JPH10136380A - 動画像符号化装置、および方法 - Google Patents

動画像符号化装置、および方法

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JPH10136380A
JPH10136380A JP28958096A JP28958096A JPH10136380A JP H10136380 A JPH10136380 A JP H10136380A JP 28958096 A JP28958096 A JP 28958096A JP 28958096 A JP28958096 A JP 28958096A JP H10136380 A JPH10136380 A JP H10136380A
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Takao Matsumoto
孝夫 松本
Aki Yoneda
亜旗 米田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像を一定のフレームレートで取り込め
ない場合でも、符号化画像のフレームレートを一定にで
き、ＭＰＥＧ等の一定フレームレートの符号化画像を必
要とする画像符号化方法において、動画像圧縮できる動
画像符号化装置の提供。 【解決手段】 上記装置は、ＣＰＵ１０１と、主記憶１
０２と、主記憶１０２の制御を行うとともにシステムバ
ス、Ｉ／Ｏバスのブリッジとして機能するバスブリッジ
手段１０３と、Ｉ／Ｏバスに接続され、ＮＴＳＣ等で入
力された動画像をキャプチャする画像キャプチャ手段１
０４と、符号化された動画像データを保存するＨＤ１０
５と、Ｉ／Ｏバスに接続され主記憶１０２上のデータを
ＤＭＡによりＨＤ１０５に転送するＨＤアダプタ手段１
０６とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像をリアルタ
イムで圧縮する動画像符号化装置、および方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年のコンピュータおよびＶＳＬＩ等の
半導体デバイスの高速化・低価格化に伴い、ディジタル
音声・画像の圧縮伸長処理が、低価格のＰＣ（Personal
Computer)等をベースとしたシステムで実現可能となっ
てきている。
【０００３】たとえば、現在ＰＣをベースとしてリアル
タイムで動画像を圧縮符号化して保存する動画像符号化
装置の構成としては、図１３に示すものが一般的であ
る。
【０００４】図１３において、３０１はＣＰＵ、３０２
は主記憶、３０３はシステムバス、Ｉ／Ｏバス、および
主記憶３０２とのインタフェースからなるバスブリッジ
部、３０４は画像キャプチャ部、３０５は符号化された
動画像データを保存するＨＤ、３０６は、Ｉ／Ｏバスに
接続され主記憶３０２上のデータをＨＤ３０５に転送す
るＨＤアダプタ部である。
【０００５】画像キャプチャ部３０４は、ＮＴＳＣ等の
アナログ画像信号をディジタル画像データに変換するた
めのＡ／Ｄ変換部３０７と、Ａ／Ｄ変換部３０７からの
ディジタル画像データを一定のフレームレートで受け取
り、圧縮する画像圧縮符号化部３０８と、画像圧縮符号
化部３０８から得られた画像圧縮データを、主記憶３０
２へ転送するＩ／Ｏバスインタフェース部３０９とから
構成される。
【０００６】上記従来の動画像符号化装置の動作を以下
に説明する。
【０００７】入力画像が一定のフレームレート（たとえ
ば、３０ｆｐｓ）でＡ／Ｄ変換部３０７により、ディジ
タル画像データに変換された後、画像圧縮符号化部３０
８は、Ａ／Ｄ変換部３０７からディジタル画像データを
受け取り、Ａ／Ｄ変換部３０７が出力する画像のフレー
ムレートと同じフレームレートで圧縮符号化を行う。
【０００８】続いて、Ｉ／Ｏバスインタフェース部３０
９は、画像圧縮符号化部３０８が出力する画像圧縮デー
タを、主記憶３０２に転送する。また、ＨＤアダプタ部
３０６は、主記憶３０２に転送された上記画像圧縮デー
タをＨＤ３０５へ転送する。
【０００９】しかしながら、上記の構成では、画像圧縮
符号化部３０８は、多くの画像圧縮処理をおこなう必要
等が生じるため大規模なＬＳＩ等を必要とすること等に
より、一般に高価となる。そこで、より安価な動画像符
号化装置を提供するためには、市場に数多く提供されて
いる安価な画像キャプチャカード等を用い、画像符号化
部として、ＣＰＵ、もしくは処理能力の低い画像圧縮符
号化ＬＳＩ等を用いた図１４に示すような動画像符号化
装置が考えられる。
【００１０】図１４において、４０１はＣＰＵ、４０２
は主記憶、４０３はシステムバス、Ｉ／Ｏバス、および
主記憶４０２とのインタフェースからなるバスブリッジ
部であり、４０４は、画像キャプチャ部であり、４０５
は符号化された動画像データを保存するＨＤ、４０６は
Ｉ／Ｏバスに接続され、主記憶４０２上のデータをＨＤ
４０５に転送するＨＤアダプタ部である。
【００１１】画像キャプチャ部４０４は、ＮＴＳＣ等の
アナログ画像信号をディジタル画像データに変換するＡ
／Ｄ変換部４０７と、Ａ／Ｄ変換部４０７からのディジ
タル画像データを、Ｉ／Ｏバスを通じてＤＭＡ転送によ
り主記憶４０２へ転送するＩ／Ｏバスインタフェース部
４０８とから構成される。
【００１２】上記動画像符号化装置の動作を以下に説明
する。
【００１３】画像キャプチャ部４０４は、Ａ／Ｄ変換部
４０７でディジタル化されたディジタル画像データを主
記憶４０２に転送する。その後、ＣＰＵ４０１は、主記
憶４０２に転送されたディジタル画像データを圧縮符号
化し、主記憶４０２に再度転送する。また、ＨＤアダプ
タ部４０６は、主記憶４０２に転送された上記画像圧縮
データをＨＤ４０５へ転送する。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図１４
に示す装置では、画像圧縮符号化処理のための処理時間
が動的に変化するとき、一定のフレームレートでディジ
タル化された入力画像データを処理しきれない場合があ
るという問題点がある。
【００１５】すなわち、たとえば図１２で示す装置が、
マルチタスクＯＳ（Operating System）をＯＳとして動
作しており、画像キャプチャ部４０４から入力画像を時
間Δｔ毎に取り込み圧縮符号化する場合に、ＣＰＵ４０
１の画像データ圧縮符号化時に、ユーザが動画像符号化
とは異なるアプリケーション（たとえば、ワードプロセ
ッサ）を作動させると、ＣＰＵはワードプロセッサの処
理も行わなくてはならない。このため、いったん画像圧
縮符号化処理を中断する必要がある。このとき、ワード
プロセッサの処理による中断が長すぎると、画像圧縮符
号化処理が時間Δｔ以内で実行できないため、入力画像
を時間Δｔの間隔で処理することが不可能となる。その
結果、たとえばＭＰＥＧ等のような一定のフレームレー
トで動画像を圧縮符号化する圧縮符号化方法では、動画
像を圧縮符号化できなくなるという問題点が発生する。
【００１６】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、画像キャプチャ手段からの入力画
像を、一定のフレームレートで処理できない場合であっ
ても、符号化画像のフレームレートを一定にすることが
でき、ＭＰＥＧ等の一定フレームレートの符号化画像を
必要とする画像符号化方法においても動画像圧縮を可能
とする動画像符号化装置、および方法を提供することを
目的とするものである。
【００１７】また、動画像として再生した場合の動きの
変化を滑らかにすることのできる動画像符号化装置、お
よび方法を提供することを目的とするものである。
【００１８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明にかかる
動画像符号化装置は、入力された動画像の時刻ｎ・Δｔ
（ただし、ｎは整数、Δｔは時間間隔）における画像を
静止画像としてキャプチャし、出力する画像キャプチャ
手段、この画像キャプチャ手段が、上記動画像を静止画
像としてキャプチャした時刻ｎ・Δｔに対応する時間情
報を出力する時間情報生成手段、および上記画像キャプ
チャ手段から出力される静止画像を順次取り込み符号化
するとともに、上記時間情報生成手段より得た時間情報
から、取り込んだ静止画像のうちのキャプチャした時刻
が連続する２枚の静止画像間の時間間隔を求め、この求
