JP3803321B2 - 領収証作成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホテル,旅館等の宿泊施設やゴルフ場,ボーリング場等の遊技施設のフロント業務等で用いられる領収証作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の領収証作成装置は、施設利用料金,飲食代,売店での買上商品の代金等の取引金額に関するデータを、その取引が発生する毎にキーボード等の入力部を介して入力すると、この取引金額に関するデータを客別データ記憶部にて客別に記憶保持する。そして、精算を申し出た客を指定するデータを入力すると、前記客別データ記憶部から指定された客の取引金額に関するデータを取得し、その取得した取引金額の総額を算出して、この総額を額面金額とする領収証をプリンタより印字発行する構成であった。
【0003】
ところで、例えば宿泊施設のフロント業務においては、宿泊客から、領収証の額面金額を取引金額の総額から一部の取引金額(例えば売店を利用した際の料金や部屋の冷蔵庫や電話を利用した際の料金等)を除いた金額にして欲しいとの要求を受ける場合がある。このような客に対しては、従来、取引金額の総額から排除する取引の金額を手計算で減額して額面金額を求め、この額面金額を記入した領収証を手書きで作成して対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のこの種の領収証作成装置においては、該装置で作成する領収証の額面金額を取引金額の総額から一部の取引金額を除いた金額にすることが困難であり、このような領収証は手作業で作成せざるを得なかった。このため、領収証の作成業務が煩雑になり、業務担当者の負担になっていた上、領収証の作成に時間がかかり、客の精算時間が長くなる等の問題を生じていた。
【0005】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、1客に対する取引金額の総額からその客が希望する取引項目の金額を除いた金額を額面金額とする領収証を簡単に作成することができ、領収証作成業務の効率化を図り得る領収証作成装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力部を介して入力される取引金額に関するデータを客別に記憶する客別データ記憶部を有し、客指定手段により1客が指定されると、客別データ記憶部から指定された客の取引金額に関するデータを取得し、その取得したデータに基づいて領収証を作成する領収証作成装置において、客別データ記憶部に記憶した1客の取引明細データ及び取引金額の合計データ等によりレシート印字データを編集し、レシート用紙に印字するレシート印字手段と、客別データ記憶部に記憶した1客の取引金額に関するデータの中から当該客が希望する取引項目のデータを選択するデータ選択手段と、レシート印字手段によりレシート印字データをレシート用紙に印字した後にデータ選択手段により取引項目のデータが選択されているか否かを判断する判断手段と、この判断手段により取引項目のデータが選択されていると判断されると、その選択されたデータの取引金額の総額を額面金額とする領収証印字データを編集し、レシート用紙に印字する領収証印字手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の領収証作成装置の一実施の形態として、旅館,ホテル等の宿泊施設におけるフロント業務処理装置に適用した場合を、図面を参照しながら説明する。
図1はフロント業務処理装置の外観を示す斜視図であって、このフロント業務処理装置は制御部ユニット1を設け、この制御部ユニット1に、各種データを入力するキーボード2、タッチセンサパネル3を画面に付したカラー表示器4及びロール紙に印字を行なうプリンタ5を接続している。また、現金等を収容するためのドロワ6を制御部ユニット1に着脱自在に接続している。
【0008】
制御部ユニット1は、図2に示すように、制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)7、該CPU7が実行するプログラム等を予め記憶したROM(リード・オンリ・メモリ)8、該CPU7の動作により設定データや入力データ等の可変的データを記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)9、現在の日付及び時刻を計時する時計部10、ハードディスクをアクセスするHDD(ハード・ディスク・ドライバ)11を制御するHDDコントローラ12、外部より着脱自在に装着されたフロッピーディスク(登録商標)をアクセスするFDD(フロッピ・ディスク・ドライバ)13を制御するFDDコントローラ14、前記キーボード2が接続されるキーボードインタフェース15、前記プリンタ5が接続されるプリンタインタフェース16、前記カラー表示器4が接続される表示器インタフェース17、前記タッチセンサパネル3が接続されるタッチセンサパネルインタフェース18、前記ドロワ6が接続されるドロワインタフェース19等を搭載している。そして、前記CPU7と、ROM8,RAM9,時計部10,HDDコントローラ12,FDDコントローラ14及び各インタフェース15〜19とを、アドレスバス,データバス等のバスライン20で接続している。
【0009】
