JP3163877B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3163877B2 JP27877593A JP27877593A JP3163877B2 JP 3163877 B2 JP3163877 B2 JP 3163877B2 JP 27877593 A JP27877593 A JP 27877593A JP 27877593 A JP27877593 A JP 27877593A JP 3163877 B2 JP3163877 B2 JP 3163877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に関
し、特に半導体集積回路化した磁気記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、VTR等の磁気記録再生装置は、
ヘッド等の機構部品を除き、かなりの回路部分がIC化
されている。
【0003】図4は従来の一例を示す磁気記録再生装置
のブロック図である。図4に示すように、かかる磁気記
録再生装置は、破線で表わす半導体集積回路部100a
と破線枠外の半導体集積回路化されない個別部品等とで
構成される。この半導体集積回路部100aはVTRの
記録や再生に必要なブロックが含まれており、これらの
ブロックは制御回路24から与えられる制御信号により
動作又は動作停止を行なわれるように制御される。
【0004】まず、記録時に用いられる回路の構成につ
いて説明する。記録時においては、記録・再生切換入力
16を介して与えられる制御信号により、制御回路24
は第1の電圧制御増幅器1,第2の電圧制御増幅器2,
加算回路3,電流増幅回路6を動作状態にするととも
に、第1のスイッチSW1をオープンに、第2のスイッ
チSW2と第3のスイッチSW3をショート状態にす
る。これらのうち、第1の電圧制御増幅器1は第1の入
力端子IN1に入力される低域変換色信号を第1の制御
入力端子CI1に与えられる制御電圧に応じた増幅度で
もって増幅し、加算回路3に出力する。同様に、第2の
電圧制御増幅器2は第2の入力端子IN2に与えられる
周波数変調された輝度信号を増幅し、加算回路3に出力
する。加算回路3は第1の電圧制御増幅器1の出力と第
2の電圧制御増幅器2の出力を加算し、加算結果を端子
4に出力する。この端子4と端子5間には、第1のコン
デンサC1と第1の抵抗R1から成る直列回路が接続さ
れている。ここで、端子8の入力インピーダンスは、第
1のコンデンサC1と第1の抵抗R1の直列インピーダ
ンスに対して非常に近い値となるように設定されている
ので、端子4に出力された電圧を第1のコンデンサC1
と第1の抵抗R1の直列インピーダンスで割った値にほ
ぼ等しい電流が端子5に入力される。
【0005】また、電流増幅回路6は端子5に入力され
る電流を増幅し、記録電流出力端子7に出力する。しか
るに、記録時においては、第1のスイッチSW1はオー
プン状態であるので、第2のコンデンサC2に記録電流
は全く流れず、記録電流は第1のヘッドL1,第2のヘ
ッドL2及びダンピング抵抗R2にのみ流れる。このダ
ンピング抵抗R2は第1,第2のヘッドL1,L2のイ
ンダクタンスと、電流増幅回路6の出力容量及び浮遊容
量等とにより生ずる共振を押さえるためのものである。
さらに、第1のヘッドL1を流れる電流は端子10を介
して第1の記録電流検出抵抗R7とショート状態にある
第2のスイッチSW2および接地端子11を介して流
れ、第2のヘッドL2を流れる電流は端子12を介して
第2の記録電流検出抵抗R8とショート状態にある第3
のスイッチSW3および接地端子11を介して流れる。
これら第1,第2の記録電流検出抵抗R7,R8にはそ
れぞれ第1,第2のヘッドL1,L2に流れる記録電流
に比例した電圧(S1,S2およびS3,S4)が生じ
るが、それらの電圧は各々第1,第2の記録電流検出器
19a,20aにより検出され、検波回路22aに検出
電流S5,S7として出力される。