めた時間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは２以上の整数）
の場合に、符号化された静止画像の時間間隔が一定とな
るように、上記２枚の静止画像の符号化データの間にｍ
−１枚以下の静止画像に対応する符号化データを挿入す
る符号化手段を含むことを特徴とする。
【００１９】請求項２の発明にかかる動画像符号化装置
は、請求項１の動画像符号化装置において、上記符号化
手段は、上記２枚の静止画像の符号化データの間に、上
記２枚の静止画像のうちの、時間的に先にキャプチャし
た、あるいは後にキャプチャした静止画像の、いずれか
一方の静止画像を符号化したデータを挿入するものであ
ることを特徴とする。
【００２０】請求項３の発明にかかる動画像符号化装置
は、請求項１の動画像符号化装置において、上記符号化
手段は、上記２枚の静止画像の符号化データの間に、上
記２枚の静止画像の符号化データを複数枚組み合わせて
挿入するものであることを特徴とする。
【００２１】請求項４の発明にかかる動画像符号化装置
は、請求項２または請求項３の動画像符号化装置におい
て、上記符号化手段は、上記２枚の静止画像の符号化デ
ータの間に、順方向予測符号化、逆方向予測符号化、お
よび双方向予測符号化のうち少なくとも１つの符号化に
より生成した、上記２枚の静止画像のうちいずれか一方
の静止画像と同じ画像であることを示す符号化データを
挿入することを特徴とする。
【００２２】請求項５の発明にかかる動画像符号化装置
は、時間間隔ｋ・Δｔ（ただし、ｋは整数）で時刻を通
知するタイマ手段、入力された動画像から時刻ｎ・Δｔ
（ただし、ｎは整数）における画像を静止画像としてキ
ャプチャし、出力する画像キャプチャ手段、およびこの
画像キャプチャ手段が出力する静止画像を、順次取り込
み符号化するとともに、静止画像を取り込んでいる間に
上記タイマ手段が時刻を通知した場合に、直前に取り込
んだ静止画像の符号化データの後に静止画像の符号化デ
ータを付加する符号化手段を含むことを特徴とする。
【００２３】請求項６の発明にかかる動画像符号化装置
は、請求項５の動画像符号化装置において、上記符号化
手段は、上記静止画像を取り込んでいる間に上記タイマ
手段が時刻を通知した場合に付加する符号化データとし
て、直前に取り込んだ静止画像の符号化データを用いる
ものであることを特徴とする。
【００２４】請求項７の発明にかかる動画像符号化装置
は、請求項５の動画像符号化装置において、上記符号化
手段は、上記静止画像を取り込んでいる間に上記タイマ
手段が時刻を通知すると、順方向予測符号化、逆方向予
測符号化、および双方向予測符号化のうち少なくとも１
つの符号化により生成した、直前に取り込んだ、または
直後に取り込む上記静止画像のうちいずれか一方の静止
画像と同じ画像であることを示す符号化データを付加す
るものであることを特徴とする。
【００２５】請求項８の発明にかかる動画像符号化方法
は、入力された動画像の時刻ｎ・Δｔ（ただし、ｎは整
数、Δｔは時間間隔）における画像を静止画像としてキ
ャプチャし、出力する画像キャプチャステップ、この画
像キャプチャステップが、上記動画像を静止画像として
キャプチャした時刻ｎ・Δｔに対応する時間情報を出力
する時間情報生成ステップ、および上記画像キャプチャ
ステップから出力される静止画像を順次取り込み符号化
するとともに、上記時間情報生成ステップより得た時間
情報から、取り込んだ静止画像のうちのキャプチャした
時刻が連続する２枚の静止画像間の時間間隔を求め、こ
の求めた時間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは２以上の整
数）の場合に、符号化された静止画像の時間間隔が一定
となるように、上記２枚の静止画像の符号化データの間
にｍ−１枚以下の静止画像に対応する符号化データを挿
入する符号化ステップを含むことを特徴とする。
【００２６】請求項９の発明にかかる動画像符号化方法
は、請求項８の動画像符号化方法において、上記符号化
ステップは、上記２枚の静止画像の符号化データの間
に、上記２枚の静止画像のうちの、時間的に先にキャプ
チャした、あるいは後にキャプチャした静止画像の、い
ずれか一方の静止画像を符号化したデータを挿入するも
のであることを特徴とする。
【００２７】請求項１０の発明にかかる動画像符号化方
法は、請求項８の動画像符号化方法において、上記符号
化ステップは、上記２枚の静止画像の符号化データの間
に、上記２枚の静止画像の符号化データを複数枚組み合
わせて挿入するものであることを特徴とする。
【００２８】請求項１１の発明にかかる動画像符号化方
法は、請求項９または請求項１０の動画像符号化方法に
おいて、上記符号化ステップは、上記２枚の静止画像の
符号化データの間に、順方向予測符号化、逆方向予測符
号化、および双方向予測符号化のうち少なくとも１つの
符号化により生成した、上記２枚の静止画像のうちいず
れか一方の静止画像と同じ画像であることを示す符号化
データを挿入することを特徴とする。
【００２９】請求項１２の発明にかかる動画像符号化方
法は、時間間隔ｋ・Δｔ（ただし、ｋは整数）で時刻を
通知するタイマステップ、入力された動画像から時刻ｎ
・Δｔ（ただし、ｎは整数）における画像を静止画像と
してキャプチャし、出力する画像キャプチャステップ、
およびこの画像キャプチャステップが出力する静止画像
を、順次取り込み符号化するとともに、静止画像を取り
込んでいる間に上記タイマステップが時刻を通知した場
合に、直前に取り込んだ静止画像の符号化データの後に
静止画像の符号化データを付加する符号化ステップを含
むことを特徴とする。
【００３０】請求項１３の発明にかかる動画像符号化方
法は、請求項１２の動画像符号化方法において、上記符
号化ステップは、上記静止画像を取り込んでいる間に上
記タイマステップが時刻を通知した場合に付加する符号
化データとして、直前に取り込んだ静止画像の符号化デ
ータを用いるものであることを特徴とする。
【００３１】請求項１４の発明にかかる動画像符号化方
法は、請求項１２の動画像符号化方法において、上記符
号化ステップは、上記静止画像を取り込んでいる間に上
記タイマステップが時刻を通知すると、順方向予測符号
化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号化のうち
少なくとも１つの符号化により生成した、直前に取り込
んだ、または直後に取り込む上記静止画像のうちいずれ
か一方の静止画像と同じ画像であることを示す符号化デ
ータを付加するものであることを特徴とする。
【００３２】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）以下に、本発明の実施の形態１につい
て図面を参照しながら説明する。
【００３３】図１は、本発明の実施の形態１による動画
像符号化装置の電気的構成を示すブロック図である。
【００３４】本装置は、ＣＰＵ１０１と、主記憶１０２
と、この主記憶１０２の制御を行うとともに、システム
バス、Ｉ／Ｏバスのブリッジとして機能するバスブリッ
ジ手段１０３と、Ｉ／Ｏバスに接続されＮＴＳＣ等で入
力された動画像をキャプチャする画像キャプチャ手段１
０４と、符号化された動画像データを保存するＨＤ１０
５と、Ｉ／Ｏバスに接続され主記憶１０２上のデータを
ＤＭＡ（Direct Memory Access) によりＨＤ１０５に転
送するＨＤアダプタ手段１０６とから構成される。
【００３５】画像キャプチャ手段１０４は、ＣＰＵ１０
１からの指示に基づき、入力された動画像を、Δｔで離
散化された特定の時間に静止画像としてキャプチャした
後に、ディジタル化するＡ／Ｄ変換手段１０７と、この
Ａ／Ｄ変換手段１０７によりディジタル化されたディジ
タル画像データを、ＤＭＡ転送により主記憶１０２の入
力画像バッファ領域１０９に転送するとともに、転送終
了時にＣＰＵ１０１に対して割り込みを通知するＩ／Ｏ
バスインタフェース手段１０８とから構成される。
【００３６】主記憶１０２は、画像キャプチャ手段１０
４が入力画像を転送して格納する入力画像バッファ領域
１０９と、ＣＰＵ１０１が画像キャプチャ手段１０４か
らの割り込み時の時刻を格納するタイムスタンプ領域１
１０と、ＣＰＵ１０１が入力画像バッファ領域１０９の
静止画像を符号化したデータを格納する符号化データ領
域１１１と、ＣＰＵ１０１が入力画像バッファ領域１０
９の静止画像を符号化したデータを一時的に保持するワ
ーク領域１１２とから構成される。
