JPH10133578A - 情報記録媒体、情報記録装置、情報読出装置、並びに物品の配送情報を管理する管理システム - Google Patents

情報記録媒体、情報記録装置、情報読出装置、並びに物品の配送情報を管理する管理システム

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JPH10133578A
JPH10133578A JP8284847A JP28484796A JPH10133578A JP H10133578 A JPH10133578 A JP H10133578A JP 8284847 A JP8284847 A JP 8284847A JP 28484796 A JP28484796 A JP 28484796A JP H10133578 A JPH10133578 A JP H10133578A
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JP8284847A
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Inventor
Yoji Sugiura
洋治 杉浦
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の物品の管理に際して用いらているバー
コードは、情報の記録容量が小さいため、物品の発送情
報、宛先情報等の情報以外の多量の情報を格納させるこ
とが不可能であった。 【解決手段】 本発明の情報記録媒体は、物品の配送情
報を格納することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品、或るいは荷
物(以下「物品」と称する。)を輸送、或るいは配送
(以下「配送」と称する。)する物流業界、又は旅行業
界において、物品を配送する際の物品の発送情報、受取
先情報、更には配送料金の課金の形態等に関する配送情
報を格納する情報記録媒体、該媒体に配送情報を記録す
る情報記録装置、該媒体に格納された配送情報を読み出
す情報読出装置、並びに該媒体によって物品の配送情報
を管理する管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を配送する物流業界、或るい
は旅行業界において物品を配送する場合、物品の発送情
報、受取先情報等を記録したバーコードを物品タグに印
刷し、このバーコードに記録された情報によって物品を
管理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の物品
の管理に際して用いらているバーコードは、情報の記録
容量が小さいため、物品の発送情報、受取先情報等の情
報以外の多量の情報を格納することが不可能であった。
【0004】また、従来の物品管理は物品の取扱店毎に
個別に行われており、物品の配送情報を一元的に管理し
てはいるものの、配送料金は発送時、或るいは受け取り
時に配送業者に直接支払っており、近年のカード化時代
においてシステム的に遅れを取っていた。
【0005】更に、物品の受取時には相手方を特定する
には、受取先の住所に居る者に物品を手渡して拇印をも
らうだけであり、これでは正確に受け取り本人の確認を
することは不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録媒体
は、物品の配送情報を格納することを特徴とする。
【0007】本発明の情報記録媒体は、物品のタグに付
されることを特徴とする。
【0008】上記情報記録媒体は上記物品のタグの形状
より少なくとも小さいことを特徴する。
【0009】また、上記情報記録媒体は光磁気記録媒体
であることを特徴する。
【0010】本発明の情報記録装置は、情報記録媒体に
物品の配送情報を記録することを特徴とする。
【0011】上記配送情報は、物品の取扱店名、発送元
の氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住所、
経由地、通過日時、課金の支払形態、物品主の旅券番
号、固有データ、暗証番号、或るいは物品主のクレジッ
トカード番号に係る情報のうち少なくとも一つの情報で
あることを特徴とする。
【0012】上記固有データのうち物品主を特定する画
像情報を、上記情報記録媒体に記録することを特徴とす
る。
【0013】上記画像情報は、画像取込手段によって取
り込むことを特徴とする。
【0014】本発明の情報読出装置は、情報記録媒体に
格納された物品の配送情報を読み出すことを特徴とす
る。
【0015】上記配送情報は、物品の取扱店名、発送元
の氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住所、
経由地、通過日時、課金の支払形態、物品主の旅券番
号、固有データ、暗証番号、或るいは物品主のクレジッ
トカード番号に係る情報のうち少なくとも一つの情報で
あることを特徴とする。
【0016】また、上記情報記録媒体に格納された、上
記固有データのうち物品主を特定する画像情報を、上記
情報記録媒体から読み出すことを特徴とする。
【0017】上記情報記録媒体に格納された画像情報
は、画像読出手段によって読み出されて表示手段に表示
されることを特徴とする。
【0018】上記画像情報は、JPEG処理された符号
化情報であることを特徴とする。
【0019】上記画像情報は、MPEG処理された符号
化情報であることを特徴とする。
【0020】上記画像情報は、立体画像データからなる
符号化情報であることを特徴とする。
【0021】本発明の物品の配送情報を管理する管理シ
ステムは、情報記録媒体に物品の配送情報を書き込む情
報記録装置と、上記情報記録媒体に書き込まれた物品の
配送情報を読み出す情報読出装置と、上記情報記録装置
にて入力された配送情報を蓄積するデータベースを備え
る中央管理装置と、がネットワーク網によって接続さ
れ、上記情報読出装置からの要求に応じて、上記中央管
理装置は上記データベースに蓄積された配送情報を上記
情報読出装置に送信することを特徴とする。
【0022】上記情報読出装置側では、上記中央管理装
置から送信された、上記物品に関する配送情報のうち物
品主、或るいは受取主を特定する固有データに係る情報
と、物品の受け取りの際に入力された入力情報とを比較
照合することを特徴とする。
【0023】本発明の物品の配送情報を管理する管理シ
ステムは、上記中央管理装置から上記情報読出装置に送
信された、物品主、或るいは受取主を特定する固有デー
タが、表示手段に表示されることを特徴とする。
【0024】上記中央管理装置は、金融機関、或るいは
信販会社に設置され、上記情報記録装置による上記配送
情報のうちの物品の配送料金の課金を承諾する旨の情報
に従って、上記金融機関、或るいは信販会社に設置され
た課金システムによって課金することを特徴とする。
【0025】本発明の物品の配送情報を管理する管理シ
ステムは、情報記録媒体に物品の配送情報を書き込む情
報記録装置と、上記情報記録媒体に書き込まれた物品の
配送情報を読み出す情報読出装置と、上記情報記録装置
にて入力された配送情報を蓄積するデータベースを備え
る中央管理装置と、がネットワーク網によって接続さ
れ、物品の発送の後、経由地の情報記録装置によって、
各経由地毎の物品の通過日時情報を上記データベースに
送信し、上記情報読出装置、或るいは情報記録装置から
の要求に応じて、上記中央管理装置は上記データベース
に蓄積された通過日時情報に基づいて、物品の受取先の
最終到着日時を演算し、該最終到着日時を、上記情報読
出装置、或るいは情報記録装置に送信することを特徴と
する。
【0026】また、上記情報記録媒体は光磁気記録媒体
であることを特徴する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図4
2を用いて説明する。
【0028】本発明が対象とする光磁気記録媒体は、記
録層に記録した信号を再生層に転写して磁区を拡大して
信号を再生する磁区増幅に係る光磁気記録媒体である。
磁区増幅により信号を再生できる光磁気記録媒体では、
記録された信号のドメインは小さくても良く、一層の高
密度記録な光磁気記録媒体の実用化が可能となる。この
磁区増幅による光磁気記録媒体の実現により14GBの
記録容量、即ち、コンパクトディスク(CD)の20
倍、ディジタルビデオディスク(DVD)の3倍、DV
D−ROMの5倍の記録容量を実現できる。この結果、
直径12cmのディスクでは、DVD並みの画質で5時
間録画ができ、また、MD2枚分を1円玉の大きさのデ
ィスクに、CD1枚分は30〜40mmφのディスクに
記録したものに相当する等のディスクの小型化も実現で
きる。従って、本発明においては、記録容量の大容量化
に伴う新しい光磁気記録媒体の応用とその記録再生装置
等のシステムに関するものである。 第1実施例 図1を参照して、光磁気記録媒体をカードに応用した例
