JPH10135993A - 二重系システムにおけるアドレス設定方式 - Google Patents

二重系システムにおけるアドレス設定方式

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JPH10135993A
JPH10135993A JP8287099A JP28709996A JPH10135993A JP H10135993 A JPH10135993 A JP H10135993A JP 8287099 A JP8287099 A JP 8287099A JP 28709996 A JP28709996 A JP 28709996A JP H10135993 A JPH10135993 A JP H10135993A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他系の計算機の稼動中にオンラインのまま診
断・点検作業を行うことができる二重系システムにおけ
るLANアドレス設定方式を提供する。 【解決手段】 二重系システム共通の通信用LANアド
レス(MACアドレス“MAC1”+IPアドレス“I
0”)を記憶するLANアドレス記憶部37と、通信
用LANアドレスと異なる診断用LANアドレス(MA
Cアドレス“MACD”+IPアドレス“IPD”)を記
憶するLANアドレス記憶部21とを設け、主系計算機
10の故障後の診断時、稼動モードになった待機系計算
機30は、MACアドレスバッファ35に“MAC1
を、IPアドレスバッファ36に“IP0”を設定し、
外部との通信を継続する。一方、計算機10は、MAC
アドレスバッファ15に“MACD”を、IPアドレス
バッファ16に“IPD”を設定し、オンラインで通信
機能の診断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重系システム、特
に二重系システムを構成する各計算機のオンライン状況
下における通信機能の診断・点検時におけるネットワー
クアドレスの設定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】二重系システムは、システムダウンによ
る処理の停止を阻止するために、稼動モードすなわち通
常時に稼動する主系と、待機モードすなわち通常時は動
作可能な状態で待機しており、主系が万一ダウンしたと
きに主系に代わって処理を引き継ぎ行う待機系とで構成
されている。待機系の計算機は、主系の処理をそのまま
引き継ぐので、一般的には主系の計算機と同等の構成及
び機能を有している。
【0003】図10(a)は、LAN2に接続されイー
サネット並びにTCP/IPプロトコルを使用している
二重系システムの構成図である。2台の計算機100,
300は、同一構成を有しており、LAN2に接続する
ためのLANアダプタ110,310、TCP/IPプ
ロトコルに準拠した制御を行うためのTCP/IP制御
装置120,320及び自計算機を二重系として動作制
御させるための二重系制御装置130,330をそれぞ
れ有している。
【0004】LANアダプタ110,310は、固有の
MACアドレス“MAC1”、“MAC3”が書き込まれ
たアドレスROM111,311と、書換可能にMAC
アドレスを設定できるMACアドレスバッファ112,
312とを内蔵している。通信するときには、MACア
ドレスバッファ112,312に設定されているMAC
アドレスを使用する。
【0005】TCP/IP制御装置120、320は、
LANアダプタ110,310の上位層に位置し、通信
に使用するIPアドレスが設定されるIPアドレスバッ
ファ121,321を内蔵している。実際にはソフトウ
ェアによりIPアドレスが常時実装されているが、IP
アドレスの使用をアクティブにするか否かの設定によっ
てIPアドレス設定の有無としている。
【0006】二重系制御装置130,330は、他方と
図示していない直結の専用線若しくはLAN2を用いて
形成した経路を介して相互の稼動状況の監視を行い、障
害通知や稼動モード、待機モード等の切替え制御を行
う。
【0007】なお、この構成の二重系にアクセスをする
場合、LAN2に直接又は間接的に接続された計算機等
の外部機器4は、MACアドレスのみあるいはIPアド
レスのみで一定の条件の下通信を行うことができるが、
一般的には便宜上、IPアドレスとMACアドレスとの
組合せで通信相手先のアドレスを指定している。以降の
説明においては、IPアドレスとMACアドレスとの組
をLANアドレスということにする。
【0008】二重系システムを構成する計算機100,
300は、外部機器4に対して情報提供等何らかのサー
ビスを提供するわけであるが、二重系システムにアクセ
スする外部機器4からしてみれば、どちらの計算機10
0,300がサービスを提供しようとかまわない。従っ
て、外部機器4は、稼動モードの計算機100,300
を意識することなくサービスが供給されることを望む。
これは、二重系システムにおいて共通の仮想的なLAN
アドレスを一つ設け、そのLANアドレスをいずれかの
計算機100,300にのみ設定しておくことで実現で
きる。すなわち、外部機器4は、この仮想的なLANア
ドレスを指定して二重系システムにアクセスを行うこと
により、二重系システムにおいてそのLANアドレスが
有効に割り当てられたいずれかの計算機100,300
