JPH10134111A - 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置 - Google Patents

情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置

Info

Publication number
JPH10134111A
JPH10134111A JP28484696A JP28484696A JPH10134111A JP H10134111 A JPH10134111 A JP H10134111A JP 28484696 A JP28484696 A JP 28484696A JP 28484696 A JP28484696 A JP 28484696A JP H10134111 A JPH10134111 A JP H10134111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
destination
recording medium
providing apparatus
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28484696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Sugiura
洋治 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28484696A priority Critical patent/JPH10134111A/ja
Publication of JPH10134111A publication Critical patent/JPH10134111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どの電車に乗れば良いか、どのように電車を
乗り換えれば良いか等を乗客車が認識することが出来る
ためのシステムを提供する。 【解決手段】 行き先情報を乗客カードに記録する情報
記録装置と、前記行き先情報が記録される乗客カード
と、前記乗客カードに記録された行き先情報に応じた案
内情報を提供する案内装置509、591とにより構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光磁気記録媒体等の
高密度の記録媒体を用いる情報記録装置、情報記録媒
体、及び情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都会では交通網が発達しており、
電車を何回も乗り換えることにより、様々な所に移動で
きるようになっている。
【0003】しかしながら、ある目的地に何回も乗り換
えて移動する場合、何時発のどの電車に乗り、どの駅で
何番線から出る電車に乗り換えれば、最も効率よく目的
地に移動出来るかを知ることが困難になっている。
【0004】また、定められた時間にある目的地に移動
する場合も同様に、何時発のどの電車に乗り、どの駅で
何番線から出る電車に乗り換えれば、定められた時間内
に目的地に移動することが出来るかを知ることが困難に
なっている。これらは、地下鉄、バス、航空機等の乗り
物においても同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、どの乗り物に乗れば良
いか、どのように乗り物を乗り換えれば良いか等を乗客
が認識することが出来るためのシステムに使用される情
報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、行き先情報を記録することを特徴とする。
【0007】更に、前記行き先情報が目的地を示す情報
であることを特徴とする。
【0008】また、前記行き先情報が希望到着時間を示
す情報であることを特徴とする。
【0009】本発明の情報記録媒体は、行き先情報が記
録されることを特徴とする。
【0010】本発明の情報記録媒体は、前記行き先情報
と、個人情報が記録されることを特徴とする。
【0011】更に、前記行き先情報が目的地を示す情報
であることを特徴とする。
【0012】また、前記行き先情報が希望到着時間を示
す情報であることを特徴とする。
【0013】また、前記情報記録媒体が光磁気記録媒体
であることを特徴とする。
【0014】また、前記情報記録媒体がカード状である
ことを特徴とする。
【0015】本発明の情報記録装置は、行き先情報に応
じた案内情報を提供することを特徴とする。
【0016】更に、前記行き先情報を該情報が記録され
た媒体から読み取る情報読み取り手段を有することを特
徴とする。
【0017】また、前記情報読み取り手段がカードリー
ダであることを特徴とする。
【0018】また、前記案内情報を提供する情報提供手
段を有することを特徴とする。
【0019】また、前記情報提供手段がディスプレイで
あることを特徴とする。
【0020】また、前記情報提供手段がプリンタである
ことを特徴とする。
【0021】また、前記行き先情報が目的地を示す情報
であることを特徴とする。
【0022】また、前記行き先情報が希望到着時間を示
す情報であることを特徴とする。
【0023】また、前記案内情報が乗り物の種類を示す
情報であることを特徴とする。
【0024】また、前記案内情報が乗り物の発車時刻を
示す情報であることを特徴とする。
【0025】また、前記案内情報が乗り物の発車する車
線を示す情報であることを特徴とする。
【0026】また、前記案内情報が乗り物の乗り換えに
関する情報であることを特徴とする。
【0027】また、乗り物のダイヤ情報を蓄積するデー
タベースを有することを特徴とする。
【0028】また、前記データベースが前記ダイヤ情報
以外に地域情報やイベント情報を蓄積することを特徴と
する。
【0029】また、行き先情報と前記ダイヤ情報とを照
合して作成する案内作成手段を有することを特徴とす
る。
【0030】行き先情報を読み取る情報読み取り手段
と、案内情報を表示する案内表示手段のうち、一方若し
くは両方を駅構内に設けたことを特徴とする。
【0031】前記情報読み取り手段が駅の改札機能を有
することを特徴とする。
【0032】行き先情報を読み取る情報読み取り手段
と、案内情報を表示する案内表示手段と、前記行き先情
報とダイヤ情報とを照合し前記案内情報を作成する案内
作成手段とをネットワークで連結したことを特徴とす
る。
【0033】前記ネットワークが銀行のデータベースに
接続されていることを特徴とする。
【0034】前記案内情報が媒体に記録されることを特
徴とする。
【0035】前記案内情報が記録される媒体が、前記行
き先情報が記録されている媒体であることを特徴とす
る。
【0036】前記案内情報が記録されている媒体を再生
する端末を有することを特徴とする。
【0037】前記案内情報がイベント情報や地域情報で
あることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明が対象とする光磁気記録媒
体は、記録層に記録した信号を再生層に転写して磁区を
拡大して信号を再生する磁区増幅に係る光磁気記録媒体
である。磁区増幅により信号を再生できる光磁気記録媒
体では、記録された信号のドメインは小さくても良く、
一層の高密度記録な光磁気記録媒体の実用化が可能とな
る。この磁区増幅による光磁気記録媒体の実現により1
4GBの記録容量、即ち、コンパクトディスク(CD)
の20倍、ディジタルビデオディスク(DVD)の3
倍、DVD−ROMの5倍の記録容量を実現できる。こ
の結果、直径12cmのディスクでは、DVD並みの画
質で5時間録画ができ、また、MD2枚分を1円玉の大
きさのディスクに、CD1枚分は30〜40mmφのデ
ィスクに記録したものに相当する等のディスクの小型化
も実現できる。従って、本発明においては、記録容量の
大容量化に伴う新しい光磁気記録媒体の応用とその記録
再生装置等のシステムに関するものである。 第1実施例 図1を参照して、光磁気記録媒体をカードに応用した例
について説明する。カード1の一部領域に信号の記録ま
たは/及び再生可能な記録領域2が設けられている。記
録領域2が設けられた領域の大きさは10mm×10m
mであり、カード1の本体に貼付されていても良いし、
組み込まれていても良い。この10mm角の領域に10
0MBの情報を記録することができる。記録領域2は6
00μm角の小さなブロック2a、2b、2c・・・に
区分されている。各ブロック2a、2b、2c・・・中
にはランド/グルーブから成るトラックが形成されてお
り、ランドとグルーブとに信号を記録する。記録領域2
の大きさは600μm角に限らず、1mm角以下であれ
ばよい。また、記録領域2の形は四角形に限らず、三角
形、五角形、六角形、八角形等の多角形、円形であって
もよい。
【0039】図2を参照して、カード1に設けた記録領
域2への記録または再生の機構について説明する。カー
ド1はカード送り用ステッピングモータ3aによりレー
ル4a上を矢印5の方向に移動し、記録領域体2が光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とが対向して設けられた領域に
