JPH101347A - 半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物 - Google Patents
半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物Info
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- JPH101347A JPH101347A JP8156617A JP15661796A JPH101347A JP H101347 A JPH101347 A JP H101347A JP 8156617 A JP8156617 A JP 8156617A JP 15661796 A JP15661796 A JP 15661796A JP H101347 A JPH101347 A JP H101347A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工現場で迅速に調合でき、超速硬セメント
を用いた場合でもグラウトの施工上の悪影響を最小限に
留める。調合ミスを起こす恐れがない。流動性に優れ、
水粉体比を低下させて乾燥収縮を小さくしクラックの発
生を抑制でき、かつ強度発現性に優れる。グラウトが白
色化するため着色する場合に発色性が良い。グラウトを
調製するときの粉塵飛散を防止し作業環境を改善する。 【解決手段】 セメントとフライアッシュと珪砂と再乳
化性粉体樹脂と粉体添加物が所定の割合で均一に混合し
て調製された半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント
組成物の改良である。上記材料に更に石灰石微粉末、石
灰石骨材又は収縮低減剤が均一に添加混合される。
を用いた場合でもグラウトの施工上の悪影響を最小限に
留める。調合ミスを起こす恐れがない。流動性に優れ、
水粉体比を低下させて乾燥収縮を小さくしクラックの発
生を抑制でき、かつ強度発現性に優れる。グラウトが白
色化するため着色する場合に発色性が良い。グラウトを
調製するときの粉塵飛散を防止し作業環境を改善する。 【解決手段】 セメントとフライアッシュと珪砂と再乳
化性粉体樹脂と粉体添加物が所定の割合で均一に混合し
て調製された半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント
組成物の改良である。上記材料に更に石灰石微粉末、石
灰石骨材又は収縮低減剤が均一に添加混合される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の半たわみ性
舗装に使用する一粉型ポリマーセメント組成物に関する
ものである。
舗装に使用する一粉型ポリマーセメント組成物に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】半剛性舗装とも呼ばれる半たわみ性舗装
は、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の
剛性とを兼ねた備えた舗装である。この半たわみ性舗装
は耐流動性、耐油性、耐熱性、明色性などが必要とされ
るところ、例えば車両の制動、停止、発進などが高頻度
で行われる道路の交差点、バス停、高速道路の料金所、
ガソリンスタンドなどに用いられる。半たわみ性舗装の
施工は、母体となる２０〜２７％程度の空隙率の大きい
開粒度アスファルト混合物を舗設した後に、この開粒度
アスファルト混合物にグラウトとしての浸透用セメント
ミルクを浸透させることにより行われる。浸透後の交通
開放までの養生時間は、セメントに普通ポルトランドセ
メントを用いた場合で約３日間、早強ポルトランドセメ
ントを用いた場合で約１日間、超速硬セメント或いは普
通又は早強ポルトランドセメントに急硬化材を添加した
ものを用いた場合で約３時間である。
は、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の
剛性とを兼ねた備えた舗装である。この半たわみ性舗装
は耐流動性、耐油性、耐熱性、明色性などが必要とされ
るところ、例えば車両の制動、停止、発進などが高頻度
で行われる道路の交差点、バス停、高速道路の料金所、
ガソリンスタンドなどに用いられる。半たわみ性舗装の
施工は、母体となる２０〜２７％程度の空隙率の大きい
開粒度アスファルト混合物を舗設した後に、この開粒度
アスファルト混合物にグラウトとしての浸透用セメント
ミルクを浸透させることにより行われる。浸透後の交通
開放までの養生時間は、セメントに普通ポルトランドセ
メントを用いた場合で約３日間、早強ポルトランドセメ
ントを用いた場合で約１日間、超速硬セメント或いは普
通又は早強ポルトランドセメントに急硬化材を添加した
ものを用いた場合で約３時間である。
【０００３】この浸透用セメントミルクは、施工現場で
水性の樹脂エマルジョン又はゴムラテックスと水との混
合液を予め撹拌しつつ、これにセメント、珪砂等の粉体
を添加してミキサーで均一に混練される。この浸透用セ
メントミルクを調製するために数種類以上の材料の調合
に時間を要するばかりか、作業員が未熟な場合には調合
ミスを生じる恐れがあった。また樹脂エマルジョンの使
用後の廃缶の処理も問題である。従来、この点を改良す
るために、セメント１００重量部に対して、フライアッ
シュ１５〜７０重量部、珪砂１０〜６０重量部及び再乳
化性粉体樹脂０．５〜１０重量部を含む材料を混合調整
した半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物が
提案されている（特開平３−２９５９０５）。この半た
わみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物によれば、
施工現場で浸透用セメントミルクを調製する際の調合ミ
スの恐れが無くなるばかりでなく、短時間で仕上げる必
要のある急ぎの道路補修工事に速硬セメントを用いた場
合に、浸透用セメントミルクがモルタルミキサーや注入
ホース等の中で固化する等の施工上の悪影響を最小限に
留めることができる。
水性の樹脂エマルジョン又はゴムラテックスと水との混
合液を予め撹拌しつつ、これにセメント、珪砂等の粉体
を添加してミキサーで均一に混練される。この浸透用セ
メントミルクを調製するために数種類以上の材料の調合
に時間を要するばかりか、作業員が未熟な場合には調合
ミスを生じる恐れがあった。また樹脂エマルジョンの使
用後の廃缶の処理も問題である。従来、この点を改良す
るために、セメント１００重量部に対して、フライアッ
シュ１５〜７０重量部、珪砂１０〜６０重量部及び再乳
化性粉体樹脂０．５〜１０重量部を含む材料を混合調整
した半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物が
提案されている（特開平３−２９５９０５）。この半た
わみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物によれば、
施工現場で浸透用セメントミルクを調製する際の調合ミ
スの恐れが無くなるばかりでなく、短時間で仕上げる必
要のある急ぎの道路補修工事に速硬セメントを用いた場
合に、浸透用セメントミルクがモルタルミキサーや注入
ホース等の中で固化する等の施工上の悪影響を最小限に
留めることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の半
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物は浸透用
セメントミルクとして必要な流動性が十分に高くない。
このために所望のフロー値を得るために水粉体比を比較
的大きくし、結果として乾燥収縮が大きくなり、クラッ
クが発生したり、或いは強度発現性に劣る問題点があっ
た。更に浸透用セメントミルクを調製するときに粉体が
発塵し易く作業環境の悪化を招いていた。
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物は浸透用
セメントミルクとして必要な流動性が十分に高くない。
このために所望のフロー値を得るために水粉体比を比較
的大きくし、結果として乾燥収縮が大きくなり、クラッ
クが発生したり、或いは強度発現性に劣る問題点があっ
た。更に浸透用セメントミルクを調製するときに粉体が
発塵し易く作業環境の悪化を招いていた。
【０００５】本発明の目的は、施工現場で迅速に調合で
き、セメントに超速硬セメント或いは急硬化材を添加し
た普通又は早強ポルトランドセメントを用いた場合で
も、浸透用セメントミルクの施工上の悪影響を最小限に
留めることができる半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセ
メント組成物を提供することにある。本発明の別の目的
は、作業員による調合ミスを起こすことのない半たわみ
性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を提供すること
にある。
き、セメントに超速硬セメント或いは急硬化材を添加し
た普通又は早強ポルトランドセメントを用いた場合で
も、浸透用セメントミルクの施工上の悪影響を最小限に
留めることができる半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセ
メント組成物を提供することにある。本発明の別の目的
は、作業員による調合ミスを起こすことのない半たわみ
性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を提供すること
にある。
【０００６】本発明の別の目的は、浸透用セメントミル
クの流動性に優れ、水粉体比を低下させて乾燥収縮を小
さくでき、かつクラックの発生を抑え、強度発現性に優
れた半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を
提供することにある。本発明の別の目的は、浸透用セメ
ントミルクが白色化し、着色する場合に発色性が良好な
半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を提供
することにある。本発明の更に別の目的は、浸透用セメ
ントミルクを調製するときの粉塵飛散を防止し作業環境
を改善する半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組
成物を提供することにある。
クの流動性に優れ、水粉体比を低下させて乾燥収縮を小
さくでき、かつクラックの発生を抑え、強度発現性に優
れた半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を
提供することにある。本発明の別の目的は、浸透用セメ
ントミルクが白色化し、着色する場合に発色性が良好な
半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を提供
することにある。本発明の更に別の目的は、浸透用セメ
ントミルクを調製するときの粉塵飛散を防止し作業環境
を改善する半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組
成物を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
セメントとフライアッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と
粉体添加物が所定の割合で均一に混合して調製された半
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物の改良で
あって、上記材料に更に石灰石微粉末が所定の割合で均
一に添加混合されたことを特徴とする。石灰石微粉末を
更に添加することにより、流動性が向上し、所望のフロ
ー値を得るための水粉体比を低下させることができ、結
果として乾燥収縮を低減しクラックの発生を抑制でき
る。また浸透用セメントミルクが白色化し、着色する場
合に発色性が良好になる。
セメントとフライアッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と
粉体添加物が所定の割合で均一に混合して調製された半
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物の改良で
あって、上記材料に更に石灰石微粉末が所定の割合で均
一に添加混合されたことを特徴とする。石灰石微粉末を
更に添加することにより、流動性が向上し、所望のフロ
ー値を得るための水粉体比を低下させることができ、結
果として乾燥収縮を低減しクラックの発生を抑制でき
る。また浸透用セメントミルクが白色化し、着色する場
合に発色性が良好になる。
【０００８】請求項２に係る発明は、セメントとフライ
アッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と粉体添加物が所定
の割合で均一に混合して調製された半たわみ性舗装用一
粉型ポリマーセメント組成物の改良であって、上記材料
に更に石灰石骨材が所定の割合で均一に添加混合された
ことを特徴とする。石灰石骨材を更に添加することによ
り、流動性が向上するとともに強度発現性が高まる。
アッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と粉体添加物が所定
の割合で均一に混合して調製された半たわみ性舗装用一
粉型ポリマーセメント組成物の改良であって、上記材料
に更に石灰石骨材が所定の割合で均一に添加混合された
ことを特徴とする。石灰石骨材を更に添加することによ
り、流動性が向上するとともに強度発現性が高まる。
【０００９】請求項３に係る発明は、セメントとフライ
アッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と粉体添加物が所定
の割合で均一に混合して調製された半たわみ性舗装用一
粉型ポリマーセメント組成物の改良であって、上記材料
に更に収縮低減剤が所定の割合で均一に添加混合された
ことを特徴とする。収縮低減剤を更に添加することによ
り、浸透用セメントミルクの乾燥収縮が低減し、これに
よりクラック発生が抑えられ、かつ浸透用セメントミル
クの調製時の粉塵飛散が防止され作業環境が改善され
る。
アッシュと珪砂と再乳化性粉体樹脂と粉体添加物が所定
の割合で均一に混合して調製された半たわみ性舗装用一
粉型ポリマーセメント組成物の改良であって、上記材料
に更に収縮低減剤が所定の割合で均一に添加混合された
ことを特徴とする。収縮低減剤を更に添加することによ
り、浸透用セメントミルクの乾燥収縮が低減し、これに
よりクラック発生が抑えられ、かつ浸透用セメントミル
クの調製時の粉塵飛散が防止され作業環境が改善され
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】請求項１に係るポリマーセメント
組成物は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７
０重量部のフライアッシュと、６〜３００重量部の珪砂
と、２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に
１０〜７０重量部の石灰石微粉末を含む。各材料の好ま
しい含有量は、フライアッシュが１５〜５０重量部、珪
砂が２６〜１００重量部、再乳化性粉体樹脂が１．５〜
１５重量部、石灰石微粉末が１５〜５０重量部である。
フライアッシュが１０重量部未満では良好な流動性が得
られず、７０重量部を越えると強度発現性が低下する不
具合を生じる。珪砂が６重量部未満では良好な流動性が
得られず、３００重量部を越えると強度発現性が低下す
る不具合を生じる。再乳化性粉体樹脂が２重量部未満で
は十分な耐久性が得られず、４６重量部を越えると強度
発現性が低下する不具合を生じる。更に石灰石微粉末が
１０重量部未満では良好な流動性が得られず、７０重量
部を越えると強度発現性が低下する不具合を生じる。
組成物は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７
０重量部のフライアッシュと、６〜３００重量部の珪砂
と、２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に
１０〜７０重量部の石灰石微粉末を含む。各材料の好ま
しい含有量は、フライアッシュが１５〜５０重量部、珪
砂が２６〜１００重量部、再乳化性粉体樹脂が１．５〜
１５重量部、石灰石微粉末が１５〜５０重量部である。
フライアッシュが１０重量部未満では良好な流動性が得
られず、７０重量部を越えると強度発現性が低下する不
具合を生じる。珪砂が６重量部未満では良好な流動性が
得られず、３００重量部を越えると強度発現性が低下す
る不具合を生じる。再乳化性粉体樹脂が２重量部未満で
は十分な耐久性が得られず、４６重量部を越えると強度
発現性が低下する不具合を生じる。更に石灰石微粉末が
１０重量部未満では良好な流動性が得られず、７０重量
