JP2008283608A - 冗長化された通信経路を切り替える計算機、プログラム及び方法 - Google Patents

冗長化された通信経路を切り替える計算機、プログラム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冗長化された通信経路を備える計算機システムにおいて、通信経路の高速なフェイルオーバー、及び、待機系経路の診断を可能にする。
【解決手段】ネットワークに接続される少なくとも第1及び第2インターフェースを備える計算機であって、前記第1インターフェースは、第1アドレスを保持し、前記第2インターフェースは、前記第1アドレス及び第2アドレスを保持し、前記計算機は、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信し、送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信し、前記第1インターフェースに接続された通信経路の状態が正常でないと判定された場合、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信する。
【選択図】図2

Description

本願明細書で開示される技術は、ネットワークに接続された計算機による通信の制御に関し、特に、通信経路の冗長化に関する。
ネットワーク技術の進展の結果、ネットワークによって通信可能に接続された複数の計算機からなる計算機システムが実現している。このような計算機システムの耐障害性を高めるために、ネットワーク上の通信経路を冗長化する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、ネットワークに接続される二つの独立したネットワークアダプタ(NA)を備える計算機(通信局)が開示されている。二つのNAはネットワークに接続され、そのネットワークに接続された他の計算機と通信するインターフェース(例えば、いわゆるネットワークインターフェースカード)である。一方のNAを経由する通信経路に障害が発生した場合、もう一方のNAを介して通信が実行される。このように、通信経路を冗長化することによって、ネットワークの一点に障害が発生しても運用が停止しない、耐障害性の高い計算機システムを実現することができる。
特許第3800338号明細書
特許文献1によれば、一つの計算機が備える二つのNAには、それぞれ、異なるMedia Access Control(MAC)アドレスが割り当てられる。例えば、二つのNAのうち一方が、ユーザパケットの送受信に使用される現用系、もう一方が、現用系に接続された通信経路が異常となった場合にユーザパケットの送受信に使用される待機系であると仮定する。この場合、現用系NAと待機系NAに割り当てられたMACアドレスが異なるため、待機系NAのMACアドレスを現用系NAのMACアドレスと同じ値に書き換えるまで、待機系NAは、現用系NAを引き継いでユーザパケットを送受信することができない。
あるいは、あらかじめ現用系NAと待機系NAに同一のMACアドレスを割り当てることもできる。しかし、その場合、現用系NAと待機系NAは、同一のMACアドレスを使用して診断パケットを送信する。ネットワークがスイッチングハブに接続されている場合、診断パケットの送信元MACアドレスに基づいて、スイッチングハブが保持するMACアドレスとポートとの対応表が頻繁に更新される。その結果、現用系NA宛のパケットが現用系NAに到達しない場合がある。例えば、スイッチングハブが待機系NAから送信された診断パケットを受信したとき、待機系NAのMACアドレスと待機系NAのポート番号とが対応表に登録される。その後、スイッチングハブが現用系NA宛のパケットを受信すると、スイッチングハブは、待機系NAが接続されたネットワークにそのパケットを送信する。その結果、現用系NAにパケットが到達しない場合がある。
本願で開示する代表的な発明は、ネットワークに接続される複数のインターフェースと、前記複数のインターフェースに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を備える計算機であって、前記複数のインターフェースは、第1インターフェース及び第2インターフェースを含み、前記第1インターフェースは、第1アドレスを保持し、前記第1インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、前記第2インターフェースは、前記第1アドレス及び第2アドレスを保持し、前記第2インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレス又は前記第2アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、前記プロセッサは、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信し、送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信し、前記第1インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定された場合、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、現用系インターフェース及び待機系インターフェースがそれぞれ一意のアドレスを使用して診断パケットを送信することによって、それぞれの通信経路の状態を監視することができる。さらに、現用系インターフェースに接続された通信経路の状態が正常でなくなった場合、待機系インターフェースを新たな現用系インターフェースとして設定することによって、速やかにユーザパケットの送受信を開始することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態の計算機のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態の計算機100は、プロセッサ101、記憶装置102、ネットワークインターフェースカード(NIC)1_106A、NIC2_106B及び入出力装置108を備える。プロセッサ101、記憶装置102、NIC1_106A及びNIC2_106Bは、相互に通信可能に接続される。
プロセッサ101は、記憶装置102に格納された種々のプログラムを実行する。
記憶装置102は、プロセッサ101によって実行されるプログラム及びプロセッサ101によって参照されるデータを格納する。記憶装置102は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置又はそれらの組み合わせであってもよい。本実施の形態の記憶装置102は、少なくとも、ユーザアプリケーション103、通信制御プログラム104及び冗長化ソフトウェア105を格納する。したがって、以下の説明においてユーザアプリケーション103、通信制御プログラム104及び冗長化ソフトウェア105が実行する処理は、実際には、ユーザアプリケーション103、通信制御プログラム104及び冗長化ソフトウェア105を実行するプロセッサ101によって実行される。
