを
跨いで再生する、所謂レビュー再生,キュー再生のとき
画面に出るノイズバンドを最小限に抑えることができる
磁気記録再生方法及びその装置を提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
標準PALカラーテレビジョン信号を複数フィールド毎
に1フィールドの信号をサンプリングし、このサンプリ
ングした信号を走行する磁気テープに1フィールド1ト
ラックでかつ隣接トラック間の段差αH=0.75とな
るように回転シリンダに設けられたアジマス角の異なる
磁気ヘッドによって交互に順次記録し、再生時に、前記
回転シリンダに設けられたそれぞれ2個づつが前記ヘッ
ドと同アジマスの4個のヘッドを切換えて特殊再生を行
う磁気記録再生方法において、記録時に、前記カラーテ
レビジョン信号を(4m+3)フィールド(mは0以上
の整数)毎にサンプリングし、かつ記録された磁気テー
プを静止画再生モードで再生したときの1垂直走査期間
当たりの水平ライン(H)相当数が略(2n+0.12
5±0.375)H(nは自然数)になるように、前記
シリンダの回転速度を変化させて前記サンプリングした
信号を記録するようにしたことを特徴とする。
【0039】請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁
気記録再生方法において、記録時に、記録されたテープ
を静止画再生モードで再生したときの1垂直走査期間当
たりの水平ライン(H)相当数が(312.125±
0.375)Hになるように、前記シリンダの回転速度
を変化させるようにしたことを特徴とする。
【0040】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の磁気記録再生方法において、3フィールド毎に1フ
ィールドの信号をサンプリングして記録するようにした
ことを特徴とする。
【0041】請求項1〜3に記載の発明においては、V
HSのPALのLPモード(標準テープ送り速度および
ビデオトラック幅がSPモードの1/2、記録時間は2
倍になる)を準用して、複数フィールド毎に1フィール
ド分間引いて記録する特定方式(特定モード)を採用
し、標準PAL映像信号を長時間記録する場合に、入力
された映像信号を間引いて(4m+3)フィールド(m
は0以上の整数)毎に1フィールド分の映像信号を記録
する一方、記録するときに、記録されたテープを静止画
再生モードで再生したときの1垂直走査期間当たりの再
生水平ライン(H)相当数が(2n+0.125±0.
375)H(nは自然数)になるように、シリンダの回
転速度を標準スピードより変化させて(速めて)記録す
ることで、映像信号の間引きを最小限度にして24時間
以上の連続記録を可能にし、しかもモニターに安定的に
カラー画像を表示させることが可能となる。
【0042】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の磁気記録再生方法において、前記磁気テープ
を、記録時と逆方向に、かつ前記磁気ヘッドの1回のト
レース当たりのテープ移動量が複数のトラック分となる
ような速度で走行させながら再生するか、あるいは磁気
ヘッドの1回のトレース当たりのテープ移動量が1トラ
ック分以下となるような速度で走行させながら再生する
か、少なくともいずれかの場合に、磁気ヘッドが磁気テ
ープのトレースを終了し、次の磁気ヘッドに切換わる際
に、同じアジマス角の磁気ヘッドに切換わるようにした
ことを特徴とする。
【0043】請求項4記載の発明においては、安定的に
モニターにカラー画像を表示させることができる。
【0044】請求項5記載の発明は、請求項4記載の磁
気記録再生方法において、前記磁気ヘッドは、異なるア
ジマス角のヘッドが隣接するように組み合わされたヘッ
ド対が2組、互いに所定距離おいて回転シリンダに取り
付けられて構成され、各ヘッドによる磁気テープのトレ
ースの終了点から、次のヘッドへの切換わりに際しては
同アジマスのヘッドで切り換わるようにされ、切換わっ
た後トレースの終了点までは、ヘッド対のうちの再生出
力が大きい方のヘッドが選択されるものであることを特
徴とする。
【0045】請求項5記載の発明においては、安定的に
モニターにカラー画像を表示させることができる一方、
レビュー再生やキュー再生において、再生出力の大きい
ヘッドに自動的に切り換えることにより、モニター画面
に生じるノイズバーの幅を軽減することができる。
【0046】請求項6記載の発明による磁気記録再生装
置は、異なるアジマス角のヘッドが隣接するように組み
合わされたヘッド対が2組、互いに所定距離をおいて回
転シリンダに取り付けられた4個の磁気ヘッドを備え、
これらを切換えて磁気テープに、1フィールド1トラッ
クで、かつ隣接トラック間の段差αH=0.75となる
ように標準PALカラーテレビジョン信号を記録し、再
生を行う記録再生手段と、記録再生モードの設定手段
と、前記磁気テープを走行駆動するものであって、磁気
テープを前記設定手段で設定された記録再生モードに対
応した速度で走行させる手段と、前記設定手段によって
特定の記録再生モードが設定されたときに、前記標準P
ALカラーテレビジョン信号を(4m+3)フィールド
(mは0以上の整数)毎に1フィールド分選択して、こ
の選択した信号が前記記録再生手段によって磁気テープ
に記録されるように、前記記録再生手段に供給する手段
と、前記特定の記録再生モードが設定されたときに、前
記回転シリンダの回転速度を、記録された磁気テープを
静止画再生モードで再生したときに1垂直走査期間当た
りの水平ライン(H)相当数が(2n+0.125±
0.375)H(nは自然数)になるように制御する手
段とを具備したことを特徴とするものである。
【0047】請求項6記載の発明においては、標準PA
L映像信号を長時間記録する場合に、VHSのPALの
LPモード(標準テープ送り速度およびビデオトラック
幅がSPモードの1/2、記録時間は2倍になる)を準
用して、例えば1/3サンプリングで記録する特定方式
(特定モード)を用いて、映像信号の間引きを最小限度
にして24時間以上の連続記録を可能にし、しかもモニ
ターに安定的にカラー画像を表示させることが可能とな
る。
【0048】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態の磁
気記録再生方法が適用される磁気記録再生装置を示すブ
ロック図である。
【0049】図1において、記録再生状態においては、
磁気テープ1は図示しないビデオカセットなどからVT
Rなどの磁気記録再生装置の固定シリンダ2及び上部シ
リンダ3の外周面上に略180゜の巻付け角で巻き付け
られ、コントロールヘッド6を経てキャプスタン7aと
ピンチローラ8によるテープ走行手段にて走行駆動され
るようになっている。
【0050】回転シリンダとしての前記上部シリンダ3
は固定シリンダ2下部のシリンダモータ4にて回転駆動
され、上部シリンダ3には、4つの磁気ヘッドとしてビ
デオヘッドA,A´,B,B´が搭載されており、これ
のヘッドから又はヘッドへの信号は、モード設定手段1
1にて設定されるモードに応じて適宜に切り換えられる
ようになっている。上部シリンダ3に搭載された各ヘッ
ドからの信号は、ロータリートランス5を経てヘッド切
換コントロール回路14に導出される。
【0051】ヘッド切換コントロール回路14は、SP
