JPH10134252A - 厨房用表示装置 - Google Patents

厨房用表示装置

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JPH10134252A
JPH10134252A JP28845396A JP28845396A JPH10134252A JP H10134252 A JPH10134252 A JP H10134252A JP 28845396 A JP28845396 A JP 28845396A JP 28845396 A JP28845396 A JP 28845396A JP H10134252 A JPH10134252 A JP H10134252A
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追加注文された品目に対する調理への対応を
調理人の負担になることなく適切に取れるようにする。 【解決手段】 調理画面70を、新規調理指示エリア7
1と追加調理指示エリア73a,73bとに区分する。
新規の客が注文した料理品目の調理指示情報は新規調理
指示エリア71に注文受付順に表示させる。注文済の客
が追加注文した料理品目の調理指示情報は、その客が先
に注文した料理品目の調理指示情報が新規調理指示エリ
ア71に表示されている場合にはその調理指示情報の後
に表示させ、新規調理指示エリア71に表示されていな
い場合には追加調理指示エリア73a,73bに表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食店向け注文管
理システムの厨房用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店において、各客がそれぞれ
注文した料理品目の調理指示情報を調理が完了するまで
表示する厨房用表示装置としては、例えば特開平4−5
4594号公報や特開平7−311802号公報に開示
されたものが知られている。前者公報の厨房用表示装置
は、表示領域を縦割りに分割し、1領域を1客分の表示
領域として、伝票番号,卓番号等とともに1客が注文し
た料理品目の名称及び注文数量をまとめて表示するよう
にしたものである。後者公報の厨房用表示装置は、表示
領域を多数の区画に分割し、1区画を1料理品目の表示
領域として、客が注文した料理品目の名称と注文数量と
を表示するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、飲食店では
客がデザートや飲物等を後から追加注文する場合があ
り、そのタイミングとしては、客が先に注文した料理品
目の配膳を完了していないときと、配膳を完了し終えて
飲食中のときと、飲食を終えた後の3通りがある。そし
て、配膳を完了していない客の追加注文に対しては、先
に注文した料理品目を配膳した後で追加注文の品目を配
膳すればよく調理までに余裕がある。ところが、配膳を
完了し終えて飲食中の客の追加注文に対しては、なるべ
く早く追加注文の品目を配膳した方が好ましく、調理を
急ぐ必要がある。特に、飲食を終えた後に追加注文を行
った客に対しては、できるだけ早く追加注文を配膳しな
いと客の回転率にも影響を及ぼすので、緊急性を要す
る。しかしながら、従来の厨房用表示装置においては、
画面に客が注文した料理品目の名称と注文数量とを注文
受付順に表示するだけであったので、追加注文された品
目に対する調理への対応が適切に行われないおそれがあ
った。
【0004】そこで本発明は、追加注文された品目に対
する調理への対応を調理人の負担になることなく適切に
取れるようになる厨房用表示装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、各客がそれぞ
れ注文した料理品目の調理指示情報を調理が完了するま
で表示する厨房用表示装置において、画面を、新規調理
指示エリアと追加調理指示エリアとに区分し、新規の客
が注文した料理品目の調理指示情報は新規調理指示エリ
アに注文受付順に表示させ、注文済の客が追加注文した
料理品目の調理指示情報は、その客が先に注文した料理
品目の調理指示情報が新規調理指示エリアに表示されて
いる場合にはその調理指示情報の後に表示させ、新規調
理指示エリアに表示されていない場合には追加調理指示
エリアに表示させるようにしたものである。また本発明
は、上記発明に加えて、緊急注文された料理品目の調理
指示情報は新規調理指示エリアの先頭に割込み表示させ
るようにしたものである。本発明において、画面に表示
される料理品目の調理指示情報は、その料理品目を表わ
す図形データであることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は本発明に係る飲食店向け注
文管理システムの全体図であって、1は無線回路を内蔵
した注文データ入力用のハンディターミナル、2は各ハ
ンディターミナル1との間で無線によるデータの送受信
を行う無線部、3は各ハンディターミナル1で入力され
た各客の注文内容を記憶管理する注文管理用コントロー
ラ、4は上記注文管理用コントローラ3にて記憶管理さ
れた注文内容に基づいて会計業務を行う電子式キャッシ
ュレジスタ、5は注文伝票及び配膳指示票を印字発行す
る印字装置、6は各客がそれぞれ注文した料理品目の調
理指示情報を調理が完了するまで表示する厨房用表示装
置である。
【0007】各ハンディターミナル1は、ウエイターや
ウエイトレスと呼ばれる接客担当者がそれぞれ携帯し、
客席にて客から料理品目の注文を受ける毎にその注文内
容をキーボード1aから入力するものである。無線部2
は、各ハンディターミナル1から無線伝送される商品注
文データ等を受信可能な位置、例えば客席の天井部等に
設置し、注文管理用コントローラ3と通信ケーブル7で
接続している。
【0008】注文管理用コントローラ3は店のバックヤ
ードである事務所等に設置し、電子式キャッシュレジス
タ4は店の出入り口近傍の会計場所に設置し、印字装置
5は厨房に近い接客担当者の控え場所に設置し、厨房用
表示装置6は厨房内に設置している。そして、これらを
LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)8で接続し
ている。なお、電子式キャッシュレジスタ4,印字装置
5及び厨房用表示装置6の設置台数は1台に限定される
ものではなく、必要な場所に必要な台数だけ設置するこ
とができる。
【0009】このような機器から構成される本実施の形
態の注文管理システムにおいて、ハンディターミナル
1,無線部2,電子式キャッシュレジスタ4及び印字装
置5は、従来と同一機能を有するものである。すなわ
ち、ハンディターミナル1は、無線回路の他にキーボー
ド1a,表示部1b及びこれらを制御する制御部を備え
ており、キーボード1aには、商品注文データとして各
料理品目を識別する商品コード,その料理品目の付帯情
報(先出し,後出し,緊急注文,持帰り等)及び注文数
量を入力するためのキーや、客管理データとして客席の
卓番号,客の人数,接客担当者を識別する担当者番号等
を入力するためのキーや、追加注文を宣言する追加キ
ー、注文取消を宣言する取消キー、商品注文データの伝
送を指令する伝送キー、商品注文内容の確認に用いるア
ップキー及びダウンキー等が配設されている。
【0010】接客担当者は、新規の客より料理品目の注
文を受けると、先ず卓番号,客の人数及び担当者番号を
入力する。次いで、客が注文した料理品目の商品コード
と注文数量を1品目ずつ入力する。このとき、必要に応
じて付帯情報を料理品目毎に入力する。こうして、客が
注文した料理品目の注文データを入力し終えたならば、
その注文内容を表示部1bで確認した後、伝送キーを押
下する。こうすることにより、卓番号,人数及び担当者
番号の客管理データとその客が注文した料理品目毎の商
品コード,付帯情報,注文数量の商品注文データとから
なる新規注文伝文が無線部2に無線伝送されるものとな
っている。
【0011】また、客より料理品目の追加注文を受ける
と、先ず追加キーを入力し、続いて卓番号を入力する。
次いで、客が追加注文した料理品目の商品コード,付帯
情報,追加数量を入力した後、伝送キーを押下する。こ
うすることにより、卓番号の客管理データとその客が追
加注文した料理品目の商品コード,付帯情報,追加数量
の商品注文データとからなる追加注文伝文が無線部2に
無線伝送されるものとなっている。
【0012】また、客より注文済み料理品目の取消の申
