JPH10134436A - 光磁気記録媒体及びその装置 - Google Patents

光磁気記録媒体及びその装置

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JPH10134436A
JPH10134436A JP28484096A JP28484096A JPH10134436A JP H10134436 A JPH10134436 A JP H10134436A JP 28484096 A JP28484096 A JP 28484096A JP 28484096 A JP28484096 A JP 28484096A JP H10134436 A JPH10134436 A JP H10134436A
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recording
area
magnetic
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JP28484096A
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English (en)
Inventor
Seiji Kajiyama
清治 梶山
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
Katsutoshi Hibino
克俊 日比野
Seizo Kato
晴三 加藤
Shigeki Hori
茂樹 堀
Takeo Toyama
建夫 外山
Kenji Torasawa
研示 虎沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録媒体の形状を任意に変えたり、小
径化したり、シール状にすることが困難である。 【解決手段】 記録層と再生層と含む光磁気録媒体にお
いて、記録層から再生層へ磁化を転写し、磁化を転写さ
れた磁区を外部磁界により拡大して再生する光磁気記録
媒体から成る高密度な記録を行った記録領域をカード、
テープ、小径化したディスクに設けた。また、光学ヘッ
ド、磁気ヘッドを各種の形状を有する部材にはめ込んだ
構成を記録または再生を行う装置に採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体へ
の記録/再生に関し、特に高密度に記録/再生する光磁
気記録媒体及びその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。しかし、情報量の増大と装置のコンパクト
化に伴い、より一層の高密度記録再生技術が要請されて
いる。
【0003】光磁気記録媒体への記録においては、磁界
変調法が用いられ、この方法により高密度記録は達成さ
れており、0.15μmの最短ドメイン長での記録も確
認されている。一方、高密度再生技術は、装置側の技術
と媒体側の技術とから成る。前者の技術としては、光路
中に遮光物を挿入して光学的超解像によりレーザー光の
回折限界を超える集光スポットを得る光学的超解像手法
がある。この技術については「Yamanaka et al., ”Hig
h Density Optical Recording by Super Resolusion”,
Jan. J. Appl. Phys., 28, Supplement 28―3, 1989, p
p. 197―200.」に詳しい。 また、通常のレーザビーム
又は光学的超解像手法により生成したメインローブと1
対のサイドローブとから成るレーザビームをパルス化す
ることにより媒体上で温度が上昇する領域を小さくし、
高密度の記録/再生を実現する方法もある。
【0004】更に、レーザスポットの温度分布が中心付
近にて最高となるガウス分布を成すことを利用して、記
録層の状態を再生層に選択的に転写して、該再生層の状
態を読み出すようにした磁気超解像技術(MSR)があ
る。この技術では、媒体にレーザビームを照射すること
により生じる温度分布を用いて再生層にマスク機能を持
たせてレーザビームのスポット径より小さい磁区を再生
することが可能となる。更に、特開平8−7350号公
報に開示されているように記録層の磁区を再生層に転写
し、転写した磁区を外部磁界により拡大して再生する技
術がある。特開平8−7350号公報においては、光磁
気記録媒体は第1磁性層、第2磁性層及び第3磁性層の
3磁性層から成っており、磁区の転写は交換結合力によ
り行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−7
350号公報に開示されているように交換結合力により
磁区の転写を行う場合には、磁区が転写される再生層で
の磁区拡大は記録層の磁区の大きさで制限を受けること
になる。即ち、再生層の記録層側の部分では記録層の磁
区より拡大することはできず、記録層から離れるに伴っ
て磁区が大きくなる。従って、再生しようとしている記
録層の磁区の直上の再生層では深さ方向に全て記録層の
磁化と同じ方向となるが、再生しようとしている磁区か
ら面内方向にずれた領域では、深さ方向に記録層の磁化
と同じ方向の磁区の部分と違う方向の磁区の部分とが混
在する。その結果、再生層において磁区拡大が十分に行
われず、レーザビームのスポット径より小さい磁区の再
生を正確に行うことができないという問題がある。
【0006】また、ICカード、テープ等に光磁気記録
媒体を応用することは出来ず、媒体の形状を任意に設定
することはできないという問題があった。本発明は、か
かる問題を解決し、記録層の磁区拡大を十分に行い、レ
ーザビームのスポット径より小さい記録ドメインを高密
度に再生することができる光磁気記録媒体とその装置を
提供するとともに媒体形状の任意化、小径化、カード、
テープへ応用することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号を高密度
記録した領域を有することを特徴とする。また、本発明
は、領域の記録密度が1bit/μm2〜500bit
/μm2の範囲であることを特徴とする。また、本発明
は、領域の記録密度が20bit/μm2〜200bi
t/μ m 2の範囲であることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、記録媒体がカードである
ことを特徴とする。また、本発明は、記録媒体がテープ
であることを特徴とする。また、本発明は、記録媒体が
円形の記録媒体であることを特徴とする。また、本発明
は、記録媒体が直径5〜310mmの範囲であることを
特徴とする。
【0009】また、本発明は、記録媒体が直径10〜7
0mmの範囲であることを特徴とする。また、本発明
は、領域が円形であることを特徴とする。また、本発明
は、領域が非円形であることを特徴とする。また、本発
明は、領域が多角形であることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、領域が四角形であること
を特徴とする。また、本発明は、記録領域が連続記録さ
れていることを特徴とする。また、本発明は、記録領域
が複数ブロックに区分されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、ブロックの形状が円形であることを特徴
とする。
【0011】また、本発明は、ブロックの形状が非円形
であることを特徴とする。また、本発明は、ブロックの
形状が多角形であることを特徴とする。また、本発明
は、ブロックの形状が四角形であることを特徴とする。
また、本発明は、記録領域が光磁気記録が可能であるこ
とを特徴とする。また、本発明は、記録領域が磁区拡大
により再生可能であることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、磁区拡大が交換結合若し
くは静磁結合により行われることを特徴とする。また、
本発明は、記録領域が光記録領域であることを特徴とす
る。また、本発明は、レーザビームと磁界とにより高密
度に記録または再生可能であることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、記録密度が1bit/μ
2〜500bit/μm2の範囲であることを特徴とす
る。また、本発明は、記録密度が20bit/μm2
200bit/μm2の範囲であることを特徴とする。
また、本発明は、記録媒体を光学ヘッドに対して第1の
方向に相対移動させる第1の機構と、第1の方向とほぼ
直交する第2の方向に光学ヘッドを相対移動させる第2
の機構とを含むことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、第1の機構が記録媒体を
移動させることを特徴とする。また、本発明は、第2の
機構が光学ヘッドを移動させることを特徴とする。ま
