JPH10136402A - Vtrの再生tv信号判別回路 - Google Patents

Vtrの再生tv信号判別回路

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JPH10136402A
JPH10136402A JP8290696A JP29069696A JPH10136402A JP H10136402 A JPH10136402 A JP H10136402A JP 8290696 A JP8290696 A JP 8290696A JP 29069696 A JP29069696 A JP 29069696A JP H10136402 A JPH10136402 A JP H10136402A
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Hiroyuki Ebinuma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの識別装置でSECAM方式とPAL方
式との判別と、VTRからの再生FM信号が旧記録再生
方式であるか新記録再生方式であるかの判別を行う。 【解決手段】 第1のモードと第2のモードとを有する
第1のスイッチ手段(104、105)と、バーストゲ
ート期間中は前記サブキャリア周波数信号又は再生FM
信号を通過させ、バーストゲート期間以外では前記周波
数信号又は前記TV信号のサブキャリア周波数信号を通
過させる第2のスイッチ手段(12)と、該第2のスイ
ッチ手段の出力信号を周波数に応じて移相する移相回路
(14)と、該移相回路の出力信号と前記第2のスイッ
チ手段の出力信号との位相を比較し前記移相回路の移相
量を調整する位相比較回路(40)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はVTRの再生テレ
ビ信号判別回路に関する。より特定的には、この発明
は、SECAM方式,PAL方式およびNTSC方式な
どのように放送方式が異なるカラーテレビジョン信号を
選択的に受信できるVTR(テレビジョン信号記録再生
装置)において、輝度信号のFM変調周波数の異なるT
V信号の第1の記録再生方式と第2の記録再生方式との
判別も単一の判別方法により判別できるようにしたVT
Rの再生テレビ信号判別回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術の一例が、昭和57年
12月20日付で出願公開された特開昭57−2074
94号公報において開示されている。この従来技術で
は、入力カラー信号を高いQのバンドパスフィルタを通
すことによってサブキャリア周波数に応じた電圧信号を
得、この電圧信号を水平周波数(fH )の1/2の周波
数を同調点とする共振アンプに与える。共振アンプの出
力が正弦波なら、1ライン毎にサブキャリア周波数が変
化するSECAM方式であることが判別できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、セ
ラミックフィルタやアンプを用いる必要があり、信号判
別回路を集積回路で構成するのが困難であるという問題
点があった。それゆえに、この発明の主たる目的は、容
易に集積回路に組み込める、テレビ信号判別回路を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、サブキャリ
ア周波数の異なるTV方式の判別と、輝度信号のFM変
調周波数の異なるTV信号の記録再生方式の判別とを行
うことができるVTRの再生テレビ信号判別回路であっ
て、TV信号のサブキャリア周波数信号と該サブキャリ
ア周波数に等しいかまたはその近傍の所定の周波数を有
する周波数信号とを選択する第1のモードとTV信号の
再生FM信号とTV信号のサブキャリア周波数信号とを
選択する第2のモードとを有する第1のスイッチ手段
と、バーストゲート期間中は前記サブキャリア周波数信
号又は再生FM信号を通過させ、バーストゲート期間以
外では前記周波数信号又は前記TV信号のサブキャリア
周波数信号を通過させる第2のスイッチ手段と、該第2
のスイッチ手段の出力信号を周波数に応じて移相する移
相回路と、該移相回路の出力信号と前記第2のスイッチ
手段の出力信号との位相を比較し前記移相回路の移相量
を調整する位相比較回路とを備え、該位相比較回路の出
力信号に応じて判別信号を作成するようにしたことを特
徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理の一部を示
す図である。 図1の実施例のテレビ信号判別回路10
はマルチプレクサ12を含む。マルチプレクサ12に
は、カラー信号および周波数信号fscが入力される。周
波数信号fscは、たとえばPAL方式のサブキャリア周
波数(4.43MHz)またはSECAM方式のサブキ
ャリア周波数(4.40MHzまたは4.25MHz)
のいずれかに等しいかまたはその近傍の所定値に設定さ
れる。この実施例では、周波数信号fscの周波数は、P
AL方式のサブキャリア周波数と等しい4.43MHz
に設定される。したがって、この実施例によれば、PA
L方式の周波数信号をそのまま用いることができるの