し出を受けると、先ず取消キーを入力し、続いて卓番号
を入力する。次いで、客が注文を取消した料理品目の商
品コードと取消数量とを入力し、伝送キーを押下する。
こうすることにより、卓番号の客管理データとその客が
注文を取消した料理品目の商品コード及び取消数量の注
文取消データとからなる注文取消伝文が無線部2に無線
伝送されるものとなっている。
【0013】電子式キャッシュレジスタ4は、伝票番号
の入力手段を有しており、この入力手段を介して会計を
行う客の注文伝票の伝票番号が入力されると、LAN回
線8を通じて注文管理用コントローラ3に商品注文デー
タの問合せを行う。注文管理用コントローラ3には、ハ
ンディターミナル1から入力された各客の商品注文デー
タが伝票番号別に会計が完了するまで記憶管理されてお
り、問合せがあった伝票番号に対応する商品注文データ
が電子式キャッシュレジスタ4に応答されるので、電子
式キャッシュレジスタ4はその応答された商品注文デー
タに基づいてレシートを発行するものとなっている。
【0014】印字装置5は、ハンディターミナル1から
入力データされた1客分の商品注文データに基づいてそ
の客が注文した料理品目の個々の名称,単価,数量及び
合計金額等を印字した注文伝票を発行する機能と、厨房
用表示装置6から入力された料理品目の調理完了データ
に基づいてその調理を完了した料理品目の名称,卓番
号,担当者番号等を印字した配膳指示票を発行する機能
とを有している。
【0015】注文管理用コントローラ3は、図2に示す
ように、コンピュータを構成するCPU(中央処理装
置)30,ROM(リード・オンリ・メモリ)31及び
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)32の他、現時
刻を計時する時計部33、LAN回線8を通じて電子式
キャッシュレジスタ4,印字装置5及び厨房用表示装置
6の各部とデータを送受信するLANインタフェース3
4、前記無線部2とデータを送受信する無線部インタフ
ェース35、HDD(ハードディスクドライブ装置)3
6とデータを送受信するHDDインタフェース37、F
DD(フロッピディスクドライブ装置)38とデータを
送受信するFDDインタフェース39等を備えており、
CPU30とROM31,RAM32,時計部33及び
各インタフェース34,35,37,39とをアドレス
バス,データバス等のバスラインBLで接続している。
【0016】この注文管理用コントローラ3は、前記R
AM32に、図3に示す如く、商品マスタファイル4
1,商品別売上累計メモリ42,受注商品管理メモリ4
3等の各種メモリエリアを形成している。前記商品マス
タファイル41は、各料理品目をそれぞれ識別する商品
コードに対応して、メニュー名称,単価,属性(中華料
理,フランス料理、日本料理等)等の固有データを予め
格納したものである。前記商品別売上累計メモリ42
は、図4に示すように、各料理品目別に売上点数,売上
金額,損失取消点数,損失取消金額,非損失取消点数の
各データを累計するものである。因みに、損失取消点数
とは調理完了後に注文が取消された数であり、損失取消
金額とは調理完了後に注文が取消された数に相当する金
額であり、非損失取消点数とは調理完了前に注文が取消
された数である。
【0017】前記受注商品管理メモリ43は、図5に示
すように、卓番号,接客担当者の担当者番号及び客の人
数からなる客管理データと、その客管理データによって
管理される客が注文した全料理品目の商品コード,付帯
コード,注文数量,注文時刻,調理完了時刻及び区分か
らなる商品注文管理データとを、その客に対して発行さ
れる注文伝票の伝票番号別に会計が完了するまで記憶す
るものである。なお、付帯コードは料理品目の付帯情報
を識別するコードであって、例えば付帯コード=00は
付帯情報無しを示し、付帯コード=01は付帯情報「先
出し」を示し、付帯コード=02は付帯情報「後出し」
を示し、付帯コード=03は付帯情報「持帰り」を示
し、付帯コード=04は付帯情報「緊急注文」を示して
いる。また、区分は料理品目の状態を示す情報であっ
て、例えば区分=0は調理完了を示し、区分=1は調理
中を示し、区分=2は追加品目を示し、区分=3は取消
品目を示している。
【0018】しかして、この注文管理用コントローラ3
のCPU30は、ハンディターミナル1から無線伝送さ
れ無線部2にて受信された注文伝文(新規注文伝文,追
加注文伝文及び注文取消伝文)を無線部インタフェース
35を介して取込むと、図6の流れ図に示す注文伝文受
信処理を開始する。すなわち、受信伝文が新規注文伝文
の場合には、新規の伝票番号を自動的に発番する。そし
て、この伝票番号とともに、受信伝文中の卓番号,人数
及び担当者番号の客管理データとその客が注文した全料
理品目の商品コード,付帯コード,注文数量の商品注文
データとを前記受注商品管理メモリ43に格納する。こ
のとき、時計部33から現時刻を読出して各商品注文デ
ータの注文時刻とする。また、調理完了時刻は“0”と
し、区分は調理中を示す“1”とする。
【0019】次に、商品マスタファイル41を検索して
受信伝文中の商品コードに対応する名称,単価,属性等
の固有データを読出し、付帯情報,注文数量等とともに
新規注文伝票の印字データを編集する。そして、この印
字データをLANインタフェース34からLAN回線8
を通じて印字装置5に送信して、新規注文伝票の発行を
制御する。しかる後、図9(a)に示すフォーマットの
新規調理指示伝文を作成し、LANインタフェース34
からLAN回線8を通じて厨房用表示装置6に送信した
ならば、この新規注文伝文受信処理を終了する。なお、
新規調理指示伝文は、同伝文であることを示すフラグ
と、客の卓番号と、その客が新規注文した料理品目の商
品コード,付帯コード,注文数量及び注文時刻とで構成
される。
【0020】また、受信伝文が追加注文伝文の場合に
は、受信伝文中の卓番号を検索キーとして受注商品管理
メモリ43を検索する。そして、検索キーに一致する卓
番号のデータを確認したならば、そのデータに受信伝文
中の商品コード,付帯コード,追加数量の商品注文デー
タを追加する。このとき、時計部33から現時刻を読出
してこの商品注文データの注文時刻とする。また、調理
完了時刻は“0”とし、区分は追加品目を示す“2”と
する。
【0021】次に、商品マスタファイル41を検索して
受信伝文中の商品コードに対応する名称,単価等の固有
データを読出し、付帯情報,追加数量等とともに追加注
文伝票の印字データを編集する。そして、この印字デー
タをLANインタフェース34からLAN回線8を通じ
て印字装置5に送信して、追加注文伝票の発行を制御す
る。しかる後、図9(b)に示すフォーマットの追加調
理指示伝文を作成し、LANインタフェース34からL
AN回線8を通じて厨房用表示装置6に送信したなら
ば、この追加注文伝文受信処理を終了する。なお、追加
調理指示伝文は、同伝文であることを示すフラグと、客
の卓番号と、その客が追加注文した料理品目の商品コー
ド,付帯コード,追加数量及び注文時刻とで構成され
る。
【0022】一方、受信伝文が注文取消伝文の場合に
は、図7に具体的に示す注文取消伝文受信処理を実行す
る。すなわち、受信伝文中の卓番号と商品コードとを検
索キーとして受注商品管理メモリ43を検索し、同一卓
番号でかつ同一商品コードの商品注文データを取得した
ならば、その商品注文データの区分を調べる。そして、
区分が“0”の場合には、注文が取消された料理品目は
既に調理を完了しているので、商品別売上累計メモリ4
2の該当料理品目に対応する損失取消点数エリアと損失
取消金額エリアとに受信伝文中の取消数量と取消金額
(=取消数量×単価)を加算する。これに対し、区分が
“1”または“2”の場合には注文が取消された料理品
目は調理が完了する前なので、商品別売上累計メモリ4
2の該当料理品目に対応する非損失取消点数エリアに受
信伝文中の取消数量のみ加算する。なお、区分が“3”
の場合には既に取消された料理品目の重複取消であるの
で、この処理を終了する。
【0023】区分が“0”,“1”または“2”の場合
には、次に、受注商品管理メモリ43から取得した商品
注文データの注文数量と受信伝文中の取消数量とを比較
する。そして、取消数量が注文数量未満の場合には、こ
の商品注文データの注文数量から取消数量を減じる。こ
れに対し、取消数量が注文数量以上の場合には、この商
品注文データの区分を取消品目を示す“3”に変更す
る。
【0024】次に、商品マスタファイル41を検索して