【0006】ここで、端子10,端子12はそれぞれ第
3のコンデンサC3,第4のコンデンサC4を介して端
子9,端子13に接続され、しかもこれらの端子9,1
3はそれぞれ第1の再生増幅器17,第2の再生増幅器
18の入力に接続されている。しかしながら、これら第
1,第2の再生増幅器17,18の入力インピーダンは
第1,第2の記録電流検出抵抗R7,R8の抵抗値に対
して約103 倍程度の値となるので、これら端子9,1
3に流れる記録電流成分は全く無視できる。
【0007】また、前述した検波回路22aは電圧/電
流変換回路(V/I変換回路)21と制御回路24とに
より制御される。すなわち、第2の制御入力端子CI2
に与えられる制御電圧を記録電流設定端子RIおよび接
地間に接続した基準抵抗R3で変換した制御電流S9
と、水平動期信号入力14,ヘッド切換入力15にそれ
ぞれ与えられる水平同期信号及びヘッド切換信号を入力
した制御回路24からの制御信号S10,S11とによ
り制御される。なお、制御回路24に接続された端子1
6は記録・再生切換入力である。このため、検波回路2
2aはこれらの制御信号S9〜S11により、第1,第
2の記録電流検出器19a,20aの出力S5,S7を
選択して検出する。要するに、V/I変換回路21から
与えられる制御電流S9により設定されるレベルと検波
電圧レベルの比較を水平同期信号期間に行ない、第1の
記録電流検出器19aの出力S5を選択した場合は第1
の制御電圧出力端子CO1を介して第1のホールドコン
デンサC5の充放電電流を出力し、第2の記録電流検出
器20aの出力S7を選択した場合は第2の制御電圧出
力端子CO2を介して第2のホールドコンデンサC6の
充放電電流を出力する。続いて、検波回路22aが第1
の記録電流検出器19aの出力S5を選択した場合に
は、セレクタ23は第1の制御電圧出力端子CO1に発
生する電圧を選択し、逆に検波回路22aが第2の記録
電流検出器20aの出力S7を選択した場合には、セレ
クタ23は第2の制御電圧出力端子CO2に発生する電
圧を選択する。このセレクタ23の出力は第2の電圧制
御増幅器2の制御電圧として与えられる。
【0008】次に、記録時の動作について説明する。ま
ず、第1,第2のヘッドL1,L2には第1の入力端子
IN1に入力される低域変換された色信号と、第2の入
力端子IN2に入力される周波数変調された輝度信号と
にそれぞれ比例した電流を重ね合わせた電流が流れる。
これら第1,第2のヘッドL1,L2に流れる記録電流
の振幅はそれぞれ値を等しく設定した第1,第2の記録
電流検出抵抗R7,R8により記録電流振幅に比例した
電圧に変換され、それらの電圧はそれぞれ第1,第2の
記録電流検出器19a,20aにより検出される。これ
ら第1,第2の記録電流検出器19a,20aは、第2
のスイッチSW2および第3のスイッチSW3がトラン
ジスタスイッチ構成の為のインピーダンスにより生ずる
記録電流振幅に比例した同相成分を除去し、第1,第2
の記録電流検出抵抗R7,R8それぞれに発生する記録
電流に正確に比例した電圧を検出して検波回路22aに
信号S5,S7として出力する差動増幅器である。この
検波回路22aは、記録電流に含まれる周波数変調され
た輝度信号成分のみの振幅を検出するとともに、V/I
変換回路21から与えられる制御電流S9に比例した設
定レベルとの比較を水平同期期間に行ない、その比較し
た結果を第1の制御電圧出力端子CO1を介して第1の
ホールドコンデンサC5に充放電電流S12として出力
するか、又は第2の制御電圧出力端子CO2を介して第
2のホールドコンデンサC6に充放電電流S13として
出力する。この出力電流S12あるいはS13は、検出
された記録電流中の周波数変調された輝度信号成分の振
幅がV/I変換回路21から与えられる制御電流S9に
より設定される設定レベルよりも大ならば第2の電圧制
御増幅器2の利得を小さくする方向へ設定され、逆に検
出された記録電流中の輝度信号の振幅がV/I変換回路
21から与えられる制御電流S9により設定される設定
レベルよりも小ならば第2の電圧制御増幅器2の利得を
大きくする方向へ設定されている。従って、これらの回
路は記録電流中の輝度信号成分の振幅が制御電流S9に
より設定される設定レベルと常に等しくなるように第2
の電圧制御増幅器2の利得を制御する帰還回路が形成さ
れる。
【0009】ここで、第1のヘッドL1に流れる記録電
流を検波回路22aが選択した場合には、第1のホール
ドコンデンサC5に対して充放電が行なわれるととも
に、その発生電圧はセレクタ23により選択され、第2
の電圧制御増幅器2に与えられる。この場合、第1のヘ
ッドL1に流れる記録電流中の輝度信号成分の振幅が一
定になるように帰還回路が形成されるとともに、第2の
制御電圧出力端子CO2には全く充放電電流が流れない
ので、第2のホールドコンデンサC6に生じている電圧
は保持される。
【0010】一方、第2のヘッドL2に流れる記録電流
を検波回路22aが選択した場合には、第2のホールド
コンデンサC6に対して充放電が行なわれるとともに、
その発生電圧はセレクタ23により選択され、第2の電
圧制御増幅器2に与えられる。この場合には、第2のヘ
ッドL2に流れる記録電流中の輝度信号成分の振幅が一
定になるように帰還回路が形成されるとともに、第1の
制御電圧出力端子CO1には全く充放電電流が流れない
ので、第1のホールドコンデンサC5に生じている電圧
は保持される。
【0011】これら検波回路22aの選択に関する動作
制御は、ヘッド切換入力15から制御回路24を介して
与えられる周期的な制御信号により行なわれる。すなわ
ち、制御回路24は第1,第2のヘッドL1,L2に流
れる周波数変調された輝度信号成分を一定にする自動利
得制御ループを形成するために、制御信号S10,S1
1により検波回路22aの時分割使用を行なっている。
【0012】次に、再生時に用いられる回路構成につい
て説明する。再生時には、記録・再生切換入力16を介
して与えられる制御信号により、制御回路24は第1,
第2の電圧制御増幅器1,2と、加算回路3および電流
増幅回路6と動作を停止させるとともに、第1,第2の
再生増幅器17,18を動作状態にする。また、第1の
スイッチSW1をショート状態にするとともに、第2の
スイッチSW2および第3のスイッチSW3をオープン
状態とする。このとき、第1のスイッチSW1は接地端
子11を介して一端が接地されるとともに、他端は端子
8および第2のコンデンサC2を介して記録電流出力端
子7,ダンピング抵抗R2,第1のヘッドL1,第2の
ヘッドL2の共通接続点に接続される。さらに、第1の
ヘッドL1の他端は端子10と第3のコンデンサC3を
介した端子9とに接続される。一方、第2のヘッドL2
の他端は端子12と第4のコンデンサC4を介した端子
13に接続される。これらの端子9,13はそれぞれ第
1,第2の再生増幅器17,18の入力に接続される。
【0013】次に、再生時の動作について説明する。第
1のスイッチSW1は短絡状態になっている。また、第
2のコンデンサC2の容量は0.1μF程度に設定され
ており、再生された低域変換色信号及び周波数変調され
た輝度信号の両方に対して非常に低いインピーダンスと
なるので、第2のコンデンサC2はほぼ短絡と見なして
良い。よって、第1,第2のヘッドL1,L2の共通接
続点は交流的に接地されている。
【0014】それ故、これら第1,第2のヘッドL1,
L2には再生信号が発生し、それぞれを端子10,端子
9と、端子12,端子13とに出力する。ここで、端子
10には第1の記録電流検出抵抗R7が、また端子12
には第2の記録電流検出抵抗R8がそれぞれ接続されて
いるが、第2のスイッチSW2及び第3のスイッチSW
3の両方とも開放状態であるので、端子10および端子
12における入力インピーダンスは非常に高い値とな
る。すなわち、これらは第1,第2のヘッドL1,L2
の負荷として無視しても良い。
【0015】従って、第1のヘッドL1に発生した電圧
は第3のコンデンサC3,端子9を介して第1の再生増
幅器17に入力され、同様に第2のヘッドL2に発生し
た電圧は第4のコンデンサC4,端子13を介して第2
の再生増幅器18に入力され、それぞれ増幅して出力さ
れる。また、これら第3,第4のコンデンサC3,C4
はそれぞれ第1,第2の再生増幅器17,18の入力の
カップリングコンデンサであり、第2のコンデンサC2
とほぼ等しい値に設定される。なお、再生増幅器17,
18以降の動作については、通常の動作であるので、説
明を省略する。
【0016】図5は図4に示す検波回路の構成図であ
る。図5に示すように、この検波回路22aは端子S
5,S7に接続されたセレクタ25と、ハイパスフィル
タ(HPF)27,全波整流回路28,ローパスフィル
タ29と、第1,第2の比較器30,31と、負荷抵抗
R6とを備えている。まず、セレクタ25を介して前述
した第1,第2の記録電流検出器19a,20aの出力
が選択されると、HPF27により周波数変調された輝
度信号成分のみが周波数的に分離され、さらに全波整流
回路28,LPE29によりその振幅に比例した直流電
圧が得られる。この直流電圧は、前述したV/I変換回
路21より与えられる制御電流S9が他端を電源S16
に接続した負荷抵抗R6により発生させた設定レベルと
ともに、第1の比較器30,第2の比較器31に与えら
れ、比較される。
【0017】一方、セレクタ25と第1,第2の比較器
30,31には、端子S10を介して前述した制御回路
24よりヘッド切換入力15から入力された切換入力に
基ずく制御信号が与えられる。すなわち、セレクタ25
が端子S5の入力を選択した場合には、第1の比較器3
0が動作可能な状態になる。さらに、端子S11には水
平動期信号が与えられており、この場合には端子S12
を介して第1の比較器30の比較結果が水平同期信号期
間にのみ出力される。逆に、セレクタ25が端子S7の
入力を選択した場合には、第2の比較器31が動作可能
状態となり、この場合には端子S13を介して第2の比
較器31の比較結果が水平同期期間においてのみ出力さ
れる。
【0018】なお、前述した第1,第2の記録電流検出
抵抗R7,R8及び検波回路22a中の負荷抵抗R6は
半導体集積回路100a内で使用できる同一種類の抵抗
を用いて形成され、抵抗値の絶対値が記録電流振幅のバ
ラツキに影響しないようにしている。すなわち、記録電
流のバラツキは、これらの抵抗の相対精度により決まっ
てしまうが、通常は5%以上のバラツキを示す。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気記
録再生装置は、再生増幅器の入力と記録電流検出抵抗と
が再生時に交流的に接続された状態になっている。ま
た、記録電流検出抵抗は10Ω程度と低い値に設定され
ているので、この記録電流検出抵抗の他端も再生時にお
いては再生増幅器の入力とほとんど短絡に近い状態にあ
る。しかるに、再生増幅器の利得は高く且つその入力は
非常に微弱であるため、再生時における発振に対する安
定度を高めるには、上述した再生増幅器の入力と同電位
になる部分を最短で配線する必要がある。従って、この
磁気記録再生装置を半導体集積回路化した場合には、再
生増幅器,記録電流検出器及び記録電流検出抵抗全てを
半導体ペレット上のパッドの周辺に配置しなければなら
ない。
【0020】一方、記録時における記録電流レベルは、
検波回路内に形成されている負荷抵抗と記録電流検出抵
抗との相対比で決定されている。そのため、負荷抵抗と
記録電流検出抵抗は出来る限り近づけて配置・形成する
ことが要求される。しかしながら、上述した再生時の発
振等を考慮した場合のこの要求は実現困難である。特
に、記録・再生用ヘッドがさらに1組以上増えたときに
は、それぞれの記録電流検出抵抗を半導体ペレット上に
散在させるしかない。しかも、これらの記録電流検出抵
抗及び負荷抵抗の相対精度は5%程度しかとることがで
きないので、記録電流レベルの制御特性のバラツキを5
%より小さくすることは不可能である。
【0021】本発明の目的は、かかる記録電流のバラツ
キを小さくすることのできる磁気記録再生装置を提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、電圧制御増幅器と、前記電圧制御増幅器の出力を
入力とする電圧/電流変換器と、前記電圧/電流変換器
の出力を入力とする電流増幅回路と、前記電流増幅回路
の出力電流を分流する検出手段と、前記検出手段の出力
に接続する第1の抵抗と、前記第1の抵抗に生ずる電圧
を検波する検波回路と、制御電流を電圧に変換する第2
の抵抗と、前記検波回路の出力および前記第2の抵抗に
生ずる電圧を比較する比較器と、前記比較器の出力に接
続した容量と、前記容量に発生する電圧を前記電圧制御
増幅器に帰還する帰還路とを備えた磁気記録再生装置に
おいて、前記検出手段を電流ミラー回路で構成するとと
もに、前記第1の抵抗および第2の抵抗を半導体集積回
路上で隣接配置するように構成される。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す磁気記録再
生装置のブロック図である。図1に示すように、本実施
例は前述した図4の従来例と比較し、同一機能を有する
回路,素子は同一符号を付け、その説明を省略する。ま
ず、磁気記録再生装置における半導体集積回路部100
は電圧制御増幅器1,2と、加算回路3と、電流増幅回
路6と、第1,第2の記録電流検出器19,20と、V
/I変換回路21と、検波回路22と、制御回路24
と、再生増幅器17,18等とを有する。このうち、記
録時に用いられる第1の記録電流検出器19は第1のヘ
ッドL1に流れる記録電流を信号(端子)S1より受
け、端子S2より第2のスイッチSW2,接地端子11
を介して接地に流すとともに、端子S5より記録電流の
一部を分流して出力する。同様に、第2の記録電流検出
器20は第2のヘッドL2に流れる記録電流を端子S4
より受け、端子S3より第3のスイッチSW3,接地端
子11を介して接地に流すとともに、端子S7より記録
電流の一部を分流して出力する。これら第1,第2の記
録電流検出器19,20の出力は検波回路22で電圧に
変換される。以下、本実施例では特に記録電流検出器1
9および検波回路22の構成および動作について説明す
る。
【0024】図2は図1に示す記録電流検出器の回路図
である。図2に示すように、この第1の記録電流検出器
19は第1,第2のトランジスタQ1,Q2から成り、
電流ミラー回路を構成している。第1のトランジスタQ
1のエミッタ面積は第2のトランジスタQ2のエミッタ
面積の20倍になっている。そのため、端子S1に流れ
込む記録電流は〔1/20〕倍されて端子S5に出力さ
れる。また、この第1のトラジスタQ1と第2のトラン
ジスタQ2は特に隣接して配置される。なお、第2の記
録電流検出器20も第1の記録電流検出器19と全く同
一回路となっている。
【0025】図3は図1に示す検波回路の構成図であ
る。図3に示すように、この検波回路22は第1,第2
の記録電流検出回路19,20の出力電流を電圧に変換
する。なお、ここでは前述した図5の従来例の検波回路
と比較し、同一機能を有する回路,素子は同一符号をつ
けて説明を省略する。
【0026】まず、この検波回路22は3つのトランジ
スタQ3〜Q5と抵抗R4,R5を付加している。すな
わち、端子S5は第3のトランジスタQ3のエミッタに
接続され、この第3のトランジスタQ3のベースはバイ
アスS17に、コレクタは抵抗R4を介して電源S16
に接続されるとともに、セレクタ25の一方の入力に接
続される。同様に、端子S7は第4のトランジスタQ4
のエミッタに接続され、この第4のトランジスタQ4の
ベースはバイアスS17に、コレクタは抵抗R5を介し
て電源S16に接続されるとともに、セレクタ25の他
方の入力に接続される。さらに、端子S9は第5のトラ
ンジスタQ5のエミッタに接続され、この第5のトラジ
スタQ5のベースはバイアスS17に、コレクタは負荷
抵抗R6を介して電源S16に接続されるとともに、第
1の比較器30と第2の比較器31の一方の入力に共通
に接続される。これら第3,第4,第5のトランジスタ
Q3,Q4,Q5は全て等しく、また抵抗R4と抵抗R
5の値も等しく設定されている。
【0027】次に、この検波回路22の動作について説
明するが、この検波回路22における第3のトランジス
タQ3,抵抗R4と、第4のトランジスタQ4,抵抗R
5と、第5のトランジスタQ5,負荷抵抗R6とはベー
ス接地増幅回路を形成している。また、これら第3,第
4のトランジスタQ3,Q4は端子S5,S7の入力イ
ンピーダンスを下げ、前述した第1,第2の記録電流検
出回路19,20と検波回路22間の配線による容量が
直接抵抗R4,抵抗R5と並列に入ることを避けるとと
もに、周波数特性を持つことを防止している。さらに、
第5のトランジスタQ5は、第3,第4のトランジスタ
Q3,Q4の有限の電流増幅率のために抵抗R4,R5
に流れる検出電流が減少してしまう分を、端子S9に与
えられる制御電流を減らすことにより補償するものであ
る。これら負荷抵抗R6および抵抗R4,R5並びに第
3,第4,第5のトランジスタQ3,Q4,Q5は全て
検波回路という同一ブロック内に有るので、隣接配置す
る事ができ、高い整合性を容易に取ることができる。特
に、負荷抵抗R6,抵抗R4,R5の相対精度は1%程
度にすることができるので、記録電流のバラツキを小さ
くすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気記録
再生装置は、出力電流を制御電圧に応じて一定の電流に
保持する半導体集積回路化した自動利得制御回路におい
て、記録電流検出抵抗と出力電流設定抵抗の相対精度を
高めることができ、制御電圧に対する出力電流の制御の
精度を高めることができるという効果がある。特に、V
TR等の磁気記録再生装置の半導体集積回路化した記録
増幅器に使用した場合には、記録,再生ヘッドの数が増
加しても記録電流検出抵抗が半導体チップ上に散在して
配置されることがないので、ヘッド間の記録電流のバラ
ツキを最小限にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気記録再生装置のブ
ロック図である。
【図2】図1に示す記録電流検出器の回路図である。
【図3】図1に示す検波回路の構成図である。
【図4】従来の一例を示す磁気記録再生装置のブロック
図である。
【図5】図4に示す検波回路の構成図である。
【符号の説明】
1,2 電圧制御増幅器 3 加算回路 6 電流増幅回路 17,18 再生増幅器 19,20 記録電流検出器 21 V/I変換回路 22 検波回路 23 セレクタ 24 制御回路 100 半導体集積回路部 L1,L2 ヘッド SW1〜SW3 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御増幅器と、前記電圧制御増幅器
    の出力を入力とする電圧/電流変換器と、前記電圧/電
    流変換器の出力を入力とする電流増幅回路と、前記電流
    増幅回路の出力電流を分流する検出手段と、前記検出手
    段の出力に接続する第1の抵抗と、前記第1の抵抗に生
    ずる電圧を検波する検波回路と、制御電流を電圧に変換
    する第2の抵抗と、前記検波回路の出力および前記第2
    の抵抗に生ずる電圧を比較する比較器と、前記比較器の
    出力に接続した容量と、前記容量に発生する電圧を前記
    電圧制御増幅器に帰還する帰還路とを備えた磁気記録再
    生装置において、前記検出手段を電流ミラー回路で構成
    するとともに、前記第1の抵抗および第2の抵抗を半導
    体集積回路上で隣接配置することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200467119Y1 (ko) * 2011-01-06 2013-05-28 금호타이어 주식회사 타이어용 이송 및 보관 케이스

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