なお、図1に示す計算機100は、一つのプロセッサ101のみを備える。しかし、計算機100は、複数のプロセッサ101を備えてもよい。その場合、ユーザアプリケーション103、通信制御プログラム104及び冗長化ソフトウェア105の実行が、複数のプロセッサ101によって分担されてもよい。
NIC1_106A及びNIC2_106Bは、計算機100をネットワークに接続するインターフェースである。
本実施の形態の計算機100は、どのようなネットワークに接続されてもよい。図1には、計算機100がネットワーク1_110A及びネットワーク2_110Bに接続される例を示す。この例において、NIC1_106Aは、ネットワーク1_110Aに接続されるポート107Aを備える。NIC2_106Bは、ネットワーク2_110Bに接続されるポート107Bを備える。
以下、ネットワーク1_110A及びネットワーク2_110Bの両者に共通する説明をする場合、これらのネットワークを単にネットワーク110とも記載する。同様に、NIC1_106A及びNIC2_106Bの両者に共通する説明をする場合、これらのNICを単にNIC106とも記載する。ポート107A及びポート107Bの両者に共通する説明をする場合、これらのポートを単にポート107とも記載する。
ネットワーク1_110A及びネットワーク2_110Bは、スイッチングハブ120を介して他システム130と接続されてもよい。他システム130は、例えば、他の計算機(図示省略)を含んでもよい。その場合、計算機100は、ネットワーク110及びスイッチングハブ120を介して他の計算機と通信することができる。
ネットワーク110にはどのような通信プロトコルが適用されてもよい。本実施の形態では、例えば、イーサネット(登録商標)プロトコルが適用される。
図1の計算機100は、二つのNIC106を備えるが、実際には、計算機100は三つ以上のNIC106を備えてもよい。
入出力装置108は、キーボード又はマウスのような入力装置、CRT又は液晶表示装置のような出力装置、又は、それらの組み合わせであってもよい。計算機100のユーザは、入出力装置108を操作して種々の情報(例えば、任意のコマンド)を計算機100に入力することができる。入力された情報は、記憶装置102に格納されたプログラムを実行するプロセッサ101によって処理される。さらに、プロセッサ101は、入出力装置108に情報を表示させることができる。
図2は、本発明の実施の形態の計算機の機能ブロック図である。
図2のうち、図1において既に説明した部分については説明を省略する。
ユーザアプリケーション103は、計算機100のユーザに種々のアプリケーションを提供するために実行される。ユーザアプリケーション103は、必要に応じて、ネットワーク110を介してデータ通信を実行する。このとき、ユーザアプリケーション103は、通信制御処理部221を使用する。
通信制御処理部221は、プロセッサ101が通信制御プログラム104を実行することによって実現される処理部である。あるいは、通信制御処理部221は、通信制御プログラム104と同等の機能を備える専用ハードウェアであってもよい。通信制御処理部221は、ユーザアプリケーション103からの要求に応じて、データ通信を制御する。具体的には、例えば、通信制御処理部221は、TCP/IPによる通信を制御してもよいし、その他のプロトコルによる通信を制御してもよい。例えば、通信制御処理部221は、ユーザアプリケーション103からの要求に応じてIPパケットを生成してもよい。
ユーザアプリケーション103が送受信するパケットを、以下、ユーザパケットと記載する。例えば、ユーザアプリケーション103からの要求に応じて通信制御処理部221が生成し、NIC106から送信されるパケットは、ユーザパケットである。NIC106が受信し、NIC106から通信制御部204を経由してその内容がユーザアプリケーション103に渡されるパケットもユーザパケットである。
冗長化処理部222は、プロセッサ101が冗長化ソフトウェア105を実行することによって実現される処理部である。あるいは、冗長化処理部222は、冗長化ソフトウェア105と同等の機能を備える専用ハードウェアであってもよい。冗長化処理部222は、通信制御処理部221によって制御されるデータ通信の経路を冗長化する。
冗長化処理部222は、通信情報管理部201及び通信制御部204を含む。通信情報管理部201及び通信制御部204は、例えば、冗長化ソフトウェア105を構成するプログラムモジュールである。その場合、通信情報管理部201及び通信制御部204が実行する処理は、実際にはプロセッサ101によって実行される。
通信情報管理部201は、現用情報テーブル202及び診断情報テーブル203を管理する。これらのテーブルには、通信制御部204によって参照される情報が登録される。これらのテーブルに登録される情報は、具体的には、記憶装置102内の記憶領域のうち、通信情報管理部201によって管理される領域に格納される。
現用情報テーブル202及び診断情報テーブル203については、後で詳細に説明する(図3及び図4参照)。
通信制御部204は、ユーザパケットの送受信、診断パケットの送受信及び通信経路の切り替えを制御する。診断パケットとは、通信経路の状態(例えば、通信経路に障害が発生しているか否か)を監視するために送受信されるパケットである。これらの制御を実行するために、通信制御部204は、診断パケット生成部205、経路監視部206及びパケット送受信処理部207を含む。これらは、通信制御部204を構成するプログラムモジュールである。このため、これらのプログラムモジュールが実行する処理は、実際にはプロセッサ101によって実行される。
診断パケット生成部205は、診断パケットを生成する。
経路監視部206は、診断パケットに対する応答に基づいて、通信経路の状態を監視する。
パケット送受信処理部207は、ユーザパケット及び診断パケットの送受信処理を実行する。
これらの各部が実行する処理の詳細については、後で説明する(図5〜図9参照)。
NIC制御部208A及びNIC制御部208Bは、それぞれ、NIC1_106A及びNIC2_106Bを制御する。NIC制御部208A及びNIC制御部208Bは、例えば、記憶装置102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することによって実現されてもよい。