かかるハードウェア構成のフロント業務処理装置は、カラー表示器4に各部屋の利用状況を色別に表示する画面として、図3(a)で示すような利用状況表示画面40Aを表示可能となっている。上記利用状況表示画面40Aは、当該宿泊施設の各部屋を識別する部屋番号を6行×5列のマトリクス状に列挙し、各部屋番号を各々矩形状の枠で囲った最大30個の部屋キー41のボタンイメージを、「全室」,「本館」,「新館」の各領域項目を各々矩形状の枠で囲った領域区分選択キー42、「終了」,「表示切替」,「増減切替」,「客室状態」,「宿泊者名」,「前頁」,「次頁」の各機能項目を各々矩形状の枠で囲ったファンクションキー43及び「チェックイン」,「伝票入力」,「領収証発行」,「チェックアウト」,「予約入力」の各業務項目を各々矩形状の枠で囲った業務選択キー44の各ボタンイメージとともに表示した画面であって、各部屋番号をそれぞれ囲った枠内の色がその部屋の利用状況、つまり「空室」,「在室」、「予約済」,「領収証発行済」,「出発予定(チェックアウト予定)」によって異なるようになっている。
【0010】
因みに、この実施の形態では、利用状況「空室」の部屋を白色で表わし、利用状況「在室」の部屋を黄色で表わし、利用状況「予約済」の部屋を緑色で表わし、利用状況「領収証発行済」の部屋を青色で表わし、利用状況「出発予定」の部屋を赤色で表わしている。なお、図面では、便宜上、白色の枠内を(W)で表わし、黄色の枠内を(Y)て表わし、緑色の枠内を(G)で表わし、青色の枠内を(B)で表わし、赤色の枠内を(R)で表わしている。
【0011】
そして、このフロント業務処理装置は、上記利用状況表示画面40Aを表示した状態で、業務「チェックイン」の業務選択キー44とともに部屋キー41の1枠内がタッチ操作されると、そのタッチ操作された部屋キー41に表示された部屋番号の客室に対してチェックイン業務が宣言されたので、カラー表示器4の画面を図3(b)に示すようなチェックイン業務処理画面40Bに切換えて、チェックイン業務に必要な項目(宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,宿泊日数等)のデータ入力を受付ける。ここで、キーボード2のキー操作及びチェックイン業務処理画面40B上のファンクションキー43bのタッチ操作により各項目のデータが入力されたならば、これらの入力データを客別データ記憶部にて部屋番号別に記憶保持するものとなっている。
なお、チェックイン業務処理画面40Bには、部屋番号,宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,宿泊日数等を表示する欄とともに、ファンクションキー43bとして入力データの確定を指令する確定キー、入力データの取消しを指令する取消キー及びチェックイン業務の終了を宣言する終了キー等を表示している。
【0012】
また、このフロント業務処理装置は、上記利用状況表示画面40Aを表示した状態で、業務「伝票入力」の業務選択キー44とともに部屋キー41の1枠内がタッチ操作されると、そのタッチ操作された部屋キー41に表示された部屋番号の客室宿泊者に対して伝票入力業務が宣言されたので、カラー表示器4の画面を図4(a)に示すような伝票入力業務処理画面40Cに切換えて、取引金額に関するデータ(取引項目コード,数量,単価等)の入力を受付ける。ここで、キーボード2のキー操作及び伝票入力業務処理画面40C上のファンクションキー43cのタッチ操作により取引金額に関するデータが入力されたならば、これらの入力データを前記客別データ記憶部にて部屋番号別に記憶保持するものとなっている。
【0013】
なお、伝票入力業務処理画面40Cには、部屋番号,宿泊者代表名,宿泊人数,取引明細の各データを表示する欄とともに、ファンクションキー43cとして確定キー,取消キー,終了キーの他、分割キー,UPキー,DOWNキー,入力キー等を表示している。
【0014】
また、このフロント業務処理装置は、上記利用状況表示画面40Aを表示した状態で、業務「領収証発行」の業務選択キー44とともに部屋キー41の1枠内がタッチ操作されると、そのタッチ操作された部屋キー41に表示された部屋番号の客室宿泊者に対して領収証発行業務が宣言されたので、カラー表示器4の画面を図4(b)に示すような領収証発行業務処理画面40Dに切換える。ここで、キーボード2のキー操作もしくは領収証発行業務処理画面40D上のファンクションキー43dのタッチ操作により領収証の発行が指令されると、この客室宿泊者に対する領収証をプリンタ5より印字発行するものとなっている。
なお、領収証発行業務処理画面40Dには、伝票入力業務処理画面40Cと同様に部屋番号,宿泊者代表名,宿泊人数,取引明細及びその合計の各データを表示するエリアとともに、ファンクションキー43dとして確定キー,取消キー,終了キー,分割キー,UPキー,DOWNキー,入力キーを表示している。因みに、確定キーは領収証の発行を指令するキーとして機能する。
【0015】
さて、このフロント業務処理装置は、前記客別データ記憶部として図5に示すエリア構造の部屋情報ファイル50を、例えばHDD11によってアクセス可能なハードディスクに記憶している。
上記部屋情報ファイル50は、各客室の部屋番号別に、その客室にチェックインした宿泊者の代表名,宿泊人数(大人・小人別),部屋利用数,到着日付,出発予定日付のチェックインデータを格納するエリア51と、その客室の宿泊者に対して領収証発行業務が実施されたか否かを示す領収証フラグを格納するエリア52と、その客室に対して当日予約がなされているか否かを示す予約フラグを格納するエリア53と、その客室の宿泊者との間で発生した各種取引の項目名称,数量,単価,取引金額,取引項目区分及び取扱日付の取引明細データをシーケンス番号順に蓄積するエリア54とを形成したものである。そして、取引明細データのエリア54には、領収証を分割する際のグループを示す分割コードを格納するエリア55を設けている。