で、特別な信号発生器を別途設ける必要がないという利
点がある。ただし、その周波数は4.43MHzに限定
されないことはいうまでもない。
【0006】そして、マルチプレクサ12には、バース
トゲートパルス(BGP)が与えられ、バーストゲート
パルスが与えられているバースト期間中にはマルチプレ
クサ12からはカラー信号が出力され、バースト期間以
外の期間には周波数信号fscが出力される。マルチプレ
クサ12の出力は、90°移相器28(後述)を介し
て、比較的低いQ(たとえばQ=12)のオールパスフ
ィルタ(以下、単に「APF」という)14に与えられ
る。
【0007】APF14は図2に示すように差動増幅器
16を含む。差動増幅器16の(+)入力には抵抗R1
を介してマルチプレクサ12からの出力が与えられる。
差動増幅器16の(+)入力と抵抗R1との間には抵抗
R2の一方端が接続され、抵抗R2の他方端は接地され
る。また、差動増幅器16の(−)入力には、抵抗R
3,バッファ18および抵抗R4の直列回路を介して、
マルチプレクサ12の出力が与えられる。また、バッフ
ァ18と抵抗R4との間には、可変インダクタであるジ
ャイレータLとコンデンサC1との並列回路が接続さ
れ、並列回路の一方端は接地される。すなわち、抵抗R
4,ジャイレータLおよびコンデンサC1によってバン
ドパスフィルタが構成され、差動増幅器16の(−)入
力には、バンドパスフィルタを経た出力が与えられる。
また、差動増幅器16の(−)入力には、差動増幅器1
6の出力が抵抗R5を介してフィードバックされる。し
たがって、図2に示す回路は全体としてAPF14を構
成する。
【0008】ここで、APF14の入力電圧をVin,
バッファ18の入力電圧をVaおよびAPF14の出力
電圧をVoutとすると、入力電圧Vaは数1によって
表される。
【0009】
【数1】
【0010】また、出力電圧Voutは数2によって表
される。
【0011】
【数2】
【0012】ここで、R1=2・R2,R5=2・R3
とすると、出力信号Voutは数3によって表される。
【0013】
【数3】
【0014】数3は、APF14の伝達特性を示す。ま
た、図2に示すAPF14に用いられるジャイレータL
としては、たとえば図3に示すものが用いられる。図3
に示すジャイレータLは、差動増幅回路20を含む。差
動増幅回路20の(+)入力には、抵抗R6およびバッ
ファ22の直列回路が接続される。また、差動増幅器2
0の(+)入力と抵抗R6との間には抵抗R7の一方端
が接続され、抵抗R7の他方端は接地される。差動増幅
器20の(−)入力には、他方端が接地された抵抗R8
の一方端が接続され、また差動増幅器20の出力がコン
デンサC2を介して(−)入力にフィードバックされ
る。また、差動増幅器20の出力は抵抗R9を介して増
幅器26の一方入力に与えられ、また、差動増幅器20
の(+)入力と抵抗R7との接続点はバッファ24およ
び抵抗R10の直列回路を介して増幅器26の他方入力
に接続される。また、増幅器26の一方入力と他方入力
との間には抵抗R11が接続される。増幅器26の出力
はバッファ22の入力に接続され、電流帰還される。こ
こで、バッファ22に与えられる入力信号をV1,差動
増幅器20の出力信号をV2,増幅器26の両入力間の
電圧を示す信号をV3,増幅器26からの電流帰還経路
に流れる電流をiおよび増幅器26の増幅率をgmとす
ると、数4および数5が得られる。
【0015】
【数4】
【0016】
【数5】
【0017】したがって、信号V3は入力信号V1に比
べて、位相が90°遅れた信号となり、これをバッファ
22の入力に電流帰還させることにより、数6に示すよ
うに、電流iは入力信号V1に比べて90°遅れ位相と
なって、数7に示すように、ジャイレータLは等価的イ
ンダクタンスを形成する。
【0018】
【数6】
【0019】
【数7】
【0020】このAPF14は、いわゆる周波数−位相
変換を行う。この実施例では、図4に示すように、4.
43MHzのサブキャリア周波数を基準とし、4.43
MHzのサブキャリア周波数を有するカラー信号が与え
られると、そのカラー信号を180°移相する。したが
って、APF14に与えられるカラー信号のサブキャリ
ア周波数が4.43MHzでなければ、その周波数と
4.43MHzとの差に応じて移相量が180°からず
れる。
【0021】図1に戻って、90°移相器28は、たと
えば図5に示すように構成される。図5に示す90°移
相器28では、入力端30aは抵抗R12を介して、差
動接続されたトランジスタQ1およびQ2のトランジス
タQ2のベースに接続される。入力端30bは負極を接
地している定電圧源32の正極と接続され、また抵抗R
13を介して、差動接続されたトランジスタQ3および
Q4のトランジスタQ4のベースに接続され、さらに抵
抗R14を介してトランジスタQ1のベースに接続され
る。トランジスタQ1およびQ2のエミッタは共通的
に、トランジスタQ8および抵抗R15の直列回路を介
して、接地される。トランジスタQ1のコレクタは直接
に電源Vccに接続され、トランジスタQ2のコレクタ
はトランジスタQ6と抵抗R16との直列回路を介して
電源Vccに接続される。トランジスタQ2のコレクタ
