JPH10133540A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH10133540A
JPH10133540A JP8301300A JP30130096A JPH10133540A JP H10133540 A JPH10133540 A JP H10133540A JP 8301300 A JP8301300 A JP 8301300A JP 30130096 A JP30130096 A JP 30130096A JP H10133540 A JPH10133540 A JP H10133540A
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JP
Japan
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process cartridge
seal
cartridge according
container
oil seal
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Application number
JP8301300A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Sasaki
輝彦 佐々木
Tsutomu Nishiuwatoko
力 西上床
Satoshi Kurihara
敏 栗原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジの軸挿通部のトナーに
対するシール性の向上及びオイルシールの長寿命化。 【解決手段】 トナーを収容する容器10a内のトナー
搬送部材10eと、容器外部から搬送部材へ駆動力を伝
達する伝達部材10fと、容器と伝達部材間にあって、
現像像をシールするオイルシール10hを有する装置に
おいて、オイルシールのリップ部と嵌合する伝達部材の
シール部10f4の材質を高熱伝導材とした。これによ
り、シール性の向上とオイルシールの長寿命化が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタや複写機等の電子写真画像形成装置及び電子写真
画像形成装置に使用されるプロセスカートリッジに関す
るものである。
【0002】なお、本発明における前述プロセスカート
リッジとは、帯電手段、またはクリーニング手段と現像
手段及び電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものである。及び帯電手段、クリーニング手
段の少なくとも1つと現像手段及び電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものである。
【0003】また、本発明における現像剤容器とは、プ
ロセスカートリッジが使用開始されるまで現像剤のトナ
ーを現像室へ送り出さないようにして貯留される枠体構
成のトナー容器(トナー現像枠体)、使用開始に際して
トナー容器のトナーを送り出されて受け入れる現像室を
構成する現像枠体(トナー現像壁部材)、廃トナーを溜
めるクリーニング容器の何れか1つをいうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述の従来の
技術を更に発展させたものである。
【0005】本発明は攪拌部材を駆動する伝達部材がカ
ートリッジ枠体を貫通する部分における密封部材のオイ
ルシールの耐久性を増すことにより長寿命化されたプロ
セスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジを着脱
可能な電子写真画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用す
るプロセス手段と、現像剤を収容する容器を有し、前記
容器の内部にあって、前記現像剤を搬送または攪拌する
搬送部材と、前記容器の外部から前記搬送部材へ駆動力
を伝達する伝達部材と、前記容器と前記伝達部材の間に
あって、現像剤をシールするオイルシールと、を有し、
前記伝達部材は少なくとも、はす歯ギアの歯部と、前記
容器と接触してはす歯ギアによるスラスト力を伝える突
き当て部と、前記オイルシールと嵌合するシール部と、
搬送部材と結合する結合部と、によって構成され、前記
はす歯ギアの歯部と前記突き当て部の材質が樹脂であ
り、且つ、前記シール部の材質が高熱伝導体であること
を特徴とするプロセスカートリッジである。
【0007】本発明の第2の発明は前記シール部の材質
は、黄銅、アルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼の何れ
か1つである第1の発明に記載のプロセスカートリッジ
である。
【0008】本発明の第3の発明は前記はす歯ギアの歯
部と突き当て部はポリアセタールまたはポリカーボネイ
トである第1または第2の発明に記載のプロセスカート
リッジである。
【0009】本発明の第4の発明は前記伝達部材はシー
ル部と結合部を一体の軸としこの軸にはす歯ギアの歯部
と突き当て部を一体成形した第3の発明に記載のプロセ
スカートリッジである。
【0010】本発明の第5の発明は前記シール部に熱伝
導率の高い金属メッキをほどこしたことを特徴とする第
1の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0011】本発明の第6の発明は前記シール部に熱伝
