JPH10133529A - 交換部品使用状態記録装置及び液体容器 - Google Patents

交換部品使用状態記録装置及び液体容器

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JPH10133529A
JPH10133529A JP8292782A JP29278296A JPH10133529A JP H10133529 A JPH10133529 A JP H10133529A JP 8292782 A JP8292782 A JP 8292782A JP 29278296 A JP29278296 A JP 29278296A JP H10133529 A JPH10133529 A JP H10133529A
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JP
Japan
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writing
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data carrier
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JP8292782A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishimura
隆志 西村
Yukio Ogawa
幸男 小川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH10133529A publication Critical patent/JPH10133529A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/18Inking units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2233/00Arrangements for the operation of printing presses
    • B41P2233/30Measuring or controlling the consumption of ink

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換部品を有する装置において、その使用状
態を交換部品の回収時に入手できるようにすること。 【解決手段】 インクボトル2等の交換部品に消耗品の
消耗データや使用状態を保持するためのデータキャリア
3を設ける。装置本体1内にはこのデータを書込むため
のデータ書込/読出ユニット9を設ける。又消耗品の消
耗を検出するために、インク消耗量検出部10を設け
る。使用が終了すると使用記録と共に消耗量データをデ
ータキャリア3に書込む。こうすれば交換部品を回収し
たときにそのデータを読出すことにより使用状況が認識
できることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
の交換可能な部品を有する装置に用いられ、その使用状
況を認識するための使用状態記録装置及び液体容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来複写機等においては、インクボトル
やトナーカートリッジによりインクやトナー等の消耗品
を補給することによって複写が行われる。このような複
写機においては、インクボトル等を着脱式とし、インク
やトナーの消失に応じてインクボトルやカートリッジを
交換することによって補給する。このような場合、複写
機のメーカーがその性能を保証したインクボトルやトナ
ーカートリッジを使用することが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような交換部品の
使用状態は複写機等のメーカーが把握することができれ
ば、品質管理や新製品企画等に役立てることができる。
しかし従来そのような情報はアンケート調査等による必
要があり、多くの時間と費用がかかるという欠点があっ
た。又例えアンケートを実施しても、正確な情報を認識
することが難しいという欠点もあった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、交換部品が使用される場合
に、その使用状態を記録することにより、品質管理や新
製品企画等に役立てることができるようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、着脱自在の交換部品を有する装置に用いられる交換