について説明する。カード1の一部領域に信号の記録ま
たは/及び再生可能な記録領域2が設けられている。記
録領域2が設けられた領域の大きさは10mm×10m
mであり、カード1の本体に貼付されていても良いし、
組み込まれていても良い。この10mm角の領域に10
0MBの情報を記録することができる。記録領域2は6
00μm角の小さなブロック2a、2b、2c・・・に
区分されている。各ブロック2a、2b、2c・・・中
にはランド/グルーブから成るトラックが形成されてお
り、ランドとグルーブとに信号を記録する。記録領域2
の大きさは600μm角に限らず、1mm角以下であれ
ばよい。また、記録領域2の形は四角形に限らず、三角
形、五角形、六角形、八角形等の多角形、円形であって
もよい。
【0029】図2を参照して、カード1に設けた記録領
域2への記録または再生の機構について説明する。カー
ド1はカード送り用ステッピングモータ3aによりレー
ル4a上を矢印5の方向に移動し、記録領域体2が光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とが対向して設けられた領域に
到達する。記録領域2が光学ヘッド6と磁気ヘッド7と
が対向して設けられた領域に到達した後、記録領域2中
の前記各ブロック2a、2b、2c・・・のうち、再生
を開始するブロック2aに前記光学ヘッド6からのレー
ザビームが照射されるように前記光学ヘッド6と磁気ヘ
ッド7とがトラック方向送りステッピングモータ3bに
よりレール4b上を移動する。ブロック2aの再生は前
記光学ヘッド6中の図示省略したアクチュエータの移動
によりランドとグルーブ上をレーザビームが走行して行
われる。この各ブロックのサイズは1辺が0.6〜1.0
mmの範囲であるのでアクチュエータの移動可能な範囲
である。レーザビームの走査方向は矢印5方向の往復運
動でも良いし、ジグザグ運動であってもよい。
【0030】図3、4を参照して、レーザビームの走査
法について説明する。前記矢印5方向へのレーザビーム
の走査は対物レンズ31の手前側に設けられたガルバノ
ミラー32、ポリゴンミラー41によって行われる。ガ
ルバノミラー32は図示省略した支持軸を中心に所定の
範囲で回転させることによりレーザビームの走査を行
う。また、ポリゴンミラー41は、八角形状に反射ミラ
ーが設けられており、支持軸を中心に回転することによ
り異なる反射面でレーザビームを異なった方向に反射す
る。その結果、レーザビームの走査を行うことが出来
る。
【0031】ブロック2aの再生が終了すると、次のブ
ロック2bにレーザビームが照射できるように前記光学
ヘッド6と前記磁気ヘッド7とを前記トラック方向送り
ステッピングモータ3bにより移動させる。この移動は
矢印5と直角を成す方向に行われ、移動距離はブロック
の大きさ程度である。次のブロック2bに移動した後、
前記ブロック2aの説明と同様に再生が行われる。この
繰り返しにより第1列のブロックが再生された後、次の
列のブロックに移動するが、この移動は前記カード送り
用ステッピングモータ3aによりカード1を矢印5方向
に1ブロック分移動させることにより行う。このように
して記録領域2の再生が行われる。
【0032】カードに設けられた記録領域を再生する手
段は上記手段に限らず、図17に示す手段であってもよ
い。ペン形状をした信号の再生を行う装置170中には
固定光学ブロック171、3次元アクチュエータ17
2、対物レンズ173が配置されている。上記各ブロッ
ク2a、2b、2c・・・の所定の位置に前記固定光学
ブロック171から発せられたレーザビームが前記3次
元アクチュエータ172に固定された前記対物レンズ1
73を介して照射される。照射されたレーザビーム17
4は前記3次元アクチュエータ172の移動により1つ
のブロック内の信号が再生される。その後、次のブロッ
クが再生される場合は、所望のブロック位置に前記装置
170が移動させられて、前記所望のブロック内の信号
が再生される。
【0033】また、各ブロックの再生は第1列から順番
に行う必要はなく、外周から内周に、若しくは内周から
外周に向かって、渦巻き状に再生をしてもよい。
【0034】また、更に、前記記録領域2中に設けられ
たブロックの形状は四角形に限らず、円形、多角形であ
ってもよい。
【0035】カード1の再生に用いる光学系の構成は図
5に示すものである。
【0036】また、カードに形成する記録領域は図6を
参照してカード6に、カードの1方向には全領域を設け
た記録領域6aであってもよい。カード6についても上
記説明したと同様にして記録・再生が行われる。
【0037】カード上に設けられた記録領域が円形の場
合の再生について図11、12を参照して説明する。タ
ーンテーブル111にはカード114が装着できるよう
な、くぼみ部118が設けられており、ターンテーブル
111は回転モータ110により回転される機構になっ
ている。また、前記くぼみ部118には磁石117がカ
ード114上に設けられた記録領域115に対峙するよ
うに配置されており、信号の記録または再生を行うため
に使用する。前記ターンテーブル111にカード114
が矢印113の方向から装着されると前記モータ110
により矢印112の方向に回転し、前記ターンテーブル
111が回転する。ターンテーブル111の回転により
カード114が回転し、前記記録領域115の両面に対
峙された前記磁石118と光ピックアップ116とによ
り再生が行われる。
【0038】図13を参照して、カード中に円形のディ
スクがはめ込まれ、ディスクが回転することにより信号
を再生する方法について説明する。ディスク131はカ
ード130にはめ込まれており、カード130が光学ヘ
ッド6と磁気ヘッド7とが対峙した領域に挿入される
と、ディスクスピンドルモータ133に固定され、ディ
スクスピンドルモータ133により回転可能な軸134
が前記ディスク131の中心部に設けられた穴部135
に挿入する。前記ディスクスピンドルモータ133が回
転することによりディスク131が回転し、光学ヘッド
6と磁気ヘッド7とにより信号の再生が行われる。前記
光学ヘッド6と磁気ヘッド7とのディスク131の径方
向の移動はレール132、132上を移動することによ
り行う。
【0039】上記では再生について説明したが、記録に
ついても同様に行うことが出来る。 第2実施例 図7を参照して、テープ状に光磁気記録媒体を形成した
ものの記録・再生について説明する。テープ送りモータ
73によりテープ74を矢印72の方向に移動させ、ト
ラック方向送り用ステッピングモータ70により光学ヘ
ッド6、磁気ヘッド7レール71上を移動させることに
より矢印72とほぼ直角を成す方向に移動させる。これ
によりレーザビームはテープ74の各領域に記録された
信号が再生される。
【0040】また、テープ74を再生する光学ヘッド6
は図7に示すものに限らず、図8に示すものであっても
よい。テープ74は矢印82の方向に移動させられ、支
持体80上に放射状に配置された光学ヘッド81a、8
1b、81c・・・は回転モータが回転することにより
次々とテープ74状に形成された記録領域74aを再生
する。1つの光学ヘッド81aで1つの記録領域74a
の再生が終了すると次の光学ヘッド81bが次の記録領
域の再生が可能なように前記光学ヘッド81a、81
b、81c・・・が配置されている。
【0041】また、記録領域74aは、上記説明した各
ブロックから成っていてもよい。
【0042】また、更に、上記方法により記録もできる
ことはいうまでもよい。 第3実施例 図9を参照して、円形のディスクを担体に装着し、担体
を回転させることによりディスクを回転して記録または
再生する方法について説明する。担体93にはディスク
92が担体93に設けられた穴部にはめ込まれる形で装
着される。また、担体93にはディスクが装着された反
対面に磁石91は図9(b)に示すようにN極、S極が
交互になるように配置されている。また、前記磁石91
と対峙した位置にはコイル90が図9(c)に示すよう
に配置されている。コイル90に電流を流すとコイルに
より発生した磁界と前記担体93に設けられた磁石91
との反発により担体93が所定の方向に回転し、これに
よりディスク92が回転する。これ以外については、通
常のディスクの再生動作と同じである。
【0043】図10を参照して、ディスクの外周部をロ
ーラで回転させることによりディスクを回転させ、ディ
スクを記録または再生する方法について説明する。ディ
スク105は2つの支持体102、102とローラ10
0とにより3点で支持されている。支持体102、10
2、ローラ100はバネによりディスク105に押し付
けられている。また、ローラ100は回転体104とベ
ルト103と結合されており、回転体104が回転する
ことにより、回転する。前記ローラ100はディスク1
05の外周部と接触しているので、ローラ100が回転
することによりディスク105が回転する。このディス