導率の高い円筒状のカラーを被せたことを特徴とする第
1の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0012】本発明の第7の発明は前記円筒状のカラー
の材質は、黄銅、アルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼
の何れか1つである第6の発明に記載のプロセスカート
リッジである。
【0013】本発明の第8の発明は前記シール部に熱伝
導率の高い帯状のフィルムを被せたことを特徴とする第
1の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0014】本発明の第9の発明は少なくとも、前記オ
イルシールと嵌合する前記伝達部材の前記シール部に熱
伝導率の高いフィラーを含有させて成形したことを特徴
とする第1の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0015】本発明の第10の発明は少なくとも、前記
オイルシールと嵌合する前記伝達部材の前記シール部表
面にポリ4フッ化エチレンコートすることを特徴とする
第1または第2もしくは第5から第9の発明のいずれか
1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0016】本発明の第11の発明は前記プロセスカー
トリッジとは、帯電手段、またはクリーニング手段と現
像手段及び電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱
可能とする第1から第10の発明の何れか1つに記載の
プロセスカートリッジである。
【0017】本発明の第12の発明は前記プロセスカー
トリッジとは帯電手段、クリーニング手段の少なくとも
1つと現像手段及び電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とする
第1から第10の発明の何れか1つに記載のプロセスカ
ートリッジである。
【0018】本発明の第13の発明は前記プロセスカー
トリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とす
る第1から第10の発明の何れか1つに記載のプロセス
カートリッジである。
【0019】本発明の第14の発明はプロセスカートリ
ッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成する電子写真
画像形成装置において、 a、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、現像剤を収容する容器を有し、前記容
器の内部にあって、前記現像剤を搬送または攪拌する搬
送部材と、前記容器の外部から前記搬送部材へ駆動力を
伝達する伝達部材と、前記容器と前記伝達部材の間にあ
って、現像剤をシールするオイルシールと、を有し、前
記伝達部材は少なくとも、はす歯ギアの歯部と、前記容
器と接触してはす歯ギアによるスラスト力を伝える突き
当て部と、前記オイルシールと嵌合するシール部と、搬
送部材と結合する結合部と、によって構成され、前記は
す歯ギアの歯部と前記突き当て部の材質が樹脂であり、
且つ、前記シール部の材質が高熱伝導体であるプロセス
カートリッジを取り外し可能に装着する装着部と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0020】
【従来の技術】電子写真を用いた画像形成装置では、そ
の使用時間が長時間に及ぶと感光体ドラムの交換、現像
剤(トナー)の補給や交換、その他(帯電器、クリーニ
ング容器)の調整・清掃・交換が必要となる。このよう
な、保守作業は専門知識を有するサービスマン以外では
事実上困難であった。
【0021】この不具合を解決する手段として、感光体
ドラム、現像装置、クリーニング装置等の画像形成手段
をカートリッジとして、一体化したプロセスカートリッ
ジが製品化されている。
【0022】これにより、上記プロセス機器についてメ
ンテナンスの必要が生じれば、使用者が自ら簡単に保守
・交換を行うことが可能となり、高品位な画像を安価
に、容易に得られるようになった。
【0023】前記プロセスカートリッジは例えば、現像
剤攪拌装置として、現像剤収納部であるトナー容器内に
攪拌部材を備え、この攪拌部材を前記トナー容器の外側
からギア等によって駆動力を伝達して、駆動する。
【0024】この攪拌部材を駆動する動力伝達部材はト
ナー容器壁を貫通している。この貫通部からのトナー漏
れを防止するためオイルシールを用いている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。
【0026】本発明に用いる長手方向とは電子写真画像
形成装置において記録媒体の搬送方向に対して直角で水
平な方向をいい、プロセスカートリッジも同様に用いら
れる。
【0027】(実施の形態1)まず電子写真画像形成装
置(以下、画像形成装置という)及びプロセスカートリ
ッジの全体構成について説明し、次に攪拌構成について
説明する。
【0028】図1から図7を参照して実施の形態1につ
いて説明する。尚、図1はプロセスカートリッジを装着
した状態の画像形成装置の構成説明図であり、図2はプ
ロセスカートリッジの構成説明図、図3はプロセスカー