【００３７】以下に、上記動画像符号化装置の動作につ
いて、図２ないし図４を参照しながら説明する。図２
は、ＣＰＵ１０１の動作の流れを示すフローチャート、
図３は、動画像キャプチャ手段１０４の動作の流れを示
すフローチャート、図４は、ＨＤアダプタ手段１０６の
動作の流れを示すフローチャートである。
【００３８】図２を参照して、ＣＰＵ１０１の動作を説
明する。
【００３９】まず、ＣＰＵ１０１は、画像キャプチャ手
段１０４に対して画像のキャプチャを指示する（ステッ
プＳ１）。この指示の下、画像キャプチャ手段１０４
が、動作を行うが、この動作については後述する。
【００４０】続いて、ＣＰＵ１０１は、Ｉ／Ｏバスイン
タフェース手段１０８からの割り込み通知があるまで待
機する（ステップＳ２）。ここで、Ｉ／Ｏバスインタフ
ェース手段１０８からの割り込み通知があると、ＣＰＵ
１０１は、その割り込み通知時の時刻Ｔｂをタイムスタ
ンプ領域１１０に書き込むとともに（ステップＳ３）、
入力画像バッファ領域１０９のデータを符号化し、この
符号化データを符号化データ領域１１１、およびワーク
領域１１２に書き込む（ステップＳ４）。その後、ＣＰ
Ｕ１０１は、画像キャプチャ手段１０４に対して画像の
キャプチャを再度指示し（ステップＳ５）、ＣＰＵ１０
１は、Ｉ／Ｏバスインタフェース手段１０８からの割り
込み通知（後述のステップＳ１３に該当する）があるま
で待機する（ステップＳ６）。ＣＰＵ１０１は、この割
り込み通知があったときの時刻Ｔｎ、およびタイムスタ
ンプ領域１１０に書かれている時刻Ｔｂより、下記の式
（１）を用いて、符号化する静止画像の時間間隔をΔｔ
にするために、前回の入力画像と今回の入力画像との間
に挿入する静止画像の枚数ｎを求め、タイムスタンプ領
域１１０に時刻Ｔｎを書き込む（ステップＳ７）。 ｎ＝（Ｔｎ−Ｔｂ）／△ｔ−１ ・・・・・（１） この時刻Ｔｎの書き込み後、ＣＰＵ１０１は、たとえば
ｎ＝２の場合には、まず時刻Ｔｂにキャプチャされた画
像を符号化したデータをワーク領域１１２から取り出
し、この符号化したデータを２回符号化領域１１１に書
き込み（ステップＳ８）、入力画像バッファ領域１０９
のデータを符号化し、この符号化データを符号化領域１
１１、およびワーク領域１１２にそれぞれ１回ずつ書き
込むことで、入力された静止画像の符号化データの間
に、ｎ＝２に相当する枚数の静止画像の符号化データを
挿入する（ステップＳ９）。入力画像データの符号化を
終了するまで、上記時刻Ｔｎを、直前に画像がキャプチ
ャされた時刻Ｔｂとして、上記一連の動作を繰り返す
（ステップＳ１０）。
【００４１】次に、図３を参照して、画像キャプチャ手
段１０４の動作について説明する。
【００４２】画像キャプチャ手段１０４は、上記ステッ
プＳ１、またはＳ５に該当するＣＰＵ１０１からの指示
があるまで待機し（ステップＳ１１）、このＣＰＵ１０
１からの指示があると、Ａ／Ｄ変換手段１０７は、Δｔ
で離散化された時刻の入力画像を静止画像としてキャプ
チャし、ディジタル化する（ステップＳ１２）。その
際、Ｉ／Ｏバスインタフェース手段１０８は、Ａ／Ｄ変
換手段１０７がディジタル化した静止画像データを入力
画像バッファ領域１０９にＤＭＡ転送し、転送終了時に
ＣＰＵ１０１に対して割り込みをかけ（ステップＳ１
３）、この画像キャプチャ手段１０４は、上記ステップ
Ｓ５に該当する、ＣＰＵ１０１からの画像キャプチャ指
示を待ち、上記一連の動作を繰り返す。
【００４３】続いて、図４を参照して、ＨＤアダプタ手
段１０６の動作について説明する。
【００４４】ＨＤアダプタ手段１０６は、一定の符号化
データが符号化データ領域１１１に格納されるまで待機
する（ステップＳ２１）。ここで、符号化データが格納
されると、順次ＤＭＡ転送することにより符号化データ
をＨＤに転送する（ステップＳ２２）。
【００４５】すなわち、上記動画像符号化装置におい
て、画像キャプチャ手段１０４は、入力された動画像の
時刻Δｔにおける画像を静止画像としてキャプチャして
出力し、ＣＰＵ１０１は時間情報生成処理により、画像
キャプチャ手段１０４が静止画像をキャプチャした時刻
Δｔに対応する時間情報を出力する。さらに、ＣＰＵ１
０１は符号化データを挿入する符号化処理として、上記
時間情報生成処理により得た時間情報から、取り込んだ
静止画像のうちのキャプチャした時刻が連続する２枚の
静止画像間の時間間隔を求めて、この時間間隔がΔｔよ
り大きい場合、この時間間隔がΔｔとなるように、上記
２枚の静止画像の符号化データの間に静止画像を符号化
したデータを挿入する。この際にＣＰＵ１０１が挿入す
るデータは、上記２枚の静止画像のうちの時間的に先
に、あるいは後にキャプチャした静止画像のいずれか一
方の静止画像を符号化したデータである。
【００４６】以上のように、本実施の形態１の動画像符
号化装置によれば、ＣＰＵ１０１が画像キャプチャ手段
１０４より一定のフレームレートで入力画像を取り込め
ず、画像キャプチャ手段１０４から入力する静止画像の
時間間隔がΔｔ以上になった場合、取り込んだ静止画像
のうちキャプチャした時刻が連続する２枚の静止画像間
の時間間隔を求め、上記２枚の静止画像の符号化データ
の間に、上記２枚の静止画像を符号化したデータを、上
記時間間隔がΔｔになるような数だけ挿入するようにし
たので、符号化画像のフレームレートを一定にすること
ができる。
【００４７】（実施の形態２）以下に、本発明の実施の
形態２について図面を参照しながら説明する。
【００４８】なお、本発明の実施の形態２による動画像
符号化装置の電気的構成は、上記実施の形態１と同様で
あり、その説明は省略する。
【００４９】以下に、上記動画像符号化装置の動作につ
いて、図３ないし５を参照しながら説明する。図５は、
実施の形態２におけるＣＰＵ１０１の動作の流れを示す
フローチャート、図３は、動画像キャプチャ手段１０４
の動作の流れを示すフローチャート、図４は、ＨＤアダ
プタ手段１０６の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【００５０】まず、図５を参照して、ＣＰＵ１０１の動
作を説明する。
【００５１】ＣＰＵ１０１は、画像キャプチャ手段１０
４に対して画像のキャプチャを指示する（ステップＳ４
１）。
【００５２】なお、ステップＳ４１での指示に対する画
像キャプチャ手段１０４の動作の流れは、実施の形態１
と同様であるので、その説明は省略する。
【００５３】続いて、ＣＰＵ１０１は、Ｉ／Ｏバスイン
タフェース手段１０８からの割り込み通知があるまで待
機する（ステップＳ４２）。ここで、Ｉ／Ｏバスインタ
フェース手段１０８からの割り込み通知があると、ＣＰ
Ｕ１０１は、その割り込み通知時の時刻Ｔｂをタイムス
タンプ領域１１０に書き込むとともに（ステップＳ４
３）、入力画像バッファ領域１０９のデータを符号化
し、この符号化データを符号化データ領域１１１に書き
込む（ステップＳ４４）。その後、ＣＰＵ１０１は、画
像キャプチャ手段１０４に対して画像のキャプチャを再
度指示し（ステップＳ４５）、Ｉ／Ｏバスインタフェー
ス手段１０８からの割り込み通知があるまで待機する
（ステップＳ４６）。
【００５４】ここで、ステップＳ４５での指示に対する
画像キャプチャ手段１０４の動作のは、実施の形態１に
おける場合と同様であり、その説明は省略する。
【００５５】そして、ＣＰＵ１０１に対して割り込み通
知があると、ＣＰＵ１０１はそのときの時刻Ｔｎ、およ
びタイムスタンプ領域１１０に書かれている時刻Ｔｂよ
り、上記の式（１）を用いて、符号化する静止画像の時
間間隔をΔｔにするために、前回の入力画像と今回の入
力画像との間に挿入する静止画像の枚数ｎを求め、タイ
ムスタンプ領域１１０に時刻Ｔｎを書き込む（ステップ
Ｓ４７）。
【００５６】この時刻Ｔｎの書き込み後、ＣＰＵ１０１
は、たとえばｎ＝２の場合には、まず、順方向予測符号
化により生成した、時刻Ｔｂにキャプチャされた画像と
同じ画像を示す静止画像１枚分の符号化データを、符号
化データ領域１１１に書き込む（ステップＳ４８）。次
に、逆方向予測符号化により生成した、時刻Ｔｎにキャ
プチャされた画像と同じ画像を示す静止画像１枚分の符
号化データを、符号化データ領域１１１に書き込むこと
によって、ｎに等しい２枚分の符号化データを符号化デ
ータ領域１１１に書き込む（ステップＳ４９）。その
後、入力画像バッファ領域１０９のデータを符号化し、
この符号化データを符号化データ領域１１１に書き込み
（ステップＳ５０）、入力画像データの符号化を終了す