ク105の回転によりディスクの両側に配置された光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とにより信号の記録・再生を行
うことが出来る。ディスク105の脱着はアーム10
1、101により矢印106の方向にディスク105を
押すことにより行う。
【0044】図9、10において説明した方法により記
録または再生されるディスクは、従来のディスクとは異
なり、ディスクの中心部に穴を設ける必要はなく、ディ
スクの全領域に信号を記録または再生することもでき
る。 第4実施例 図14、15、16を参照して、記録領域が設けられた
カードを挟み込んで信号を記録または再生する方法につ
いて説明する。カードを挟み込んで信号を記録または再
生する装置の外観は図14に示すものである。空間部1
42にカード143が挿入されると固定部140と所定
の角度を成して設けられた可動部141が矢印145の
方向に移動し、カード143が挟み込まれる。前記装置
の詳細は図15、16に示す。前記可動部140には光
学ユニット146、マグネット147、147が設けら
れている。また、前記可動部141には、磁気ヘッド1
48が設けられており、前記カード143が前記空間部
142に挿入されるとカード143中の記録領域144
が磁気ヘッド148、光学ユニット146と対峙される
ようになる。光学ユニット146及びこの光学ユニット
146を駆動させるための部材と磁界を発生させる磁気
ヘッド148を有する構成において、磁気ヘッド148
を有する可動部141が矢印145の方向に動いて、記
録媒体を挟み込み、信号の記録または再生を可能とする
構成である。
【0045】光学ユニット146には対物レンズ14
9、図示省略した対物レンズ駆動(フォーカシング方向
及びトラッキング方向)部材、レーザ光源、信号検出用
センサー及び光学部品が配置されている。光学ユニット
146は板バネ147、147により保持されている。
前記板バネ150、151はマグネット147、147
及び図示省略したコイルにより発生する力により、光学
ユニット146を第1の方向に移動させる。更に、前記
板バネ150、151は板バネ152、153で保持さ
れている。前記板バネ152、153は板バネ150、
151と同様にマグネット154、154及び図示省略
したコイルにより発生する力により、前記板バネ15
2、153を第1の方向と直角を成す第2の方向に移動
させる。この結果、前記光学ユニット146は、前記第
1の方向及び前記第2の方向に移動する。
【0046】カード143を挟み込み保持した段階で、
前記光学ユニット146は、フォーカシング及びトラッ
キングを開始し、データの記録または再生を開始する。
次の記録領域に移動する場合に、前記板バネ150、1
51、152、153がそれぞれ移動し、前記光学ユニ
ット146を目的のエリアに移動させる。
【0047】上記第1、第2、第3、第4実施例で説明
した記録領域には記録密度が1bit/μm2〜500
bit/μm2の範囲、好ましくは、100bit/μ
m2〜300bit/μm2の範囲で記録されている。
また、記録領域には各種の記録媒体を用いることが出来
る。例えば、光磁気記録媒体をカード等にはめ込んでも
良く、シート状にしてカード等に貼付してもよい。ま
た、円形の媒体については直径5〜310mmの範囲、
好ましくは、10〜70mmの範囲である。
【0048】次に、上記第1から第4の実施例で説明し
記録領域に用いる光磁気記録媒体における磁区拡大によ
る再生機構、再生装置及び光磁気記録媒体への記録につ
いて詳細に説明する。 第5実施例 図を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図22
を参照して、本発明が対象とする光磁気記録媒体は、ガ
ラス、ポリカーボネート等の透光性の基板226上にS
iNから成る誘電体層225、GdFeCoから成る再
生層224、SiN/AlTiから成る非磁性層22
3、TbFeCoから成る記録層222、SiNから成
る保護層1を順次堆積した構造である。前記誘電体層2
25の膜厚は600〜800Å、前記再生層224の膜
厚は50〜1000Å、前記非磁性層223の膜厚は5
0〜300Å、前記記録層222の膜厚は500〜30
00Å、前記保護層221の膜厚は500〜1000Å
である。前記各層はArガスを用いたマグネトロンスパ
ッタリング法により形成される。
【0049】また、本発明においては、前記再生層22
5はGdFeCoに限らず、GdFe若しくはGdCo
若しくはTbCo若しくはHo,Gd,Tb,Dyの中
から選択された1元素とFe、Co、Niの中から選択
された1元素とから成る磁性膜であってもよい。また、
更に前記非磁性層223はSiNの代わりにAlN若し
くはTiN若しくはSiO2若しくはAl23若しくは
SiC若しくはTiC若しくはZnO若しくはSiAl
ON若しくはITO若しくはSnO2であってもよい。
また、更に、前記記録層222はTbFeCoに限ら
ず、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更に、P
t,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択
した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜
であってもよい。
【0050】レーザビームを光磁気記録媒体に照射する
と、通常、媒体上には図18に示すようにガウス分布と
なる温度分布が生じる。この温度分布を利用して再生層
にマスク機能を持たせ、記録層から再生層へ磁化を転写
し、レーザビームのスポット径より小さい磁区を再生で
きる超解像光磁気記録媒体を本発明に適用している。従
って、従来の超解像光磁気記録媒体の再生と異なる点
は、再生層へ磁化が転写され磁区が拡大された後に再生
される点である。再生に用いられるレーザビームの波長
は680〜830nmであり、レーザビームを集光する
対物レンズの開口数は0.55(許容誤差±0.05)で
あり、レーザビームのスポット径は1.0(許容誤差±
0.1)μmである。
【0051】図19を参照して、情報を読み出す窓がレ
ーザビームの中央部に形成されるCAD(Center
Aperture Detection)方式による
超解像光磁気記録媒体を用いた本発明について説明す
る。CAD方式による超解像光磁気記録媒体において
は、再生層は室温で面内磁化膜であり、所定の温度以上
で垂直磁化膜となる磁性膜が用いられる。前記所定の温
度は、通常、100〜170℃の範囲にあり、前記所定
の温度に到達すると急峻に面内磁化膜から垂直磁化膜に
変化する磁性膜が用いられる。この面内磁化膜から垂直
磁化膜へいかに急峻に変化するかを示す1つの指標とし
てカー回転角の温度係数Cがあり、本発明では前記温度
係数Cが8.0以上の磁性膜を用いている。また、前記
温度係数Cの算出方法の詳細については「鷲見等、第4
3回応用物理学関係連合講演会講演予稿集 27p−P
D−26(1996)」に詳しい。図19を参照して、
CAD方式による超解像光磁気記録媒体1910の再生
層4aに用いる磁性膜としては、GdFeCo、GdF
e、GdCoが適している。また、非磁性層223とし
てはSiN、AlN、TiN、SiO2、Al23、S
iC、TiC、ZnO、SiAlON、ITO、SnO
2が適している。更に、記録層222としてはTbFe
Co、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,
Co,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性
膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更に、
Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選
択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性
膜であってもよい。CAD方式による超解像光磁気記録
媒体1910にレーザビームが照射されると前記所定の
温度以上になった領域の磁区227が前記非磁性層22
3を介して前記再生層224に転写され、再生層224
に記録層222中の磁区227と同じ磁化を有した磁区
228が現れる。この場合、記録層222から再生層2
24への転写は非磁性層223を介して転写されるため
交換結合力ではなく、静磁結合により行われる(図19
(a))。次に再生層224に転写された磁区を拡大す
るために外部磁界Hepを印加する。印加される外部磁
界Hepは交番磁界であり、転写された磁区8の磁化と
同じ方向になった場合には磁区228の両隣の領域にも
磁区228の磁化と同じ方向の磁区8a、8bが生じる
ことになり、転写された磁区228が拡大されることに
なる(図19(b))。この瞬間に後述する再生装置に