トリッジの外観図、図4はプロセスカートリッジの画像
形成装置への着脱を説明する図、図5は攪拌部の構成を
説明する図、図6はオイルシールを説明する図、図7は
攪拌ギアの構成を説明する図である。
【0029】ここで、説明の順序として、まず画像形成
装置及びプロセスカートリッジの構成を説明し、次に攪
拌機構の構成を説明する。
【0030】〔全体構成〕画像形成装置Aは図1に示す
ように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体に
画像を形成するものである。そして、像担持体であるド
ラム形状の電子写真感光体(以降感光体ドラムと称す)
7にトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と
同期して、給送トレイ3aにセットした記録媒体2をピ
ックアップローラ3b及び搬送ローラ3c等からなる搬
送手段3で搬送する。次いで、プロセスカートリッジB
の有する前記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写
手段としての転写ローラ4に電圧を印加することによっ
て記録媒体2に転写する。その後トナー像の転写を受け
た記録媒体2をガイド3dで定着手段5へと搬送する。
この定着手段5は駆動ローラ5a及びヒータを内蔵する
定着ローラ5bからなり、通過する記録媒体2に熱及び
圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。そし
て、この記録媒体2を排出ローラ3e,3fで反転搬送
して排出トレイ6へと排出する。
【0031】〔プロセスカートリッジ〕一方、前記プロ
セスカートリッジBは図2から図7に示すように、電子
写真感光体としての感光層を有する感光体ドラム7を回
転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8からの電
圧印加によって一様に帯電する。次いで、光学系1から
画像情報に応じたレーザービーム光を露光開口部9を通
して感光体ドラム7へ照射して静電潜像を形成し、トナ
ーを用いて現像手段10によって現像する。即ち、帯電
ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けられてあり、
感光体ドラム7に帯電を行う。また、現像手段10は、
感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体
ドラム7に形成された潜像を現像する。尚、光学系1は
レーザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ
1c、反射ミラー1dを有している。現像手段10は、
トナー室10a内で撹拌棒10eにより撹拌されたトナ
ーを現像室10bへ供給し、現像室10bに取付けた現
像ローラ10cを回転せると共に、現像ブレード10d
によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を固定磁石を
内蔵した現像ローラ10cの表面に形成し、そのトナー
を感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、その
トナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させる
ことによって、トナー像を形成して可視像化する。
【0032】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
1によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段11は弾性クリーニングブレー
ド11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻
き落として廃トナー溜め11bへ集める。
【0033】前記感光体ドラム7等の各部品は、トナー
現像枠体12とトナー現像壁部材13、更にはクリーニ
ング枠体14とを結合して構成するカートリッジ枠体内
に収納してカートリッジ化している。即ち、トナー現像
枠体12とトナー現像壁部材13を溶着してトナー室1
0a及び現像室10bを構成し、この現像室10bに現
像ローラ10c及び現像ブレード10dを取付けてい
る。またクリーニング枠体14には感光体ドラム7、帯
電ローラ8、及びクリーニング手段11を構成する各部
材を取付けている。そして、前記トナー現像枠体12と
クリーニング枠体14とを揺動可能に結合することによ
って、プロセスカートリッジBを構成する。このプロセ
スカートリッジBには画像情報に応じた光を感光体ドラ
ム7へ照射するための露光開口部9及び感光体ドラム7
を記録媒体2に対向するための転写開口部15が設けて
ある。そして、両開口部9,15を開閉可能なシャッタ
部材16(16a,16b)が取付けてある。即ち、前
記転写開口部15は、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写するためのものである。そして
画像形成装置Aは、図4に示すように、装置本体17に
対して開閉カバー18が軸19を中心にして回転可能に
取付けてある。そして、前記開閉カバー18を開けると
プロセスカートリッジBの装着部が見える。プロセスカ
ートリッジBの装着部にはプロセスカートリッジBをガ
