JPH1013302A - スペクトル拡散信号の同期捕捉方法及び装置 - Google Patents
スペクトル拡散信号の同期捕捉方法及び装置Info
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- JPH1013302A JPH1013302A JP16209796A JP16209796A JPH1013302A JP H1013302 A JPH1013302 A JP H1013302A JP 16209796 A JP16209796 A JP 16209796A JP 16209796 A JP16209796 A JP 16209796A JP H1013302 A JPH1013302 A JP H1013302A
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- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/7097—Interference-related aspects
- H04B1/711—Interference-related aspects the interference being multi-path interference
- H04B1/7115—Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相関値系列における疑似同期点の検出を防止
し、マルチパスによる複数の到来波の同期点を正しく検
出する同期捕捉方法を提供する。 【解決手段】 同期点の検出をする以前に、用いる拡散
符号の自己相関関数を生成（Ｓ１）しておき、第ｎ（ｎ
≧２の整数）同期点の検出には、それ以前に検出した同
期点に付随する疑似同期点の相関値成分を算出（Ｓ９）
し、その疑似同期点の相関値成分を相関値系列から除去
（Ｓ１０）した後、相関値系列からピーク点を検出する
処理を行う。したがって、本発明の同期捕捉方法では、
あらかじめ疑似同期点の相関値成分を除去した相関値系
列に対して第ｎ同期点の検出を行うので、誤って疑似同
期点を検出することを防止する効果がある。
し、マルチパスによる複数の到来波の同期点を正しく検
出する同期捕捉方法を提供する。 【解決手段】 同期点の検出をする以前に、用いる拡散
符号の自己相関関数を生成（Ｓ１）しておき、第ｎ（ｎ
≧２の整数）同期点の検出には、それ以前に検出した同
期点に付随する疑似同期点の相関値成分を算出（Ｓ９）
し、その疑似同期点の相関値成分を相関値系列から除去
（Ｓ１０）した後、相関値系列からピーク点を検出する
処理を行う。したがって、本発明の同期捕捉方法では、
あらかじめ疑似同期点の相関値成分を除去した相関値系
列に対して第ｎ同期点の検出を行うので、誤って疑似同
期点を検出することを防止する効果がある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散によるス
ペクトル拡散通信において、マルチパスによって到来す
る複数のスペクトル拡散信号に対する同期捕捉方法及び
装置に関するものである。
ペクトル拡散通信において、マルチパスによって到来す
る複数のスペクトル拡散信号に対する同期捕捉方法及び
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】直接拡散によるスペクトル拡散通信シス
テムの概略を図６に示す。スペクトル拡散通信におい
て、送信側でベースバンド信号１１に拡散符号発生器１
２からの拡散符号が乗算器１３で掛け合わせられた後、
変調部１４で変調され、アンテナ１５から電波として送
信される。
テムの概略を図６に示す。スペクトル拡散通信におい
て、送信側でベースバンド信号１１に拡散符号発生器１
２からの拡散符号が乗算器１３で掛け合わせられた後、
変調部１４で変調され、アンテナ１５から電波として送
信される。
【０００３】ところで、拡散符号はＬ（符号長）個の単
位パルス信号で構成され、その１つのパルス信号をチッ
プ信号と呼ぶ。送信波は通信路１６を経て、受信側のア
ンテナ１７で受信される。受信波は、復調部１８で復調
された後、同期点のタイミングで拡散符号発生器２０の
拡散信号を乗算器２１で掛け合わせるという逆拡散が行
われる。こうして、受信側では、もとのベースバンド信
号が復元され、受信ベースバンド信号２２を得ることが
できる。
位パルス信号で構成され、その１つのパルス信号をチッ
プ信号と呼ぶ。送信波は通信路１６を経て、受信側のア
ンテナ１７で受信される。受信波は、復調部１８で復調
された後、同期点のタイミングで拡散符号発生器２０の
拡散信号を乗算器２１で掛け合わせるという逆拡散が行
われる。こうして、受信側では、もとのベースバンド信
号が復元され、受信ベースバンド信号２２を得ることが
できる。
【０００４】ところが、現実には受信側において拡散信
号を掛け合わせるタイミングは、通信路１６に依存する
ため既知でない。そこで同期捕捉部１９では、そのタイ
ミングを知るために、復調後の信号に各タイミングで拡