より再生信号として検出する。
【0052】印加される外部磁界Hepの大きさは次の
ように決定される。図20を参照して、カーブ209は
磁性膜のヒステリシス曲線を示し、Hcは磁性膜の磁区
を全て同じ方向にするのに必要な磁界の大きさを示し、
Hnは磁性膜の一部に反転磁区が存在する場合にその磁
区を拡大するのに必要な磁界の大きさを示す。従って、
磁性膜に反転磁区が存在しない場合には外部から印加す
る磁界が大きくなるに伴いカーブ209に沿って磁化さ
れる。しかし、最初に反転磁区が存在している場合には
カーブ2013に沿って磁化され、Hn以上の磁界を外
部から印加すれば磁区は拡大する。従って、本発明にお
いて前記再生層4に転写された前記磁区228を拡大す
るのに必要な外部磁界HepはHn≦Hep≦Hcであ
ればよい。図21に上記図22で図示した光磁気記録媒
体を用いて測定したHnとHcの再生パワー依存性を示
す。レーザビームの波長は830nmである。再生パワ
ーが1.0〜2.2mWの範囲では、HnとHcには明ら
かな差があるので、各再生パワーに応じて決定されるH
nとHcとの間に外部磁界Hepを決定すればよい。例
えば、再生パワーが1.4mWの場合には200〜25
0Oeの間に外部磁界Hepを設定すればよい。また、
図21より外部磁界Hepは再生パワーの増加に伴い小
さくできる。また、交番磁界の周波数は0.5〜2MH
zの範囲である。
【0053】前記再生層224に磁区を転写し、外部磁
界により磁区を拡大して再生した後は、次の記録磁区を
転写・拡大して再生するために拡大された磁区を一旦消
去する必要がある。この消去方法には、2つの方法があ
る。1つは磁性膜の種類に応じて決定される最小安定磁
区径を用いる方法である。図23を参照して、最小安定
磁区径rminは磁性膜の温度上昇と共に小さくなり、
前記再生層224に用いたGdFeCoの場合、室温で
のrminは0.5〜0.6μm、120℃でのrmin
は0.1μmである。即ち、120℃では0.1μm以上
の磁区が安定して存在できるが、室温においては0.1
μmの大きさの磁区はもはや安定に存在できなくなり、
消滅することになる。
【0054】前記再生層224に転写・拡大した磁区を
消去する他の方法は、図24を参照して、磁区拡大する
際に印加した外部磁界Hep、即ち、転写・拡大された
磁区の磁化方向と反対方向の磁界Hsrを印加すること
である。
【0055】上記においては、CAD方式による超解像
光磁気記録媒体を用いた例について説明したが、これに
限るものではなく、RAD(Rear Apertur
eDetection)方式による超解像光磁気記録媒
体若しくはFAD(Front Aperture D
etection)方式による超解像光磁気記録媒体を
用いても良い。RAD方式による超解像光磁気記録媒体
においては、信号を読み出す窓はレーザビームの後方に
形成される。図25を参照して、RAD方式による超解
像光磁気記録媒体2511においては、再生層4bには
垂直磁化膜が用いられ、ザビームが照射される前に再生
層4bの磁化方法を揃えるために図示省略した初期化磁
界が印加される。レーザビームが媒体に照射され、所定
温度以上に上昇した磁区7aの磁化が記録層222から
非磁性層223を介して静磁結合により再生層4bの磁
区8cに転写される。その後の磁区拡大/消去動作は図
19の説明と同じであるので省略する。また、RAD方
式による超解像光磁気記録媒体1911の再生層4bと
してはTbCo、DyとFe,Co,Niの中から選択
された1元素とから成る磁性膜が適している。また、非
磁性層223としてはSiN、AlN、TiN、SiO
2、Al23、SiC、TiC、ZnO、SiAlO
N、ITO、SnO2が適している。
【0056】更に、記録層222としてはTbFeC
o、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更に、P
t,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択
した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜
であってもよい。
【0057】図26を参照して、FAD方式による超解
像光磁気記録媒体2612においても、再生層4cには
垂直磁化膜が用いられるが、この垂直磁化膜はレーザビ
ームが照射され所定温度(キュリー温度)以上に上昇す
ると磁化が消去する性質のものである。また、この媒体
においては、信号が記録された状態では記録層222と
再生層4cとの磁化の方向は一致している。レーザビー
ムが照射され所定の温度以上に再生層4cの温度が上昇
すると、その領域8bの磁化は消去することになる。従
って、所定温度以上の領域8dがマスクとなって温度領
域の低いレーザビームの前方で信号が再生される。その
後の磁区拡大/消去動作は図19の説明と同じであるの
で省略する。FAD方式による超解像光磁気記録媒体2
612の再生層4cとしてはTbCo、DyとFe,C
o,Niの中から選択された1元素とから成る磁性膜が
適している。また、非磁性層223としてはSiN、A
lN、TiN、SiO2、Al23、SiC、TiC、
ZnO、SiAlON、ITO、SnO2が適してい
る。更に、記録層222としてはTbFeCo、Tb,
Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,Niの
中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多
層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,Pdの
内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっても
よい。
【0058】図37を参照して、本発明に係る光磁気記
録媒体としてはRAD方式とFAD方式を組み合わせた
超解像光磁気記録媒体3718であっても良い。超解像
光磁気記録媒体3718の再生層4dとしてはTbC
o、DyとFe,Co,Niから選択した1元素とから
成る磁性膜が適している。非磁性層223としてはSi
N、AlN、TiN、SiO2、Al23、SiC、T
iC、ZnO、SiAlON、ITO、SnO2が適し
ている。更に、記録層222としてはTbFeCo、T
b,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,N
iの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しく
は多層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,P
dの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元
素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっ
てもよい。超解像光磁気記録媒体3718は再生される
前に図示省略した初期化磁界により再生層4dは一定方
向に磁化されている。その後、前記超解像光磁気記録媒
体3718にレーザビームが照射されると前記再生層4
dの高温部3719では磁化が消去し、高温部3719
より前側の磁区3720は前記記録層222の磁区37
21と同じ方向に磁化されているので、磁区3720を
拡大することにより再生することができる。前記再生層
4dに用いられる磁性膜の特性としては、記録層222
から磁化が転写される温度と、それ以上で磁化が消去す
る温度とが存在し、磁化が転写される温度としては80
〜120℃の範囲であり、磁化が消去される温度として
は130〜170℃の範囲である。また、再生動作に入
る前の初期化磁界の大きさは1kOe以下である。次
に、本発明に係る光磁気記録媒体の再生装置について説
明する。図27を参照して、光磁気記録媒体2710は
光学ヘッド36からレーザビームを照射し、磁気ヘッド
37から磁界を印加して再生される。光学ヘッド36に
より光再生された再生信号とエラー信号は、それぞれ、
再生信号増幅回路40とサーボ回路39へ送られる。再
生信号は前記再生信号増幅回路40で増幅され、ローパ
ス回路41へ送られる。該ローパス回路41へ送られた
再生信号は、ローパス回路41で積分され復号器43と
クロック発生回路42に送られる。該クロック発生回路
42で発生したクロックは前記サーボ回路39、第1同
期信号発生回路44、第2同期信号発生回路45及び復
号器43に送られる。前記サーボ回路39は送られてき
たエラー信号とクロックとによりスピンドルモータ38
を所定の回転数で回転させると共に、前記光学ヘッド3
6中の対物レンズを制御し、トラッキングサーボ、フォ
ーカスサーボを行う。前記復号器43は送られてきたク
ロックに同期して記録時に変調された信号を復調し、復