受信伝文中の商品コードに対応する名称等の固有データ
を読出し、取消品目の付帯情報,取消数量等とともに取
消伝票の印字データを編集する。そして、この印字デー
タをLANインタフェース34からLAN回線8を通じ
て印字装置5に送信して、取消伝票の発行を制御する。
しかる後、図9(c)に示すフォーマットの調理取消指
示伝文を作成し、LANインタフェース34からLAN
回線8を通じて厨房用表示装置6に送信したならば、こ
の注文取消伝文受信処理を終了する。なお、調理取消指
示伝文は、同伝文であることを示すフラグと、客の卓番
号と、その客が注文を取消した料理品目の商品コード,
付帯コード及び取消数量とで構成される。
【0025】また、この注文管理用コントローラ3のC
PU30は、LANインタフェース34を介して厨房用
表示装置6から伝送された図9(d)に示すフォーマッ
トの調理完了伝文を受信すると、図8の流れ図に示す調
理完了伝文受信処理を開始する。なお、調理完了伝文
は、同伝文であることを示すフラグと、調理を完了した
料理品目を注文している客の卓番号と、調理を完了した
料理品目の商品コード及び付帯コードとで構成される。
すなわち、受信伝文中の卓番号と商品コードとを検索キ
ーとして受注商品管理メモリ43を検索し、同一卓番号
でかつ同一商品コードの商品注文データを取得したなら
ば、その商品注文データの区分を調理完了を示す“0”
に変更するとともに、時計部33から読出した現時刻を
調理完了時刻として格納する。
【0026】次に、商品マスタファイル41を検索して
受信伝文中の商品コードに対応する名称等の固有データ
を読出し、卓番号,付帯情報等とともに配膳指示票の印
字データを編集する。そして、この印字データをLAN
インタフェース34からLAN回線8を通じて印字装置
5に送信して、配膳指示票の発行を制御したならば、こ
の調理完了伝文受信処理を終了する。
【0027】厨房用表示装置6は、図10,図11に示
すように、カラーLCD(液晶ディスプレイ),カラー
ELD(エレクトロ・ルミネセンス・ディスプレイ),
カラーPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)等の
平面型カラーディスプレイ60を有しており、このカラ
ーディスプレイ60の画面上にタッチパネル61を取付
けている。
【0028】また、表示コントローラ本体を構成するC
PU62、キャラクタジェネレータ等の固定的データを
格納したROM63、画像メモリ等を形成するRAM6
4、現時刻を計時する時計部65、LAN回線8を通じ
て注文管理用コントローラ3とデータを送受信するLA
Nインタフェース66、前記カラーディスプレイ60に
表示データを送出するディスプレイインタフェース6
7、前記タッチパネル61からタッチ入力位置座標の信
号を入力するタッチパネルインタフェース68、ブザー
69に駆動信号を送出するI/Oポート69a等を備え
ており、CPU62と、ROM63,RAM64,時計
部65,I/Oポート69a及び各インタフェース6
6,67,68とをアドレスバス,データバス等のバス
ラインBLで接続している。
【0029】そして、かかる構成の厨房用表示装置6
は、第1の機能として、図12(a),(b)に示すよ
うに、調理画面70上に、各客がそれぞれ注文した料理
品目を表わすカラーの図形データを1料理品目毎に注文
受付順に並べて表示させることにより、各客がそれぞれ
注文した料理品目の調理指示情報を調理が完了するまで
表示するものとなっている。具体的には、画面のほぼ中
央に6行×6列のマトリクス状の枠を形成した新規調理
指示エリア71を表示させ、このエリア71の各枠内
に、各客がそれぞれ注文した料理品目を表わすカラーの
図形データを注文受付順に画面左上から客別に1行ずつ
表示させるようにしている。ただし、1客が注文した料
理品目の数が1行の枠数=6を越える場合には、2行目
にその客の残りの注文料理品目の画像データを表示させ
るものとなっている。
【0030】また、新規調理指示エリア71の左側に該
新規調理指示エリア71の各行に対応した6行×1列の
枠からなる卓番号エリア72を表示させ、このエリア7
2の各枠内に、対応する新規調理指示エリア71の1行
に表示された図形データの料理品目を注文した客の卓番
号を表示させるようにしている。さらに、新規調理指示
エリア71の下側に1行×3列の枠からなる2つの追加
調理指示エリア73a,73bを表示させ、このエリア
73a,73bに、追加注文した客の卓番号とその追加
料理品目の図形データとを表示させるようにしている。
【0031】さらにまた、新規調理指示エリア71の右
側に7行×1列の枠からなるファンクションキーエリア
74を表示させ、このエリア74の各枠内に各種ファン
クションキーのキー名称を表示させるようにしている。
因みに、ファンクションキー[先頭面]74aは先頭頁
の調理画面を表示させるキーであり、ファンクションキ
ー[次画面]74bは次頁の調理画面を表示させるキー
であり、ファンクションキー[数確認]74cは調理画
面を料理品目別に未調理の注文総数を表示させる画面に
切換えるキーであり、ファンクションキー[休止]74
dは調理画面を一時的に休止画面に切換えるキーであ
り、ファンクションキー[クリア]74eはタッチパネ
ル61の入力解除を指令するキーであり、ファンクショ
ンキー[入力]74fはタッチパネル61の入力許諾を
指令するキーである。
【0032】そして、タッチパネル61は、前記調理画
面70の新規調理指示エリア71,追加調理指示エリア
73a,73b及びファンクションキーエリア74の各
枠内がタッチされたとき、その枠の(行,列)を示すタ
ッチ入力位置座標信号を出力するようになっている。
【0033】前記厨房用表示装置6は、第2の機能とし
て、前記新規調理指示エリア71及び追加調理指示エリ
ア73a,73bの各枠内に、料理品目の図形データと
ともに、その料理品目に付加された付帯情報を表わすマ
ーク(例えば付帯情報「先出し」はマーク「先」,付帯
情報「後出し」はマーク「後」,付帯情報「持帰り」は
マーク「TO」,付帯情報「緊急注文」はマーク
「急」)を表示させるようにしている。また、第3の機
能として、注文を受けてからの経過時間を表わすマーク
(例えば10分経過すると注意マークとして黄色の星
印,20分経過すると警告マークとして赤色の星印)を
前記新規調理指示エリア71及び追加調理指示エリア7
3a,73bの各枠内に料理品目の図形データとともに
表示させるようにしている。
【0034】前記厨房用表示装置6は、第4の機能とし
て、料理品目の調理完了入力を調理画面70のタッチ操
作により行えるようになっている。具体的には、新規調
理指示エリア71または追加調理指示エリア73a,7
3bの枠内とファンクションキー[入力]74fの枠内
とがタッチ操作されたことをタッチパネル61からのタ
ッチ入力位置座標信号により検出すると、タッチ操作さ
れた新規調理指示エリア71または追加調理指示エリア
73a,73bの枠内に表示されている図形データに該
当する料理品目の調理完了を判断し、前記調理完了伝文
をLANインタフェース66からLAN回線8を通じて
注文管理用コントローラ3に送信する。また、調理完了
入力された料理品目の図形データを調理完了状態の表示
に切換える。因みに、この実施の形態では、図12
(a)中符号75で示すように、図形データに「×」を
重ねることによって調理完了状態を表示するものとす
る。なお、調理完了状態の表示は1客が注文した全料理
品目の調理完了が入力されるまで維持する。そして、全
料理品目が調理完了になると、その客の卓番号と注文さ
れた料理品目の図形データの表示をクリアする。そし
て、新規調理指示エリア71においては、図形データが
クリアされた行より下行に表示されていた図形データを
同列のまま順次上行にシフトする。卓番号エリア72に
おいても、卓番号がクリアされた枠より下枠に表示され
ていた卓番号を順次上枠にシフトする。こうして、厨房
用表示装置6は、各客がそれぞれ注文した料理品目の調
理指示情報を調理が完了するまで表示するものとなって
いる。
【0035】前記厨房用表示装置6は、第5の機能とし
て、追加注文された料理品目の図形データを、追加注文
された客に対する料理品目の調理が完了していない場合
には、図12(a)中符号76で示すように、新規調理
指示エリア71の当該客に割当てられた行の最終枠内に
追加マーク「追」とともに表示させ、調理が完了してい
る場合には、追加調理指示エリア73a,73bに卓番