散符号を掛け合わせる（各タイミングで逆拡散する）こ
とで受信信号と拡散符号との相関をとり、複素数で表現
された相関値系列を得て、さらにその相関値系列の大き
さの中から最大値をとるタイミングを検出する。そし
て、その検出したタイミングで拡散符号発生器２０を起
動する。
号を掛け合わせるタイミングは、通信路１６に依存する
ため既知でない。そこで同期捕捉部１９では、そのタイ
ミングを知るために、復調後の信号に各タイミングで拡
散符号を掛け合わせる（各タイミングで逆拡散する）こ
とで受信信号と拡散符号との相関をとり、複素数で表現
された相関値系列を得て、さらにその相関値系列の大き
さの中から最大値をとるタイミングを検出する。そし
て、その検出したタイミングで拡散符号発生器２０を起
動する。
【０００５】従来の技術による同期捕捉部を機能ブロッ
ク図で表現したものを図７に示す。受信アンテナ２３で
受信されたスペクトル拡散信号は復調部２４で復調され
た後、同期捕捉部に入力され、逆拡散手段２６で拡散符
号発生器の拡散符号と掛け合わされ、相関値系列２７を
得る。相関値系列２７を複数の最大同期点検出手段２８
の入力として、相関値系列から最大の相関値を持つ同期
点を複数検出し、同期タイミングと相関値系列を出力す
る。同期タイミングは、拡散符号発生器２５に入力さ
れ、拡散符号発生器２５の拡散符号と復調部２４からの
出力とが、乗算器２９により同期タイミングで掛け合わ
せられる。
ク図で表現したものを図７に示す。受信アンテナ２３で
受信されたスペクトル拡散信号は復調部２４で復調され
た後、同期捕捉部に入力され、逆拡散手段２６で拡散符
号発生器の拡散符号と掛け合わされ、相関値系列２７を
得る。相関値系列２７を複数の最大同期点検出手段２８
の入力として、相関値系列から最大の相関値を持つ同期
点を複数検出し、同期タイミングと相関値系列を出力す
る。同期タイミングは、拡散符号発生器２５に入力さ
れ、拡散符号発生器２５の拡散符号と復調部２４からの
出力とが、乗算器２９により同期タイミングで掛け合わ
せられる。
【０００６】到来波が１波の通信路を経た受信信号の相
関値系列は、拡散符号の自己相関関数と同じ形状をして
おり、相関値系列の大きさで最大値をとるタイミングが
同期点となる。拡散符号の自己相関関数の例を図８に示
す。図８では、タイミング０の点が同期点であり、自己
相関関数の値が最大値Ｐをとる。またＴｃは１チップ信
号時間を表す。
関値系列は、拡散符号の自己相関関数と同じ形状をして
おり、相関値系列の大きさで最大値をとるタイミングが
同期点となる。拡散符号の自己相関関数の例を図８に示
す。図８では、タイミング０の点が同期点であり、自己
相関関数の値が最大値Ｐをとる。またＴｃは１チップ信
号時間を表す。
【０００７】ここで、通信路がマルチパスであり、受信
側で複数の到来波を受信する場合を考える。例えば、到
来波が２波で、１波は他の１波より受信信号が５分の１
に減衰し、かつ、２Ｔｃ遅延する通信路の場合に、受信
側で得られる相関値系列の大きさを図９に示す。ただ
し、この相関値系列の大きさには、雑音も含まれてい
る。一般に相関値系列は、拡散符号の自己相関関数と通
信路応答（図６の通信路１６の一例としては、ｈ０，ｈ
１の通信路応答を持つ）との畳み込みによる複素数で表
現される。図９の例では、２つのマルチパス波に対応し
て、相関値系列の大きさの中に２つのピーク（タイミン
グ０とタイミング２Ｔｃ）が存在するのがわかる。
側で複数の到来波を受信する場合を考える。例えば、到
来波が２波で、１波は他の１波より受信信号が５分の１
に減衰し、かつ、２Ｔｃ遅延する通信路の場合に、受信
側で得られる相関値系列の大きさを図９に示す。ただ
し、この相関値系列の大きさには、雑音も含まれてい
る。一般に相関値系列は、拡散符号の自己相関関数と通
信路応答（図６の通信路１６の一例としては、ｈ０，ｈ
１の通信路応答を持つ）との畳み込みによる複素数で表
現される。図９の例では、２つのマルチパス波に対応し
て、相関値系列の大きさの中に２つのピーク（タイミン
グ０とタイミング２Ｔｃ）が存在するのがわかる。
【０００８】従来の技術では、相関値系列の大きさの中
からピーク値の大きいものから順に検出し、検出された
タイミングを同期点とする方法をとっていた。
からピーク値の大きいものから順に検出し、検出された
タイミングを同期点とする方法をとっていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期捕捉方法
は、符号周期の長い拡散符号を用いる場合に限っては、
複数のスペクトル拡散信号の同期捕捉が可能であった。
なぜなら、符号周期の長い拡散符号の自己相関関数は、
同期点に最大値の鋭いピークを持ち、同期点以外のタイ
ミングの値は小さいからである。
は、符号周期の長い拡散符号を用いる場合に限っては、
複数のスペクトル拡散信号の同期捕捉が可能であった。
なぜなら、符号周期の長い拡散符号の自己相関関数は、
同期点に最大値の鋭いピークを持ち、同期点以外のタイ
ミングの値は小さいからである。