部品使用状態記録装置であって、交換部品に取付けられ
消耗品の消耗量データを保持しデータ通信機能を有する
データキャリアと、装置本体内に設けられ、前記データ
キャリアのデータの読出し及び書込みをするデータ書込
/読出ユニットと、前記交換部品に保持されている消耗
品の消耗量を検出する消耗量検出手段と、動作停止時に
前記消耗量検出手段によって検出された消耗量データを
使用記録と共に前記書込/読出ユニットを介して前記デ
ータキャリアに書込む書込手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、着脱自在の交換
部品を有する装置に用いられる交換部品使用状態記録装
置であって、交換部品に取付けられ消耗品の消耗量デー
タを保持しデータ通信機能を有するデータキャリアと、
装置本体内に設けられ、前記データキャリアのデータの
読出し及び書込みをするデータ書込/読出ユニットと、
前記交換部品に保持されている消耗品の消耗量を検出す
る消耗量検出手段と、動作停止時に使用状態と前記消耗
量検出手段によって検出された消耗量データとを使用記
録と共に前記書込/読出ユニットを介して前記データキ
ャリアに書込む書込手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0007】本願の請求項3の発明は、着脱自在の交換
部品を有する装置に用いられる交換部品使用状態記録装
置であって、交換部品に取付けられ消耗品の消耗量デー
タを保持しデータ通信機能を有するデータキャリアと、
装置本体内に設けられ、前記データキャリアのデータの
読出し及び書込みをするデータ書込/読出ユニットと、
前記交換部品に保持されている消耗品の消耗量を検出す
る消耗量検出手段と、装置又は前記交換部品の故障を判
別する故障診断部と、動作停止時に前記消耗量検出手段
によって検出された消耗量データと使用記録及び前記故
障診断部によって診断された故障情報を前記書込/読出
ユニットを介して前記データキャリアに書込む書込手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項4の発明では、前記書込手段
は、装置の固有のコードを同時に書込むことを特徴とす
るものである。
【0009】本願の請求項5の発明は、液体を供給可能
とする液体供給部を備えた液体を保持する液体容器であ
って、前記液体供給部は容器から突出して形成され、該
突出口に近接する位置にメモリ及びデータ通信機能を有
するデータキャリアを埋設して構成したことを特徴とす
るものである。
【0010】このような特徴を有する本願の請求項1の
発明によれば、交換部品に保持されている消耗品の消耗
量を消耗量検出手段により検出し、動作停止時に検出さ
れた消耗量データを使用記録と共にデータキャリアに書
込むようにしている。ここで使用記録とは使用月日,時
間等の情報である。又請求項2の発明では、その使用状
態を同時に書込んでおく。使用状態とは使用量、例えば
使用枚数や用紙の大きさ,印字濃度等の情報を含むもの
とする。又請求項3の発明では、故障診断手段を設け、
故障状態が発生すればその情報も同時に書込んでおくも
のとする。更に請求項4の発明では、これらのデータに
加えて装置固有の識別コードを書込むものとする。こう
すればいずれの装置で使用されたかが認識できることと
なる。又請求項5の発明では、交換部品を液体容器と
し、その液体供給口の近傍にデータキャリアを埋設した
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
による交換部品使用状態記録装置を複写機に適用した構
成を示すブロック図である。本図において複写機本体1
には交換部品であるインクボトル2が着脱自在に取付け
られるものとする。このインクボトル2には消耗品であ
るインクの消耗量のデータを保持するデータキャリア3
が取付けられている。又複写機本体1にはその動作状態
を使用者に案内するための表示パネル4,操作部5が設
けられる。又操作部5からの操作により複写機構部6の
複写を制御するための制御部7及び動作状態、装置に固
有の識別コード等を保持するメモリ8が設けられてい
る。又データキャリア3に対向する位置にデータ書込/
読出ユニット9が設けられ、更に複写機本体1にはイン
クの消耗量、この実施の形態では残量を検出するための
インク消耗量検出部10が設けられる。又制御部7には
使用月日や時間データを発生させる時計/カレンダ部1
1が接続されている。又この複写機本体又は交換部品で
あるインクボトル2の故障を診断する故障診断部12が
制御部7に接続されている。制御部7はこの装置が使用
される毎にデータキャリアに使用枚数や使用月日,時
間、消耗量データや故障データ等のデータを書込む書込
手段の機能を達成している。