がそのアクセスに対する処理を行う。従って、外部機器
4は、実際にどちらの計算機100,300が稼動しよ
うともサービスを受けることができ、実際にどちらが動
作したのかを意識する必要はない。
【0009】従来では、これを次のようにして実現して
いる。図10(a)に示したように、主系のアドレスR
OM111に書き込まれた計算機100の固有のMAC
アドレス“MAC1”を二重系システム共通のLANア
ドレスに利用し、MACアドレスバッファ112に書き
込む。また、TCP/IP制御装置120に設定されて
いるIPアドレス“IP0”を有効とする。一方、計算
機300のMACアドレスバッファ312には、共通の
MACアドレス“MAC1”が書き込まれておらず、T
CP/IP制御装置320に設定されているIPアドレ
スは無効のままである。このように、二重系のLANア
ドレス“MAC1+IP0”を計算機100にのみ設定し
ておくことで、外部機器4は、LANアドレス“MAC
1+IP0”さえ知っていれば、どちらの計算機100,
300が稼動中であるかを意識することなく、つまりい
ずれかの計算機100,300のMACアドレスを指定
しなくても二重系システムとの通信を行うことができ
る。
【0010】ここで、稼動モードであった主系の計算機
100に障害が発生した場合、二重系制御装置130,
330の制御により待機モードであった計算機300が
稼動モードに、稼動モードであった計算機100が故障
モードに切り替わる。このとき、計算機300のMAC
アドレスバッファ312には、共通のMACアドレス
“MAC1”が書き込まれ、TCP/IP制御装置32
0に設定されているIPアドレス“IP0”を有効とす
る。共通のMACアドレス“MAC1”は、モード切替
え時あるいは予め二重系制御装置330に保持されてい
る。一方、計算機100のTCP/IP制御装置120
に設定されているIPアドレスを無効とする。このモー
ドが切り替わった後の状態を図10(b)に示す。この
ように、二重系のLANアドレス“MAC1+IP0”を
計算機300にのみ有効とすることで、外部機器4は、
計算機100,300が切り替わったことを意識するこ
となく二重系システムとの通信を続けて行うことができ
る。
【0011】その後、故障モードの計算機100は、故
障が修復されると、通常、待機モード若しくは稼動モー
ドに戻る前に診断テストが実施される。診断テストで
は、外部とのループバックテストなどにより通信機能の
動作確認を行う。
【0012】なお、LANアダプタには、MACアドレ
スバッファを持たないタイプも存在するが、この場合
は、二重系システム共通のIPアドレスと各LANアダ
プタ固有のMACアドレスとを組にしたLANアドレス
により通信が行われる。従って、外部機器4は、通信相
手となる計算機のMACアドレスを特定する処理を行っ
た後に二重系システムへのアクセスを行うことができる
ようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、主系の計算機100には、アドレスとしてM
ACアドレス“MAC1”並びにIPアドレス“IP0
しか持っていないので、主系の計算機100の障害修復
後、外部とのループバックテストなどによる通信機能の
診断テストをオンラインの状況下で行うことができなか
った。すなわち、従来における診断機構は、LANアダ
プタ110の中に書き込まれている既存の固有のMAC
アドレス“MAC1”並びにTCP/IP制御装置12
0に設定されているIPアドレス“IP0”をそのまま
使用するため、この組合せによるLANアドレスは、稼
動中である計算機300と同じLANアドレスを使用す
ることになってしまう。従って、このLANアドレスを
利用してオンラインで計算機100の診断テストを行お
うとすると、同一ネットワーク上に同一LANアドレス
を持つ計算機が複数存在することになってしまい、ネッ
トワーク通信機能に不都合が生じてしまうことになる。
【0014】従って、従来のようなLANアドレスの設
定方式では、障害が発生した計算機100の診断テスト
を他系の稼動中にオンラインのまま行えないため、計算
機の故障復旧後の迅速な復帰ができなかった。
【0015】更に、待機中である計算機の点検作業を同
様な理由により迅速かつ有効に行うことができなかっ
た。
【0016】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、他系の計算機の稼
動中にオンラインのまま診断・点検作業を行うことがで
きる二重系システムにおけるLANアドレス設定方式を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明における二重系システムにおけるア
ドレス設定方式は、主系計算機と、少なくとも1台の待
機系計算機とを有し、主系計算機の障害発生時にいずれ
かの待機系計算機に切り替えて動作を継続する二重系シ
ステムであって、いずれかの前記計算機の固有のアドレ
スを利用して設定された二重系システム共通の通信用ネ
ットワークアドレスを用いて外部機器とのネットワーク
通信を行う二重系システムにおいて、前記計算機は、前
記通信用ネットワークアドレスを記憶する通信用ネット
ワークアドレス記憶手段と、前記通信用ネットワークア
ドレスとは別個に設定された前記計算機の診断・点検用
ネットワークアドレスを記憶する診断・点検用ネットワ
ークアドレス記憶手段と、稼動中には前記通信用ネット