号とともに表示させるものとなっている。また、緊急注
文された料理品目の図形データは、図12(b)の符号
77に示すように、新規調理指示エリア71の先頭であ
る1行目に緊急マーク「急」とともに割込み表示させる
ものとなっている。
【0036】さて、前記厨房用表示装置6は、前記第1
〜第5の機能を実現するために、図13〜図15に示す
メモリエリアをRAM64に形成している。図13にお
いて、81は各料理品目の商品コード別にその料理品目
を表わす図形データを予め設定した図形データテーブル
であり、82は各種の付帯情報を識別する付帯コード別
にその付帯情報を表わすマークデータを予め設定した付
帯マークテーブルである。また、83は前記調理画面7
0の新規調理指示エリア71に表示する料理品目の商品
コードを、その料理品目の付帯情報に対応する付帯コー
ドと、その料理品目を注文した客の卓番号及び注文時刻
と、その料理品目の状態を示す区分とともに記憶する調
理指示データテーブルであり、84は前記調理画面70
の追加調理指示エリア73a,73bに表示する料理品
目の商品コードを、その料理品目の付帯情報に対応する
付帯コードと、その料理品目を注文した客の卓番号及び
注文時刻と、その料理品目の状態を示す区分とともに記
憶する追加調理指示データテーブルである。
【0037】図14は前記調理画面70の編集用メモリ
85であって、1頁目エリア85a,2頁目エリア85
b,3頁目エリア85c,…の順に複数頁分形成されて
いる。各エリア85a,85b,85c…は、新規調理
指示エリア71の各枠の行列座標領域(1,1),
(1,2),…,(6,6)と、卓番号エリア72の各
枠の番号領域[1],[2],…,[6]と、追加調理
指示エリア73a,73bの各枠の番号領域[7],
[8]及び行列座標領域(7,1),(7,2),
(8,1),(8,2)と、ファンクションキーエリア
74のキー名称設定領域とに区分されている。各行列座
標領域には、料理品目の図形データ,付帯情報の付帯マ
ーク,経過時間のマーク等が選択的に格納される。各番
号領域には、卓番号データが選択的に格納される。
【0038】図15は前記タッチパネル61の行列座標
テーブル86であって、新規調理指示エリア71の行列
座標テーブル86aと、追加調理指示エリア73a,7
3bの行列座標テーブル86bと、ファンクションキー
エリア74の行列座標テーブル86cとが形成されてい
る。各行列座標テーブル86a,86b,86cは、調
理画面70の頁別に区分されており、ファンクションキ
ーテーブル74の行列座標テーブル86cには、それぞ
れ調理画面70の各頁のファンクションキーに相当する
キーコードが予め設定されている。
【0039】しかして、前記厨房用表示装置6は、前記
第1〜第5の機能を実現するために、図16〜図24の
流れ図に示す処理をCPU62に実行させるプログラム
をROM63に搭載している。図16は注文管理用コン
トローラ3から伝送される種々の調理指示伝文をLAN
インタフェース66を介して受信した場合の処理を示し
ており、CPU62は、図9(a)に示すフォーマット
の新規調理指示伝文を受信した場合には、ST(ステッ
プ)1としてその伝文中の先頭の商品注文データ(商品
コード,付帯コード,注文数量,注文時刻)を取得す
る。そして、注文数量を繰返しカウンタAの初期値とす
る。
【0040】次に、ST2として受信伝文から取得した
商品注文データの付帯コードを調べ、緊急注文の付帯コ
ード[04]であるか否かを判断する。そして、緊急注
文の付帯コード[04]でない場合には、ST3として
調理指示データテーブル83に格納された調理指示デー
タ(卓番号,商品コード,付帯コード,注文時刻,区
分)のデータ数を計数するカウンタPを“1”だけカウ
ントアップした後、ST4として調理指示データテーブ
ル83のP番地に、受信伝文中の卓番号と同受信伝文か
ら取得した商品注文データの商品コード,付帯コード及
び注文時刻とを格納する。また、区分を調理中を示す
“1”とする。
【0041】一方、ST2にて受信伝文から取得した商
品注文データの付帯コードが緊急注文の付帯コード[0
4]の場合には、ST5として調理指示データテーブル
83の1番地からP番地までの調理指示データをそれぞ
れ2番地から(P+1)番地まで順次1番地ずつ下位に
シフトする。しかる後、ST6として調理指示データテ
ーブル83の1番地に、受信伝文中の卓番号と同受信伝
文から取得した商品注文データの商品コード,付帯コー
ド及び注文時刻とを格納する。また、区分を調理中を示
す“1”とする。
【0042】上記ST4またはST6の処理を終了した
ならば、次に、ST7として前記繰返しカウンタAを
“1”だけカウントダウンし、ST8としてこの繰返し
カウンタAが“0”になったか否かを判断する。そして
“1”以上の場合には、ST2に戻り、当該商品注文デ
ータについて再度ST2以降の処理を行う。ST8にて
繰返しカウンタAが“0”の場合には、ST9として受
信伝文中に次の商品注文データが存在するか否かを判断
する。そして、存在する場合にはST1に戻り、受信伝
文中の次の商品注文データ(商品コード,付帯コード,
注文数量,注文時刻)を取得する。そして、注文数量を
繰返しカウンタAの初期値とする。以下、ST2以降の
処理を繰返す。こうして、受信伝文中の全ての商品注文
データに対して上記の処理を実行したならば、後述する
調理画面更新処理を実行して、この処理を終了する。
【0043】CPU62は、図9(b)に示すフォーマ
ットの追加調理指示伝文を受信した場合には、図17の
ST10に進み、その伝文中の先頭の追加注文データ
(商品コード,付帯コード,追加数量,注文時刻)を取
得する。そして、追加数量を繰返しカウンタAの初期値
とする。次に、ST11として受信伝文から取得した追
加注文データの付帯コードを調べ、緊急注文の付帯コー
ド[04]であるか否かを判断する。そして、緊急注文
の付帯コード[04]でない場合には、ST12として
受信伝文中の卓番号で調理指示データテーブル83を検
索する。その結果、ST13として受信伝文中の卓番号
を調理指示データテーブル83から検出した場合には、
注文された料理品目の調理を完了していない客からの追
加注文なので、ST14として前記カウンタPを“1”
だけカウントアップした後、ST15として調理指示デ
ータテーブル83における同一卓番号の最終データ以下
のデータをそれぞれ1番地ずつ下位にシフトする。しか
る後、ST16として調理指示データテーブル83にお
ける同一卓番号の最終データの次番地に、受信伝文中の
卓番号と同受信伝文から取得した追加注文データの商品
コード,付帯コード及び注文時刻とを格納する。また、
区分を追加品目を示す“2”とする。
【0044】ST13にて受信伝文中の卓番号を調理指
示データテーブル83から検出できなかった場合には、
注文された料理品目の調理を既に完了している客からの
追加注文なので、ST17として追加調理指示データテ
ーブル84に格納された調理指示データ(卓番号,商品
コード,付帯コード,注文時刻,区分)のデータ数を計
数するカウンタQを“1”だけカウントアップした後、
ST18として受信伝文中の卓番号で追加調理指示デー
タテーブル84を検索する。その結果、ST19として
受信伝文中の卓番号を追加調理指示データテーブル84
から検出した場合には、ST20として追加調理指示デ
ータテーブル84における同一卓番号の最終データ以下
のデータをそれぞれ1番地ずつ下位にシフトする。しか
る後、ST21として追加調理指示データテーブル84
における同一卓番号の最終データの次番地に、受信伝文
中の卓番号と同受信伝文から取得した追加注文データの
商品コード,付帯コード及び注文時刻とを格納する。ま
た、区分を追加品目を示す“2”とする。
【0045】ST19にて受信伝文中の卓番号を追加調
理指示データテーブル84から検出できなかった場合に
は、ST22として追加調理指示データテーブル84の
Q番地に、受信伝文中の卓番号と同受信伝文から取得し
た追加注文データの商品コード,付帯コード及び注文時
刻とを格納する。また、区分を追加品目を示す“2”と
する。
【0046】ST11にて受信伝文から取得した追加注
文データの付帯コードが緊急注文の付帯コード[04]
の場合には、ST23として調理指示データテーブル8
3の1番地からP番地までの調理指示データをそれぞれ
2番地から(P+1)番地まで順次1番地ずつ下位にシ
フトする。しかる後、ST24として調理指示データテ