【００１０】ところが、符号周期の短い拡散符号を用い
る場合、その自己相関関数は同期点に最大値のピークを
持つ以外に、誤ったタイミングにも疑似ピークを持つ。
例として図２に、符号周期の短い拡散符号の自己相関関
数を示す。図２に示す例の場合、自己相関関数はタイミ
ング０の同期点に最大値Ｐのピークを持ち、±４Ｔｃの
タイミングにおいて同期点に付随する疑似ピークを持
つ。
る場合、その自己相関関数は同期点に最大値のピークを
持つ以外に、誤ったタイミングにも疑似ピークを持つ。
例として図２に、符号周期の短い拡散符号の自己相関関
数を示す。図２に示す例の場合、自己相関関数はタイミ
ング０の同期点に最大値Ｐのピークを持ち、±４Ｔｃの
タイミングにおいて同期点に付随する疑似ピークを持
つ。
【００１１】このため、マルチパスによって複数到来す
るスペクトル拡散信号の同期捕捉をする場合、従来の同
期捕捉方法では、誤って相関値系列の大きさの中から疑
似ピークを同期点として検出してしまうという問題が生
じる。また、図３に例として、到来波が２波で、１波は
他の１波より受信信号が５分の１に減衰し、かつ、２Ｔ
ｃだけ遅延する通信路の場合に、受信側で得られる相関
値系列の大きさを示す。この場合、本当は２Ｔｃのタイ
ミングに遅延波の同期点が存在するが、従来の方法で
は、疑似ピークのある４Ｔｃのタイミング（疑似同期
点）を検出してしまい、誤ったタイミングで同期捕捉を
してしまう。
るスペクトル拡散信号の同期捕捉をする場合、従来の同
期捕捉方法では、誤って相関値系列の大きさの中から疑
似ピークを同期点として検出してしまうという問題が生
じる。また、図３に例として、到来波が２波で、１波は
他の１波より受信信号が５分の１に減衰し、かつ、２Ｔ
ｃだけ遅延する通信路の場合に、受信側で得られる相関
値系列の大きさを示す。この場合、本当は２Ｔｃのタイ
ミングに遅延波の同期点が存在するが、従来の方法で
は、疑似ピークのある４Ｔｃのタイミング（疑似同期
点）を検出してしまい、誤ったタイミングで同期捕捉を
してしまう。
【００１２】本発明の目的は、直接拡散によるスペクト
ル拡散通信において、マルチパスによって到来する複数
のスペクトル拡散信号を同期捕捉をする際、相関値系列
の大きさから疑似同期点の検出を防止し、正しい同期点
の検出を実現する同期捕捉方法及び装置を提供すること
にある。
ル拡散通信において、マルチパスによって到来する複数
のスペクトル拡散信号を同期捕捉をする際、相関値系列
の大きさから疑似同期点の検出を防止し、正しい同期点
の検出を実現する同期捕捉方法及び装置を提供すること
にある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の同期捕捉方法及
び装置は、第ｎ（ただしｎ≧２の整数）同期点の検出に
おいて、相関値系列から第（ｎ−１）同期点に付随する
疑似同期点の相関値成分を除去したものに対して最大値
検出を施すことを特徴としている。第（ｎ−１）同期点
に付随する疑似同期点の相関値成分とそのタイミング
は、用いられている拡散符号の自己相関関数の形と第
（ｎ−１）同期点のタイミングから算出している。
び装置は、第ｎ（ただしｎ≧２の整数）同期点の検出に
おいて、相関値系列から第（ｎ−１）同期点に付随する
疑似同期点の相関値成分を除去したものに対して最大値
検出を施すことを特徴としている。第（ｎ−１）同期点
に付随する疑似同期点の相関値成分とそのタイミング
は、用いられている拡散符号の自己相関関数の形と第
（ｎ−１）同期点のタイミングから算出している。
【００１４】本発明は、第ｎ同期点の検出において、相
関値系列からあらかじめ疑似同期点の相関値成分を除去
した相関値系列の大きさに対して行うので、誤って疑似
同期点を検出することを防止する効果がある。
関値系列からあらかじめ疑似同期点の相関値成分を除去
した相関値系列の大きさに対して行うので、誤って疑似
同期点を検出することを防止する効果がある。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００１６】図１に、本発明のスペクトル拡散信号の同
期捕捉装置の機能ブロック図を示す。本発明のスペクト
ル拡散信号の同期捕捉装置は、受信アンテナ１、復調部
２、及び同期捕捉部から構成され、さらに同期捕捉部
は、拡散符号発生部３、逆拡散手段４、最大同期点検出
手段６、自己相関関数計算手段７、疑似同期点検出手段
８、相関値系列更新手段９により構成されている。
期捕捉装置の機能ブロック図を示す。本発明のスペクト
ル拡散信号の同期捕捉装置は、受信アンテナ１、復調部
２、及び同期捕捉部から構成され、さらに同期捕捉部
は、拡散符号発生部３、逆拡散手段４、最大同期点検出
手段６、自己相関関数計算手段７、疑似同期点検出手段
８、相関値系列更新手段９により構成されている。
【００１７】自己相関関数計算手段７は、拡散符号の自
己相関関数を生成する。
己相関関数を生成する。
【００１８】拡散符号の自己相関関数は、用いている拡
散符号とそれ自身との相関をとることで得られる。具体
