JPH10136114A - 多機能周辺装置および記憶媒体 - Google Patents

多機能周辺装置および記憶媒体

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JPH10136114A
JPH10136114A JP8282289A JP28228996A JPH10136114A JP H10136114 A JPH10136114 A JP H10136114A JP 8282289 A JP8282289 A JP 8282289A JP 28228996 A JP28228996 A JP 28228996A JP H10136114 A JPH10136114 A JP H10136114A
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ring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能周辺装置において設定されたリングコ
マンドを送信する回数と、情報処理装置において設定さ
れたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマ
ンドの回数とを極めて容易な操作によって自動的に一致
させることができる多機能周辺装置を提供する。 【解決手段】 送受手段により情報処理装置にリングコ
マンドを送信した場合に(S2)、前記送受手段によっ
て送信したリングコマンドのリング回数をカウントする
(S3)カウント手段と、ユーザの操作によってリング
コマンドを情報処理装置に送信する旨の指示がなされて
(S1)送受手段によってリングコマンドが送信された
ときに(S2)、このリングコマンドに対して前記情報
処理装置から応答があった場合に(S4:YES)、こ
のときに前記カウント手段によってカウントされた(S
3)リングコマンドのリング回数を記憶する(S5)記
憶手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
データの受信を行う受信手段と、情報処理装置とのデー
タの送受を行う送受手段と、を備えた多機能周辺装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の情報
処理装置にファクシミリモデムを内蔵したファクシミリ
装置を接続したりして、パーソナルコンピュータにより
ファクシミリ受信を行うことが普及しつつある。
【0003】パーソナルコンピュータによってファクシ
ミリ受信を行わせる場合には、ファクシミリ装置がパー
ソナルコンピュータのハードディスク装置にインストー
ルされているファクシミリ送受信用のアプリケーショ
ン、いわゆるファックスドライバが起動しているか否か
を判断する必要がある。
【0004】通常、ファクシミリ装置が呼出信号を受信
した場合には、ファクシミリ装置が呼出信号に対応して
前記ファックスドライバが起動しているか否かに関わら
ず、リングコマンドをパーソナルコンピュータに送信す
る。そして、このリングコマンドに対してパーソナルコ
ンピュータから前記ファックスドライバが起動している
旨の応答があった場合には、受信したファックスデータ
をパーソナルコンピュータに送信していた。
【0005】また、リングコマンドを所定回数送信した
にも関わらず、パーソナルコンピュータから何ら応答が
ない場合には、ファクシミリ装置によって通常のファク
シミリ受信を行っていた。
【0006】本来、ファクシミリ装置において設定され
たリングコマンドを送信する回数と、パーソナルコンピ
ュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答
するまでのリングコマンドの回数とは、一致しているこ
とが好ましい。というのは、ファクシミリ装置において
設定されたリングコマンドを送信する回数がパーソナル
コンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対し
て応答するまでのリングコマンドの回数よりも少ない場
合には、たとえ前記アプリケーションが起動していたと
してパーソナルコンピュータはファクシミリ装置に対し
て前記アプリケーションが起動している旨の応答を行う
ことができず、また、ファクシミリ装置において設定さ
れたリングコマンドを送信する回数がパーソナルコンピ
ュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答
するまでのリングコマンドの回数よりも多い場合には、
前記アプリケーションが起動していないときにファクシ
ミリ装置が前記アプリケーションが起動していないと判
断するために、最低限必要な回数以上の回数のリングコ
マンドを送信しなければならないからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファク
シミリ装置において設定されているリングコマンドを送
信する回数は、ファクシミリ装置を工場から出荷する段
階においてすでに設定されているものであり、パーソナ
ルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対
して応答するまでのリングコマンドの回数もまた、いわ
ゆるファックスドライバを出荷する段階においてすでに
設定されているものである。
【0008】したがって、ファクシミリ装置の種類によ
ってリングコマンドを送信する設定回数が異なる場合が
あり、リングコマンドに対して応答するまでのリングコ
マンドの設定回数もまたファックスドライバの種類によ
って異なる場合がある。このため、ファクシミリ装置に
おいて設定されたリングコマンドを送信する回数と、パ
ーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマン
ドに対して応答するまでのリングコマンドの回数とは、
一致していない場合がある。
【0009】また、ファクシミリ装置において、パーソ
ナルコンピュータに対してリングコマンドを送信する回
数は、ユーザの操作によって設定変更が可能な場合もあ
るが、通常はこのような操作は非常に複雑であり、容易
な操作によって設定変更を行うことはできなかった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、多機能周辺装置において設定されたリング
コマンドを送信する回数と、情報処理装置において設定
されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコ
マンドの回数とを極めて容易な操作によって自動的に一
致させることができる多機能周辺装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の多機能周辺装置は、通信
回線を介してデータの受信を行う受信手段と、情報処理
装置とのデータの送受を行う送受手段と、を備えた多機
能周辺装置であって、前記送受手段により前記情報処理
装置にリングコマンドを送信した場合に、前記送受手段
によって送信したリングコマンドのリング回数をカウン
トするカウント手段と、ユーザの操作によってリングコ
マンドを前記情報処理装置に送信する指示がなされて前
記送受手段によってリングコマンドが送信された際に、
このリングコマンドに対して前記情報処理装置から応答
があった場合に、前記カウント手段によってカウントさ
れたリングコマンドのリング回数を記憶する記憶手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】この多機能周辺装置によれば、たとえば1
回ないし数回のキーの押下操作などのユーザの操作によ
って、情報処理装置において設定されている多機能周辺
装置から送られてくるリングコマンドに対して応答する
までのリングコマンドの回数を前記多機能周辺装置が前
記カウント手段から認知することができる。また、前記
多機能周辺装置は、前記カウント手段によってカウント
されたリングコマンドの回数を記憶する記憶手段を備え
ているので、この記憶手段に記憶されているリングコマ
ンドの回数に応じて多機能周辺装置から情報処理装置に
対して送信するリングコマンドの回数を設定することが
できる。したがって、情報処理装置において設定された
リングコマンドに対して応答するまでのリングコマンド
の回数と多機能周辺装置から情報処理装置に送信するリ
ングコマンドの設定回数とを極めて容易な操作によって
自動的に一致させることができる。また、たとえば情報
処理装置のハードディスク装置などにインストールされ
たファックス送受信用のアプリケーションの種類が変え
られたり、あるいはリングコマンドに対して情報処理装
置が応答するまでの回数がユーザの操作によって設定変
更された場合であっても、必要に応じて多機能周辺装置
のリングコマンド送信回数を極めて容易な操作によって
自動的に設定変更することができる。
【0013】情報処理装置としては、パーソナルコンピ
ュータなどが考えられる。多機能周辺装置としては、フ
ァックスモデムを内蔵し、プリンタ機能、コピー機能や
スキャナ機能などの複数の機能を併せ持った装置が考え
られる。なお、前記情報処理装置と前記多機能周辺装置
とのデータの送受は、有線方式であっても、無線方式で
あってもよい。カウント手段は、CPUなどを所定のプ
ログラムに基づいて動作させることにより実現する。記
憶手段は、RAMなどにより実現する。
【0014】また、請求項2に記載した発明の多機能周
辺装置は、請求項1に記載の多機能周辺装置であって、
前記受信手段によって通信回線を介して呼出信号を受信
した際に、前記記憶手段に記憶されているリング回数の
リングコマンドを前記送受手段によって送信した後に、
前記情報処理装置から応答がなかった場合には、受信し
たデータをその内部において処理し、前記情報処理装置