ーブル83の1番地に、受信伝文中の卓番号と同受信伝
文から取得した追加注文データの商品コード,付帯コー
ド及び注文時刻とを格納する。また、区分を追加品目を
示す“2”とする。
【0047】上記ST16,ST21,ST22または
ST24のいずれかの処理が終了したならば、次に、S
T25として前記繰返しカウンタAを“1”だけカウン
トダウンし、ST26としてこの繰返しカウンタAが
“0”になったか否かを判断する。そして“1”以上の
場合には、ST11に戻り、当該追加注文データについ
て再度ST11以降の処理を行う。ST26にて繰返し
カウンタAが“0”の場合には、ST27として受信伝
文中に次の追加注文データが存在するか否かを判断す
る。そして、存在する場合にはST10に戻り、受信伝
文中の次の追加注文データ(商品コード,付帯コード,
追加数量,注文時刻)を取得する。そして、追加数量を
繰返しカウンタAの初期値とする。以下、ST11以降
の処理を繰返す。こうして、受信伝文中の全ての追加注
文データに対して上記の処理を実行したならば、後述す
る調理画面更新処理を実行して、この処理を終了する。
【0048】CPU62は、図9(c)に示すフォーマ
ットの調理取消指示伝文を受信した場合には、図18の
ST28に進み、その伝文中の先頭の取消品目データ
(商品コード,付帯コード,取消数量)を取得する。そ
して、取消数量を繰返しカウンタAの初期値とする。次
に、ST29として受信伝文中の卓番号と同受信伝文か
ら取得した取消品目データの商品コードとで調理指示デ
ータテーブル83を検索する。その結果、ST30とし
て卓番号と商品コードとが検索コードと一致する調理指
示データを調理指示データテーブル83から検出した場
合には、そのデータは取消品目の調理指示データなの
で、ST31としてその調理指示データの区分を取消品
目を示す“3”に変更する。
【0049】ST30にて卓番号と商品コードとが検索
コードと一致するデータを調理指示データテーブル83
から検出できなかった場合には、ST32として追加調
理指示データテーブル84を同様な検索コードで検索す
る。その結果、ST33として卓番号と商品コードとが
検索コードと一致する調理指示データを追加調理指示デ
ータテーブル84から検出した場合には、そのデータは
取消品目の調理指示データなので前記ST31に進み、
その調理指示データの区分を取消品目を示す“3”に変
更する。
【0050】その後、ST34として前記繰返しカウン
タAを“1”だけカウントダウンし、ST35としてこ
の繰返しカウンタAが“0”になったか否かを判断す
る。そして“1”以上の場合には、ST29に戻り、当
該取消品目データについて再度ST29以降の処理を行
う。ST35にて繰返しカウンタAが“0”の場合に
は、ST36として受信伝文中に次の取消品目データが
存在するか否かを判断する。そして、存在する場合には
ST28に戻り、受信伝文中の次の取消品目データ(商
品コード,付帯コード,取消数量)を取得する。そし
て、取消数量を繰返しカウンタAの初期値とする。以
下、ST29以降の処理を繰返す。
【0051】こうして、受信伝文中の全ての取消品目デ
ータに対して上記の処理を実行したならば、後述する調
理画面更新処理を実行して、この処理を終了する。な
お、ST33にて卓番号と商品コードとが検索コードと
一致するデータを追加調理指示データテーブル84から
も検出できなかった場合には、取消品目が存在しないの
で、ST36に進む。
【0052】図19は調理画面70に表示されているフ
ァンクションキー[入力]74fがタッチ操作されたと
きの処理を示しており、CPU62は、タッチパネルイ
ンタフェース68にタッチ入力位置座標信号(6,7)
が入力されたことを検知すると、前記行列座標テーブル
86cにおける座標(6,7)のキーコードKFC6
(入力キーのキーコード)を取得し、図19の流れ図に
示す入力キー処理を開始する。
【0053】そして先ず、ST1としてその直前に調理
画面70上の新規調理指示エリア71及び追加調理指示
エリア73a,73bのうちのいずれか1枠内がタッチ
操作されたか否かを、タッチ入力位置座標信号(6,
7)の直前にタッチパネルインタフェース68に入力さ
れたタッチ入力位置座標信号から判断する。そして、
(1,1)〜(6,6)または(7,1),(7,
2),(8,1),(8,2)のいずれかのタッチ入力
位置座標信号が入力されていた場合には、そのタッチ位
置を囲う枠内の図形データで示される料理品目が指定さ
れたので、ST2としてタッチ入力位置座標信号が
(1,1)〜(6,6)のいずれかであれば、行列座標
テーブル86aを検索してその入力座標のエリアでかつ
調理画面70の頁に対応する調理指示データテーブル8
3の番地Pを取得し、この番地Pに対応する調理指示デ
ータの区分をチェックする。なお、タッチ入力位置座標
信号が(7,1),(7,2),(8,1),(8,
2)のいずれかの場合には、行列座標テーブル86bを
検索してその入力座標のエリアでかつ調理画面70の頁
に対応する追加調理指示データテーブル84の番地Qを
取得し、この番地Qに対応する調理指示データの区分を
チェックする。
【0054】その結果、当該調理指示データの区分が
“1”または“2”の場合には、その調理指示データに
該当する料理品目の調理完了が指定されたので、ST3
として当該区分を“0”に変更する。また、ST4とし
てその調理指示データの卓番号,商品コード及び付帯コ
ードで図9(d)に示す調理完了伝文を作成して、LA
Nインタフェース66からLAN回線8を通じて注文管
理用コントローラ3へ送信する。
【0055】一方、当該調理指示データの区分が“3”
の場合には、その調理指示データに該当する料理品目は
既に取消されておりその確認がなされたので、ST5と
して当該区分を“0”に変更する。なお、当該調理指示
データの区分が“0”の場合、及び行列座標テーブル8
6aまたは86bの入力座標と調理画面70の頁に対応
するエリアに番地が格納されていない場合には、商品の
指定が無効なので、この処理を終了する。
【0056】上記ST4またはST5の処理を終了した
ならば、次に、ST6として当該調理指示データが番地
Pに対応するデータであればそのデータの卓番号で調理
指示データテーブル83を検索して同一卓番号のデータ
の区分をチェックする。なお、当該調理指示データが番
地Qに対応するデータであれば追加調理指示データテー
ブル84を検索して同一卓番号のデータの区分をチェッ
クする。その結果、同一卓番号の調理指示データのなか
で区分が“0”でないデータが1つでも存在する場合に
は、1客が注文された全ての料理品目の調理をまだ完了
していないので、後述する調理画面更新処理を実行し
て、この処理を終了する。
【0057】一方、同一卓番号の調理指示データの区分
が全て“0”の場合には、1客が注文された全ての料理
品目の調理を完了したので、ST7として当該調理指示
データが番地Pに対応するデータであれば調理指示デー
タテーブル83から同一卓番号のデータを全て削除し、
かつこのテーブル83の残りのデータを順次上位番地
(数値の小さい側)にシフトするとともに、前記カウン
タPを削除したデータ数だけ減算する。なお、当該調理
指示データが番地Qに対応するデータであれば追加調理
指示データテーブル84から同一卓番号のデータを全て
削除し、かつこのテーブル84の残りのデータを順次上
位番地(数値の小さい側)にシフトするとともに、前記
カウンタQを削除したデータ数だけ減算する。その後、
後述する調理画面更新処理を実行して、この処理を終了
する。
【0058】図20は調理画面70に表示されているフ
ァンクションキー[休止]74dがタッチ操作されたと
きの処理を示しており、CPU62は、タッチパネルイ
ンタフェース68にタッチ入力位置座標信号(4,7)
が入力されたことを検知すると、前記行列座標テーブル
86cにおける座標(4,7)のキーコードKFC4
(休止キーのキーコード)を取得し、図20の流れ図に
示す入力キー処理を開始する。
【0059】そして先ず、ST1としてカラーディスプ
レイ60の画面を調理画面70から図25に示す休止画
面90に切換えるとともに、ST2としてタッチパネル
インタフェース68からの入力を無効にすることで、タ
ッチパネル61の入力を禁止する。次に、ST3として
タイマカウンタtを初期値“30”に設定するととも
に、ST4としてこのタイマカウンタtの値を休止画面
90に残り時間として表示する。
【0060】その後、1秒を経過する毎に、ST5とし