的には、用いている拡散符号と用いている拡散符号とを
符号周期の一周期分畳込み積分することで求める。
散符号とそれ自身との相関をとることで得られる。具体
的には、用いている拡散符号と用いている拡散符号とを
符号周期の一周期分畳込み積分することで求める。
【００１９】逆拡散手段４は、受信アンテナ１によって
受信されたスペクトル拡散信号を復調部２で復調された
後に、拡散符号発生器３からの拡散符号とを掛け合わせ
相関値系列５を得る。
受信されたスペクトル拡散信号を復調部２で復調された
後に、拡散符号発生器３からの拡散符号とを掛け合わせ
相関値系列５を得る。
【００２０】拡散符号発生器３は、逆拡散手段４の入力
として、固定のタイミングで拡散符号を出力する。ま
た、拡散符号発生器３は、乗算器１０の入力として、最
大同期点検出手段９の出力である同期タイミングを符号
周期の起点とした拡散符号を出力する。
として、固定のタイミングで拡散符号を出力する。ま
た、拡散符号発生器３は、乗算器１０の入力として、最
大同期点検出手段９の出力である同期タイミングを符号
周期の起点とした拡散符号を出力する。
【００２１】最大同期点検出手段６は、逆拡散手段４か
ら相関値系列５を入力として、入力された相関値系列の
中から最大の相関値を持つ同期点を検出し、検出された
同期点と相関値系列５を疑似同期点検出回路８及び相関
値系列更新手段９に出力する。
ら相関値系列５を入力として、入力された相関値系列の
中から最大の相関値を持つ同期点を検出し、検出された
同期点と相関値系列５を疑似同期点検出回路８及び相関
値系列更新手段９に出力する。
【００２２】疑似同期点検出手段８は、最大同期点検出
手段６から最大の相関値を持つ同期点を入力し、自己相
関関数計算手段から自己相関関数及びその最大値を入力
し、これらを用いて最大の相関値を持つ同期点に付随す
る自己相関による複数の疑似同期点成分を計算する。
手段６から最大の相関値を持つ同期点を入力し、自己相
関関数計算手段から自己相関関数及びその最大値を入力
し、これらを用いて最大の相関値を持つ同期点に付随す
る自己相関による複数の疑似同期点成分を計算する。
【００２３】相関値系列更新手段９は、最大同期点検出
回路６から相関値系列と最大の相関値を持つ同期点を入
力し、また、疑似同期点検出回路から疑似同期成分を入
力し、最大の相関値と疑似同期点成分とを相関値系列か
ら除去して、新たに相関値系列を生成する。
回路６から相関値系列と最大の相関値を持つ同期点を入
力し、また、疑似同期点検出回路から疑似同期成分を入
力し、最大の相関値と疑似同期点成分とを相関値系列か
ら除去して、新たに相関値系列を生成する。
【００２４】図５のフローチャートに本発明のスペクト
ル拡散信号の同期捕捉方法の手順を示す。
ル拡散信号の同期捕捉方法の手順を示す。
【００２５】まず最初に、同期捕捉をする受信側での自
己相関関数計算手段７にて、用いている拡散符号と用い
ている拡散符号とを符号周期の一周期分畳込み積分する
ことにより、用いる拡散符号の自己相関関数Ｒs （ｔ）
をあらかじめ生成しておく（Ｓ１）。用いる拡散符号が
時間的に変わらない場合には、自己相関関数も時間的に
変わることがないため、自己相関関数を計算する処理
は、一度行うのみで良い。そこで、自己相関関数の計算
処理を、同期点の検出処理とは別な独立の処理とするこ
とで、同期点の検出処理において自己相関関数の計算処
理を繰り返さないで済む。その結果、自己相関関数の計
算処理を同期点の検出処理に組み込んだ時よりも、同期
点の検出処理に要する時間を短縮することができる。こ
うして、同期点の検出処理に要する時間を短縮すること
は、時間的に変動する同期点をさらに短時間間隔で検出
し、追従することを可能にする効果がある。
己相関関数計算手段７にて、用いている拡散符号と用い
ている拡散符号とを符号周期の一周期分畳込み積分する
ことにより、用いる拡散符号の自己相関関数Ｒs （ｔ）
をあらかじめ生成しておく（Ｓ１）。用いる拡散符号が
時間的に変わらない場合には、自己相関関数も時間的に
変わることがないため、自己相関関数を計算する処理
は、一度行うのみで良い。そこで、自己相関関数の計算
処理を、同期点の検出処理とは別な独立の処理とするこ
とで、同期点の検出処理において自己相関関数の計算処
理を繰り返さないで済む。その結果、自己相関関数の計
算処理を同期点の検出処理に組み込んだ時よりも、同期
点の検出処理に要する時間を短縮することができる。こ
うして、同期点の検出処理に要する時間を短縮すること
は、時間的に変動する同期点をさらに短時間間隔で検出
し、追従することを可能にする効果がある。
【００２６】ここで、用いる拡散符号の自己相関関数Ｒ
s （ｔ）の例を図２に示す。図２に見られるように、こ
の例の拡散符号の自己相関関数は、０のタイミングの同
期点の他に±４Ｔｃのタイミングにもピーク値を持つ。
s （ｔ）の例を図２に示す。図２に見られるように、こ
の例の拡散符号の自己相関関数は、０のタイミングの同
期点の他に±４Ｔｃのタイミングにもピーク値を持つ。