から応答があった場合には、受信したデータを前記情報
処理装置に送信するものである。
【0015】この多機能周辺装置によれば、請求項1に
記載の多機能周辺装置の効果に加えて、情報処理装置に
おいて設定されたリングコマンドに対して応答するまで
のリングコマンドの回数と多機能周辺装置から情報処理
装置に送信されるリングコマンドの回数とが一致してい
るので、情報処理装置のハードディスク装置などにイン
ストールされたファックス送受信用のアプリケーション
が起動していないときに、必要最低回数のリングコマン
ドの送信によって前記アプリケーションが起動していな
いことを判断できる。すなわち、前記アプリケーション
が起動していないことに迅速に対応して、多機能周辺装
置によって通常のデータ受信処理を行うことができ、呼
び出しベルの鳴る回数も必要最低回数に止めておくこと
ができる。したがって、通信を迅速に行えるとともに、
無鳴動着信が設定されていないときに、必要以上に呼び
出しベルが鳴り続け、ユーザが不快な思いをすることも
ない。
【0016】更に、請求項3に記載の記憶媒体は、通信
回線を介してデータの受信を行う受信手段と、情報処理
装置にデータの送信を行う送受手段と、を備えた多機能
周辺装置を動作させるための記憶媒体であって、前記送
受手段により前記情報処理装置にリングコマンドを送信
した場合に、前記送受手段によって送信したリングコマ
ンドのリング回数をカウントするカウントプログラム
と、ユーザの操作によってリングコマンドを前記情報処
理装置に送信する指示がなされて前記送受手段によって
リングコマンドが送信された際に、このリングコマンド
に対して前記情報処理装置から応答があった場合に、前
記カウントプログラムを実行することによってカウント
されたリングコマンドのリング回数を前記記憶手段に記
憶させる記憶プログラムと、が格納されていることを特
徴としている。
【0017】この記憶媒体によれば、その内容に基づい
て多機能周辺装置のCPUを動作させることにより、請
求項1に記載の多機能周辺装置の効果を享受できる。
【0018】なお、記憶媒体としては、ROMなどが考
えられるが、フレキシブルディスクやCD−ROMなど
であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る情報処理装置の一例
としてのパーソナルコンピュータに周辺装置を接続した
状態の回路ブロック図である。パーソナルコンピュータ
1は、いわゆるマルチウインドウを用いたGUIを採用
しており、複数のアプリケーションを同時に起動させて
おくことが可能である。多機能周辺装置(以下「MF
D」という)2は、ファクシミリ、プリンタ、イメージ
スキャナ、およびコピー機などの複数の機能を有してい
る。なお、MFDはマルチ・ファンクション・デバイス
の略称である。
【0021】パーソナルコンピュータ1は、プロセサ1
1、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、イン
ターフェース15、ハードディスク装置16、およびフ
レキシブルディスクドライブ17を備えている。プロセ
サ11、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、
およびインターフェース15は、バス線により相互に接
続されている。バス線は、データバス、アドレスバス、
および制御信号線を含む。
【0022】プロセサ11は、ハードディスク装置16
にインストールされているOSや各種のアプリケーショ
ンソフトウェアなどのプログラムに基づいて動作し、情
報処理を行う。ROM12は、各種のデータなどを記憶
している。RAM13は、各種のアプリケーションソフ
トウェアなどによって利用され、各種のデータなどを記
憶する。ゲートアレイ14は、プロセサ11とハードデ
ィスク装置16およびフレキシブルディスクドライブ1
7との間のインターフェースとして機能する。インター
フェース15は、たとえばセントロニクスやRS−23
2Cなどの規格に基づいて、パーソナルコンピュータ1
とMFD2との間のデータの送受信を制御する。ハード
ディスク装置16は、各種のアプリケーションソフトウ
ェアのプログラムなどを記憶する。フレキシブルディス
クドライブ17は、フレキシブルディスクの内容を読み
出す。
【0023】MFD2は、CPU21、RAM22、R
OM23、ゲートアレイ24、インターフェース25、
スキャナ26、プリンタ27、およびモデム28を備え
ている。CPU21、RAM22、ROM23、ゲート
アレイ24、およびインターフェース25は、バス線に
より相互に接続されている。バス線は、データバス、ア
ドレスバス、および制御信号線を含む。インターフェー
ス25は、ケーブル31を介してパーソナルコンピュー
タ1のインターフェース15に接続されており、モデム
28には、電話回線32が接続されている。
【0024】CPU21は、MFD2全体を制御する。
