JPH10135659A - 電子機器の取付け構造 - Google Patents

電子機器の取付け構造

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JPH10135659A
JPH10135659A JP8291588A JP29158896A JPH10135659A JP H10135659 A JPH10135659 A JP H10135659A JP 8291588 A JP8291588 A JP 8291588A JP 29158896 A JP29158896 A JP 29158896A JP H10135659 A JPH10135659 A JP H10135659A
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rotary plate
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connector
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 電子機器10を保持するための保持部3
3を有するブラケット本体22と、このブラケット本体
22に板ばね23を介して回転自在に取付けられ折曲げ
片54を有するロータリプレート24と、このロータリ
プレート24に取付けたコネクタ29の一方とからなる
ブラケット組立体20と、保持部33に嵌合する取付け
孔12と、ロータリプレート24の折曲げ片54に嵌合
する位置合せ孔13と、コネクタ29の一方に嵌合する
コネクタ15の他方とからなる電子機器10とで電子機
器の取付け構造1を構成した。 【効果】 ブラケット組立体と電子機器との電気的接続
に配線をなくしたので、電子機器が取付けしやすく、接
続の信頼性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器の取付け構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の電子機器の天井取付け構
造の斜視図である。従来の電子機器の天井取付け構造1
00は、電子機器110と天井ブラケット組立体120
とからなる。電子機器110は、先端が半球で筒状の本
体部111と、この本体部111の天面に開けたハーネ
ス引出し孔112,112と、これらのハーネス引出し
孔112,112から引出したワイヤハーネス113,
113と、これらのワイヤハーネス113,113の先
端に取付けたコネクタプラグ114,114と、本体部
111の天面に設けた引掛け凸部115…(…は複数個
を示す。以下同じ。)とからなる。
【0003】天井ブラケット組立体120は、天井に取
付けるブラケット本体121と、このブラケット本体1
21に取付けたコネクタソケット122,122と、こ
れらのコネクタソケット122,122の側面近傍に設
けた端子台123と、ブラケット本体121に開けた鍵
穴形状の保持孔124…と、ブラケット本体121に設
けた凹部125…と、この凹部125…に開けたねじ孔
126…と、ブラケット本体121に設けたU字切欠1
27とからなる。なお、128…は天井ブラケット組立
体120の取付けねじであり、129…は図示せぬ電源
及び制御機器からの配線である。コネクタソケット12
2,122と端子台123とは、電気的に接続してある
ので、電源及び制御機器からの信号はコネクタソケット
122,122まで到達している。天井に取付けた天井
ブラケット組立体120に、電子機器110を取付ける
手順について説明する。
【0004】電子機器110の本体部111を保持し
て、天井ブラケット組立体120のコネクタソケット1
22,122にコネクタプラグ114,114を接続す
る。次に、天井ブラケット組立体120の保持孔124
…に電子機器110の引掛け凸部115…を挿入する。
そして、本体部111を図面右方向へ回転し、取付け作
業を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天井ブラケッ
ト組立体120に電子機器110を取付ける際、片手で
電子機器110の本体部111を保持して、空いている
ほうの手でコネクタソケット122,122にコネクタ
プラグ114,114を接続する必要があり、この接続
作業は熟練を要する。また、電子機器110の引掛け凸