るまで、上記時刻Ｔｎを、直前に画像がキャプチャされ
た時刻Ｔｂとして、上記一連の動作を繰り返す（ステッ
プＳ５１）。
【００５７】ここで、ＨＤアダプタ手段１０６の動作
は、実施の形態１における場合と同様であり、説明は省
略する。
【００５８】たとえば、上記静止画像の時間間隔が入力
画像と入力画像の間隔が３・Δｔだけ開いた場合には、
上記時間間隔をΔｔにするため、２枚の画像に相当する
符号化データを挿入する。この際、２枚のうち時間的に
最初の一枚を直前の入力画像データとし、時間的にのち
の１枚を直後の入力画像データを符号化したデータとす
る。挿入するデータとして２枚とも直前の画像を符号化
したデータを用いれば、実際に符号化データを再生した
場合のフレームの間隔は３・Δｔのままであるが、２枚
のうち時間的に最初の一枚を直前の入力画像データと
し、時間的にのちの１枚を直後の入力画像データを符号
化したデータとすることで、符号化データを再生した場
合のフレーム間隔を２・Δｔに狭めることができ、動画
像として再生した場合の画面の変化が滑らかになる。
【００５９】すなわち、上記動画像符号化装置におい
て、画像キャプチャ手段１０４は、入力された動画像の
時刻Δｔにおける画像を静止画像としてキャプチャして
出力し、ＣＰＵ１０１は時間情報生成処理により、画像
キャプチャ手段１０４により静止画像をキャプチャした
時刻Δｔに対応する時間情報を出力する。さらに、ＣＰ
Ｕ１０１は符号化データを挿入する符号化処理として、
画像キャプチャ手段１０４が出力する静止画像を順次取
り込み符号化し、上記時間情報生成処理により得た時間
情報から、取り込んだ静止画像のうちのキャプチャした
時刻が連続する２枚の静止画像間の時間間隔を求めて、
この求めた時間間隔がΔｔより大きい場合、上記時間間
隔がΔｔとなるように、上記２枚の静止画像の符号化デ
ータの間に静止画像に対応するデータを挿入する。この
際にＣＰＵ１０１が挿入するデータは、順方向予測符号
化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号化のうち
少なくとも１つの符号化により生成した、直前、または
直後に取り込んだ上記静止画像のうちいずれか一方の静
止画像と同じ画像であることを示す符号化データであ
る。
【００６０】以上のように、本実施の形態２の動画像符
号化装置によれば、ＣＰＵ１０１が画像キャプチャ手段
１０４より一定のフレームレートで入力画像を取り込め
ず、画像キャプチャ手段１０４から入力される静止画像
の間隔がΔｔ以上となった場合、取り込んだ静止画像の
うちキャプチャした時刻が連続する２枚の静止画像間の
時間間隔を求め、上記２枚の静止画像の符号化データの
間に、予測符号化によって生成した上記２枚の静止画像
のうちいずれか一方の静止画像を示す符号化データを、
時間間隔がΔｔになる数だけ挿入するようにしたので、
符号化画像のフレームレートを一定にすることができ
る。
【００６１】また、上記２枚の静止画像を示す符号化デ
ータの間に、上記２枚の静止画像の符号化データを、複
数枚組み合わせて挿入するようにしたので、動画像とし
て再生した場合の画面の変化を滑らかにすることが可能
である。
【００６２】（実施の形態３）以下に、本発明の実施の
形態３について図面を参照しながら説明する。
【００６３】図６は、本発明の実施の形態３にかかる動
画像符号化装置の電気的構成を示すブロック図である。
【００６４】本装置は、ＣＰＵ２０１と、主記憶２０２
と、この主記憶の制御を行うとともに、システムバス、
Ｉ／Ｏバスのブリッジとして機能するバスブリッジ手段
２０３と、Ｉ／Ｏバスに接続されＮＴＳＣ等で入力され
た動画像をキャプチャする画像キャプチャ手段２０４
と、符号化された動画像データを保存するＨＤ２０５
と、Ｉ／Ｏバスに接続され主記憶２０２上のデータをＤ
ＭＡによりＨＤ２０５に転送するＨＤアダプタ手段２０
６と、ＣＰＵ２０１からの指示ののち、時間間隔Δｔご
とにＣＰＵ２０１に対して割り込みを通知するタイマ手
段２０７とから構成される。
【００６５】画像キャプチャ手段２０４は、ＣＰＵ２０
１からの指示に基づき、入力された動画像を、Δｔで離
散化された特定の時間に静止画像としてキャプチャした
後にディジタル化するＡ／Ｄ変換手段２０８と、このＡ
／Ｄ変換手段２０８によりディジタル化されたディジタ
ル画像データを、ＤＭＡ転送により主記憶２０２の入力
画像バッファ領域２１０に転送するとともに、転送終了
時にＣＰＵ２０１に対して割り込みを通知するＩ／Ｏバ
スインタフェース手段２０９とから構成される。
【００６６】主記憶２０２は、画像キャプチャ手段２０
４が入力画像を転送して格納する入力画像バッファ領域
２１０と、一定のフレームレートを維持するために符号
化すべき静止画像の枚数を保持する残りフレーム数領域
２１１と、ＣＰＵ２０１が入力画像バッファ領域２１０
の静止画像を符号化したデータを格納する符号化データ
領域２１２とから構成される。
【００６７】以下に、上記動画像符号化装置の動作につ
いて、図７ないし図１０を参照して説明する。図７は、
実施の形態３におけるＣＰＵ２０１の動作の流れを示す
フローチャート、図８は、画像キャプチャ手段２０４の
動作の流れを示すフローチャート、図９は、ＨＤアダプ
タ手段２０６の動作の流れを示すフローチャート、図１
０は、ＣＰＵ２０１，画像キャプチャ手段２０４，ＨＤ
アダプタ手段２０６の各手段の、処理内容と時間との対
応例を示す図である。
【００６８】なお、ＣＰＵ２０１は、２つの動作を別の
プロセスとして同時に実行するものであり、図７には、
ＣＰＵ２０１の２つの動作の流れを示すフローチャート
を示している。
【００６９】まず、図７を参照して、タイマ手段２０７
との関係におけるＣＰＵ２０１の動作（ＣＰＵ２０１の
動作１）について説明する。
【００７０】ＣＰＵ２０１は、残りフレーム数領域２１
１に「０」を書き込む（ステップＳ６１）。続いて、タ
イマ手段２０７を起動するとともに（ステップＳ６
２）、画像キャプチャ手段２０４に対して画像のキャプ
チャを指示する（ステップＳ６３）。この指示の下、画
像キャプチャ手段が動作を開始するが、この動作につい
ては後述する。その後、ＣＰＵ２０１は、タイマ手段２
０７からの割り込み通知を待ち（ステップＳ６４）、こ
の割り込み通知があると、残りフレーム数領域２１１の
データをインクリメントし（ステップＳ６５）、これら
一連の動作を繰り返す。
【００７１】次に、図７を参照して、画像キャプチャ手
段２０４との関係におけるＣＰＵ２０１の動作（ＣＰＵ
２０１の動作２）について説明する。
【００７２】ＣＰＵ２０１は、バスインタフェース手段
２０９からの割り込み通知（後述のステップＳ７３に該
当する）があるまで待機する（ステップＳ６６）。ここ
で、バスインタフェース手段２０９からの割り込み通知
があると、ＣＰＵ２０１は、入力画像バッファ領域２１
０のデータを符号化し、この符号化データを残りフーム
数領域２１１の値だけ複製して、符号化データを符号化
データ領域２１２に書き込む（ステップＳ６７）。たと
えば、残りフレーム数領域２１１の値が「２」の場合に
は、符号化したデータを２回続けて符号化データ領域２
１２に書き込むことになる。その後、ＣＰＵ２０１は、
残りフレーム数領域２１１の値を「０」にし（ステップ
Ｓ６８）、入力画像データの符号化を終了するまで、再
び画像キャプチャ手段２０４に対して画像キャプチャを
指示し（ステップＳ６９）、上記一連の動作を繰り返
す。
【００７３】次に、図８を参照して、画像キャプチャ手
段２０４の動作について説明する。
【００７４】画像キャプチャ手段２０４は、上記ステッ
プＳ６３・Ｓ６９に該当するＣＰＵ２０１からの指示が
あるまで待機し（ステップＳ７１）、このＣＰＵ２０１
からの指示があると、Ａ／Ｄ変換手段２０８は、Δｔで
離散化された時刻の入力画像を静止画像としてキャプチ
ャし、ディジタル化する（ステップＳ７２）。なお、Ａ
／Ｄ変換手段２０８が静止画像をキャプチャする時刻
は、タイマ手段２０７からＣＰＵ２０１に対する割り込
み通知の時刻と同期しているものとする。その際、Ｉ／
Ｏバスインタフェース手段２０９は、Ａ／Ｄ変換手段２
０８がディジタル化した静止画像データを入力画像バッ
ファ領域２１０にＤＭＡ転送し、転送終了時に、ＣＰＵ
２０１に対して割り込みをかけ（ステップＳ７３）、こ
れら一連の動作を繰り返す。
【００７５】続いて、図９を参照して、ＨＤアダプタ手
段２０６の動作について説明する。