調された再生信号を再生データとして出力する。前記第
1同期信号発生回路44は、送られてきたクロックに基
づいてパルス化したレーザビームを照射する同期信号を
発生させ、該同期信号をレーザ駆動回路35に送る。該
レーザ駆動回路35は送られてきた同期信号に基づいて
前記光学ヘッド36を制御し、再生レーザビームをパル
ス化する。また、前記第2同期信号発生回路45は、送
られてきたクロックに基づいてパルス化された磁界を印
加する同期信号を発生させ、該同期信号を磁気ヘッド駆
動回路34に送る。該磁気ヘッド駆動回路34は送られ
てきた同期信号に基づいて前記磁気ヘッド37を制御
し、印加磁界をパルス化する。尚、RAD方式による超
解像光磁気記録媒体11が再生される場合には、再生動
作に入る前に前記磁気ヘッド駆動34により前記磁気ヘ
ッド37を制御し、前記超解像光磁気記録媒体11の再
生層の磁化を全て初期化磁界の方向に初期化しておく必
要がある。それ以外の動作については上記と同じであ
る。この場合、印加される初期化磁界は1kOe以下の
範囲である。
【0059】前記クロック発生回路42におけるクロッ
クの発生方法には3つの方法がある。第1の方法は自己
PLL同期、第2の方法は外部PLL同期及び第3の方
法は2周期サンプリングである。図28を参照して、第
1の方法である自己PLL同期は再生信号に合わせてク
ロックを発生させるものである。図29を参照して、第
2の方法である外部PLL同期は光磁気記録媒体のラン
ド部10R(若しくはグルーブ部)に一定周期でピット
10pを設けておき、該ピット10pを光学的に検出
し、検出した周期に合わせてクロックを発生させるもの
である。この場合、一定周期で前記ランド10Rに設け
るものはピットに限る必要はなく、光学的に検出できる
ものであればよい。図30を参照して、第3の方法であ
る2周期サンプリングは単位ビット間に1周期以上のク
ロックが入るように単位ビットより高い周波数のクロッ
クを発生させるものである。本発明においては、印加磁
界とレーザビームをパルス化する場合は上記3つの方法
のいずれの方法を用いてクロックを発生させても良い。
【0060】光磁気記録媒体は、磁界とレーザビームと
が印加/照射されて再生される。この場合、磁界とレー
ザビームの各々が”連続”と”パルス”のいずれかを選
択できるためにその組み合わせは次の4通りある。
【0061】(1) レーザビーム:連続光、磁界:連
続磁界 (2) レーザビーム:連続光、磁界:パルス (3) レーザビーム:パルス、磁界:連続磁界 (4) レーザビーム:パルス、磁界:パルス 上記(1)の場合はレーザビームの照射と磁界の印加と
の関係は問題にならないので特に説明を要しない。上記
(2)の場合は、図31を参照して、磁区拡大のプロセ
スで印加される外部磁界Hepと磁区消滅のプロセスで
印加される外部磁界Hsrとはその大きさが等しくな
く、外部磁界Hepの方が外部磁界Hsrより小さくな
るように印加する。また、磁区拡大のための時間T1は
磁区消滅のための時間T2より短く、0.15≦T1/
(T1+T2)≦0.6を満たすように決定される。ま
た、上記(3)の場合は、レーザビームのパルスのデュ
ーティは20〜70%の範囲である。更に、上記(4)
の場合は、図32を参照して、前記T1、前記T2の各
々において、レーザビームのON/OFFが1回行われ
るようにレーザビームを照射し、磁界を印加する。本発
明においては、上記いずれの方法を用いても良い。
【0062】図33を参照して、レーザビームを連続光
とし、磁界をパルス化して再生した場合の印加磁界依存
性を示す。この場合、光磁気記録媒体の構造は図22に
示したものと同じであり、レーザビームは波長が830
nm、パワーが1.65mWであり、光磁気記録媒体の
線速度は1.7m/secである。また、記録は0.4μ
mのドメインを等間隔で記録することにより行った。磁
界のパルスのデューティはT1/T2:1である。外部印
加磁界が大きくなると共に検出される信号強度が大きく
なり、260Oeでは飽和レベルに達している。外部磁
界を印加することにより再生信号が大きくなっているこ
とは記録層から再生層へ転写された磁区が拡大している
ことを示すものである。 第6実施例 上記第5実施例においては、記録層から再生層へ転写さ
れた磁区を外部磁界を印加することにより拡大し、再生
する実施例を示したが、本第6実施例においては、記録
層から再生層へ転写された磁区を外部磁界を印加せずに
拡大して再生する実施例について説明する。
【0063】図34を参照して、本第2実施例に係る光
磁気記録媒体の構造はガラス、ポリカーボネート等の透
光性の基板226上にSiNから成る誘電体層225、
GdCoから成る再生層4A、SiNから成る非磁性層
3A、TbFeCoから成る記録層222、SiNから
成る保護層221を順次堆積した構造である。前記再生
層4Aに用いられる磁性膜は、その磁区が前記記録層2
22の磁区より大きい材料である。従って、記録層2の
磁化が非磁性層3Aを介して再生層4Aに転写される
と、外部磁界の印加による磁区拡大をしなくても記録層
222の磁区を大きな磁区として再生することができ
る。また、本第6実施例に係る光磁気記録媒体の構造
は、前記非磁性層3Aと前記再生層4Aとの間にGdF
eCoより成る中間磁性層を挿入した構造であっても良
い。
【0064】上記各層はArガスを用いたマグネトロン
スパッタリング法により形成され、各層の形成条件は第
1実施例の図39と同じである。
【0065】本第6実施例においては、光磁気記録媒体
にはCAD方式による超解像光磁気記録媒体が用いられ
る。図35を参照して、信号が記録された記録層222
と、非磁性層3Aと、室温で面内磁化膜,所定の温度以
上で垂直磁化膜となる再生層4Bとから成るCAD方式
による超解像光磁気記録媒体3514にレーザビームが
照射されると所定の温度以上に昇温した領域に記録され
ている磁区3515の磁化が前記非磁性層3Aを介して
前記再生層4Bの磁区3516に転写される。この場
合、磁区15から磁区3516への転写は静磁結合によ
り行われる。この結果、再生層4Bの磁区3516は全
体が下向きに磁化される。従って、記録層222から再
生層4Bへ転写された磁区は外部から磁界を印加するこ
とによる磁区拡大のプロセスがなくても記録層の磁区よ
り大きい磁区を再生層に転写できることになる。磁区3
515が再生された後はレーザビームの照射位置が次に
再生されるべき磁区3517の位置へ移動すると、磁区
3516の実効的磁気異方性が小さくなり、磁区351
6の磁化は面内方向を向く。次に再生されるべき磁区3
517と、該磁区3517上の磁区3516の領域が所
定の温度以上に達した場合には、磁区3516は実効的
磁気異方性が大きくなり、上向きの磁化が転写され、磁
区3517の信号が再生される。再生後は温度が低くな
り磁区3516の磁化は面内を向く。この繰り返しによ
りCAD方式による超解像光磁気記録媒体3514が再
生される。尚、前記再生層4Bに用いられる磁性膜は、
室温で面内磁化膜、所定の温度以上で垂直磁化膜とな
り、磁区は記録層222の磁区より大きい材料であれば
良く、GdとFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る磁性膜が適している。また、前記記録層222
としてはTbFeCo、Tb,Dy,Ndの中から選択
した元素とFe,Co,Niの中から選択した元素とか
ら成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよ
い。また、更に、Pt,Pdの内の1元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。
【0066】また、面内磁化膜から垂直磁化膜へ変化す
る所定の温度は140〜180℃の範囲であり、面内磁
化膜から垂直磁化膜への変化の急峻性を示す温度係数C
は第5実施例と同様に8.0以上である。
【0067】前記超解像光磁気記録媒体3514は図3
5に示す構造に限らず、前記非磁性層3Aに代えて室温
で面内磁化膜、所定の温度以上で垂直磁化膜となる磁性
膜を挿入した構造でもよい。図38を参照して、超解像
光磁気記録媒体3822は記録層2、中間磁性層3C、
再生層4Cとから成り、中間磁性層3Cには磁区の大き
さは記録層222と同程度で、所定の温度以上で面内磁
化膜から垂直磁化膜へ変化する磁性膜が適用される。中
間磁性膜3Cとしては、GdFeCo、GdFe、Gd
Coが適している。また、前記再生層4Cも所定の温度
以上で面内磁化膜から垂直磁化膜へと変化するが、その
温度領域は100〜170℃の範囲である。本構造の光
磁気記録媒体においては、中間磁性層3Cが面内磁化膜
から垂直磁化膜へ急峻に変化することが再生特性を決定
する。従って、中間磁性層3Cに用いられる磁性膜の温
度係数Cは8.0以上である。
【0068】前記超解像光磁気記録媒体3822にレー
ザビームが照射され、記録層222の磁区3823の領
