JPH10135660A - 部品の組立構造 - Google Patents

部品の組立構造

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JPH10135660A
JPH10135660A JP33775196A JP33775196A JPH10135660A JP H10135660 A JPH10135660 A JP H10135660A JP 33775196 A JP33775196 A JP 33775196A JP 33775196 A JP33775196 A JP 33775196A JP H10135660 A JPH10135660 A JP H10135660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリアランス等が生じることなく部品を確実に
結合固定することができる部品の組立構造を提供するこ
とにある。 【解決手段】嵌合穴12を有する第2の部品2と、該嵌
合穴に嵌合する弾発的なロック爪5aを有していて、前
記第2の部品に対してスライドさせて結合する第1の部
品1とからなり、両者を結合させることにより第3の部
品3を挟持固定すると共にこの状態において第1の部品
と第2の部品をビス止めするように構成した部品の組立
構造において、前記第1又は第2の部品のいずれか一方
の部品のスライド接合面には突部9を対向的に設け、前
記ビス止め時の締付けにより該一方の部品を撓ませて第
3の部品を挟持する挟持部にクリアランスが生じないよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形部品等の
部品を組み立てる組立構造に係り、特に、クリアランス
が生ずることなく強固に固定結合することができる部品
の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器等の製造に際し、部品を組み立
てる構造として、例えば、図4〜図8に示すように、嵌
合穴12を有する第2の部品2に対し、該嵌合穴12に
嵌合する弾発的なロック爪5aを有する第1の部品1を
スライド嵌合させて結合し、これによって第3の部品3
を挟持固定すると共に前記第1及び第2の部品1,2を
ビス10でビス止めする組立構造がある。
【0003】詳しくは、第1の部品1のスライド接合面
4には板バネ部5が設けられると共にその先端部に前記
ロック爪5aが設けられ、側面部には嵌合突起部6が設
けられており、更に先端側には押圧部8が設けられてい
る。
【0004】第2の部品2のスライド接合面11には前
記嵌合穴12が形成されると共に側面部には前記嵌合突
起部6が嵌合する嵌合溝13が形成され、前記押圧部8
が当接するフランジ部14には嵌合ピン14aが設けら
れていて、押圧部8の穴8aが挿入されるようになって
おり、第2の部品2に対して第1の部品1をスライド嵌
合させて第3の部品3を挟持固定した状態で前記スライ
ド接合面4,11のネジ穴7,15を介してビス止めさ
れる。
【0005】前記のような組立構造は、第1及び第2の
部品1,2が樹脂成形部品の場合には、例えば、第3の
部品がプリント基板で電気信号が流れている場合、絶縁
の心配や振動によるパターンア等の場合には断線の心配
がなく、特にコンパクトな設計が必要とされる場合にお
いて有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、製造時の部
品のバラツキにより、図8に示すように、ロック爪5a
と嵌合穴12との間及び押圧部8と第3の部品3との間
にクリアランスS1,S2が発生し、ビス止め後もガタ
が残って固定されてしまう、という欠点があった。
【0007】また、樹脂成形品においては、図7に示す
ように、スライド接合面11には成形金型から離型する
際に必要な僅かなテーパーT1が形成されているから、
前記のクリアランスを広げてしまう原因となっている。
【0008】本発明の目的は、前記のような従来の欠点
を解消し、クリアランス等が生じることなく部品を確実
に結合固定することができる部品の組立構造を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の部品の組立構造
は、請求項1記載のものにおいては、嵌合穴を有する第
2の部品と、該嵌合穴に嵌合する弾発的なロック爪を有
していて、前記第2の部品に対してスライドさせて結合
する第1の部品とからなり、両者を結合させることによ
り第3の部品を挟持固定すると共にこの状態において第
1の部品と第2の部品をビス止めするように構成した部
品の組立構造において、前記第1又は第2の部品のいず
れか一方の部品のスライド接合面の全体又はその一部が
他方の部品のスライド接合面に形成された成形上必要な
テーパーよりも大きな傾斜角の斜面に形成されており、
前記ビス止め時の締付けにより該一方の部品を撓ませて
第3の部品を挟持する挟持部にクリアランスが生じない
ようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載のものにおいては、嵌合穴を
有する第2の部品と、該嵌合穴に嵌合する弾発的なロッ
ク爪を有していて、前記第2の部品に対してスライドさ
せて結合する第1の部品とからなり、両者を結合させる
ことにより第3の部品を挟持固定すると共にこの状態に
おいて第1の部品と第2の部品をビス止めするように構
成した部品の組立構造において、前記第1又は第2の部
品のいずれか一方の部品のスライド接合面には突部を対
向的に設け、前記ビス止め時の締付けにより該一方の部
品を撓ませて第3の部品を挟持する挟持部にクリアラン
スが生じないようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載のものにおいては、一方の部
品のスライド接合面の略前半部が他方の部品のスライド
接合面に形成された成形上必要なテーパーよりも大きな
傾斜角の斜面に形成されており、略後半部には上面が斜
面に形成された突条が平行に設けられていることを特徴
とする。
【0012】請求項4記載のものにおいては、突部を第
1の部品のスライド接合面に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項5記載のものにおいては、少なくと
も第1の部品が樹脂成形部品であることを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の部品と第2の部品をビスで固定する際
に、ビス止め時の締付けにより他方の部品が撓んで第3
の部品を挟持する挟持部にクリアランスは生じず、確実
に固定される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の部品の組立構造の実施例