到達する。記録領域2が光学ヘッド6と磁気ヘッド7と
が対向して設けられた領域に到達した後、記録領域2中
の前記各ブロック2a、2b、2c・・・のうち、再生
を開始するブロック2aに前記光学ヘッド6からのレー
ザビームが照射されるように前記光学ヘッド6と磁気ヘ
ッド7とがトラック方向送りステッピングモータ3bに
よりレール4b上を移動する。ブロック2aの再生は前
記光学ヘッド6中の図示省略したアクチュエータの移動
によりランドとグルーブ上をレーザビームが走行して行
われる。この各ブロックのサイズは1辺が0.6〜1.0
mmの範囲であるのでアクチュエータの移動可能な範囲
である。レーザビームの走査方向は矢印5方向の往復運
動でも良いし、ジグザグ運動であってもよい。図3、4
を参照して、レーザビームの走査法について説明する。
前記矢印5方向へのレーザビームの走査は対物レンズ3
1の手前側に設けられたガルバノミラー32、ポリゴン
ミラー41によって行われる。ガルバノミラー32は図
示省略した支持軸を中心に所定の範囲で回転させること
によりレーザビームの走査を行う。また、ポリゴンミラ
ー41は、八角形状に反射ミラーが設けられており、支
持軸を中心に回転することにより異なる反射面でレーザ
ビームを異なった方向に反射する。その結果、レーザビ
ームの走査を行うことが出来る。
【0040】ブロック2aの再生が終了すると、次のブ
ロック2bにレーザビームが照射できるように前記光学
ヘッド6と前記磁気ヘッド7とを前記トラック方向送り
ステッピングモータ3bにより移動させる。この移動は
矢印5と直角を成す方向に行われ、移動距離はブロック
の大きさ程度である。次のブロック2bに移動した後、
前記ブロック2aの説明と同様に再生が行われる。この
繰り返しにより第1列のブロックが再生された後、次の
列のブロックに移動するが、この移動は前記カード送り
用ステッピングモータ3aによりカード1を矢印5方向
に1ブロック分移動させることにより行う。このように
して記録領域2の再生が行われる。
【0041】カードに設けられた記録領域を再生する手
段は上記手段に限らず、図17に示す手段であってもよ
い。ペン形状をした信号の再生を行う装置170中には
固定光学ブロック171、3次元アクチュエータ17
2、対物レンズ173が配置されている。上記各ブロッ
ク2a、2b、2c・・・の所定の位置に前記固定光学
ブロック171から発せられたレーザビームが前記3次
元アクチュエータ172に固定された前記対物レンズ1
73を介して照射される。照射されたレーザビーム17
4は前記3次元アクチュエータ172の移動により1つ
のブロック内の信号が再生される。その後、次のブロッ
クが再生される場合は、所望のブロック位置に前記装置
170が移動させられて、前記所望のブロック内の信号
が再生される。
【0042】また、各ブロックの再生は第1列から順番
に行う必要はなく、外周から内周に、若しくは内周から
外周に向かって、渦巻き状に再生をしてもよい。
【0043】また、更に、前記記録領域2中に設けられ
たブロックの形状は四角形に限らず、円形、多角形であ
ってもよい。
【0044】カード1の再生に用いる光学系の構成は図
5に示すものである。
【0045】また、カードに形成する記録領域は図6を
参照してカード6に、カードの1方向には全領域を設け
た記録領域6aであってもよい。カード6についても上
記説明したと同様にして記録・再生が行われる。
【0046】カード上に設けられた記録領域が円形の場
合の再生について図11、12を参照して説明する。タ
ーンテーブル111にはカード114が装着できるよう
な、くぼみ部118が設けられており、ターンテーブル
111は回転モータ110により回転される機構になっ
ている。また、前記くぼみ部118には磁石117がカ
ード114上に設けられた記録領域115に対峙するよ
うに配置されており、信号の記録または再生を行うため
に使用する。前記ターンテーブル111にカード114
が矢印113の方向から装着されると前記モータ110
により矢印112の方向に回転し、前記ターンテーブル
111が回転する。ターンテーブル111の回転により
カード114が回転し、前記記録領域115の両面に対
峙された前記磁石118と光ピックアップ116とによ
り再生が行われる。
【0047】図13を参照して、カード中に円形のディ
スクがはめ込まれ、ディスクが回転することにより信号
を再生する方法について説明する。ディスク131はカ
ード130にはめ込まれており、カード130が光学ヘ
ッド6と磁気ヘッド7とが対峙した領域に挿入される
と、ディスクスピンドルモータ133に固定され、ディ
スクスピンドルモータ133により回転可能な軸134
が前記ディスク131の中心部に設けられた穴部135
に挿入する。前記ディスクスピンドルモータ133が回
転することによりディスク131が回転し、光学ヘッド
6と磁気ヘッド7とにより信号の再生が行われる。前記
光学ヘッド6と磁気ヘッド7とのディスク131の径方
向の移動はレール132、132上を移動することによ
り行う。
【0048】上記では再生について説明したが、記録に
ついても同様に行うことが出来る。 第2実施例 図7を参照して、テープ状に光磁気記録媒体を形成した
ものの記録・再生について説明する。テープ送りモータ
73によりテープ74を矢印72の方向に移動させ、ト
ラック方向送り用ステッピングモータ70により光学ヘ
ッド6、磁気ヘッド7レール71上を移動させることに
より矢印72とほぼ直角を成す方向に移動させる。これ
によりレーザビームはテープ74の各領域に記録された
信号が再生される。
【0049】また、テープ74を再生する光学ヘッド6
は図7に示すものに限らず、図8に示すものであっても
よい。テープ74は矢印82の方向に移動させられ、支
持体80上に放射状に配置された光学ヘッド81a、8
1b、81c・・・は回転モータが回転することにより
次々とテープ74状に形成された記録領域74aを再生
する。1つの光学ヘッド81aで1つの記録領域74a
の再生が終了すると次の光学ヘッド81bが次の記録領
域の再生が可能なように前記光学ヘッド81a、81
b、81c・・・が配置されている。
【0050】また、記録領域74aは、上記説明した各
ブロックから成っていてもよい。
【0051】また、更に、上記方法により記録もできる
ことはいうまでもよい。 第3実施例 図9を参照して、円形のディスクを担体に装着し、担体
を回転させることによりディスクを回転して記録または
再生する方法について説明する。担体93にはディスク
92が担体93に設けられた穴部にはめ込まれる形で装
着される。また、担体93にはディスクが装着された反
対面に磁石91は図9(b)に示すようにN極、S極が
交互になるように配置されている。また、前記磁石91
と対峙した位置にはコイル90が図9(c)に示すよう
に配置されている。コイル90に電流を流すとコイルに
より発生した磁界と前記担体93に設けられた磁石91
との反発により担体93が所定の方向に回転し、これに
よりディスク92が回転する。これ以外については、通
常のディスクの再生動作と同じである。
【0052】図10を参照して、ディスクの外周部をロ
ーラで回転させることによりディスクを回転させ、ディ
スクを記録または再生する方法について説明する。ディ
スク105は2つの支持体102、102とローラ10
0とにより3点で支持されている。支持体102、10
2、ローラ100はバネによりディスク105に押し付
けられている。また、ローラ100は回転体104とベ
ルト103と結合されており、回転体104が回転する
ことにより、回転する。前記ローラ100はディスク1
05の外周部と接触しているので、ローラ100が回転
することによりディスク105が回転する。このディス
ク105の回転によりディスクの両側に配置された光学
ヘッド6と磁気ヘッド7とにより信号の記録・再生を行
うことが出来る。ディスク105の脱着はアーム10
1、101により矢印106の方向にディスク105を
押すことにより行う。
【0053】図9、10において説明した方法により記
録または再生されるディスクは、従来のディスクとは異
なり、ディスクの中心部に穴を設ける必要はなく、ディ
スクの全領域に信号を記録または再生することもでき
る。 第4実施例 図14、15、16を参照して、記録領域が設けられた
カードを挟み込んで信号を記録または再生する方法につ
いて説明する。カードを挟み込んで信号を記録または再
生する装置の外観は図14に示すものである。空間部1
42にカード143が挿入されると固定部140と所定
の角度を成して設けられた可動部141が矢印145の
方向に移動し、カード143が挟み込まれる。前記装置
の詳細は図15、16に示す。前記可動部140には光
学ユニット146、マグネット147、147が設けら
れている。また、前記可動部141には、磁気ヘッド1
48が設けられており、前記カード143が前記空間部
142に挿入されるとカード143中の記録領域144
が磁気ヘッド148、光学ユニット146と対峙される
ようになる。光学ユニット146及びこの光学ユニット
146を駆動させるための部材と磁界を発生させる磁気
ヘッド148を有する構成において、磁気ヘッド148
を有する可動部141が矢印145の方向に動いて、記
