JP3767044B2 - 多機能周辺装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介してデータの受信を行う受信手段と、情報処理装置とのデータの送受を行う送受手段と、を備えた多機能周辺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置にファクシミリモデムを内蔵したファクシミリ装置を接続したりして、パーソナルコンピュータによりファクシミリ受信を行うことが普及しつつある。
【0003】
パーソナルコンピュータによってファクシミリ受信を行わせる場合には、ファクシミリ装置がパーソナルコンピュータのハードディスク装置にインストールされているファクシミリ送受信用のアプリケーション、いわゆるファックスドライバが起動しているか否かを判断する必要がある。
【0004】
通常、ファクシミリ装置が呼出信号を受信した場合には、ファクシミリ装置が呼出信号に対応して前記ファックスドライバが起動しているか否かに関わらず、リングコマンドをパーソナルコンピュータに送信する。そして、このリングコマンドに対してパーソナルコンピュータから前記ファックスドライバが起動している旨の応答があった場合には、受信したファックスデータをパーソナルコンピュータに送信していた。
【0005】
また、リングコマンドを所定回数送信したにも関わらず、パーソナルコンピュータから何ら応答がない場合には、ファクシミリ装置によって通常のファクシミリ受信を行っていた。
【0006】
本来、ファクシミリ装置において設定されたリングコマンドを送信する回数と、パーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数とは、一致していることが好ましい。というのは、ファクシミリ装置において設定されたリングコマンドを送信する回数がパーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数よりも少ない場合には、たとえ前記アプリケーションが起動していたとしてパーソナルコンピュータはファクシミリ装置に対して前記アプリケーションが起動している旨の応答を行うことができず、また、ファクシミリ装置において設定されたリングコマンドを送信する回数がパーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数よりも多い場合には、前記アプリケーションが起動していないときにファクシミリ装置が前記アプリケーションが起動していないと判断するために、最低限必要な回数以上の回数のリングコマンドを送信しなければならないからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファクシミリ装置において設定されているリングコマンドを送信する回数は、ファクシミリ装置を工場から出荷する段階においてすでに設定されているものであり、パーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数もまた、いわゆるファックスドライバを出荷する段階においてすでに設定されているものである。
【0008】
したがって、ファクシミリ装置の種類によってリングコマンドを送信する設定回数が異なる場合があり、リングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの設定回数もまたファックスドライバの種類によって異なる場合がある。このため、ファクシミリ装置において設定されたリングコマンドを送信する回数と、パーソナルコンピュータにおいて設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数とは、一致していない場合がある。
【0009】
また、ファクシミリ装置において、パーソナルコンピュータに対してリングコマンドを送信する回数は、ユーザの操作によって設定変更が可能な場合もあるが、通常はこのような操作は非常に複雑であり、容易な操作によって設定変更を行うことはできなかった。
【0010】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、多機能周辺装置において設定されたリングコマンドを送信する回数と、情報処理装置において設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数とを極めて容易な操作によって自動的に一致させることができる多機能周辺装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明の多機能周辺装置は、通信回線を介してデータの受信を行う受信手段と、情報処理装置とのデータの送受を行う送受手段と、を備えた多機能周辺装置であって、前記送受手段により前記情報処理装置にリングコマンドを送信した場合に、前記送受手段によって送信したリングコマンドのリング回数をカウントするカウント手段と、ユーザの操作によってリングコマンドを前記情報処理装置に送信する指示がなされて前記送受手段によってリングコマンドが送信された際に、このリングコマンドに対して前記情報処理装置から応答があった場合に、前記カウント手段によってカウントされたリングコマンドのリング回数を記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