イドするための不図示のガイド部材が設けてある。そこ
で、操作者が前記ガイド部材に沿ってプロセスカートリ
ッジBを着脱する。
【0034】〔撹拌構成〕次にトナー室10a内の撹拌
棒10e及びそのシール部分について説明する。
【0035】図5は撹拌部の構成を表わす図であり、図
6はオイルシールの斜視図であり、図7、図8は撹拌ギ
ア構成を表わす詳細図である。なお図15は図5の要部
拡大図である。以降これらの図を用いて撹拌部構成を説
明する。
【0036】図5に示すように、撹拌棒10eは、クラ
ンク状であって一端を撹拌ギア10fに回転しないよう
に支持され、もう一端をトナー現像枠体12に回転自在
に支持されている。撹拌棒10eは両端のジャーナル部
10e1から半径方向に突出するアーム部10e2先端
をピン部10e3と結合した一体の線状部材であり、撹
拌ギア10fと一体的となって充填されたトナーの中を
回転できるようになっている。
【0037】撹拌ギア10fは図7に示すように、はす
歯ギア部10f1、突き当て部10f2、被支持部10
f3、シール部10f4、溝部10f5、先端切り欠き
部10f6(図5、図8参照)を有する。先端切り欠き
部10f6は撹拌ギア10fの端面の中心をとおってお
り、端面中心には撹拌棒10eのジャーナル10e1の
嵌入する穴10f9が設けられ、切り欠き部10f6に
撹拌棒10eのアーム部10e2が嵌入している。
【0038】図5に示すように、被支持部10f3がト
ナー現像枠体12の円筒突起部12aの内面12a1で
回転自在に支持されている。
【0039】溝部10f5及び先端切り欠き部10f6
はトナー室10aの中にある。先端切り欠き部10f6
には撹拌棒10eがはまり込んでおり、溝部10f5に
は撹拌ギア10fを取り付け後もスラスト方向にわずか
に移動可能となるような位置にE形軸用止め輪10gが
取り付けられ、組み込んだ撹拌ギア10fが現像枠体1
2から図5において左側に抜けでないようにしてある。
【0040】図5、図6に示すように、トナー室10a
のトナーTが外へ漏れ出ないようにするため、ニトリル
ゴム等からなるオイルシール10hはトナー現像枠体1
2の円筒突起部12aの内面12a1に沿って挿入し、
この内面12a1より縮径したオイルシール取付穴12
a3にオイルシール10hの外周面10h2を圧入する
ことにより固定する。更に、前記撹拌ギア10fのシー
ル部10f4と溝部10f5及び先端切り欠き部10f
6を前記オイルシール10hに貫通させ、リップ部10
h1と前記シール部10f4が線接触することで、トナ
ーTの侵入を防ぐ、前記リップ部10h1と前記シール
部10f4との嵌合量はリップ部10h1が0.4〜
1.0mm拡径する程度が適切である。はす歯ギア10
f1及び突き当て部10f2はトナー室10aの外側に
有り、はす歯ギア部10f1はこれと噛み合うはす歯ギ
アgから駆動力を伝達される。はす歯ギアgはトナー現
像枠体12に設けた軸12bに回転自在に支持されてい
る。はす歯ギアgは、ねじれ方向は左、回転方向はトナ
ー室10aの外側から見た場合右回りであり(図5の矢
印A2の向き)、撹拌ギア10fのはす歯ギア10f1
部のねじれ方向は右で、回転方向は左回りである(図5
の矢印A1の向き)。また、図5において、はす歯ギア
10fに噛み合っているはす歯ギアgの左側方向への移
動を規制するストッパ部Sが現像枠体12に設けられて
いる。
【0041】この関係において、不図示のギア列を介し
てはす歯ギアgから撹拌ギア10fのはす歯ギア10f
1部へと駆動力を伝達されると、はす歯のため、スラス
ト力が発生し、その方向は図5においてはす歯ギアgは
左側向き、攪拌ギア10fは右向き、即ち撹拌ギア10
fをトナー室10aへ押し込む向きである。このとき、
はす歯ギアgがストッパ部Sに突き当たってないときに
は突き当たるまで移動する。同様に撹拌ギア10fは突
き当て部10f2がトナー現像枠体12の円筒突起部1
2aのストッパ部12a2に突き当たっていない場合に
は突き当たるまで移動して止まる。この状態であっても
図5のようにオイルシール10hが撹拌ギア中心軸方向
に圧縮されないような空間を確保するよう構成してい
る。即ち、オイルシール取付穴12a3の底にオイルシ
ール10hが接した状態で、オイルシール取付穴12a
3の底から被支持部10f3とシール部10f4間の段
部までの長さをL1とし、オイルシール10hの高さを
L2とするとL1>L2である。突き当て部10f2が
トナー現像枠体12の円筒突起部12aのストッパ部1
2a2に突き当たっているときは、溝部10f5に組み
込んだE形軸用止め輪10gはトナー現像枠体12の壁
面から必ず浮いた(接触していない)状態にあり、その
状態のまま撹拌ギア10fは撹拌棒10eと一体的に図
2において矢印A3の向きに回転してトナーTを撹拌す
る。
【0042】本発明で用いた、前記オイルシール10h
はニトリルゴム等の材料を用いて成形し、撹拌ギア10
fは例えば、ポリアセタール(POM)やフッ素を含有
させ、摺動性を良くしたポリカーボネイト(PC)等の
材料を用いて成形されている。
【0043】前記オイルシール10hに用いられるニト
リルゴム材の熱伝導率kは0.37(W/mK)、前記
撹拌ギア10fに用いられるポリアセタール材の熱伝導
率kは0.23W/mK、ポリカーボネイト材の熱伝導
率kは0.19W/mKであり、前記熱伝導率kがオイ
ルシール10h、撹拌ギア10f共に低いことから、画