(標準)モードに準用した記録再生を行う場合はA,B
ヘッドに対する信号接続を行えるようにし、LPモード
に準用した記録再生を行う場合はA´,B´ヘッドに対
する信号接続を行えるようする。また、タイムラプス再
生を含む特殊再生はこれらA,B,A´,B´ヘッドか
らの信号を適宜に切換えて出力する。前記4つの磁気ヘ
ッドA,A´,B,B´とヘッド切換コントロール回路
14は、記録再生手段を構成している。
【0052】前記上部シリンダ3は固定シリンダ2下部
のシリンダモータ4にて回転駆動されるが、その回転速
度はVHSのSP,LPの各モードの場合は一定速度と
なるように制御される。また、本発明実施の形態におけ
る「VHSのLPモード(標準テープ送り速度およびビ
デオトラック幅がSPモードの1/2、記録時間は2倍
になる)を準用して、1/3サンプリングでタイムラプ
ス記録する」方式では、このタイムラプスモードでの記
録時には、上部シリンダ3の回転速度は最初のフィール
ドで加速し、続く第2,第3のフィールドで減速し、こ
れら3フィールド期間の平均速度では、従来のSP,L
Pモードにおけるシリンダ回転速度とほぼ同じになるよ
うに制御される。
【0053】また、前記キャプスタン7aを駆動するキ
ャプスタンモータ7は、磁気テープ1の走行を駆動する
ものであるが、そのテープ走行速度がサーボ回路13に
よって制御される。即ち、モード設定手段11による各
種記録再生モード(標準SPモードでの記録再生モー
ド,標準LPモードでの記録再生モードの各標準モード
のほかに、タイムラプス記録モード、静止画再生,リバ
ース再生,レビュー再生,キュー再生,タイムラプス再
生の各特殊記録再生モード)に対応して、テープ送り速
度が制御される。
【0054】前記シリンダモータ4,キャプスタンモー
タ7のそれぞれの回転は、サーボ回路13によってその
回転速度が制御されるようになっている。サーボ回路1
3は、モード設定手段11による各種の記録再生モード
設定に対応したシステムコントロール回路12からの制
御信号や、コントロールヘッド6からの再生時のコント
ロール信号(垂直同期信号)を受けて、シリンダモータ
4及びキャプスタンモータ7の回転速度を制御する一
方、記録時には、コントロールヘッド6に対してコント
ロール信号を供給する。
【0055】サーボ回路13は、特定の記録再生モード
(例えば後述するLP×1/3リニアスロータイムラプ
ス記録再生モード)が設定されているときは、記録され
た磁気テープを静止画再生モードで再生したときの1垂
直走査期間当たりの再生水平ライン(H)相当数が(2
n+0.125±0.375)H(nは自然数)になる
ように、記録時に前記シリンダの回転速度を制御する。
【0056】前記システムコントロール回路12は、設
定されたモードに対応して、前記のサーボ回路13へ制
御信号を供給する一方、設定モードに応じてヘッド切換
コントロール回路14に対してヘッド切換用の制御信号
を供給し、また信号記録/再生処理回路15に対しては
設定モードに応じた信号処理を行わせる制御信号を供給
している。
【0057】信号記録/再生処理回路15は、入力端子
16から記録すべき映像信号を入力する一方、出力端子
17から再生される映像信号を出力する。信号記録/再
生処理回路15は、特定の記録再生モード(例えば後述
するLP×1/3リニアスロータイムラプス記録再生モ
ード)が設定されているときは、入力される映像信号、
例えば標準PAL映像信号に対して、例えば3フィール
ド毎に1フィールド分の映像信号を選択して出力する1
/3サンプリングを行う機能を備えている。
【0058】即ち、回路15は、一般に、モード設定手
段11で前記のような特定の記録再生モードが設定され
たときに、入力として供給される標準PAL映像信号
を、(4m+3)フィールド(mは0以上の整数)毎に
1フィールド分選択して前記ヘッド切換コントロール回
路14に供給する。
【0059】さて、本発明実施の形態におけるタイムラ
プス記録再生を行う場合には、VHSのPALのビデオ
カセットシステム規格(625本50フィールド用)の
LPモードを準用する(ビデオトラック幅:24.5μ
m、αH=0.75で、1フィールドを1トラックに記
録)。但し、タイムラプス記録では記録された磁気テー
プパターンのビデオトラック角度が規格とは異なるの
で、VHSビデオカセットシステム規格に準拠している
とは言えない。
【0060】磁気テープとシリンダの関係は、図13に
示した従来技術と同様である。
【0061】磁気テープとビデオヘッドの関係およびヘ
ッドトレースも、図14に示した従来技術と同様であ
る。
【0062】4個のビデオヘッドの関係も、図15及び
図16に示した従来技術と同様である。実施の形態で
は、A,Bヘッドは幅広ヘッド、A´,B´ヘッドは幅
狭ヘッドを使用している。これは、SPモードに準用し
た記録再生(A,Bヘッド)する場合とLPモードに準
用した記録再生(A´,B´ヘッド)する場合とを兼用
するためであって、本発明にはヘッド幅の条件はない。
ただ、A,A´(2個とも同じアジマス角)B,B´
(2個とも同じアジマス角でA,A´とは逆方向のアジ
マス角)の少なくとも4個のビデオヘッドを搭載してお
り、タイムラプス再生を含む特殊再生はこれらのヘッド
を切換えて行うことが条件である。
【0063】次に、映像信号を間引いて(4m+3)フ
ィールド(mは0以上の整数)毎に1フィールのサンプ
リングをして記録する場合について、例えば1/3のサ
ンプリングのタイムラプス記録を例として説明する。
【0064】図2はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録の制御を説明するタイミング図である。図2
(a) は入力端子16の映像入力信号、図2(b) はヘッド
切換コントロール回路14におけるヘッド切換用のスイ
ッチングパルス、図2(c) は信号記録/再生処理回路1
5における記録ミュート信号でありハイレベル(High)
のフィールド期間にはミュート(Mute)が掛かるように
なっている。図2(d)は上部シリンダ3の回転速度の制
御状態を示し、記録時のフィールド期間は加速し、記録
ミュート時のフィールド期間は減速する制御となり、全
フィールド期間に亘っての平均速度は標準回転速度25
Hz となるようにしている。図2(e) は磁気テープ1の
送り速度であり、このテープ送り速度はLPモードの標
準テープ送り速度の1/3(一定速度)に制御される。
【0065】磁気テープ1はキャプスタン7aのテープ
送りにより図2(e) に示すようにVHSのPALのLP
モード(11.69mm/s)の1/3の速度で一定に
送られる。ヘッド切換コントロール回路14におけるヘ
ッド切換用のスイッチングパルスは図2(b) に示すよう
に映像入力信号のフィールドに相当する区間を決めてい
る。 ローレベル(Low )の区間はaフィールドに相当す
る部分、ハイレベル(High)の部分はbフィールドに相
当する部分である。記録ミュートは記録を制御する信号
で、図2(c) に示すようにローレベル(Low )のときは
ビデオヘッドに記録電流を流し映像信号を磁気テープ1
に記録(Rec )、ハイレベル(High)のときはビデオヘ
ッドへの記録電流を遮断(Mute)する。つまり、図2
(a) で斜線にて示すように、1aフィールドをA´ヘッ
ドで記録し、B´,A´が記録しないでトレースして、
2bフィールドをB´ヘッドで記録する。同様に、次は