て上記タイマカウンタtを“1”ずつカウントダウン
し、その都度、タイマカウンタtの値を休止画面90に
残り時間として表示する。そして、ST6としてタイマ
カウンタtのカウント値が“10”に達すると、ブザー
69を数秒間鳴動させる。ST7として上記タイマカウ
ンタtのカウント値が“0”に達すると、ST8として
タッチパネルインタフェース68からの入力を有効にす
ることで、タッチパネル61の入力禁止状態を解除す
る。また、後述する調理画面更新処理を実行することに
よりカラーディスプレイ60の画面を調理画面70に戻
して、この処理を終了する。
【0061】前記調理画面更新処理は、図21に示す手
順で実行する。すなわち、始めに、調理画面編集用メモ
リ85の初期化として、新規調理指示エリア71の各枠
の行列座標領域,卓番号エリア72の各枠の番号領域,
追加調理指示エリア73a,73bの各枠の番号領域及
び行列座標領域をそれぞれクリアする。
【0062】次に、図22に具体的に示す新規調理指示
エリア編集処理を開始する。先ず、ST1として読出し
番地カウンタr,行カウンタm及び列カウンタnを
“0”に設定し、頁カウンタgを“1”に設定する。次
に、ST2として読出し番地カウンタrを“1”だけカ
ウントアップした後、調理指示データテーブル83から
r番地の調理指示データを読出す。そして、1番地の調
理指示データの場合及び直前に読出した調理指示データ
と卓番号が一致しないデータを読出した場合には、ST
3として行カウンタmを“1”だけカウントアップし、
列カウンタnを“1”に設定する。このとき、行カウン
タmが“6”を越えた場合には、ST4として頁カウン
タgを“1”だけカウントアップし、行カウンタmを
“1”に戻す。しかる後、ST5として調理指示データ
テーブル83から読出したr番地の調理指示データの卓
番号を編集用メモリ85における卓番号領域[m]に格
納する。また、ST6として新規調理指示エリア71に
対応する行列座標テーブル86aのg頁目の行列座標
(m,n)エリアに番地データrを格納する。
【0063】これに対し、調理指示データテーブル83
から読出したr番地の調理指示データの卓番号が直前に
読出した調理指示データの卓番号と一致する場合には、
ST7として列カウンタnを“1”だけカウントアップ
する。このとき、列カウンタnが“6”を越えた場合に
は、ST8として行カウンタmを“1”だけカウントア
ップし、列カウンタnを“1”に戻す。このとき、行カ
ウンタmが“6”を越えた場合には、ST9として頁カ
ウンタgを“1”だけカウントアップし、行カウンタm
を“1”に戻す。しかる後、ST6に進み、新規調理指
示エリア71に対応する行列座標テーブル86aのg頁
目の行列座標(m,n)エリアに番地データrを格納す
る。
【0064】その後、ST10として図24に具体的に
示す調理指示画像作成処理を開始する。すなわち、調理
指示データテーブル83から読出したr番地の調理指示
データの商品コードに対応する図形データを図形データ
テーブル81から読出し、調理画面編集用メモリ85に
おけるg頁目の行列座標領域(m,n)に格納する。次
に、このr番地の調理指示データの付帯コードを調べ
る。そして、付帯コードが“00”の場合には付帯情報
のない料理品目なので、ST91に進む。
【0065】付帯コードが“00”以外の場合には、そ
の付帯コードに対応する付帯マークを付帯マークテーブ
ル82から読出し、調理画面編集用メモリ85の同行列
座標領域(m,n)に格納する。次に、その付帯コード
が“02”か否かを判断する。そして、付帯コードが
“02”の場合には付帯情報「後出し」が指定されてい
るので、このr番地の調理指示データの注文時刻を所定
時間T(例えば10分)だけ遅らせる。付帯コードが
“02”以外の場合には注文時刻をそのままとする。そ
の後、ST91に進む。
【0066】ST91では時計部65で計時している現
時刻とこのr番地の調理完了データの注文時刻との差か
ら待時間Xを算出する。そして次に、この待時間Xが第
1設定時間X1(例えば10分)に満たないか、第1設
定時間X1以上でかつ第2設定時間X2(例えば20
分)未満か、第2設定時間X2以上かを判断する。そし
て、第1設定時間X1以上でかつ第2設定時間X2未満
の場合には、所定の注意マークを調理画面編集用メモリ
85の同行列座標領域(m,n)に格納する。また、第
2設定時間X2以上の場合には、所定の警告マークを調
理画面編集用メモリ85の同行列座標領域(m,n)に
格納する。
【0067】しかる後、このr番地の調理完了データの
区分を調べる。そして、区分が“2”(追加品目)の場
合には調理画面編集用メモリ85の同行列座標領域に所
定の追加マーク(例えば「追」)を格納し、“3”(取
消品目)の場合には取消マーク(例えば「消」)を格納
し、“0”(調理済)の場合には調理完了マーク(例え
ば「×」)を格納する。
【0068】こうして、調理指示画像作成処理を終了し
たならば、図22のST2に戻り、読出し番地カウンタ
rを“1”だけカウントアップした後、調理指示データ
テーブル83からr番地の調理指示データを読出して同
様の処理を繰返す。こうして、調理指示データテーブル
83からr番地の調理指示データを読出す毎に同様の処
理を繰返し実行し、r番地に調理指示データが存在しな
くなったならば、この新規調理指示エリア編集処理を終
了する。
【0069】調理画面更新処理において、上記新規調理
指示エリア編集処理を終了すると、次に、図23に具体
的に示す追加調理指示エリア編集処理を開始する。先
ず、ST1として読出し番地カウンタr及び列カウンタ
nを“0”に設定し、行カウンタmを“6”に設定し、
頁カウンタgを“1”に設定する。次に、ST2として
読出し番地カウンタrを“1”だけカウントアップした
後、追加調理指示データテーブル84からr番地の調理
指示データを読出す。そして、1番地の調理指示データ
の場合及び直前に読出した調理指示データと卓番号が一
致しないデータを読出した場合には、ST3として行カ
ウンタmを“1”だけカウントアップし、列カウンタn
を“1”に設定する。このとき、行カウンタmが“8”
を越えた場合には、ST4として頁カウンタgを“1”
だけカウントアップし、行カウンタmを“7”に戻す。
しかる後、ST5として追加調理指示データテーブル8
4から読出したr番地の調理指示データの卓番号を編集
用メモリ85における卓番号領域[m]に格納する。ま
た、ST6として追加調理指示エリア72に対応する行
列座標テーブル86bのg頁目の行列座標(m,n)エ
リアに番地データrを格納する。
【0070】これに対し、追加調理指示データテーブル
84から読出したr番地の調理指示データの卓番号が直
前に読出した調理指示データの卓番号と一致する場合に
は、ST7として列カウンタnを“1”だけカウントア
ップする。このとき、列カウンタnが“2”を越えた場
合には、ST8として行カウンタmを“1”だけカウン
トアップし、列カウンタnを“1”に戻す。このとき、
行カウンタmが“8”を越えた場合には、ST9として
頁カウンタgを“1”だけカウントアップし、行カウン
タmを“7”に戻す。しかる後、ST6に進み、追加調
理指示エリア72に対応する行列座標テーブル86bの
g頁目の行列座標(m,n)エリアに番地データrを格
納する。
【0071】その後、ST10として前記調理指示画像
作成処理と同様の処理を追加調理指示データテーブル8
4から読出したr番地の調理指示データについて実行す
る。ただし、調理指示データの区分が“2”の場合でも
追加マーク「追」は格納しない。上記調理指示画像作成
処理を終了したならば、図23のST2に戻り、読出し
番地カウンタrを“1”だけカウントアップした後、追
加調理指示データテーブル84からr番地の調理指示デ
ータを読出して同様の処理を繰返す。こうして、追加調
理指示データテーブル84からr番地の調理指示データ
を読出す毎に同様の処理を繰返し実行し、r番地に調理
指示データが存在しなくなったならば、この追加調理指
示エリア編集処理を終了する。
【0072】図21に示す調理画面更新処理において、
上記追加調理指示エリア編集処理を終了すると、次に、
調理画面編集用メモリ85の1頁目エリア85aにそれ
ぞれ格納されたデータに基づいてカラーディスプレイ6
0に調理画面70の1頁目画像を表示させる。また、調
理指示データ受信後における調理画面更新処理の場合に
は、ブザー69を一定時間鳴動させて、料理品目の注文
があったことを報知する。以上で、この調理画面更新処