録媒体を挟み込み、信号の記録または再生を可能とする
構成である。
【0054】光学ユニット146には対物レンズ14
9、図示省略した対物レンズ駆動(フォーカシング方向
及びトラッキング方向)部材、レーザ光源、信号検出用
センサー及び光学部品が配置されている。光学ユニット
146は板バネ147、147により保持されている。
前記板バネ150、151はマグネット147、147
及び図示省略したコイルにより発生する力により、光学
ユニット146を第1の方向に移動させる。更に、前記
板バネ150、151は板バネ152、153で保持さ
れている。前記板バネ152、153は板バネ150、
151と同様にマグネット154、154及び図示省略
したコイルにより発生する力により、前記板バネ15
2、153を第1の方向と直角を成す第2の方向に移動
させる。この結果、前記光学ユニット146は、前記第
1の方向及び前記第2の方向に移動する。カード143
を挟み込み保持した段階で、前記光学ユニット146
は、フォーカシング及びトラッキングを開始し、データ
の記録または再生を開始する。次の記録領域に移動する
場合に、前記板バネ150、151、152、153が
それぞれ移動し、前記光学ユニット146を目的のエリ
アに移動させる。
【0055】上記第1、第2、第3、第4実施例で説明
した記録領域には記録密度が1bit/μm2〜500
bit/μm2の範囲、好ましくは、100bit/μ
m2〜300bit/μm2の範囲で記録されている。
また、記録領域には各種の記録媒体を用いることが出来
る。例えば、光磁気記録媒体をカード等にはめ込んでも
良く、シート状にしてカード等に貼付してもよい。ま
た、円形の媒体については直径5〜310mmの範囲、
好ましくは、10〜70mmの範囲である。
【0056】次に、上記第1から第4の実施例で説明し
記録領域に用いる光磁気記録媒体における磁区拡大によ
る再生機構、再生装置及び光磁気記録媒体への記録につ
いて詳細に説明する。 第5実施例 図を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図22
を参照して、本発明が対象とする光磁気記録媒体は、ガ
ラス、ポリカーボネート等の透光性の基板226上にS
iNから成る誘電体層225、GdFeCoから成る再
生層224、SiN/AlTiから成る非磁性層22
3、TbFeCoから成る記録層222、SiNから成
る保護層1を順次堆積した構造である。前記誘電体層2
25の膜厚は600〜800Å、前記再生層224の膜
厚は50〜1000Å、前記非磁性層223の膜厚は5
0〜300Å、前記記録層222の膜厚は500〜30
00Å、前記保護層221の膜厚は500〜1000Å
である。前記各層はArガスを用いたマグネトロンスパ
ッタリング法により形成される。
【0057】また、本発明においては、前記再生層22
5はGdFeCoに限らず、GdFe若しくはGdCo
若しくはTbCo若しくはHo,Gd,Tb,Dyの中
から選択された1元素とFe、Co、Niの中から選択
された1元素とから成る磁性膜であってもよい。また、
更に前記非磁性層223はSiNの代わりにAlN若し
くはTiN若しくはSiO2若しくはAl2O3若しく
はSiC若しくはTiC若しくはZnO若しくはSiA
lON若しくはITO若しくはSnO2であってもよ
い。また、更に、前記記録層222はTbFeCoに限
らず、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,
Co,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性
膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更に、
Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選
択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性
膜であってもよい。
【0058】レーザビームを光磁気記録媒体に照射する
と、通常、媒体上には図18に示すようにガウス分布と
なる温度分布が生じる。この温度分布を利用して再生層
にマスク機能を持たせ、記録層から再生層へ磁化を転写
し、レーザビームのスポット径より小さい磁区を再生で
きる超解像光磁気記録媒体を本発明に適用している。従
って、従来の超解像光磁気記録媒体の再生と異なる点
は、再生層へ磁化が転写され磁区が拡大された後に再生
される点である。再生に用いられるレーザビームの波長
は680〜830nmであり、レーザビームを集光する
対物レンズの開口数は0.55(許容誤差±0.05)で
あり、レーザビームのスポット径は1.0(許容誤差±
0.1)μmである。
【0059】図19を参照して、情報を読み出す窓がレ
ーザビームの中央部に形成されるCAD(Center
Aperture Detection)方式による
超解像光磁気記録媒体を用いた本発明について説明す
る。CAD方式による超解像光磁気記録媒体において
は、再生層は室温で面内磁化膜であり、所定の温度以上
で垂直磁化膜となる磁性膜が用いられる。前記所定の温
度は、通常、100〜170℃の範囲にあり、前記所定
の温度に到達すると急峻に面内磁化膜から垂直磁化膜に
変化する磁性膜が用いられる。この面内磁化膜から垂直
磁化膜へいかに急峻に変化するかを示す1つの指標とし
てカー回転角の温度係数Cがあり、本発明では前記温度
係数Cが8.0以上の磁性膜を用いている。また、前記
温度係数Cの算出方法の詳細については「鷲見等、第4
3回応用物理学関係連合講演会 講演予稿集 27p−
PD−26(1996)」に詳しい。図19を参照し
て、CAD方式による超解像光磁気記録媒体1910の
再生層4aに用いる磁性膜としては、GdFeCo、G
dFe、GdCoが適している。また、非磁性層223
としてはSiN、AlN、TiN、SiO2、Al2O
3、SiC、TiC、ZnO、SiAlON、ITO、
SnO2が適している。更に、記録層222としてはT
bFeCo、Tb,Dy,Ndの中から選択した元素と
Fe,Co,Niの中から選択した元素とから成る単層
の磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、
更に、Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中
から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層
の磁性膜であってもよい。CAD方式による超解像光磁
気記録媒体1910にレーザビームが照射されると前記
所定の温度以上になった領域の磁区227が前記非磁性
層223を介して前記再生層224に転写され、再生層
224に記録層222中の磁区227と同じ磁化を有し
た磁区228が現れる。この場合、記録層222から再
生層224への転写は非磁性層223を介して転写され
るため交換結合力ではなく、静磁結合により行われる
(図19(a))。次に再生層224に転写された磁区
を拡大するために外部磁界Hepを印加する。印加され
る外部磁界Hepは交番磁界であり、転写された磁区8
の磁化と同じ方向になった場合には磁区228の両隣の
領域にも磁区228の磁化と同じ方向の磁区8a、8b
が生じることになり、転写された磁区228が拡大され
ることになる(図19(b))。この瞬間に後述する再
生装置により再生信号として検出する。
【0060】印加される外部磁界Hepの大きさは次の
ように決定される。図20を参照して、カーブ209は
磁性膜のヒステリシス曲線を示し、Hcは磁性膜の磁区
を全て同じ方向にするのに必要な磁界の大きさを示し、
Hnは磁性膜の一部に反転磁区が存在する場合にその磁
区を拡大するのに必要な磁界の大きさを示す。従って、
磁性膜に反転磁区が存在しない場合には外部から印加す
る磁界が大きくなるに伴いカーブ209に沿って磁化さ
れる。しかし、最初に反転磁区が存在している場合には
カーブ2013に沿って磁化され、Hn以上の磁界を外
部から印加すれば磁区は拡大する。従って、本発明にお
いて前記再生層4に転写された前記磁区228を拡大す
るのに必要な外部磁界HepはHn≦Hep≦Hcであ
ればよい。図21に上記図22で図示した光磁気記録媒
体を用いて測定したHnとHcの再生パワー依存性を示
す。レーザビームの波長は830nmである。再生パワ
ーが1.0〜2.2mWの範囲では、HnとHcには明ら
かな差があるので、各再生パワーに応じて決定されるH
nとHcとの間に外部磁界Hepを決定すればよい。例
えば、再生パワーが1.4mWの場合には200〜25
0Oeの間に外部磁界Hepを設定すればよい。また、
図21より外部磁界Hepは再生パワーの増加に伴い小
さくできる。また、交番磁界の周波数は0.5〜2MH
zの範囲である。
【0061】前記再生層224に磁区を転写し、外部磁
界により磁区を拡大して再生した後は、次の記録磁区を
転写・拡大して再生するために拡大された磁区を一旦消
去する必要がある。この消去方法には、2つの方法があ
る。1つは磁性膜の種類に応じて決定される最小安定磁
区径を用いる方法である。図23を参照して、最小安定