た、本発明は、第2の機構が磁気ヘッドを第2の方向に
移動させることを特徴とする。また、本発明は、記録媒
体が円形の記録領域を有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、記録領域の形状が非円形
であることを特徴とする。また、本発明は、記録領域の
形状が多角形であることを特徴とする。また、本発明
は、記録領域の形状が四角形であることを特徴とする。
また、本発明は、光学ヘッドが記録領域の形状に沿って
外方から内方に、若しくは、内方から外方に移動するこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明は、記録媒体が複数のブロッ
クで区分されていることを特徴とする。また、本発明
は、ブロックがレーザビームの走査により記録または再
生されるとを特徴とする。また、本発明は、光学ヘッド
がブロック内の走査を完了するたびに第2の方向に相対
移動することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、第1の機構が第2の機構
の移動を完了するたびに第1の方向に記録媒体を相対移
動させることを特徴とする。また、本発明は、第1の機
構が間歇駆動することを特徴とする。また、本発明は、
第2の機構が間歇駆動することを特徴とする。また、本
発明は、光学ヘッドが対物レンズと反射手段とによりレ
ーザビームの走査位置を変位させることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、反射手段が対物レンズよ
り高速でレーザビームを変位させることを特徴とする。
また、本発明は、反射手段がレーザビームを往復変位さ
せることを特徴とする。また、本発明は、反射手段がガ
ルバノミラーであることを特徴とする。
【0019】また、本発明は、反射手段がポリゴンミラ
ーであることを特徴とする。また、本発明は、第2の方
向に複数の光学ヘッドを走査することを特徴とする。ま
た、本発明は、複数の光学ヘッドが回転軸に対し放射状
に配置されていることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、記録媒体をターンテーブ
ル上に乗せて回転させることを特徴とする。また、本発
明は、記録媒体の外周部にローラを接触させ、記録媒体
を回転させることを特徴とする。また、本発明は、記録
領域を挟み込み、レーザビームを変位させることを特徴
とする。
【0021】また、本発明は、記録領域がアモルファス
構造から成る膜を含むことを特徴とする。
【0022】また、本発明は、記録領域がアモルファス
構造、多結晶構造、または単結晶構造から成る膜を含む
ことを特徴とする。また、本発明は、膜が、複数の層を
有することを特徴とする。また、本発明は、膜が、複数
の磁性層を含むことを特徴とする。また、本発明は、磁
性層が、2層から10層であることを特徴とする。
【発明の実施の形態】本発明が対象とする光磁気記録媒
体は、記録層に記録した信号を再生層に転写して磁区を
拡大して信号を再生する磁区増幅に係る光磁気記録媒体
である。磁区増幅により信号を再生できる光磁気記録媒
体では、記録された信号のドメインは小さくても良く、
一層の高密度記録な光磁気記録媒体の実用化が可能とな
る。この磁区増幅による光磁気記録媒体の実現により1
4GBの記録容量、即ち、コンパクトディスク(CD)
の20倍、ディジタルビデオディスク(DVD)の3
倍、DVD−ROMの5倍の記録容量を実現できる。こ
の結果、直径12cmのディスクでは、DVD並みの画
質で5時間録画ができ、また、MD2枚分を1円玉の大
きさのディスクに、CD1枚分は30〜40mmφのデ
ィスクに記録したものに相当する等のディスクの小型化
も実現できる。従って、本発明においては、記録容量の
大容量化に伴う新しい光磁気記録媒体の応用とその記録
再生装置等のシステムに関するものである。 第1実施例 図1を参照して、光磁気記録媒体をカードに応用した例
について説明する。カード1の一部領域に信号の記録ま
たは/及び再生可能な記録領域2が設けられている。記
録領域2が設けられた領域の大きさは10mm×10m
mであり、カード1の本体に貼付されていても良いし、
組み込まれていても良い。この10mm角の領域に10
0MBの情報を記録することができる。記録領域2は6
00μm角の小さなブロック2a、2b、2c・・・に
区分されている。各ブロック2a、2b、2c・・・中
にはランド/グルーブから成るトラックが形成されてお
り、ランドとグルーブとに信号を記録する。記録領域2
の大きさは600μm角に限らず、1mm角以下であれ
ばよい。また、記録領域2の形は四角形に限らず、三角
形、五角形、六角形、八角形等の多角形、円形であって
もよい。
【0023】図2を参照して、カード1に設けた記録領
域2への記録または再生の機構について説明する。カー
ド1はカード送り用ステッピングモータ3aによりレー
ル4a上を矢印5の方向に移動し、記録領域体2が光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とが対向して設けられた領域に
到達する。記録領域2が光学ヘッド6と磁気ヘッド7と
が対向して設けられた領域に到達した後、記録領域2中
の前記各ブロック2a、2b、2c・・・のうち、再生
を開始するブロック2aに前記光学ヘッド6からのレー
ザビームが照射されるように前記光学ヘッド6と磁気ヘ
ッド7とがトラック方向送りステッピングモータ3bに
よりレール4b上を移動する。ブロック2aの再生は前
記光学ヘッド6中の図示省略したアクチュエータの移動
によりランドとグルーブ上をレーザビームが走行して行
われる。この各ブロックのサイズは1辺が0.6〜1.0
mmの範囲であるのでアクチュエータの移動可能な範囲
である。レーザビームの走査方向は矢印5方向の往復運
動でも良いし、ジグザグ運動であってもよい。図3、4
を参照して、レーザビームの走査法について説明する。
前記矢印5方向へのレーザビームの走査は対物レンズ3
1の手前側に設けられたガルバノミラー32、ポリゴン
ミラー41によって行われる。ガルバノミラー32は図
示省略した支持軸を中心に所定の範囲で回転させること
によりレーザビームの走査を行う。また、ポリゴンミラ
ー41は、八角形状に反射ミラーが設けられており、支
持軸を中心に回転することにより異なる反射面でレーザ
ビームを異なった方向に反射する。その結果、レーザビ
ームの走査を行うことが出来る。
【0024】ブロック2aの再生が終了すると、次のブ
ロック2bにレーザビームが照射できるように前記光学
ヘッド6と前記磁気ヘッド7とを前記トラック方向送り
ステッピングモータ3bにより移動させる。この移動は
矢印5と直角を成す方向に行われ、移動距離はブロック
の大きさ程度である。次のブロック2bに移動した後、
前記ブロック2aの説明と同様に再生が行われる。この
繰り返しにより第1列のブロックが再生された後、次の
列のブロックに移動するが、この移動は前記カード送り
用ステッピングモータ3aによりカード1を矢印5方向
に1ブロック分移動させることにより行う。このように
して記録領域2の再生が行われる。
【0025】カードに設けられた記録領域を再生する手
段は上記手段に限らず、図17に示す手段であってもよ
い。ペン形状をした信号の再生を行う装置170中には
固定光学ブロック171、3次元アクチュエータ17
2、対物レンズ173が配置されている。上記各ブロッ
ク2a、2b、2c・・・の所定の位置に前記固定光学
ブロック171から発せられたレーザビームが前記3次
元アクチュエータ172に固定された前記対物レンズ1
73を介して照射される。照射されたレーザビーム17
4は前記3次元アクチュエータ172の移動により1つ
のブロック内の信号が再生される。その後、次のブロッ
クが再生される場合は、所望のブロック位置に前記装置
170が移動させられて、前記所望のブロック内の信号
が再生される。
【0026】また、各ブロックの再生は第1列から順番
に行う必要はなく、外周から内周に、若しくは内周から
外周に向かって、渦巻き状に再生をしてもよい。また、
更に、前記記録領域2中に設けられたブロックの形状は
四角形に限らず、円形、多角形であってもよい。カード
1の再生に用いる光学系の構成は図5に示すものであ
る。
【0027】また、カードに形成する記録領域は図6を
参照してカード6に、カードの1方向には全領域を設け
た記録領域6aであってもよい。カード6についても上
記説明したと同様にして記録・再生が行われる。カード
上に設けられた記録領域が円形の場合の再生について図
11、12を参照して説明する。ターンテーブル111
にはカード114が装着できるような、くぼみ部118
が設けられており、ターンテーブル111は回転モータ
110により回転される機構になっている。また、前記
くぼみ部118には磁石117がカード114上に設け