部115…の挿入時、又は本体部111の回転時に、ワ
イヤハーネス113,113を噛み込む虞れがある。最
悪の場合には、ワイヤハーネス113,113を切断し
たり、電子機器110を故障させてしまうこともある。
【0006】そこで、本発明の目的は電子機器が取付け
しやすく、接続の信頼性の高い電子機器の取付け構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、電子機器を保持するための保持部を有す
るブラケット本体と、このブラケット本体に板ばねを介
して回転自在に取付けられ折曲げ片を有するロータリプ
レートと、このロータリプレートに取付けたコネクタの
一方とからなるブラケット組立体と、保持部に嵌合する
取付け孔と、ロータリプレートの折曲げ片に嵌合する位
置合せ孔と、コネクタの一方に嵌合するコネクタの他方
とからなる電子機器とで構成し、ブラケット組立体と前
記電子機器との相対回転により両者を結合してなる電子
機器の取付け構造である。
【0008】ブラケット組立体のロータリプレートに取
付けたコネクタソケットに電子機器に取付けたコネクタ
プラグを接続し、電子機器を回転することでブラケット
組立体に電子機器を取付けることができる。従って、ブ
ラケット組立体と電子機器との電気的接続にワイヤハー
ネス配線をなくしたので、電子機器が取付けしやすく、
接続の信頼性が高い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る電子機器の
取付け構造の斜視図である。電子機器の取付け構造とし
ての電子機器の天井取付け構造1は、電子機器10と、
ブラケット組立体としての天井ブラケット組立体20と
からなる。電子機器10は、360度の角度範囲を監視
可能とするように、例えば4台のカメラを90度の角度
範囲で内蔵してなり、先端が半球で筒状の本体部11
と、この本体部11の上面11a外周に設けた取付け孔
12…と、本体部11の上面に中央付近に設けた位置合
せ孔13…と、本体部11の上面に中央に設けたコネク
タ孔14と、このコネクタ孔14内に臨むようにその内
部に突出させカメラからの電気信号を取り出す多数の端
子を有するコネクタの他方であるコネクタプラグ15と
からなる。なお、12aは取付け孔12の挿入部、12
bは取付け孔12の引掛け部である。
【0010】天井ブラケット組立体20は、電気信号の
中継のための基板ユニット21と、ブラケット本体22
と、このブラケット本体22に板ばね23を介して回転
自在に取付けた、ロータリプレート24とからなる。な
お、25…はブラケット組立体20の取付けねじ、26
は図示せぬ電源及び制御機器からの配線である。
【0011】図2は本発明に係る電子機器の取付け構造
の天井ブラケット組立体の分解斜視図である。基板ユニ
ット21は、矩形の基板27と、この基板27に載せた
端子台28とこの端子台28斜め下方に位置し基板27
に載せたコネクタの一方であるコネクタソケット29
と、基板27に開けた取付け孔31とからなる。32は
基板27の取付けねじである。ブラケット本体22は、
円盤状を呈し(図1参照)上記取付け孔12と対応し、
これを保持するように外周にて折り曲げ垂下した保持部
(実施例では3個)33…と、これらの保持部33…の
間に設けたボス部34…と、これらのボス部34…のセ
ンタに開けたねじ孔35…と、ブラケット本体22の中
央付近にて、上記板ばね23及びロータリプレート24
の板厚分の総和を収納出来るように突出させた段差部3
7と、この段差部37側面に設けた等配の円弧状の開口
部(3個)38…と、この開口部38…近傍に設けたス
トッパ凸部39…と、段差部37の上面に設けた切欠片
42…と、段差部37の上面に開けた貫通孔43とから
なる。なお、38aは後述するロータリプレートの翼部
を挿通するための開口部38に形成した挿入孔部、38
bは開口部38の側壁孔部である。
【0012】板ばね23は、平面視リング状を呈し、リ
ング状の外周に設けたばね片45…と、リング状の内周
に設けた切欠部46…と、リング状の内周に設けた弓状
のばね部47…とからなる。ロータリプレート24は、
円形の外周を有する本体部49と、この本体部49から
半径方向に放射状に突出させた翼部51…と、これらの
翼部51…の根元付近に設けた第1切欠部52…と、こ
れらの第1切欠部52…に対し円周方向に隔たって設け
た第2切欠部53…と、これらの第2切欠部53…に連