ワークアドレスを用いて通信を行う通信制御手段と、稼
動中でないときに前記診断・点検用ネットワークアドレ
スを用いて診断・点検を行う診断・点検実行手段とを有
することを特徴とする。
【0018】また、主系計算機と、少なくとも1台の待
機系計算機とを有し、主系計算機の障害発生時にいずれ
かの待機系計算機に切り替えて動作を継続する二重系シ
ステムであって、いずれかの前記計算機の固有のアドレ
スを利用して設定された二重系システム共通の通信用ネ
ットワークアドレスを用いて外部機器とのネットワーク
通信を行う二重系システムにおいて、前記計算機のうち
少なくとも前記通信用ネットワークアドレスの生成に固
有のアドレスが利用されたアドレス提供計算機は、前記
通信用ネットワークアドレスとは別個に設定された前記
計算機の診断・点検用ネットワークアドレスを記憶する
診断・点検用ネットワークアドレス記憶手段と、稼動中
には前記通信用ネットワークアドレスを用い、稼動中で
ないときの診断・点検時に前記診断・点検用ネットワー
クアドレスを用いて通信を行う通信制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0019】すなわち、上記発明によれば、通信用のネ
ットワークアドレスと異なる診断・点検用ネットワーク
アドレスを設けたことにより、通信用のネットワークア
ドレスを使用して稼動している計算機が存在しても、診
断・点検を行う計算機は、稼動中の計算機と異なるネッ
トワークアドレスを使用することができるので、稼動中
である計算機の通信を妨害することなくオンラインのま
ま通信機能の診断・点検を行うことができる。
【0020】また、前記待機系計算機が複数存在する場
合、前記各待機系計算機は、それぞれに異なる診断・点
検用ネットワークアドレスを用いることを特徴とする。
これにより、複数の待機系計算機の診断・点検を同時に
オンラインのまま行うことができる。
【0021】また、前記各計算機は、二重系制御を行う
二重系制御手段と、IPアドレスを記憶するIPアドレ
スバッファを有し、TCP/IPプロトコルに基づく通
信制御を行うTCP/IP通信制御手段と、自計算機固
有のMACアドレスを保持するROMと、実際に使用す
るMACアドレスを記憶するMACアドレスバッファと
を有するLANアダプタとを有し、前記二重系制御手段
は、診断・点検用ネットワークアドレス記憶手段かつ通
信用ネットワークアドレス記憶手段であり、稼動中に
は、二重系システム共通のMACアドレスを前記MAC
アドレスバッファに、二重系システム共通のIPアドレ
スを前記IPアドレスバッファに、それぞれ設定し、診
断・点検時には、診断・点検用ネットワークアドレスを
構成するMACアドレスを前記MACアドレスバッファ
に設定することを特徴とする。
【0022】更に、前記二重系制御手段は、診断・点検
時には、前記診断・点検用ネットワークアドレスを構成
するIPアドレスを前記IPアドレスバッファに設定す
ることを特徴とする。
【0023】上記発明によれば、ネットワークアドレス
が2つ以上のアドレスの組合せに基づいて構成されてい
る場合、二重系制御手段は、例えば最初はMACアドレ
スのMACアドレスバッファへの設定のみ行い、通信機
能の診断・点検を行い、正常に終了したら、更にIPア
ドレスをIPアドレスバッファに設定して同様に診断・
点検を行うようにする。このように、段階的に診断・点
検を行うようにすれば、診断・点検時における異常発生
箇所の切分けを容易に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
様の要素には、同じ符号を付け説明を省略する。
【0025】実施の形態1.図1(a)は、本発明に係
る二重系システムの第1の実施の形態を示したブロック
構成図である。本実施の形態は、従来例と同様にLAN
2に接続されている計算機10,30は、同一構成を有
しており、イーサネット並びにTCP/IPプロトコル
を使用している。
【0026】2台の計算機10,30は、LAN2に接
続するためのLANアダプタ11,31、TCP/IP
プロトコルに準拠した通信制御を行うためのTCP/I
P制御装置12,32及び自計算機を二重系として動作
制御させるための二重系制御装置13,33をそれぞれ
有している。計算機10は、二重系システムにおける主
系であり、通常時には稼動モードで動作する。計算機3
0は、動作可能な状態で待機しており、主系である計算
機10が故障のため動作不可能となったときに動作モー
ドに切り替わりシステムとしても処理を継続する。
【0027】LANアダプタ11,31は、従来例に示
したのと同様の構成、機能を有しており、固有のMAC
アドレス“MAC1”、“MAC3”がそれぞれ書き込ま
れたアドレスROM14,34と、書換可能にMACア
ドレスを設定できるMACアドレスバッファ15,35
とを内蔵している。なお、本実施の形態においては、外
部機器4との通信に使用する二重系システム共通の通信
用LANアドレスは、主系である計算機10のMACア
ドレス“MAC1”を利用して生成することにする。
【0028】TCP/IP制御装置12、32は、従来
例に示したのと同様の構成、機能を有しており、通信に
使用する論理アドレスとしてIPアドレスが設定される
IPアドレスバッファ16,36を内蔵している。
【0029】二重系制御装置13,33は、従来例に示