られた記録領域115に対峙するように配置されてお
り、信号の記録または再生を行うために使用する。前記
ターンテーブル111にカード114が矢印113の方
向から装着されると前記モータ110により矢印112
の方向に回転し、前記ターンテーブル111が回転す
る。ターンテーブル111の回転によりカード114が
回転し、前記記録領域115の両面に対峙された前記磁
石118と光ピックアップ116とにより再生が行われ
る。
【0028】図13を参照して、カード中に円形のディ
スクがはめ込まれ、ディスクが回転することにより信号
を再生する方法について説明する。ディスク131はカ
ード130にはめ込まれており、カード130が光学ヘ
ッド6と磁気ヘッド7とが対峙した領域に挿入される
と、ディスクスピンドルモータ133に固定され、ディ
スクスピンドルモータ133により回転可能な軸134
が前記ディスク131の中心部に設けられた穴部135
に挿入する。前記ディスクスピンドルモータ133が回
転することによりディスク131が回転し、光学ヘッド
6と磁気ヘッド7とにより信号の再生が行われる。前記
光学ヘッド6と磁気ヘッド7とのディスク131の径方
向の移動はレール132、132上を移動することによ
り行う。
【0029】上記では再生について説明したが、記録に
ついても同様に行うことが出来る。 第2実施例 図7を参照して、テープ状に光磁気記録媒体を形成した
ものの記録・再生について説明する。テープ送りモータ
73によりテープ74を矢印72の方向に移動させ、ト
ラック方向送り用ステッピングモータ70により光学ヘ
ッド6、磁気ヘッド7をレール71上を移動させること
により矢印72とほぼ直角を成す方向に移動させる。こ
れによりレーザビームはテープ74の各領域に記録され
た信号が再生される。
【0030】また、テープ74を再生する光学ヘッド6
は図7に示すものに限らず、図8に示すものであっても
よい。テープ74は矢印82の方向に移動させられ、支
持体80上に放射状に配置された光学ヘッド81a、8
1b、81c・・・は回転モータが回転することにより
次々とテープ74状に形成された記録領域74aを再生
する。1つの光学ヘッド81aで1つの記録領域74a
の再生が終了すると次の光学ヘッド81bが次の記録領
域の再生が可能なように前記光学ヘッド81a、81
b、81c・・・が配置されている。
【0031】また、記録領域74aは、上記説明した各
ブロックから成っていてもよい。また、更に、上記方法
により記録もできることはいうまでもよい。 第3実施例 図9を参照して、円形のディスクを担体に装着し、担体
を回転させることによりディスクを回転して記録または
再生する方法について説明する。担体93にはディスク
92が担体93に設けられた穴部にはめ込まれる形で装
着される。また、担体93にはディスクが装着された反
対面に磁石91は図9(b)に示すようにN極、S極が
交互になるように配置されている。また、前記磁石91
と対峙した位置にはコイル90が図9(c)に示すよう
に配置されている。コイル90に電流を流すとコイルに
より発生した磁界と前記担体93に設けられた磁石91
との反発により担体93が所定の方向に回転し、これに
よりディスク92が回転する。これ以外については、通
常のディスクの再生動作と同じである。
【0032】図10を参照して、ディスクの外周部をロ
ーラで回転させることによりディスクを回転させ、ディ
スクを記録または再生する方法について説明する。ディ
スク105は2つの支持体102、102とローラ10
0とにより3点で支持されている。支持体102、10
2、ローラ100はバネによりディスク105に押し付
けられている。また、ローラ100は回転体104とベ
ルト103と結合されており、回転体104が回転する
ことにより、回転する。前記ローラ100はディスク1
05の外周部と接触しているので、ローラ100が回転
することによりディスク105が回転する。このディス
ク105の回転によりディスクの両側に配置された光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とにより信号の記録・再生を行
うことが出来る。ディスク105の脱着はアーム10
1、101により矢印106の方向にディスク105を
押すことにより行う。
【0033】図9、10において説明した方法により記
録または再生されるディスクは、従来のディスクとは異
なり、ディスクの中心部に穴を設ける必要はなく、ディ
スクの全領域に信号を記録または再生することもでき
る。 第4実施例 図14、15、16を参照して、記録領域が設けられた
カードを挟み込んで信号を記録または再生する方法につ
いて説明する。カードを挟み込んで信号を記録または再
生する装置の外観は図14に示すものである。空間部1
42にカード143が挿入されると固定部140と所定
の角度を成して設けられた可動部141が矢印145の
方向に移動し、カード143が挟み込まれる。前記装置
の詳細は図15、16に示す。前記可動部140には光
学ユニット146、マグネット147、147が設けら
れている。また、前記可動部141には、磁気ヘッド1
48が設けられており、前記カード143が前記空間部
142に挿入されるとカード143中の記録領域144
が磁気ヘッド148、光学ユニット146と対峙される
ようになる。光学ユニット146及びこの光学ユニット
146を駆動させるための部材と磁界を発生させる磁気
ヘッド148を有する構成において、磁気ヘッド148
を有する可動部141が矢印145の方向に動いて、記
録媒体を挟み込み、信号の記録または再生を可能とする
構成である。
【0034】光学ユニット146には対物レンズ14
9、図示省略した対物レンズ駆動(フォーカシング方向
及びトラッキング方向)部材、レーザ光源、信号検出用
センサー及び光学部品が配置されている。光学ユニット
146は板バネ147、147により保持されている。
前記板バネ150、151はマグネット147、147
及び図示省略したコイルにより発生する力により、光学
ユニット146を第1の方向に移動させる。更に、前記
板バネ150、151は板バネ152、153で保持さ
れている。前記板バネ152、153は板バネ150、
151と同様にマグネット154、154及び図示省略
したコイルにより発生する力により、前記板バネ15
2、153を第1の方向と直角を成す第2の方向に移動
させる。この結果、前記光学ユニット146は、前記第
1の方向及び前記第2の方向に移動する。カード143
を挟み込み保持した段階で、前記光学ユニット146
は、フォーカシング及びトラッキングを開始し、データ
の記録または再生を開始する。次の記録領域に移動する
場合に、前記板バネ150、151、152、153が
それぞれ移動し、前記光学ユニット146を目的のエリ
アに移動させる。
【0035】上記第1、第2、第3、第4実施例で説明
した記録領域には記録密度が1bit/μm2〜500
bit/μm2の範囲、好ましくは、20bit/μm2
〜 200bit/μm2の範囲で記録されている。ま
た、記録領域には各種の記録 媒体を用いることが出来
る。例えば、光磁気記録媒体をカード等にはめ込んでも
良く、シート状にしてカード等に貼付してもよい。ま
た、円形の媒体については直径5〜310mmの範囲、
好ましくは、10〜70mmの範囲である。
【0036】次に、上記第1から第4の実施例で説明し
記録領域に用いる光磁気記録媒体における磁区拡大によ
る再生機構、再生装置及び光磁気記録媒体への記録につ
いて詳細に説明する。 第5実施例 図を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図22
を参照して、本発明が対象とする光磁気記録媒体は、ガ
ラス、ポリカーボネート等の透光性の基板226上にS
iNから成る誘電体層225、GdFeCoから成る再
生層224、SiN/AlTiから成る非磁性層22
3、TbFeCoから成る記録層222、SiNから成
る保護層1を順次堆積した構造である。前記誘電体層2
25の膜厚は600〜800Å、前記再生層224の膜
厚は50〜1000Å、前記非磁性層223の膜厚は5
0〜300Å、前記記録層222の膜厚は500〜30
00Å、前記保護層221の膜厚は500〜1000Å
である。前記各層はArガスを用いたマグネトロンスパ
ッタリング法により形成される。
【0037】また、本発明においては、前記再生層22
5はGdFeCoに限らず、GdFe若しくはGdCo
若しくはTbCo若しくはHo,Gd,Tb,Dyの中
から選択された1元素とFe、Co、Niの中から選択
された1元素とから成る磁性膜であってもよい。また、
更に前記非磁性層223はSiNの代わりにAlN若し
くはTiN若しくはSiO2若しくはAl23若しくは
SiC若しくはTiC若しくはZnO若しくはSiAl
ON若しくはITO若しくはSnO2であってもよい。