【００２７】次に、逆拡散手段４で、復調部２にて復調
された受信信号にｒチップ（ｒ＝ｕ／ｖ ただしｕ，ｖ
は整数）毎のタイミングで拡散符号を掛け合わせる（ｒ
チップ毎のタイミングで逆拡散する）ことで受信信号と
拡散符号とのｒチップ毎の相関をとり、ｒチップ毎の相
関値系列を得る（Ｓ２）。ｒの値が小さいほど、相関値
の分解能が高くなり、より精度の高い同期捕捉の実現が
可能となるが、相関値系列のサンプル点の数が増えるた
め、同期点の検出処理に要する時間が増大する。このた
め要求される同期捕捉精度と処理時間に応じたｒを決定
する。受信側で得られる相関値系列の一例として、図２
に示した自己相関を持つ拡散符号を用い、到来波は２波
で、１波は他の１波より受信信号が５分の１に減衰し、
かつ、２Ｔｃ遅延する通信路の場合に受信側で得られる
相関値系列の大きさを図３に示す。
された受信信号にｒチップ（ｒ＝ｕ／ｖ ただしｕ，ｖ
は整数）毎のタイミングで拡散符号を掛け合わせる（ｒ
チップ毎のタイミングで逆拡散する）ことで受信信号と
拡散符号とのｒチップ毎の相関をとり、ｒチップ毎の相
関値系列を得る（Ｓ２）。ｒの値が小さいほど、相関値
の分解能が高くなり、より精度の高い同期捕捉の実現が
可能となるが、相関値系列のサンプル点の数が増えるた
め、同期点の検出処理に要する時間が増大する。このた
め要求される同期捕捉精度と処理時間に応じたｒを決定
する。受信側で得られる相関値系列の一例として、図２
に示した自己相関を持つ拡散符号を用い、到来波は２波
で、１波は他の１波より受信信号が５分の１に減衰し、
かつ、２Ｔｃ遅延する通信路の場合に受信側で得られる
相関値系列の大きさを図３に示す。
【００２８】検出する同期点の番号ｎを初期値１に設定
する（Ｓ３）。
する（Ｓ３）。
【００２９】最大同期点検出手段６にて受信された信号
の相関値系列Ｃ1 （ｔ）の大きさの中から最大値を検出
し、検出された最大値におけるタイミングを第ｎ同期点
Ｔnとする（Ｓ４）。この時点ではｎ＝１なので第ｎ同
期点Ｔ1 が求まる。
の相関値系列Ｃ1 （ｔ）の大きさの中から最大値を検出
し、検出された最大値におけるタイミングを第ｎ同期点
Ｔnとする（Ｓ４）。この時点ではｎ＝１なので第ｎ同
期点Ｔ1 が求まる。
【００３０】指定された数の同期点の検出が既に終了し
たかどうかを、ｎが指定された数以上であるかどうかで
判断する。ｎが指定された数以上でＹＥＳならば終了へ
流れ、ｎが指定された数未満でＮＯならばＳ６の処理へ
流れる（Ｓ５）。
たかどうかを、ｎが指定された数以上であるかどうかで
判断する。ｎが指定された数以上でＹＥＳならば終了へ
流れ、ｎが指定された数未満でＮＯならばＳ６の処理へ
流れる（Ｓ５）。
【００３１】同期点の番号ｎに１を足す（Ｓ６）。
【００３２】相関値系列更新手段９では、以後のＳ３に
おける相関値の大きさから最大値を検出する際、第（ｎ
−１）同期点と重複したタイミングを検出しないように
するため、第（ｎ−１）同期点のタイミングにおける相
関値を相関値系列Ｃn-1 （ｔ）から取り除く（Ｓ７）。
おける相関値の大きさから最大値を検出する際、第（ｎ
−１）同期点と重複したタイミングを検出しないように
するため、第（ｎ−１）同期点のタイミングにおける相
関値を相関値系列Ｃn-1 （ｔ）から取り除く（Ｓ７）。
【００３３】また、相関値系列更新手段９では、以後の
Ｓ３における相関値系列の大きさから最大値を検出する
際、第（ｎ−１）同期点の前後ｍチップ未満のタイミン
グを検出しないように、第（ｎ−１）同期点のタイミン
グの前後ｍ（ｍは可変変数である）チップ未満の相関値
を相関値系列から取り除く（Ｓ８）。
Ｓ３における相関値系列の大きさから最大値を検出する
際、第（ｎ−１）同期点の前後ｍチップ未満のタイミン
グを検出しないように、第（ｎ−１）同期点のタイミン
グの前後ｍ（ｍは可変変数である）チップ未満の相関値
を相関値系列から取り除く（Ｓ８）。
【００３４】疑似同期点検出手段８では、自己相関関数
Ｒs （ｔ）と、Ｒs （ｔ）における最大値Ｐと、第（ｎ
−１）同期点Ｔn-1 における相関値Ｃn-1 （Ｔn-1 ）と
を用い、第（ｎ−１）同期点に付随する疑似同期点の相
関値成分の関数Ｃl,n-1 （ｔ）を以下の式により算出す
る（Ｓ９）。
Ｒs （ｔ）と、Ｒs （ｔ）における最大値Ｐと、第（ｎ
−１）同期点Ｔn-1 における相関値Ｃn-1 （Ｔn-1 ）と
を用い、第（ｎ−１）同期点に付随する疑似同期点の相
関値成分の関数Ｃl,n-1 （ｔ）を以下の式により算出す
る（Ｓ９）。
【００３５】
【数１】
【００３６】次に、相関値系列更新手段９にて、以前に
検出した第（ｎ−１）同期点Ｔn-1に付随する疑似同期
点の相関値成分Ｃl,n-1 （ｔ）を、Ｓ７とＳ８の処理後
のＣn-1 （ｔ）から減算し、疑似同期点の相関値成分を
除去する（Ｓ１０）。
検出した第（ｎ−１）同期点Ｔn-1に付随する疑似同期
点の相関値成分Ｃl,n-1 （ｔ）を、Ｓ７とＳ８の処理後
のＣn-1 （ｔ）から減算し、疑似同期点の相関値成分を
除去する（Ｓ１０）。
【００３７】式に表すと次の通りである。