磁区径rminは磁性膜の温度上昇と共に小さくなり、
前記再生層224に用いたGdFeCoの場合、室温で
のrminは0.5〜0.6μm、120℃でのrmin
は0.1μmである。即ち、120℃では0.1μm以上
の磁区が安定して存在できるが、室温においては0.1
μmの大きさの磁区はもはや安定に存在できなくなり、
消滅することになる。
【0062】前記再生層224に転写・拡大した磁区を
消去する他の方法は、図24を参照して、磁区拡大する
際に印加した外部磁界Hep、即ち、転写・拡大された
磁区の磁化方向と反対方向の磁界Hsrを印加すること
である。
【0063】上記においては、CAD方式による超解像
光磁気記録媒体を用いた例について説明したが、これに
限るものではなく、RAD(Rear Apertur
eDetection)方式による超解像光磁気記録媒
体若しくはFAD(Front Aperture D
etection)方式による超解像光磁気記録媒体を
用いても良い。RAD方式による超解像光磁気記録媒体
においては、信号を読み出す窓はレーザビームの後方に
形成される。図25を参照して、RAD方式による超解
像光磁気記録媒体2511においては、再生層4bには
垂直磁化膜が用いられ、ザビームが照射される前に再生
層4bの磁化方法を揃えるために図示省略した初期化磁
界が印加される。レーザビームが媒体に照射され、所定
温度以上に上昇した磁区7aの磁化が記録層222から
非磁性層223を介して静磁結合により再生層4bの磁
区8cに転写される。その後の磁区拡大/消去動作は図
19の説明と同じであるので省略する。また、RAD方
式による超解像光磁気記録媒体1911の再生層4bと
してはTbCo、DyとFe,Co,Niの中から選択
された1元素とから成る磁性膜が適している。また、非
磁性層223としてはSiN、AlN、TiN、SiO
2、Al2O3、SiC、TiC、ZnO、SiAlO
N、ITO、SnO2が適している。更に、記録層22
2としてはTbFeCo、Tb,Dy,Ndの中から選
択した元素とFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっても
よい。また、更に、Pt,Pdの内の1元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。
【0064】図26を参照して、FAD方式による超解
像光磁気記録媒体2612においても、再生層4cには
垂直磁化膜が用いられるが、この垂直磁化膜はレーザビ
ームが照射され所定温度(キュリー温度)以上に上昇す
ると磁化が消去する性質のものである。また、この媒体
においては、信号が記録された状態では記録層222と
再生層4cとの磁化の方向は一致している。レーザビー
ムが照射され所定の温度以上に再生層4cの温度が上昇
すると、その領域8bの磁化は消去することになる。従
って、所定温度以上の領域8dがマスクとなって温度領
域の低いレーザビームの前方で信号が再生される。その
後の磁区拡大/消去動作は図19の説明と同じであるの
で省略する。FAD方式による超解像光磁気記録媒体2
612の再生層4cとしてはTbCo、DyとFe,C
o,Niの中から選択された1元素とから成る磁性膜が
適している。また、非磁性層223としてはSiN、A
lN、TiN、SiO2、Al2O3、SiC、TiC、
ZnO、SiAlON、ITO、SnO2が適してい
る。更に、記録層222としてはTbFeCo、Tb,
Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,Niの
中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多
層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,Pdの
内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっても
よい。
【0065】図37を参照して、本発明に係る光磁気記
録媒体としてはRAD方式とFAD方式を組み合わせた
超解像光磁気記録媒体3718であっても良い。超解像
光磁気記録媒体3718の再生層4dとしてはTbC
o、DyとFe,Co,Niから選択した1元素とから
成る磁性膜が適している。非磁性層223としてはSi
N、AlN、TiN、SiO2、Al2O3、SiC、T
iC、ZnO、SiAlON、ITO、SnO2が適し
ている。更に、記録層222としてはTbFeCo、T
b,Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,N
iの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜若しく
は多層の磁性膜であってもよい。また、更に、Pt,P
dの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した元
素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であっ
てもよい。超解像光磁気記録媒体3718は再生される
前に図示省略した初期化磁界により再生層4dは一定方
向に磁化されている。その後、前記超解像光磁気記録媒
体3718にレーザビームが照射されると前記再生層4
dの高温部3719では磁化が消去し、高温部3719
より前側の磁区3720は前記記録層222の磁区37
21と同じ方向に磁化されているので、磁区3720を
拡大することにより再生することができる。前記再生層
4dに用いられる磁性膜の特性としては、記録層222
から磁化が転写される温度と、それ以上で磁化が消去す
る温度とが存在し、磁化が転写される温度としては80
〜120℃の範囲であり、磁化が消去される温度として
は130〜170℃の範囲である。また、再生動作に入
る前の初期化磁界の大きさは1kOe以下である。
【0066】次に、本発明に係る光磁気記録媒体の再生
装置について説明する。図27を参照して、光磁気記録
媒体2710は光学ヘッド36からレーザビームを照射
し、磁気ヘッド37から磁界を印加して再生される。光
学ヘッド36により光再生された再生信号とエラー信号
は、それぞれ、再生信号増幅回路40とサーボ回路39
へ送られる。再生信号は前記再生信号増幅回路40で増
幅され、ローパス回路41へ送られる。該ローパス回路
41へ送られた再生信号は、ローパス回路41で積分さ
れ復号器43とクロック発生回路42に送られる。該ク
ロック発生回路42で発生したクロックは前記サーボ回
路39、第1同期信号発生回路44、第2同期信号発生
回路45及び復号器43に送られる。前記サーボ回路3
9は送られてきたエラー信号とクロックとによりスピン
ドルモータ38を所定の回転数で回転させると共に、前
記光学ヘッド36中の対物レンズを制御し、トラッキン
グサーボ、フォーカスサーボを行う。前記復号器43は
送られてきたクロックに同期して記録時に変調された信
号を復調し、復調された再生信号を再生データとして出
力する。前記第1同期信号発生回路44は、送られてき
たクロックに基づいてパルス化したレーザビームを照射
する同期信号を発生させ、該同期信号をレーザ駆動回路
35に送る。該レーザ駆動回路35は送られてきた同期
信号に基づいて前記光学ヘッド36を制御し、再生レー
ザビームをパルス化する。また、前記第2同期信号発生
回路45は、送られてきたクロックに基づいてパルス化
された磁界を印加する同期信号を発生させ、該同期信号
を磁気ヘッド駆動回路34に送る。該磁気ヘッド駆動回
路34は送られてきた同期信号に基づいて前記磁気ヘッ
ド37を制御し、印加磁界をパルス化する。尚、RAD
方式による超解像光磁気記録媒体11が再生される場合
には、再生動作に入る前に前記磁気ヘッド駆動34によ
り前記磁気ヘッド37を制御し、前記超解像光磁気記録
媒体11の再生層の磁化を全て初期化磁界の方向に初期
化しておく必要がある。それ以外の動作については上記
と同じである。この場合、印加される初期化磁界は1k
Oe以下の範囲である。
【0067】前記クロック発生回路42におけるクロッ
クの発生方法には3つの方法がある。第1の方法は自己
PLL同期、第2の方法は外部PLL同期及び第3の方
法は2周期サンプリングである。図28を参照して、第
1の方法である自己PLL同期は再生信号に合わせてク
ロックを発生させるものである。図29を参照して、第
2の方法である外部PLL同期は光磁気記録媒体のラン
ド部10R(若しくはグルーブ部)に一定周期でピット
10pを設けておき、該ピット10pを光学的に検出
し、検出した周期に合わせてクロックを発生させるもの
である。この場合、一定周期で前記ランド10Rに設け
るものはピットに限る必要はなく、光学的に検出できる
ものであればよい。図30を参照して、第3の方法であ
る2周期サンプリングは単位ビット間に1周期以上のク
ロックが入るように単位ビットより高い周波数のクロッ
クを発生させるものである。本発明においては、印加磁
界とレーザビームをパルス化する場合は上記3つの方法
のいずれの方法を用いてクロックを発生させても良い。
【0068】光磁気記録媒体は、磁界とレーザビームと