【0016】
また、このフロント業務処理装置は、図6に示すように、各種取引の項目毎に付された固有の項目コードに対応してその項目名称,単価及び区分の各データを予め格納した取引項目ファイル60を、例えば前記ハードディスクに記憶している。
【0017】
因みに、この実施の形態では、取引項目として、宿泊料金に関する「室料」、レストランでの飲食メニュー料金に関する「飲食」、客室内の電話の通話料金に関する「電話」、客室内の冷蔵庫に入った商品の買上料金に関する「冷蔵」及び売店で販売する商品の買上料金に関する「売店」の5区分に分類している。
【0018】
また、このフロント業務処理装置は、図7に示すように、空室,在室,予約済,領収証発行済及び出発予定の各部屋利用状況に対する利用状況表示画面40上での色情報を予め格納した色情報設定テーブル71と、チェックイン,伝票入力,領収証発行,チェックアウト及び予約入力の各種業務の起動を許可するか否かを、空室,在室,予約済,領収証発行済及び出発予定の各部屋利用状況により決定する起動条件データ(許可する場合には「可」,許可しない場合には「不可」)を予め格納した起動条件設定テーブル72と、部屋番号,領収証日付,宿泊者代表名の客特定データとともに、この客の取引明細データをシーケンス番号順に一時格納する領収証バッファ73と、取引明細データカウンタd,領収証番号カウンタA,分割コードカウンタX等のカウンタメモリ74とを、例えばRAM7に記憶している。
【0019】
しかして、このフロント業務処理装置のCPU7は、キーボード2のキー入力等によりフロント業務モードが選択されているときには、カラー表示器4に現在の各部屋の利用状況を示す利用状況表示画面40Aを表示させる。そして、この利用状況表示画面40上の業務選択キー44の1枠内がタッチ操作されたことをタッチセンサパネル3からの入力信号により検知すると、そのタッチ操作された業務選択キー44に表示されたフロント業務を処理するものとなっている。
【0020】
すなわち、業務「チェックイン」の業務選択キー44がいずれか1つの部屋キー41とともにタッチ操作された場合には、その部屋キー41に表示された部屋番号の客室に対してチェックイン業務が宣言されたので、CPU7は前記部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア51,53を調べる。ここで、エリア51にデータが未設定の利用状況「空室」か、エリア53に予約フラグがセットされた利用状況「予約済」の場合には、起動条件設定テーブル72のデータによりチェックイン業務が許可されているので、カラー表示器4の画面をチェックイン業務処理画面40Bに切換える。
【0021】
ここで、キーボード2のキー入力により宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,宿泊日数等のデータが入力され、続いてチェックイン業務処理画面40B上の確定キーがタッチ操作されたならば、前記部屋情報ファイル50の該当部屋番号に対応するエリア51に、入力された宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,到着日付,出発予定日付の各データを書込む。なお、到着日付は時計部10から読出した現日付であり、出発予定日付はこの現日付から入力された宿泊日数を更新した日付である。しかる後、チェックイン業務処理画面40B上の終了キーがタッチ操作されたならば、カラー表示器4の画面を利用状況表示画面40Aに戻す。このとき、利用状況表示画面40Aにおける該当部屋番号が表示された部屋キー41の枠内の色が利用状況「在室」を示す黄色に変化する。
【0022】
また、業務「伝票入力」の業務選択キー44がいずれか1つの部屋キー41とともにタッチ操作された場合には、その部屋キー41に表示された部屋番号の客室に対して伝票入力業務が宣言されたので、CPU7は前記部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア51,53を調べる。ここで、エリア51に宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,到着・出発予定日付の各データが格納されており、かつエリア53の予約フラグがリセットされていた場合には、利用状況が「在室」,「領収証発行」または「チェックアウト予定」のいずれかであり、起動条件設定テーブル72のデータにより伝票入力業務が許可されているので、カラー表示器4の画面を伝票入力業務処理画面40Cに切換える。
このとき、部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア54に取引明細データが格納されている場合には、その取引明細データをRAM9に読込み、伝票入力業務処理画面40Cの取引明細欄にシーケンス番号順に表示させる。
【0023】
ここで、キーボード2のキー入力により取引金額に関するデータとして取引項目コードと数量データが入力されると、取引項目ファイル60を参照して入力取引項目コードに対応する取引項目名称,単価及び取引項目区分の各データを読出し、数量データに単価データを乗じて取引金額を算出する。なお、単価データが未設定xの場合には単価データの入力を強制し、単価データがキー入力されると、この単価データと数量データとを乗じて取引金額を算出する。
【0024】