【００７６】ＨＤアダプタ手段２０６は、一定の符号化
データが符号化データ領域２１２に格納されるまで待機
する（ステップＳ８１）。ここで、符号化データが格納
されると、順次ＤＭＡ転送により符号化データをＨＤ２
０５に転送する（ステップＳ８２）。
【００７７】次に、図１０を参照して、ＣＰＵ２０１，
画像キャプチャ手段２０４，ＨＤアダプタ手段２０６の
各手段の、処理内容と時間との対応について説明する。
【００７８】なお、各手段の動作は、Δｔの時間間隔で
図の左側から右側に向かって流れているように示され、
ステップＳ６５、Ｓ６８、Ｓ６９の処理は、動作を簡単
にするため極めて短い時間で完了するとしている。
【００７９】ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵの動作１として、
残りフレーム数領域２１１に「０」を書き込み、タイマ
手段２０７を起動させる（ステップＳ６１および６
２）。これに対応して、残りフレーム数領域２１１は、
その値のインクリメントを開始する。さらに、ＣＰＵ２
０１は、この動作と共に、ＣＰＵの動作２として、Ｉ／
Ｏバスインタフェース手段２０９からの割込を受けるま
で待機している（ステップＳ６６）。
【００８０】続いて、ＣＰＵ２０１は、画像キャプチャ
手段２０４に対して画像キャプチャの指示を行い、タイ
マ手段２０７からの通知を待つ（ステップＳ６３および
Ｓ６４）。一方、画像キャプチャ手段２０４は、ＣＰＵ
２０１からの指示があるまで待機し（ステップＳ７
１）、ステップＳ６３に該当するＣＰＵ２０１からの画
像キャプチャの指示を受けると画像をキャプチャし、Ｃ
ＰＵ２０１に対して割り込みをかけ、ＣＰＵ２０１から
の画像キャプチャ指示を待つ（ステップＳ７２ないしＳ
７３）。
【００８１】その後、ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵ２０１の
動作１として、タイマ手段２０７からの割り込み通知を
受けるごとに、残りフレーム数領域２１１の値のインク
リメントと、待機とを繰り返す（ステップＳ６４および
６５）。
【００８２】また、ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵ２０１の動
作２として、ステップＳ７３に該当する、Ｉ／Ｏバスイ
ンタフェース手段２０９からの割り込みを受けると、入
力画像バッファ領域２１０のデータを符号化等し、符号
化データ領域２１２に書き込み、残りフレーム数領域２
１１の値を「０」に戻す（ステップＳ６７ないしＳ６
９）。
【００８３】上記、一連の動作に平行して、ＨＤアダプ
タ手段２０６は、一定の符号化データが符号化データ領
域２１２に格納されるまで待機し、順次ＤＭＡ転送によ
り符号化データをＨＤ２０５に転送する（ステップＳ８
１およびＳ８２）。
【００８４】すなわち、上記動画像符号化装置におい
て、タイマ手段２０７は、時間間隔Δｔで時刻を通知
し、画像キャプチャ手段２０４は、入力された動画像か
ら時刻Δｔにおける画像を静止画像としてキャプチャし
て出力する。ここで、ＣＰＵ２０１は符号化データを挿
入する符号化処理として、画像キャプチャ手段２０４が
出力する静止画像を順次取り込み符号化し、さらに、静
止画像を取り込んでいる間に上記タイマ手段２０７が時
刻を通知した場合、直前に取り込んだ静止画像の符号化
データの後に静止画像の符号化データを挿入する。この
際に、ＣＰＵ２０１が挿入するデータは、直前に取り込
んだ静止画像の符号化データである。
【００８５】以上のように、本実施の形態３の動画像符
号化装置によれば、ＣＰＵ２０１が画像キャプチャ手段
２０４より一定のフレームレートで入力画像を取り込め
ず、画像キャプチャ手段２０４から入力する静止画像の
時間間隔がΔｔ以上になった場合、タイマ手段２０７に
より、取り込んだ静止画像のうちキャプチャした時刻が
連続する２枚の静止画像の時間間隔を、キャプチャする
画像にタイムコードを乗せることなく求め、上記２枚の
静止画像の符号化データの間に上記２枚の静止画像を符
号化したデータを、上記時間間隔が常にΔｔとなるよう
な数だけ挿入するようにしたので、符号化画像のフレー
ムレートを一定にすることができる。
【００８６】（実施の形態４）以下に、実施の形態４に
ついて図面を参照しながら説明する。
【００８７】本実施の形態４にかかる動画像符号化装置
の電気的構成は、上記実施の形態３と同様であり、その
説明は省略する。
【００８８】以下に、上記動画像符号化装置の動作につ
いて、図１１、図１２を参照して説明する。図１１は、
実施の形態４におけるＣＰＵ２０１の動作の流れを示す
フローチャート、図１２は、ＣＰＵ２０１，画像キャプ
チャ手段２０４，ＨＤアダプタ手段２０６の各手段の、
処理内容と時間との対応例を示す図である。
【００８９】なお、ＣＰＵ２０１は、２つの動作を別の
プロセスとして同時に実行するものであり、図１１に
は、ＣＰＵ２０１の２つの動作の流れを示すフローチャ
ートを示している。
【００９０】また、画像キャプチャ手段２０４とＨＤア
ダプタ手段２０６の動作は、実施の形態３における場合
と同様であり、その説明は省略する。
【００９１】まず、図１１を参照して、タイマ手段２０
７との関係におけるＣＰＵ２０１の動作（ＣＰＵ２０１
の動作１）について説明する。
【００９２】ＣＰＵ２０１は、残りフレーム数領域２１
１に「０」を書き込む（ステップＳ９１）。続いて、タ
イマ手段２０７を起動するとともに（ステップＳ９
２）、画像キャプチャ手段２０４に対して画像のキャプ
チャを指示する（ステップＳ９３）。この指示の下、画
像キャプチャ手段２０４が動作を開始する。その後、Ｃ
ＰＵ２０１は、タイマ手段２０７からの割り込み通知を
待ち（ステップＳ９４）、この割り込み通知があると、
残りフレーム数領域２１１のデータをインクリメントし
（ステップＳ９５）、これら一連の動作を繰り返す。
【００９３】次に、図１１を参照して、画像キャプチャ
手段２０４との関係におけるＣＰＵ２０１の動作（ＣＰ
Ｕ２０１の動作２）について説明する。
【００９４】ＣＰＵ２０１は、Ｉ／Ｏバスインタフェー
ス手段２０９からの割り込み通知があるまで待機する
（ステップＳ９６）。ここで、Ｉ／Ｏバスインタフェー
ス手段２０９からの割り込み通知があると、ＣＰＵ２０
１は、入力画像バッファ領域２１０のデータを符号化
し、この符号化データを符号化データ領域２１２に書き
込む（ステップＳ９７）。さらに、ＣＰＵ２０１は、残
りフレーム数領域２１１の値から１を減じた数に等しい
静止画像の枚数に相当する符号化データを符号化データ
領域２１２に書き込む。ここで書き込む符号化データと
しては、順方向あるいは双方向予測符号化により生成し
た、直前に符号化された入力画像と同じ画像を示す符号
化データ、または逆方向あるいは双方向予測符号化によ
り生成した、直後に符号化されるデータと同じ画像を示
す符号化データを用いる（ステップＳ９８）。
【００９５】たとえば、残りフレーム数領域２１１の値
が３の場合には、その値から１を減じた２枚の符号化デ
ータを符号化データ領域２１２に書き込む。このとき、
たとえば、最初の符号化データとしては、直前に符号化
された静止画像と同じ画像を示す符号化データに対応し
た順方向予測符号化されたデータを用い、２番目の符号
化データとしては、直後に符号化される静止画像と同じ
画像を示す符号化データに対応した逆方向予測符号化さ
れたデータを用いる。その後、ＣＰＵ２０１は、残りフ
レーム数領域２１１のデータを「０」にする（ステップ
Ｓ９９）。
【００９６】入力画像データの符号化を終了するまで、
ＣＰＵ２０１は、再度、画像キャプチャ手段２０４に画
像のキャプチャを指示し（ステップＳ１００）、上記一
連の動作を繰り返す。
【００９７】次に、図１２を参照して、ＣＰＵ２０１，
画像キャプチャ手段２０４，ＨＤアダプタ手段２０６の
各手段の、処理内容と時間との対応について説明する。
【００９８】なお、各手段の動作は、Δt の時間間隔で
図の左側から右側へ向かって流れているように示され、
ステップＳ９５、Ｓ９８、Ｓ９９、Ｓ１００の処理は、
動作を簡単にするため極めて短い時間で完了するとして
いる。
【００９９】ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵの動作１として、
残りフレーム数領域２１１に「０」を書き込み、タイマ
手段２０７を起動させる（ステップＳ９１および９
２）。これに対応して、残りフレーム数領域２１１は、