域が昇温されると磁区3823の磁化が交換結合力によ
り中間磁性層3Cの磁区3824へ転写され、更に、再
生層4Cの磁区3825に転写される。これにより記録
層222の小さな磁区3823は再生層4Cの大きな磁
区3825として再生されることになる。前記中間磁性
層3Cを用いると再生層には面内磁化膜、垂直磁化膜の
いずれを用いた場合にも外部磁界を印加する必要はな
い。
【0069】本第6実施例においては、再生層に転写さ
れた磁区の拡大・消去の為には外部磁界を印加する必要
はない。従って、光磁気記録媒体を再生するにはレーザ
ビームのみを照射するればよく、このレーザビームの照
射方法には連続光を照射する方法とパルス光を照射する
方法とがある。パルス光の場合のデューティは20〜7
0%の範囲である。
【0070】図36を参照して、本第6実施例における
超解像光磁気記録媒体の再生動作について説明する。C
AD方式による光磁気記録媒体3514は光学ヘッド3
6からレーザビームを照射して再生される。光学ヘッド
36により光再生された再生信号とエラー信号は、それ
ぞれ、再生信号増幅回路40とサーボ回路39へ送られ
る。再生信号は前記再生信号増幅回路40で増幅され、
ローパス回路41へ送られる。該ローパス回路41へ送
られた再生信号は、ローパス回路41で積分され復号器
43とクロック発生回路42に送られる。該クロック発
生回路42で発生したクロックは前記サーボ回路39、
第1同期信号発生回路44及び復号器43に送られる。
前記サーボ回路39は送られてきたエラー信号とクロッ
クとによりスピンドルモータ38を所定の回転数で回転
させると共に、前記光学ヘッド36中の対物レンズを制
御し、トラッキングサーボ、フォーカスサーボを行う。
前記復号器43は送られてきたクロックに同期して記録
時に変調された信号を復調し、復調された再生信号を再
生データとして出力する。前記第1同期信号発生回路4
4は、送られてきたクロックに基づいてパルス化したレ
ーザ光を照射する同期信号発生させ、該同期信号をレー
ザ駆動回路35に送る。該レーザ駆動回路35は送られ
てきた同期信号に基づいて前記光学ヘッド36を制御
し、再生レーザビームをパルス化する。また、前記超解
像光磁気記録媒体3514が連続光のレーザビームによ
り再生される場合には、前記第1同期信号発生回路45
から前記レーザ駆動回路35には同期信号が送られるこ
とはなく前記レーザ駆動回路35は前記光学ヘッド36
中の半導体レーザを連続点灯させる。
【0071】また、前記超解像光磁気記録媒体3514
の再生において、レーザビームをパルス化して照射する
場合に、前記クロック発生回路42でクロックを発生さ
せる方法は、第5実施例中の図28、29及び30に示
したのと同じ3つの方法が適用可能である。
【0072】尚、上記第5実施例、第6実施例で示した
光磁気記録媒体の作成においては、前記基板226上に
SiNから成る誘電体層225を形成した後に再生層2
24を形成するが、再生層224を形成する前に前記誘
電体層225の表面をエッチングして平坦化した後に前
記再生層4を形成する。エッチング条件は、Arガスを
用いたマグネトロンスパッタリング法で、パワーが0.
05〜0.20W/cm2、時間が15〜30分の範囲が
適している。これにより異方性の大きな磁性膜を作成す
ることができ、光磁気記録媒体の再生特性を向上させる
ことできる。
【0073】また、上記第5実施例、第6実施例で開示
した磁性膜は特にアモルファス構造が適している。
【0074】次に図39は、物品の配送を管理するため
に物品タグに貼付された光磁気記録媒体(以下「MO」
と称する。)に記録された配送情報を示す図である。
【0075】この物品タグの表面には、MOが平面状に
成形されて貼付されており、このMOには図39に示す
ように配送情報として、取扱店名(コード)、発送元の
氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住所、経
由地、課金の形態、物品主の旅券番号、固有データ、或
るいは物品主のクレジットカード番号等が記録されてい
るが、具体的には物品の発送、或るいは受け取りのシス
テム形態に応じて、適宜変更可能である。
【0076】図39の物品タグのMOには、図40に示
すような配送情報記録装置によって配送情報が書き込ま
れる。
【0077】図40において、501はMOが貼付され
た物品タグを挿入する物品タグ挿入手段、502は物品
タグ挿入手段501に挿入された物品タグのMOに、図
39に示した配送情報を記録する配送情報記録手段であ
り、それらの配送情報はネットワーク網を介して図42
の中央管理装置570のデータベース570aに送信さ
れ、蓄積される。
【0078】また、配送情報のうち、課金の形態情報に
従って、その情報が金融機関、信販会社580のデータ
ベース580aに送信され、この情報に従って課金処理
が為される。
【0079】503はMOに記録する配送情報のうち固
有データとして、物品主、或るいは受取主等の顔写真を
画像情報として取り込む機能を有する画像取込手段であ
り、具体的にはビデオカメラ、或るいはスチルカメラ等
の画像取込手段が該当する。
【0080】画像取込手段503によって取り込まれた
画像情報としては、JPEG処理された符号化情報、M
PEG処理された符号化情報、或るいは立体画像データ
からなる符号化情報が該当する。
【0081】504は画像取込手段503によって取り
込まれた画像情報を一時格納しておく画像格納手段、5
05は文字情報からなる配送情報を入力する文字情報入
力手段、506は物品タグに記録する配送情報を表示画
面上に表示する表示手段、507は書込対象である配送
情報を、後述する中央管理装置のデータベース(図42
の570aを参照)にネットワーク網を介して送信する
と共に、その中央管理装置のデータベースから配送情報
を受信する機能を有する配送情報送受信手段、508は
物品タグ挿入手段501、配送情報書込手段502、画
像取込手段503、画像格納手段504、文字情報入力
手段505、表示手段506、及び配送情報送受信手段
507を統括的に制御する中央処理手段である。
【0082】次に図41は、物品タグに付されたMOに
記録された配送情報を読み出す配送情報読出装置の概略
構成図である。
【0083】配送情報読出手段は、基本的に図40に示
した配送情報記録手段と同一構成であるが、配送情報読
出手段は、配送情報記録手段が有する機能に加えて、
(1)物品タグのMOに記録された配送情報を読み出す
配送情報読出手段502aを有し、更に(2)中央処理
手段508aが、後述する図42に示す中央管理装置5
70のデータベース570aに格納されている配送情報
を読み出す機能を有する。
【0084】図42は、配送情報を管理する管理システ
ム全体の概略構成図を示したものである。
【0085】図42において、510、520、及び5
30は、個人宅、旅行業者、配送業者に設置された配送
情報記録装置(図40参照)を示している。
【0086】540、550、及び560は、物品が経
由、或るいは宛先となるような通関、運輸拠点、ホテル
等の主要個所であり、各々の個所には配送情報読出装置
が配されている。
【0087】570は配送情報記録装置510〜530
から送信された配送情報をデータベース570aに蓄積
すると共に、配送情報読出装置540〜560からの要
求に応じて配送情報読出装置540〜560に所望の情
報を送信することができる機能を有する中央管理装置で
あり、この中央管理装置570は、ネットワーク網を介
して、配送情報記録装置510〜530、及び配送情報
読出装置540〜560に接続されている。
【0088】580は配送情報記録装置510〜530
から送信された配送情報のうち、課金の形態情報をデー
タベース580aに蓄積すると共に、その課金の形態情
報が配送料金の課金を承諾する旨の内容であれば、課金
システム580bによって、物品主、或るいは受取主の
金融機関の所定口座等から配送料金を引き落とすことが
できる。
【0089】また、配送情報記録装置510〜530、
或るいは配送情報読出装置540〜560は、経由地毎
に物品の通過日時情報を物品毎に記録し、この通過日時
情報をデータベース570aに送信することができ、中
央管理装置570は配送情報記録装置510〜530、
或るいは配送情報読出装置540〜560からの要求に
応じて、宛先の最終到着日時を演算して、その日時を送
信することができる。
【0090】図43は、図42の配送情報を管理する管
理システムについてのフローチャートを表したものであ
る。
【0091】図43のステップS430では、情報記録
装置510〜530にてMOへ配送情報を記録する。こ
のとき、物品主、或るいは受取主の顔写真を画像取込手
段503によって符号化したり、また取扱店名、発送元
の氏名等の配送情報を文字入力手段505によって符号
化して、配送情報記録手段502にてMOに記録する。