像形成装置の使用環境が高温であったり、画像形成装置
の機内温度が高温であったりした時、リップ部10h1
とシール部10f4の回転摺動により摩擦熱が発生し、
リップの接触部が局部的に高温となってしまい、リップ
部10h1が摩耗し、トナー漏れの発生を引き起こした
り、更には撹拌ギア10fの被支持部10f3とトナー
現像枠体12の内面12a1との間にトナーや前記オイ
ルシール10hの摩耗片等が侵入することにより撹拌ギ
ア10fのトルクアップやロックする等の恐れがあっ
た。
【0044】本実施の形態では、どのような環境温度や
機内温度においても、前記オイルシール10hのリップ
部10h1の摩耗発生を防止するため、図8に示すよう
に、シール部10f4、溝部10f5、先端切り欠き部
10f6、結合部10f7を有する軸部を熱伝導率kの
高い金属軸、例えば黄銅(106W/mK)、アルミニ
ウム(236W/mK)、炭素鋼(50W/mK)、ス
テンレス鋼(15W/mK)等で構成し、次にはす歯ギ
ア部10f1、突き当て部10f2、被支持部10f3
を有する部分を例えば、樹脂材であるところのポリアセ
タール(POM)やポリカーボネイト(PC)等の材料
を用いて、前記結合部10f7に成形し、一体の撹拌ギ
ア10fとする。
【0045】更には、前記撹拌ギア10fのシール部1
0f4と前記オイルシール10hのリップ部10h1が
回転摺動することによる摩擦熱をより低減するため、前
記撹拌ギア10fのシール部10f4の表面粗さをRa
0.4以下とすることが望ましい。
【0046】前記撹拌ギア10fのシール部10f4の
熱伝導率kを高くすることで、オイルシール10hのリ
ップ部10h1とシール部10f4の接触部での発生熱
はリップ部10h1の接触していないシール部10f4
の部分へ流れリップ部10h1とシール部10f4の接
触部での昇温は抑制され、前記リップ部10h1の摩耗
を防ぎ、ひいてはトナー漏れやトナー漏れ等によるトル
クアップやロックが防止できる。
【0047】本実施の形態では、はす歯ギア部10f
1、突き当て部10f2、被支持部10f3を有する部
分を、樹脂材を用いて、前記結合部10f7に成形する
例を示したが、前記撹拌ギア10f全体を金属としてし
まうと、前記ギア部の切削加工によるコストアップ等が
考えられることから、前記はす歯ギア部10f1、突き
当て部10f2、被支持部10f3を有する部分を、樹
脂材を用いて、前記結合部10f7に成形する方法を示
した。
【0048】(実施の形態2)図9に前記撹拌ギア10
fのシール部60の表面に金属メッキを施す実施の形態
2を示す。なお、実施の形態1と同じものには同一の符
号を付けてその説明を省略する。
【0049】前記撹拌ギア10fの材質を、例えばポリ
カーボネイト(PC)とすると、前記撹拌ギア10fの
シール部60の表面に熱伝導率の高い金属メッキを厚さ
10〜100μmコートする。前記金属メッキは下地に
化学ニッケルメッキと銅メッキをした後、ニッケルクロ
ームメッキを施す。前記ニッケルクロームメッキを施す
ことで、熱伝導率は33W/mKと熱伝導率を高くでき
ると共に、表面性も向上することから、前記オイルシー
ル10hのリップ部10h1と前記撹拌ギア10fのシ
ール部60の摺動摩擦熱を低減できると共に、熱を効率
的に放熱でき、これにより、前記オイルシール10hの
リップ部10h1の摩耗を防止することができる。よっ
て、前記オイルシール10hの長寿命化が実現できる。
なお、前記メッキ方法はこれに限るものでない。
【0050】(実施の形態3)図10に撹拌ギア10f
のシール部10f4に高熱伝導率材の円筒状カラーを被
せる実施の形態3を示す。なお、実施の形態1と同じも
のには同一の符号を付けその説明を省略する。
【0051】例えば、前記撹拌ギア10fの材質を、ポ
リアセタール(POM)やポリカーボネイト(PC)等
の樹脂材とすると、前記シール部10f4に熱伝導率k
が高い材質例えば黄銅(106W/mK)、アルミニウ
ム(236W/mK)、炭素鋼(50W/mK)、ステ
ンレス鋼(15W/mK)、等の高熱伝導率材等の円筒
状のカラー50を前記撹拌ギア10fのシール部10f
4に被せることで、前記リップ部10h1とシール部1
0f4の熱を積極的に放熱し、摩耗発生を防止する。
【0052】前記カラー50は前記撹拌ギア10fのシ
ール部10f4に軽圧入もしくは接着により固定するの
が望ましい。更には、撹拌ギア10fの固定穴10f8
に前記カラー50の軸方向の突部50aを係合させるこ
とで、回転方向へのズレをなくすることができる。
【0053】なお、本実施の形態では前記円筒状のカラ
ー50を撹拌ギア10fのシール部10f4に被せると
したが熱伝導率の高いフィルム例えばポリイミドをシー
ル部10f4に巻つけてもよい。
【0054】(実施の形態4)図11に撹拌ギア10f
のシール部70に高熱伝導率のフィラーを含有させた樹
脂で成形する実施の形態4を示す。
【0055】なお、実施の形態1と同じものには同一の
符号を付けその説明を省略する。
【0056】前記構成において、例えば、前記撹拌ギア
10fの材質をポリアセタール(POM)やポリカーボ
ネイト(PC)等の樹脂材とすると、シール部70また
は撹拌ギア10f全体に高熱伝導率のフィラー(例え
ば、カーボン:熱伝導率k=80〜230W/mK)を
20〜30%含有させ、成形することで、前記オイルシ
ール10hのリップ部10h1の熱を効率的に放熱でき
るようになり、前記リップ部10h1の摩耗を防止する