【0012】図2は本実施の形態のインクボトルに取付
けられるデータキャリア3の構成を示すブロック図であ
る。データキャリア3は図示のようにコイルL1とコン
デンサC1から成る共振回路11にダイオードブリッジ
12,定電圧回路13が接続され、定電圧回路13によ
ってIC回路内の各部に定電圧を供給している。又共振
回路11にはデータクロックを復調するASKデータ復
調回路14も接続される。これらのキャリアパルス及び
データクロック信号はシュミットトリガ回路15,16
を介してIC内の通信ロジック部17に入力される。通
信ロジック部17には不揮発性のE2 PROMメモリ1
8が接続されている。又IC内には定電圧回路の電圧を
検出する電圧検出回路19が接続されており、電圧が所
定値に達すれば通信動作を開始する。通信ロジック部1
7は与えられたコマンドに基づいてE2 PROMメモリ
18にデータを書込み又は読出すものであり、読出され
たデータによってシャント回路を構成するMOSFET
等のスイッチング素子20を介して共振回路11の両端
を短絡するように構成されている。E2 PROMメモリ
18にはデータキャリアが取付けられる交換部品の種類
等を示すデータがあらかじめ書込まれているものとす
る。
【0013】図3はE2 PROMメモリ18に保持され
る記憶内容を示すメモリマップである。このメモリ内に
はインクの種類やインク消耗量のデータが保持される。
この実施の形態ではこれに加えて、インクボトルを製造
した製造年月日、装置に固有の識別コードや使用開始,
使用終了年月日及びインク消耗量を保持する領域を有し
ている。又使用月日時と印刷枚数とを対応させて記録す
る領域、及び故障データ等を記憶する領域を設けてい
る。
【0014】次にデータ書込/読出ユニット9は図4に
示すように信号処理回路31にデータ変調部32,発振
部33が接続される。データ変調部32は送信するデー
タに応じて一定の周期又はデューティ比を変化させ発振
部33の発振を断続させることによってアンテナコイル
L2を介してデータキャリア3に信号を伝送するもので
ある。又受信コイルL3には受信部34が接続される。
受信部34は例えば残響の有無によってデータキャリア
3からの信号を受信し、データ復調部36によって復調
して信号処理回路31に入力するものである。信号処理
回路31は複写機本体1内の制御部7に接続され、制御
部7からのコマンドに基づいてデータ読出コマンドを送
出する。又受信したデータを制御部7に出力し、又デー
タキャリア3のE2 PROMメモリ18にデータを書込
む機能を有している。
【0015】次にインク消耗量検出部10の一例につい
て図5を用いて説明する。インクボトル2は例えば円筒
形の液体容器であって、下方にインクを供給するための
ねじ溝が切られた円筒形のインク供給部2aが形成され
る。そしてインクボトル2にはボトル内にインクが満た
されているときに変動部である中蓋2bが最上端位置に
あり、インクの消耗量が少なくなれば徐々に中蓋2bが
低下していくように構成される。この中蓋2bの一端に
金属片41が取付けられる。この実施の形態によるイン
ク消耗量検出部10は、インクボトルが取付けられる本
体側に中蓋2bのレベルを検出する近接センサを設けて
いる。即ちインクボトル2の側壁にレベル変化に応じて
金属片41に近接する位置には、複数の近接センサ42
a〜42nが取付けられる。そしていずれの近接センサ
が金属片41を検出するかによってインクボトルのイン
ク消耗量(残量)が検出できる。これらの近接センサ4
2a〜42nの出力は判別部43によって判別され、イ
ンクボトルの消耗量信号として制御部7に出力される。
【0016】次にこの実施の形態の動作について図6の
フローチャートを参照しつつ説明する。動作を開始する
とまずステップS1においてデータキャリア(DC)3
より使用開始年月日データを読出す。そして使用開始年
月日データが正常に読出されたかどうかをステップS2
によってチェックし、正常に読出されない場合、例えば
インクボトル2にデータキャリア3が取付けられていな
い場合には、ステップS3に進んで交換部品であるイン
クボトル2が取付けられていないものとして警告表示を
行ってステップS1に戻る。正常に使用開始年月日デー
タが読出された場合には、ステップS4に進んで未使用
インクボトルかどうかを判別する。未使用インクボトル
であれば使用開始年月日データが書込まれていないた
め、ステップS5に進んで時計/カレンダ部11より供
給される使用開始年月日データ及びメモリ8に保持され
ているこの複写機に固有の識別コードをデータキャリア
3に書込む。未使用インクボトルでなければこの処理を
行うことなくステップS6に進んで印刷を可能とし、印
刷実行の起動操作が行われたかどうかを判別する。印刷