したのと同様に、他方の装置と図示していない直結の専
用線若しくはLAN2を用いて形成した経路を介して相
互の稼動状況の監視を行い、障害通知や稼動モード、待
機モード等の切替え制御を行う。更に、共通の通信用L
ANアドレスの生成にMACアドレスを提供していない
計算機30の二重系制御装置33には、LANアドレス
を記憶するLANアドレス記憶部37が設けられてお
り、ここには、共通の通信用LANアドレス“MAC1
+IP0”を構成するMACアドレス“MAC1”及びI
Pアドレス“IP0”が記憶されている。なお、共通の
通信用LANアドレスは、稼動モードに切り替わった後
に使用するので、そのときまでに計算機10から計算機
30に知らされ、LANアドレス記憶部37に設定され
ていればよい。本実施の形態では、他方の計算機10が
固有に持つMACアドレス“MAC1”を用いて共通L
ANアドレスを生成するため二重系制御装置33にのみ
LANアドレス記憶部37を設けたが、二重系制御装置
13にもLANアドレス記憶部を設けて、この通信用L
ANアドレスを二重系制御装置13から二重系制御装置
33に渡すようにしてもよい。
【0030】診断装置18は、自己の計算機10におい
て障害が発生した後の動作確認のための診断テストを行
うために用いられ、内部に診断時に使用する診断用のM
ACアドレス“MACD”を予め保持する診断用MAC
アドレス記憶部19が設けられている。
【0031】本実施の形態において特徴的なことは、通
常の通信に使用するLANアドレスとは別個に診断用の
LANアドレスを持たせるようにしたことである。これ
により、オンラインのまま計算機10,30の診断を行
うことができるわけであるが、この本実施の形態におけ
る動作について以下に説明する。
【0032】二重系システムが通常に動作しているとき
には、主系である計算機10のアドレスROM14に書
き込まれたMACアドレス“MAC1”がMACアドレ
スバッファ15に書き込まれている。また、TCP/I
P制御装置12に設定されているIPアドレス“I
0”を有効とする。すなわち、計算機10に二重系シ
ステムにおける共通のLANアドレス“MAC1+I
0”が設定されており、二重系システムは、計算機1
0によりこのLANアドレスを用いて外部機器4とLA
N2経由で通信を行うことになる。一方、計算機30の
MACアドレスバッファ35には、共通のMACアドレ
ス“MAC1”が書き込まれておらず、TCP/IP制
御装置32に設定されているIPアドレスは無効のまま
である。このときの各アドレスの設定内容が図1(a)
に示されている。
【0033】ここで、稼動モードであった主系の計算機
10に障害が発生した場合、二重系制御装置13,33
の制御により待機モードであった計算機30が稼動モー
ドに切り替わり、稼動モードであった計算機10が故障
モードに切り替わりLAN2から論理的に切り離され
る。なお、計算機10,30の動作状態は、図2に示し
たようなモードで遷移する。このとき、二重系制御装置
33は、LANアドレス記憶部37に記憶されている通
信用のMACアドレス“MAC1”をMACアドレスバ
ッファ35に書き込み、IPアドレス“IP0”をIP
アドレスバッファ36に設定する。なお、正確には、設
定済みのIPアドレスの使用を有効とする。このように
して、稼動モードになる計算機30において、共通LA
Nアドレスを構成するMACアドレス“MAC1”とI
Pアドレス“IP0”とが所定のバッファ35,36に
有効に設定されると、二重系システムは、計算機30に
より通信用LANアドレスを用いて外部機器4とLAN
2経由で通信を行うことになる。この後、外部機器4
は、計算機10から計算機30に切り替わったことを意
識することなく二重系システムとの通信を続けて行うこ
とができる。
【0034】一方、故障した計算機10は、復旧作業が
施された後、故障モードから診断モードに切り替わり動
作確認の診断テストが行われることになるが、ここで、
本実施の形態の特徴である診断用LANアドレスの設定
が行われる。このときの各アドレスの設定内容を図1
(b)に示す。すなわち、本実施の形態における二重系
制御装置13は、診断装置18の診断用MACアドレス
記憶部19に記憶されている診断用MACアドレス“M
ACD”をMACアドレスバッファ15に書き込む。こ
れにより、診断装置18は、診断用MACアドレス“M
ACD”を用いて計算機10の診断を行うようになる。
【0035】このように、本実施の形態によれば、通信
用のMACアドレス“MAC1”と異なる診断用MAC
アドレス“MACD”を設けたことにより、計算機10
は、稼動中の計算機30と異なるLANアドレスを使用
することになるので、診断装置18は、稼動中である計
算機30の通信を妨害することなくオンラインのまま外
部とのループバックテストなどの通信機能の診断を行う
ことができる。
【0036】なお、二重系システム共通のLANアドレ
スの生成のために自己の固有のアドレスを提供すること
によって当該MACアドレスを他の計算機に使用される
計算機、上記例では計算機10が診断テストを行う際に
通信用LANアドレスと同じLANアドレスを使用する
おそれが生じる。従って、それを解決するために必要な
手段を明確にするために、本実施の形態では、計算機1
0と計算機30それぞれに必要な構成のみを図示して説
明した。但し、一般的には主系と待機系とは、同一構成
であること、また、運用上待機系を主系とし、主系を待