2aフィールドをA´ヘッドで、1bフィールドをB´
ヘッドで記録する。なお、1a,2b,2a,1bは図
19に記載した4フィールドを1周期としたPALベー
ス信号のフィールド番号である。このように3フィール
ド毎に1フィールドが記録されるため、LPモード記録
に準じた記録パターン、トラックピッチ=ビデオトラッ
ク幅:24.5μm、αH:0.75Hで、サンプリン
グされた1フィールドを1トラックに記録することがで
きる。
【0066】図3に、1/3リニアスロータイムラプス
記録の概念図を示す。図3(a) は図2(a) と同じ映像入
力信号をフィールド単位で示したものであり、図3(b)
に示すように1aフィールドをA´ヘッドで記録(Rec
)し、図3(c) ,(d) に示すように1b,2aフィー
ルドをB´,A´ヘッドが記録しない(Mute)でトレー
スして、図3(e) に示すように2bフィールドをB´ヘ
ッドで記録(Rec )する。
【0067】上部シリンダ3の回転をLPモード標準記
録と同じ回転数で記録したのでは、再生の際に色が付か
なくなることは前述した。これの解決手段として、サン
プリングされた映像信号の1フィールドをビデオヘッド
が記録するときは、記録されたテープを静止画再生モー
ドで再生したときの1垂直走査期間当たりの再生H相当
数が312.125Hになるように、記録時にシリンダ
3の回転スピードを加速させて記録する。この操作をf
H補正と称している。
【0068】上部シリンダ3の回転数は1フィールドの
記録を終了すると減速に入る。これは記録のときに加速
した分の帳尻を合せるためで、次の記録のときには映像
入力信号の同期と上部シリンダ3の回転位相とが一致す
るようにしている。
【0069】図4(a) は、磁気テープ移動とヘッドトレ
ースと記録パターンの関係を説明するための説明図であ
る。磁気テープ1が静止しているときのヘッドトレース
軌跡(点線にて示す)と、静止状態に対して磁気テープ
1が移動した軌跡(細い実線)との、合成ベクトルとし
て、磁気テープ上の記録パターン(太い実線)を表現す
ることができる。即ち、磁気テープが移動しているとき
のヘッドトレース軌跡(太い実線)の角度に対して、磁
気テープを静止して静止画再生をするときのヘッドトレ
ース(点線)の角度は小さく表現することができる。
【0070】図4(b) は、LP×1/3リニアスローの
タイムラプス記録とfH 補正の説明図である。
【0071】図4(b) に示すように、点線は標準LPモ
ード記録(標準テープ送り速度およびビデオトラック幅
がSPモードの1/2、記録時間は2倍になるモード)
でのテープパターンを示している。LP×1/3リニア
スローのタイムラプス記録(LPモードを準用して、1
/3サンプリングで記録する方式)では、磁気テープの
送り速度が遅いので、テープ記録パターンでのビデオト
ラック角度は標準LPモード記録テープパターンより小
さくなり、静止画再生でのビデオヘッドトレース角度に
近い値になり、太実線で示したパターンになる。なお、
記録のときは上部シリンダ3の回転を加速するので、映
像入力信号1フィールド:312.5Hの時間でビデオ
ヘッドは180°以上回転する。従って、磁気テープ1
上に実際に記録されたH数はビデオヘッドトレース18
0°までの311.875Hとなる。即ち、ヘッドスピ
ードが速いため、ヘッドトレース180゜の範囲内に
は、1フィールド分の映像入力(312.5H)に対し
て311.875H分のみ記録されることになる。
【0072】静止画再生のビデオヘッドトレースは、磁
気テープ1の送りが停止するのでさらにトラック角度が
小さくなり、斜線(ハッチング)で示したエリアにな
る。このトレースパターンとLP×1/3リニアスロー
のタイムラプス記録とは0.25H(段差αH:0.7
5H×1/3)の差があるので、静止画再生モードでの
1垂直走査期間当たりの再生H相当数は312.125
Hになる。
【0073】因みに標準LPモード記録と同じ上部シリ
ンダ回転数でfH 補正をしないで記録した場合のLP再
生モードでの1垂直走査期間当たりの再生H相当数は3
12.5Hであるが、静止画再生モードでの1垂直走査
期間当たりの再生H相当数は313.25Hである。
【0074】図5は入力信号(PALベース信号)とL
P×1/3リニアスローのタイムラプス記録の記録テー
プパターンの説明図である。図5(a) は映像入力信号と
して入力端子16に供給されるPALベース信号、図5
(b) は図5(a) の入力信号を磁気テープ1上にLP×1
/3リニアスローのタイムラプス記録した場合の記録テ
ープパターンを示しており、図5(c) は上部シリンダ3
上のヘッド配置を、図5(d) は磁気テープ1上における
タイムラプス記録時のヘッドトレースを示している。な
お、この図5はサンプリング:1/3で描いたものだ
が、1/7、1/11、……など、1/(4m+3)
[但し:mは0以上の整数]であれば同じ記録テープパタ
ーンが得られる。
【0075】なお、静止画再生モードで再生したときの
1垂直走査期間当たりの再生H相当数は312.125
Hに限らず、310.125Hでも314.125Hで
も(2n+0.125±0.375)H(nは0以上の
整数)であれば再生のときに色が消えることはない。た
だし、上部シリンダ3の回転制御にとっては変化が少な
い方が良いので、本実施の形態では312.125Hを
採用している。また、通常のLP再生,タイムラプス再
生の両方を考慮した場合(2n+0.125)Hはスキ
ュー(画面の一部が左右に引っ張られる現象)が最小に
なる値である。
【0076】図6はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録をしたテープを静止画再生した場合の説明図
である。図6(a) はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録の記録テープパターン及びその記録テープ上
を静止画再生したヘッドトレース(実線パターン)を示
している。図6(b) は上部シリンダ3上のヘッド配置
を、図6(c) は磁気テープ1上におけるタイムラプス記
録時のヘッドトレース(点線パターン)及び静止画再生
時のヘッドトレース(実線パターン)を示している。図
6(d) は(c) の静止画再生時のヘッド再生信号を示し、
図6(a) に示した実線のヘッドトレースによって、1a
フィールドを記録したトラックをA´,Aヘッドで再生
している場合について示している。A´ヘッドからAヘ
ッドに切り換わるまでには、2Hに相当するトレース間
隔が存在するので、ヘッド再生信号は図6(d) に示すよ
うになる。
【0077】図6(a) ,(c) で、実線で斜めに示したエ
リアがビデオヘッドトレース軌跡であるが、再生された
時に画面中央にノイズがないようにするため、トラック
の略中央で出力が最大になるように設定されている。な
おこの設定は詳細な説明は省略するがユーザーが調整
(所謂トラッキング調整)できるように配慮されてい
る。トラック中央で出力が最大になるように設定された
場合にはビデオヘッドは約0.125H先行して信号を
再生始める。従って、シリンダの回転を制御しているス
イッチングパルスから作られる基準信号から見ると再生
信号は0.125H遅れることになる。
【0078】以下の信号の時間遅れについては、この基
準信号から見た遅れで説明する。まずA´ヘッドが0.