とトランジスタQ6のコレクタとの接続点はトランジス
タQ5のベースおよびトランジスタQ3のコレクタに接
続される。
【0022】トランジスタQ6のベースはトランジスタ
Q7のベースおよびコレクタに接続され、トランジスタ
Q7のエミッタは抵抗R17を介して電源Vccに接続
される。これらのトランジスタQ6およびQ7が電流ミ
ラー回路を構成する。トランジスタQ7のコレクタはト
ランジスタQ10および抵抗R18の直列回路を介して
接地される。トランジスタQ5のコレクタは直接に電源
Vccに接続され、そのエミッタはトランジスタQ9お
よび抵抗R19の直列回路を介して接地される。
【0023】トランジスタQ2のベースはコンデンサC
3および抵抗R20の直列回路を介してトランジスタQ
3のベースに接続される。コンデンサC3と抵抗R20
との接続点は出力端30cに接続される。出力端30d
は接地される。トランジスタQ3のベースとトランジス
タQ4のベースとの間にはコンデンサC4が介挿され、
それらのエミッタは共通に、トランジスタQ11および
抵抗R21の直列回路を介して、接地される。トランジ
スタQ8,Q9,Q10およびQ11のベースは共通
に、負極を接地している定電圧源34の正極に接続され
る。すなわち、この90°移相器28は、トランジスタ
Q1,Q2,Q5,Q6,Q7,Q8,Q9およびQ1
0と、ハイパスフィルタを構成する抵抗R12、コンデ
ンサC3等からなり、かつ図5において1点鎖線で取り
囲んでいる交流的な負帰還増幅回路36を備え、さらに
ローパスフィルタを構成する抵抗R20およびR13な
らびにコンデンサC4と、トランジスタQ3およびQ4
等からなり、かつ図5において2点鎖線で囲んだ、直流
電圧を負帰還増幅回路36へ帰還させる、直流的な負帰
還回路38を備える構成となっている。
【0024】なお、トランジスタQ8,Q9,Q10お
よびQ11は定電流源を構成し、抵抗R15,R18お
よびR21は同抵抗値に設定される。そのため、トラン
ジスタQ8,Q10およびQ11のコレクタ電流が等し
く、それぞれの電流値を2Ioとすると、トランジスタ
Q6およびQ7が電流ミラー回路を構成しているため、
抵抗R16およびR17の抵抗値が同抵抗値であれば、
トランジスタQ6のコレクタ電流は2Ioとなる。
【0025】次に、90°移相器28の交流的動作を説
明する。トランジスタQ1のベースは交流的に接地され
ている。トランジスタQ6が、差動接続のトランジスタ
Q1およびQ2からの出力を電流で取り出すための負荷
となっており、交流負荷が非常に大きな値となるため、
開ループゲインAは十分大きい。トランジスタQ2のコ
レクタ電流が変化するとトランジスタQ5のベース電流
が変化し、トランジスタQ5のエミッタフォロワで出力
を電圧として導出する。トランジスタQ5のエミッタフ
ォロワから出力された出力電圧eo は、コンデンサC3
および抵抗R12のハイパスフィルタに供給される。し
たがって、トランジスタQ2のベース電位は数8で与え
られる。
【0026】
【数8】
【0027】そして、トランジスタQ1のベース電位
は、交流的に接地されているため、入力電圧ei と出力
電圧eo との関係は、数9で与えられる。
【0028】
【数9】
【0029】ここで、開ループゲインAが十分大きいこ
とを考慮すると、数9は、次式の数10に変形され、移
相量が90°になることが理解されよう。
【0030】
【数10】
【0031】次に直流的な動作を説明する。負帰還増幅
回路36では交流的に負帰還されるが、コンデンサC3
により直流的には負帰還されていない。そのためトラン
ジスタQ5のエミッタ電圧は、不定となり、このままで
は負帰還増幅回路36は動作しない。しかし、トランジ
スタQ5のエミッタフォロワから出力される電圧の直流
成分のみが、抵抗R20およびR13ならびにコンデン
サC4のローパスフィルタへ供給され、差動接続された
トランジスタQ3およびQ4のトランジスタQ3のベー
スに供給される。トランジスタQ4のベースには定電圧
源32から一定電圧が供給されており、トランジスタQ
3およびQ4のベース電流と抵抗R20およびR13に
よる電圧降下とを無視すると、両ベース電圧の差によっ
て、トランジスタQ11のコレクタ電流2Ioの分流比
が変わり、トランジスタQ3のコレクタ電流が変化す
る。
【0032】トランジスタQ1およびQ2のベースの直
流電圧は定電圧源32の電圧に保持されるため、トラン
ジスタQ1およびQ2のベース電流と抵抗R12および
R14による電圧降下とを無視すると、トランジスタQ
1およびQ2にそれぞれ流れるコレクタ電流はトランジ
スタQ8のコレクタ電流2Ioを等分したIoとなる。
【0033】また、トランジスタQ6のコレクタ電流は
2Ioとなっているため、トランジスタQ5のベース電
流が小さく無視できるとすれば、トランジスタQ3のコ
レクタ電流はトランジスタQ6のコレクタ電流からトラ
ンジスタQ2のコレクタ電流を差し引いたIoとなる。
そして、差動接続されたトランジスタQ3およびQ4の
トランジスタQ3のコレクタ電流がIoになるために
は、トランジスタQ11のコレクタ電流が2Ioである
から、トランジスタQ3およびQ4のベース電圧が等し
くならなければならず、トランジスタQ5のエミッタの