理を終了する。
【0073】このように、本実施の形態の注文管理シス
テムにおいては、ハンディターミナル1から新規の客が
注文した料理品目の注文データがその客の卓番号等とと
もに入力されると、商品注文データ(商品コード,付帯
コード,注文数量,注文時刻)及び卓番号等を含む新規
調理指示伝文が注文管理用コントローラ3から厨房用表
示装置6に伝送される。厨房用表示装置6においては、
この客が注文した料理品目の調理指示データ(卓番号,
商品コード,付帯コード,注文時刻,区分)が調理指示
データテーブル83に注文受付順に格納される。ここ
で、同一品目が複数個注文されている場合には、その数
量分だけ調理指示データテーブル83に同一の調理指示
データが格納される。しかる後、調理画面更新処理が実
行される。
【0074】これにより、調理指示データテーブル83
に格納されている調理指示データが1番地から順に読出
され、調理画面編集用メモリ85における1頁目エリア
85aの行列座標領域(1,1)〜(6,6)にその調
理指示データ内の商品コードに対応する図形データと付
帯コードに対応する付帯マークとが順次格納される。ま
た、注文時刻からの経過時間がX1分以上でかつX2分
未満の場合には注意マークが格納され、X2分を越える
場合には警告マークが格納される。この場合において、
調理指示データの卓番号が異なる毎に行列座標領域の行
が更新される。
【0075】また、同様にして追加調理指示データテー
ブル84に格納されている追加調理指示データが1番地
から順に読出され、調理画面編集用メモリ85における
1頁目エリア85aの行列座標領域(7,1)〜(8,
2)にその追加調理指示データ内の商品コードに対応す
る図形データと付帯コードに対応する付帯マークとが順
次格納される。また、注文時刻からの経過時間がX1分
以上でかつX2分未満の場合には注意マークが格納さ
れ、X2分を越える場合には警告マークが格納される。
この場合において、調理指示データの卓番号が異なる毎
に行列座標領域の行が更新される。
【0076】しかる後、上記調理画面編集用メモリ85
における1頁目エリア85aの記憶内容に基づいて調理
画面70が編集され、カラーディスプレイ60に表示さ
れる。その結果、調理画面70の新規調理指示エリア7
1には、今回の客が注文した料理品目を表わす図形デー
タが注文受付順になるように追加される。また、この料
理品目に先出し,後出し,持帰りなどの付帯情報が付加
されていた場合には、この料理品目の図形データを囲う
枠内に付帯情報を示すマークが表示される。このとき、
ブザー69が一定時間鳴動して、料理品目の注文があっ
たことが報知される。例えば、図12(a)に示す調理
画面70が表示されている状態で、卓番号A1に着いた
新規の客が料理品目「しょうゆラーメン」を2点と料理
品目「ぎょうざ」を2点を注文し、そのうち「ぎょう
ざ」1点は持帰りであるとすると、卓番号エリア72の
5行目に卓番号A1が表示されるとともに、新規調理指
示エリア71の5行目,1列目から4列目に料理品目
「しょうゆラーメン」と「ぎょうざ」の図形データがそ
れぞれ2つずつ表示される。そして、「ぎょうざ」の図
形データのうちの一方には、付帯情報「持帰り」のマー
ク「TO」が表示される。
【0077】ハンディターミナル1から客が追加注文し
た料理品目の注文データがその客の卓番号等とともに入
力された場合には、追加注文データ(商品コード,付帯
コード,追加数量,注文時刻)及び卓番号等を含む追加
調理指示伝文が注文管理用コントローラ3から厨房用表
示装置6に伝送される。
【0078】厨房用表示装置6においては、同一客が先
に注文した料理品目の調理が完了している場合と完了し
ていない場合とで処理が異なる。すなわち、調理が完了
していない場合には、調理指示データテーブル83にこ
の客の卓番号の調理指示データが残っており、追加注文
された料理品目の調理指示データ(卓番号,商品コー
ド,付帯コード,注文時刻,区分)がその同一卓番号の
最終データの次に追加される。しかる後、調理画面更新
処理が実行される。その結果、前記と同様に作用して、
追加注文された料理品目を表わす図形データが、新規調
理指示エリア71における同一卓番号の最終列に追加さ
れ、かつブザー69が一定時間鳴動して、料理品目の注
文があったことが報知される。例えば、図12(a)に
示す調理画面70が表示されている状態で、卓番号A2
の客が料理品目「あんみつ」を1点追加注文したとする
と、卓番号A2に対応する新規調理指示エリア71の4
行目,2列目に料理品目「あんみつ」の図形データが追
加マーク「追」とともに表示される。
【0079】これに対し、同一客が先に注文した料理品
目の調理が完了している場合には、追加調理指示データ
テーブル84に追加注文された料理品目の調理指示デー
タ(卓番号,商品コード,付帯コード,注文時刻,区
分)が追加される。しかる後、調理画面更新処理が実行
される。その結果、この客が追加注文した料理品目を表
わす図形データが、追加調理指示エリア73a,73b
に表示され、かつブザー69が一定時間鳴動して、料理
品目の注文があったことが報知される。例えば、図12
(a)に示す調理画面70が表示されている状態で、卓
番号A3の客が料理品目「あんみつ」を1点追加注文し
たとすると、追加調理指示エリア73bに卓番号A3と
料理品目「あんみつ」の図形データが表示される。
【0080】ハンディターミナル1から既に注文された
商品の取消が指令されると、その取消商品データ(商品
コード,付帯コード,取消数量)及び卓番号等を含む調
理取消指示伝文が注文管理用コントローラ3から厨房用
表示装置6に伝送される。厨房用表示装置6において
は、調理指示データテーブル83及び追加調理指示デー
タテーブル84が検索され、取消商品に該当する調理指
示データの区分が“3”に変更される。しかる後、調理
画面更新処理が実行される。これにより、調理画面70
に表示されている当該商品の図形データの枠内に取消マ
ーク「消」が表示される。
【0081】ハンディターミナル1から入力された料理
品目の注文データについて付帯情報「緊急注文」が付加
されると、その料理品目の商品注文データ(商品コー
ド,付帯コード“04”,注文数量,注文時刻)及び卓
番号等を含む新規調理指示伝文または追加調理指示伝文
が注文管理用コントローラ3から厨房用表示装置6に伝
送される。
【0082】厨房用表示装置6においては、その料理品
目の調理指示データ(卓番号,商品コード,付帯コー
ド,注文時刻,区分)が調理指示データテーブル83の
先頭エリア(1番地)に割込んで格納される。しかる
後、調理画面更新処理が実行される。その結果、調理画
面70における新規調理指示エリア71の1行目に、こ
の緊急注文された料理品目の図形データが卓番号ととも
に割込み表示される。例えば、図12(a)に示す調理
画面70が表示されている状態で、卓番号B21の客が
注文した料理品目「みそラーメン」1点が緊急注文とし
て入力されると、図12(b)に示す如く、それまで1
行目から4行目に表示されていた各料理品目の図形デー
タが2行目から5行目にそれぞれシフトされ、1行目に
卓番号B2とともに料理品目「みそラーメン」の図形デ
ータが表示される。このとき、ブザー69が一定時間鳴
動して、料理品目の注文があったことが報知される。
【0083】一方、調理人は、厨房用表示装置6のカラ
ーディスプレイ60に表示されている調理画面70上の
図形データを見て客の注文内容を把握し、調理を行う。
そして、料理品目の調理を完了する毎に、その料理品目
の図形データをタッチ操作するとともにファンクション
キー「入力」74fをタッチ操作して、調理完了指示を
行う。
【0084】そうすると、調理指示データテーブル83
または追加調理指示データテーブル84に格納されてい
る該当料理品目の調理指示データの区分が“0”に変更
される。また、厨房用表示装置6から注文管理用コント
ローラ3に調理完了伝文が伝送され、印字装置5から配
膳指示票が発行される。さらに、今回の調理完了指示操
作によって同一客が注文した料理品目の調理が全て完了
した場合には、調理指示データテーブル83あるいは追
加調理指示データテーブル84に格納されている同一客
の調理指示データ(区分“0”)がクリアされ、当該テ
ーブル83,84に残った他の客の調理指示データが上
位番地へシフトされる。しかる後、調理画面更新処理が
実行される。
【0085】その結果、同一客が注文した他の料理品目
の調理が完了していない場合には、調理完了入力を行っ