125H遅れて再生を始める。静止画再生のH相当数は
説明図4(b) で説明したように、312.125Hなの
で、トレースは丁度312H(312.125H−0.
125H:ヘッドの先行分)で終わる。次にAヘッドに
切り換って再生するが、図13で説明したように、Aヘ
ッドはA´ヘッドの180°対向位置から2H分の差が
あるため、ヘッドの先行分の0.125Hも合わせて再
生信号は2.125H遅れる。このうちの2H分は無信
号なのでN/Rの状態としてN、Rが割り当てられる。
その後に0.125H遅れて1H目(状態:N)が再生
されるが、0.125Hは前述の「条件2」によって無
視されるので、ヘッドの切り換えでのN/R状態の交互
反転連続性は保持され、問題なくカラー画像がPALモ
ニター上に表示される。
【0079】Aヘッドは丁度310H(312.125
H:静止画再生のH相当数、−2H:A´ヘッドの18
0°対向位置から2H分の差、−0.125H:ヘッド
の先行分)でトレースが終り、ヘッドは再度A´ヘッド
に切り換わり、同じ1aトラックを同様に0.125H
遅れて1H目を再生するが、同様の理由でN/R状態の
交互反転連続性は保持され、問題なくカラー画像がPA
Lモニター上に表示される。
【0080】なお、これ以降図6から図9までについ
て、便宜的に、1aフィールドを記録したトラックを1
aトラック、1bフィールドを記録したトラックを1b
トラック、2aフィールドを記録したトラックを2aト
ラック、2bフィールドを記録したトラックを2bトラ
ック、と簡略化して説明する。
【0081】以上は1aトラックをA´ヘッド、Aヘッ
ドで再生した場合の説明であるが、2aトラックをA´
ヘッド、Aヘッドで再生した場合も、1bトラック及び
2bトラックをB´ヘッド、Bヘッドで再生した場合
も、N/R状態の交互反転連続性が保持され、問題なく
カラー画像がPALモニター上に表示されることは同様
である。
【0082】図7はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録をしたテープをLP×1/3リニアスローの
タイムラプス再生した場合の説明図である。図7(a) は
LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録をしたテ
ープの記録パターンを、図7(b) は上部シリンダ3のヘ
ッド配置を、図7(c) は(a) の記録テープ上をLP×1
/3リニアスローのタイムラプス再生した場合のA´,
Aヘッドによるヘッドトレースを、図7(d) はヘッド再
生信号を、それぞれ示している。ここでは、LP×1/
3リニアスローのタイムラプス再生において、標準LP
モードの1/3の速度で走行するテープの同じトラック
を、A´ヘッド,Aヘッド,A´ヘッドにて交互に再生
している状態を示している。この場合も詳細な説明は省
略するがヘッドトレースの値をユーザーが調整できるよ
うに配慮されているが、説明の都合上、1aトラックの
1H目の最初から再生するとして説明する。
【0083】まず、A´ヘッドが1aトラックの1H目
から実線で示したエリアT1 を再生し始める。LP×1
/3リニアスローのタイムラプス記録と同じトレースに
なるので、図4(b) に示したようにトレースのH数は3
11.875Hで、この場合ヘッドの先行分はないから
トレースは311.875Hで終わり、Aヘッドに切り
換わって同じ1aトラックの破線で示したエリアT2 を
再生する。図13で説明したようにAヘッドはA´ヘッ
ドの180°対向位置から2Hの差があり2H分遅れる
が、その時点で磁気テープが1/3トラック分進んでい
るためヘッドがその分先行し、再生信号はさらに0.2
5H(αH:0.75H×1/3)遅れ、この分も合わ
せて再生信号は2.25H遅れる。このA´ヘッド再生
終りの311.875Hの端数0.875HとAヘッド
再生始めの2.25Hを合せると、311H目(状態:
N)が終わって次の1H目(状態:N)まで3.125
Hになる。このうちの3H分はN/Rの状態として継続
してR、N、Rが割り当てられる。その後0.125H
遅れて1H目(状態:N)が再生されるが、0.125
Hは前述の「条件2」によって無視されるので、ヘッド
の切り換えでのN/R状態の交互反転連続性は保持さ
れ、問題なくカラー画像がPALモニター上に表示され
る。
【0084】AヘッドもトレースのH数は311.87
5Hであるが、前述したようにヘッド配置による2H分
とヘッドの先行分の0.25H分があるので、ヘッドト
レースは309.625H(311.875H−2H−
0.125H)でトレースが終わり、図7(d) の図示右
側に示すようにヘッドは再度A´ヘッドに切り換わり、
同じ1aトラックを再生する。この場合、図7(a) には
図示してないが、その時点で磁気テープがさらに1/3
トラック分進んでいて、最初から計2/3トラック分進
んでいるため、ヘッドがまたその分先行し、再生信号は
計0.5H(αH:0.75H×2/3)遅れる。この
時のヘッドトレース状態は、図8(a) の実線エリアT3
にて示されている。
【0085】図7(d) で、Aヘッド再生終わりの30
9.625Hの端数0.625HとA´ヘッド再生始め
の0.5Hを合わせると、309H目(状態:N)が終
わって、次の1H目(状態:N)まで1.125Hにな
る。このうちの1H分はN/Rの状態として継続してR
が割り当てられる。その後0.125H遅れて1H目
(状態:N)が再生されるが、0.125Hは前述の
「条件2」によって無視されるので、ヘッドの切り換え
でのN/R状態の交互反転連続性は保持され、問題なく
カラー画像がPALモニター上に表示される。
【0086】以上は1aトラックをA´ヘッド、Aヘッ
ドで再生した場合の説明であるが、2aトラックをA´
ヘッド、Aヘッドで再生した場合も、1bトラックをB
´ヘッド、Bヘッドで再生した場合も、2bトラックを
B´ヘッド、Bヘッドで再生した場合も、N/R状態の
交互反転連続性が保持され、問題なくカラー画像がモニ
ターに表示されることは同様である。
【0087】図8はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録をしたテープをLP×1/3リニアスローの
タイムラプス再生した場合(トラックを跨ぐ再生)の説
明図であり、図7において説明したA´ヘッド,Aヘッ
ド,A´ヘッドによる1aトラックの再生に続いて、次
に2bトラック上の再生に移行してB´ヘッド,Bヘッ
ド,B´ヘッド(このB´ヘッド分は図8(d) には図示
されていない)による再生を行う状態を示している。図
8(a) はLP×1/3リニアスローのタイムラプス記録
をしたテープの記録パターンを、図8(b) は上部シリン