機系と入れ替えて使用する可能性があるため主系、待機
系とも同じ構成を有するようにすることが望ましい。
【0037】また、上記説明においては、主系の計算機
10のMACアドレス“MAC1”を共通のLANアド
レスに利用したが、待機系の計算機30のMACアドレ
スを利用することも可能である。
【0038】実施の形態2.上記実施の形態1では、診
断装置による診断テストの際、診断用MACアドレスを
用いることでオンラインのまま診断テストができること
について説明した。本実施の形態においては、診断用と
してMACアドレスのみならずIPアドレスをも通信用
と別個に持たせた点並びに診断実行手段として診断装置
を別個に設けずに診断機構を二重系制御装置に持たせた
点を特徴としている。
【0039】図3(a)は、本発明に係る二重系システ
ムの第2の実施の形態を示したブロック構成図である。
本実施の形態における二重系制御装置20は、上記実施
の形態1における診断装置と同様の診断機構を有してお
り、また、障害発生後の動作確認のための診断テストを
行う際に用いられる診断用のMACアドレス“MA
D”及び診断用のIPアドレス“IPD”を保持するL
ANアドレス記憶部21が内部に設けられている。
【0040】次に、本実施の形態における動作について
説明するが、図3(a)に示した通常動作時は、実施の
形態1と同様なので説明を省略する。
【0041】稼動モードであった主系の計算機10に障
害が発生した場合、二重系制御装置20,33の制御に
より待機モードであった計算機30が稼動モードに切り
替わり、稼動モードであった計算機10が故障モードに
切り替わりLAN2から論理的に切り離される。このと
き、二重系制御装置33は、通信用のMACアドレス
“MAC1”をMACアドレスバッファ35に書き込
み、IPアドレス“IP0”をIPアドレスバッファ3
6に設定することによって上記実施の形態1と同様に共
通LANアドレスを用いて外部機器4と通信を引き続き
行うことができる。
【0042】一方、故障した計算機10は、復旧作業が
施された後、故障モードから診断モードに切り替わり動
作確認の診断テストが行われることになる。ここで、本
実施の形態における二重系制御装置20は、まず、LA
Nアドレス記憶部21に記憶されている診断用のMAC
アドレス“MACD”をMACアドレスバッファ15に
書き込む。そして、外部ループバックテストを行う。そ
して、テストが正常終了すると、次に、二重系制御装置
20は、診断用LANアドレス記憶部21に記憶されて
いる診断用IPアドレス“IPD”をIPアドレスバッ
ファ16に書き込む。そして、外部ループバックテスト
を行う。このときの各アドレスの設定内容を図3(b)
に示す。
【0043】このように、本実施の形態によれば、通信
用のMACアドレス“MAC1”及びIPアドレス“I
0”と異なる診断用のMACアドレス“MACD”及び
IPアドレス“IPD”を設けたことにより、計算機1
0は、稼動中の計算機30と異なるLANアドレスを使
用することになるので、二重系制御装置20は、稼動中
である計算機30の通信を妨害することなくオンライン
のまま外部とのループバックテストなどの通信機能の診
断を行うことができる。特に、本実施の形態において
は、診断用のIPアドレス“IPD”を設けたことによ
りTCP/IP制御装置12の動作確認を行うことがで
き、また、上述したようにTCP/IP制御装置12の
動作確認とLANアダプタ11の動作確認とを段階的に
行うことができるので、診断テスト時の異常発生箇所の
切分けを容易に行うことができる。
【0044】なお、本実施の形態においても計算機10
と計算機30の構成を異ならせたが、実施の形態1と同
じ理由で同一構成としてもよい。
【0045】また、本実施の形態では、診断機構を二重
系制御装置20に持たせるようにしたが、実施の形態1
でも別途診断装置を設けずに二重系制御装置に設けるよ
うにしてもよい。
【0046】実施の形態3.上記各実施の形態では、M
ACアドレスの書込みが可能なMACアドレスバッファ
15,35を搭載したLANアダプタ11,31を使用
することを前提としたが、前述したようにMACアドレ
スバッファ15,35を持たないタイプのLANアダプ
タも存在する。本実施の形態では、このタイプのLAN
アダプタにも適用可能としたことを特徴とする。
【0047】図4(a)は、本発明に係る二重系システ
ムの第3の実施の形態を示したブロック構成図である。
本実施の形態におけるLANアダプタ22,42は、ア
ドレスを記憶するための手段として固有のMACアドレ
ス“MAC1”、“MAC3”を書き込むためのアドレス
ROM14,34のみを有している。これに伴い、診断
用のMACアドレスを設定することができないため、二
重系制御装置20のLANアドレス記憶部21には、診
断用IPアドレス“IPD”のみが設定されている。ま
た、二重系制御装置33のLANアドレス記憶部37に
は、通信用IPアドレス“IP0”が記憶されている。
【0048】本実施の形態における通常動作時は、上記
実施の形態2と同様なので説明を省略する。
【0049】稼動モードであった主系の計算機10に障
害が発生した場合、二重系制御装置20,33の制御に
より待機モードであった計算機30が稼動モードに切り
替わり、稼動モードであった計算機10が故障モードに
切り替わりLAN2から論理的に切り離される。このと