続して折り曲げ垂下した折曲げ片54…と、本体部49
の外周付近に設けて円周方向に延在する長孔55…と、
この長孔55…の長手方向近傍に設けた凸部56…と、
本体部49の中央に設けた矩形の貫通孔57と、この貫
通孔57から上方に突出するごとく折り曲げ形成した基
板取付け部58と、この取付け部58に開けた取付け孔
59とからなる。なお、長孔55…はロータリプレート
24が回転するために、ブラケット本体22の切欠片4
2…を案内するガイド孔であり、51a…は翼部51の
下面に突出形成した凸部であり、上記ロータリプレート
24の凸部56と係合してストッパの役目をするもので
ある。
【0013】次に天井ブラケット組立体の組立手順につ
いて説明する。図3(a),(b)は本発明に係る電子
機器の取付け構造の天井ブラケット組立体の組立手順を
示す第1説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)
は(a)のb−b線断面図を示す。(a)は、ブラケッ
ト本体22の切欠片42…と板ばね23の切欠部46…
とを嵌合させ段差部37の内側に板ばね23を収納す
る。(b)において、板ばね23はブラケット本体22
に保持されないので作業者が保持をしておく。
【0014】図4(a),(b)は本発明に係る電子機
器の取付け構造の天井ブラケット組立体の組立手順を示
す第2説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は
(a)のb−b線断面図を示す。(a)は、ブラケット
本体22の開口部38…の挿入孔部38aにロータリプ
レート24の翼部51…を挿入する如く位置合せを行な
い、先工程で収納した板ばね23を介してブラケット本
体22の段差部37にロータリプレート24を収納す
る。(b)において、板ばね23及びロータリプレート
24は、ブラケット本体22に保持されないので作業者
が保持をしておく。
【0015】図5(a),(b)は本発明に係る電子機
器の取付け構造の天井ブラケット組立体の組立手順を示
す第3説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は
(a)のb−b線断面図を示す。(a)は、ロータリプ
レート24を矢印方向に回転し、ブラケット本体22
に板ばね23及びロータリプレート24を保持した状態
を示す。(b)において、ロータリプレート24の翼部
51が開口部38の挿入孔部38aから側壁孔部38b
に移動するため、板ばね23及びロータリプレート24
は、ブラケット本体22に保持される。このとき、板ば
ね23のばね片45先端とロータリプレート24の第1
切欠部52とが嵌合することで、ロータリプレート24
はブラケット本体22に位置決めされる。
【0016】図6は本発明に係る電子機器の取付け構造
の天井ブラケット組立体の組立手順を示す第4説明図で
あり、天井ブラケット組立体の平面図を示す。ロータリ
プレート24の取付け部58に取付けねじ32で基板ユ
ニット21を取付けた状態を示す。ロータリプレート2
4に基板ユニット21を取付けたのでロータリプレート
24の回転に従って、基板ユニット21も回転可能であ
る。
【0017】以上述べた電子機器の取付け構造の作用を
次に説明する。図7(a),(b)は本発明に係るの電
子機器の天井取付け構造の第1作用説明図である。
(a)において、電子機器10を矢印の方向へ押上げ
ロータリプレート24上のコネクタソケット29にコネ
クタプラグ15を接続することで、位置合せ孔13…と
折曲げ片54…とが嵌合し、取付け孔12…と保持部3
3…とが嵌合する。位置合せ孔13…と折曲げ片54…
とが嵌合しているので、電子機器10の回転にともな
い、ロータリプレート24も同時に回転可能である。従
って、電子機器10はコネクタソケット29にコネクタ
プラグ15を接続した状態で、回転することができるの
で、接続端子の数に関係なく電気的な接続及び機械的な
接続が可能になる。(b)は、(a)の状態の取付け孔
12と保持部33との嵌合状態を示し、保持部33は取
付け孔12の挿入部12aにあることを示す。
【0018】図8(a),(b)は本発明に係るの電子
機器の取付け構造の第2作用説明図である。(a)は、
電子機器10を矢印の方向へ回転し、天井ブラケット
組立体20に電子機器10をロックする。(b)は、
(a)の状態の取付け孔12と保持部33との嵌合状態