ダ3のヘッド配置を、図8(c) は(a) の記録テープ゜上
をLP×1/3リニアスローのタイムラプス再生した場
合のA´,B´ヘッドによるヘッドトレースを、図8
(d) はヘッド再生信号を、それぞれ示している。図8
(d) のA´ヘッド再生信号は図7(d) のA´ヘッド再生
信号の図示右側に示す信号と同じものであり、図7及び
図8に示すように1aトラックをA´ヘッド,Aヘッ
ド,A´ヘッドで交互に3度再生した後、図8に示すよ
うに2bトラックをB´ヘッド,Bヘッド,B´ヘッド
(これについては図示せず)で交互に3度再生する。
【0088】図8で、まず、A´ヘッドが1aトラック
の1H目から実線で示したエリアT3 を再生し始める。
磁気テープが2/3トラック分進んでいる状態からの再
生のため再生信号は0.5H(αH:0.75H×2/
3)遅れて再生される。前述したようにトレースのH数
は311.875Hなので、トレースは311.375
H目(311.875H−0.5H)で終わり、B´ヘ
ッドに切り換わり、B´ヘッドが2bトラックを一点鎖
線で示したエリアT4 を再生し始める。この状態では、
図7(a) の実線エリアT1 から数えると、磁気テープは
さらに1/3トラック分進んで合計1トラック分進んで
いる。即ち、B´ヘッドは2bトラックを最初から再生
する。2bトラックは312.5Hから624.375
H(312.5H+311.875H)まで記録されて
いるので、314H目の始まり、即ち313Hの終わり
までの分0.5Hが記録されている。従って、314H
目は0.5H遅れて再生される。A´ヘッド再生終わり
の311.375Hの端数0.375HとB´ヘッド再
生314H目の0.5H遅れを合わせると0.875H
になる。A´ヘッド再生終わりの311H目(状態:
N)の次、0.875Hは前述の「条件2」によって継
続してRと認識されるので、その次のB´ヘッド始めの
再生314H目(状態:N)とつながり、N/R状態の
交互反転連続性は保持され、問題なくカラー画像がPA
Lモニター上に表示される。その後の動作は、前述した
LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録をしたテ
ープをLP×1/3リニアスローのタイムラプス再生し
た場合(同じトラックを再生)と同様である。
【0089】以上は、1aトラックから2bトラックへ
切り換わる場合について説明したが、2bトラックから
2aトラックへ切り換わる場合も、2aトラックから1
bトラックへ切り換わる場合も、1bトラックから1a
トラックへ切り換わる場合も、N/R状態の交互反転連
続性が保持され、問題なくカラー画像がモニターに表示
されることは同様である。
【0090】図9はLP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録をしたテープを標準LPモード再生した場合
の説明図である。図9(a) はLP×1/3リニアスロー
のタイムラプス記録をしたテープの記録パターンを、図
9(b) は上部シリンダ3のヘッド配置を、図9(c) は
(a) の記録テープ上を標準LPモード再生した場合のA
´,B´ヘッドによるヘッドトレースを、図9(d) はヘ
ッド再生信号を、それぞれ示している。
【0091】実線で示したエリアT11がA´ヘッドトレ
ース軌跡で、破線で示したエリアT12がB´ヘッドトレ
ース軌跡である。再生された時に画面中央にノイズがな
いようにするため、トラックの略中央で出力が最大にな
るように設定される。なお、この設定は詳細な説明は省
略するがユーザーが調整(所謂トラッキング調整)でき
るように配慮されている。図4(b) で説明したように、
標準LPモード再生はLP×1/3リニアスロータイム
ラプス再生に比べて再生H数が0.5H少ない。従っ
て、LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録をし
たテープを標準LPモード再生した場合の再生H数は3
11.375Hになる。トラック中央で出力が最大にな
るように設定された場合には、ビデオヘッドはトレース
始めおよびトレース終わりを、それぞれ0.25Hづつ
切られた形で再生する。
【0092】1aトラックをA´ヘッドが0.25Hか
ら311.625H(311.375H+0.25H)
まで再生し、2bトラックをB´ヘッドが312.75
H(312.5H+0.25H)から624.125H
(312.5H+311.375H+0.25H)まで
再生する。
【0093】次に、2aトラックをA´ヘッドが0.2
5Hから311.625H(311.375H+0.2
5H)まで再生し、1bトラックをB´ヘッドが31
3.75Hから624.125H(312.5H+31
1.375H+0.25H)まで再生する。
【0094】1aトラックから2bトラックへの切り換
わりについて説明すると、311H目(状態:N)終り
からの端数0.625Hと、312.75Hから313
Hの終りまで即ち314H目(状態:N)までの未達分
0.25Hの合計0.875Hは前述した「条件2」に
よって継続してRと認識され、ヘッドの切り換えでのN
/R状態の交互反転連続性は保持され、問題なくカラー
画像がPALモニター上に表示される。
【0095】以上は1aトラックから2bトラックへの
切り換わりについて説明したが、2bトラックから2a
トラックへの切り換わりも、2aトラックから1bトラ
ックへの切り換わりも、1bトラックから1aトラック
への切り換わりも、N/R状態の交互反転連続性が保持
され、問題なくカラー画像がモニターに表示されること
は同様である。
【0096】以上、1/3サンプリングを代表に説明し
たが、図5を見ると、1/3サンプリングに対し4フィ
ールド飛びの1/7であれば同様の記録パターンを得る
ことができることが判る。即ち入力された映像信号を間
引いて(4m+3)フィールド(mは0以上の整数)毎
に1フィールド分の映像信号を記録すれば良い。
【0097】また、図6,7,8,9を見ると、「条件
2」を満足するための条件は、上限が0.375H
(0.5H−0.125H)、下限が0.375H
(0.875H−0.5H)であることが判る。即ち、
記録されたテープを静止画再生モードで再生したときの
1垂直走査期間当たりの再生H相当数が(312.12
5±0.375)Hになるように、記録時に上部シリン
ダ3の回転スピードを変化させて記録すれば良い。
【0098】さらに、記録されたテープを静止画再生モ
ードで再生したときの1垂直走査期間当たりの再生H相
当数:312.125Hは、N/Rの交互反転の連続性
を保持する条件を満足するためには312.125Hに
対して偶数飛びで良いことが判る。即ち、(2n+0.