き、二重系制御装置33は、通信用のIPアドレス“I
0”をIPアドレスバッファ36に設定することによ
って二重系システム共通のIPアドレスと各LANアダ
プタ固有のMACアドレスとを組にしたLANアドレス
により外部機器4と通信を引き続き行うことができる。
【0050】一方、故障した計算機10は、復旧作業が
施された後、故障モードから診断モードに切り替わり動
作確認の診断テストが行われることになるが、ここで、
本実施の形態における二重系制御装置20は、まず、L
ANアドレス記憶部21に記憶されている診断用のIP
アドレス“IPD”をIPアドレスバッファ16に書き
込む。このときの各アドレスの設定内容を図4(b)に
示す。これにより、二重系制御装置20は、通信用のI
Pアドレス“IP0”とは異なる診断用のIPアドレス
“IPD”を利用することによって計算機10の診断テ
ストを行うことができるようになる。
【0051】本実施の形態における診断テストというの
は、実施の形態1が診断用MACアドレスをMACアド
レスバッファ15に設定して診断テストつまり結果とし
てTCP/IP制御装置12の動作確認をしなかったよ
うに、診断用IPアドレス“IPD”をTCP/IP制
御装置12のIPアドレスバッファ16に設定してTC
P/IP制御装置12の動作確認を行うが、LANアダ
プタの動作確認は行わないことになる。
【0052】以上のようにして、MACアドレスバッフ
ァを持たないタイプのLANアダプタを搭載した計算機
であっても稼動中である計算機30の通信を妨害するこ
となくオンラインのまま外部とのループバックテストな
どの通信機能の診断を行うことができる。
【0053】実施の形態4.上記各実施の形態では、稼
動モードであった主系の計算機10が故障し復旧後の診
断時のLANアドレスの設定に関することであったが、
本実施の形態は、待機モードで動作している計算機30
の点検時におけるLANアドレスの設定方式に関する。
他系の計算機が共通のLANアドレスを使用して動作し
ているときのオンライン状況下における動作確認という
点で診断と点検とは基本的に同様である。なお、点検モ
ードを含むモード遷移を図5に示す。
【0054】図6(a)は、本発明に係る二重系システ
ムの第4の実施の形態を示したブロック構成図である。
本実施の形態は、待機系である計算機30にも通信に使
用するLANアドレスとは別個に点検用のMACアドレ
ス及びIPアドレスが設定されている。なお、通信用と
は別個に設定される診断用LANアドレスと点検用LA
Nアドレスが各計算機10,30によって同時に使用さ
れることはあり得ないので、同じLANアドレスを使用
し、診断モードでは診断用LANアドレスとして、点検
モードでは点検用LANアドレスとして使用する。
【0055】本実施の形態における二重系制御装置33
に設けられているLANアドレス記憶部37には、通信
用のLANアドレス“MAC1+IP0”及び診断・点検
用のLANアドレス“MACD+IPD”が記憶されてい
る。なお、本実施の形態では、二重系制御装置20のL
ANアドレス記憶部21にも同様に通信用LANアドレ
ス“MAC1+IP0”と診断・点検用LANアドレス
“MACD+IPD”とが記憶されている。
【0056】図6(a)に示したように、二重系システ
ムが通常に動作しているときには、稼動モードである計
算機10のMACアドレスバッファ15には“MA
1”が、IPアドレスバッファ16には“IP0”が、
それぞれ書き込まれている。一方、待機モードで動作し
ている計算機30のMACアドレスバッファ35及びI
Pアドレスバッファ16には各アドレスが設定されてい
ない。この動作状態は、上記実施の形態と同じである。
【0057】ここで、待機モードである計算機30の点
検を行う際、二重系制御装置33は、MACアドレスバ
ッファ35に点検用のMACアドレス“MACD”を、
IPアドレスバッファ36に点検用のIPアドレス“I
D”を、それぞれ書き込む。このときの各アドレスの
設定内容を図6(b)に示す。これにより、二重系制御
装置33は、診断用LANアドレス“MACD+IPD
を用いて計算機30の点検を行うことになるが、前述し
た診断モードの場合と同様に、計算機30は、計算機1
0が使用している通信用のLANアドレス“MAC1
IP0”と異なるLANアドレスを使用して点検を行う
ため、稼動中である計算機10の通信を妨害することな
くオンラインのまま待機している計算機30の通信機能
等の点検を行うことができる。
【0058】実施の形態5.上記各実施の形態において
は、計算機10と計算機30との1組の二重系を例にし
て説明したが、本実施の形態では、二重系を複数存在す
る場合にも適用することができる。図7は、本発明に係
る二重系システムの第5の実施の形態を示したブロック
構成図であり、上記実施の形態4に示した二重系が複数
存在する場合の構成図である。このような構成の場合、
各二重系6−1,…,6−Nには、通信用LANアドレ
スとは別個の、かつ他の二重系6−1,…,6−Nと異
なる診断・点検用LANアドレス“MACD1+I
D1”,…,“MACDN+IPDN”が設定される。もち
ろん、同じ二重系に含まれる主系と待機系には、同じ診
断・点検用LANアドレスが設定される。
【0059】このように、各二重系6に異なる診断・点
検用LANアドレスを設定することによって同じLAN
2に接続されていたとしても複数の二重系で同時に通信