部を越えると強度発現性が低下する不具合を生じる。
【００１１】請求項２に係るポリマーセメント組成物
は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７０重量
部のフライアッシュと、１０〜１５０重量部の珪砂と、
２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に１０
〜１５０重量部の石灰石骨材を含む。各材料の好ましい
含有量は、フライアッシュ及び再乳化性粉体樹脂は請求
項１と同様である。また珪砂と石灰石骨材の重量和は好
ましくは２６〜１００重量部である。石灰石骨材が１０
重量部未満では十分な効果が得られず、１５０重量部を
越えると強度発現性が低下する不具合を生じる。
は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７０重量
部のフライアッシュと、１０〜１５０重量部の珪砂と、
２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に１０
〜１５０重量部の石灰石骨材を含む。各材料の好ましい
含有量は、フライアッシュ及び再乳化性粉体樹脂は請求
項１と同様である。また珪砂と石灰石骨材の重量和は好
ましくは２６〜１００重量部である。石灰石骨材が１０
重量部未満では十分な効果が得られず、１５０重量部を
越えると強度発現性が低下する不具合を生じる。
【００１２】請求項３に係るポリマーセメント組成物
は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７０重量
部のフライアッシュと、１０〜１５０重量部の珪砂と、
２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に０．
５〜８重量部の収縮低減剤を含む。各材料の好ましい含
有量は、フライアッシュ、珪砂及び再乳化性粉体樹脂は
請求項１と同様であって、収縮低減剤が１〜４重量部で
ある。収縮低減剤が０．５重量部未満では十分な収縮低
減効果と発塵抑止効果が得られず、８重量部を越えると
強度発現性が低下し不経済となる不具合を生じる。
は、１００重量部のセメントに対して、１０〜７０重量
部のフライアッシュと、１０〜１５０重量部の珪砂と、
２〜４６重量部の再乳化性粉体樹脂とを含み、更に０．
５〜８重量部の収縮低減剤を含む。各材料の好ましい含
有量は、フライアッシュ、珪砂及び再乳化性粉体樹脂は
請求項１と同様であって、収縮低減剤が１〜４重量部で
ある。収縮低減剤が０．５重量部未満では十分な収縮低
減効果と発塵抑止効果が得られず、８重量部を越えると
強度発現性が低下し不経済となる不具合を生じる。
【００１３】請求項１ないし請求項３に係るポリマーセ
メント組成物を通じて、各材料について詳述する。本発
明のセメントには、交通開放が求められる養生時間に応
じて、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセ
メント、混合セメント、超速硬セメントが用いられる。
またこれらを併用してもよい。普通又は早強ポルトラン
ドセメントに急硬化材を添加して超速硬セメントとして
使用してもよい。また超速硬セメントを使用する場合に
は、オキシカルボン酸又はその塩、アルカリ金属塩、ア
ルミン酸塩、硫酸塩などの凝結調整剤を用いて注入作業
を確保することができる。超速硬セメントには、ポル
トランドセメント又は混合セメント２０〜７０重量部に
II型無水石膏１０〜３０重量部と製鋼滓２０〜５０重量
部とこれら成分の総重量に対して凝結遅延剤０．５〜５
重量部を添加して比表面積が３５００ｃｍ2／ｇになる
まで粉砕し、この微粉混合物に上記割合のポルトランド
セメント又は混合セメントを混合したもの（特開昭６２
−２６０７４９号公報に記載の急硬性セメント）、ポ
ルトランドセメント又は混合セメント１００重量部にス
テンレス製鋼精錬過程の脱酸工程でアルミニウム使用で
副産されるステンレス製鋼滓１０〜７０重量部とII型無
水石膏４〜４０重量部と酒石酸のような有機系凝結遅延
剤及び炭酸ナトリウムのような炭酸アルカリからなる凝
結調整剤０．５〜５重量部とを混合した後、この混合物
を粉砕したもの（特開平６−３２１６０７号公報に記載
の速硬性組成物）、又は市販のカルシウムアルミネー
ト系の速硬性材料を用いることができる。
メント組成物を通じて、各材料について詳述する。本発
明のセメントには、交通開放が求められる養生時間に応
じて、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセ
メント、混合セメント、超速硬セメントが用いられる。
またこれらを併用してもよい。普通又は早強ポルトラン
ドセメントに急硬化材を添加して超速硬セメントとして
使用してもよい。また超速硬セメントを使用する場合に
は、オキシカルボン酸又はその塩、アルカリ金属塩、ア
ルミン酸塩、硫酸塩などの凝結調整剤を用いて注入作業
を確保することができる。超速硬セメントには、ポル
トランドセメント又は混合セメント２０〜７０重量部に
II型無水石膏１０〜３０重量部と製鋼滓２０〜５０重量
部とこれら成分の総重量に対して凝結遅延剤０．５〜５
重量部を添加して比表面積が３５００ｃｍ2／ｇになる
まで粉砕し、この微粉混合物に上記割合のポルトランド
セメント又は混合セメントを混合したもの（特開昭６２
−２６０７４９号公報に記載の急硬性セメント）、ポ
ルトランドセメント又は混合セメント１００重量部にス
テンレス製鋼精錬過程の脱酸工程でアルミニウム使用で
副産されるステンレス製鋼滓１０〜７０重量部とII型無
水石膏４〜４０重量部と酒石酸のような有機系凝結遅延
剤及び炭酸ナトリウムのような炭酸アルカリからなる凝