を図1〜図3に基づいて説明するが、図4〜図8に基づ
いて説明した従来の構成部分と同一構成部分には同一の
符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0015】本発明においては、スライド接合面11に
嵌合穴12を有する本体側の第2の部品2と、該嵌合穴
11に嵌合する弾発的なロック爪5aを有していて、前
記第2の部品2に対してスライドさせて結合する第1の
部品1とからなり、両者を結合させることにより第3の
部品3を挟持固定すると共にこの状態で第1の部品1と
第2の部品2をビス10でビス止めするように構成した
部品の組立構造において、前記第1又は第2の部品のい
ずれか一方の部品、実施例では第1の部品1のスライド
接合面4の全体又はその一部を他方の部品、実施例では
第2の部品2のスライド接合面11に形成された成形上
必要なテーパーT1よりも大きな傾斜角T2の斜面に形
成し、前記ビス止め時の締付けにより該該1の部品を撓
ませて第3の部品3を挟持する挟持部(8,14)にク
リアランスが生じないように構成したものである。
【0016】前記ビス止め時の締付けにより該該1の部
品を撓ませて第3の部品3を挟持する挟持部(8,1
4)にクリアランスが生じないようにする、という目的
からすれば、第1の部品1のスライド接合面4を斜面に
形成しないで該スライド接合面4に突部9を対向的に設
けてもよい。
【0017】第1及び第2の部品1,2は樹脂成形部品
であり、実施例においては、第1の部品1のスライド接
合面4の略前半部は第2の部品2のスライド接合面11
に形成された成形上必要なテーパーT1よりも大きな傾
斜角T2の斜面に形成されており、略後半部には突部9
として上面を斜面とした突条が平行に設けられている。
この突条の上面の斜面は角度調整用のものであって、前
記前半部のスライド接合面の傾斜角T2と同一である必
要はない。
【0018】第1の部品1を第2の部品2に結合すると
嵌合突起部6が嵌合溝13に、嵌合ピン14aが穴8a
に、ロック爪5aが嵌合穴12にそれぞれ嵌合すると共
に押圧部8とフランジ部14との間に第3の部品3が挟
持され、ビス10でビス止めすることにより固定され
る。
【0018】第1の部品1と第2の部品2とをビス10
でビス止めすると、その締付け力により第1の部品1は
第2の部品2側に引き寄せられて固定される。これによ
って押圧部8が第3の部品3に密着し、強固に固定する
ことができる。なお、実施例では突部9として突条を設
けたが、単なる突起でも同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】第1の部品と第2の部品を結合して第3
の部品を挟持固定し、第1の部品と第2の部品をビス止
めすると、第1の部品が第2の部品側に引き寄せられて
第3の部品との間にクリアランスがなくなり、また、嵌
合穴とロック爪との間のクリアランスは問題ではなくな
るから、これにより第3の部品を強固に固定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品の組立構造の実施例を示す第1の
部品の斜視図。
【図2】ビス止め前の状態を示す断面図。
【図3】ビス止め固定された状態を示す断面図。
【図4】従来の部品の組立構造における第1の部品を示
し、(A)はスライド接合面側の斜視図、(B)は裏面
側の斜視図。
【図5】第1の部品の結合前の状態を示す分解斜視図。
【図6】結合完了状態を示す斜視図。
【図7】樹脂成形部品の成形上必要なテーパーを示す断
面図。
【図8】クリアランス発生状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 第1の部品 2 第2の部品 3 第3の部品 4 第1の部品のスライド接合面 5 板バネ部 5a ロック爪 9 突部 10 ビス 11 第2の部品のスライド接合面 12 嵌合穴 T2 第1の部品のスライド接合面と突条の傾斜角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合穴を有する第2の部品と、該嵌合穴
    に嵌合する弾発的なロック爪を有していて、前記第2の
    部品に対してスライドさせて結合する第1の部品とから
    なり、両者を結合させることにより第3の部品を挟持固
    定すると共にこの状態において第1の部品と第2の部品
    をビス止めするように構成した部品の組立構造におい
    て、前記第1又は第2の部品のいずれか一方の部品のス
    ライド接合面の全体又はその一部が他方の部品のスライ
    ド接合面に形成された成形上必要なテーパーよりも大き
    な傾斜角の斜面に形成されており、前記ビス止め時の締
    付けにより該一方の部品を撓ませて第3の部品を挟持す
    る挟持部にクリアランスが生じないようにしたことを特
    徴とする部品の組立構造。
  2. 【請求項2】 嵌合穴を有する第2の部品と、該嵌合穴
    に嵌合する弾発的なロック爪を有していて、前記第2の
    部品に対してスライドさせて結合する第1の部品とから
    なり、両者を結合させることにより第3の部品を挟持固
    定すると共にこの状態において第1の部品と第2の部品
    をビス止めするように構成した部品の組立構造におい
    て、前記第1又は第2の部品のいずれか一方の部品のス
    ライド接合面には突部を対向的に設け、前記ビス止め時
    の締付けにより該一方の部品を撓ませて第3の部品を挟
    持する挟持部にクリアランスが生じないようにしたこと
    を特徴とする部品の組立構造。
  3. 【請求項3】 一方の部品のスライド接合面の略前半部
    が他方の部品のスライド接合面に形成された成形上必要
    なテーパーよりも大きな傾斜角の斜面に形成されてお
    り、略後半部には上面が斜面に形成された突条が平行に
    設けられていることを特徴とする請求項2記載の部品の
    組立構造。
  4. 【請求項4】 突部を第1の部品のスライド接合面に設
    けたことを特徴とする請求項2及び3記載の部品の組立
    構造。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1の部品が樹脂成形部品で
    あることを特徴とする請求項1,2,3及び4記載の部
    品の組立構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021067727A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 ブラザー工業株式会社 センサの固定構造、および、画像形成装置

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