この多機能周辺装置によれば、たとえば1回ないし数回のキーの押下操作などのユーザの操作によって、情報処理装置において設定されている多機能周辺装置から送られてくるリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数を前記多機能周辺装置が前記カウント手段から認知することができる。また、前記多機能周辺装置は、前記カウント手段によってカウントされたリングコマンドの回数を記憶する記憶手段を備えているので、この記憶手段に記憶されているリングコマンドの回数に応じて多機能周辺装置から情報処理装置に対して送信するリングコマンドの回数を設定することができる。したがって、情報処理装置において設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数と多機能周辺装置から情報処理装置に送信するリングコマンドの設定回数とを極めて容易な操作によって自動的に一致させることができる。また、たとえば情報処理装置のハードディスク装置などにインストールされたファックス送受信用のアプリケーションの種類が変えられたり、あるいはリングコマンドに対して情報処理装置が応答するまでの回数がユーザの操作によって設定変更された場合であっても、必要に応じて多機能周辺装置のリングコマンド送信回数を極めて容易な操作によって自動的に設定変更することができる。
【0013】
情報処理装置としては、パーソナルコンピュータなどが考えられる。多機能周辺装置としては、ファックスモデムを内蔵し、プリンタ機能、コピー機能やスキャナ機能などの複数の機能を併せ持った装置が考えられる。なお、前記情報処理装置と前記多機能周辺装置とのデータの送受は、有線方式であっても、無線方式であってもよい。カウント手段は、CPUなどを所定のプログラムに基づいて動作させることにより実現する。記憶手段は、RAMなどにより実現する。
【0014】
また、請求項2に記載した発明の多機能周辺装置は、請求項1に記載の多機能周辺装置であって、前記受信手段によって通信回線を介して呼出信号を受信した際に、前記記憶手段に記憶されているリング回数のリングコマンドを前記送受手段によって送信した後に、前記情報処理装置から応答がなかった場合には、受信したデータをその内部において処理し、前記情報処理装置から応答があった場合には、受信したデータを前記情報処理装置に送信するものである。
【0015】
この多機能周辺装置によれば、請求項1に記載の多機能周辺装置の効果に加えて、情報処理装置において設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数と多機能周辺装置から情報処理装置に送信されるリングコマンドの回数とが一致しているので、情報処理装置のハードディスク装置などにインストールされたファックス送受信用のアプリケーションが起動していないときに、必要最低回数のリングコマンドの送信によって前記アプリケーションが起動していないことを判断できる。すなわち、前記アプリケーションが起動していないことに迅速に対応して、多機能周辺装置によって通常のデータ受信処理を行うことができ、呼び出しベルの鳴る回数も必要最低回数に止めておくことができる。したがって、通信を迅速に行えるとともに、無鳴動着信が設定されていないときに、必要以上に呼び出しベルが鳴り続け、ユーザが不快な思いをすることもない。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータに周辺装置を接続した状態の回路ブロック図である。パーソナルコンピュータ1は、いわゆるマルチウインドウを用いたGUIを採用しており、複数のアプリケーションを同時に起動させておくことが可能である。多機能周辺装置(以下「MFD」という)2は、ファクシミリ、プリンタ、イメージスキャナ、およびコピー機などの複数の機能を有している。なお、MFDはマルチ・ファンクション・デバイスの略称である。
【0021】
パーソナルコンピュータ1は、プロセサ11、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、インターフェース15、ハードディスク装置16、およびフレキシブルディスクドライブ17を備えている。プロセサ11、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、およびインターフェース15は、バス線により相互に接続されている。バス線は、データバス、アドレスバス、および制御信号線を含む。
【0022】
プロセサ11は、ハードディスク装置16にインストールされているOSや各種のアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて動作し、情報処理を行う。ROM12は、各種のデータなどを記憶している。RAM13は、各種のアプリケーションソフトウェアなどによって利用され、各種のデータなどを記憶する。ゲートアレイ14は、プロセサ11とハードディスク装置16およびフレキシブルディスクドライブ17との間のインターフェースとして機能する。インターフェース15は、たとえばセントロニクスやRS−232Cなどの規格に基づいて、パーソナルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受信を制御する。ハードディスク装置16は、各種のアプリケーションソフトウェアのプログラムなどを記憶する。フレキシブルディスクドライブ17は、フレキシブルディスクの内容を読み出す。
【0023】
MFD2は、CPU21、RAM22、ROM23、ゲートアレイ24、インターフェース25、スキャナ26、プリンタ27、およびモデム28を備えている。CPU21、RAM22、ROM23、ゲートアレイ24、およびインターフェース25は、バス線により相互に接続されている。バス線は、データバス、アドレスバス、および制御信号線を含む。インターフェース25は、ケーブル31を介してパーソナルコンピュータ1のインターフェース15に接続されており、モデム28には、電話回線32が接続されている。
【0024】