実行起動ボタンが投入されると、ステップS7において
印刷を実行する。そしてステップS8に進んで印刷終了
又は中断状態かどうかを判別し、終了又は中断するまで
印刷を実行する。印刷が終了又は中断すると、ステップ
S9に進んでデータキャリア3より印刷枚数データを読
出す。そしてステップS10において印刷枚数データに
今回印刷した枚数を加算し、ステップS11において新
たな印刷枚数データを書込む。このとき用紙のサイズの
データを同時に書込んでもよい。次いでステップS12
においてインクボトルの消耗量を計測し、データキャリ
ア3にインクボトル消耗量を書込む(ステップS1
3)。このとき同時に設定されている濃度レベルのデー
タを書込んでおいてもよい。この消耗量データはデータ
キャリアの消耗量領域を更新するものでなく、使用日時
と共に消耗量を順次記憶させていくものとする。そして
その残量から判断してインクボトルの交換が必要かどう
かをステップS14において判断する。交換が必要でな
ければステップS6に戻って同様の処理を繰り返し、交
換が必要であればステップS15において使用終了の年
月日データを書込んで処理を終える。こうしてデータキ
ャリア内に印刷枚数データを順次書込んでおき、使用が
終了すれば使用終了年月日を書込んでおくことにより、
そのインクボトルが回収されればメーカー側でこのデー
タを読出すことによってユーザの使用状況データを入手
することができる。このため品質管理やユーザの使用状
況の把握が可能となる。
【0017】そして故障診断部12によって装置の故
障、例えば紙詰まりやモータの過電流や停止等のモータ
の異常、ランプの不良等の故障が発生した場合、又は交
換部品であるインクボトルのインク詰まり等が生じた場
合には、故障診断部12より制御部7に故障診断信号が
出力される。このときには印刷が中断状態となるため、
印刷途中であってもステップS8よりステップS9に進
んで印刷枚数データを読出して同様の処理が行われる。
このときステップS13ではインクボトルの消耗量と同
時に故障状態が書込まれる。
【0018】図7は本発明の第2の実施の形態による書
込/読出ユニットの構成を示す図である。この実施の形
態では書込/読出ユニットにインク消耗量を検出する検
出部を接続したものである。このデータ書込/読出ユニ
ット51は図7に示すように信号処理回路52にデータ
変調部53,発振部54が接続される。データ変調部5
3は送信するデータに応じて発振部54の発振を断続さ
せることによって、送信用のアンテナコイルL2を介し
てデータキャリア3に信号を伝送するものである。又受
信コイルL3には受信部55が接続される。受信部55
はデータキャリア3からの信号を受信し、データ復調部
56によって復調して信号処理回路52に入力する。さ
てこの実施の形態では、図11に示すようにインクボト
ル2の変動部である中蓋2bにデータキャリア3を取付
ける。そしてインクボトル2のインク供給部2aの下方
には送信用のアンテナコイルL2,受信コイルL3を取
付けておく。こうすれば発振部54から見たインピーダ
ンスがデータキャリア3との距離によって変化し、駆動
電圧を一定とすると電流が変化する。そのため電流を検
出することによってデータキャリア3までの距離、即ち
インク消耗量を検出することができる。このためアンテ
ナコイルL2には図示のように電流値に対するインク消
耗量データをあらかじめ校正しておき、テーブルを参照
することによってインク消耗量データとして出力するこ
とができる。
【0019】次に発振部54に接続される送信用アンテ
ナコイルL2の周辺回路部とデータキャリアの共振回路
との回路図に基づいて説明する。図8に示すように発振
部54にはアンテナコイルL2に加えて抵抗R2,コン
デンサC2から成る直列共振回路が接続されている。そ
して相互インダクタンスMを介してデータキャリアのコ
イルL1,コンデンサC1及び負荷インピーダンスRL
が接続されている。この回路を等価回路で示すと、図9
に示すものとなる。ここで VIN:アンテナコイル部の電源(電力伝送用) R2:アンテナコイルの抵抗分 L2:アンテナコイルのインダクタンス C2:アンテナヘッド部のコンデンサ容量 M:アンテナコイルのコイルL2とデータキャリアのコ
イルL1との相互インダクタンス L1:データキャリアのコイルインダクタンス C1:データキャリアのコンデンサ容量 RL:データキャリアの負荷インピーダンス
【0020】データキャリアの負荷インピーダンスをこ
こでは純抵抗と考えると、VINから見たインピーダンス
Zは次式で示される。
【数1】 ここでsはラプラス演算子で、s=jωを示す。又ωは
角周波数で、ここではω=1/√(L1C1)=1/√
(L2C2)とする。式(1)よりインピーダンスZは
次式で示される。
【数2】 即ちインピーダンスZは相互インダクタンスMの関数と