ことから、前記シール10hの長寿命化が実現できる。
【0057】(実施の形態5)図12に撹拌ギア10f
のシール部80にポリ4フッ化エチレンコートする実施
の形態5を示す。なお、実施の形態1と同じものには同
一の符号を付けその説明を省略する。例えば、前記撹拌
ギア10fの材質をポリアセタール(POM)やポリカ
ーボネイト(PC)等の樹脂材とすると、シール部80
または撹拌ギア10f全体にポリ4フッ化エチレンコー
ト(厚さ1〜20μm)することで、前記オイルシール
10hのリップ部10h1と撹拌ギア10fのシール部
80の摩擦係数を減らし、回転摺動による摩擦熱の上昇
を防ぐことができる。これによりリップ部10h1の摩
耗を防止できることから、前記オイルシール10hの長
寿命化が実現できる。
【0058】(実施の形態6)前記1〜5の実施の形態
ではトナー搬送手段はトナー室10aの中の撹拌棒10
eとしたが、これに限るばかりでなく、現像室10bの
中で動く撹拌棒であってもよいし、廃トナー溜め11b
の中で動く廃トナー送り部材11cであってもよい。
【0059】例えば、図13、図14は、動く部材を廃
トナー送り部材11c、容器を廃トナー溜め11bとし
た場合の実施の形態である。図14には、現像室10b
の中で動く攪拌棒10iの場合もあわせて描いてあり、
撹拌棒10iは撹拌棒10eと同様に図14において右
回り(矢印A4の向き)に回転して現像室10b内のト
ナーTを撹拌する。廃トナー送り部材11cは、図13
に示すように軸部11c1に軟質の合成樹脂薄板の送り
部材11c2を固着したものであり、図14において矢
印A5の向きに回転し、その回転によりクリーニングブ
レード11aで掻き落とした廃トナーを廃トナー溜め1
1bの奥へと送り込む。その他の部分の構成は実施の形
態1〜5の何れか1つと同様の構成である。
【0060】
【実施例】実施の形態に併記した。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用
するプロセス手段と、現像剤を収容する容器を有し、前
記容器の内部にあって、前記現像剤を搬送または撹拌す
る搬送部材と、前記容器の外部から前記搬送部材へ駆動
力を伝達する伝達部材と、前記容器と前記伝達部材の間
にあって、現像剤をシールするオイルシールと、を有す
る。
【0062】そこで本出願に係る第1の発明は、前記伝
達部材は少なくとも、はす歯ギアの歯部と、前記容器と
接触してはす歯ギアによるスラスト力を伝える突き当て
部と、前記オイルシールと嵌合するシール部と、搬送部
材と結合する結合部と、によって構成され、前記はす歯
ギアの歯部と前記突き当て部の材質が樹脂であり、且
つ、前記シール部の材質が高熱伝導体であることによ
り、電子写真画像形成装置の使用環境や電子写真画像形
成装置の機内昇温が高温となっても、前記はす歯ギアの
シール部の熱伝導率が向上したことにより、前記オイル
シールのリップ部と前記はす歯ギアのシール部の摺動摩
擦熱が従来よりも低減できる。よって、前記オイルシー
ルのリップ部の摩耗を防止することができ、更には、前
記オイルシール部材の長寿命化が実現できる。また、は
す歯ギアを用いてスラスト力を突き当て部に当てている
ので、シール位置が一定しオイルシールのリップ部のシ
ール性能が損われない。
【0063】本出願に係る第2の発明によれば、前記シ
ール部と結合部の材質は、黄銅、アルミニウム、炭素
鋼、ステンレス鋼の何れか1つであることにより、高い
熱伝導率が得られ、上記効果を好適に実現できる。ま
た、黄銅によれば加工性が良く、アルミニウム、炭素
鋼、ステンレス鋼によれば鏡面加工が可能であり、中高
炭素鋼を用いれば焼入研削が可能でオイルシールによる
軸側摩耗を防止できる。
【0064】本出願に係る第3の発明によれば、上記に
おいて前記はす歯ギアの歯部と突き当て部はポリアセタ
ールまたはポリカーボネイトであることにより、歯部が
成形可能となり、コスト上昇が少ない。
【0065】本出願に係る第4の発明によれば、上記に
おいて、前記伝達部材はシール部と結合部を一体の軸と
しこの軸にはす歯ギアの歯部と突き当て部を一体成形し
たことにより、オイルシールの摩耗を防止でき耐久性を
増すと共に歯部の成形が容易となる。また伝達部材の軸
部の直径を細くできるのでオイルシールのリップ部の摺
動速度を低下させ耐久性を向上できる。
【0066】本出願に係る第5の発明によれば、上記に
おいて、前記シール部に熱伝導率の高い金属メッキを施
したことにより、オイルシールの摩耗を防止でき、従来
の成形型を用いることが可能となる。
【0067】本出願に係る第6の発明によれば、上記に
おいて、前記シール部に熱伝導率の高い円筒状のカラー
を被せたことにより、オイルシールの摩耗を防止でき、
結合部の形状を成形により形成できる。
【0068】本出願に係る第7の発明によれば、上記に
おいて、前記円筒状のカラーの材質は、黄銅、アルミニ
ウム、炭素鋼、ステンレス鋼の何れか1つであることに
より、何れも、引抜きまたは押出しもしくは切削加工で
得られ、低コストで上記効果を実現できる。
【0069】本出願に係る第8の発明によれば、上記に
おいて、前記シール部に熱伝導率の高い帯状のフィルム
を被せたことにより、オイルシールの摩耗を低コストで
防止できる。
【0070】本出願に係る第9の発明は、上記におい
て、前記オイルシールと嵌合する前記伝達部材の前記シ
ール部に熱伝導率の高いフィラーを含有させて成形した