CPU21は、MFD2全体を制御する。RAM22は、各種のデータを記憶し、電源バックアップが施されている。ROM23は、MFD2を制御するためのプログラムなどを記憶している。ゲートアレイ24は、CPU21とスキャナ26、プリンタ27、およびモデム28との間のインターフェースとして機能する。インターフェース25は、たとえばRS−232Cなどの規格に基づいて、パーソナルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受信を制御する。スキャナ26は、原稿の画像を読み取って画像信号に変換する。プリンタ27は、画像データに基づいて画像をプリントする。モデム28は、ファクシミリ通信の送受信に際して、送信データにより搬送波を変調し、また受信搬送波を復調して受信データを取り出す。
【0025】
パーソナルコンピュータ1のハードディスク装置16には、MFD2のモデム28を用いてパーソナルコンピュータ1と他のファクシミリ装置などとの間でファクシミリ通信を行わせたり、プリンタ27を用いてパーソナルコンピュータ1で作成した文書や画像を印刷させたり、スキャナ26を用いて読み取らせた画像信号をパーソナルコンピュータ1に取り込んだりという、各種の機能を実現するためのMFD制御アプリケーションソフトウェアがインストールされている。このMFD制御アプリケーションソフトウェアは、フレキシブルディスクドライブ17にフレキシブルディスクを挿入して所定の操作を行うことにより、ハードディスク装置16にインストールされる。このMFD制御アプリケーションソフトウェアは、テキストデータをビットマップデータに変換するなどのデータ変換を行うFAXドライバと呼ばれるソフトウェア、通信履歴を管理および表示するログマネージャと呼ばれるソフトウェア、およびパーソナルコンピュータ1とMFD2との間のデータの送受を管理するステータスモニタと呼ばれるソフトウェアなどにより構成されている。
【0026】
すなわち、CPU21およびモデム28は、通信回線32を介してデータの受信を行う受信手段を構成している。インターフェイス15は、パーソナルコンピュータ1とのデータの送受を行う送受手段を構成している。CPU21およびRAM22は、送信送受によりパーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送信した場合に、前記送受手段によって送信したリングコマンドのリング回数をカウントするカウント手段を構成している。RAM22は、カウント手段によってカウントされたリングコマンドのリング回数を記憶する記憶手段を構成している。
【0027】
次に、このように構成されたMFD2の動作について簡単に説明する。先ず、パーソナルコンピュータ1およびこのパーソナルコンピュータ1のハードディスク装置16にインストールされているファックス受信用のアプリケーション、いわゆるファックスドライバを起動させておく。次に、ユーザの操作に従ってMFD2からリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する。そして、このリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答があるまでリングコマンドの送信を一定時間毎に行う。パーソナルコンピュータ1からMFD2から送信されたリングコマンドに対して応答、すなわち前記ファックスドライバが回線閉結を要求している旨の信号が送られてきた場合には、この信号が送られてくるまでに送信したリングコマンドの回数をMFD2のCPU21がRAM22に記憶させる。
【0028】
このようにして、MFD2がファックスドライバが起動しているか否か判断するためにパーソナルコンピュータ1に送信するリングコマンドを送信すべき回数が設定される。すなわち、パーソナルコンピュータ1に送信されるリングコマンドの回数と、パーソナルコンピュータ1がこのリングコマンドに応答するまでのリングコマンドの回数とは一致する。したがって、必要最小回数のリングコマンドの送信により、前記ファックスドライバが起動しているか否かを判断することができる。
【0029】
また、たとえば前記ファックスドライバの種類が変えられたり、あるいはパーソナルコンピュータ1のリングコマンドに対して応答するまでの回数がユーザの操作によって設定変更された場合であっても、必要に応じて多機能周辺装置のリングコマンド送信回数を極めて容易な操作によって自動的に設定変更することができる。
【0030】
次に、本願発明に係るMFD2のリングコマンド送信回数設定処理の手順について、図2に示すフローチャートを参照しながら具体的に説明する。なお、リングコマンド送信回数設定処理は、ユーザ操作によって開始されるものであるので、その操作以前にパーソナルコンピュータ1およびファックスデータ送受信用のアプリケーションであるファックスドライバは当然起動されている。
【0031】
先ず、CPU21が、たとえば1回ないし複数回のキーの押下操作などのユーザの操作によってリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する旨の指示がなされたか否かを判断する(S1)。CPU21が、ユーザの操作によってリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する旨の指示がなされたと判断した場合には(S1:YES)、リングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する(S2)。
【0032】
次に、CPU21が、送信したリングコマンドの回数をカウントする(S3)。具体的には、先ずカウント回数を0に初期設定し、カウント回数0としてRAM22の所定の領域に一時的に記憶させ、リングコマンドを送信する毎にカウント数を1ずつ加えてRAM22に記憶されたカウント回数を順次書き換えることにより行われる。
【0033】