こうして、取引金額を算出したならば、この取引金額を含む取引明細データ(取引項目名称,数量,単価,取引金額,取引項目区分,取扱日付)をRAM9に一時格納するとともに、伝票入力業務処理画面40Cの取引明細欄に追加表示する。ここで、伝票入力業務処理画面40C上の確定キーがタッチ操作されると、RAM9に一時格納した取引明細データを部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア54に追加登録する。しかる後、伝票入力業務処理画面40C上の終了キーがタッチ操作されると、カラー表示器4の画面を利用状況表示画面40Aに戻す。
【0025】
また、業務「領収証発行」の業務選択キー44がいずれか1つの部屋キー41とともにタッチ操作された場合には、その部屋キー41に表示された部屋番号の客室宿泊者に対して領収証発行業務が宣言されたので、CPU7は図8の流れ図に示す領収証発行業務処理を実行する。
すなわち、ST(ステップ)1として部屋キー41のタッチ操作により部屋番号が指定されたことを確認すると、ST2として部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア51,53を調べる。ここで、エリア51に宿泊者名,宿泊人数,利用部屋数,到着・出発予定日付の各データが格納されており、かつエリア53の予約フラグがリセットされていた場合には、利用状況が「在室」,「領収証発行」または「チェックアウト予定」のいずれかであり、起動条件設定テーブル72のデータにより領収証発行業務が許可されているので、ST3として該当部屋番号と時計部10にて計時している現日付(領収証日付)とを領収証バッファ73に格納する。また、ST4として上記部屋情報ファイル50における該当部屋番号のエリア51から宿泊者代表名のデータを読込むとともに、エリア54から全取引明細データを読込み、上記領収証バッファ73に格納する。さらに、ST5として上記領収証バッファ73に格納した取引明細データの取引金額の合計(税込み)を算出する。
【0026】
しかる後、カウンタメモリ74の取引明細データカウンタdを“1”に初期設定したならば、ST7として上記領収証バッファ73内の各データに基づきカラー表示器4に領収証発行業務処理画面40Dを表示させる(表示手段)。この状態で、領収証発行業務処理画面40D上のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0027】
ここで、UPキーのタッチ操作を検知した場合には、図9(a)に示すように、取引明細データカウンタdを1だけカウントアップする。なお、カウントアップの結果、領収証発行業務処理画面40Dに表示している取引明細データの数Dを上回った場合には、取引明細データカウンタdを該取引明細データ数Dに戻す。しかる後、次のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0028】
また、DOWNキーのタッチ操作を検知した場合には、図9(b)に示すように、取引明細データカウンタdを1だけカウントダウンする。なお、カウントダウンの結果、初期設定値“1”を下回った場合には、取引明細データカウンタdを該初期設定値“1”に戻す。しかる後、次のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0029】
また、分割キーのタッチ操作を検知した場合には、図9(c)に示すように、先ず取引明細データカウンタdに一致するシーケンス番号の取引明細データに対応する分割コードを“0”に設定する。次に、キーボード2のテンキーから1〜9までの数値データnが入力されたならば、上記取引明細データカウンタdに一致するシーケンス番号の取引明細データに対応する分割コードをその数値データnに置換する(分割コード入力手段)。また、入力キーのタッチ操作を検知した場合には、取引明細データカウンタdを1だけカウントアップする。なお、カウントアップの結果、領収証発行業務処理画面40Dに表示している取引明細データの数Dを上回った場合には、取引明細データカウンタdを該取引明細データ数Dに戻す。しかる後、次のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0030】
また、取消キーのタッチ操作を検知した場合には、前記領収証バッファ73のデータをクリアする。しかる後、この領収証発行業務の処理を終了する。
また、確定キーのタッチ操作を検知した場合には、先ずカウンタメモリ74の領収証番号カウンタAを1だけカウントアップする。次に、図10に具体的に示す領収証発行処理を実行する。
【0031】
すなわちCPU7は、ST11として領収証バッファ73内の領収証日付,部屋番号,宿泊者代表名,各取引明細データ及びその取引金額の合計(税込み)等のデータによりレシート印字データを編集し、このレシート印字データをプリンタ5に送出してロール紙に印字させる。
次に、ST12としてプリンタ5にミシン目要求コマンドを送出して、ロール紙にミシン目を形成させる。また、ST13としてカウンタメモリ74の分割コードカウンタXを“0”に初期設定する。
【0032】
次に、ST14として領収証バッファ73内の各取引明細データを検索し、分割コードが上記分割コードカウンタXに一致する取引明細データが存在するか判断する。ここで、存在する場合には、ST15としてこの分割コードが上記分割コードカウンタXに一致する取引明細データを全て抽出し、この抽出した取引明細データの取引金額合計(税込み)を算出する。そして、この取引金額合計を額面金額とする領収証印字データを作成したならば、この領収証印字データをプリンタ5に送出してロール紙に印字させる。