が印加/照射されて再生される。この場合、磁界とレー
ザビームの各々が”連続”と”パルス”のいずれかを選
択できるためにその組み合わせは次の4通りある。
【0069】 (1) レーザビーム:連続光、磁界:連続磁界 (2) レーザビーム:連続光、磁界:パルス (3) レーザビーム:パルス、磁界:連続磁界 (4) レーザビーム:パルス、磁界:パルス 上記(1)の場合はレーザビームの照射と磁界の印加と
の関係は問題にならないので特に説明を要しない。上記
(2)の場合は、図31を参照して、磁区拡大のプロセ
スで印加される外部磁界Hepと磁区消滅のプロセスで
印加される外部磁界Hsrとはその大きさが等しくな
く、外部磁界Hepの方が外部磁界Hsrより小さくな
るように印加する。また、磁区拡大のための時間T1は
磁区消滅のための時間T2より短く、0.15≦T1/
(T1+T2)≦0.6を満たすように決定される。ま
た、上記(3)の場合は、レーザビームのパルスのデュ
ーティは20〜70%の範囲である。更に、上記(4)
の場合は、図32を参照して、前記T1、前記T2の各
々において、レーザビームのON/OFFが1回行われ
るようにレーザビームを照射し、磁界を印加する。本発
明においては、上記いずれの方法を用いても良い。
【0070】図33を参照して、レーザビームを連続光
とし、磁界をパルス化して再生した場合の印加磁界依存
性を示す。この場合、光磁気記録媒体の構造は図22に
示したものと同じであり、レーザビームは波長が830
nm、パワーが1.65mWであり、光磁気記録媒体の
線速度は1.7m/secである。また、記録は0.4μ
mのドメインを等間隔で記録することにより行った。磁
界のパルスのデューティはT1/T2:1である。外部印
加磁界が大きくなると共に検出される信号強度が大きく
なり、260Oeでは飽和レベルに達している。外部磁
界を印加することにより再生信号が大きくなっているこ
とは記録層から再生層へ転写された磁区が拡大している
ことを示すものである。 第6実施例 上記第5実施例においては、記録層から再生層へ転写さ
れた磁区を外部磁界を印加することにより拡大し、再生
する実施例を示したが、本第6実施例においては、記録
層から再生層へ転写された磁区を外部磁界を印加せずに
拡大して再生する実施例について説明する。
【0071】図34を参照して、本第2実施例に係る光
磁気記録媒体の構造はガラス、ポリカーボネート等の透
光性の基板226上にSiNから成る誘電体層225、
GdCoから成る再生層4A、SiNから成る非磁性層
3A、TbFeCoから成る記録層222、SiNから
成る保護層221を順次堆積した構造である。前記再生
層4Aに用いられる磁性膜は、その磁区が前記記録層2
22の磁区より大きい材料である。従って、記録層2の
磁化が非磁性層3Aを介して再生層4Aに転写される
と、外部磁界の印加による磁区拡大をしなくても記録層
222の磁区を大きな磁区として再生することができ
る。また、本第6実施例に係る光磁気記録媒体の構造
は、前記非磁性層3Aと前記再生層4Aとの間にGdF
eCoより成る中間磁性層を挿入した構造であっても良
い。
【0072】上記各層はArガスを用いたマグネトロン
スパッタリング法により形成され、各層の形成条件は第
1実施例の図39と同じである。
【0073】本第6実施例においては、光磁気記録媒体
にはCAD方式による超解像光磁気記録媒体が用いられ
る。図35を参照して、信号が記録された記録層222
と、非磁性層3Aと、室温で面内磁化膜,所定の温度以
上で垂直磁化膜となる再生層4Bとから成るCAD方式
による超解像光磁気記録媒体3514にレーザビームが
照射されると所定の温度以上に昇温した領域に記録され
ている磁区3515の磁化が前記非磁性層3Aを介して
前記再生層4Bの磁区3516に転写される。この場
合、磁区15から磁区3516への転写は静磁結合によ
り行われる。この結果、再生層4Bの磁区3516は全
体が下向きに磁化される。従って、記録層222から再
生層4Bへ転写された磁区は外部から磁界を印加するこ
とによる磁区拡大のプロセスがなくても記録層の磁区よ
り大きい磁区を再生層に転写できることになる。磁区3
515が再生された後はレーザビームの照射位置が次に
再生されるべき磁区3517の位置へ移動すると、磁区
3516の実効的磁気異方性が小さくなり、磁区351
6の磁化は面内方向を向く。次に再生されるべき磁区3
517と、該磁区3517上の磁区3516の領域が所
定の温度以上に達した場合には、磁区3516は実効的
磁気異方性が大きくなり、上向きの磁化が転写され、磁
区3517の信号が再生される。再生後は温度が低くな
り磁区3516の磁化は面内を向く。この繰り返しによ
りCAD方式による超解像光磁気記録媒体3514が再
生される。尚、前記再生層4Bに用いられる磁性膜は、
室温で面内磁化膜、所定の温度以上で垂直磁化膜とな
り、磁区は記録層222の磁区より大きい材料であれば
良く、GdとFe,Co,Niの中から選択した元素と
から成る磁性膜が適している。また、前記記録層222
としてはTbFeCo、Tb,Dy,Ndの中から選択
した元素とFe,Co,Niの中から選択した元素とか
ら成る単層の磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよ
い。また、更に、Pt,Pdの内の1元素とFe,C
o,Niの中から選択した元素とから成る単層の磁性膜
若しくは多層の磁性膜であってもよい。
【0074】また、面内磁化膜から垂直磁化膜へ変化す
る所定の温度は140〜180℃の範囲であり、面内磁
化膜から垂直磁化膜への変化の急峻性を示す温度係数C
は第5実施例と同様に8.0以上である。
【0075】前記超解像光磁気記録媒体3514は図3
5に示す構造に限らず、前記非磁性層3Aに代えて室温
で面内磁化膜、所定の温度以上で垂直磁化膜となる磁性
膜を挿入した構造でもよい。図38を参照して、超解像
光磁気記録媒体3822は記録層2、中間磁性層3C、
再生層4Cとから成り、中間磁性層3Cには磁区の大き
さは記録層222と同程度で、所定の温度以上で面内磁
化膜から垂直磁化膜へ変化する磁性膜が適用される。中
間磁性膜3Cとしては、GdFeCo、GdFe、Gd
Coが適している。また、前記再生層4Cも所定の温度
以上で面内磁化膜から垂直磁化膜へと変化するが、その
温度領域は100〜170℃の範囲である。本構造の光
磁気記録媒体においては、中間磁性層3Cが面内磁化膜
から垂直磁化膜へ急峻に変化することが再生特性を決定
する。従って、中間磁性層3Cに用いられる磁性膜の温
度係数Cは8.0以上である。
【0076】前記超解像光磁気記録媒体3822にレー
ザビームが照射され、記録層222の磁区3823の領
域が昇温されると磁区3823の磁化が交換結合力によ
り中間磁性層3Cの磁区3824へ転写され、更に、再
生層4Cの磁区3825に転写される。これにより記録
層222の小さな磁区3823は再生層4Cの大きな磁
区3825として再生されることになる。前記中間磁性
層3Cを用いると再生層には面内磁化膜、垂直磁化膜の
いずれを用いた場合にも外部磁界を印加する必要はな
い。
【0077】本第6実施例においては、再生層に転写さ
れた磁区の拡大・消去の為には外部磁界を印加する必要
はない。従って、光磁気記録媒体を再生するにはレーザ
ビームのみを照射するればよく、このレーザビームの照
射方法には連続光を照射する方法とパルス光を照射する
方法とがある。パルス光の場合のデューティは20〜7
0%の範囲である。
【0078】図36を参照して、本第6実施例における
超解像光磁気記録媒体の再生動作について説明する。C
AD方式による光磁気記録媒体3514は光学ヘッド3
6からレーザビームを照射して再生される。光学ヘッド
36により光再生された再生信号とエラー信号は、それ
ぞれ、再生信号増幅回路40とサーボ回路39へ送られ
る。再生信号は前記再生信号増幅回路40で増幅され、
ローパス回路41へ送られる。該ローパス回路41へ送
られた再生信号は、ローパス回路41で積分され復号器
43とクロック発生回路42に送られる。該クロック発
生回路42で発生したクロックは前記サーボ回路39、
第1同期信号発生回路44及び復号器43に送られる。
前記サーボ回路39は送られてきたエラー信号とクロッ
クとによりスピンドルモータ38を所定の回転数で回転
させると共に、前記光学ヘッド36中の対物レンズを制
御し、トラッキングサーボ、フォーカスサーボを行う。
前記復号器43は送られてきたクロックに同期して記録
時に変調された信号を復調し、復調された再生信号を再
生データとして出力する。前記第1同期信号発生回路4
4は、送られてきたクロックに基づいてパルス化したレ
ーザ光を照射する同期信号発生させ、該同期信号をレー
ザ駆動回路35に送る。該レーザ駆動回路35は送られ
てきた同期信号に基づいて前記光学ヘッド36を制御
し、再生レーザビームをパルス化する。また、前記超解
像光磁気記録媒体3514が連続光のレーザビームによ
り再生される場合には、前記第1同期信号発生回路45
から前記レーザ駆動回路35には同期信号が送られるこ
とはなく前記レーザ駆動回路35は前記光学ヘッド36
中の半導体レーザを連続点灯させる。
【0079】また、前記超解像光磁気記録媒体3514