125)H(nは0以上の整数)であれば良い。ただ
し、通常LP記録したときの静止画再生モードで再生し
たときの1垂直走査期間当たりの再生H相当数は31
3.25Hであるから、記録時に上部シリンダ3の回転
スピードを応答良く変化させ、無記録時には逆方向に上
部シリンダ3の回転スピードを応答良く変化させる技術
的な観点からは、314.125Hよりも、310.1
25Hよりも、313.25Hとの差の少ない(31
2.125±0.375)Hが望ましい。
【0099】なお、図6,7,8,9を見ると、記録さ
れたテープを静止画再生モードで再生したときの1垂直
走査期間当たりの再生H相当数が312.125Hで記
録されたパターンは、様々なヘッド切り換えの条件下で
整数Hに対し±0.125Hでバランスが良いことが判
る。312.125Hが小さくなればマイナスの方の
0.125Hの絶対値が大きくなり、312.125H
が大きくなればプラスの方の0.125Hの絶対値が大
きくなる。
【0100】このH間隔の不連続量は、モニター画面の
一部が左右方向横に引っ張られるスキュー現象に現れ
る。一般に、間隔の不連続量が0.2H以内ならばスキ
ュー現象はあまり目立たないと言われているので、(2
n+0.125)Hに対し、その程度の範囲内に納める
のが望ましい。
【0101】ところで、従来技術では、リバース再生,
レビュー再生でも、モニター画面の色が消えるという重
大な欠陥があったことは前述した通りだが、今まで述べ
た (1)記録されたテープを静止画再生モードで再生した
ときの1垂直走査期間当たりの再生H相当数が(2n+
0.125±0.375)H(nは自然数)になるよう
に、記録時に上部シリンダ3の回転スピードを変化させ
て記録する。
【0102】(2)映像信号を間引いて(4m+3)フ
ィールド(mは0以上の整数)毎に1フィールド分の映
像信号を記録する。
【0103】だけでは、リバース再生,レビュー再生で
安定的にモニターにカラー画像を表示させることが、上
部シリンダ3の回転応答ばらつき(記録時に上部シリン
ダ3の回転スピードを応答良く変化させ、無記録時には
逆方向に上部シリンダ3の回転スピードを応答良く変化
させる)を考慮すると難しいものがある。
【0104】以下、9倍速レビューを代表例に説明す
る。なお、これ以降図10から図12までの説明では、
1a、1b,2a,2bは図19に示したPALベース
信号のフィールド番号を示し、記録されたトラックは便
宜上N±0トラックを起点とし、−1、−2、・・・・
のように「−」の絶対値の大きいトラックほど以前に記
録されたトラックであり、「−」の絶対値の小さいトラ
ック或いは「+」の絶対値の大きいトラックほど新しく
記録されたトラックであることを示す。
【0105】図10はLP×1/3リニアスローのタイ
ムラプス記録パターンと9倍速レビューヘッドトレース
の説明図である。図10(a) はタイムラプス記録パター
ンと9倍速レビューヘッドトレースの説明図であり、設
計目標通り静止画再生H数:312.125Hになるよ
うに記録されたテープをA´,B´ヘッド再生した場合
について説明している。図10(b) は9倍速レビューヘ
ッドトレースにおけるA´ヘッドによる1ヘッドトレー
スの最後の部分である−8トラックから、B´ヘッドに
よる次の1ヘッドトレースの最初の部分である−9トラ
ックへの乗換えの説明図である。
【0106】図10(a) において、一点鎖線のエリアは
静止画再生したときのヘッドトレースであり、図4(b)
で述べたように、0トラックの記録終わりから必然的に
0.25H多くトレースする。9倍速レビューはこの状
態からさらに9本手前のトラックまで複数トラックを跨
いでトレースするから、−9トラック(1bフィール
ド)の記録終わりからさらに0.25H多くトレースす
る。ところが、ビデオヘッドにはアジマス角が有るた
め、A´ヘッドは1a、2aフィールドしか再生でき
ず、B´ヘッドは1b、2bフィールドしか再生できな
い。
【0107】A´ヘッドはトレース始めから順に、0ト
ラック、−2トラック、−4トラック、−6トラックの
梨地で示したエリアを再生していき、最後に−8トラッ
クの記録終わり(311.875H)からさらに1H多
く(−9トラック記録終わりまでのαH:0.75H、
−9トラックの記録終わりからさらに0.25H)トレ
ースする。即ち、311H目の終わりから合計1.87
5H多くトレースすることになる。
【0108】次にB´ヘッドが−9トラック(1bフィ
ールド)を再生するが、1b,2bフィールドは記録パ
ターン上で最初に0.5H分記録されているので、トレ
ース始めはこの0.5H部分から再生する。従って、図
10(b) に示すように前述の1.875Hとこの0.5
Hを合わせて、−8トラックの記録終わりの311H目
終わりから−9トラックの記録始めの314H目まで、
計2.375Hになる。このうち2H分は継続して31
2H目にRが、次にNが割り当てられ、0.375Hは
前述「条件2」により無視され、一応はN/Rの交互反
転連続性が保持される。しかしながら、0.375Hの
値は「条件2」の0.5Hまでの余裕が少なく、上部シ
リンダ3の回転応答ばらつき等があった場合に0.5H
を越えてしまう場合があり、その結果N/Rの交互反転
連続性が崩れて、安定的にモニターにカラー画像を表示
させることが難しかった。
【0109】図11はその不具合点の説明図である。図
11(a) はタイムラプス記録パターンと9倍速レビュー
ヘッドトレースの説明図であり、図11(b) は9倍速レ
ビューヘッドトレースにおけるA´ヘッドによる1ヘッ
ドトレースの最後の部分である−8トラックから、B´
ヘッドによる次の1ヘッドトレースの最初の部分である
−9トラックへの乗換えの説明図である。図11では、
上部シリンダ3の回転応答ばらつきによって静止画再生
時のH数が312.5H(312.125H+ばらつき
0.125H)になるように記録された場合について説
明している。詳細説明は省略するが、−8トラックの記
録終わりの311H目から−9トラックの記録始めの3
14H目まで、合計2.5Hになり、端数の0.5Hが
認識されてしまうため、N/Rの交互反転連続性が崩
れ、色が消える。
【0110】図12は本発明に係る他の実施の形態の磁
気記録再生方法を示す説明図である。図12(a) はタイ
ムラプス記録パターンと9倍速レビューヘッドトレース
の説明図であり、設計目標通り静止画再生H数:31
2.125Hになるように記録されたLP×1/3リニ
アスローのタイムラプス記録パターンをA´,B´,
A,B4個のヘッドを切り換えて再生した場合のレビュ
ーヘッドトレースについて説明している。図12(b) は
9倍速レビューヘッドトレースにおけるA´,Bヘッド
の交互の切り換えによる1ヘッドトレースの最後の部分
である−9トラックから、B´,Aヘッドの交互の切り
換えによる次の1ヘッドトレースの最初の部分である−
9トラックへの乗換えの説明図である。
【0111】図12(a) において、一点鎖線のエリアは
静止画再生したときのヘッドトレースであり、図4(b)
で述べたように1aトラックの記録終わりから0.25
H多くトレースし、9倍速レビューはこの状態からさら
に9本手前のトラックまで複数のトラックを跨いでトレ
ースするから、−9トラック(1bフィールド)の記録
終わりからさらに0.25H多くトレースするところま
では、図10と同様である。
【0112】図12の実施の形態のポイントは、ビデオ
ヘッドがテープ上の記録済みトラックをトレースし終わ
り次のビデオヘッドに切換わるときに前トレースヘッド
と同アジマスのヘッドに切換わるようにすることと、切
り換わった後は再生出力の大きいヘッドに自動的に切換
わるようにすることである。
【0113】これは、図1の装置においては、モード設
定手段11でレビュー再生モードが設定されたとき(リ
バース再生モードが設定されたときも同様)、システム
コントロール回路12が、通常はヘッド切換コントロー
ル回路14がその内部に搭載しているヘッド出力比較回
路からの信号により、AとB´,BとA´の各々のヘッ
ド対(ダブルアジマスヘッド)における再生出力が大き
い方の磁気ヘッドに自動的に切換える指令を出し、磁気
ヘッドがテープ上の記録済トラックをトレースし終わり
180゜対向した磁気ヘッドに切換える場合、即ちシリ
ンダの回転を制御しているスイッチングパルスがHigh→