結調整剤０．５〜５重量部とを混合した後、この混合物
を粉砕したもの（特開平６−３２１６０７号公報に記載
の速硬性組成物）、又は市販のカルシウムアルミネー
ト系の速硬性材料を用いることができる。
【００１４】本発明の珪砂は、鋳物砂、海砂、川砂、山
砂のいずれを用いてもよい。７号程度の比較的細かい珪
砂が好ましい。本発明の再乳化性粉体樹脂としては、市
販の酢酸ビニル系樹脂粉末が挙げられる。例えばエチレ
ン酢酸ビニル樹脂、カルボン酸変性酢酸ビニル樹脂、ベ
オバ変性酢酸ビニル樹脂、酢酸アクリル酸エステル共重
合体、純アクリル樹脂等の樹脂粉末が挙げられる。石灰
石微粉末には、ブレーン値（比表面積）が１０００〜６
０００ｃｍ2／ｇ、好ましくは２０００〜４５００ｃｍ2
／ｇの粉体を用いる。石灰石骨材は、粒径が０．０１〜
１．０ｍｍ、好ましくは０．０５〜０．６ｍｍのものを
用いる。更に収縮低減剤としては液状のグリコールエー
テル、低分子エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド共重合体、ポリエーテル、低級アルコールのアルキレ
ンオキサイド付加物等及び粉末状のネオペンチルグリコ
ールが挙げられる。
砂のいずれを用いてもよい。７号程度の比較的細かい珪
砂が好ましい。本発明の再乳化性粉体樹脂としては、市
販の酢酸ビニル系樹脂粉末が挙げられる。例えばエチレ
ン酢酸ビニル樹脂、カルボン酸変性酢酸ビニル樹脂、ベ
オバ変性酢酸ビニル樹脂、酢酸アクリル酸エステル共重
合体、純アクリル樹脂等の樹脂粉末が挙げられる。石灰
石微粉末には、ブレーン値（比表面積）が１０００〜６
０００ｃｍ2／ｇ、好ましくは２０００〜４５００ｃｍ2
／ｇの粉体を用いる。石灰石骨材は、粒径が０．０１〜
１．０ｍｍ、好ましくは０．０５〜０．６ｍｍのものを
用いる。更に収縮低減剤としては液状のグリコールエー
テル、低分子エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド共重合体、ポリエーテル、低級アルコールのアルキレ
ンオキサイド付加物等及び粉末状のネオペンチルグリコ
ールが挙げられる。
【００１５】本発明の粉体添加剤としては、減水剤、消
泡剤、増粘剤が挙げられる。請求項１ないし請求項３に
係るポリマーセメント組成物を通じて、これらの組成物
に、セメント１００重量部に対して、減水剤は０．１〜
８重量部、消泡剤は０．０１〜１．５重量部、増粘剤は
０．０１〜２．０重量部含まれる。これらの下限値未満
ではそれぞれの所望の性能が発現せず、上限値を越える
と、減水剤の場合、材料分離と硬化遅延を生じ、消泡剤
の場合、硬化遅延を生じ、増粘剤の場合、硬化遅延を生
じかつ流動性が低下する恐れがある。減水剤としては、
リグニンスルフォン酸塩、オキシ有機酸塩、βナフタリ
ンスルフォン酸塩、ポリカルボン酸塩、メラミン樹脂ス
ルフォン酸塩、クレオソート油スルフォン酸縮合物塩等
が挙げられる。また消泡剤としてはエーテル類、脂肪酸
エステル、脂肪酸アミド、高級アルコール、高重合グリ
コール、シリコーン類等が挙げられる。この中で非イオ
ン系又はシリコーン系が好ましい。増粘剤としてはヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース等のセルロース誘導体が挙げられ
る。
泡剤、増粘剤が挙げられる。請求項１ないし請求項３に
係るポリマーセメント組成物を通じて、これらの組成物
に、セメント１００重量部に対して、減水剤は０．１〜
８重量部、消泡剤は０．０１〜１．５重量部、増粘剤は
０．０１〜２．０重量部含まれる。これらの下限値未満
ではそれぞれの所望の性能が発現せず、上限値を越える
と、減水剤の場合、材料分離と硬化遅延を生じ、消泡剤
の場合、硬化遅延を生じ、増粘剤の場合、硬化遅延を生
じかつ流動性が低下する恐れがある。減水剤としては、
リグニンスルフォン酸塩、オキシ有機酸塩、βナフタリ
ンスルフォン酸塩、ポリカルボン酸塩、メラミン樹脂ス
ルフォン酸塩、クレオソート油スルフォン酸縮合物塩等
が挙げられる。また消泡剤としてはエーテル類、脂肪酸
エステル、脂肪酸アミド、高級アルコール、高重合グリ
コール、シリコーン類等が挙げられる。この中で非イオ
ン系又はシリコーン系が好ましい。増粘剤としてはヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース等のセルロース誘導体が挙げられ
る。
【００１６】本発明の一粉型ポリマーセメント組成物を
調製するには、各材料をＶ型ミキサ、縦型ミキサ、万能
混合機等の通常の粉体混合装置により乾式混合する。ま
た本発明の一粉型ポリマーセメント組成物を用いた半た
わみ性舗装の施工は、母体となる開粒度アスファルト混
合物を舗設した後で、一粉型ポリマーセメント組成物１
００重量部に対して、水２０〜６０重量部、好ましくは
２５〜５０重量部を移動式ミキサなどで混合して浸透用
セメントミルク（グラウト）を調製する。舗設した開粒
度アスファルト混合物が５０℃以下になった後に、この
浸透用セメントミルク（グラウト）を散布し、ゴムレー
キで広げて振動ローラで開粒度アスファルト混合物に浸
透させることにより行われる。
調製するには、各材料をＶ型ミキサ、縦型ミキサ、万能
混合機等の通常の粉体混合装置により乾式混合する。ま
た本発明の一粉型ポリマーセメント組成物を用いた半た
わみ性舗装の施工は、母体となる開粒度アスファルト混
合物を舗設した後で、一粉型ポリマーセメント組成物１
００重量部に対して、水２０〜６０重量部、好ましくは
２５〜５０重量部を移動式ミキサなどで混合して浸透用
セメントミルク（グラウト）を調製する。舗設した開粒
度アスファルト混合物が５０℃以下になった後に、この
浸透用セメントミルク（グラウト）を散布し、ゴムレー