直流電圧は定電圧源32の電圧に固定されるので、この
電圧を動作点として負帰還増幅回路36が正常に動作す
る。
【0034】図1に戻って、90°移相器28およびA
PF14によって位相を遅らせた信号と、マルチプレク
サ12から経路39を介した信号とが、位相比較器40
に与えられる。位相比較器40はたとえば図6に示すよ
うに構成され、図7に示すように動作する。すなわち、
図6に示す入力端42および44には、図7(A)に示
すような信号が入力され、入力端46および48には、
図7(B)に示すような信号が入力される。
【0035】両信号が同相の場合、正の周期ではトラン
ジスタQ21およびQ25がオンしかつ負の周期ではト
ランジスタQ23およびQ26がオンする。したがっ
て、出力端Aにおける電圧は図7(C)に示すように負
方向に半周期毎に脈動し、出力端Bにおける電圧は図7
(D)に示すように定電圧となる。そのため、出力端A
およびBから取り出されるこの位相比較器40の出力
は、図7(C)と図7(D)との差となり、図7(E)
に示すようになる。したがって、この位相比較器40の
出力を受けるローパスフィルタ(以下、単に「LPF」
という)42からは、図7(F)に示すように、両信号
が同相のときには負の電圧信号を出力する。
【0036】両信号が逆相の場合、入力端42および4
4からの信号が正の周期ではトランジスタQ24および
Q26がオンしかつその信号が負の周期ではトランジス
タQ22およびQ25がオンする。したがって、出力端
Aにおける電圧は図7(C)に示すように一定となり、
出力端Bにおける電圧は図7(D)に示すように負方向
に半周期毎に脈動する。そのため、出力端AおよびBか
ら取り出されるこの位相比較器40の出力は、図7
(C)と図7(D)との差となり、図7(E)に示すよ
うになる。したがって、LPF42は、図7(F)に示
すように、両信号が逆相のときには正の電圧信号を出力
する。
【0037】両信号が90°の位相差を有する場合に
は、図7(A)に示す入力端42および44からの信号
の前半周期の前半ではトランジスタQ21およびQ25
がオンし、後半ではトランジスタQ24およびQ26が
オンする。また、入力端42および44からの信号の後
半周期の前半ではトランジスタQ23およびQ26がオ
ンし、後半ではトランジスタQ22およびQ25がオン
する。したがって、出力端Aにおける電圧は図7(C)
に示すように各半周期の前半にのみ負方向電圧となり、
出力端Bにおける電圧は図7(D)に示すように各半周
期の後半にのみ負方向電圧として出現する。したがっ
て、出力端AおよびBから取り出されるこの位相比較器
40の出力は、図7(E)に示すようになり、LPF4
2は、図7(F)に示すように、両信号が90°位相差
を有するときにはほぼゼロの電圧信号を出力する。
【0038】このようにして、位相比較器40に入力さ
れる2つの信号の位相差が90°のときは、LPF42
からはほぼゼロの電圧信号が出力される。2つの信号の
位相差が90°からずれている場合には、そのずれ量に
応じた正または負の電圧信号がLPF42から出力され
る。すなわち、位相比較器40およびLPF42では、
APF14の入出力を位相比較して、位相−電圧(Phase
-Volt.) 変換する。
【0039】また、位相比較器40からの図7(F)に
示すような制御信号は、キャリブレーション用に設けら
れたLPF44を介してAPF14にフィードバックさ
れる。ただし、LPF44は、バースト期間中には電圧
信号を出力することなく保持する。このように位相比較
器40からの出力をLPF44を介してAPF14にフ
ィードバックすることによって、APF14の位相遅延
動作を安定化できる。すなわち、バースト期間以外の期
間に4.43MHzの周波数信号をAPF4に与えるこ
とによって、APF14の中心周波数が4.43MHz
と一致するように自動調整され、APF14に4.43
MHzのサブキャリア周波数を有するカラー信号が与え
られたとき、入出力位相差が常に−180°となるよう
に位相管理して、中心周波数調整が行われる。
【0040】すなわち、位相比較器40は、バースト期
間ではテレビ信号判別用として動作し、バースト期間以
外の期間ではAPF14の中心周波数の自動調整用とし
て動作する。そして、LPF42からの電圧信号は、サ
ンプルホールド回路46に与えられる。サンプルホール
ド回路46は、バーストゲートパルスを用いて、バース
ト期間のLPF44からの電圧信号を1H期間ホールド
する。すなわち、サンプルホールド回路46には、バー
ストゲートパルスが与えられ、たとえばバーストゲート
パルスの立ち下がり時点でLPF42から与えられる電
圧信号をサンプルホールドして矩形波信号を生成し、そ
の矩形波信号を1H遅延回路48および位相比較器50
に与える。1H遅延回路48では、矩形波信号を1ライ
ン分遅延させた後、位相比較器50に与える。位相比較
器50は位相比較器40と同様に構成される。したがっ
て、位相比較器50では、2つの矩形波信号の位相差が
180°であればハイレベルの信号を出力し、2つの矩
形波信号が同相であればローレベルの信号を出力する。
【0041】位相比較器50には、たとえばSECAM
方式では、180°の位相差の2つの矩形波信号が入力