の再生において、レーザビームをパルス化して照射する
場合に、前記クロック発生回路42でクロックを発生さ
せる方法は、第5実施例中の図28、29及び30に示
したのと同じ3つの方法が適用可能である。
【0080】尚、上記第5実施例、第6実施例で示した
光磁気記録媒体の作成においては、前記基板226上に
SiNから成る誘電体層225を形成した後に再生層2
24を形成するが、再生層224を形成する前に前記誘
電体層225の表面をエッチングして平坦化した後に前
記再生層4を形成する。エッチング条件は、Arガスを
用いたマグネトロンスパッタリング法で、パワーが0.
05〜0.20W/cm2、時間が15〜30分の範囲が
適している。これにより異方性の大きな磁性膜を作成す
ることができ、光磁気記録媒体の再生特性を向上させる
ことできる。
【0081】また、上記第5実施例、第6実施例で開示
した磁性膜は特にアモルファス構造が適している。
【0082】以下、上述した光磁気記録媒体を使用した
本発明の実施の形態である交通情報案内システムを乗り
物が電車の場合について、図39に従い詳細に説明す
る。尚、本発明において乗り物は電車に限ることなく、
バス、地下鉄、航空機、船などであっても、またそれら
を複合した場合であってもよい。
【0083】図39は交通情報案内システムの全体構成
を示す図である。
【0084】図中、501は駅に設置された改札装置、
502は改札装置501に設けられ、前述した超高密度
の光磁気媒体からなる乗車カードから情報を読みとるカ
ードリーダ、503は前記カードリーダ502で読みと
られた情報を入力するパーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)、504はパソコン503からの情報
を表示する案内表示部である。
【0085】505は乗車カードから情報を読みとるカ
ードリーダ、506は前記カードリーダ505で読みと
られた情報を入力するパーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)、507はパソコン506からの情報
を表示する案内表示部、508はパソコン506からの
出力に従って行き先案内を表示する行き先表示部であ
る。
【0086】この交通情報案内システムでは、駅構内に
前述したカードリーダ505、パソコン506、案内表
示部507、方向指示機508からなる案内装置50
9、或いは前述したカードリーダ505、パソコン50
6、案内表示部507からなる案内装置591が多数設
置されている。
【0087】510は電車の発車時刻等の様々な情報が
蓄積されているデータベース、511は前記データベー
ス510に蓄積されている情報に基づいて演算処理を行
うワークステーションである。
【0088】前記パソコン503、506及びワークス
テーション511はネットワーク512に連結されてお
り、互いに情報を共有出来る構成になっている。
【0089】以上の構成が駅構内に設置されている。
【0090】また、前記ネットワーク512は銀行内に
設けられているワークステーション513に連結されて
いる。前記ワークステーション513は預金者の口座番
号や預金高が蓄積されているデータベース514に接続
されている。
【0091】次に、本実施例の交通情報案内システムに
使用される前述の超高密度の光磁気記録媒体からなる乗
車カードについて説明する。
【0092】この乗車カードには、該カードの所有者が
入力した名前、年齢、性別、銀行の口座番号、暗唱番号
等の個人情報が予め記憶されている。また、乗車カード
には、カード所有者がある地域に移動する場合の目的
地、希望到着時間等の行き先情報が入力される。
【0093】次に、本実施例の交通情報案内システムの
動作について説明する。
【0094】先ず、電車に乗ってある地域に移動したい
乗車カードの所有者は、個人が所有する、或いは公共の
情報入力装置により、乗車カードに移動する目的地、希
望到着時間等の行き先情報を入力する。尚、この情報入
力装置には、入力者がカード所有者であるか否かを検知
する機能を備えるように構成してもよい。
【0095】前述の情報を入力したカード所有者は、前
記乗車カードを持って最寄りの駅に行き、改札装置50
1のカードリーダ502に前記乗車カードを通す。パソ
コン503は前記カードリーダ502により乗車カード
から読みとった個人情報、行き先情報をネットワーク5
12に送出する。
【0096】ワークステーション511はネットワーク
512より前記個人情報、行き先情報を読み込み、デー
タベース510に蓄積されているダイヤ情報、イベント
情報、地域情報とを比較処理し、前述の目的地に移動す
る際の最も効率の良い電車の種類、出発時刻、出発する
車線番号、乗り換え経路等の移動方法を第1案として立
案作成する。また、先述した第1案以外にも効率の良い
移動方法があれば、第2案、第3案として他の移動方法
を立案作成する。
【0097】また、前記ワークステーション511は、
データベース510より目的地におけるイベント情報や
地域情報を検索する。また、前述第1、第2、第3案等
において乗り換えを行う際の待ち時間が長い場合は、そ
の乗り換え駅周辺の地域でのイベント情報や地域情報を
検索する。このイベント情報や地域情報は、前述の個人
情報における性別や年齢に応じて変更しても良い。
【0098】前記ワークステーション511で作成され
た前述の第1、第2、第3案、及び検索されたイベント
情報や地域情報は、ワークステーション512を通って
パソコン503に供給され表示信号に変換される。改札
501の近傍に設けられた表示装置504は、前記表示
信号を入力し、前述の第1、第2、第3案及び地域情報
やイベント情報を表示する。
【0099】これにより、乗車カードの所有者は、表示
装置504の表示された前述の第1、第2、第3案及び
地域情報やイベント情報を認識し、これらの情報に基づ
き最も効率の良い移動方法、或いは好みの移動方法を選
択することが出来る。
【0100】尚、乗車カードを改札501のカードリー
ダ502に通すと、前記乗車カードには前記改札501
がどの駅の改札であるかを示す情報が記録される。
【0101】次に、改札501を通過したカード所有者
は、駅構内にある案内装置509、591のカードリー
ダ505に乗車カードを通すことにより、パソコン50
3は個人情報、行き先情報をネットワーク512に送出
する。
【0102】ワークステーション511はネットワーク
512から前記個人情報、行き先情報を読み込み、前述
と同様にデータベース510に蓄積されているダイヤ情
報、イベント情報、地域情報とを比較照合することによ
り、前述の第1案、第2案、第3案及びイベント情報、
地域情報をネットワーク512に送出する。
【0103】前記パソコン506はネットワーク512
から前述の第1案、第2案、第3案及びイベント情報、
地域情報を読み込み、前述と同様にそれらの情報が表示
装置507に表示される。
【0104】これにより、乗車カードの所有者は、表示
装置507の表示された前述の第1、第2、第3案及び
地域情報やイベント情報を認識し、これらの情報に基づ
き最も効率の良い移動方法、或いは好みの移動方法を選
択することが出来る。
【0105】また、矢印等の進行方向を示す方向指示機
508を備える案内装置509では、前記第1、第2、
第3案に準じた進行方向が前記方向指示機508に表示
される。従って、前述のカード所有者は、前記方向指示
機508に表示された進行方向に進むことにより、間違
いなく正しいプラットフォームに到達することが出来、
所望の電車に乗車することが出来る。
【0106】上述した行為を行い、目的の駅に到着した
前述の乗車カード所有者は、駅から出る為に改札501
に設けられたカードリーダ5022にカードを通す。パ
ソコン503は、乗車カードに記録されている乗車駅を
示す乗車駅情報と、該パソコン503が設置されている
降車駅を示す降車駅情報、及び前記乗車カードに記録さ
れている個人情報をネットワーク512に送出する。
【0107】銀行513に設置されたワークステーショ
ン513は、ネットワーク512より前記乗車情報、降
車情報、個人情報を読み取り、データベース514に蓄
積されている個人情報と照合し、預金口座より乗車区間
に料金を引き出す。
【0108】また、乗車カードをカードリーダ502、
505に通す毎に、その情報がネットワーク512を介
して、銀行のワークステーション513に送られ、預金
口座よりカード使用料金を引き出すようにしてもよい。
【0109】また、この情報案内システムでは、案内情
報等をディスプレイからなる表示装置504、507に
よりカード所有者に提供しているが、プリンタ出力によ
りカード所有者に提供してもよい。
【0110】また、乗車カードをカードリーダ502、
505に挿入している間に、前述のワークステーション
511からネットワーク512を介して送られて来る案
内情報、イベント情報、地域情報等が該乗車カードに書
き込まれるようにしてもよい。この場合、カード所有者
は、前記情報が書き込まれた乗車カードを所有者個人が
持つ携帯端末機に差込、該携帯端末機により前記情報が
提供されるように構成してもよい。
【0111】尚、上述のネットワーク512の構成は、
1つの駅構内を中心にした構成でもよいし、複数の駅を