本実施の形態の計算機100は、二つのNIC106すなわちNIC1_106A及びNIC2_106Bを備える。二つのNIC106のうち一方が現用NIC、もう一方が待機NICとして設定される。図2の例では、NIC1_106Aが現用NIC、NIC2_106Bが待機NICである。計算機100が三つ以上のNIC106を備える場合、一つのNIC106が現用NIC、残りの全てが待機NICとして設定される。現用情報テーブル202には、現用NICとして設定されているNIC106を示す情報が登録される。
計算機100は、現用NICを使用してユーザパケットを送受信する。待機NICは、現用NICを使用してユーザパケットを送受信できなくなった場合に、現用NICの代わりに使用される。すなわち、現用NICがユーザパケットを送受信している間、待機NICはユーザパケットを送信しない。
NIC1_106Aは、送受信処理部209A、受信MAC情報管理部210A及びポート107Aを備える。
送受信処理部209Aは、パケットの送受信処理を実行する。具体的には、送受信処理部209Aは、パケット送受信処理部207からの要求に従って、ポート107Aを介したパケットの送受信を実行する。送受信処理部209Aは、例えば、NIC1_106Aが備えるプロセッサであってもよい。
受信MAC情報管理部210Aは、NIC1_106Aが受信するパケット(すなわちイーサネットフレーム)に設定されるMACアドレスを管理する。具体的には、受信MAC情報管理部210Aは、NIC1_106Aが受信するパケットの宛先MACアドレスを示す情報を保持する。図2の例において、受信MAC情報管理部210Aは、第1のMACアドレス情報211を保持する。
送受信処理部209Aは、受信したパケットの宛先MACアドレスが、受信MAC情報管理部210Aによって保持されているMACアドレスと一致する場合、そのパケットを通信制御部204に渡す。一方、送受信処理部209Aは、受信したパケットの宛先MACアドレスが、受信MAC情報管理部210Aによって保持されているMACアドレスと一致しない場合、そのパケットを破棄する。
なお、既に説明したように、通信制御部204が実行する処理は、実際にはプロセッサ101によって実行される。このため、NIC106がパケットを通信制御部204を渡す処理は、実際には、NIC106がパケットをプロセッサ101に送信することによって実行される。この送信は、例えば、NIC106がいずれかの記憶領域(例えば、記憶装置102内の記憶領域)にパケットを格納し、その記憶領域のアドレスをプロセッサ101に通知することによって実行されてもよい。
受信MAC情報管理部210Aは、例えば、NIC1_106Aが備えるメモリ又はそのメモリの記憶領域の一部であってもよい。
NIC2_106Bは、送受信処理部209B、受信MAC情報管理部210B及びポート107Bを備える。これらは、それぞれ、送受信処理部209A、受信MAC情報管理部210A及びポート107Aと同様であるため、説明を省略する。
ただし、受信MAC情報管理部210Bは、第1のMACアドレス情報212及び第2のMACアドレス情報213を保持する。第1のMACアドレス情報212は、第1のMACアドレス情報211と同一のアドレスを示す。第2のMACアドレス情報213は、第1のMACアドレス情報212と異なるアドレスを示す。この場合、送受信処理部209Bは、受信したパケットの宛先MACアドレスが、第1のMACアドレス情報212及び第2のMACアドレス情報213のいずれかによって示されるアドレスと一致する場合、そのパケットを通信制御部204に渡す。一方、送受信処理部209Bは、受信したパケットの宛先MACアドレスが、第1のMACアドレス情報212及び第2のMACアドレス情報213のいずれによって示されるアドレスとも一致しない場合、そのパケットを破棄する。
なお、図2に示す時点において、NIC2_106Bは待機NICである。このため、NIC2_106Bは、本来、ユーザパケットを受信しても、それを通信制御部204に渡さずに破棄してよい。しかし、ユーザパケットの宛先MACアドレスが、第1のMACアドレス情報212が示す値と同一である場合、上記のように、NIC2_106Bは、受信したユーザパケットを通信制御部204に渡してしまう。すなわち、通信制御部204は、現用NICと待機NICの双方から、ユーザパケットを受信することになる。この場合、通信制御部204は、現用情報テーブル202を参照して、現用NIC以外のNIC106から受信したユーザパケットを破棄することができる。
図3は、本発明の実施の形態の現用情報テーブル202の説明図である。
現用情報テーブル202は、計算機100が備える複数のNIC106のうち、現用NICとして設定されているものに関する情報を含む。
具体的には、現用情報テーブル202は、現用のNIC識別子301及びMACアドレス302を含む。
現用のNIC識別子301には、現用NICとして設定されているNIC106の識別子が登録される。
MACアドレス302には、現用NICとして設定されているNIC106がユーザパケットを送受信するために使用するMACアドレスが登録される。
図3の例では、現用のNIC識別子301に「NIC1」、MACアドレス302に「第1のMACアドレス」が登録されている。これは、NIC1_106Aが現用NICとして設定されていること、及び、NIC1_106Aから送信されるユーザパケットの送信元MACアドレスとして第1のMACアドレスが設定されることを示す。この第1のMACアドレスは、図2においてNIC1_106Aの受信MAC情報管理部210Aが保持する第1のMACアドレス情報211が示すアドレスと同一である。
なお、現用情報テーブル202に登録されている情報は、所定のコマンドに応じて入出力装置108に表示されてもよい。例えば、計算機100のユーザが入出力装置108を操作して所定のコマンドを入力すると、そのコマンドを受信した冗長化処理部222が、図3に示す現用情報テーブル202の内容を入出力装置108に表示させてもよい。ユーザは、表示された情報を参照することによって、現在どのNIC106が現用NICとして使用されているか、及び、現用NICがどのアドレスをユーザパケットの送受信に使用しているかを知ることができる。このような機能によって現用NICを特定することができるため、現用NICへの誤操作を防止することができる。
図4は、本発明の実施の形態の診断情報テーブル203の説明図である。
診断情報テーブル203は、通信経路の診断に関する情報を含む。
具体的には、診断情報テーブル203は、NIC識別子401、経路状態402及び診断パケット用MACアドレス403を含む。
NIC識別子401には、計算機100が備えるNIC106の識別子が登録される。
経路状態402には、通信経路の状態を判定した結果が登録される。
診断パケット用MACアドレス403は、各NIC106が送信する診断パケットの送信元MACアドレスとして設定される値が登録される。
図4の例では、NIC識別子401として「NIC1」及び「NIC2」が登録される。これは、計算機100がNIC1_106A及びNIC2_106Bを備えることを示す。