【0092】ステップS431では、MOに記録された
配送情報を配送情報送受信手段507によって、ネット
ワーク網を介して中央管理装置570のデータベース5
70aに送信する。
【0093】ステップS432においては、ステップS
430において記録された配送情報のうち課金の形態情
報を金融機関、或るいは信販会社に設置されているデー
タベース580aに送信する。
【0094】ステップS433では、金融機関、或るい
は信販会社の課金システム580bによって発送(元)
払いの場合には、発送主の金融機関の所定口座から、ま
た着払いの場合には受取主の金融機関の所定口座から配
送料金を引き落とす。
【0095】ステップS434においては、情報記録装
置510〜530、又は情報読出装置540〜560か
ら所定の要求指令があるか否かを判定し、このときその
要求指令が宛先に物品が到着する日時であれば、ステッ
プS435に進み、またその要求が配送情報の送信であ
れば、ステップS436に進み、要求指令がないのであ
れば、終了する。
【0096】ステップS435では、中央管理装置57
0はデータベース570aに格納されている、該当する
物品の配送情報中の通過日時情報に基づいて宛先の最終
到着日時を演算する。中央管理装置570には発送元、
受取先間の配送に要する時間がテーブルとして格納され
ているため、このテーブルに基づいて運輸拠点等の経由
地から最終の受取先までの配送に要する時間を演算する
ことができる。
【0097】ステップS436においては、要求指令が
出された情報記録装置510〜530、又は情報読出装
置540〜560に最終到着日時を送信する。
【0098】ステップS437では、該当する物品の配
送情報をデータベース570aから読み出し、要求があ
った情報記録装置510〜530、又は情報読出装置5
40〜560へその配送情報を送信し、適宜送信された
配送情報を表示手段506に表示することができる。
【0099】これによって、通関、運輸拠点、ホテル等
では、情報記録装置510〜530、又は情報読出装置
540〜560を利用することによって、物品毎の配送
情報をデータベース570aから読み出すことができ、
物品の発送主、受取主を正確、且つ即座に確認すること
ができる。
【0100】尚、上述の発明の実施の形態では、物品の
タグにMOを貼付した例を述べたがこれには限られず、
物品タグの一部、或るいは全てがMOで形成されていれ
ば、本発明を適用することは可能である。
【0101】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の情報記録媒体によれば、物品を配送する場合に、斯か
る配送情報を記録することができる。
【0102】また、上記配送情報は中央管理装置のデー
タベースに蓄積されるため、この配送情報に基づいて、
物品の配送管理を容易に行うことができる。
【0103】更に、上記配送情報には、課金の形態情報
が含まれているため、該情報はネットワーク網を介して
金融機関、或るいは信販会社のデータベースに蓄積さ
れ、容易に課金処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高密度な記録領域を有するカードを示す図であ
る。
【図2】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図3】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生の機構を示す図である。
【図4】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の機構を示す図である。
【図5】第1実施例における記録領域への信号の記録ま
たは再生を行う光学系を示す図である。
【図6】他の方式の記録領域を有するカードと、そのカ
ードへの信号の記録または再生を行う装置を示す図であ
る。
【図7】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図8】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の装置を示す図である。
【図9】円形ディスクへの信号の記録または再生を行う
装置を示す図である。
【図10】円形ディスクへの信号の記録または再生を行
う他の装置を示す図である。
【図11】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図12】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図13】カードにはめ込んだ円形のディスクへの信号
の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図14】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図15】カードをは挟み込んでカードに設けた記録領
域への信号の記録または再生を行う装置を説明する図で
ある。
【図16】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を説明する図であ
る。
【図17】カードに設けた記録領域への信号の記録また
は再生を片面側から行う装置を示す図である。
【図18】レーザビームにおける温度分布を示す図であ
る。
【図19】第5実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図20】第5実施例の磁区拡大のための印加磁界を説
明する図である。
【図21】第5実施例の磁区拡大に必要な外部磁界の大
きさを決定するためのデータである。
【図22】第5実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図23】第5実施例の最小磁区径を説明する図であ
る。
【図24】第5実施例の磁区消滅を説明する図である。
【図25】第5実施例のRAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図26】第5実施例FAD方式による超解像光磁気記
録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示す
図である。
【図27】第5実施例の再生装置のブロック図である。
【図28】第5実施例の自己同期を説明する図である。
【図29】第5実施例の外部同期を説明する図である。
【図30】第5実施例の2周期サンプリングを説明する
図である。
【図31】第5実施例の磁区拡大過程で印加するパルス
磁界を説明する図である。
【図32】第5実施例のパルス化されたレーザビームと
パルス化された外部磁界との印加のタイミングを示す図
である。
【図33】第5実施例の光磁気記録媒体における磁区拡
大を実証するデータである。
【図34】第6実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図35】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図36】第6実施例の再生装置のブロック図を示す図
である。
【図37】第5実施例の超解像光磁気記録媒体の他の例
である。
【図38】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体の他の例である。
【図39】物品を管理するための物品タグに格納された
配送情報を示す図である。
【図40】MOに配送情報を記録する配送情報記録装置
の概略構成図である。
【図41】MOに記録された配送情報を読み出す配送情
報読出装置の概略構成図である。
【図42】配送情報を管理する管理システム全体の概略
構成図を示したものである。
【図43】図42の配送情報を管理する管理システムに
ついてのフローチャートを表したものである。
【符号の説明】
1・・・カード 2・・・記録領域 2a、2b、2c・・・ブロック 3a、3b・・・ステッピングモータ 4a、4b・・・レール 5・・・矢印 6・・・光学ヘッド 7・・・磁気ヘッド 31・・・対物レンズ 32・・・ガルバノミラー 41・・・ポリゴンミラー 74・・・テープ 90・・・コイル 91・・・磁石 100・・・ローラ 102・・・バネ付き支持体 103・・・ベルト 221・・・保護層 222・・・記録層 223・・・非磁性層 224・・・再生層 225・・・誘電体層 226・・・基板 227、228・・・磁区 229・・・ヒステリシス曲線 1910・・・光磁気記録媒体 510、520、530・・・情報記録装置 540、550、560・・・情報読出装置 570 ・・・中央管理装置

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の配送情報を格納することを特徴と
    した情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記配送情報は、物品の取扱店名、発送