結んだ構成でもよいし、また駅以外の地域まで延びてい
る構成でもよい。
【0112】また、本発明における乗車位置は、乗り物
が航空機の場合、搭乗口であり、船の場合は乗船口とす
る。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、どの乗り物に乗れば良
いか、どのように乗り物を乗り換えれば良いか等を乗客
が認識することが出来るためのシステムに使用される情
報記録装置を提供し得る。
【0114】本発明によれば、どの電車に乗れば良い
か、どのように電車を乗り換えれば良いか等を乗客が認
識することが出来るためのシステムに使用される情報記
録媒体を提供し得る。
【0115】本発明によれば、どの電車に乗れば良い
か、どのように電車を乗り換えれば良いか等を乗客が認
識することが出来るためのシステムに使用される情報提
供装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高密度な記録領域を有するカードを示す図であ
る。
【図2】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図3】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生の機構を示す図である。
【図4】カードに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の機構を示す図である。
【図5】第1実施例における記録領域への信号の記録ま
たは再生を行う光学系を示す図である。
【図6】他の方式の記録領域を有するカードと、そのカ
ードへの信号の記録または再生を行う装置を示す図であ
る。
【図7】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う装置を示す図である。
【図8】テープに設けた記録領域への信号の記録または
再生を行う他の装置を示す図である。
【図9】円形ディスクへの信号の記録または再生を行う
装置を示す図である。
【図10】円形ディスクへの信号の記録または再生を行
う他の装置を示す図である。
【図11】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図12】円形の記録領域を有するカードへの信号の記
録または再生を行う装置を示す図である。
【図13】カードにはめ込んだ円形のディスクへの信号
の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図14】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を示す図である。
【図15】カードをは挟み込んでカードに設けた記録領
域への信号の記録または再生を行う装置を説明する図で
ある。
【図16】カードを挟み込んでカードに設けた記録領域
への信号の記録または再生を行う装置を説明する図であ
る。
【図17】カードに設けた記録領域への信号の記録また
は再生を片面側から行う装置を示す図である。
【図18】レーザビームにおける温度分布を示す図であ
る。
【図19】第5実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図20】第5実施例の磁区拡大のための印加磁界を説
明する図である。
【図21】第5実施例の磁区拡大に必要な外部磁界の大
きさを決定するためのデータである。
【図22】第5実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図23】第5実施例の最小磁区径を説明する図であ
る。
【図24】第5実施例の磁区消滅を説明する図である。
【図25】第5実施例のRAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図26】第5実施例FAD方式による超解像光磁気記
録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示す
図である。
【図27】第5実施例の再生装置のブロック図である。
【図28】第5実施例の自己同期を説明する図である。
【図29】第5実施例の外部同期を説明する図である。
【図30】第5実施例の2周期サンプリングを説明する
図である。
【図31】第5実施例の磁区拡大過程で印加するパルス
磁界を説明する図である。
【図32】第5実施例のパルス化されたレーザビームと
パルス化された外部磁界との印加のタイミングを示す図
である。
【図33】第5実施例の光磁気記録媒体における磁区拡
大を実証するデータである。
【図34】第6実施例の光磁気記録媒体の構造を示す図
である。
【図35】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体における記録層から再生層への磁化の転写を示
す図である。
【図36】第6実施例の再生装置のブロック図を示す図
である。
【図37】第5実施例の超解像光磁気記録媒体の他の例
である。
【図38】第6実施例のCAD方式による超解像光磁気
記録媒体の他の例である。
【図39】本発明の情報案内システムの構成を示す図で
ある。
【符合の説明】
501 改札 502、505 カードリーダ 503、506 パソコン 504、507 表示装置 508 方向指示機 511、513 ワークステーション 510、514 データベース 512 ネットワーク 509、591 案内装置

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行き先情報を情報記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記行き先情報が目的地を示す情報であることを特徴と
    する情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記行き先情報が希望到着時間を示す情報であることを
    特徴とする情報記録装置。
  4. 【請求項4】 行き先情報が記録される情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 行き先情報と、個人情報が記録される情
    報記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 前記行き先情報が目的地を示す情報であることを特徴と
    する情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5において、 前記行き先情報が希望到着時間を示す情報であることを
    特徴とする情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7の何れかにおいて、 前記情報記録媒体が光磁気記録媒体であることを特徴と
    する情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項4〜8の何れかにおいて、 前記情報記録媒体がカード状であることを特徴とする情
    報記録媒体。
  10. 【請求項10】 行き先情報に応じた案内情報を提供す
    る情報提供装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記行き先情報を該情報が記録された媒体から読み取る
    情報読み取り手段を有することを特徴とする情報提供装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、 前記情報読み取り手段がカードリーダであることを特徴
    とする情報提供装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 前記案内情報を提供する情報提供手段を有することを特
    徴とする情報提供装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記情報提供手段がディスプレイであることを特徴とす
    る情報提供装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記情報提供手段がプリンタであることを特徴とする情
    報提供装置。
  16. 【請求項16】 請求項10〜15の何れかにおいて、 前記行き先情報が目的地を示す情報であることを特徴と
    する情報提供装置。
  17. 【請求項17】 請求項10〜15の何れかにおいて、 前記行き先情報が希望到着時間を示す情報であることを
    特徴とする情報提供装置。
  18. 【請求項18】 請求項10〜17の何れかにおいて、 前記案内情報が乗り物の種類を示す情報であることを特
    徴とする情報提供装置。
  19. 【請求項19】 請求項10〜17の何れかにおいて、 前記案内情報が乗り物の発車時間を示す情報であること
    を特徴とする情報提供装置。
  20. 【請求項20】 請求項10〜17の何れかにおいて、 前記案内情報が乗り物の出発する乗車位置を示す情報で
    あることを特徴とする情報提供装置。
  21. 【請求項21】 請求項10〜17の何れかにおいて、 前記案内情報が乗り物の乗り換えに関する情報であるこ