Low ,Low →Highに切換わるときは、システムコントロ
ール回路12がヘッド切換コントロール回路14の最後
の状態を記憶していて、ヘッド切換コントロール回路1
4に対し、切換え時から所定時間は強制的に同アジマス
の磁気ヘッドに切換える(A→A´,B→B´,A´→
A,B´→B)ように指令を出し、その後はまた再生出
力の大きい方に自動的に切換えるように指令を出すこと
で実現される。
【0114】なお、この実現手段以外にも、再生出力の
大きい方の磁気ヘッドに自動的に切換えるのは同じだ
が、記録済トラックをトレースし終わり180゜対向し
た磁気ヘッドに切換わるときには必然的に同アジマスの
ヘッドに切換わるようにA,B´,B,A´のヘッド
幅,ヘッド段差を設定して実現する方法もある。
【0115】図12(a) の梨地で示したエリアがA´,
B,B´,Aそれぞれのヘッドのトレースエリアであ
る。ヘッドトレースは順に、A´ヘッドが0トラック
を、Bヘッドが−1トラックを、A´ヘッドが−2トラ
ックを、Bヘッドが−3トラックを、A´ヘッドが−4
トラックを、Bヘッドが−5トラックを、A´ヘッドが
−6トラックを、Bヘッドが−7トラックを、A´ヘッ
ドが−8トラックの梨地で示したエリアを再生してい
き、最後にBヘッドが−9トラックの記録終わりの62
4.375H(312.5H+311.875H)から
0.25H多く、即ち、624H目の終わりから0.6
25H(0.375H+0.25H)多くトレースす
る。ただし、図15で説明したようにBヘッドは2H分
遅れて再生するので、622H目と0.625Hが再生
される。
【0116】次にBヘッドと同アジマスのB´ヘッドが
−9トラック(1bフィールド)の梨地で示したエリア
の始めから再生するが、記録パターン上で最初に0.5
H分記録されているのでトレース始めは0.5H部分か
ら再生し、その後に314H目を再生する。従って、図
12(b) に示すようにBヘッド再生622H目(−9ト
ラック終わり)からB´ヘッド再生314H目(−9ト
ラック始まり)まで計1.125H(0.625H+
0.5H)になる。622H目(状態:R)の次にこの
1.125Hのうちの1HにNが割り当てられ、端数の
0.125Hは前述「条件2」により無視されて314
H目(状態:R)につながるので、N/Rの交互反転連
続性が保持される。なお、この0.125Hの値は「条
件2」の0.5Hまでの余裕を持った値であり、上部シ
リンダ3の回転応答ばらつき等があった場合にも充分対
応できる。従って、安定的にPALモニターにカラー画
像を表示させることができる。
【0117】以上、LP×1/3リニアスローのタイム
ラプス記録パターンをA´,B,B´,Aの4個のヘッ
ドを切り換えて再生した場合のレビューヘッドトレース
について、9倍速レビューでの、BヘッドからB´ヘッ
ドへの切り換えを代表例に説明したが、AヘッドからA
´ヘッドでも、他の場合でも、同アジマスのヘッドに切
り換わる場合は同様である。また、9倍速レビューでな
くとも、1倍速以下のリバースでも、詳細説明は省略す
るが同様である。
【0118】なお、図10(a) と図12(a) の梨地部分
を比較すると、図12(a) の方が安定した再生信号を得
られることが判る。図10(a) の場合では信号をほとん
ど再生できない領域があり、これがモニターの画面上で
はノイズバー(画面の上下方向に幅を持った画の無い領
域)の現象になる。図12(a) では、再生出力の大きい
ヘッドに自動的に切換わるようにすることでノイズ軽減
効果が現れ、ノイズバーの幅を軽減することができる。
これは、N/Rの交互反転の連続性を保持し、安定的に
モニターにカラー画像を表示させる目的の必要条件では
なく、N/Rの交互反転の連続性を保持するための必要
条件は、ビデオヘッドがテープ上の記録済みトラックを
トレースし終わり次のビデオヘッドに切り換わるとき
に、前トレースヘッドと同アジマスのヘッドに切り換わ
るようにすることである。
【0119】また、図12(a) でA´,B,B´,A各
々のヘッドのトレース幅が異なっているのは、SPモー
ドに準用した記録再生(A,Bヘッド)する場合とLP
モードに準用した記録再生(A´,B´ヘッド)する場
合とを兼用するために、図14に示したようにA,Bヘ
ッドは幅広ヘッド、A´,B´ヘッドは幅狭ヘッドを使
用しているためであって、本発明にはヘッド幅の条件は
ない。ただし、必要となる条件は、A,A´(2個とも
同じアジマス角)、B,B´(2個とも同じアジマス角
でA,A´とは逆アジマス角)の少なくとも4個のビデ
オヘッドが搭載されており、タイムラプス再生を含む特
殊再生はこれらのヘッドを切換えて行うことが条件であ
る。
【0120】なお、レビュー再生モードの場合で述べた
が、キュー再生モードに今までの内容を適用しても差し
支えない。この場合、特に再生出力の大きな磁気ヘッド
に自動的に切換えることはノイズバンドを最小限に抑え
ることができる効果がある。
【0121】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、標準
PAL映像信号を長時間記録する場合に、映像信号の間
引きを最小限度にして24時間以上の連続記録を可能に
し、しかもモニターに安定的にカラー画像を表示させる
ことができる。
【0122】また、同じ最長記録時間でも、従来よりも
間引き率を少なくして記録情報量を増すことができる。
【0123】さらに、標準PAL映像信号を長時間記録
する場合に、映像信号の間引きを最小限度にして24時
間以上の連続記録を可能にし、しかもモニターに安定的
にカラー画像を表示させた場合に、再生の時に出るスキ
ュー(画面の一部が左右に引っ張られる現象)を最小限
に抑えることができる。
【0124】またさらに、1回のヘッドトレース当たり
のテープ送り量を大きくし複数のトラックを跨いで再生
する、所謂レビュー再生,キュー再生のとき画面に出る
ノイズバンドを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の磁気記録再生方法が適
用される磁気記録再生装置を示すブロック図。
【図2】図1の装置におけるLP×1/3リニアスロー
のタイムラプス記録の制御を説明するタイミング図。
【図3】1/3リニアスロータイムラプス記録の概念
図。
【図4】磁気テープ移動とヘッドトレースと記録再生パ
ターンの関係、及び図1の装置におけるLP×1/3リ
ニアスローのタイムラプス記録とfH 補正を説明する説
明図。
【図5】入力信号(PALベース信号)とLP×1/3
リニアスローのタイムラプス記録の記録テープパターン
を説明する説明図。
【図6】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録
をしたテープを静止画再生した場合の再生を説明する説
明図。
【図7】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録
をしたテープを1/3リニアスロータイムラプス再生し
た場合(同じトラックの再生)の再生を説明する説明
図。
【図8】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録
をしたテープを1/3リニアスロータイムラプス再生し
た場合(トラックを乗換える場合)の再生を説明する説
明図。
【図9】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記録
をしたテープを標準LPモードで再生した場合の再生を
説明する説明図。
【図10】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記
録パターンと9倍速レビューヘッドトレース[A´,B
´ヘッド再生(静止画再生H数:312.125H)]を説明す
る説明図。
【図11】LP×1/3リニアスローのタイムラプス記
録パターンと9倍速レビューヘッドトレース[A´,B
´ヘッド再生(静止画再生H数:312.5H=312.125H+
0.125H)]を説明する説明図。
【図12】本発明の他の実施の形態の磁気記録再生方法
であって、LP×1/3リニアスローのタイムラプス記
録パターンと9倍速レビューヘッドトレース[A´,B
´,A,Bヘッド切り換え再生(静止画再生H数:312.