なる。
【0021】次に相互インダクタンスが送信コイルL2
とデータキャリアのコイルL1との距離の関数で表され
ることを示す。相互インダクタンスはノイマンの公式に
より求められる。一例として図10に示す同軸の等大方
形輪の相互インダクタンスMは、次式のように示され
る。
【数3】 ここでa,bは方形の2辺の大きさであり、dはコイル
間の間隔である。
【0022】従って図11に示すようにデータキャリア
3をインクボトル2の中蓋2bに取付ける。そしてイン
クボトルの取付位置下方には書込/読出ユニット51の
送信用アンテナコイルL2及び受信コイルL3を取付け
る。こうすれば前述した式(3)から、アンテナコイル
L2とデータキャリアのコイルL1との距離によって相
互インダクタンスMが変化することがわかる。このよう
に中蓋2bのレベルによって相互インダクタンスMが変
化することにより、電流値が変化する。このため図7に
示すようにコイルL2に流れる電流値を電流センサ57
及び電流検出部58によって検出し、電流−インク消耗
量変換部59により電流値をインク消耗量に変換するこ
とにより、第1の実施の形態のようにインク消耗量検出
部10を改めて設けることなくデータキャリアを用いて
インク消耗量を検出することができる。インク消耗量検
出後の動作については第1の実施の形態と同様である。
ここで電流センサ57、電流検出部58、及び電流−イ
ンク消耗量変換部59はインクの消耗量を検出する消耗
量検出手段を構成している。
【0023】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。この実施の形態はデータキャリア3の取付位置
に特徴を有するものである。前述した第1の実施の形態
では、インクボトル2のインク供給部2aの近傍にデー
タキャリア3を取付けているが、この近傍にデータキャ
リア3を埋設してもよい。この場合にはデータキャリア
はインクボトルの外部に突出しないため、輸送時の衝撃
からデータキャリアの破壊を防ぐことができる。又イン
クボトル2にキャップ2cを取付ければデータキャリア
3を完全に密閉することができ、輸送時の衝撃からデー
タキャリアを保護することができる。又この場合には図
12(c)に示すようにインクボトルの装着時にデータ
キャリア3とアンテナコイルとを近接して取付けること
ができ、通信距離が小さくて済む。更にインク供給部が
インクボトルの内向きに形成されている場合にも、その
近傍にデータキャリアを取付けることにより輸送時の衝
撃を防止でき、通信距離を小さくすることが可能とな
る。
【0024】尚前述した各実施の形態では、使用毎に使
用状態と消耗量とを書込むようにしているが、使用日が
更新されたときに使用日単位でまとめて消耗量データを
書込んでもよい。又使用月が更新されたときに使用月単
位でまとめて消耗量を書込むようにしてもよい。こうす
ればデータキャリアのメモリ容量を削減することができ
る。
【0025】尚ここで説明した実施の形態では複写機の
インクボトルを交換部品の例として説明したが、本発明
は交換部品を使う必要がある種々の製品、例えばトナー
カートリッジを交換部品とするプリンタ等に適用するこ
とができることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、交換部品の消耗品の消耗データを使
用記録と共にデータキャリアに保持することができ、そ
の使用状態を認識することができる。このためメーカー
は交換部品を回収してデータキャリアからデータを読出
すことにより、ユーザにアンケート調査等を行うことな
く使用状態を認識することができるという効果が得られ
る。請求項2の発明では、これに加えて、この装置の動
作状態等を同時に記憶することができ、請求項3の発明
では、装置や交換部品の故障状態、例えば紙詰まり,モ
ータ異常等のデータを記憶することができる。又請求項
4の発明では、装置の固有のコードを同時にデータキャ
リアに書込むようにしているため、交換部品を回収した
ときにどの装置で用いられたかが容易に識別できること
となる。更に請求項5の発明では、液体容器にデータキ
ャリアを取付けるようにしているため、液体容器を交換
部品とする装置のデータを回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による交換部品使用
状態記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】データキャリアの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】データキャリアの記憶内容を示すメモリマップ
である。