RAM22は、各種のデータを記憶し、電源バックアッ
プが施されている。ROM23は、MFD2を制御する
ためのプログラムなどを記憶している。ゲートアレイ2
4は、CPU21とスキャナ26、プリンタ27、およ
びモデム28との間のインターフェースとして機能す
る。インターフェース25は、たとえばRS−232C
などの規格に基づいて、パーソナルコンピュータ1とM
FD2との間のデータの送受信を制御する。スキャナ2
6は、原稿の画像を読み取って画像信号に変換する。プ
リンタ27は、画像データに基づいて画像をプリントす
る。モデム28は、ファクシミリ通信の送受信に際し
て、送信データにより搬送波を変調し、また受信搬送波
を復調して受信データを取り出す。
【0025】パーソナルコンピュータ1のハードディス
ク装置16には、MFD2のモデム28を用いてパーソ
ナルコンピュータ1と他のファクシミリ装置などとの間
でファクシミリ通信を行わせたり、プリンタ27を用い
てパーソナルコンピュータ1で作成した文書や画像を印
刷させたり、スキャナ26を用いて読み取らせた画像信
号をパーソナルコンピュータ1に取り込んだりという、
各種の機能を実現するためのMFD制御アプリケーショ
ンソフトウェアがインストールされている。このMFD
制御アプリケーションソフトウェアは、フレキシブルデ
ィスクドライブ17にフレキシブルディスクを挿入して
所定の操作を行うことにより、ハードディスク装置16
にインストールされる。このMFD制御アプリケーショ
ンソフトウェアは、テキストデータをビットマップデー
タに変換するなどのデータ変換を行うFAXドライバと
呼ばれるソフトウェア、通信履歴を管理および表示する
ログマネージャと呼ばれるソフトウェア、およびパーソ
ナルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受を
管理するステータスモニタと呼ばれるソフトウェアなど
により構成されている。
【0026】すなわち、CPU21およびモデム28
は、通信回線32を介してデータの受信を行う受信手段
を構成している。インターフェイス15は、パーソナル
コンピュータ1とのデータの送受を行う送受手段を構成
している。CPU21およびRAM22は、送信送受に
よりパーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送信
した場合に、前記送受手段によって送信したリングコマ
ンドのリング回数をカウントするカウント手段を構成し
ている。RAM22は、カウント手段によってカウント
されたリングコマンドのリング回数を記憶する記憶手段
を構成している。
【0027】次に、このように構成されたMFD2の動
作について簡単に説明する。先ず、パーソナルコンピュ
ータ1およびこのパーソナルコンピュータ1のハードデ
ィスク装置16にインストールされているファックス受
信用のアプリケーション、いわゆるファックスドライバ
を起動させておく。次に、ユーザの操作に従ってMFD
2からリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送
信する。そして、このリングコマンドに対してパーソナ
ルコンピュータ1から応答があるまでリングコマンドの
送信を一定時間毎に行う。パーソナルコンピュータ1か
らMFD2から送信されたリングコマンドに対して応
答、すなわち前記ファックスドライバが回線閉結を要求
している旨の信号が送られてきた場合には、この信号が
送られてくるまでに送信したリングコマンドの回数をM
FD2のCPU21がRAM22に記憶させる。
【0028】このようにして、MFD2がファックスド
ライバが起動しているか否か判断するためにパーソナル
コンピュータ1に送信するリングコマンドを送信すべき
回数が設定される。すなわち、パーソナルコンピュータ
1に送信されるリングコマンドの回数と、パーソナルコ
ンピュータ1がこのリングコマンドに応答するまでのリ
ングコマンドの回数とは一致する。したがって、必要最
小回数のリングコマンドの送信により、前記ファックス
ドライバが起動しているか否かを判断することができ
る。
【0029】また、たとえば前記ファックスドライバの
種類が変えられたり、あるいはパーソナルコンピュータ
1のリングコマンドに対して応答するまでの回数がユー
ザの操作によって設定変更された場合であっても、必要
に応じて多機能周辺装置のリングコマンド送信回数を極
めて容易な操作によって自動的に設定変更することがで
きる。
【0030】次に、本願発明に係るMFD2のリングコ
マンド送信回数設定処理の手順について、図2に示すフ
ローチャートを参照しながら具体的に説明する。なお、
リングコマンド送信回数設定処理は、ユーザ操作によっ
て開始されるものであるので、その操作以前にパーソナ
ルコンピュータ1およびファックスデータ送受信用のア
プリケーションであるファックスドライバは当然起動さ
れている。