機能の診断・点検を行うことができる。
【0060】実施の形態6.図8は、本発明に係る二重
系システムの第6の実施の形態を示したブロック構成図
である。上記各実施の形態では、1台の主系と1台の待
機系を1組とした例で説明したが、本実施の形態におけ
る二重系システムは、図8に示したように1台の主系と
なる計算機10と複数の待機系の計算機30−1,…,
30−Nで構成される場合でも診断・点検用LANアド
レスを用いた診断・点検を可能としている。本実施の形
態における待機系の計算機30−1,…,30−Nは、
全て同じ構成であり、各計算機30−1,…,30−N
のLANアドレス記憶部37には、共通LANアドレス
“MAC1+IP0”と診断・点検用LANアドレス“M
ACD+IPD”とが記憶されている。これにより、待機
系の計算機30−1,…,30−Nは、計算機10が使
用している通信用のLANアドレス“MAC1+IP0
と異なるLANアドレスを使用して点検を行うため、稼
動中である計算機10の通信を妨害することなくオンラ
インのままいずれかの計算機30−1,…,30−Nの
通信機能等の点検を行うことができる。
【0061】実施の形態7.上記実施の形態6では、い
ずれか1台の計算機30−1,…,30−Nの点検を行
うことはできるが、複数の待機系の点検を同時に行うこ
とはできない。本実施の形態では、複数の待機系の点検
を同時に行えるようにしたことを特徴としている。
【0062】本実施の形態における二重系システムの全
体構成は、実施の形態6と同じであるが、LANアドレ
ス記憶部37に設定されるLANアドレスの内容のみ異
なる。図9は、待機系のうち計算機30−1のLANア
ドレス記憶部37に設定されたLANアドレスの内容例
を示した図である。実施の形態6と同様に通信用の共通
LANアドレス“MAC1+IP0”と自己の診断・点検
用LANアドレス“MACD2+IPD2”とが設定される
が、本実施の形態では、更に他の計算機10,30−2
〜30−nの診断・点検用LANアドレスをも記憶され
ている。このように、待機系の計算機30それぞれに異
なる診断・点検用LANアドレスを設定することで、複
数の待機系の計算機は、他の計算機との通信テストによ
る点検を同時にオンラインのまま行うことができる。も
ちろん、点検のみならず診断テストをも行うことができ
る。
【0063】以上説明したように、通信用のLANアド
レスとは別個に設定した診断・点検用のLANアドレス
を用いることで、通信機能の診断・点検等をオンライン
のまま行うことができる。これにより、故障系の迅速な
復帰が期待でき、二重系本来の可用性をより向上させる
ことができる。
【0064】ところで、上記各実施の形態においては、
イーサネット及びTCP/IPプロトコルに基づいてM
ACアドレスとIPアドレスとを組にしてLANアドレ
スを生成する設定方式を示した。本発明は、これらのプ
ロトコルに限られたものではない。例えば、イーサネッ
トの代わりにトークンリングを採用した二重系システム
においても適用可能である。また、上位と下位の階層に
割り当てられた2以上のアドレスを組み合わせることに
よって可変的にLANアドレスを生成するという点でT
CP/IPプロトコルと共通する、例えばNetBIO
Sプロトコルにも本発明は適用可能である。また、複数
のアドレスを組み合わせてLANアドレスを生成しな
い、あるいは内部にただ一つのアドレスしか割り当てら
れていない等アドレスの組合せを変えられない、例えば
SPX/IPXプロトコルにおいても通信用ネットワー
クアドレスとは別個に診断用ネットワークアドレスを設
定するという本発明の特徴事項の適用は可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、通信用のネットワーク
アドレスと異なる診断・点検用ネットワークアドレスを
設けたことにより、診断・点検を行う計算機は、稼動中
の計算機と異なるネットワークアドレスを使用すること
ができるので、稼動中である計算機の通信を妨害するこ
となくオンラインのまま通信機能の診断・点検を行うこ
とが可能となる。これにより、故障系の迅速な復帰が期
待でき、二重系本来の可用性をより向上させることが可
能となる。
【0066】また、複数の待機系計算機それぞれに異な
る診断・点検用LANアドレスを設定することにより、
複数の待機系計算機の診断・点検を同時にオンラインの
まま行うことが可能となる。
【0067】また、二重系制御手段は、診断・点検時
に、診断・点検用ネットワークアドレスを構成するMA
Cアドレス及びIPアドレスをMACアドレスバッファ
又はIPアドレスバッファに設定するわけであるが、そ
の際、例えば最初はMACアドレスのMACアドレスバ
ッファへの設定のみ行い、通信機能の診断・点検を行
い、正常に終了したら、更にIPアドレスをIPアドレ
スバッファに設定して同様に診断・点検を行うようにす
る。このように、段階的に診断・点検を行うようにすれ
ば、診断・点検時における異常発生箇所の切分けを容易
に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二重系システムの第1の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図2】 第1の実施の形態における計算機の動作状態
の遷移を示した図である。