【0033】
次に、ST16としてプリンタ5にミシン目要求コマンドを送出して、ロール紙にミシン目を形成させる。また、ST17として上記分割コードカウンタXを1だけカウントアップする。しかる後、ST14に戻り、領収証バッファ73内に分割コードが上記分割コードカウンタXに一致する取引明細データが存在するか再度判断する。そして、存在する場合には、ST15〜ST17の処理を繰り返す。
【0034】
こうして、ST14にて領収証バッファ73より分割コードカウンタXに一致する分割コードの取引明細データを検出できなかった場合には、ST18として領収証バッファ73内の部屋番号で前記部屋情報ファイル50を検索し、該当する部屋番号のエリア52内の領収証フラグを発行済を示す状態にセットする。
しかる後、前記領収証バッファ73のデータをクリアしたならば、この領収証発行業務の処理を終了する。
【0035】
このように構成した本実施の形態のフロント業務処理装置を操作するオペレータは、例えば部屋番号「101」の客室に対してチェックイン業務が発生すると、フロント業務モードを選択してカラー表示器4に図3(a)に示す利用状況表示画面40Aを表示させる。そして、この利用状況表示画面40Aから部屋番号「101」の客室の利用状況を判断する。この場合、部屋番号「101」が表示された部屋キー41の枠内は白色、つまり空室であり、チェックイン業務を実行可能なので、オペレータはこの部屋番号「101」が表示された部屋キー41と業務「チェックイン」の業務選択キー44とをタッチ操作する。すると、カラー表示器4の画面が図3(b)に示すチェックイン業務処理画面40Bに切換わるので、オペレータはキーボード2から宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,宿泊日数等の必要データを入力する。こうすることにより、部屋情報ファイル50の部屋番号「101」に対応するエリア51に、入力された宿泊者代表名,宿泊人数,利用部屋数,到着日付,出発予定日付の各データが書込まれる。
【0036】
また、例えば部屋番号「102」の客室宿泊者に対して伝票入力業務が発生した場合には、オペレータはやはりフロント業務モードを選択してカラー表示器4に図3(a)に示す利用状況表示画面40Aを表示させる。そして、この利用状況表示画面40Aから部屋番号「102」の客室の利用状況を判断する。この場合、部屋番号「102」が表示された部屋キー41の枠内は黄色、つまり在室であり、伝票入力業務を実行可能なので、オペレータはこの部屋番号「102」が表示された部屋キー41と業務「伝票入力」の業務選択キー44とをタッチ操作する。すると、カラー表示器4の画面が図4(a)に示す伝票入力業務処理画面40Cに切換わるので、オペレータはキーボード2から部屋番号「102」の客室宿泊者に対しての取引金額に関するデータを入力する。こうすることにより、部屋情報ファイル50の部屋番号「102」に対応するエリア54に、入力された取引金額に関するデータに基づき取引明細データ(取引項目名称,数量,単価,取引金額,取引項目区分,取扱日付)が追加登録される。
【0037】
また、例えば部屋番号「102」の客室宿泊者に対して領収証発行業務が発生した場合には、オペレータはやはりフロント業務モードを選択してカラー表示器4に図3(a)に示す利用状況表示画面40Aを表示させる。そして、この利用状況表示画面40Aから部屋番号「102」の客室の利用状況を判断する。この場合、部屋番号「102」が表示された部屋キー41の枠内は黄色、つまり在室であり、領収証発行業務を実行可能なので、オペレータはこの部屋番号「102」が表示された部屋キー41と業務「領収証発行」の業務選択キー44とをタッチ操作する。すると、カラー表示器4の画面が図4(b)に示す領収証発行業務処理画面40Dに切換わるので、オペレータは宿泊者に領収証の額面金額を取引金額の総額としてよいか否かを尋ねる。
【0038】
ここで、領収証の額面金額を取引金額の総額としてよい旨の申し出を受けた場合には、直ちに領収証発行業務処理画面40D上の確定キーをタッチ操作する。こうすることにより、プリンタ5によって領収証日付,部屋番号,宿泊者代表名,各取引明細データ及びその取引金額の合計(税込み)等が印字されたレシートと、上記取引金額の合計(税込み)を額面金額とする領収証とが印字発行される。
【0039】
これに対し、宿泊者が例えば図4(b)に示す領収証発行業務処理画面40Dに表示された各取引明細データのうち取引項目「通話料」と「ジュース」とを除いた取引明細データの金額で領収証を作成し、かつ取引項目「通話料」の金額だけの領収証と取引項目「ジュース」の金額だけの領収証をそれぞれ作成して欲しい旨を申し出た場合には、次の如く操作する。
【0040】
すなわち、先ず領収証発行業務処理画面40D上のUPキーまたはDOWNキーをタッチ操作して取引明細データカウンタdを取引項目「通話料」のシーケンス番号「5」にセットする。なお、領収証発行業務処理画面40D上のカーソルpが取引明細データカウンタdに一致するシーケンス番号の上を移動するので、このカーソルpの位置で取引明細データカウンタdの値を認識する。次に、キーボード2のテンキーを操作して数値データ「1」を入力する。すると、取引項目「通話料」の取引明細データにおける分割コードが「0」から「1」に変更される。次に、同様にして取引明細データカウンタdを取引項目「ジュース」のシーケンス番号「6」にセットしたならば、キーボード2のテンキーを操作して数値データ「2」を入力する。すると、取引項目「ジュース」の取引明細データにおける分割コードが「0」から「2」に変更される。最後に、領収証発行業務処理画面40D上の確定キーをタッチ操作する。