【0031】先ず、CPU21が、たとえば1回ないし
複数回のキーの押下操作などのユーザの操作によってリ
ングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する旨
の指示がなされたか否かを判断する(S1)。CPU2
1が、ユーザの操作によってリングコマンドをパーソナ
ルコンピュータ1に送信する旨の指示がなされたと判断
した場合には(S1:YES)、リングコマンドをパー
ソナルコンピュータ1に送信する(S2)。
【0032】次に、CPU21が、送信したリングコマ
ンドの回数をカウントする(S3)。具体的には、先ず
カウント回数を0に初期設定し、カウント回数0として
RAM22の所定の領域に一時的に記憶させ、リングコ
マンドを送信する毎にカウント数を1ずつ加えてRAM
22に記憶されたカウント回数を順次書き換えることに
より行われる。
【0033】続いて、CPU21が、パーソナルコンピ
ュータ1に送信したリングコマンドに対してパーソナル
コンピュータ1から応答、すなわちファックスドライバ
が回線閉結を要求している旨の信号が送られてきたか否
かを判断する(S4)。CPU21が、送信したリング
コマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答が
ないと判断した場合には(S4:NO)、CPU21が
送信したリングコマンドの回数がMFD2に設定された
リングコマンドの送信を行う最大回数である所定回数以
上であるか否かを判断する(S6)。なお、所定回数と
は、10ないし20回程度が好ましい。というのは、こ
のステップは、パーソナルコンピュータ1がMFD2か
ら送られてくるリングコマンドに対して応答できない何
らかの事態が起こった場合に備えるためのもの、すなわ
ちMFD2から送信したリングコマンドに対してパーソ
ナルコンピュータ1から何らの応答がない場合に、MF
D2からパーソナルコンピュータ1に対してリングコマ
ンドが無限回数送信されることを回避し、適当な送信回
数をもって設定エラーとして処理するからである。
【0034】CPU21が、パーソナルコンピュータ1
に送信したリングコマンドの回数が所定回数以上でない
と判断した場合には(S6:NO)、CPU21が送信
したリングコマンドの回数が所定回数以上であると判断
するか、あるいはCPU21がパーソナルコンピュータ
1から送信したリングコマンドに対して応答があったと
判断するまで、この判断を繰り返す。
【0035】S4において、CPU21が、送信したリ
ングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応
答があったと判断した場合には(S4:YES)、この
ときまでにリングコマンドを送信した回数、すなわちカ
ウント回数を一時的に記憶しているRAM22の記憶領
域とは別の記憶領域に記憶させ、このルーチンを終了す
る。このようにして、MFD2がファックスドライバが
起動しているか否か判断するためにパーソナルコンピュ
ータ1に送信すべきリングコマンドの回数が設定され
る。すなわち、呼出信号を受信したときにパーソナルコ
ンピュータ1に送信されるリングコマンドの設定回数
と、パーソナルコンピュータ1がMFD22から送られ
てきたリングコマンドに応答するまでのリングコマンド
の設定回数とは一致する。
【0036】また、S1において、CPU21が、ユー
ザの操作によってリングコマンドをパーソナルコンピュ
ータ1に送信する旨の指示がなされていないと判断した
場合(S1:NO)、および、S6において、CPU2
1が、パーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送
信した回数が所定回数以上であると判断した場合(S
6:YES)、すなわちリングコマンドの送信回数の設
定ができなかった場合にも、このルーチンを終了する。
【0037】次に、前記のようにしてリングコマンドを
パーソナルコンピュータ1に送信する回数が設定された
MFD2によるファックスデータ受信処理の手順につい
て、図3に示すフローチャートを参照しながら具体的に
説明する。
【0038】先ず、CPU21が、通信回線を介して送
られてくる呼出信号を受信したか否か、すなわち相手端
末からファックスデータの受信要求がなされたか否かを
判断する(S11)。CPU21が、呼出信号を受信し
たと判断した場合には(S11:YES)、CPU21
がパーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送信す
る(S12)。
【0039】続いて、CPU21が、送信したリングコ
マンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答、す
なわちファックスドライバが回線閉結を要求する旨の信
号を送信してきたか否かを判断する(S13)。CPU
21が送信したリングコマンドに対してパーソナルコン