    元の氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住
    所、経由地、通過日時、課金の支払形態、物品主の旅券
    番号、固有データ、暗証番号、或るいは物品主のクレジ
    ットカード番号に係る情報のうち少なくとも一つの情報
    であることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 物品のタグに付されることを特徴とする
    請求項1、又は2記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記情報記録媒体は上記物品のタグの形
    状より少なくとも小さいことを特徴する請求項1〜3の
    うちいずれか記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記情報記録媒体は光磁気記録媒体であ
    ることを特徴する請求項1〜4のうちいずれか記載の情
    報記録媒体。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体に物品の配送情報を記録す
    ることを特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 上記配送情報は、物品の取扱店名、発送
    元の氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住
    所、経由地、通過日時、課金の支払形態、物品主の旅券
    番号、固有データ、暗証番号、或るいは物品主のクレジ
    ットカード番号に係る情報のうち少なくとも一つの情報
    であることを特徴とする請求項6記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 上記固有データのうち物品主を特定する
    画像情報を、上記情報記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項7記載の情報記録装置。
  9. 【請求項9】 上記画像情報は、画像取込手段によって
    取り込むことを特徴とする請求項8記載の情報記録装
    置。
  10. 【請求項10】 上記画像情報は、JPEG処理された
    符号化情報であることを特徴とする請求項8、9のうち
    いずれか記載の情報記録装置。
  11. 【請求項11】 上記画像情報は、MPEG処理された
    符号化情報であることを特徴とする請求項8、9のうち
    いずれか記載の情報記録装置。
  12. 【請求項12】 上記画像情報は、立体画像データから
    なる符号化情報であることを特徴とする請求項8、9の
    うちいずれか記載の情報記録装置。
  13. 【請求項13】 上記情報記録媒体は光磁気記録媒体で
    あることを特徴する請求項6〜12記載の情報記録装
    置。
  14. 【請求項14】 情報記録媒体に格納された物品の配送
    情報を読み出すことを特徴とする情報読出装置。
  15. 【請求項15】 上記配送情報は、物品の取扱店名、発
    送元の氏名、発送元の住所、受取先の氏名、受取先の住
    所、経由地、通過日時、課金の支払形態、物品主の旅券
    番号、固有データ、暗証番号、或るいは物品主のクレジ
    ットカード番号に係る情報のうち少なくとも一つの情報
    であることを特徴とする請求項14記載の情報読出装
    置。
  16. 【請求項16】 上記情報記録媒体に格納された、上記
    固有データのうち物品主を特定する画像情報を上記情報
    記録媒体から読み出すことを特徴とする請求項14記載
    の情報読出装置。
  17. 【請求項17】 上記情報記録媒体に格納された画像情
    報は、画像読出手段によって読み出されて表示手段に表
    示されることを特徴とする請求項16記載の情報読出装
    置。
  18. 【請求項18】 上記画像情報は、JPEG処理された
    符号化情報であることを特徴とする請求項16、17の
    うちいずれか記載の情報読出装置。
  19. 【請求項19】 上記画像情報は、MPEG処理された
    符号化情報であることを特徴とする請求項16、17の
    うちいずれか記載の情報読出装置。
  20. 【請求項20】 上記画像情報は、立体画像データから
    なる符号化情報であることを特徴とする請求項16、1
    7のうちいずれか記載の情報読出装置。
  21. 【請求項21】 上記情報記録媒体は光磁気記録媒体で
    あることを特徴する請求項14〜20記載の情報読出装
    置。
  22. 【請求項22】 情報記録媒体に物品の配送情報を書き
    込む情報記録装置と、上記情報記録媒体に書き込まれた
    物品の配送情報を読み出す情報読出装置と、上記情報記
    録装置にて入力された配送情報を蓄積するデータベース
    を備える中央管理装置と、がネットワーク網によって接
    続され、 上記情報読出装置からの要求に応じて、上記中央管理装
    置は上記データベースに蓄積された配送情報を上記情報
    読出装置に送信することを特徴とする物品の配送情報を
    管理する管理システム。
  23. 【請求項23】 上記情報読出装置側では、上記中央管
    理装置から送信された、上記物品に関する配送情報のう
    ち物品主、或るいは受取主を特定する固有データに係る
    情報と、物品の受け取りの際に入力された入力情報とを
    比較照合することを特徴とする請求項22記載の物品の
    配送情報を管理する管理システム。
  24. 【請求項24】 上記中央管理装置から上記情報読出装
    置に送信された、物品主、或るいは受取主を特定する固
    有データが、表示手段に表示されることを特徴とする請
    求項22、23のうちいずれか記載の物品の配送情報を
    管理する管理システム。
  25. 【請求項25】 上記中央管理装置は、金融機関、或る
    いは信販会社に設置され、上記情報記録装置による上記
    配送情報のうちの物品の配送料金の課金を承諾する旨の
    情報に従って、上記金融機関、或るいは信販会社に設置
    された課金システムによって課金することを特徴とする
    請求項22〜24のうちいずれか記載の物品の配送情報
    を管理する管理システム。
  26. 【請求項26】 情報記録媒体に物品の配送情報を書き
    込む情報記録装置と、上記情報記録媒体に書き込まれた
    物品の配送情報を読み出す情報読出装置と、上記情報記
    録装置にて入力された配送情報を蓄積するデータベース
    を備える中央管理装置と、がネットワーク網によって接
    続され、 物品の発送の後、経由地の情報記録装置によって、各経
    由地毎の物品の通過日時情報を上記データベースに送信
    し、 上記情報読出装置、或るいは情報記録装置からの要求に
    応じて、上記中央管理装置は上記データベースに蓄積さ
    れた通過日時情報に基づいて、物品の受取先の最終到着
    日時を演算し、該最終到着日時を上記情報読出装置、或
    るいは情報記録装置に送信することを特徴とする物品の
    配送情報を管理する管理システム。
  27. 【請求項27】 上記情報記録媒体は光磁気記録媒体で
    あることを特徴する請求項22〜26のうちいずれか記
    載の物品の配送情報を管理する管理システム。
JP8284847A 1996-10-28 1996-10-28 情報記録媒体、情報記録装置、情報読出装置、並びに物品の配送情報を管理する管理システム Pending JPH10133578A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047789A1 (fr) * 1999-12-28 2001-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support d'enregistrement de donnees, etiquette sans contact a circuit integre, dispositif d'acces, systeme d'acces, systeme de gestion de cycle de vie, procede d'entree/sortie et procede d'acces
JP2002015239A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Sharp Corp 注文配達支援システム
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