され、PAL方式およびNTSC方式では、同相の2つ
の矩形波信号が入力され、白黒ノイズでは、ランダムな
位相差で2つの矩形波信号が入力されるので、位相比較
器50は、それぞれ異なったレベルの信号を出力する。
そして、この信号はLPF52によってその信号のレベ
ルに応じたレベルを有する電圧信号に変換される。この
電圧信号がヒステリシス特性を有するコンパレータ54
に与えられ、基準電圧Vrefと比較される。LPF5
2からの電圧信号が基準電圧Vrefより大きければ
「ハイレベル」,小さければ「ローレベル」の2値のい
ずれかの判別信号がコンパレータ54からたとえばTT
Lレベルで出力される。この判別信号によって、テレビ
ジョン方式がSECAM方式であるかその他のPAL方
式またはNTSC方式等のいずれであるかを判別でき
る。なお、コンパレータ54では、判別が困難な信号が
入力されてきた場合に、出力される判別信号がチャタリ
ングを起こさないように、ヒステリシス特性を持たせて
いる。
【0042】ここで、このようなテレビ信号判別回路1
0のSECAM方式とPAL方式との判別動作を、図8
および図9を参照して説明する。まず、SECAM方式
の場合には各部の動作波形は図8に示すようになる。ま
ず、マルチプレクサ12からは図8(A)に示すような
信号が出力される。マルチプレクサ12は、バースト期
間にはカラー信号のサブキャリア周波数を抽出するため
カラーバースト信号を出力する。このカラーバースト信
号を出力することによって、1ライン毎に4.25MH
zと4.41MHzとのサブキャリア周波数が交互に抽
出される。そしてマルチプレクサ12は、バースト期間
以外の期間には周波数信号fscを出力する。この実施例
では、周波数信号fscは、4.43MHzに設定されて
いる。なお、バーストゲートパルス(BGP)は図8
(B)に示される。そして、LPF42からは、図8
(C)に示すような電圧信号が出力される。この電圧信
号は、基準となる4.43MHzの周波数と、サブキャ
リア周波数との差が大きくなるほど大きな振幅として表
され、カラー信号のサブキャリア周波数が4.25MH
zの場合には大きく、4.41MHzの場合には小さく
なり、1ライン毎に2種類の大きさの電圧信号が繰り返
し出力される。この電圧信号が入力されるサンプルホー
ルド回路46からは、図8(D)に示すような矩形波信
号が出力される。この矩形波信号は、バーストゲートパ
ルスの立ち下がり時点でのLPF42の出力を保持して
生成される。図8(D)に示す矩形波信号は1ライン毎
に「ハイレベル」と「ローレベル」とを繰り返す。これ
は、SECAM方式に限り、2種類のサブキャリア周波
数が1ライン毎に交互に出力されることに起因するもの
である。ちなみに、各ラインとも同じサブキャリア周波
数を出力するPAL方式では、その矩形波信号(後述す
る図9(D)参照)も各ライン同様の波形となるので、
SECAM方式とPAL方式とは後述するように判別さ
れ得る。そして、位相比較器50からは図8(E)に示
すようなハイレベルの電圧信号が出力される。
【0043】一方、PAL方式の場合には各部の動作波
形は図9に示すようになる。まず、マルチプレクサ12
からは図9(A)に示すような信号が出力される。マル
チプレクサ12には、図9(B)に示すようなバースト
ゲートパルスが与えられ、バースト期間にはカラー信号
のうち4.43MHzのカラーバースト信号が1ライン
毎に出力される。マルチプレクサ12は、バースト期間
以外の期間には周波数信号fscを出力する。すると、L
PF42からは、図9(C)に示すような電圧信号が出
力され、この電圧信号が入力されるサンプルホールド回
路46からは図9(D)に示すような矩形波信号が出力
される。その結果、位相比較器50からは図9(E)に
示すようなローレベルの電圧信号が出力される。なお、
図9(C)に示す電圧信号には1H毎にノイズaが含ま
れているが、このノイズaは、図9(B)に示すバース
トゲートパルスが発生するバースト期間が図9(A)に
示すカラーバースト信号の発生期間よりも長いために発
生するものである。
【0044】図8(E)および図9(E)にそれぞれ示
す電圧信号からわかるように、SECAM方式およびP
AL方式のそれぞれの電圧信号のレベルは異なり、した
がってコンパレータ54からの判別信号は、たとえばS
ECAM方式ではハイレベル,PAL方式ではローレベ
ルとそれぞれ異なった信号として出力され、両方式を判
別できる。
【0045】このテレビ信号判別回路10では、APF
14の周波数−位相特性を応用することで、ICに内蔵
可能な範囲内のQを有するフィルタを用いて回路を構成
できる。また、フィルタキャリブレーション用の基準フ
ィルタは必要なく、信号判別用のAPFのみで足りる。
したがって、従来では、同一ICに基準のフィルタおよ
びそれと同一形態のBPFなどの他のフィルタを内蔵
し、基準のフィルタを用いて、BPFなどの他のフィル
タのフィルタ特性(たとえば中心周波数)を調整する場
合、特性がずれてしまい所望の特性が得られず、判別動
作に影響を与えていたが、この発明ではそのようなこと
はない。
【0046】さらに、従来用いられていたBPFを用い
ることなく、APF14を用いることによって以下のよ
うな利点を有する。従来のBPFは、Q=40程度のセ