図4の例では、NIC識別子401の値「NIC1」に対応する経路状態402及び診断パケット用MACアドレス403として、それぞれ、「正常」及び「第1のMACアドレス」が登録される。これは、NIC1_106Aを経由する通信経路(すなわち、NIC1_106Aに接続された通信経路)の状態が正常であること、及び、NIC1_106Aから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして第1のMACアドレスが設定されることを示す。この第1のMACアドレスは、図2においてNIC1_106Aの受信MAC情報管理部210Aが保持する第1のMACアドレス情報211が示すアドレスと同一である。
図4の例では、NIC識別子401の値「NIC2」に対応する経路状態402及び診断パケット用MACアドレス403として、それぞれ、「正常」及び「NIC2に設定した第2のMACアドレス」が登録される。これは、NIC2_106Bに接続された通信経路の状態が正常であること、及び、NIC2_106Bから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして第2のMACアドレスが設定されることを示す。この第2のMACアドレスは、図2においてNIC2_106Bの受信MAC情報管理部210Bが保持する第2のMACアドレス情報213が示すアドレスと同一である。
なお、診断情報テーブル203に登録されている情報は、所定のコマンドに応じて入出力装置108に表示されてもよい。例えば、計算機100のユーザが入出力装置108を操作して所定のコマンドを入力すると、そのコマンドを受信した冗長化処理部222が、図4に示す診断情報テーブル203の内容を入出力装置108に表示させてもよい。ユーザは、表示された情報を参照することによって、現在の通信経路の状態、及び、各NIC106が診断パケットの送受信に使用しているアドレスを知ることができる。このような機能によって待機系の通信経路の状態を知ることができるため、待機系の通信経路に障害が発生している場合には、予防保守をすることができる。
図5は、本発明の実施の形態の通信制御部204が実行するユーザパケット送信処理を示すフローチャートである。
以下の説明において各プログラム及びプログラムモジュールが実行する処理は、実際には、それらのプログラム等を実行するプロセッサ101によって実行される。
最初に、通信制御部204は、通信制御処理部221からユーザパケットを受け取る(ステップ501)。このユーザパケットは、例えば、ユーザアプリケーション103からの要求に従って通信制御処理部221が生成したものである。
次に、通信制御部204は、通信情報管理部201が保持する現用情報テーブル202を参照して、現用のNIC識別子301及びMACアドレス302の値を取得する(ステップ502)。
次に、通信制御部204のパケット送受信処理部207は、ステップ501において受け取ったユーザパケットを、ステップ502において取得した情報が示す現用NIC(図3の例では、NIC1_106A)から送信する(ステップ503)。具体的には、パケット送受信処理部207は、ステップ501において受け取ったユーザパケットの送信元MACアドレスに、現用NICのMACアドレス(図3の例では、第1のMACアドレス)を設定する。そして、パケット送受信処理部207は、そのユーザパケットの送信を、NIC制御部208Aを介してNIC1_106Aに指示する。
図6は、本発明の実施の形態の通信制御部204が実行する診断パケット送信処理を示すフローチャートである。
図6の処理は、いずれかのNIC106に接続された通信経路を診断する処理である。以下、診断対象である通信経路に接続されたNIC106を、診断対象であるNIC106と記載する。
最初に、通信制御部204は、診断パケット生成部205から診断パケットを取得する(ステップ601)。具体的には、ステップ601において、診断パケット生成部205が診断パケットを生成する。
次に、通信制御部204は、通信情報管理部201が保持する診断情報テーブル203を参照して、診断対象であるNIC106の診断パケット用MACアドレス403の値を取得する(ステップ602)。
次に、通信制御部204のパケット送受信処理部207は、ステップ501において受け取ったユーザパケットを、診断対象であるNIC106から送信する(ステップ603)。具体的には、パケット送受信処理部207は、ステップ601において取得した診断パケットの送信元MACアドレスに、ステップ602において取得したMACアドレスを設定する。そして、パケット送受信処理部207は、その診断パケットの送信を、NIC制御部208を介して、診断対象であるNIC106に指示する。
結局、図2に示すように、NIC1_106Aが現用NIC、NIC2_106Bが待機NICである場合、計算機100は、NIC1_106Aからユーザパケット及び診断パケットを送信し、NIC2_106Bから診断パケットを送信する。NIC1_106Aから送信されるユーザパケットの送信元MACアドレスとして、MACアドレス302に登録されている第1のMACアドレスが設定される。NIC1_106Aから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして、「NIC1」と対応する診断パケット用MACアドレス403に登録されている第1のMACアドレスが設定される。NIC2_106Bから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして、「NIC2」と対応する診断パケット用MACアドレス403に登録されている第2のMACアドレスが設定される。
図7は、本発明の実施の形態の通信制御部204が実行する経路判定処理を示すフローチャートである。
図7に示す経路判定処理は、NIC106に接続された通信経路の状態が正常であるか否かを判定するために実行される。
最初に、通信制御部204は、図6において説明した診断パケット送信処理を実行する(ステップ701)。例えば、ステップ701において通信制御部204の経路監視部206が診断パケット送信処理の開始を指示し、その指示に従って診断パケット生成部205及びパケット送受信処理部207等が図6の各ステップを実行してもよい。
次に、通信制御部204の経路監視部206は、所定の時間待機する(ステップ702)。
次に、経路監視部206は、ステップ701で送信された診断パケットに対する応答を、ステップ702において待機していた所定の時間内に受信したか否かを判定する(ステップ703)。
ステップ703において、所定の時間内に応答を受信したと判定された場合、診断対象である通信経路の状態は正常であると判定される。この場合、経路監視部206は、診断情報テーブル203において、診断対象であるNIC106に対応する経路状態402に「正常」を登録して(ステップ704)、処理を終了する。