【0041】
こうすることにより、プリンタ5によって記録紙に、先ず図11中符号81で示すレシートが印字出力される。次に、同図中符号82で示すミシン目が形成された後、同図中符号83で示す額面金額の領収証、つまりは分割コードが「0」の取引項目「宿泊1泊」,「和定食」,「中華定食」及び「ビール」の合計金額を額面金額とする領収証が印字出力される。次に、同図中符号84で示すミシン目が形成された後、同図中符号85で示す額面金額の領収証、つまりは分割コードが「1」の取引項目「通話料」の金額を額面金額とする領収証が印字出力される。最後に、同図中符号86で示すミシン目が形成された後、同図中符号87で示す額面金額の領収証、つまりは分割コードが「2」の取引項目「ジュース」の金額を額面金額とする領収証が印字出力されて発行される。
【0042】
また、上記部屋番号「102」の客室宿泊者が図4(b)に示す領収証発行業務処理画面40Dに表示された各取引明細データのうち取引項目「通話料」と「ジュース」とを除いた取引明細データの金額を額面金額とする領収証のみ作成して欲しい旨を申し出た場合には、上記と同様にして取引項目「通話料」と「ジュース」の各取引明細データの分割コードを「0」と「1」以外の数値、例えば「9」に変更する。しかる後、領収証発行業務処理画面40D上の確定キーをタッチ操作する。
【0043】
こうすることにより、プリンタ5によって記録紙に、レシート81と分割コードが「0」の取引項目「宿泊1泊」,「和定食」,「中華定食」及び「ビール」の合計金額を額面金額とする領収証83とが印字出力されて発行される。なお、レシート81と領収証83との間はミシン目82が形成されている。
【0044】
このように、本実施の形態のフロント業務処理装置は、領収証発行業務の処理において、部屋情報ファイル50に記憶した1客の取引金額に関するデータの個々に分割コードを設定する分割コード設定手段を設けており、領収証発行処理の際には、1客の取引金額に関するデータの中から同一の分割コードが設定されたデータを選択し、その選択したデータの取引金額の総額を額面金額とする領収証を作成するようにしている。
【0045】
したがって、上記分割コード設定手段によって部屋情報ファイル50に記憶した1客の取引金額に関するデータの個々に任意の分割コードを設定するだけで、当該客が希望する取引項目のデータの取引金額総額を額面金額とする領収証を作成することができるので、1客に対する取引金額の総額からこの客が希望する取引項目の金額を除いた金額を額面金額とする領収証の作成に要する業務の負担を軽減できる。また、領収証の作成時間も短縮されるので、客の精算時間が短くなり、業務効率が高められる上、サービス性も向上する。
【0046】
また、本実施の形態においては、部屋情報ファイル50に記憶した1客の取引金額に関するデータを分割コードが小さい順にグループ化し、各グループ毎に取引金額の総額を額面金額とする領収証を作成するようにしている。したがって、分割コード設定手段により別グループに属する取引項目の分割コードを1,2,3…の順に設定することによって、同時に複数種類の領収証を作成することができる。同様に、分割コード設定手段により別グループに属する取引項目の分割コードとして「1」を使用しないことにより、この別グループに属する取引項目を除いた取引総額を額面金額とする領収証1枚のみ作成することができる。
【0047】
ところで、上述した一実施の形態(以下、第1の実施の形態と称する)では、分割コード設定手段により取引項目単位で分割コードを設定している。したがって、1客に対する取引金額の総額からその客が希望する取引項目の金額を除いた金額を額面金額とする領収証を確実に作成できる利点がある一方、1項目毎に領収証から除くか否かをチェックしなければならない面倒がある。
一般的な宿泊施設において、客が領収証の額面金額から除くことを希望する取引のパターンとしては、次の3パターンである。
1.室料のみを領収証の額面金額とする。
2.室料と食堂での飲食代の合計額を領収証の額面金額とする。
3.食堂での飲食代のみを領収証の額面金額とする。
【0048】
そこで、取引項目の区分単位に分割コードを一括し設定できるようにして、1項目毎に領収証から除くか否かをチェックしなければならない面倒を無くすことができる本発明の他の実施の形態について、以下に説明する。
なお、この他の実施の形態も、第1の実施の形態と同様にフロント業務処理装置に適用するものとし、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0049】
図12はこの他の実施の形態における領収証発行業務処理画面40Eを示しており、この領収証発行業務処理画面40Eには、第1の実施の形態の領収証発行業務処理画面40Dと同様に部屋番号,宿泊者代表名,宿泊人数,取引明細及びその合計の各データを表示するエリアとともに、ファンクションキー43eとして確定キー,取消キー,終了キー,分割キー,室料キー,飲食キー,室料・飲食キーを表示している。
ここで、室料キーは取引項目の区分「室料」を指定するキーであり、飲食キーは区分「飲食」を指定するキーであり、室料・飲食キーは区分「室料」と「飲食」の両方を指定するキーであって、これらのキーにより取引データ種類指定手段を構成する。
【0050】