ラミックフィルタで、高QのためICに内蔵することが
困難であったが、APF14はICに内蔵することが容
易である。また、APF14の位相変化率(対周波数)
がBPFの2倍であるので、低いQでも検出感度を高く
できる。
【0047】また、従来用いられていたfH /2共振フ
ィルタをICに内蔵するには、ICに内蔵するインダク
タを相当大きくしなければならず、fH /2共振フィル
タの特性も判別精度に少なからず影響を及ぼしていた
が、fH /2共振フィルタを用いないこの発明では、こ
のような弊害は生じない。また、上述の実施例に用いら
れる1H遅延回路48は、たとえば図10に示すように
構成される。図10に示す1H遅延回路48は、サンプ
ルホールド回路46に接続される2つのサンプルホール
ド回路62,64およびサンプルホールド回路62およ
び64のいずれか一方を選択するマルチプレクサ66を
含む。そして、サンプルホールド回路46には、コント
ロールパルスCNT1となるバーストゲートパルスが与
えられ、また、マルチプレクサ66には、バーストゲー
トパルスを分周器68によって1/2分周して得られた
矩形波状のコントロールパルスCNT4が与えられ、マ
ルチプレクサ66のスイッチング動作が制御される。ま
た、サンプルホールド回路62および64には、それぞ
れバーストゲートパルスBGPと同期したコントロール
パルスCNT2およびCNT3が、1ライン毎に交互に
与えられる。
【0048】1H遅延回路48の動作を図11を参照し
て説明する。入力端70に図11(A)に示すようなL
PF42からの電圧信号e1 が1ライン毎に与えられる
と、サンプルホールド回路46は、図11(F)に示す
コントロールパルスCNT1のタイミングに従って、図
11(B)に示すような矩形波信号e2 を出力する。こ
の矩形波信号e2 はサンプルホールド回路62および6
4にそれぞれ与えられる。サンプルホールド回路62お
よび64には、それぞれ図11(G)および(H)に示
すコントロールパルスCNT2およびCNT3が与えら
れ、これらのコントロールパルスCNT2およびCNT
3に応じてサンプルホールド回路62および64は、そ
れぞれ図11(C)および(D)に示すような矩形波信
号e3 およびe4 を出力する。そして、マルチプレクサ
66には、図11(I)に示すコントロールパルスCN
T4が与えられ、このコントロールパルスCNT4に応
じてマルチプレクサ66はスイッチング制御されて1ラ
イン毎に矩形波信号e4 およびe3 を選択し、出力端7
2からは図11(E)に示すような矩形波信号e5 が出
力される。
【0049】図11(B)および(E)にそれぞれ示す
矩形波信号e2 およびe5 を比較してわかるように、図
11(E)に示す矩形波信号e5 は図11(B)に示す
矩形波信号e2 より1ライン遅延されていることがわか
る。なお、図1に示す実施例において、90°移相器2
8は、経路39上に介挿されてもよく、また、APF1
4と位相比較器40との間に介挿されてもよい。
【0050】また、図1に示す実施例では、4.43M
Hzの周波数信号fSCがAPF14に入力されたとき
に、位相比較器40に与えられる2つの入力の位相差が
90°になるように90°移相器28を用いたが、たと
えば90°移相器28の代わりに45°移相器を用いて
位相比較器40の一方入力を45°遅延させ、さらに経
路39上に45°移相器を介挿して位相比較器40の他
方入力を45°進めて、位相比較器40の2つの入力の
位相差を90°にするなど、位相比較器40の2つの入
力の位相差が90°になるならば、90°移相器28以
外の任意の手段が用いられ得る。
【0051】また、上述の実施例では、SECAM方式
とPAL方式とを判別する場合について述べたが、SE
CAM方式とNTSC方式との判別にも、この発明は用
いられ得る。以上述べた如く、図1の装置によれば、共
振回路等を必要とせずにSECAM方式とPAL方式と
を判別することができる。
【0052】ところで、最近のVTRでは輝度信号のF
M変調周波数を従来のものに比べて高く、広いデビエー
ションで変調・復調するTV信号の広帯域記録再生方式
が登場してきている。この広帯域記録再生方式は、基本
的には輝度信号のFM変調周波数が異なるだけであるの
で、他の回路ブロックや機構を兼用して従来の狭帯域記
録再生方式と同一のVTRに搭載される場合がある。そ
のような狭帯域記録再生方式と広帯域記録再生方式とが
混在しているVTRではビデオテープを再生する際に、
いずれのFM再生方式で再生すべきかをVTRが再生F
M信号に基づき自分で判別する必要がある。この判別の
ために専用の判別回路を設ければ、判別することは可能
であるが、そのためには素子数が大幅にアップしてしま
う。
【0053】そこで本発明では、図1の判別装置を用い
て更に狭帯域記録再生方式と広帯域記録再生方式との判
別をも行えるようにした。NTSCの狭帯域記録再生方
式と広帯域記録再生方式では、FM変調周波数が次のよ
うに異なる。 狭帯域記録再生方式・・・3.4MHZm 〜4.4MHZ 広帯域記録再生方式・・・5.4MHZm 〜7.0MHZ となっている。この場合、クロマ信号のサブキャリア周
波数はいずれも同じでありNTSC方式であれば、約3.