125H)]を説明する説明図。
【図13】磁気テープとシリンダの関係。
【図14】磁気テープとビデオヘッドの関係。
【図15】4個のビデオヘッドの関係。
【図16】ビデオヘッドの説明図
【図17】fH 補正の概念図。
【図18】PALモニターの信号判別の説明図。
【図19】入力信号(PALベース信号)の説明図。
【図20】説明に使用しているテープパターンの概念
図。
【図21】本来のVHSのLPモードの標準記録パター
ンを説明する説明図。
【図22】PALベース信号をそのままLP×1/3リ
ニアスローのタイムラプス記録をした場合の記録パター
ンを説明する説明図。
【図23】PALベース信号をそのままLP×1/3リ
ニアスローのタイムラプス記録をしたテープを標準LP
モードで再生した場合の再生を説明する説明図。
【図24】PALベース信号をそのままLP×1/3リ
ニアスローのタイムラプス記録をしたテープを1/3リ
ニアスロータイムラプス再生した場合の再生を説明する
説明図。
【符号の説明】
1…磁気テープ 3…上部シリンダ 4…シリンダモータ 7…キャプスタンモータ 11…モード設定手段 12…システムコントロール回路 13…サーボ回路 14…ヘッド切換コントロール回路 15…信号記録/再生処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新藤 順 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準PALカラーテレビジョン信号を複数
    フィールド毎に1フィールドの信号をサンプリングし、
    このサンプリングした信号を走行する磁気テープに1フ
    ィールド1トラックでかつ隣接トラック間の段差αH=
    0.75となるように回転シリンダに設けられたアジマ
    ス角の異なる磁気ヘッドによって交互に順次記録し、再
    生時に、前記回転シリンダに設けられたそれぞれ2個づ
    つが前記ヘッドと同アジマスの4個のヘッドを切換えて
    特殊再生を行う磁気記録再生方法において、 記録時に、前記カラーテレビジョン信号を(4m+3)
    フィールド(mは0以上の整数)毎にサンプリングし、
    かつ記録された磁気テープを静止画再生モードで再生し
    たときの1垂直走査期間当たりの水平ライン(H)相当
    数が略(2n+0.125±0.375)H(nは自然
    数)になるように、前記シリンダの回転速度を変化させ
    て前記サンプリングした信号を記録するようにしたこと
    を特徴とする磁気記録再生方法。
  2. 【請求項2】記録時に、記録されたテープを静止画再生
    モードで再生したときの1垂直走査期間当たりの水平ラ
    イン(H)相当数が(312.125±0.375)H
    になるように、前記シリンダの回転速度を変化させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    方法。
  3. 【請求項3】3フィールド毎に1フィールドの信号をサ
    ンプリングして記録するようにしたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の磁気記録再生方法。
  4. 【請求項4】前記磁気テープを、記録時と逆方向に、か
    つ前記磁気ヘッドの1回のトレース当たりのテープ移動
    量が複数のトラック分となるような速度で走行させなが
    ら再生するか、あるいは磁気ヘッドの1回のトレース当
    たりのテープ移動量が1トラック分以下となるような速
    度で走行させながら再生するか、少なくともいずれかの
    場合に、磁気ヘッドが磁気テープのトレースを終了し、
    次の磁気ヘッドに切換わる際に、同じアジマス角の磁気
    ヘッドに切換わるようにしたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の磁気記録再生方法。
  5. 【請求項5】前記磁気ヘッドは、異なるアジマス角のヘ
    ッドが隣接するように組み合わされたヘッド対が2組、
    互いに所定距離おいて回転シリンダに取り付けられて構
    成され、各ヘッドによる磁気テープのトレースの終了点
    から、次のヘッドへの切換わりに際しては同アジマスの
    ヘッドで切り換わるようにされ、切換わった後トレース
    の終了点までは、ヘッド対のうちの再生出力が大きい方
    のヘッドが選択されるものであることを特徴とする請求
    項4記載の磁気記録再生方法。
  6. 【請求項6】異なるアジマス角のヘッドが隣接するよう
    に組み合わされたヘッド対が2組、互いに所定距離をお
    いて回転シリンダに取り付けられた4個の磁気ヘッドを
    備え、これらを切換えて磁気テープに、1フィールド1
    トラックで、かつ隣接トラック間の段差αH=0.75
    となるように標準PALカラーテレビジョン信号を記録
    し、再生を行う記録再生手段と、 記録再生モードの設定手段と、 前記磁気テープを走行駆動するものであって、磁気テー
    プを前記設定手段で設定された記録再生モードに対応し
    た速度で走行させる手段と、 前記設定手段によって特定の記録再生モードが設定され
    たときに、前記標準PALカラーテレビジョン信号を
    (4m+3)フィールド(mは0以上の整数)毎に1フ
    ィールド分選択して、この選択した信号が前記記録再生
    手段によって磁気テープに記録されるように、前記記録
    再生手段に供給する手段と、 前記特定の記録再生モードが設定されたときに、前記回
    転シリンダの回転速度を、記録された磁気テープを静止
    画再生モードで再生したときに1垂直走査期間当たりの
    水平ライン(H)相当数が略(2n+0.125±0.
    375)H(nは自然数)になるように制御する手段と
    を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
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