その値のインクリメントを開始する。さらに、ＣＰＵ２
０１は、この動作と共に、ＣＰＵの動作２として、Ｉ／
Ｏバスインタフェース手段２０９からの割込を受けるま
で待機している（ステップＳ９６）。
【０１００】続いて、ＣＰＵ２０１は、画像キャプチャ
手段２０４に対して画像キャプチャの指示を行い、タイ
マ手段２０７からの通知を待つ（ステップＳ９３および
Ｓ９４）。一方、画像キャプチャ手段２０４は、ＣＰＵ
２０１からの指示があるまで待機していて（ステップＳ
７１）、ステップＳ９３に該当するＣＰＵ２０１からの
画像キャプチャの指示を受けると画像をキャプチャし、
ＣＰＵ２０１に対して割り込みをかけ、ＣＰＵ２０１か
らの画像キャプチャ指示を待つ（ステップＳ７２および
Ｓ７３）。
【０１０１】その後、ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵ２０１の
動作１として、タイマ手段２０７からの割り込み通知を
受けるごとに、残りフレーム数領域２１１の値のインク
リメントと、待機とを繰り返す（ステップＳ９４および
９５）。
【０１０２】また、ＣＰＵ２０１は、ＣＰＵ２０１の動
作２として、Ｉ／Ｏバスインタフェース手段２０９から
の割り込みを受けると（ステップＳ７３に対応する）、
入力画像バッファ領域２１０のデータを符号化等し、符
号化データ領域２１２に書き込み、残りフレーム数領域
２１１の値を「０」に戻す。（ステップＳ９７ないしＳ
９９）。
【０１０３】上記、一連の動作に平行して、ＨＤアダプ
タ手段２０６は、一定の符号化データが符号化データ領
域２１２に格納されるまで待機し、順次ＤＭＡ転送によ
り符号化データをＨＤ２０５に転送する（ステップＳ８
１およびＳ８２）。
【０１０４】たとえば、本実施の形態にかかる動画像符
号化装置では、上記入力画像と入力画像の間隔が３・Δ
t だけ開いた場合には、２枚の画像に相当する符号化デ
ータを挿入する。この際、２枚のうち時間的に最初の１
枚を直前の入力画像データを符号化したデータとし、時
間的にのちの１枚を直後の入力画像データを符号化した
データとする。ここで、挿入するデータとして、２枚と
も直前の画像を符号化したデータを用いれば、実際に符
号化データを再生した場合のフレームの間隔は３・Δｔ
のままであるが、２枚のうち時間的に最初の１枚を直前
の入力画像データを符号化したデータとし、時間的にの
ちの１枚を直後の入力画像データを符号化したデータと
することで、符号化データを再生した場合のフレーム間
隔を２・Δｔに狭めることができ、動画像として再生し
た場合の画面の変化が滑らかになる。
【０１０５】すなわち、上記動画像符号化装置におい
て、タイマ手段２０７は、時間間隔Δｔで時刻を通知
し、画像キャプチャ手段２０４は、入力された動画像か
ら時刻ｎ・Δｔ（ｎはステップＳ９７ないし９９の処理
時間により決まる整数。）における画像を静止画像とし
てキャプチャして出力する。さらに、ＣＰＵ２０１は、
符号化データを挿入する符号化処理して、画像キャプチ
ャ手段２０４が出力する静止画像を順次取り込み符号化
し、静止画像を取り込んでいる間に上記タイマ手段２０
７が時刻を通知した場合、直前に取り込んだ静止画像の
符号化データの後に静止画像の符号化データを付加す
る。この際にＣＰＵ２０１が挿入するデータは、順方向
予測符号化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号
化のうち少なくとも１つの符号化により生成した、直
前、または直後に取り込んだ上記静止画像のうちいずれ
か一方の静止画像と同じ画像であることを示す符号化デ
ータである。
【０１０６】以上のように、本実施の形態４の動画像符
号化装置によれば、ＣＰＵ２０１が画像キャプチャ手段
２０４より一定のフレームレートで入力画像を取り込め
ず、画像キャプチャ手段２０４から入力される静止画像
の間隔がΔｔより大きい場合タイマ手段２０７によっ
て、取り込んだ静止画像のうちキャプチャした時刻が連
続する２枚の静止画像間の時間間隔を求め、上記２枚の
静止画像の符号化データの間に、予測符号化によって生
成した上記２枚の静止画像のうちいずれか一方の静止画
像を示す符号化データを、時間間隔がΔｔになる数だけ
挿入するようにしたので、符号化画像のフレームレート
を一定にすることができる。
【０１０７】また、符号化データとして、前後の画像と
同じ画像を意味する符号化データを組み合わせて挿入す
るようにしたので、動画像として再生した場合の画面の
変化を滑らかにすることが可能である。
【０１０８】ここに、上記各実施の形態はプログラムに
よって実現され、このプログラムはフロッピディスク等
の記録媒体に記録し、あるいはネットワークやデータ通
信等に接続し、他のコンピュータシステムからのプログ
ラムによって実施することも可能である。
【０１０９】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものではなく、たとえば、実施の形態１ないし実
施の形態４では、画像の符号化処理をＣＰＵで行ってい
るが、専用のハードウェア等で画像の符号化処理を行っ
てもよい。
【０１１０】その他、本発明の請求の範囲内での多くの
設計変更、および修正を加え得ることは勿論である。
【０１１１】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
１にかかる符号化装置によれば、入力された動画像の時
刻ｎ・Δｔ（ただし、ｎは整数、Δｔは時間間隔）にお
ける画像を静止画像としてキャプチャし、この静止画像
をキャプチャした時刻ｎ・Δｔに対応する時間情報を生
成し、上記静止画像を順次取り込み符号化するととも
に、上記時間情報から取り込んだ静止画像のうちのキャ
プチャした時刻が連続する２枚の静止画像間の時間間隔
を求め、この求めた時間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは
２以上の整数）の場合に、静止画像の時間間隔を一定に
すべく、上記２枚の静止画像の符号化データの間に、ｍ
−１枚以下の静止画像に対応する符号化データを挿入す
るようにしたので、符号化画像のフレームレートを一定
にすることができる。
【０１１２】請求項２にかかる符号化装置によれば、請
求項１の動画像符号化装置において、上記２枚の静止画
像の符号化データの間に、上記２枚の静止画像のうち
の、時間的に先にキャプチャした、あるいは後にキャプ
チャした静止画像の、いずれか一方の静止画像を符号化
したデータを挿入するようにしたので、符号化画像のフ
レームレートを一定にすることができる。
【０１１３】請求項３にかかる符号化装置によれば、請
求項１の記載の動画像符号化装置において、上記２枚の
静止画像の符号化データの間に、上記２枚の静止画像の
符号化データを複数枚組み合わせて挿入するようにした
ので、符号化データを再生した場合のフレーム間隔を狭
めることが可能となり、動画像として再生した場合の画
面の変化を滑らかにすることができる。
【０１１４】請求項４にかかる符号化装置によれば、請
求項２または３の動画符号化装置において、上記２枚の
静止画像の符号化データの間に、順方向予測符号化、逆
方向予測符号化、および双方向予測符号化のうち少なく
とも１つの符号化により生成した、上記２枚の静止画像
のうちいずれか一方の静止画像と同じ画像であることを
示す符号化データを挿入するようにしたので、符号化画
像のフレームレートを一定にすることができる。加え
て、直前もしくは直後の画像を意味する符号化データを
組み合わせて挿入するようにした場合には、符号化デー
タを再生した場合のフレーム間隔を狭めることが可能と
なり、動画像として再生した場合の画面の変化を十分に
滑らかにすることができる。
【０１１５】請求項５にかかる符号化装置によれば、タ
イマ手段を有するようにしたので、キャプチャする画像
にタイムコードを乗せることなく、時間間隔を求めるこ
とができ、入力された動画像から時刻ｎ・Δｔ（ただ
し、ｎは整数) における画像を静止画像としてキャプチ
ャし符号化するとともに、静止画像を取り込んでいる間
にタイマ手段が時刻を通知した場合、直前に取り込んだ
静止画像の符号化データの後に静止画像の符号化データ
を挿入するようにしたので、符号化画像のフレームレー
トを一定にすることができる。
【０１１６】請求項６にかかる符号化装置によれば、請
求項５の動画像符号化装置において、上記静止画像を取
り込んでいる間に上記タイマ手段が時刻を通知した場合