また、更に、前記記録層222はTbFeCoに限ら
ず、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更に、P
t,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択
した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜
であってもよい。
【0038】レーザビームを光磁気記録媒体に照射する
と、通常、媒体上には図18に示すようにガウス分布と
なる温度分布が生じる。この温度分布を利用して再生層
にマスク機能を持たせ、記録層から再生層へ磁化を転写
し、レーザビームのスポット径より小さい磁区を再生で
きる超解像光磁気記録媒体を本発明に適用している。従
って、従来の超解像光磁気記録媒体の再生と異なる点
は、再生層へ磁化が転写され磁区が拡大された後に再生
される点である。再生に用いられるレーザビームの波長
は680〜830nmであり、レーザビームを集光する
対物レンズの開口数は0.55(許容誤差±0.05)で
あり、レーザビームのスポット径は1.0(許容誤差±
0.1)μmである。
【0039】図19を参照して、情報を読み出す窓がレ
ーザビームの中央部に形成されるCAD(Center
Aperture Detection)方式による
超解像光磁気記録媒体を用いた本発明について説明す
る。CAD方式による超解像光磁気記録媒体において
は、再生層は室温で面内磁化膜であり、所定の温度以上
で垂直磁化膜となる磁性膜が用いられる。前記所定の温
度は、通常、100〜170℃の範囲にあり、前記所定
の温度に到達すると急峻に面内磁化膜から垂直磁化膜に
変化する磁性膜が用いられる。この面内磁化膜から垂直
磁化膜へいかに急峻に変化するかを示す1つの指標とし
てカー回転角の温度係数Cがあり、本発明では前記温度
係数Cが8.0以上の磁性膜を用いている。また、前記
温度係数Cの算出方法の詳細については「鷲見等、第4
3回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集 27p−
PD−26(1996)」に詳しい。図19を参照し
て、CAD方式による超解像光磁気記録媒体1910の
再生層4aに用いる磁性膜としては、GdFeCo、G
dFe、GdCoが適している。また、非磁性層223
としてはSiN、AlN、TiN、SiO2、Al23
SiC、TiC、ZnO、SiAlON、ITO、Sn
2が適している。更に、記録層222としてはTbF
eCo、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とF
e,Co,Niの中から選択した元素とから成る単層の
磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更
に、Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中か
ら選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の
磁性膜であってもよい。CAD方式による超解像光磁気
記録媒体1910にレーザビームが照射されると前記所
定の温度以上になった領域の磁区227が前記非磁性層
223を介して前記再生層224に転写され、再生層2
24に記録層222中の磁区227と同じ磁化を有した
磁区228が現れる。この場合、記録層222から再生
層224への転写は非磁性層223を介して転写される
ため交換結合力ではなく、静磁結合により行われる(図
19(a))。次に再生層224に転写された磁区を拡
大するために外部磁界Hepを印加する。印加される外
部磁界Hepは交番磁界であり、転写された磁区8の磁
化と同じ方向になった場合には磁区228の両隣の領域
にも磁区228の磁化と同じ方向の磁区8a、8bが生
じることになり、転写された磁区228が拡大されるこ
とになる(図19(b))。この瞬間に後述する再生装
置により再生信号として検出する。
【0040】印加される外部磁界Hepの大きさは次の
ように決定される。図20を参照して、カーブ209は
磁性膜のヒステリシス曲線を示し、Hcは磁性膜の磁区
を全て同じ方向にするのに必要な磁界の大きさを示し、
Hnは磁性膜の一部に反転磁区が存在する場合にその磁
区を拡大するのに必要な磁界の大きさを示す。従って、
磁性膜に反転磁区が存在しない場合には外部から印加す
る磁界が大きくなるに伴いカーブ209に沿って磁化さ
れる。しかし、最初に反転磁区が存在している場合には
カーブ2013に沿って磁化され、Hn以上の磁界を外
部から印加すれば磁区は拡大する。従って、本発明にお
いて前記再生層4に転写された前記磁区228を拡大す
るのに必要な外部磁界HepはHn≦Hep≦Hcであ
ればよい。図21に上記図22で図示した光磁気記録媒
体を用いて測定したHnとHcの再生パワー依存性を示
す。レーザビームの波長は830nmである。再生パワ
ーが1.0〜2.2mWの範囲では、HnとHcには明ら
かな差があるので、各再生パワーに応じて決定されるH
nとHcとの間に外部磁界Hepを決定すればよい。例
えば、再生パワーが1.4mWの場合には200〜25
0Oeの間に外部磁界Hepを設定すればよい。また、
図21より外部磁界Hepは再生パワーの増加に伴い小
さくできる。また、交番磁界の周波数は0.5〜2MH
zの範囲である。
【0041】前記再生層224に磁区を転写し、外部磁
界により磁区を拡大して再生した後は、次の記録磁区を
転写・拡大して再生するために拡大された磁区を一旦消
去する必要がある。この消去方法には、2つの方法があ
る。1つは磁性膜の種類に応じて決定される最小安定磁
区径を用いる方法である。図23を参照して、最小安定
磁区径rminは磁性膜の温度上昇と共に小さくなり、
前記再生層224に用いたGdFeCoの場合、室温で
のrminは0.5〜0.6μm、120℃でのrmin
は0.1μmである。即ち、120℃では0.1μm以上
の磁区が安定して存在できるが、室温においては0.1
μmの大きさの磁区はもはや安定に存在できなくなり、
消滅することになる。
【0042】前記再生層224に転写・拡大した磁区を
消去する他の方法は、図24を参照して、磁区拡大する
際に印加した外部磁界Hep、即ち、転写・拡大された
磁区の磁化方向と反対方向の磁界Hsrを印加すること
である。上記においては、CAD方式による超解像光磁
気記録媒体を用いた例について説明したが、これに限る
ものではなく、RAD(Rear ApertureD
etection)方式による超解像光磁気記録媒体若
しくはFAD(Front Aperture Det
ection)方式による超解像光磁気記録媒体を用い
ても良い。RAD方式による超解像光磁気記録媒体にお
いては、信号を読み出す窓はレーザビームの後方に形成
される。図25を参照して、RAD方式による超解像光
磁気記録媒体2511においては、再生層4bには垂直
磁化膜が用いられ、ザビームが照射される前に再生層4
bの磁化方法を揃えるために図示省略した初期化磁界が
印加される。レーザビームが媒体に照射され、所定温度
以上に上昇した磁区7aの磁化が記録層222から非磁
性層223を介して静磁結合により再生層4bの磁区8
cに転写される。その後の磁区拡大/消去動作は図19
の説明と同じであるので省略する。また、RAD方式に
よる超解像光磁気記録媒体1911の再生層4bとして
はTbCo、DyとFe,Co,Niの中から選択され
た1元素とから成る磁性膜が適している。また、非磁性
層223としてはSiN、AlN、TiN、SiO2、A
23、SiC、TiC、ZnO、SiAlON、IT
O、SnO2が適している。更に、記録層222として
はTbFeCo、Tb,Dy,Ndの中から選択した元
素とFe,Co,Niの中から選択した元素とから成る
単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。ま
た、更に、Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Ni
の中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは
多層の磁性膜であってもよい。この場合において、多層
の場合、磁性膜または磁性層は2層から10層で構成さ
れる。図26を参照して、FAD方式による超解像光磁
気記録媒体2612においても、再生層4cには垂直磁
化膜が用いられるが、この垂直磁化膜はレーザビームが
照射され所定温度(キュリー温度)以上に上昇すると磁
化が消去する性質のものである。また、この媒体におい
ては、信号が記録された状態では記録層2と再生層4c
との磁化の方向は一致している。レーザビームが照射さ
れ所定の温度以上に再生層4cの温度が上昇すると、そ
の領域8bの磁化は消去することになる。従って、所定