【図3】 本発明に係る二重系システムの第2の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図4】 本発明に係る二重系システムの第3の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図5】 点検モードを設けた場合の計算機の動作状態
の遷移を示した図である。
【図6】 本発明に係る二重系システムの第4の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図7】 本発明に係る二重系システムの第5の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図8】 本発明に係る二重系システムの第6の実施の
形態を示したブロック構成図である。
【図9】 本発明に係る二重系システムの第7の実施の
形態を構成する待機系計算機のLANアドレス記憶部へ
の設定内容例を示した図である。
【図10】 従来の二重系システムの構成図である。
【符号の説明】
2 LAN、4 外部機器、6 二重系、10,30
計算機、11,22,31,42 LANアダプタ、1
2,32 TCP/IP制御装置、13,20,33
二重系制御装置、14,34 アドレスROM、15,
35 MACアドレスバッファ、16,36 IPアド
レスバッファ、21,37 LANアドレス記憶部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主系計算機と、少なくとも1台の待機系
    計算機とを有し、主系計算機の障害発生時にいずれかの
    待機系計算機に切り替えて動作を継続する二重系システ
    ムであって、いずれかの前記計算機の固有のアドレスを
    利用して設定された二重系システム共通の通信用ネット
    ワークアドレスを用いて外部機器とのネットワーク通信
    を行う二重系システムにおいて、 前記計算機は、 前記通信用ネットワークアドレスを記憶する通信用ネッ
    トワークアドレス記憶手段と、 前記通信用ネットワークアドレスとは別個に設定された
    前記計算機の診断・点検用ネットワークアドレスを記憶
    する診断・点検用ネットワークアドレス記憶手段と、 稼動中には前記通信用ネットワークアドレスを用いて通
    信を行う通信制御手段と、 稼動中でないときに前記診断・点検用ネットワークアド
    レスを用いて診断・点検を行う診断・点検実行手段と、 を有することを特徴とする二重系システムにおけるアド
    レス設定方式。
  2. 【請求項2】 主系計算機と、少なくとも1台の待機系
    計算機とを有し、主系計算機の障害発生時にいずれかの
    待機系計算機に切り替えて動作を継続する二重系システ
    ムであって、いずれかの前記計算機の固有のアドレスを
    利用して設定された二重系システム共通の通信用ネット
    ワークアドレスを用いて外部機器とのネットワーク通信
    を行う二重系システムにおいて、 前記計算機のうち少なくとも前記通信用ネットワークア
    ドレスの生成に固有のアドレスが利用されたアドレス提
    供計算機は、 前記通信用ネットワークアドレスとは別個に設定された
    前記計算機の診断・点検用ネットワークアドレスを記憶
    する診断・点検用ネットワークアドレス記憶手段と、 稼動中には前記通信用ネットワークアドレスを用い、稼
    動中でないときの診断・点検時に前記診断・点検用ネッ
    トワークアドレスを用いて通信を行う通信制御手段と、 を有することを特徴とする二重系システムにおけるアド
    レス設定方式。
  3. 【請求項3】 前記待機系計算機が複数存在する場合、
    前記各待機系計算機は、それぞれに異なる診断・点検用
    ネットワークアドレスを用いることを特徴とする請求項
    1又は2いずれかに記載の二重系システムにおけるアド
    レス設定方式。
  4. 【請求項4】 前記各計算機は、 二重系制御を行う二重系制御手段と、 IPアドレスを記憶するIPアドレスバッファを有し、
    TCP/IPプロトコルに基づく通信制御を行うTCP
    /IP通信制御手段と、 自計算機固有のMACアドレスを保持するROMと、実
    際に使用するMACアドレスを記憶するMACアドレス
    バッファとを有するLANアダプタと、 を有し、 前記二重系制御手段は、 診断・点検用ネットワークアドレス記憶手段かつ通信用
    ネットワークアドレス記憶手段であり、 稼動中には、二重系システム共通のMACアドレスを前
    記MACアドレスバッファに、二重系システム共通のI
    Pアドレスを前記IPアドレスバッファに、それぞれ設
    定し、 診断・点検時には、診断・点検用ネットワークアドレス
    を構成するMACアドレスを前記MACアドレスバッフ
    ァに設定することを特徴とする請求項1又は2いずれか
    に記載の二重系システムにおけるアドレス設定方式。
  5. 【請求項5】 前記二重系制御手段は、診断・点検時に
    は、前記診断・点検用ネットワークアドレスを構成する
    IPアドレスを前記IPアドレスバッファに設定するこ
    とを特徴とする請求項4記載の二重系システムにおける
    アドレス設定方式。
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