一方、ステップ703において、所定の時間内に応答を受信しなかったと判定された場合、診断対象である通信経路の状態が正常でない(すなわち異常である)と判定される。例えば、診断対象である通信経路に障害が発生している場合、このように判定される。この場合、経路監視部206は、診断情報テーブル203において、診断対象であるNIC106に対応する経路状態402に「異常」を登録する(ステップ705)。計算機100は、状態が異常であると判定された通信経路を介して他システム130との間でユーザパケットを通信することができない。
次に、経路監視部206は、診断対象であるNIC106が現用NICであるか否かを判定する(ステップ706)。
ステップ706において、診断対象であるNIC106が現用NICであると判定された場合、現用NICに接続された通信経路の状態が異常である。したがって、この場合、計算機100は、他システム130との間でユーザパケットを通信することができない。このため、経路監視部206は、現用切り替え処理を実行して(ステップ707)、処理を終了する。現用切り替え処理については、図8を参照して詳細に説明する。
一方、ステップ706において、診断対象であるNIC106が現用NICでないと判定された場合、診断対象であるNIC106は待機NICである。計算機100は、待機NICを使用してユーザパケットを送受信しない。このため、待機NICに接続された通信経路に異常が発生したとしても、現用NICに接続された通信経路が正常であれば、計算機100はユーザパケットを送受信することができる。このため、経路監視部206は、ステップ707を実行せずに処理を終了する。
図7に示す経路判定処理は、通信経路の状態を監視するために、各NIC106を診断対象として、所定のタイミングで繰り返し実行されてもよい。例えば、経路判定処理は定期的に実行されてもよい。
図8は、本発明の実施の形態の通信制御部204が実行する現用切り替え処理を示すフローチャートである。
現用切り替え処理は、現用NICに接続された通信経路の状態が異常となった場合に、現用NICを新たな待機NICとして設定し、待機NICを新たな現用NICとして設定するために実行される。正常な通信経路に接続された待機NICを新たな現用NICとして設定することによって、計算機100は再びユーザパケットを送受信できるようになる。
最初に、通信制御部204の経路監視部206は、現用情報テーブル202及び診断情報テーブル203を参照し、切り替え先NICを選択する(ステップ801)。切り替え先NICとは、新たに現用NICとして設定されるNIC106である。
例えば、ステップ801において経路監視部206は、診断情報テーブル203のNIC識別子401に登録されている識別子から、待機NICの識別子であり、かつ、それに対応する経路状態402に「正常」が登録されている識別子を選択する。待機NICの識別子とは、現用情報テーブル202に登録されていない識別子である。図4の例では、上記の条件に適合する「NIC2」が切り替え先NICとして選択される。
次に、経路監視部206は、ステップ801における選択に基づいて、診断情報テーブル203を更新する(ステップ802)。具体的には、経路監視部206は、現在の現用NICの診断パケット用MACアドレス403に登録されている値と、切り替え先NICの診断パケット用MACアドレス403に登録されている値とを入れ替える。図4の例では、「NIC1」(すなわち現在の現用NICの識別子)に対応する診断パケット用MACアドレス403に、新たに「NIC1に設定した第2のMACアドレス」が登録される。一方、「NIC2」に対応する診断パケット用MACアドレス403に、新たに「第1のMACアドレス」が登録される。
次に、経路監視部206は、ステップ801における選択に基づいて、現用情報テーブル202を更新する(ステップ803)。具体的には、経路監視部206は、現用情報テーブル202の現用のNIC識別子301に登録されている値を削除し、そこに切り替え先NICの識別子(例えば「NIC2」)を新たに登録する。
以上で現用切り替え処理が終了する。
例えば、図2に示す計算機システムにおいて、図8に示す現用切り替え処理が実行された結果、NIC1_106Aが新たな待機NICとなり、NIC2_106Bが新たな現用NICとなる。この場合、計算機100は、NIC2_106Bからユーザパケット及び診断パケットを送信し、NIC1_106Aから診断パケットを送信する。NIC2_106Bから送信されるユーザパケットの送信元MACアドレスとして、MACアドレス302に登録されている第1のMACアドレスが設定される。NIC2_106Bから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして、「NIC2」と対応する診断パケット用MACアドレス403に登録されている第1のMACアドレスが設定される。NIC1_106Aから送信される診断パケットの送信元MACアドレスとして、「NIC1」と対応する診断パケット用MACアドレス403に登録されている第2のMACアドレスが設定される。
上記のように、新たに待機NICとなったNIC1_106Aは、送信元MACアドレスとして第2のMACアドレスが設定された診断パケットを送信する。NIC1_106Aに接続された通信経路の状態が正常になった場合、NIC1_106Aは、送信した診断パケットに対する応答パケットを受信する。しかし、この応答パケットの宛先MACアドレスには、診断パケットの送信元である第2のMACアドレスが設定されている。このため、受信MAC情報管理部210Aが第1のMACアドレス情報211のみを保持している限り、NIC1_106Aは、受信した応答パケットを破棄する。このため、経路監視部206は、NIC1_106Aが応答パケットを受信したこと、すなわち、NIC1_106Aに接続された通信経路の状態が正常になったことを知ることができない。
NIC1_106Aが受信した応答パケットを破棄せずに通信制御部204に渡すためには、NIC1_106Aが送信する診断パケットの送信元MACアドレスとして設定されるアドレスを、受信MAC情報管理部210Aが保持している必要がある。そのために実行される処理について、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の実施の形態の通信制御部204が実行するMACアドレスの引継ぎ処理を示すフローチャートである。
最初に、通信制御部204の経路監視部206は、現用情報テーブル202を参照して、現用NICを特定する(ステップ901)。具体的には、現用情報テーブル202に登録されている識別子が現用NICの識別子である。
次に、経路監視部206は、現用NICに設定されている第2のMACアドレスを、待機NICの受信MAC情報管理部210に設定する(ステップ902)。例えば、図8に示す処理が実行された結果、NIC2_106Bが新たな現用NICとして設定された場合、経路監視部206は、受信MAC情報管理部210Bが保持している第2のMACアドレス情報213を、待機NICであるNIC1_106Aの受信MAC情報管理部210Aにコピーする(図2参照)。