続いて、CPU21が、パーソナルコンピュータ1に送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答、すなわちファックスドライバが回線閉結を要求している旨の信号が送られてきたか否かを判断する(S4)。CPU21が、送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答がないと判断した場合には(S4:NO)、CPU21が送信したリングコマンドの回数がMFD2に設定されたリングコマンドの送信を行う最大回数である所定回数以上であるか否かを判断する(S6)。なお、所定回数とは、10ないし20回程度が好ましい。というのは、このステップは、パーソナルコンピュータ1がMFD2から送られてくるリングコマンドに対して応答できない何らかの事態が起こった場合に備えるためのもの、すなわちMFD2から送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から何らの応答がない場合に、MFD2からパーソナルコンピュータ1に対してリングコマンドが無限回数送信されることを回避し、適当な送信回数をもって設定エラーとして処理するからである。
【0034】
CPU21が、パーソナルコンピュータ1に送信したリングコマンドの回数が所定回数以上でないと判断した場合には(S6:NO)、CPU21が送信したリングコマンドの回数が所定回数以上であると判断するか、あるいはCPU21がパーソナルコンピュータ1から送信したリングコマンドに対して応答があったと判断するまで、この判断を繰り返す。
【0035】
S4において、CPU21が、送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答があったと判断した場合には(S4:YES)、このときまでにリングコマンドを送信した回数、すなわちカウント回数を一時的に記憶しているRAM22の記憶領域とは別の記憶領域に記憶させ、このルーチンを終了する。このようにして、MFD2がファックスドライバが起動しているか否か判断するためにパーソナルコンピュータ1に送信すべきリングコマンドの回数が設定される。すなわち、呼出信号を受信したときにパーソナルコンピュータ1に送信されるリングコマンドの設定回数と、パーソナルコンピュータ1がMFD22から送られてきたリングコマンドに応答するまでのリングコマンドの設定回数とは一致する。
【0036】
また、S1において、CPU21が、ユーザの操作によってリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する旨の指示がなされていないと判断した場合(S1:NO)、および、S6において、CPU21が、パーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送信した回数が所定回数以上であると判断した場合(S6:YES)、すなわちリングコマンドの送信回数の設定ができなかった場合にも、このルーチンを終了する。
【0037】
次に、前記のようにしてリングコマンドをパーソナルコンピュータ1に送信する回数が設定されたMFD2によるファックスデータ受信処理の手順について、図3に示すフローチャートを参照しながら具体的に説明する。
【0038】
先ず、CPU21が、通信回線を介して送られてくる呼出信号を受信したか否か、すなわち相手端末からファックスデータの受信要求がなされたか否かを判断する(S11)。CPU21が、呼出信号を受信したと判断した場合には(S11:YES)、CPU21がパーソナルコンピュータ1にリングコマンドを送信する(S12)。
【0039】
続いて、CPU21が、送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答、すなわちファックスドライバが回線閉結を要求する旨の信号を送信してきたか否かを判断する(S13)。CPU21が送信したリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答があったと判断した場合には(S13:YES)、CPU21が電話回線を閉結させ(S14)、ファックスデータの受信を行う(S15)。
【0040】
次いで、CPU21が、受信したファックスデータを順次パーソナルコンピュータ1に送信し(S16)、CPU21が、受信したすべてのファックスデータをパーソナルコンピュータ1に送信したか否かを判断する(S17)。
【0041】
CPU21が、受信したすべてのファックスデータをパーソナルコンピュータ1に送信していないと判断した場合には(S17:NO)、CPU21が、受信したすべてのファックスデータをパーソナルコンピュータ1に送信したと判断するまでこの動作を繰り返す。
【0042】
CPU21が、受信したすべてのファックスデータをパーソナルコンピュータ1に送信したと判断した場合には(S17:YES)、CPU21が電話回線を開放させ(S18)、このルーチンを終了する。
【0043】
S13において、CPU21が、MFD2から送信されたリングコマンドに対してパーソナルコンピュータ1から応答がないと判断した場合には(S13:NO)、CPU21が設定された回数分だけパーソナルコンピュータ1に対してリングコマンドを送信したか否かを判断する(S19)。CPU21が、設定された回数分だけリングコマンドを送信していないと判断した場合には(S19:NO)、S11に戻り、呼出信号が送られてくる限りはCPU21がパーソナルコンピュータ1に送信したリングコマンドに対して応答があったと判断するか、あるいは設定回数分だけリングコマンドを送信したと判断するまで、S19における判断を繰り返す。
【0044】
S19において、CPU21が、設定された回数分だけパーソナルコンピュータ1に対してリングコマンドを送信したと判断した場合には(S19:YES)、パーソナルコンピュータ1のハードディスク装置16などにインストールされたファックスドライバが起動されていない、あるいはパーソナルコンピュータ1自体が起動されておらずパーソナルコンピュータ1によってMFD2から送られてくるファックスデータの受信が行えないということであるので、回線を閉結して(S20)、MFD2によってファックスデータを受信し(S21)、受信したファックスデータをMFD2で処理する(S22)。すなわち、MFD2によって通常のファックスデータの受信を行う。具体的には、受信したファックスデータをRAM22に記憶させたり、プリンタ27によって記録用紙上に受信したファックスデータを記録させたりする。