ピュータ1から応答があったと判断した場合には(S1
3:YES)、CPU21が電話回線を閉結させ(S1
4)、ファックスデータの受信を行う(S15)。
【0040】次いで、CPU21が、受信したファック
スデータを順次パーソナルコンピュータ1に送信し(S
16)、CPU21が、受信したすべてのファックスデ
ータをパーソナルコンピュータ1に送信したか否かを判
断する(S17)。
【0041】CPU21が、受信したすべてのファック
スデータをパーソナルコンピュータ1に送信していない
と判断した場合には(S17:NO)、CPU21が、
受信したすべてのファックスデータをパーソナルコンピ
ュータ1に送信したと判断するまでこの動作を繰り返
す。
【0042】CPU21が、受信したすべてのファック
スデータをパーソナルコンピュータ1に送信したと判断
した場合には(S17:YES)、CPU21が電話回
線を開放させ(S18)、このルーチンを終了する。
【0043】S13において、CPU21が、MFD2
から送信されたリングコマンドに対してパーソナルコン
ピュータ1から応答がないと判断した場合には(S1
3:NO)、CPU21が設定された回数分だけパーソ
ナルコンピュータ1に対してリングコマンドを送信した
か否かを判断する(S19)。CPU21が、設定され
た回数分だけリングコマンドを送信していないと判断し
た場合には(S19:NO)、S11に戻り、呼出信号
が送られてくる限りはCPU21がパーソナルコンピュ
ータ1に送信したリングコマンドに対して応答があった
と判断するか、あるいは設定回数分だけリングコマンド
を送信したと判断するまで、S19における判断を繰り
返す。
【0044】S19において、CPU21が、設定され
た回数分だけパーソナルコンピュータ1に対してリング
コマンドを送信したと判断した場合には(S19:YE
S)、パーソナルコンピュータ1のハードディスク装置
16などにインストールされたファックスドライバが起
動されていない、あるいはパーソナルコンピュータ1自
体が起動されておらずパーソナルコンピュータ1によっ
てMFD2から送られてくるファックスデータの受信が
行えないということであるので、回線を閉結して(S2
0)、MFD2によってファックスデータを受信し(S
21)、受信したファックスデータをMFD2で処理す
る(S22)。すなわち、MFD2によって通常のファ
ックスデータの受信を行う。具体的には、受信したファ
ックスデータをRAM22に記憶させたり、プリンタ2
7によって記録用紙上に受信したファックスデータを記
録させたりする。
【0045】次いで、CPU21が、受信したすべての
ファックスデータの処理が終了したか否かを判断する
(S23)。CPU21が、受信したすべてのファック
スデータの処理が終了していないと判断した場合には
(S23:NO)、CPU21が受信したすべてのファ
ックスデータの処理が終了したと判断するまで、すなわ
ち、ファックスデータの受信処理が終了したと判断する
まで受信したファックスデータの処理を行う。
【0046】CPU21が、受信したすべてのファック
スデータの処理が終了したと判断した場合には(S2
3:YES)、電話回線を開放して(S18)、このル
ーチンを終了する。また、S11において、CPU21
が、呼出信号を受信していないと判断した場合にも(S
11:NO)、このルーチンを終了する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の多機能周辺装置によれば、たとえば1ないし数回
のキーの押下操作などユーザの操作によって、情報処理
装置において設定されている多機能周辺装置から送られ
てくるリングコマンドに対して応答するまでのリングコ
マンドの回数を前記多機能周辺装置が前記カウント手段
から認知することができる。また、前記多機能周辺装置
は、前記カウント手段によってカウントされたリングコ
マンドの回数を記憶する記憶手段を備えているので、こ
の記憶手段に記憶されているリングコマンドの回数に応
じて多機能周辺装置から情報処理装置に対して送信する
リングコマンドの回数を設定することができる。したが
って、情報処理装置において設定されたリングコマンド
に対して応答するまでのリングコマンドの回数と多機能
周辺装置から情報処理装置に送信するリングコマンドの
設定回数とを極めて容易な操作によって自動的に一致さ
せることができる。また、たとえば情報処理装置のハー
ドディスク装置などにインストールされたファックス送
受信用のアプリケーションの種類が変えられたり、ある
いはリングコマンドに対して情報処理装置が応答するま
での回数がユーザの操作によって設定変更された場合で
あっても、必要に応じて多機能周辺装置のリングコマン
ド送信回数を極めて容易な操作によって自動的に設定変
更することができる。
【0048】また、請求項2に記載した発明の多機能周
辺装置によれば、請求項1に記載の多機能周辺装置の効