温度以上の領域8dがマスクとなって温度領域の低いレ
ーザビームの前方で信号が再生される。その後の磁区拡
大/消去動作は図19の説明と同じであるので省略す
る。FAD方式による超解像光磁気記録媒体2612の
再生層4cとしてはTbCo、DyとFe,Co,Ni
の中から選択された1元素とから成る磁性膜が適してい
る。また、非磁性層3としてはSiN、AlN、Ti
N、SiO2、Al23、SiC、TiC、ZnO、Si
AlON、ITO、SnO2が適している。更に、記録
層222としてはTbFeCo、Tb,Dy,Ndの中
から選択した元素とFe,Co,Niの中から選択した
元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であ
ってもよい。また、更に、Pt,Pdの内の1元素とF
e,Co,Niの中から選択した元素とから成る単層の
磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。この場合
において、多層の場合、磁性膜または磁性層は2層から
10層で構成される。
【0043】図37を参照して、本発明に係る光磁気記
録媒体としてはRAD方式とFAD方式を組み合わせた
超解像光磁気記録媒体3718であっても良い。超解像
光磁気記録媒体3718の再生層4dとしてはTbC
o、DyとFe,Co,Niから選択した1元素とから
成る磁性膜が適している。非磁性層223としてはSi
N、AlN、TiN、SiO2、Al23、SiC、Ti
C、ZnO、SiAlON、ITO、SnO2が適して
いる。更に、記録層222としてはTbFeCo、T
b,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,N
iの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しく
は多層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,P
dの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元
素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっ
てもよい。この場合において、多層の場合、磁性膜また
は磁性層は2層から10層で構成される。超解像光磁気
記録媒体3718は再生される前に図示省略した初期化
磁界により再生層4dは一定方向に磁化されている。そ
の後、前記超解像光磁気記録媒体3718にレーザビー
ムが照射されると前記再生層4dの高温部3719では
磁化が消去し、高温部3719より前側の磁区3720
は前記記録層222の磁区3721と同じ方向に磁化さ
れているので、磁区3720を拡大することにより再生
することができる。前記再生層4dに用いられる磁性膜
の特性としては、記録層222から磁化が転写される温
度と、それ以上で磁化が消去する温度とが存在し、磁化
が転写される温度としては80〜120℃の範囲であ
り、磁化が消去される温度としては130〜170℃の
範囲である。また、再生動作に入る前の初期化磁界の大
きさは1kOe以下である。
【0044】次に、本発明に係る光磁気記録媒体の再生
装置について説明する。図27を参照して、光磁気記録
媒体2710は光学ヘッド36からレーザビームを照射
し、磁気ヘッド37から磁界を印加して再生される。光
学ヘッド36により光再生された再生信号とエラー信号
は、それぞれ、再生信号増幅回路40とサーボ回路39
へ送られる。再生信号は前記再生信号増幅回路40で増
幅され、ローパス回路41へ送られる。該ローパス回路
41へ送られた再生信号は、ローパス回路41で積分さ
れ復号器43とクロック発生回路42に送られる。該ク
ロック発生回路42で発生したクロックは前記サーボ回
路39、第1同期信号発生回路44、第2同期信号発生
回路45及び復号器43に送られる。前記サーボ回路3
9は送られてきたエラー信号とクロックとによりスピン
ドルモータ38を所定の回転数で回転させると共に、前
記光学ヘッド36中の対物レンズを制御し、トラッキン
グサーボ、フォーカスサーボを行う。前記復号器43は
送られてきたクロックに同期して記録時に変調された信
号を復調し、復調された再生信号を再生データとして出
力する。前記第1同期信号発生回路44は、送られてき
たクロックに基づいてパルス化したレーザビームを照射
する同期信号を発生させ、該同期信号をレーザ駆動回路
35に送る。該レーザ駆動回路35は送られてきた同期
信号に基づいて前記光学ヘッド36を制御し、再生レー
ザビームをパルス化する。また、前記第2同期信号発生
回路45は、送られてきたクロックに基づいてパルス化
された磁界を印加する同期信号を発生させ、該同期信号
を磁気ヘッド駆動回路34に送る。該磁気ヘッド駆動回
路34は送られてきた同期信号に基づいて前記磁気ヘッ
ド37を制御し、印加磁界をパルス化する。尚、RAD
方式による超解像光磁気記録媒体11が再生される場合
には、再生動作に入る前に前記磁気ヘッド駆動34によ
り前記磁気ヘッド37を制御し、前記超解像光磁気記録
媒体11の再生層の磁化を全て初期化磁界の方向に初期
化しておく必要がある。それ以外の動作については上記
と同じである。この場合、印加される初期化磁界は1k
Oe以下の範囲である。
【0045】前記クロック発生回路42におけるクロッ
クの発生方法には3つの方法がある。第1の方法は自己
PLL同期、第2の方法は外部PLL同期及び第3の方
法は2周期サンプリングである。図28を参照して、第
1の方法である自己PLL同期は再生信号に合わせてク
ロックを発生させるものである。図29を参照して、第
2の方法である外部PLL同期は光磁気記録媒体のラン
ド部10R(若しくはグルーブ部)に一定周期でピット
10pを設けておき、該ピット10pを光学的に検出
し、検出した周期に合わせてクロックを発生させるもの
である。この場合、一定周期で前記ランド10Rに設け
るものはピットに限る必要はなく、光学的に検出できる
ものであればよい。図30を参照して、第3の方法であ
る2周期サンプリングは単位ビット間に1周期以上のク
ロックが入るように単位ビットより高い周波数のクロッ
クを発生させるものである。本発明においては、印加磁
界とレーザビームをパルス化する場合は上記3つの方法
のいずれの方法を用いてクロックを発生させても良い。
【0046】光磁気記録媒体は、磁界とレーザビームと
が印加/照射されて再生される。この場合、磁界とレー
ザビームの各々が”連続”と”パルス”のいずれかを選
択できるためにその組み合わせは次の4通りある。 (1) レーザビーム:連続光、磁界:連続磁界 (2) レーザビーム:連続光、磁界:パルス (3) レーザビーム:パルス、磁界:連続磁界 (4) レーザビーム:パルス、磁界:パルス 上記(1)の場合はレーザビームの照射と磁界の印加と
の関係は問題にならないので特に説明を要しない。上記
(2)の場合は、図31を参照して、磁区拡大のプロセ
スで印加される外部磁界Hepと磁区消滅のプロセスで
印加される外部磁界Hsrとはその大きさが等しくな
く、外部磁界Hepの方が外部磁界Hsrより小さくな
るように印加する。また、磁区拡大のための時間T1は
磁区消滅のための時間T2より短く、0.15≦T1/
(T1+T2)≦0.6を満たすように決定される。また、
上記(3)の場合は、レーザビームのパルスのデューテ
ィは20〜70%の範囲である。更に、上記(4)の場
合は、図32を参照して、前記T1、前記T2の各々に
おいて、レーザビームのON/OFFが1回行われるよ
うにレーザビームを照射し、磁界を印加する。本発明に
おいては、上記いずれの方法を用いても良い。
【0047】図33を参照して、レーザビームを連続光
とし、磁界をパルス化して再生した場合の印加磁界依存
性を示す。この場合、光磁気記録媒体の構造は図22に
示したものと同じであり、レーザビームは波長が830
nm、パワーが1.65mWであり、光磁気記録媒体の
線速度は1.7m/secである。また、記録は0.4μ
mのドメインを等間隔で記録することにより行った。磁
界のパルスのデューティはT1/T2:1である。外部印加
磁界が大きくなると共に検出される信号強度が大きくな
り、260Oeでは飽和レベルに達している。外部磁界
を印加することにより再生信号が大きくなっていること
は記録層から再生層へ転写された磁区が拡大しているこ
とを示すものである。 第6実施例 上記第5実施例においては、記録層から再生層へ転写さ
れた磁区を外部磁界を印加することにより拡大し、再生
する実施例を示したが、本第6実施例においては、記録
層から再生層へ転写された磁区を外部磁界を印加せずに
拡大して再生する実施例について説明する。
【0048】図34を参照して、本第6実施例に係る光
磁気記録媒体の構造はガラス、ポリカーボネート等の透