【0045】
次いで、CPU21が、受信したすべてのファックスデータの処理が終了したか否かを判断する(S23)。CPU21が、受信したすべてのファックスデータの処理が終了していないと判断した場合には(S23:NO)、CPU21が受信したすべてのファックスデータの処理が終了したと判断するまで、すなわち、ファックスデータの受信処理が終了したと判断するまで受信したファックスデータの処理を行う。
【0046】
CPU21が、受信したすべてのファックスデータの処理が終了したと判断した場合には(S23:YES)、電話回線を開放して(S18)、このルーチンを終了する。また、S11において、CPU21が、呼出信号を受信していないと判断した場合にも(S11:NO)、このルーチンを終了する。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した発明の多機能周辺装置によれば、たとえば1ないし数回のキーの押下操作などユーザの操作によって、情報処理装置において設定されている多機能周辺装置から送られてくるリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数を前記多機能周辺装置が前記カウント手段から認知することができる。また、前記多機能周辺装置は、前記カウント手段によってカウントされたリングコマンドの回数を記憶する記憶手段を備えているので、この記憶手段に記憶されているリングコマンドの回数に応じて多機能周辺装置から情報処理装置に対して送信するリングコマンドの回数を設定することができる。したがって、情報処理装置において設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数と多機能周辺装置から情報処理装置に送信するリングコマンドの設定回数とを極めて容易な操作によって自動的に一致させることができる。また、たとえば情報処理装置のハードディスク装置などにインストールされたファックス送受信用のアプリケーションの種類が変えられたり、あるいはリングコマンドに対して情報処理装置が応答するまでの回数がユーザの操作によって設定変更された場合であっても、必要に応じて多機能周辺装置のリングコマンド送信回数を極めて容易な操作によって自動的に設定変更することができる。
【0048】
また、請求項2に記載した発明の多機能周辺装置によれば、請求項1に記載の多機能周辺装置の効果に加えて、情報処理装置において設定されたリングコマンドに対して応答するまでのリングコマンドの回数と多機能周辺装置から情報処理装置に送信されるリングコマンドの回数とが一致しているので、情報処理装置のハードディスク装置などにインストールされたファックス送受信用のアプリケーションが起動していないときに、必要最低回数のリングコマンドの送信によって前記アプリケーションが起動していないことを判断できる。すなわち、前記アプリケーションが起動していないことに迅速に対応して、多機能周辺装置によって通常のデータ受信処理を行うことができ、呼び出しベルの鳴る回数も必要最低回数に止めておくことができる。したがって、通信を迅速に行えるとともに、無鳴動着信が設定されていないときに、必要以上に呼び出しベルが鳴り続け、ユーザが不快な思いをすることもない。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多機能周辺装置(MFD)を情報処理装置(パーソナルコンピュータ)に接続した状態の回路ブロック図である。
【図2】 本発明に係る多機能周辺装置(MFD)によるリングコマンド送信回数設定処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明に係る多機能周辺装置(MFD)によるファックスデータ受信処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ
2 MFD
11 プロセサ(パーソナルコンピュータの)
12 ROM(パーソナルコンピュータの)
13 RAM(パーソナルコンピュータの)
15 インターフェイス(パーソナルコンピュータの)
16 ハードディスク装置(パーソナルコンピュータの)
21 CPU(MFDの)
22 RAM(MFDの)
23 ROM(MFDの)
25 インターフェイス(MFDの)
27 プリンタ
28 モデム(MFDの)
32 電話回線
Claims (2)
- 通信回線を介してデータの受信を行う受信手段と、情報処理装置とのデータの送受を行う送受手段と、を備えた多機能周辺装置であって、
前記送受手段により前記情報処理装置にリングコマンドを送信した場合に、前記送受手段によって送信したリングコマンドのリング回数をカウントするカウント手段と、
ユーザの操作によってリングコマンドを前記情報処理装置に送信する指示がなされて前記送受手段によってリングコマンドが送信された際に、このリングコマンドに対して前記情報処理装置から応答があった場合に、前記カウント手段によってカウントされたリングコマンドのリング回数を記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする、多機能周辺装置。 - 前記受信手段によって通信回線を介して呼出信号を受信した際に、前記記憶手段に記憶されているリング回数のリングコマンドを前記送受手段によって送信した後に、前記情報処理装置から応答がなかった場合には、受信したデータをその内部において処理し、前記情報処理装置から応答があった場合には、受信したデータを前記情報処理装置に送信する、請求項1に記載の多機能周辺装置。
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