ステップ902の処理は、例えば、経路監視部206が、診断情報テーブル203を参照し、待機NICの診断パケット用MACアドレス403に登録されている値を受信MAC情報管理部210に保持させる指示を待機NICに送信することによって実現されてもよい。
次に、経路監視部206は、現用NICの受信MAC情報管理部210から、ステップ902においてコピーされた第2のMACアドレスを削除する(ステップ903)。例えば、ステップ902において第2のMACアドレス情報213が受信MAC情報管理部210Bから受信MAC情報管理部210Aにコピーされた場合、経路監視部206は、ステップ903において、第2のMACアドレス情報213を受信MAC情報管理部210Bから削除する。
ステップ903の処理は、例えば、経路監視部206が、診断情報テーブル203を参照し、待機NICに対応する診断パケット用MACアドレス403に登録されている値を受信MAC情報管理部210から削除させる指示を現用NICに送信することによって実現されてもよい。
以上でMACアドレスの引継ぎ処理が終了する。
図9に記載したMACアドレスの引継ぎ処理の結果、新たな待機NICであるNIC1_106Aの受信MAC情報管理部210Aは、第1のMACアドレス情報211に加えて、第2のMACアドレス情報213を保持する。このため、NIC1_106Aは、NIC1_106A自身が送信した診断パケットに対する応答パケットを受信すると、それを破棄せずに通信制御部204に渡すことができる。
したがって、MACアドレスの引継ぎ処理は、現用NICに接続された通信経路の状態が正常でないと判定されてから、現用切り替え処理によって設定された新たな待機NICが最初に応答パケットを受信するまでの間に実行されることが望ましい。例えば、図7において、現用NICに接続された通信経路の状態が正常でないと判定(ステップ706)された直後、又は、現用切り替え処理(ステップ707)が実行された直後に、MACアドレスの引継ぎ処理が実行されてもよい。
しかし、上記の時点では、現用切り替え処理又はそれに関連する処理のために、各NIC106における処理が混雑している可能性がある。その場合、さらにMACアドレスの引継ぎ処理を実行すれば、さらなる処理の混雑がNIC106の性能を低下させるおそれがある。上記のように、MACアドレスの引継ぎ処理は、新たな待機NICが最初に応答パケットを受信するまでの間に実行されればよいため、必ずしも現用切り替え処理が実行された直後に実行される必要はない。このため、MACアドレスの引継ぎ処理は、現用切り替え処理による処理の混雑を避けて実行されてもよい。
図10は、本発明の実施の形態におけるMACアドレスの引継ぎ処理の実行タイミングの例を示すフローチャートである。
図10のうち、ステップ701からステップ707までは、図7と同様であるため、説明を省略する。
図10の例では、経路監視部206は、現用切り替え処理(ステップ707)が実行された後、所定の条件が満たされたか否かを判定する(ステップ1001)。ステップ1001において所定の条件が満たされないと判定された場合、経路監視部206は、所定の条件が満たされるまで待つ。ステップ1001において所定の条件が満たされると判定された場合、経路監視部206は、MACアドレスの引継ぎ処理を実行する(ステップ1002)。
ステップ1001における所定の条件は、MACアドレスの引継ぎ処理が現用切り替え処理による処理の混雑を避けて実行されるように設定されることが望ましい。
例えば、現用NICに接続された通信経路の状態が正常でないと判定(ステップ706)されてから、所定の時間が経過した場合に、上記の所定の条件が満たされたと判定されてもよい。あるいは、現用切り替え処理(ステップ707)の実行が終了してから、所定の時間が経過した場合に、上記の所定の条件が満たされたと判定されてもよい。あるいは、現用切り替え処理(ステップ707)の実行が終了した後(又は、現用NICに接続された通信経路の状態が正常でないと判定された後)、NIC106の負荷を監視し、負荷の値が所定の閾値より低い場合に上記の所定の条件が満たされたと判定されてもよい。あるいは、現用切り替え処理(ステップ707)の実行が終了した後、新たな待機NICが通信制御部204から診断パケットの送信要求を受けたときに、上記の所定の条件が満たされたと判定されてもよい。
一方、受信MAC情報管理部210A及び210Bは、互いに同一の値である第1のMACアドレス情報211及び212を常に保持する。したがって、現用切り替え処理が実行された直後から、通信制御部204は、新たな現用NICを介してユーザパケットを送受信することができる。
以上、本発明の実施の形態によれば、計算機100が備える現用NIC及び待機NICは、それぞれ、ユーザパケットの送受信に使用される同一のMACアドレスを保持する。さらに、待機NICは、ユーザパケットの送受信に使用されるMACアドレスとは異なる、診断パケットの送受信に使用されるMACアドレスを保持する。計算機100が複数の待機NICを備える場合、各待機NICが保持する診断パケットの送受信に使用されるMACアドレスは、それぞれ異なる。現用NICは、ユーザパケットの送受信に使用されるMACアドレスを使用してユーザパケット及び診断パケットを送受信する。
このため、計算機100は、現用NIC及び全ての待機NICから、一意のMACアドレスを使用して診断パケットを送信し、それに対する応答パケットを受信することによって、全てのNIC106に接続された通信経路の状態を監視することができる。
さらに、計算機100は、現用NICに接続された通信経路の状態が正常でなくなった場合、待機NICの一つを新たな現用NICとして設定する現用切り替え処理を実行する。新たな現用NICは、あらかじめ、ユーザパケットの送受信に使用されるMACアドレスを保持している。このため、計算機100は、新たな現用NICを使用して、速やかにユーザパケットの送受信を開始することができる。