果に加えて、情報処理装置において設定されたリングコ
マンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数と
多機能周辺装置から情報処理装置に送信されるリングコ
マンドの回数とが一致しているので、情報処理装置のハ
ードディスク装置などにインストールされたファックス
送受信用のアプリケーションが起動していないときに、
必要最低回数のリングコマンドの送信によって前記アプ
リケーションが起動していないことを判断できる。すな
わち、前記アプリケーションが起動していないことに迅
速に対応して、多機能周辺装置によって通常のデータ受
信処理を行うことができ、呼び出しベルの鳴る回数も必
要最低回数に止めておくことができる。したがって、通
信を迅速に行えるとともに、無鳴動着信が設定されてい
ないときに、必要以上に呼び出しベルが鳴り続け、ユー
ザが不快な思いをすることもない。
【0049】更に、請求項3に記載した発明の記憶媒体
によれば、その内容に基づいて多機能周辺装置のCPU
を動作させることにより、請求項1に記載の多機能周辺
装置の効果を享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多機能周辺装置(MFD)を情報
処理装置(パーソナルコンピュータ)に接続した状態の
回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る多機能周辺装置(MFD)による
リングコマンド送信回数設定処理の手順を説明するため
のフローチャートである。
【図3】本発明に係る多機能周辺装置(MFD)による
ファックスデータ受信処理の手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 MFD 11 プロセサ(パーソナルコンピュータの) 12 ROM(パーソナルコンピュータの) 13 RAM(パーソナルコンピュータの) 15 インターフェイス(パーソナルコンピュータの) 16 ハードディスク装置(パーソナルコンピュータ
の) 21 CPU(MFDの) 22 RAM(MFDの) 23 ROM(MFDの) 25 インターフェイス(MFDの) 27 プリンタ 28 モデム(MFDの) 32 電話回線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介してデータの受信を行う受
    信手段と、情報処理装置とのデータの送受を行う送受手
    段と、を備えた多機能周辺装置であって、 前記送受手段により前記情報処理装置にリングコマンド
    を送信した場合に、前記送受手段によって送信したリン
    グコマンドのリング回数をカウントするカウント手段
    と、 ユーザの操作によってリングコマンドを前記情報処理装
    置に送信する指示がなされて前記送受手段によってリン
    グコマンドが送信された際に、このリングコマンドに対
    して前記情報処理装置から応答があった場合に、前記カ
    ウント手段によってカウントされたリングコマンドのリ
    ング回数を記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴と
    する、多機能周辺装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段によって通信回線を介して
    呼出信号を受信した際に、前記記憶手段に記憶されてい
    るリング回数のリングコマンドを前記送受手段によって
    送信した後に、前記情報処理装置から応答がなかった場
    合には、受信したデータをその内部において処理し、前
    記情報処理装置から応答があった場合には、受信したデ
    ータを前記情報処理装置に送信する、請求項1に記載の
    多機能周辺装置。
  3. 【請求項3】 通信回線を介してデータの受信を行う受
    信手段と、情報処理装置とのデータの送受を行う送受手
    段と、を備えた多機能周辺装置を動作させるための記憶
    媒体であって、 前記送受手段により前記情報処理装置にリングコマンド
    を送信した場合に、前記送受手段によって送信したリン
    グコマンドのリング回数をカウントするカウントプログ
    ラムと、 ユーザの操作によってリングコマンドを前記情報処理装
    置に送信する指示がなされて前記送受手段によってリン
    グコマンドが送信された際に、このリングコマンドに対
    して前記情報処理装置から応答があった場合に、前記カ
    ウントプログラムを実行することによってカウントされ
    たリングコマンドのリング回数を前記記憶手段に記憶さ
    せる記憶プログラムと、が格納されていることを特徴と
    する、記憶媒体。
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