を示し、保持部33は取付け孔12の引掛け部12bに
移動し、保持部33と取付け孔12とは、結合したこと
を示す。
【0019】図9(a),(b)は本発明に係るの電子
機器の取付け構造の第3作用説明図であり、(a)は平
面図を示し、(b)は(a)のb−b線断面図を示し、
図8(a)に示したロック状態のブラケット本体22、
板ばね23及びロータリプレート24の位置関係を示
す。(a)において、電子機器10を矢印の如く回転
すると、ロータリプレート24も矢印の方向へ回転す
る。(b)において、ロータリプレート24は矢印の
方向へ移動するため、板ばね23のばね片45先端は、
第1切欠部52から第2切欠部53に移動する。また、
翼部51の凸部51aはブラケット本体22のストッパ
凸部39を乗り越え、ロータリプレート24はロックさ
れる。
【0020】尚、本実施例では電子機器の取付け構造と
して、天井に取付けるタイプの電子機器の取付け構造に
ついて説明したが、電子機器の取付けを天井に限定する
ものではなく、例えば、取付け場所は壁、床、又は専用
保持ステイであってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、電子機器を保持するための保持部を
有するブラケット本体と、このブラケット本体に板ばね
を介して回転自在に取付けられ折曲げ片を有するロータ
リプレートと、このロータリプレートに取付けたコネク
タの一方とからなるブラケット組立体と、保持部に嵌合
する取付け孔と、ロータリプレートの折曲げ片に嵌合す
る位置合せ孔と、コネクタの一方に嵌合するコネクタの
他方とからなる電子機器とで構成し、ブラケット組立体
と前記電子機器との相対回転により両者を結合してなる
電子機器の取付け構造である。ブラケット組立体のロー
タリプレートに取付けたコネクタソケットに電子機器に
取付けたコネクタプラグを接続し、電子機器を回転する
ことでブラケット組立体に電子機器を取付けることがで
き、ブラケット組立体と電子機器との電気的接続に配線
をなくしたので、電子機器が取付けしやすく、接続の信
頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の取付け構造の斜視図
【図2】本発明に係る電子機器の取付け構造の天井ブラ
ケット組立体の分解斜視図
【図3】本発明に係る電子機器の取付け構造の天井ブラ
ケット組立体の組立手順を示す第1説明図
【図4】本発明に係る電子機器の取付け構造の天井ブラ
ケット組立体の組立手順を示す第2説明図
【図5】本発明に係る電子機器の取付け構造の天井ブラ
ケット組立体の組立手順を示す第3説明図
【図6】本発明に係る電子機器の取付け構造の天井ブラ
ケット組立体の組立手順を示す第4説明図
【図7】本発明に係るの電子機器の取付け構造の第1作
用説明図
【図8】本発明に係るの電子機器の取付け構造の第2作
用説明図
【図9】本発明に係るの電子機器の取付け構造の第3作
用説明図
【図10】従来の電子機器の天井取付け構造の斜視図
【符号の説明】
1…電子機器の取付け構造(電子機器の天井取付け構
造)、10…電子機器、12…取付け孔、13…位置合
せ孔、15…コネクタ(コネクタプラグ)、20…ブラ
ケット(天井ブラケット)、22…ブラケット本体、2
3…板ばね、24…ロータリプレート、29…コネクタ
(コネクタソケット)、33…保持部、54…折曲げ
片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を保持するための保持部を有す
    るブラケット本体と、このブラケット本体に板ばねを介
    して回転自在に取付けられ折曲げ片を有するロータリプ
    レートと、このロータリプレートに取付けたコネクタの
    一方とからなるブラケット組立体と、 前記保持部に嵌合する取付け孔と、前記ロータリプレー
    トの折曲げ片に嵌合する位置合せ孔と、前記コネクタの
    一方に嵌合するコネクタの他方とからなる前記電子機器
    とを有し、 前記ブラケット組立体と前記電子機器との相対回転によ
    り両者を結合してなることを特徴とする電子機器の取付
    け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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