光性の基板226上にSiNから成る誘電体層225、
GdCoから成る再生層4A、SiNから成る非磁性層
3A、TbFeCoから成る記録層222、SiNから
成る保護層221を順次堆積した構造である。前記再生
層4Aに用いられる磁性膜は、その磁区が前記記録層2
22の磁区より大きい材料である。従って、記録層2の
磁化が非磁性層3Aを介して再生層4Aに転写される
と、外部磁界の印加による磁区拡大をしなくても記録層
222の磁区を大きな磁区として再生することができ
る。また、本第6実施例に係る光磁気記録媒体の構造
は、前記非磁性層3Aと前記再生層4Aとの間にGdF
eCoより成る中間磁性層を挿入した構造であっても良
い。
【0049】上記各層はArガスを用いたマグネトロン
スパッタリング法により形成される。本第6実施例にお
いては、光磁気記録媒体にはCAD方式による超解像光
磁気記録媒体が用いられる。図35を参照して、信号が
記録された記録層222と、非磁性層3Aと、室温で面
内磁化膜,所定の温度以上で垂直磁化膜となる再生層4
Bとから成るCAD方式による超解像光磁気記録媒体3
514にレーザビームが照射されると所定の温度以上に
昇温した領域に記録されている磁区3515の磁化が前
記非磁性層3Aを介して前記再生層4Bの磁区3516
に転写される。この場合、磁区15から磁区3516へ
の転写は静磁結合により行われる。この結果、再生層4
Bの磁区3516は全体が下向きに磁化される。従っ
て、記録層222から再生層4Bへ転写された磁区は外
部から磁界を印加することによる磁区拡大のプロセスが
なくても記録層の磁区より大きい磁区を再生層に転写で
きることになる。磁区3515が再生された後はレーザ
ビームの照射位置が次に再生されるべき磁区3517の
位置へ移動すると、磁区3516の実効的磁気異方性が
小さくなり、磁区3516の磁化は面内方向を向く。次
に再生されるべき磁区3517と、該磁区3517上の
磁区3516の領域が所定の温度以上に達した場合に
は、磁区3516は実効的磁気異方性が大きくなり、上
向きの磁化が転写され、磁区3517の信号が再生され
る。再生後は温度が低くなり磁区3516の磁化は面内
を向く。この繰り返しによりCAD方式による超解像光
磁気記録媒体3514が再生される。尚、前記再生層4
Bに用いられる磁性膜は、室温で面内磁化膜、所定の温
度以上で垂直磁化膜となり、磁区は記録層222の磁区
より大きい材料であれば良く、GdとFe,Co,Ni
の中から選択した元素とから成る磁性膜が適している。
また、前記記録層222としてはTbFeCo、Tb,
Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,Niの
中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多
層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,Pdの
内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっても
よい。この場合において、多層の場合、磁性膜または磁
性層は2層から10層で構成される。
【0050】また、面内磁化膜から垂直磁化膜へ変化す
る所定の温度は140〜180℃の範囲であり、面内磁
化膜から垂直磁化膜への変化の急峻性を示す温度係数C
は第5実施例と同様に8.0以上である。前記超解像光
磁気記録媒体3514は図35に示す構造に限らず、前
記非磁性層3Aに代えて室温で面内磁化膜、所定の温度
以上で垂直磁化膜となる磁性膜を挿入した構造でもよ
い。図38を参照して、超解像光磁気記録媒体3822
は記録層2、中間磁性層3C、再生層4Cとから成り、
中間磁性層3Cには磁区の大きさは記録層222と同程
度で、所定の温度以上で面内磁化膜から垂直磁化膜へ変
化する磁性膜が適用される。中間磁性膜3Cとしては、
GdFeCo、GdFe、GdCoが適している。ま
た、前記再生層4Cも所定の温度以上で面内磁化膜から
垂直磁化膜へと変化するが、その温度領域は100〜1
70℃の範囲である。本構造の光磁気記録媒体において
は、中間磁性層3Cが面内磁化膜から垂直磁化膜へ急峻
に変化することが再生特性を決定する。従って、中間磁
性層3Cに用いられる磁性膜の温度係数Cは8.0以上
である。
【0051】前記超解像光磁気記録媒体3822にレー
ザビームが照射され、記録層222の磁区3823の領
域が昇温されると磁区3823の磁化が交換結合力によ
り中間磁性層3Cの磁区3824へ転写され、更に、再
生層4Cの磁区3825に転写される。これにより記録
層222の小さな磁区3823は再生層4Cの大きな磁
区3825として再生されることになる。前記中間磁性
層3Cを用いると再生層には面内磁化膜、垂直磁化膜の
いずれを用いた場合にも外部磁界を印加する必要はな
い。
【0052】本第6実施例においては、再生層に転写さ
れた磁区の拡大・消去の為には外部磁界を印加する必要
はない。従って、光磁気記録媒体を再生するにはレーザ
ビームのみを照射するればよく、このレーザビームの照
射方法には連続光を照射する方法とパルス光を照射する
方法とがある。パルス光の場合のデューティは20〜7
0%の範囲である。
【0053】図36を参照して、本第6実施例における
超解像光磁気記録媒体の再生動作について説明する。C
AD方式による光磁気記録媒体3514は光学ヘッド3
6からレーザビームを照射して再生される。光学ヘッド
36により光再生された再生信号とエラー信号は、それ
ぞれ、再生信号増幅回路40とサーボ回路39へ送られ
る。再生信号は前記再生信号増幅回路40で増幅され、
ローパス回路41へ送られる。該ローパス回路41へ送
られた再生信号は、ローパス回路41で積分され復号器
43とクロック発生回路42に送られる。該クロック発
生回路42で発生したクロックは前記サーボ回路39、
第1同期信号発生回路44及び復号器43に送られる。
前記サーボ回路39は送られてきたエラー信号とクロッ
クとによりスピンドルモータ38を所定の回転数で回転
させると共に、前記光学ヘッド36中の対物レンズを制
御し、トラッキングサーボ、フォーカスサーボを行う。
前記復号器43は送られてきたクロックに同期して記録
時に変調された信号を復調し、復調された再生信号を再
生データとして出力する。前記第1同期信号発生回路4
4は、送られてきたクロックに基づいてパルス化したレ
ーザ光を照射する同期信号発生させ、該同期信号をレー
ザ駆動回路35に送る。該レーザ駆動回路35は送られ
てきた同期信号に基づいて前記光学ヘッド36を制御
し、再生レーザビームをパルス化する。また、前記超解
像光磁気記録媒体3514が連続光のレーザビームによ
り再生される場合には、前記第1同期信号発生回路45
から前記レーザ駆動回路35には同期信号が送られるこ
とはなく前記レーザ駆動回路35は前記光学ヘッド36
中の半導体レーザを連続点灯させる。
【0054】また、前記超解像光磁気記録媒体3514
の再生において、レーザビームをパルス化して照射する
場合に、前記クロック発生回路42でクロックを発生さ
せる方法は、第5実施例中の図28、29及び30に示
したのと同じ3つの方法が適用可能である。尚、上記第
5実施例、第6実施例で示した光磁気記録媒体の作成に
おいては、前記基板226上にSiNから成る誘電体層
225を形成した後に再生層224を形成するが、再生
層224を形成する前に前記誘電体層225の表面をエ
ッチングして平坦化した後に前記再生層4を形成する。
エッチング条件は、Arガスを用いたマグネトロンスパ
ッタリング法で、パワーが0.05〜0.20W/cm 2
時間が15〜30分の範囲が適している。これにより異
方性の大きな磁性膜を作成することができ、光磁気記録
媒体の再生特性を向上させることできる。
【0055】また、上記第5実施例、第6実施例におい
て、磁性層は、TbFeCoなどの例示の場合、アモル
ファス構造であり、PtCoなどの場合、多結晶構造で
ある。従って、磁性層又は磁性膜としては、アモルファ
スに限定されるものではなく、多結晶または単結晶の結
晶構造をとるものであっても良い。また、誘電体層等の
非磁性層としては、アモルファス膜、多結晶膜または単
結晶膜のいずれであっても良い。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、記録層の磁区を再生層
に転写し、転写した磁区を外部磁界により拡大して再生
するので、再生時にレーザビームのスポット径を小さく
しなくても高密度再生が可能となる。また、本発明によ
れば、記録層から再生層への磁化転写は静磁結合により
行うので、記録層の磁区の大きさに制限されずに再生層
において磁区拡大をすることができる。
【0057】また、本発明によれば、再生層に記録層よ
り大きな磁区から成る磁性膜を用いるので外部磁界を用
いずに記録層の磁区を拡大して再生することができる。