ことにより、オイルシールの摩耗を防止できる。
【0071】本出願に係る第10の発明によれば、前記
オイルシールと嵌合する前記伝達部材の前記シール部表
面にポリ4フッ化エチレンコートすることにより、オイ
ルシールのリップ部における摩擦熱が減少し、且つポリ
4フッ化エチレンのコートした皮膜下から高熱伝導率の
材質のシール部へ、リップ部とポリ4フッ化エチレンコ
ート間で発生した熱が速かに逃げる。これらによってオ
イルシールの耐久性が増大する。
【0072】上述の本出願に係る各発明は、本出願に係
る第11〜第13の発明に示す態様の発明のプロセスカ
ートリッジに適用して好適なものである。また本出願に
係る第14の発明によれば、上述のプロセスカートリッ
ジを着脱可能な電子写真画像形成装置において耐久性の
大きいプロセスカートリッジを採用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】本発明における画像形成装置の全体構成を説明
する縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの全体構成を説明する縦
断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの外観を説明する斜視図
である。
【図4】プロセスカートリッジの画像形成装置への着脱
を説明する縦断面図である。
【図5】撹拌部の構成を説明する水平断面図である。
【図6】オイルシールの斜視図である。
【図7】本発明における撹拌ギアの詳細を説明する側面
図である。
【図8】実施の形態1に係わる撹拌ギアの構成を説明す
る斜視図である。
【図9】実施の形態2に係わる撹拌ギアの構成を説明す
る斜視図である。
【図10】実施の形態3に係わる撹拌ギアの構成を説明
する斜視図である。
【図11】実施の形態4に係わる撹拌ギアの構成を説明
する斜視図である。
【図12】実施の形態5に係わる撹拌部の構成を説明す
る斜視図である。
【図13】実施の形態6に係わる撹拌部の構成を説明す
る水平断面図である。
【図14】実施の形態6に係わるプロセスカートリッジ
の全体構成を説明する縦断面図である。
【図15】図5の一部拡大図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ T…トナー g…はす歯ギア S…ストッパ部 1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリコ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給送トレイ 3b…ピックアップ
ローラ 3c…搬送ローラ 3d…ガイド 3e,3f
…排出ローラ 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…定着ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電ローラ 9…露光開口部 10…現像手段 10a…トナー室 10b…現像室
10c…現像ローラ 10d…現像ブレード 10e…撹拌棒 10e1…ジ
ャーナル部 10e2…アーム部 10f…撹拌ギア
10f1…はす歯ギア部 10f2…突き当て部 10f3…被支持部 10f4…シール部 10f5…
溝部 10f6…先端切り欠き部 10f7…結合部
10f8…固定穴 10f9…穴 10g…軸用止め輪
10h…オイルシール 10h1…リップ部 10h
2…外周面 10i…撹拌棒 11…クリーニング手段 11a…弾性クリーニングブ
レード 11b…廃トナー溜め 11c…廃トナー送り
部材 11c1…軸部 11c2…送り部材 12…トナー現像枠体 12a…円筒突起部 12a1
…内面 12a2…ストッパ部 12a3…オイルシー
ル取付穴 12b…軸 13…トナー現像壁部材 14…クリーニング枠体 15…転写開口部 16…シャッタ部材 16a,16b…シャッタ部材 17…装置本体 18…開閉カバー 19…軸 50…カラー 50a…軸方向の突部 60…シール部 70…シール部 80…シール部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 現像剤を収容する容器を有し、 前記容器の内部にあって、前記現像剤を搬送または攪拌
    する搬送部材と、 前記容器の外部から前記搬送部材へ駆動力を伝達する伝
    達部材と、 前記容器と前記伝達部材の間にあって、現像剤をシール
    するオイルシールと、を有し、 前記伝達部材は少なくとも、はす歯ギアの歯部と、前記
    容器と接触してはす歯ギアによるスラスト力を伝える突
    き当て部と、前記オイルシールと嵌合するシール部と、
    搬送部材と結合する結合部と、によって構成され、 前記はす歯ギアの歯部と前記突き当て部の材質が樹脂で
    あり、 且つ、前記シール部の材質が高熱伝導体であることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記シール部の材質は、黄銅、アルミニ
    ウム、炭素鋼、ステンレス鋼の何れか1つである請求項
    1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記はす歯ギアの歯部と突き当て部はポ
    リアセタールまたはポリカーボネイトである請求項1ま