キで広げて振動ローラで開粒度アスファルト混合物に浸
透させることにより行われる。
【００１７】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 ＜実施例１＞普通ポルトランドセメント１００重量部に
対して、フライアッシュ１７重量部と、ブレーン値が３
０００ｃｍ2／ｇの石灰石微粉末１８重量部と、珪砂７
号４０重量部を万能混合機の容器に採取し、撹拌羽根を
取付けて、最初低速で１０分間撹拌した。続いてこの容
器に再乳化性粉体樹脂としてアクリル共重合樹脂粉末４
重量部と、粉体添加物として高性能減水剤（メラミン樹
脂スルフォン酸縮合物塩）０．９重量部と、粉末消泡剤
（非イオン系）０．１重量部と増粘剤（ヒドロキシエチ
ルセルロース）０．０２重量部を入れ、撹拌速度を高速
にして２０分間撹拌混合し、半たわみ性舗装用一粉型ポ
リマーセメント組成物を調製し、これを密閉容器に入れ
た。
る。 ＜実施例１＞普通ポルトランドセメント１００重量部に
対して、フライアッシュ１７重量部と、ブレーン値が３
０００ｃｍ2／ｇの石灰石微粉末１８重量部と、珪砂７
号４０重量部を万能混合機の容器に採取し、撹拌羽根を
取付けて、最初低速で１０分間撹拌した。続いてこの容
器に再乳化性粉体樹脂としてアクリル共重合樹脂粉末４
重量部と、粉体添加物として高性能減水剤（メラミン樹
脂スルフォン酸縮合物塩）０．９重量部と、粉末消泡剤
（非イオン系）０．１重量部と増粘剤（ヒドロキシエチ
ルセルロース）０．０２重量部を入れ、撹拌速度を高速
にして２０分間撹拌混合し、半たわみ性舗装用一粉型ポ
リマーセメント組成物を調製し、これを密閉容器に入れ
た。
【００１８】＜実施例２＞石灰石微粉末を採取せずにフ
ライアッシュを３５重量部採取し、珪砂７号を４０重量
部採取する代わりに、０．３ｍｍ以下に粉砕した石灰石
骨材を２０重量部と、珪砂７号を２０重量部採取した以
外は実施例１と同様にして半たわみ性舗装用一粉型ポリ
マーセメント組成物を調製し、これを密閉容器に入れ
た。 ＜実施例３＞珪砂７号４０重量部と、フライアッシュ３
５重量部と、収縮低減剤として液状のグリコールエーテ
ル２重量部を万能混合機の容器に採取し、撹拌羽根を取
付けて、最初低速で１０分間撹拌した。続いてこの容器
に実施例１と同様に普通ポルトランドセメント１００重
量部と、再乳化性粉体樹脂としてアクリル共重合樹脂粉
末４重量部と、高性能減水剤のメラミン樹脂スルフォン
酸縮合物塩０．９重量部と、増粘剤のヒドロキシエチル
セルロース）０．０２重量部を入れて、撹拌混合し、半
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を調製
し、これを密閉容器に入れた。 ＜比較例１＞収縮低減剤を一切添加しない以外は、実施
例３と同様にして半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメ
ント組成物を調製し、これを密閉容器に入れた。実施例
１〜３及び比較例１の配合内容を表１に示す。
ライアッシュを３５重量部採取し、珪砂７号を４０重量
部採取する代わりに、０．３ｍｍ以下に粉砕した石灰石
骨材を２０重量部と、珪砂７号を２０重量部採取した以
外は実施例１と同様にして半たわみ性舗装用一粉型ポリ
マーセメント組成物を調製し、これを密閉容器に入れ
た。 ＜実施例３＞珪砂７号４０重量部と、フライアッシュ３
５重量部と、収縮低減剤として液状のグリコールエーテ
ル２重量部を万能混合機の容器に採取し、撹拌羽根を取
付けて、最初低速で１０分間撹拌した。続いてこの容器
に実施例１と同様に普通ポルトランドセメント１００重
量部と、再乳化性粉体樹脂としてアクリル共重合樹脂粉
末４重量部と、高性能減水剤のメラミン樹脂スルフォン
酸縮合物塩０．９重量部と、増粘剤のヒドロキシエチル
セルロース）０．０２重量部を入れて、撹拌混合し、半
たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物を調製
し、これを密閉容器に入れた。 ＜比較例１＞収縮低減剤を一切添加しない以外は、実施
例３と同様にして半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメ
ント組成物を調製し、これを密閉容器に入れた。実施例
１〜３及び比較例１の配合内容を表１に示す。
【００１９】
【表１】
【００２０】＜一粉型ポリマーセメント組成物の発塵飛
散抵抗性試験＞風速４ｍの一定の横風が吹いているとこ
ろに、実施例３及び比較例１の一定量の一粉型ポリマー
セメント組成物をそれぞれ所定の高さから落下させ、落
下地点より風下方向に２０〜６０ｃｍ，６０〜１００ｃ
ｍ及び１００〜１４０ｃｍ離れた位置に、飛散した粉体
を受ける容器（パッド）を置き、それぞれの容器に入っ
た粉体量を計測した。比較例１の重量を１００としたと
きの実施例３の値（百分率）を飛散度として表２に示
す。
散抵抗性試験＞風速４ｍの一定の横風が吹いているとこ
ろに、実施例３及び比較例１の一定量の一粉型ポリマー
セメント組成物をそれぞれ所定の高さから落下させ、落
下地点より風下方向に２０〜６０ｃｍ，６０〜１００ｃ
ｍ及び１００〜１４０ｃｍ離れた位置に、飛散した粉体
を受ける容器（パッド）を置き、それぞれの容器に入っ
た粉体量を計測した。比較例１の重量を１００としたと
きの実施例３の値（百分率）を飛散度として表２に示
す。
【００２１】
【表２】
【００２２】表２から明らかなように、実施例３の一粉
型ポリマーセメント組成物は、比較例１と比べて発塵飛
散量が少ないことが判明した。
型ポリマーセメント組成物は、比較例１と比べて発塵飛
散量が少ないことが判明した。
【００２３】＜グラウトの混練＞実施例１〜３及び比較