た料理品目の図形データに調理完了マーク「×」が重ね
て表示される。一方、同一客が注文した料理品目の調理
が全て完了した場合には、その客の卓番号とそれに対応
する図形データがクリアされ、それより下行に表示され
ていた卓番号と図形データが順次上行にシフトされる。
例えば、図12(a)に示す調理画面70が表示されて
いる状態で料理品目「みそラーメン」の調理が完了し、
新規調理指示エリア71における1行,2列の枠内の図
形データ「みそラーメン」をタッチ操作するとともにフ
ァンクションキー「入力」74fをタッチ操作すると、
この1行,2列の枠内の図形データ「みそラーメン」に
調理完了マーク「×」が重ねて表示される。一方、図1
2(b)に示す調理画面70が表示されている状態で料
理品目「みそラーメン」の調理が完了し、新規調理指示
エリア71における1行,1列の枠内の図形データ「み
そラーメン」をタッチ操作するとともにファンクション
キー「入力」74fをタッチ操作すると、この図形デー
タと卓番号B2の表示がクリアされ、図12(a)に示
す調理画面70に切替わる。
【0086】このように、本実施の形態における厨房用
表示装置6においては、カラーディスプレイ60の調理
画面70を、新規調理指示エリア71と追加調理指示エ
リア73a,73bとに区分している。そして、新規の
客が注文した料理品目を表わす図形テータは新規調理指
示エリア71に注文受付順に表示させ、注文済の客が追
加注文した料理品目を表わす図形テータは、その客が先
に注文した料理品目の図形データが新規調理指示エリア
71に表示されている場合にはその図形データの後に表
示させ、新規調理指示エリア71に表示されていない場
合には追加調理指示エリア73a,73bに表示させる
ようにしている。
【0087】したがって、調理人は、追加調理指示エリ
ア73a,73bに料理品目を表わす図形データが表示
されていないときには、新規調理指示エリア71に順番
に表示されている図形データの料理品目を順次調理し、
追加調理指示エリア73a,73bに料理品目を表わす
図形データが表示されたならばその料理品目を優先的に
調理すればよい。こうすることによって、配膳を完了し
ていない客の追加注文に対しては、先に注文した料理品
目を配膳した後で追加注文の品目を配膳できるようにな
り、配膳を完了し終えて飲食中の客の追加注文に対して
は、早めに追加注文の品目を配膳できるようになる。
【0088】また、緊急注文された料理品目を表わす図
形データは、新規調理指示エリア71の先頭に割込み表
示させるようにしている。したがって、例えば飲食を終
えた後に追加注文を行った客に対しては緊急注文として
処理することにより、その追加注文された料理品目は最
優先で調理されるようになる。以上のとおりであるか
ら、追加注文された品目に対する調理への対応が、調理
人の負担になることなく適切に取れるようになる。
【0089】また、本実施の形態では、調理画面70上
に表示する調理指示情報をその料理品目を表わす図形デ
ータとしている。したがって、調理人は、画面上の図形
データを見るだけですぐに注文があった料理品目の正確
な種類と数量とを確認することができ、注文内容とは異
なる料理品目を調理してしまったり、数を間違えたりす
るミスを極力減らすことができる。
【0090】しかも、新規調理指示エリア71において
は、1料理品目の図形データを枠で囲い、追加注文の料
理品目についてはその枠内に追加マーク「追」を表示さ
せ、緊急注文された料理品目についてはその枠内に緊急
マーク「急」を表示させるようにしている。したがっ
て、通常の注文と追加注文及び緊急注文とを容易に区別
できる利点もある。
【0091】なお、調理指示情報を従来装置のように文
字データによって表示しても本発明の効果は奏するもの
である。また、文字データによって調理指示情報を表示
する機能と図形データにより調理指示情報を表示する機
能とを適宜切換えられるようにしてもよい。
【0092】また、新規調理指示エリア71と追加調理
指示エリア73a,73bとの区分の構成は本実施の形
態の構成に限定されるものでなく、調理人にとって分か
りやすい構成であればよい。この他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
追加注文された品目に対する調理への対応を調理人の負
担になることなく適切に取れるようになる厨房用表示装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である注文管理システ
ムの全体図。
【図2】 同注文管理システムにおける注文管理用コン
トローラの要部ブロック図。
【図3】 上記注文管理用コントローラのRAMに形成
する主要なメモリエリアを示す図。
【図4】 図3における商品別売上累計メモリの構成
図。
【図5】 図3における受注商品管理メモリの構成図。
【図6】 上記注文管理用コントローラのCPUが実行
する注文伝文受信処理を示す流れ図。
【図7】 図6における注文取消伝文受信処理を具体的
に示す流れ図。
【図8】 上記注文管理用コントローラのCPUが実行
する調理完了伝文受信処理を示す流れ図。
【図9】 本実施の形態での調理指示データ及び調理完
了データのフォーマットを示す図。
【図10】同実施の形態の注文管理システムにおける厨
房用表示装置の外観図。
【図11】上記厨房用表示装置の要部ブロック図。
【図12】上記厨房用表示装置のディスプレイに表示さ
れる調理画面の表示例を示す図。
【図13】上記厨房用表示装置のRAMに形成する主要
なメモリエリアを示す図。
【図14】上記厨房用表示装置のRAMに形成する調理
画面編集用メモリを示す図。
【図15】上記厨房用表示装置のRAMに形成するタッ
チパネル行列座標テーブルを示す図。
【図16】上記厨房用表示装置のCPUが実行する調理
指示伝文受信処理を示す流れ図。
【図17】図16における追加調理指示伝文の受信処理
を示す流れ図。
【図18】図16における調理取消指示伝文の受信処理
を示す流れ図。
【図19】上記厨房用表示装置のCPUが実行する入力
キー処理を示す流れ図。
【図20】上記厨房用表示装置のCPUが実行する休止
キー処理を示す流れ図。
【図21】図16〜図20に示す調理画面更新処理を具
体的に示す流れ図。
【図22】図21における新規調理指示エリア編集処理
を具体的に示す流れ図。
【図23】図21における追加調理指示エリア編集処理
を具体的に示す流れ図。
【図24】図22,図23における調理指示画像作成処
理を具体的に示す流れ図。
【図25】上記厨房用表示装置のディスプレイに表示さ
れる休止画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…ハンディターミナル 3…注文管理用コントローラ 6…厨房用表示装置 8…LAN回線 60…カラーディスプレイ 61…タッチパネル 71…新規調理指示エリア 72…卓番号エリア 73a,73b…追加調理指示エリア 81…図形データテーブル 82…付帯マークテーブル 83…調理指示データテーブル 84…追加調理指示データテーブル 85…調理画面編集用メモリ 86…タッチパネル行列座標テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各客がそれぞれ注文した料理品目の調理
    指示情報を調理が完了するまで表示する厨房用表示装置
    において、 画面を、新規調理指示エリアと追加調理指示エリアとに
    区分し、新規の客が注文した料理品目の調理指示情報は
    前記新規調理指示エリアに注文受付順に表示させ、注文
    済の客が追加注文した料理品目の調理指示情報は、その
    客が先に注文した料理品目の調理指示情報が前記新規調
    理指示エリアに表示されている場合にはその調理指示情
    報の後に表示させ、前記新規調理指示エリアに表示され
    ていない場合には前記追加調理指示エリアに表示させる
    ようにしたことを特徴とする厨房用表示装置。
  2. 【請求項2】 緊急注文された料理品目の調理指示情報
    は、新規調理指示エリアの先頭に割込み表示させること
    を特徴とする請求項1記載の厨房用表示装置。
  3. 【請求項3】 画面に表示される料理品目の調理指示情
    報は、その料理品目を表わす図形データであることを特
    徴とする請求項1記載の厨房用表示装置。
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