に付加する符号化データとして、直前に取り込んだ静止
画像の符号化データを用いるようにしたので、符号化画
像のフレームレートを一定にすることができる。
【０１１７】請求項７にかかる符号化装置によれば、請
求項５の動画像符号化装置において、上記静止画像を取
り込んでいる間に上記タイマ手段が時刻を通知すると、
順方向予測符号化、逆方向予測符号化、および双方向予
測符号化のうち少なくとも１つの符号化により生成し
た、直前、または直後に取り込んだ上記静止画像のうち
いずれか一方の静止画像と同じ画像であることを示す符
号化データを付加するようにしたので、符号化画像のフ
レームレートを一定にすることができる。加えて、直前
もしくは直後の画像を意味する符号化データを組み合わ
せて挿入するようにした場合には、符号化データを再生
した場合のフレーム間隔を狭めることが可能となり、動
画像として再生した場合の画面の変化を十分に滑らかに
することができる。
【０１１８】請求項８にかかる符号化方法によれば、入
力された動画像の時刻ｎ・Δｔ（ただし、ｎは整数、Δ
ｔは時間間隔）における画像を静止画像としてキャプチ
ャし、この静止画像をキャプチャした時刻ｎ・Δｔに対
応する時間情報を出力する時間情報を生成し、上記静止
画像を順次取り込み符号化するとともに、上記時間情報
から取り込んだ静止画像のうちのキャプチャした時刻が
連続する２枚の静止画像間の時間間隔を求め、この求め
た時間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは２以上の整数）の
場合に、上記２枚の静止画像の符号化データの間に、静
止画像の時間間隔を一定にすべく、ｍ−１枚以下の静止
画像に対応する符号化データを挿入するようにしたの
で、符号化画像のフレームレートを一定にすることがで
きる。
【０１１９】請求項９にかかる符号化方法によれば、請
求項８の動画像符号化方法において、上記２枚の静止画
像の符号化データの間に、上記２枚の静止画像のうち
の、時間的に先にキャプチャした、あるいは後にキャプ
チャした静止画像の、いずれか一方の静止画像を符号化
したデータを挿入するようにしたので、符号化画像のフ
レームレートを一定にすることができる。
【０１２０】請求項１０にかかる符号化方法によれば、
請求項８の記載の動画像符号化方法において、上記２枚
の静止画像の符号化データの間に、上記２枚の静止画像
の符号化データを複数枚組み合わせて挿入するようにし
たので、符号化データを再生した場合のフレーム間隔を
狭めることが可能となり、動画像として再生した場合の
画面の変化を滑らかにすることができる。
【０１２１】請求項１１にかかる符号化方法によれば、
請求項９または１０の動画符号化方法において、上記２
枚の静止画像の符号化データの間に、順方向予測符号
化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号化のうち
少なくとも１つの符号化により生成した、上記２枚の静
止画像のうちいずれか一方の静止画像と同じ画像である
ことを示す符号化データを挿入するようにしたので、符
号化画像のフレームレートを一定にすることができる。
加えて、直前もしくは直後の画像を意味する符号化デー
タを組み合わせて挿入するようにした場合には、符号化
データを再生した場合のフレーム間隔を狭めることが可
能となり、動画像として再生した場合の画面の変化を十
分に滑らかにすることができる。
【０１２２】請求項１２にかかる符号化方法によれば、
タイマステップを有するようにしたので、キャプチャす
る画像にタイムコードを乗せることなく、時間間隔を求
めることができ、入力された動画像から時刻ｎ・Δｔ
（ただし、ｎは整数）における画像を静止画像としてキ
ャプチャし符号化するとともに、静止画像を取り込んで
いる間にタイマステップが時刻を通知した場合、直前に
取り込んだ静止画像の符号化データの後に静止画像の符
号化データを挿入するようにしたので、符号化画像のフ
レームレートを一定にすることができる。
【０１２３】請求項１３にかかる符号化方法によれば、
請求項１２の動画像符号化方法において、上記静止画像
を取り込んでいる間に上記タイマステップが時刻を通知
した場合に付加する符号化データとして、直前に取り込
んだ静止画像の符号化データを用いるようにしたので、
符号化画像のフレームレートを一定にすることができ
る。
【０１２４】請求項１４にかかる符号化方法によれば、
請求項１２の動画像符号化方法において、上記静止画像
を取り込んでいる間に上記タイマステップが時刻を通知
すると、順方向予測符号化、逆方向予測符号化、および
双方向予測符号化のうち少なくとも１つの符号化により
生成した、直前、または直後に取り込んだ上記静止画像
のうちいずれか一方の静止画像と同じ画像であることを
示す符号化データを付加するようにしたので、符号化画
像のフレームレートを一定にすることができる。加え
て、直前もしくは直後の画像を意味する符号化データを
組み合わせて挿入するようにした場合には、符号化デー
タを再生した場合のフレーム間隔を狭めることが可能と
なり、動画像として再生した場合の画面の変化を十分に
滑らかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１における動画像符号化装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態１におけるＣＰＵ１０１の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図３】本発明の実施の形態１おける画像キャプチャ手
段１０４の動作の流れを示すフローチャートである。
【図４】本発明の実施の形態１おけるＨＤアダプタ手段
１０６の動作の流れを示すフローチャートである。
【図５】本発明の実施の形態２におけるＣＰＵ１０１の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図６】本発明の実施の形態３における動画像符号化装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図７】本発明の実施の形態３におけるＣＰＵ２０１の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図８】本発明の実施の形態３おける画像キャプチャ手
段２０４の動作の流れを示すフローチャートである。
【図９】本発明の実施の形態３おけるＨＤアダプタ手段
２０６の動作の流れを示すフローチャートである。
【図１０】本発明の実施の形態３における、ＣＰＵ２０
１，画像キャプチャ手段２０４，ＨＤアダプタ手段２０
６の各手段の、処理内容と時間との対応の例を示す図で
ある。
【図１１】本発明の実施の形態４におけるＣＰＵ２０１
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図１２】本発明の実施の形態４における、ＣＰＵ２０
１，画像キャプチャ手段２０４，ＨＤアダプタ手段２０
６の各手段の、処理内容と時間との対応の例を示す図で
ある。
【図１３】従来例にかかる動画像符号化装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図１４】従来例にかかる動画像符号化装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
１０１ ＣＰＵ １０２ 主記憶 １０３ バスブリッジ手段 １０４ 画像キャプチャ手段 １０５ ＨＤ １０６ ＨＤアダプタ手段 １０７ Ａ／Ｄ変換手段 １０８ Ｉ／Ｏバスインタフェース手段 １０９ 入力画像バッファ領域 １１０ タイムスタンプ領域 １１１ 符号化データ領域 １１２ ワーク領域 ２０１ ＣＰＵ ２０２ 主記憶 ２０３ バスブリッジ手段 ２０４ 画像キャプチャ手段 ２０５ ＨＤ ２０６ ＨＤアダプタ手段 ２０７ タイマ手段 ２０８ Ａ／Ｄ変換手段 ２０９ Ｉ／Ｏバスインタフェース手段 ２１０ 入力画像バッファ領域 ２１１ 残りフレーム数領域 ２１２ 符号化データ領域 ３０１ ＣＰＵ ３０２ 主記憶 ３０３ バスブリッジ部 ３０４ 画像キャプチャ部 ３０５ ＨＤ ３０６ ＨＤアダプタ部 ３０７ Ａ／Ｄ変換部 ３０８ 画像圧縮符号化部 ３０９ Ｉ／Ｏバスインタフェース部 ４０１ ＣＰＵ ４０２ 主記憶 ４０３ バスブリッジ部 ４０４ 画像キャプチャ部 ４０５ ＨＤ ４０６ ＨＤアダプタ部 ４０７ Ａ／Ｄ変換部 ４０８ Ｉ／Ｏバスインタフェース部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 入力された動画像の時刻ｎ・Δｔ（ただ