また、本発明によれば、再生層に所定の温度で面内磁化
膜から垂直磁化膜へ急峻に変化し、磁区が記録層より大
きい磁性膜を用いるので、大きな磁区への転写が明確と
なり再生特性を向上させることができる。
【0058】また、本発明によれば、記録領域が円形、
四角形、多角形の形状をしていても記録領域に信号の記
録または再生を行うことが出来る。また、本発明によれ
ば、記録領域が各ブロックに区分されており、各ブロッ
ク毎に信号の記録または再生を行うことが出来、その記
録または再生の順序は任意である。
【0059】また、本発明によれば、高密度な記録又は
再生が可能となるので、従来より媒体を小型化、または
形状の任意化を行うことが出来、用途が幅広くなる。ま
た、本発明によれば、媒体の片面からの記録または再生
を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高密度な記録領域を有するカードを示す図であ
る。
【図2】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図3】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生の機構を示す図である。
【図4】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の機構を示す図である。
【図5】第1実施例における記録領域への信号の記録ま
たは再生を行う光学系を示す図である。
【図6】他の方式の記録領域を有するカードと、そのカ
ードへの信号の記録または再生を行う装置を示す図であ
る。
【図7】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図8】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の装置を示す図である。
【図9】円形ディスクへの信号の記録または再生を行う
装置を示す図である。
【図10】円形ディスクへの信号の記録または再生を行
う他の装置を示す図である。
【図11】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図12】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図13】カードにはめ込んだ円形のディスクへの信号
の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図14】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図15】カードをは挟み込んでカードに設けた記録領
域への信号の記録または再生を行う装置を説明する図で
ある。
【図16】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を説明する図であ
る。
【図17】カードに設けた記録領域への信号の記録また
は再生を片面側から行う装置を示す図である。
【図18】レーザビームにおける温度分布を示す図であ
る。
【図19】第5実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図20】第5実施例の磁区拡大のための印加磁界を説
明する図である。
【図21】第5実施例の磁区拡大に必要な外部磁界の大
きさを決定するためのデータである。
【図22】第5実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図23】第5実施例の最小磁区径を説明する図であ
る。
【図24】第5実施例の磁区消滅を説明する図である。
【図25】第5実施例のRAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図26】第5実施例FAD方式による超解像光磁気記
録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示す
図である。
【図27】第5実施例の再生装置のブロック図である。
【図28】第5実施例の自己同期を説明する図である。
【図29】第5実施例の外部同期を説明する図である。
【図30】第5実施例の2周期サンプリングを説明する
図である。
【図31】第5実施例の磁区拡大過程で印加するパルス
磁界を説明する図である。
【図32】第5実施例のパルス化されたレーザビームと
パルス化された外部磁界との印加のタイミングを示す図
である。
【図33】第5実施例の光磁気記録媒体における磁区拡
大を実証するデータである。
【図34】第6実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図35】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図36】第6実施例の再生装置のブロック図を示す図
である。
【図37】第5実施例の超解像光磁気記録媒体の他の例
である。
【図38】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体の他の例である。
【符号の説明】 1・・・カード 2・・・記録領域 2a、2b、2c・・・ブロック 3a、3b・・・ステッピングモータ 4a、4b・・・レール 5・・・矢印 6・・・光学ヘッド 7・・・磁気ヘッド 31・・・対物レンズ 32・・・ガルバノミラー 41・・・ポリゴンミラー 74・・・テープ 90・・・コイル 91・・・磁石 100・・・ローラ 102・・・バネ付き支持体 103・・・ベルト 221・・・保護層 222・・・記録層 223・・・非磁性層 224・・・再生層 225・・・誘電体層 226・・・基板 227、228・・・磁区 229・・・ヒステリシス曲線 1910・・・光磁気記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 晴三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 堀 茂樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 外山 建夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 虎沢 研示 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を高密度記録した領域を有する記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記領域の記録密度は、1bit/μm2〜500bi
    t/μm2の範囲である記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記領域の記録密度は、20bit/μm2〜200b
    it/μm2の範囲である記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1から3において、 前記記録媒体は、カードであることを特徴とする記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1から3において、 前記記録媒体は、テープであることを特徴とする記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 請求項1から3において、 前記記録媒体は、円形の記録媒体であることを特徴とす
    る記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記記録媒体は、直径5〜310mmの範囲であること
    を特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記記録媒体は、直径10〜70mmの範囲であること
    を特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1から8において、 前記領域は、円形であることを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1から5において、 前記領域は、非円形であることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記領域は、多角形であることを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記領域は、四角形であることを特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項1から12において、 前記記録領域は、連続記録されていることを特徴とする