58MHZである。VTRのクロマ信号再生回路では、サブ
キャリア周波数で発振する発振器を有しているので、該
発振器の発振出力信号を図1のAPFの基準信号に使用
すれば、上記狭帯域記録再生方式と広帯域記録再生方式
との判別が可能となる。
【0054】その様子を図12を参照して説明する。図
12において、(100)はカラー信号が印加される入
力端子、(101)は周波数信号fscが印加される入力
端子、(102)はVTRからの再生FM信号(狭帯域
記録再生方式及び広帯域記録再生方式)が印加される入
力端子、(103)はNTSC方式のサブキャリア周波
数信号が印加される入力端子、(104)及び(10
5)はスイッチ回路、(106)は図1のAPF14、
90度移相器、位相比較器及びLPFからなる信号処理
回路、(107)(108)はスイッチ回路である。
【0055】まず、図1の場合と同様にSECAM方式
とPAL方式とを判別する場合について説明する。この
場合には、スイッチ回路(104)及び(105)は、
a側を選択する。又、スイッチ回路(107)及び(1
08)も、a側を選択する。すると、図1の場合と同様
の信号処理経路が作られ、同様の判別によりSECAM
方式とPAL方式とを判別できる。
【0056】次に、VTRからの再生FM信号が狭帯域
記録再生方式であるか広帯域記録再生方式であるかの判
別について説明する。この場合には、スイッチ回路(1
04)及び(105)は、b側を選択する。又、スイッ
チ回路(107)及び(108)も、b側を選択する。
入力端子(102)には上述の2種類のFM変調周波数
の信号が印加される。入力端子(103)にはサブキャ
リア周波数(NTSC方式:約3.58MHZで)の信号が印
加される。VTRの再生信号処理回路では一般にサブキ
ャリア周波数で発振する発振器が存在するので、該発振
器よりサブキャリア周波数信号を供給するようにする。
【0057】(BGP以外の期間)BGP期間ではマル
チプレクサ12がb側となり、サブキャリア周波数信号
が入力端子(103)、スイッチ回路(105)及びマ
ルチプレクサ12を介して信号処理回路(106)に印
加される。信号処理回路(106)は、図1の場合と同
様の動作を行い、内部のAPF14の特性は、図13の
ように3.58MHZで180度の移相量となる。
【0058】(BGP期間)BGP以外の期間ではマル
チプレクサ12がa側となり、入力端子(102)、ス
イッチ回路(104)及びマルチプレクサ12を介して
FM変調されている信号が信号処理回路(106)に印
加される。信号処理回路(106)は、図13の特性カ
ーブに従い狭帯域記録再生方式(3.4MHZm 〜4.4MHZ)で
は大なる移相を行い、広帯域記録再生方式(5.4MHZm 〜
7.0MHZ)では移相を行なわない。
【0059】すると、図7の特性に従い、信号処理回路
(106)からは狭帯域記録再生方式で「H1」レベル
が、広帯域記録再生方式で「L1」レベルが発生する。
尚、図8(C)と図9(C)の場合のレベル差に比べて
レベル差が小さくなる。従って、信号処理回路(10
6)の出力信号をラッチ回路等(図示せず)でラッチす
れば、そのラッチ回路より、VTRからの再生FM信号
が狭帯域記録再生方式であるか広帯域記録再生方式であ
るかの判別が可能となる。
【0060】図12の例では再生信号のドロップアウト
等を考慮してその判別出力信号をLPF(52)より得
るようにしている。即ち、サンプルホールド回路(4
6)でサンプル・ホールドされた後、スイッチ回路(1
07)及び(108)を介してLPF(52)に印加さ
れ判別される。このような判別でも良いし、ドロップア
ウト等の恐れがなければ上述のようにしてもよい。
【0061】従って、図12の装置によれば、1つの識
別装置でSECAM方式とPAL方式との判別と、VT
Rからの再生FM信号が狭帯域記録再生方式であるか広
帯域記録再生方式であるかの判別を行うことができ、素
子数の大幅な削減が可能となる。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、セラミックフィルタ
や共振アンプなどを用いる必要がないので、全ての回路
要素を集積回路に容易に組み込むことができる。特に、
この発明によれば、1つの識別装置でSECAM方式と
PAL方式との判別と、VTRからの再生FM信号が狭
帯域記録再生方式であるか広帯域記録再生方式であるか
の判別を行うことができるので、SECAM方式とPA
L方式のTV信号の再生と、再生FM信号が狭帯域記録
再生方式及び広帯域記録再生方式で行えるVTRにおい
て、判別回路の削減により、素子数の大幅な削減が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理を示すブロック図である。
【図2】この実施例に用いられるAPFの一例を示す回
路図である。
【図3】図2に示すAPFに用いられるジャイレータの
一例を示す回路図である。
【図4】図2に示すAPFの周波数−移相量特性を示す
グラフである。
【図5】この実施例に用いられる90°移相器の一例を
示す回路図である。
【図6】この実施例に用いられる位相比較器の一例を示
す回路図である。
【図7】図6に示す位相比較器の動作を示す波形図であ
る。
【図8】この実施例におけるSECAM方式での各部の
動作を示す波形図である。
【図9】この実施例におけるPAL方式での各部の動作
を示す波形図である。
【図10】この実施例に用いられる1H遅延回路の一例
を示すブロック図である。
【図11】図10に示す1H遅延回路の動作を示す波形
図である。
【図12】この発明の原理を示すブロック図である。
【図13】図12に示すAPFの周波数−移相量特性を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 …テレビ信号判別回路 12,66 …マルチプレクサ 14 …APF 28 …90°移相器 40,50 …位相比較器 42,44,52 …LPF 46,62,64 …サンプルホールド回路 48 …1H遅延回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブキャリア周波数の異なるTV方式の判
    別と、輝度信号のFM変調周波数の異なるTV信号の記
    録再生方式の判別とを行うことができるVTRの再生T
    V信号判別回路であって、 TV信号のサブキャリア周波数信号と該サブキャリア周
    波数に等しいかまたはその近傍の所定の周波数を有する
    周波数信号とを選択する第1のモードとTV信号の再生
    FM信号とTV信号のサブキャリア周波数信号とを選択
    する第2のモードとを有する第1のスイッチ手段と、 バーストゲート期間中は前記サブキャリア周波数信号又
    は再生FM信号を通過させ、バーストゲート期間以外で
    は前記周波数信号又は前記TV信号のサブキャリア周波
    数信号を通過させる第2のスイッチ手段と、 該第2のスイッチ手段の出力信号を周波数に応じて移相
    する移相回路と、 該移相回路の出力信号と前記第2のスイッチ手段の出力
    信号との位相を比較し前記移相回路の移相量を調整する
    位相比較回路とを備え、該位相比較回路の出力信号に応
    じて判別信号を作成するようにしたことを特徴とするV
    TRの再生TV信号判別回路。
  2. 【請求項2】サブキャリア周波数の異なるTV方式の判
    別と、輝度信号のFM変調周波数の異なるTV信号の記
    録再生方式の判別とを行うことができるVTRの再生T
    V信号判別回路であって、 TV信号のサブキャリア周波数信号と該サブキャリア周
    波数に等しいかまたはその近傍の所定の周波数を有する
    周波数信号とを選択する第1のモードとTV信号の再生
    FM信号とTV信号のサブキャリア周波数信号とを選択
    する第2のモードとを有する第1のスイッチ手段と、 バーストゲート期間中は前記サブキャリア周波数信号又
    は再生FM信号を通過させ、バーストゲート期間以外で
    は前記周波数信号又は前記TV信号のサブキャリア周波
    数信号を通過させる第2のスイッチ手段と、 該第2のスイッチ手段の出力信号を周波数に応じて移相
    する移相回路と、 該移相回路の出力信号と前記第2のスイッチ手段の出力
    信号との位相を比較し前記移相回路の移相量を調整する
    第1位相比較回路と、 該第1位相比較回路の出力信号を矩形波信号に変換する
    信号変換手段、 前記矩形波信号の位相を1ライン分遅延させる遅延手
    段、および前記信号変換手段からの矩形波信号と前記遅
    延手段からの矩形波信号との位相比較を行う第2位相比
    較回路とを備え、前記第1及び第2位相比較回路の出力
    信号に応じて判別信号を作成するようにしたことを特徴
    とするVTRの再生TV信号判別回路。
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