    し、ｎは整数、Δｔは時間間隔）における画像を静止画
    像としてキャプチャし、出力する画像キャプチャ手段、 この画像キャプチャ手段が、上記動画像を静止画像とし
    てキャプチャした時刻ｎ・Δｔに対応する時間情報を出
    力する時間情報生成手段、および上記画像キャプチャ手
    段から出力される静止画像を順次取り込み符号化すると
    ともに、上記時間情報生成手段より得た時間情報から、
    取り込んだ静止画像のうちのキャプチャした時刻が連続
    する２枚の静止画像間の時間間隔を求め、この求めた時
    間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは２以上の整数）の場合
    に、符号化された静止画像の時間間隔が一定となるよう
    に、上記２枚の静止画像の符号化データの間にｍ−１枚
    以下の静止画像に対応する符号化データを挿入する符号
    化手段を含むことを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の動画像符号化装置にお
    いて、 上記符号化手段は、上記２枚の静止画像の符号化データ
    の間に、上記２枚の静止画像のうちの、時間的に先にキ
    ャプチャした、あるいは後にキャプチャした静止画像
    の、いずれか一方の静止画像を符号化したデータを挿入
    するものであることを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載の動画像符号化装置にお
    いて、 上記符号化手段は、上記２枚の静止画像の符号化データ
    の間に、上記２枚の静止画像の符号化データを複数枚組
    み合わせて挿入するものであることを特徴とする動画像
    符号化装置。
  4. 【請求項４】 請求項２または請求項３に記載の動画像
    符号化装置において、 上記符号化手段は、上記２枚の静止画像の符号化データ
    の間に、順方向予測符号化、逆方向予測符号化、および
    双方向予測符号化のうち少なくとも１つの符号化により
    生成した、上記２枚の静止画像のうちいずれか一方の静
    止画像と同じ画像であることを示す符号化データを挿入
    することを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 【請求項５】 時間間隔ｋ・Δｔ（ただし、ｋは整数）
    で時刻を通知するタイマ手段、 入力された動画像から時刻ｎ・Δｔ（ただし、ｎは整
    数）における画像を静止画像としてキャプチャし、出力
    する画像キャプチャ手段、およびこの画像キャプチャ手
    段が出力する静止画像を、順次取り込み符号化するとと
    もに、静止画像を取り込んでいる間に上記タイマ手段が
    時刻を通知した場合に、直前に取り込んだ静止画像の符
    号化データの後に静止画像の符号化データを付加する符
    号化手段を含むことを特徴とする動画像符号化装置。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載の動画像符号化装置にお
    いて、 上記符号化手段は、上記静止画像を取り込んでいる間に
    上記タイマ手段が時刻を通知した場合に付加する符号化
    データとして、直前に取り込んだ静止画像の符号化デー
    タを用いるものであることを特徴とする動画像符号化装
    置。
  7. 【請求項７】 請求項５に記載の動画像符号化装置にお
    いて、 上記符号化手段は、上記静止画像を取り込んでいる間に
    上記タイマ手段が時刻を通知すると、順方向予測符号
    化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号化のうち
    少なくとも１つの符号化により生成した、直前に取り込
    んだ、または直後に取り込む上記静止画像のうちいずれ
    か一方の静止画像と同じ画像であることを示す符号化デ
    ータを付加するものであることを特徴とする動画像符号
    化装置。
  8. 【請求項８】 入力された動画像の時刻ｎ・Δｔ（ただ
    し、ｎは整数、Δｔは時間間隔）における画像を静止画
    像としてキャプチャし、出力する画像キャプチャステッ
    プ、 この画像キャプチャステップが、上記動画像を静止画像
    としてキャプチャした時刻ｎ・Δｔに対応する時間情報
    を出力する時間情報生成ステップ、および上記画像キャ
    プチャステップから出力される静止画像を順次取り込み
    符号化するとともに、上記時間情報生成ステップより得
    た時間情報から、取り込んだ静止画像のうちのキャプチ
    ャした時刻が連続する２枚の静止画像間の時間間隔を求
    め、この求めた時間間隔がｍ・Δｔ（ただし、ｍは２以
    上の整数）の場合に、符号化された静止画像の時間間隔
    が一定となるように、上記２枚の静止画像の符号化デー
    タの間にｍ−１枚以下の静止画像に対応する符号化デー
    タを挿入する符号化ステップを含むことを特徴とする動
    画像符号化方法。
  9. 【請求項９】 請求項８に記載の動画像符号化方法にお
    いて、 上記符号化ステップは、上記２枚の静止画像の符号化デ
    ータの間に、上記２枚の静止画像のうちの、時間的に先
    にキャプチャした、あるいは後にキャプチャした静止画
    像の、いずれか一方の静止画像を符号化したデータを挿
    入するものであることを特徴とする動画像符号化方法。
  10. 【請求項１０】 請求項８に記載の動画像符号化方法に
    おいて、 上記符号化ステップは、上記２枚の静止画像の符号化デ
    ータの間に、上記２枚の静止画像の符号化データを複数
    枚組み合わせて挿入するものであることを特徴とする動
    画像符号化方法。
  11. 【請求項１１】 請求項９または請求項１０に記載の動
    画像符号化方法において、 上記符号化ステップは、上記２枚の静止画像の符号化デ
    ータの間に、順方向予測符号化、逆方向予測符号化、お
    よび双方向予測符号化のうち少なくとも１つの符号化に
    より生成した、上記２枚の静止画像のうちいずれか一方
    の静止画像と同じ画像であることを示す符号化データを
    挿入することを特徴とする動画像符号化方法。
  12. 【請求項１２】 時間間隔ｋ・Δｔ（ただし、ｋは整
    数）で時刻を通知するタイマステップ、 入力された動画像から時刻ｎ・Δｔ（ただし、ｎは整
    数）における画像を静止画像としてキャプチャし、出力
    する画像キャプチャステップ、およびこの画像キャプチ
    ャステップが出力する静止画像を、順次取り込み符号化
    するとともに、静止画像を取り込んでいる間に上記タイ
    マステップが時刻を通知した場合に、直前に取り込んだ
    静止画像の符号化データの後に静止画像の符号化データ
    を付加する符号化ステップを含むことを特徴とする動画
    像符号化方法。
  13. 【請求項１３】 請求項１２に記載の動画像符号化方法
    において、 上記符号化ステップは、上記静止画像を取り込んでいる
    間に上記タイマステップが時刻を通知した場合に付加す
    る符号化データとして、直前に取り込んだ静止画像の符
    号化データを用いるものであることを特徴とする動画像
    符号化方法。
  14. 【請求項１４】 請求項１２に記載の動画像符号化方法
    において、 上記符号化ステップは、上記静止画像を取り込んでいる
    間に上記タイマステップが時刻を通知すると、順方向予
    測符号化、逆方向予測符号化、および双方向予測符号化
    のうち少なくとも１つの符号化により生成した、直前に
    取り込んだ、または直後に取り込む上記静止画像のうち
    いずれか一方の静止画像と同じ画像であることを示す符
    号化データを付加するものであることを特徴とする動画
    像符号化方法。
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