例１の半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物
１００重量部をそれぞれ水４５重量部に投入し、各別に
ミキサで均一に混合して４種類の浸透用セメントミルク
（グラウト）を調製した。
例１の半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物
１００重量部をそれぞれ水４５重量部に投入し、各別に
ミキサで均一に混合して４種類の浸透用セメントミルク
（グラウト）を調製した。
【００２４】＜グラウト及び供試体の物性＞ (a) 流動性（フロー）試験 土木学会規準「プレパックドコンクリートの注入モルタ
ルの流動性試験方法（Ｐ漏斗による方法）（ＪＳＣＥ−
Ｆ５２１−１９９４）」に準じて試験した。即ち、実施
例１〜３及び比較例１の一粉型ポリマーセメント組成物
から得られた混練直後のグラウトと、混練してから２０
分経過した後のグラウトを鉛直に支持された漏斗内に注
ぎ、それぞれのフロー値を求め、その流動性を評価し
た。その結果を表３に示す。 (b) 強度試験及び乾燥収縮率の測定 「セメントの物理試験方法（ＪＩＳ Ｒ ５２０１−１９
９２）」に準じて強度試験した。即ち、実施例１〜３及
び比較例１の一粉型ポリマーセメント組成物から得られ
た混練直後のグラウトから断面４０ｍｍ平方、長さ１６
０ｍｍの角柱の供試体を作製した。供試体の材令が２４
時間、３日、７日及び２８日の時点で、各供試体を３個
ずつ曲げ強さと圧縮強さについて測定した。また「モル
タル及びコンクリートの長さ変化試験方法（ＪＩＳ Ａ
１１２９−１９９３）」に準じて供試体の乾燥期間が４
週間になったときの乾燥開始時からの寸法変化により乾
燥収縮率を求めた。その平均値を表３に示す。
ルの流動性試験方法（Ｐ漏斗による方法）（ＪＳＣＥ−
Ｆ５２１−１９９４）」に準じて試験した。即ち、実施
例１〜３及び比較例１の一粉型ポリマーセメント組成物
から得られた混練直後のグラウトと、混練してから２０
分経過した後のグラウトを鉛直に支持された漏斗内に注
ぎ、それぞれのフロー値を求め、その流動性を評価し
た。その結果を表３に示す。 (b) 強度試験及び乾燥収縮率の測定 「セメントの物理試験方法（ＪＩＳ Ｒ ５２０１−１９
９２）」に準じて強度試験した。即ち、実施例１〜３及
び比較例１の一粉型ポリマーセメント組成物から得られ
た混練直後のグラウトから断面４０ｍｍ平方、長さ１６
０ｍｍの角柱の供試体を作製した。供試体の材令が２４
時間、３日、７日及び２８日の時点で、各供試体を３個
ずつ曲げ強さと圧縮強さについて測定した。また「モル
タル及びコンクリートの長さ変化試験方法（ＪＩＳ Ａ
１１２９−１９９３）」に準じて供試体の乾燥期間が４
週間になったときの乾燥開始時からの寸法変化により乾
燥収縮率を求めた。その平均値を表３に示す。
【００２５】
【表３】
【００２６】表２から次のことが判明した。比較例１に
おけるフライアッシュのほぼ半量を石灰石微粉末で置換
した実施例１では、比較例１と比べて流動性が向上し、
所望のフローを得るための水粉体比を５０％から４５％
に低下することができ、これにより乾燥収縮を低減でき
た。またグラウトの色が白くなるため、着色する場合に
発色性が良好となった。比較例１における珪砂７号の半
量を石灰石骨材に置換した実施例２では、比較例１と比
べてフロー及び強度発現性が若干向上した。比較例１に
収縮低減剤を添加した実施例３では乾燥収縮率が低減し
ていた。
おけるフライアッシュのほぼ半量を石灰石微粉末で置換
した実施例１では、比較例１と比べて流動性が向上し、
所望のフローを得るための水粉体比を５０％から４５％
に低下することができ、これにより乾燥収縮を低減でき
た。またグラウトの色が白くなるため、着色する場合に
発色性が良好となった。比較例１における珪砂７号の半
量を石灰石骨材に置換した実施例２では、比較例１と比
べてフロー及び強度発現性が若干向上した。比較例１に
収縮低減剤を添加した実施例３では乾燥収縮率が低減し
ていた。
【００２７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、施
工現場で迅速に調合でき、セメントに超速硬セメント或
いは急硬化材を添加した普通又は早強ポルトランドセメ
ントを用いた場合でも、浸透用セメントミルクの施工上
の悪影響を最小限に留めることができる。また作業員が
未熟であっても、調合ミスを起こすことがない。また流
動性に優れ、水粉体比を低下させて乾燥収縮を小さくで
き、かつ強度発現性に優れる。浸透用セメントミルクが
白色化するため、着色する場合に発色性が良好となる。
更に浸透用セメントミルクの乾燥収縮を低減でき、これ
によりクラック発生を抑制し、かつ施工時の粉塵飛散を
防止することができる。
工現場で迅速に調合でき、セメントに超速硬セメント或
いは急硬化材を添加した普通又は早強ポルトランドセメ
ントを用いた場合でも、浸透用セメントミルクの施工上
の悪影響を最小限に留めることができる。また作業員が
未熟であっても、調合ミスを起こすことがない。また流
動性に優れ、水粉体比を低下させて乾燥収縮を小さくで
き、かつ強度発現性に優れる。浸透用セメントミルクが
白色化するため、着色する場合に発色性が良好となる。
更に浸透用セメントミルクの乾燥収縮を低減でき、これ
によりクラック発生を抑制し、かつ施工時の粉塵飛散を
防止することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０４Ｂ 14:10） 111:50
Claims (3)
- 【請求項１】 セメントとフライアッシュと珪砂と再乳
化性粉体樹脂と粉体添加物が所定の割合で均一に混合し