【図4】データ書込/読出ユニットの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】インク消耗量検出手段の構成例を示す概略図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態による交換部品使用
状態記録装置のデータ書込/読出ユニットと消耗量検出
手段の構成を示すブロック図である。
【図8】データ書込/読出ユニットとデータキャリアの
コイル部周辺を示す概略回路図である。
【図9】データ書込/読出ユニットとデータキャリアの
コイル部周辺を示す等価回路である。
【図10】方形のコイルを近接した場合の相互インダク
タンスを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態によるデータキャ
リアの取付位置を示す概略図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態によるデータキャ
リアのインクボトルの取付位置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 複写機 2 インクボトル 2a インク供給部 2b 中蓋 3 データキャリア 4 表示パネル 5 操作部 6 複写機構部 7 制御部 8 メモリ 9 データ書込/読出ユニット 10 インク消耗量検出部 11 時計/カレンダ部 41 金属片 42a〜42n 近接センサ 43 判別部 51 書込/読出制御ユニット 52 信号処理部 53 データ変調部 54 発振部 55 受信部 56 データ復調部 57 電流センサ 58 電流検出回路 59 電流−インク消耗量変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在の交換部品を有する装置に用い
    られる交換部品使用状態記録装置であって、 交換部品に取付けられ消耗品の消耗量データを保持しデ
    ータ通信機能を有するデータキャリアと、 装置本体内に設けられ、前記データキャリアのデータの
    読出し及び書込みをするデータ書込/読出ユニットと、 前記交換部品に保持されている消耗品の消耗量を検出す
    る消耗量検出手段と、 動作停止時に前記消耗量検出手段によって検出された消
    耗量データを使用記録と共に前記書込/読出ユニットを
    介して前記データキャリアに書込む書込手段と、を具備
    することを特徴とする交換部品使用状態記録装置。
  2. 【請求項2】 着脱自在の交換部品を有する装置に用い
    られる交換部品使用状態記録装置であって、 交換部品に取付けられ消耗品の消耗量データを保持しデ
    ータ通信機能を有するデータキャリアと、 装置本体内に設けられ、前記データキャリアのデータの
    読出し及び書込みをするデータ書込/読出ユニットと、 前記交換部品に保持されている消耗品の消耗量を検出す
    る消耗量検出手段と、 動作停止時に使用状態と前記消耗量検出手段によって検
    出された消耗量データとを使用記録と共に前記書込/読
    出ユニットを介して前記データキャリアに書込む書込手
    段と、を具備することを特徴とする交換部品使用状態記
    録装置。
  3. 【請求項3】 着脱自在の交換部品を有する装置に用い
    られる交換部品使用状態記録装置であって、 交換部品に取付けられ消耗品の消耗量データを保持しデ
    ータ通信機能を有するデータキャリアと、 装置本体内に設けられ、前記データキャリアのデータの
    読出し及び書込みをするデータ書込/読出ユニットと、 前記交換部品に保持されている消耗品の消耗量を検出す
    る消耗量検出手段と、 装置又は前記交換部品の故障を判別する故障診断部と、 動作停止時に前記消耗量検出手段によって検出された消
    耗量データと使用記録及び前記故障診断部によって診断
    された故障情報を前記書込/読出ユニットを介して前記
    データキャリアに書込む書込手段と、を具備することを
    特徴とする交換部品使用状態記録装置。
  4. 【請求項4】 前記書込手段は、装置の固有のコードを
    同時に書込むものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項記載の交換部品使用状態記録装置。
  5. 【請求項5】 液体を供給可能とする液体供給部を備え
    た液体を保持する液体容器であって、 前記液体供給部は容器から突出して形成され、該突出口
    に近接する位置にメモリ及びデータ通信機能を有するデ
    ータキャリアを埋設して構成したことを特徴とする請求
    項1記載の液体容器。
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