図13はこの他の実施の形態における領収証発行業務処理を示す流れ図である。すなわち、CPU7は、利用状況表示画面40Aの業務「領収証発行」の業務選択キー44がいずれか1つの部屋キー41とともにタッチ操作された場合には、前記一実施の形態における領収証発行業務処理のST1〜ST5と同様な処理を行なった後、ST7としてカラー表示器4に前記領収証発行業務処理画面40Eを表示させる。この状態で、領収証発行業務処理画面40E上のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0051】
ここで、分割キーのタッチ操作を検知した場合には、図14に示すように、取引項目の区分が指定されるのを待機する。そして、室料キーのタッチ操作を検知した場合には、取引項目区分「室料」が指定されたので、領収証バッファ73に格納した各取引明細データのうち、区分「室料」に属する取引明細データの分割コードを「0」とし、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードを全て「9]とする。また、飲食キーのタッチ操作を検知した場合には、取引項目区分「飲食」が指定されたので、領収証バッファ73に格納した各取引明細データのうち、区分「飲食」に属する取引明細データの分割コードを「0」とし、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードを全て「9]とする。また、室料・飲食キーのタッチ操作を検知した場合には、取引項目区分「飲食」と「室料」の両方が指定されたので、領収証バッファ73に格納した各取引明細データのうち、区分「飲食」と「室料」に属する取引明細データの分割コードを「0」とし、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードを全て「9」とする(分割コード割当て手段)。しかる後、次のファンクションキー43dのタッチ操作を待機する。
【0052】
また、取消キーのタッチ操作を検知した場合には、前記領収証バッファ73のデータをクリアする。しかる後、この領収証発行業務の処理を終了する。
また、確定キーのタッチ操作を検知した場合には、先ずカウンタメモリ74の領収証番号カウンタAを1だけカウントアップする。次に、図10に具体的に示した領収証発行処理を同様に実行したならば、この領収証発行業務の処理を終了する。
【0053】
このように構成した他の実施の形態のフロント業務処理装置においては、例えば部屋番号「102」の客室宿泊者に対して領収証発行業務が発生し、カラー表示器4に図12に示す領収証発行業務処理画面40Eが表示されたならば、オペレータは宿泊者に領収証の額面金額を取引金額の総額としてよいか否かを尋ねる。
【0054】
ここで、宿泊者が室料と食堂での飲食代の合計額を額面金額とする領収証を作成して欲しい旨を申し出た場合には、領収証発行業務処理画面40Eの室料・飲食キーをタッチ操作する。すると、取引項目区分「飲食」と「室料」の両方に属する取引明細データの分割コードが全て「0」となり、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードが全て「9」となる。これにより、プリンタ5によって記録紙に、先ず図15中符号91で示すレシート(第1の実施の形態で印字されるレシート81と同一)が印字出力される。次に、同図中符号92で示すミシン目が形成された後、同図中符号93で示す額面金額の領収証、つまりは分割コードが「0」の区分「室料」に属する取引項目「宿泊1泊」と、区分「飲食」に属する取引項目「和定食」,「中華定食」及び「ビール」の合計金額を額面金額とする領収証が印字出力されて発行される。
【0055】
また、宿泊者が室料のみを額面金額とする領収書を作成して欲しい旨を申し出た場合には、領収証発行業務処理画面40Eの室料キーをタッチ操作する。すると、取引項目区分「室料」に属する取引明細データの分割コードが「0」となり、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードが全て「9」となる。これにより、図15中符号91で示すレシートに続き、分割コードが「0」の区分「室料」に属する取引項目「宿泊1泊」の金額を額面金額とする領収証が印字出力されて発行される。
【0056】
同様に、宿泊者が食堂での飲食代のみを額面金額とする領収証を作成して欲しい旨を申し出た場合には、領収証発行業務処理画面40Eの飲食キーをタッチ操作する。すると、取引項目区分「飲食」に属する取引明細データの分割コードが「0」となり、それ以外の区分に属する取引明細データの分割コードが全て「9」となる。これにより、図15中符号91で示すレシートに続き、分割コードが「0」の区分「飲食」に属する取引項目「和定食」,「中華定食」及び「ビール」の合計金額を額面金額とする領収証が印字出力されて発行される。
【0057】
このように、他の実施の形態においては、領収証発行業務の処理において、取引金額に関するデータの種類(取引項目区分)を指定する取引データ種類指定手段を有しており、この指定手段により指定された種類に属する取引金額に関するデータに自動的に同一の分割コードを割当て、領収証発行処理の際には、1客の取引金額に関するデータの中から同一の分割コードが設定されたデータを選択し、その選択したデータの取引金額の総額を額面金額とする領収証を作成するようにしている。
【0058】
したがって、前記第1の実施の形態の場合と同様に、1客に対する取引金額の総額からこの客が希望する取引項目の金額を除いた金額を額面金額とする領収証を簡単に作成できる効果を奏し得るのは勿論のこと、取引項目の区分単位に領収証の額面金額から除くか否かを指定すればよいので、操作性が優れている利点がある。