    とを特徴とする情報提供装置。
  22. 【請求項22】 請求項10において、 乗り物のダイヤ情報を蓄積するデータベースを有するこ
    とを特徴とする情報提供装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記データベースが前記ダイヤ情報以外に地域情報やイ
    ベント情報を蓄積することを特徴とする情報提供装置。
  24. 【請求項24】 請求項10〜23の何れかにおいて、 前記案内情報を、行き先情報と前記ダイヤ情報とを照合
    して作成する案内作成手段を有することを特徴とする情
    報提供装置。
  25. 【請求項25】 請求項10〜24の何れかにおいて、 行き先情報を読み取る情報読み取り手段と、案内情報を
    表示する案内表示手段のうち、一方若しくは両方を駅構
    内に設けたことを特徴とする情報提供装置。
  26. 【請求項26】 請求項24において、 前記情報読み取り手段が駅の改札機能を有することを特
    徴とする情報提供装置。
  27. 【請求項27】 請求項10〜26の何れかにおいて、 行き先情報を読み取る情報読み取り手段と、案内情報を
    表示する案内表示手段と、前記行き先情報とダイヤ情報
    とを照合し前記案内情報を作成する案内作成手段とをネ
    ットワークで連結したことを特徴とする情報提供装置。
  28. 【請求項28】 請求項28において、 前記ネットワークが銀行のデータベースに接続されてい
    ることを特徴とする情報提供装置。
  29. 【請求項29】 請求項10〜28において、 前記案内情報が媒体に記録されることを特徴とする情報
    提供装置。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記案内情報が記録される媒体が、前記行き先情報が記
    録されている媒体であることを特徴とする情報提供装
    置。
  31. 【請求項31】 請求項29または30において、 前記案内情報が記録されている媒体を再生する端末を有
    することを特徴とする情報提供装置。
  32. 【請求項32】 請求項10〜31の何れかにおいて、 前記案内情報がイベント情報や地域情報であることを特
    徴とする情報提供装置。
JP28484696A 1996-10-28 1996-10-28 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置 Pending JPH10134111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28484696A JPH10134111A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28484696A JPH10134111A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10134111A true JPH10134111A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17683791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28484696A Pending JPH10134111A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10134111A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041180A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede de diffusion d'informations, ordinateur pour la diffusion d'informations et systeme de diffusion d'informations dans lequel ils sont utilises
JP2010231326A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Oki Electric Ind Co Ltd 旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム、及びプログラム
CN110050238A (zh) * 2016-12-16 2019-07-23 株式会社富士 基板生产线及基板生产机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002041180A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede de diffusion d'informations, ordinateur pour la diffusion d'informations et systeme de diffusion d'informations dans lequel ils sont utilises
JP2010231326A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Oki Electric Ind Co Ltd 旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム、及びプログラム
CN110050238A (zh) * 2016-12-16 2019-07-23 株式会社富士 基板生产线及基板生产机
CN110050238B (zh) * 2016-12-16 2022-08-12 株式会社富士 基板生产线及基板生产机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6999398B2 (en) Method and apparatus for recording information on information recording medium
AU604486B2 (en) A magnetic-optic recording structure and method
US4495530A (en) Method of processing information signal with respect to opto-magnetic record medium
US6477118B1 (en) Method and apparatus for recording and reproducing information by applying field in a direction other than the direction of magnetization or the direction to a surface of an information recording medium
JPH01251357A (ja) 帯状消去及び細長磁区記録のための直接書換え型磁気光学システム、及びシングルヘッド直接書換え型磁気光学システムを含む磁気光学的記録媒体に記録されたディジタルデータのための直接書換え方法及び装置
JPH10134111A (ja) 情報記録装置、情報記録媒体、及び情報提供装置
JPH04259941A (ja) 光磁気ディスク及びそのセクタ管理情報の記録方法ならびに再生方法
JPH09198734A (ja) 光磁気ディスク装置
JPH10132585A (ja) 車両情報記録装置
JPS63276731A (ja) 光磁気記録媒体への書き込み方法
JPH10133578A (ja) 情報記録媒体、情報記録装置、情報読出装置、並びに物品の配送情報を管理する管理システム
JP2001176145A (ja) ディスク記録方法及び装置並びに記録媒体
JPH10134436A (ja) 光磁気記録媒体及びその装置
JPH0664767B2 (ja) 光情報記録方法及び光情報記録装置
JPH10134422A (ja) 情報記録媒体及び情報記録装置
JP2800003B2 (ja) 光磁気記録方法
JP2000228043A (ja) 情報記録媒体及びその記録再生方法並びに記録再生装置
US6577560B2 (en) Magneto-optic recording medium in which magnetic partition tracks are removed for high track density
JPH08161788A (ja) 光学装置
US5402408A (en) Magneto-optical recording method of overwriting without requiring an initialization magnet
JP2714085B2 (ja) 情報記録方法
JP3363936B2 (ja) 情報の読み出し方法
JPH11306607A (ja) 光磁気記録媒体及び再生方法
JPS63281226A (ja) 書替え可能な光デイスク装置
JPH10134433A (ja) 情報記録媒体及び情報処理方法