さらに、計算機100は、現用切り替え処理が実行された後、新たな現用NICが待機NICであったときに診断パケットの送受信に使用していたMACアドレスを、新たな待機NICにコピーする。その結果、計算機100は、現用切り替え処理を実行した後も、現用NIC及び全ての待機NICから、一意のMACアドレスを使用して診断パケットを送信し、それに対する応答パケットを受信することによって、全てのNIC106に接続された通信経路の状態を監視することができる。計算機100がNIC106の処理の混雑を避けてMACアドレスのコピーを実行することによって、更なる混雑によるNIC106の性能低下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態の計算機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の計算機の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態の現用情報テーブルの説明図である。 本発明の実施の形態の診断情報テーブルの説明図である。 本発明の実施の形態の通信制御部が実行するユーザパケット送信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の通信制御部が実行する診断パケット送信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の通信制御部が実行する経路判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の通信制御部が実行する現用切り替え処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の通信制御部が実行するMACアドレスの引継ぎ処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるMACアドレスの引継ぎ処理の実行タイミングの例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 計算機
101 プロセッサ
102 記憶装置
103 ユーザアプリケーション
104 通信制御プログラム
105 冗長化ソフトウェア
106A、106B ネットワークインターフェースカード(NIC)
107A、107B ポート
108 入出力装置
110A、110B ネットワーク
201 通信情報管理部
202 現用情報テーブル
203 診断情報テーブル
204 通信制御部
205 診断パケット生成部
206 経路監視部
207 パケット送受信処理部
208A、208B NIC制御部
209A、209B 送受信処理部
210A、210B 受信MAC情報管理部
211、212 第1のMACアドレス情報
213 第2のMACアドレス情報
221 通信制御処理部
222 冗長化処理部

Claims (15)

  1. ネットワークに接続される複数のインターフェースと、前記複数のインターフェースに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を備える計算機であって、
    前記複数のインターフェースは、第1インターフェース及び第2インターフェースを含み、
    前記第1インターフェースは、
    第1アドレスを保持し、
    前記第1インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記第2インターフェースは、
    前記第1アドレス及び第2アドレスを保持し、
    前記第2インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレス又は前記第2アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記プロセッサは、
    送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信し、
    送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信し、
    前記第1インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定された場合、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信することを特徴とする計算機。
  2. 前記プロセッサは、
    送信元アドレスが前記第1アドレスである前記パケットを前記第1インターフェースから送信した後、送信された前記パケットに対する応答を第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定し、
    送信元アドレスが前記第2アドレスである前記パケットを前記第2インターフェースから送信した後、送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第2インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定することを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  3. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された場合、前記プロセッサは、
    前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させ、
    送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信し、
    前記第1インターフェースから送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定することを特徴とする請求項1に記載の計算機。
  4. 前記プロセッサは、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された後、所定の条件が満たされた場合、前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させることを特徴とする請求項3に記載の計算機。
  5. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定されてから第2の所定の時間が経過したとき、前記所定の条件が満たされることを特徴とする請求項4に記載の計算機。
  6. 計算機を制御するプログラムであって、
    前記計算機は、ネットワークに接続される複数のインターフェースと、前記複数のインターフェースに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を備え、
    前記複数のインターフェースは、第1インターフェース及び第2インターフェースを含み、
    前記第1インターフェースは、
    第1アドレスを保持し、
    前記第1インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記第2インターフェースは、
    前記第1アドレス及び第2アドレスを保持し、
    前記第2インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレス又は前記第2アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記プログラムは、