    たは2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記伝達部材はシール部と結合部を一体
    の軸としこの軸にはす歯ギアの歯部と突き当て部を一体
    成形した請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記シール部に熱伝導率の高い金属メッ
    キをほどこしたことを特徴とする請求項1に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記シール部に熱伝導率の高い円筒状の
    カラーを被せたことを特徴とする請求項1に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記円筒状のカラーの材質は、黄銅、ア
    ルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼の何れか1つである
    請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記シール部に熱伝導率の高い帯状のフ
    ィルムを被せたことを特徴とする請求項1に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 少なくとも、前記オイルシールと嵌合す
    る前記伝達部材の前記シール部に熱伝導率の高いフィラ
    ーを含有させて成形したことを特徴とする請求項1に記
    載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 少なくとも、前記オイルシールと嵌合
    する前記伝達部材の前記シール部表面にポリ4フッ化エ
    チレンコートすることを特徴とする請求項1または2も
    しくは5から9のいずれか1つに記載のプロセスカート
    リッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは、帯電
    手段、またはクリーニング手段と現像手段及び電子写真
    感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
    ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1
    から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記プロセスカートリッジとは帯電手
    段、クリーニング手段の少なくとも1つと現像手段及び
    電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形
    成装置本体に対して着脱可能とする請求項1から10の
    何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記プロセスカートリッジとは、少な
    くとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリ
    ッジ化して装置本体に着脱可能とする請求項1から10
    の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 プロセスカートリッジを着脱可能で、
    記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a、電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 現像剤を収容する容器を有し、 前記容器の内部にあって、前記現像剤を搬送または攪拌
    する搬送部材と、 前記容器の外部から前記搬送部材へ駆動力を伝達する伝
    達部材と、 前記容器と前記伝達部材の間にあって、現像剤をシール
    するオイルシールと、を有し、 前記伝達部材は少なくとも、はす歯ギアの歯部と、前記
    容器と接触してはす歯ギアによるスラスト力を伝える突
    き当て部と、前記オイルシールと嵌合するシール部と、
    搬送部材と結合する結合部と、によって構成され、 前記はす歯ギアの歯部と前記突き当て部の材質が樹脂で
    あり、 且つ、前記シール部の材質が高熱伝導体であるプロセス
    カートリッジを取り外し可能に装着する装着部と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP8301300A 1996-10-25 1996-10-25 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Pending JPH10133540A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234231A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd ディスプレイ装置およびディスプレイパネル装置

Cited By (2)

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JP4625642B2 (ja) * 2004-02-19 2011-02-02 日立プラズマディスプレイ株式会社 ディスプレイ装置

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