【0059】
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではない。
【0060】
例えば、第1の実施の形態では、領収証発行業務の処理において分割コードを設定したが、伝票入力業務の処理において取引金額に関するデータを入力すると同時にそのデータの分割コードを設定するようにしてもよい。
【0061】
また、第2の実施の形態では、領収証発行業務の処理において領収証の額面金額とする取引項目の区分を指定したが、例えばチェックイン業務において領収証の額面金額とする取引項目の区分を指定し、この指定データを部屋情報ファイルに記憶して領収証発行処理時に参照するようにしてもよい。
【0062】
また、この第2の実施の形態において、領収証の額面金額から除く取引項目の分割データを“9”としたが、この場合の分割コードを“1”とすることで、領収証の額面金額から除くように指定した取引項目の合計金額を額面金額とする領収証を別途作成することもできる。
【0063】
また、前記各実施の形態ではファンクションキーを画面上のタッチキーとしたが、キーボード2上のキーを用いてもよいのはいうまでもないことである。
また、分割コードは0,1,2,…の数値データに限定されるものではなく、額面金額に含めるか否かを識別するフラグであってもよい。
【0064】
なお、本発明は宿泊施設のフロント業務処理装置に限定されるものではなく、例えばゴルフ場,ボーリング場等の遊技施設のフロント業務を処理するフロント業務処理装置に組込まれる領収証作成装置であってもよい。また、フロント業務と関わりなく、入力部を介して入力される取引金額に関するデータを客別に記憶する客別データ記憶部を有し、客指定手段により1客が指定されると、客別データ記憶部から指定された客の取引金額に関するデータを取得し、その取得したデータに基づいて領収証を作成する領収証作成装置であれば適用可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、1客に対する取引金額の総額からその客が希望する取引項目の金額を除いた金額を額面金額とする領収証を簡単に作成することができ、領収証作成業務の効率化を図り得る領収証作成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるフロント業務処理装置の外観斜視図。
【図2】 同フロント業務処理装置の要部構成を示すブロック図。
【図3】 同フロント業務処理装置のカラー表示器に表示する利用状況表示画面及びチェックイン業務処理画面の一例を示す図。
【図4】 同フロント業務処理装置のカラー表示器に表示する伝票入力業務処理画面及び領収証発行業務処理画面の一例を示す図。
【図5】 同フロント業務処理装置が有する部屋情報ファイルのエリア構造を示す図。
【図6】 同フロント業務処理装置が有する取引項目ファイルのエリア構造を示す図。
【図7】 同フロント業務処理装置のRAMが記憶する主要なメモリエリアを示す図。
【図8】 同フロント業務処理装置のCPUが実行する領収証発行業務の処理手順を示す流れ図。
【図9】 図8における他のキー処理を具体的に示す流れ図。
【図10】図8における領収証発行処理を具体的に示す流れ図。
【図11】同フロント業務処理装置より発行される領収証の一印字例を示す図。
【図12】本発明の他の実施の形態であるフロント業務処理装置のカラー表示器に表示する領収証発行業務処理画面の一例を示す図。
【図13】同他の実施の形態におけるフロント業務処理装置のCPUが実行する領収証発行業務の処理手順を示す流れ図。
【図14】図13における分割キー処理を具体的に示す流れ図。
【図15】同他の実施の形態におけるフロント業務処理装置より発行される領収証の一印字例を示す図。
【符号の説明】
1…制御部ユニット
2…キーボード
3…タッチセンサパネル
4…カラー表示器
5…プリンタ
7…CPU
40A…利用状況表示画面
40B…チェックイン業務処理画面
40C…伝票入力業務処理画面
40D,40E…領収証発行業務処理画面
50…部屋情報ファイル(客別データ記憶部)
60…取引項目ファイル
81,91…レシート
83,85,87,93…領収証
Claims (1)
- 入力部を介して入力される取引金額に関するデータを客別に記憶する客別データ記憶部を有し、客指定手段により1客が指定されると、前記客別データ記憶部から指定された客の取引金額に関するデータを取得し、その取得したデータに基づいて領収証を作成する領収証作成装置において、
前記客別データ記憶部に記憶した1客の取引明細データ及び取引金額の合計データ等によりレシート印字データを編集し、レシート用紙に印字するレシート印字手段と、
前記客別データ記憶部に記憶した1客の取引金額に関するデータの中から当該客が希望する取引項目のデータを選択するデータ選択手段と、
前記レシート印字手段によりレシート印字データをレシート用紙に印字した後に前記データ選択手段により取引項目のデータが選択されているか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により取引項目のデータが選択されていると判断されると、その選択されたデータの取引金額の総額を額面金額とする領収証印字データを編集し、前記レシート用紙に印字する領収証印字手段とを具備したことを特徴とする領収証作成装置。
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