    記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項1から12において、 前記記録領域は、複数ブロックに区分されていることを
    特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記ブロックの形状は、円形であることを特徴とする記
    録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項14において、 前記ブロックの形状は、非円形であることを特徴とする
    記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記ブロックの形状は、多角形であることを特徴とする
    記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記ブロックの形状は、四角形であることを特徴とする
    記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項1から18において、 前記記録領域は、光磁気記録が可能であることを特徴と
    する記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記記録領域は、磁区拡大により再生可能であることを
    特徴とする記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 前記磁区拡大は交換結合若しくは静磁結合により行うこ
    とを特徴とする記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項1から18において、 前記記録領域は、光記録領域であることを特徴とする記
    録媒体。
  23. 【請求項23】 レーザビームと磁界とにより高密度に
    記録または再生可能な装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 前記記録密度が1bit/μm2〜500bit/μm2
    の範囲であることを特徴とする装置。
  25. 【請求項25】 請求項23において、 前記記録密度が20bit/μm2〜200bit/μ
    2の範囲であることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 請求項23から25において、 記録媒体を光学ヘッドに対して第1の方向に相対移動さ
    せる第1の機構と、 前記第1の方向とほぼ直交する第2の方向に光学ヘッド
    を相対移動させる第2の機構とを含む装置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、 前記第1の機構は、記録媒体を移動させることを特徴と
    する装置。
  28. 【請求項28】 請求項26において、 前記第2の機構は、光学ヘッドを移動させることを特徴
    とする装置。
  29. 【請求項29】 請求項26から28において、 前記第2の機構は、前記磁気ヘッドを前記第2の方向に
    移動させることを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 請求項23から29において、 前記記録媒体は、円形の記録領域を有することを特徴と
    する装置。
  31. 【請求項31】 請求項23から29において、 前記記録領域の形状は、非円形であることを特徴とする
    装置。
  32. 【請求項32】 請求項31において、 前記記録領域の形状は、多角形であることを特徴とする
    装置。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記記録領域の形状は、四角形であることを特徴とする
    装置。
  34. 【請求項34】 請求項31から33において、 前記光学ヘッドは、前記記録領域の形状に沿って外方か
    ら内方に、若しくは、内方から外方に移動することを特
    徴とする装置。
  35. 【請求項35】 請求項30から34において、 前記記録媒体は、複数のブロックで区分されていること
    を特徴とする装置。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記ブロックは、レーザビームの走査により記録または
    再生されるとを特徴とする装置。
  37. 【請求項37】 請求項35または36において、 前記光学ヘッドは、前記ブロック内の走査を完了するた
    びに前記第2の方向に相対移動することを特徴とする装
    置。
  38. 【請求項38】 請求項35から37において、 前記第1の機構は、第2の機構が移動を完了するたびに
    前記第1の方向に記録媒体を相対移動させることを特徴
    とする装置。
  39. 【請求項39】 請求項23から38において、 前記第1の機構は、間歇駆動することを特徴とする装
    置。
  40. 【請求項40】 請求項23から38において、 前記第2の機構は、間歇駆動することを特徴とする装
    置。
  41. 【請求項41】 請求項23から40において、 前記光学ヘッドは、対物レンズと反射手段とによりレー
    ザビームの走査位置を変位させることを特徴とする装
    置。
  42. 【請求項42】 請求項41において、 前記反射手段は、対物レンズより高速でレーザビームを
    変位させることを特徴とする装置。
  43. 【請求項43】 請求項41または42において、 前記反射手段は、レーザビームを往復変位させることを
    特徴とする装置。
  44. 【請求項44】 請求項41から43において、 前記反射手段は、ガルバノミラーであることを特徴とす
    る装置。
  45. 【請求項45】 請求項41または42において、 前記反射手段は、ポリゴンミラーであることを特徴とす
    る装置。
  46. 【請求項46】 請求項26から35において、 前記第2の方向に複数の光学ヘッドを走査することを特
    徴とする装置。
  47. 【請求項47】 請求項46において、 前記複数の光学ヘッドは、回転軸に対し放射状に配置さ
    れていることを特徴とする装置。
  48. 【請求項48】 請求項23から33において、 前記記録媒体をターンテーブル上に乗せて回転させるこ
    とを特徴とする装置。
  49. 【請求項49】 請求項23から33において、 前記記録媒体の外周部にローラを接触させ、前記記録媒
    体を回転させることを特徴とする装置。
  50. 【請求項50】 請求項23から25において、 前記記録領域を挟み込み、レーザビームを変位させるこ
    とを特徴とする装置。
  51. 【請求項51】 請求項1から22において、 前記記録領域は、アモルファス構造から成る膜を含むこ
    とを特徴とする記録媒体。
  52. 【請求項52】 請求項1から22において、 前記記録領域は、アモルファス構造、多結晶構造、また
    は単結晶構造から成る膜を含むことを特徴とする記録媒
    体。
  53. 【請求項53】 請求項52において、 前記膜は、複数の層を有することを特徴とする記録媒
    体。
  54. 【請求項54】 請求項52または53において、 前記膜は、複数の磁性層を含むことを特徴とする記録媒
    体。
  55. 【請求項55】 請求項54において、 前記磁性層は、2層から10層であることを特徴とする
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000065585A1 (fr) * 1999-04-26 2000-11-02 Sharp Kabushiki Kaisha Disque optique et dispositif d'enregistrement/de reproduction optique

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WO2000065585A1 (fr) * 1999-04-26 2000-11-02 Sharp Kabushiki Kaisha Disque optique et dispositif d'enregistrement/de reproduction optique
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US7974158B2 (en) 1999-04-26 2011-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha Optical disk and optical recording/reproducing device

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