    送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信する手順と、
    送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信する手順と、
    前記第1インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定された場合、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信する手順と、を前記プロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記プログラムは、さらに、
    送信元アドレスが前記第1アドレスである前記パケットを前記第1インターフェースから送信した後、送信された前記パケットに対する応答を第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定する手順と、
    送信元アドレスが前記第2アドレスである前記パケットを前記第2インターフェースから送信した後、送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第2インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定する手順と、を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された場合、前記プログラムは、さらに、
    前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させる手順と、
    送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信する手順と、
    前記第1インターフェースから送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定する手順と、を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記プログラムは、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された後、所定の条件が満たされた場合、前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させる前記手順を前記プロセッサに実行させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定されてから第2の所定の時間が経過したとき、前記所定の条件が満たされることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. ネットワークに接続される複数のインターフェースと、前記複数のインターフェースに接続されるプロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を備える計算機を制御する方法であって、
    前記複数のインターフェースは、第1インターフェース及び第2インターフェースを含み、
    前記第1インターフェースは、
    第1アドレスを保持し、
    前記第1インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記第2インターフェースは、
    前記第1アドレス及び第2アドレスを保持し、
    前記第2インターフェースが受信したパケットの宛先アドレスが前記第1アドレス又は前記第2アドレスと一致する場合、前記受信したパケットを前記プロセッサに送信し、
    前記方法は、
    前記プロセッサが、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信する手順と、
    前記プロセッサが、送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信する手順と、
    前記第1インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと判定された場合、前記プロセッサが、送信元アドレスが前記第1アドレスであるパケットを前記第2インターフェースから送信する手順と、を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記方法は、さらに、
    送信元アドレスが前記第1アドレスである前記パケットが前記第1インターフェースから送信された後、送信された前記パケットに対する応答を第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと前記プロセッサが判定する手順と、
    送信元アドレスが前記第2アドレスである前記パケットが前記第2インターフェースから送信された後、送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第2インターフェースに接続された、前記ネットワーク上の通信経路の状態が正常でないと前記プロセッサが判定する手順と、を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された場合、前記方法は、さらに、
    前記プロセッサが、前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させる手順と、
    前記プロセッサが、送信元アドレスが前記第2アドレスであるパケットを前記第1インターフェースから送信する手順と、
    前記第1インターフェースから送信された前記パケットに対する応答を前記第1の所定の時間内に受信しなかった場合、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと前記プロセッサが判定する手順と、を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記第1インターフェースに前記第2アドレスを保持させる前記手順は、前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定された後、所定の条件が満たされた場合に実行されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1インターフェースに接続された前記通信経路の状態が正常でないと判定されてから第2の所定の時間が経過したとき、前記所定の条件が満たされることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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