【００３８】 Ｃn （ｔ）＝Ｃn-1 （ｔ）−Ｃl,n-1 （ｔ） 例として図３に示した相関値系列の大きさは、Ｓ８の処
理をｍ＝１でされた場合、Ｓ１０の処理を終えた時点
で、図４に示すような相関値系列の大きさとなる。図４
に見られるように、疑似同期点における相関値成分が除
去されている。
理をｍ＝１でされた場合、Ｓ１０の処理を終えた時点
で、図４に示すような相関値系列の大きさとなる。図４
に見られるように、疑似同期点における相関値成分が除
去されている。
【００３９】次に、再び相関値系列の大きさの中から、
最大値検出により第ｎ同期点の検出を行う（Ｓ４）。上
記の処理を図１の流れに沿って繰り返す。
最大値検出により第ｎ同期点の検出を行う（Ｓ４）。上
記の処理を図１の流れに沿って繰り返す。
【００４０】こうして、本発明は、例として用いた図３
の相関値系列の大きさに対し１度目のＳ４の処理で、同
期点０を検出し、２度目のＳ４の処理において図４に示
した相関値系列の大きさに対し同期点２Ｔｃを検出する
ので、誤って疑似同期点±４Ｔｃを検出しないで済む。
の相関値系列の大きさに対し１度目のＳ４の処理で、同
期点０を検出し、２度目のＳ４の処理において図４に示
した相関値系列の大きさに対し同期点２Ｔｃを検出する
ので、誤って疑似同期点±４Ｔｃを検出しないで済む。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、直接拡散によるスペク
トル拡散通信において、マルチパスによって到来する複
数のスペクトル拡散信号の同期点を検出する際、第ｎ
（ただしｎ≧２の整数）同期点の検出を、第（ｎ−１）
同期点に付随する疑似同期点の相関値成分を除去した相
関値系列の大きさに対して行うので、疑似同期点の検出
を防止することができ、複数の到来波を正しく同期捕捉
することが可能となる。
トル拡散通信において、マルチパスによって到来する複
数のスペクトル拡散信号の同期点を検出する際、第ｎ
（ただしｎ≧２の整数）同期点の検出を、第（ｎ−１）
同期点に付随する疑似同期点の相関値成分を除去した相
関値系列の大きさに対して行うので、疑似同期点の検出
を防止することができ、複数の到来波を正しく同期捕捉
することが可能となる。
【図１】本発明である同期捕捉装置を示す機能ブロック
図である。
図である。
【図２】符号長の短い拡散符号の自己相関関数の一例で
ある。
ある。
【図３】遅延波が存在する場合の相関値系列更新前の相
関値系列の大きさの一例である。
関値系列の大きさの一例である。
【図４】遅延波が存在する場合の相関値系列更新後の相
関値系列の大きさの一例である。
関値系列の大きさの一例である。
【図５】本発明である同期捕捉方法の手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図６】直接スペクトル拡散システムの構成概略図であ
る。
る。
【図７】従来の技術の同期捕捉方法を示す機能ブロック
図である。
図である。
【図８】符号長の長い拡散符号の自己相関関数の一例で
ある。
ある。
【図９】遅延波が存在する場合で相関値系列更新後の相
関値系列の大きさの一例である。
関値系列の大きさの一例である。
１ 受信アンテナ ２ 復調部 ３ 拡散符号発生器 ４ 逆拡散手段 ５ 相関値系列 ６ 最大同期点検出手段 ７ 自己相関関数計算手段 ８ 疑似同期点検出手段 ９ 相関値系列更新手段 １０ 乗算器 １１ ベースバンド信号 １２ 拡散符号発生器 １３ 乗算器 １４ 変調部 １５ 送信アンテナ １６ 通信路 １７ 受信アンテナ １８ 復調部 １９ 同期捕捉部 ２０ 拡散符号発生器 ２１ 乗算器 ２２ 受信ベースバンド信号 ２３ 受信アンテナ ２４ 復調部 ２５ 拡散符号発生器 ２６ 逆拡散手段 ２７ 相関値系列 ２８ 複数の最大同期点検出手段 ２９ 乗算器
Claims (5)
- 【請求項１】スペクトル拡散信号を受信し、該スペクト
ル拡散信号と拡散符号との相関をとって得られる相関値
系列の大きさの中から最大値をとる受信タイミング（以
下同期点という）を順次検出することで、複数の同期点
を検出する同期捕捉装置において、 前記スペクトル拡散信号を逆拡散して相関値系列を得る
逆拡散手段と、 最大の相関値を持つ同期点を検出する最大同期点検出手
段と、 前記拡散符号の自己相関関数を求める自己相関関数計算
手段と、 前記最大の相関値を持つ同期点と前記自己相関関数とか
ら前記最大の相関値を持つ同期点に付随する自己相関に
よる複数の疑似同期点成分を計算する疑似同期点成分計
算手段と、 前記最大の相関値と該疑似同期点成分とを前記相関値系
列から除去して、新たに相関値系列を生成する相関値系
列更新手段とを有し、 前記最大同期点検出手段により同期点が求まる度に、前
記疑似同期点成分計算手段により前記疑似同期点成分を
計算し、前記相関値系列更新手段によって求まる新たな
相関値系列を順次前記最大同期点検出手段の入力とし
て、前記複数の同期点を検出することを特徴とするスペ
クトル拡散信号の同期捕捉方法。 - 【請求項２】前記自己相関関数計算手段において、前記
拡散符号の前記自己相関関数を、あらかじめ同期点を検
出する処理とは別に求めておくことを特徴とする請求項
１に記載のスペクトル拡散信号の同期捕捉装置。 - 【請求項３】スペクトル拡散信号を受信し、該スペクト
ル拡散信号と拡散符号との相関をとって得られる相関値
系列の大きさから最大値を持つ受信タイミング（以下同
期点という）を順次検出することで、複数の同期点を検
出する同期捕捉方法において、 Ｎ番目（Ｎ：自然数）の同期点を検出した後、Ｎ番目の
同期点に関する相関値に付随する自己相関により生じる
複数の疑似同期点成分を求め、前記相関値系列から前記
Ｎ番目の同期点に関する相関値と前記疑似同期点成分と
を除去した相関値系列を新たに前記相関値系列と定義
し、順次（Ｎ＋１）番目の同期点検出に用いることを特
徴とするスペクトル拡散信号の同期捕捉方法。 - 【請求項４】前記拡散符号の自己相関関数を、あらかじ
め同期点を検出する処理の前に計算しておき、前記疑似
同期点成分を求める際に利用することを特徴とする請求
項３に記載のスペクトル拡散信号の同期捕捉方法。 - 【請求項５】スペクトル拡散信号を受信し、該スペクト
ル拡散信号と拡散符号との相関をとって得られる相関値
系列の大きさから最大値を持つ受信タイミング（以下同
期点という）を順次検出することで、複数の同期点を検
出する同期捕捉方法において、 同期捕捉をする受信側で用いる拡散符号の自己相関関数
を生成し、 スペクトル拡散符号を復調し、復調されたスペクトル拡
散信号にｒチップ（ｒ＝ｕ／ｖ ただしｕ，ｖは整数）
毎のタイミングで拡散符号を掛け合わせることで受信信
号と拡散符号との相関をとり、相関値系列を得て、 受信された信号の相関値系列の大きさの中から最大値を
検出し、検出された最大値におけるタイミングを第ｎ同
期点とし、 指定された数の同期点の検出が既に終了したかどうか
を、ｎが指定された数以上であるかどうかで判断し、ｎ
が指定された数以上の場合処理を終了し、ｎが指定され
た数未満の場合、同期点の番号ｎに１を足し、 第（ｎ−１）同期点のタイミングにおける相関値を相関
値系列から取り除き、 第（ｎ−１）同期点のタイミングの前後ｍ（ｍは可変変
数）チップ未満の相関値を相関値系列から取り除き、 自己相関関数と、自己相関関数における最大値と、第
（ｎ−１）同期点における相関値とを用い、第（ｎ−
１）同期点に付随する疑似同期点の相関値成分を算出
し、 第（ｎ−１）同期点に付随する疑似同期点の相関値成分
を前記相関値系列から減算し疑似同期点の相関値成分を
除去することを少なくとも行うことを特徴とするスペク
トル拡散信号の同期捕捉方法。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP16209796A JP2751920B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | スペクトル拡散信号の同期捕捉方法及び装置 |
| CA002208333A CA2208333C (en) | 1996-06-21 | 1997-06-20 | Path-diversity cdma reception by detecting lower-peak correlation sequence following removal of higher-peak sequences |
| EP19970110194 EP0814573B1 (en) | 1996-06-21 | 1997-06-21 | Path-diversity CDMA reception by detecting lower-peak correlation sequence following removal of higher-peak sequences |
| DE1997629987 DE69729987T2 (de) | 1996-06-21 | 1997-06-21 | Wegediversity-CDMA-Empfang durch Detektieren von Niedrigspitzenkorrelationsfolgen nach Entfernung von Hochspitzenkorrelationsfolgen |
| US08/880,381 US5796775A (en) | 1996-06-21 | 1997-06-23 | Path-diversity CDMA reception by detecting lower-peak correlation sequence following removal of higher-peak sequences |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16209796A JP2751920B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | スペクトル拡散信号の同期捕捉方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1013302A true JPH1013302A (ja) | 1998-01-16 |
| JP2751920B2 JP2751920B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15748014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16209796A Expired - Fee Related JP2751920B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | スペクトル拡散信号の同期捕捉方法及び装置 |
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|---|---|
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| EP (1) | EP0814573B1 (ja) |
| JP (1) | JP2751920B2 (ja) |
| CA (1) | CA2208333C (ja) |
| DE (1) | DE69729987T2 (ja) |
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| WO2000064065A1 (fr) * | 1999-04-16 | 2000-10-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Recepteur et procede d'acquisition synchrone |
| WO2002037725A1 (fr) * | 2000-10-30 | 2002-05-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Unite de commande de recherche de cellules et procede de commande de recherche de cellules |
| US6743467B1 (en) | 1999-08-20 | 2004-06-01 | Unisearch Limited | Hydrophobic material |
| US6940837B1 (en) | 2000-02-10 | 2005-09-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Spread spectrum demodulator |
| US9260629B2 (en) | 2010-09-02 | 2016-02-16 | United Technologies Corporation | Hydrophobic coating for coated article |
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| FI104301B (fi) * | 1996-09-13 | 1999-12-15 | Nokia Telecommunications Oy | Vastaanottomenetelmä ja vastaanotin |
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| BRPI0519320A2 (pt) * | 2005-01-14 | 2009-01-13 | Thomson Licensing | hardware pesquisador para realizar uma determinaÇço de càdigo de misturaÇço |
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-
1997
- 1997-06-20 CA CA002208333A patent/CA2208333C/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-06-21 DE DE1997629987 patent/DE69729987T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-21 EP EP19970110194 patent/EP0814573B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-23 US US08/880,381 patent/US5796775A/en not_active Expired - Lifetime
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| US5796775A (en) | 1998-08-18 |
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