て調製された半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント
組成物において、 前記材料に更に石灰石微粉末が所定の割合で均一に添加
混合されたことを特徴とする半たわみ性舗装用一粉型ポ
リマーセメント組成物。 - 【請求項２】 セメントとフライアッシュと珪砂と再乳
化性粉体樹脂と粉体添加物が所定の割合で均一に混合し
て調製された半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント
組成物において、 前記材料に更に石灰石骨材が所定の割合で均一に添加混
合されたことを特徴とする半たわみ性舗装用一粉型ポリ
マーセメント組成物。 - 【請求項３】 セメントとフライアッシュと珪砂と再乳
化性粉体樹脂と粉体添加物が所定の割合で均一に混合し
て調製された半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント
組成物において、 前記材料に更に収縮低減剤が所定の割合で均一に添加混
合されたことを特徴とする半たわみ性舗装用一粉型ポリ
マーセメント組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156617A JPH101347A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156617A JPH101347A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH101347A true JPH101347A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15631647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8156617A Withdrawn JPH101347A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 半たわみ性舗装用一粉型ポリマーセメント組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH101347A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322843A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-20 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 充填材用混和材 |
| JP2006096627A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 開粒度混合物用注入材及び当該注入材を用いた半たわみ性構造体の施工方法 |
| JP2009057220A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Denki Kagaku Kogyo Kk | プレミックスモルタルおよびその製造方法 |
| JP2019178034A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 速硬型半たわみ性舗装用注入材およびそれを用いた注入ミルク |
| JP2019178033A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 半たわみ性舗装用注入材および半たわみ性舗装用注入ミルク |
| CN115259826A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-11-01 | 河北化工医药职业技术学院 | 一种固废基3d打印材料 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP8156617A patent/JPH101347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322843A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-20 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 充填材用混和材 |
| JP2006096627A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 開粒度混合物用注入材及び当該注入材を用いた半たわみ性構造体の施工方法 |
| JP2009057220A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Denki Kagaku Kogyo Kk | プレミックスモルタルおよびその製造方法 |
| JP2019178034A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 速硬型半たわみ性舗装用注入材およびそれを用いた注入ミルク |
| JP2019178033A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 半たわみ性舗装用注入材および半たわみ性舗装用注入ミルク |
| CN115259826A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-11-01 | 河北化工医药职业技术学院 | 一种固废基3d打印材料 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |