JPH1013281A - 改良された無線受信器 - Google Patents

改良された無線受信器

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JPH1013281A
JPH1013281A JP9072263A JP7226397A JPH1013281A JP H1013281 A JPH1013281 A JP H1013281A JP 9072263 A JP9072263 A JP 9072263A JP 7226397 A JP7226397 A JP 7226397A JP H1013281 A JPH1013281 A JP H1013281A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、切換え形の自動利得制御回路の制
御範囲を拡大することを目的とする。 【解決手段】 本発明の無線受信器は、信号受信手段
(10)と、上記信号受信手段により受信された信号の
振幅調整手段(12)と、上記信号の振幅調整手段に接
続された信号伝達システム(32)と、上記信号伝達シ
ステムの出力と上記信号の振幅調整手段の制御入力との
間に接続され、多重切換え形の自動利得制御信号を生成
する手段からなる自動利得制御フィードバックループと
により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信器、特
に、自動利得制御(AGC)システムに関する。説明の
便宜上、用語「無線受信器」はトランシーバの受信器部
を含むことが意図されている。
【0002】
【従来の技術】所望及び不所望の隣接した無線チャンネ
ルが屡々強い信号を有し、徐々に混雑が増している現在
の無線周波数の環境で動作させるため、無線受信器、特
に、低中間周波又は零中間周波の無線受信器は、受信さ
れた信号を減衰させ、及び/又は、入力無線周波増幅器
の利得を変化させる自動利得制御システムを有すること
が必要になり始めている。連続的に補正が行われるアナ
ログ自動利得システムは周知であるが、かかるアナログ
自動利得システムは、安定性を与え、かつ、干渉を抑止
するため、比較的長い時定数を有する。このような比較
的長い時定数は、時分割ベースで動作し、信号が送信さ
れないことが分かっている時間間隔中にバッテリ節約の
ためスイッチオフされる受信器の場合には不利である。
上記の受信器の一例は、CCIRラジオペイジングコー
ド第1号(CCIR Radiopaging Code No.1)、或いは、PO
CSAGとして知られた規格に準拠して動作するペイジ
ング受信器であり、受信器は、ビット同期を達成した
後、電力の停止後に同期符号語を検出するため17個の
符号語の群毎に1符号語の期間に亘って電力が供給され
る。上記の群の中の残りの部分は、8フレームにより構
成され、各フレームは2符号語を含む。ペイジャー(小
型無線呼出し器)は、群の中の所定のフレームに割り当
てられる。そのフレームの出現の直前に、受信器は上記
フレーム中に伝送されたアドレスメッセージを受信でき
るように電力が供給される。所定のフレームの終了に続
いて、受信器は次の群内の同期符号後の出現の直前まで
電力が停止される。電力の供給及び停止のサイクルは、
伝送が終了されるまで継続する。
【0003】零中間周波アーキテクチャを無線受信器の
設計、特に、ペイジャーのような小形機器に使用する利
点は、無線受信器又はペイジャーを集積回路として製造
できる点である。しかし、自動利得制御を零中間周波受
信器に適用する最大の問題の一つは、自己受信、即ち、
何らかの復調されていないチャンネル上の信号のリーク
に起因して望まれていない直流オフセット電圧をミキサ
の出力に生じさせる受信器自体の局部発振器(LO)の
受信の問題である。入力信号の強度の変化は、過渡現象
の原因となる直流オフセット電圧を変化させる入力増幅
器の利得の変化を生じさせる。過渡現象は、不安定性を
生じさせる立ち上がり信号として自動利得回路のレベル
検出器により検出される。微弱な信号が受信されたとき
の利得の変化は、自己受信された局部発振器信号の増幅
を生じさせ、望まれていない直流オフセット電圧の変化
を発生させる。受信器のアンテナの向きを局部的な環境
に対して僅かに変化させるだけで不安定性が生じる可能
性がある。
【0004】添付図面の図1及び図2には、単一切換え
形の自動利得制御ループと、関連した伝達関数とを有す
る無線受信器が示されている。説明の便宜上、無線受信
器は、自動利得制御信号入力14を有する可変利得無線
周波増幅器12に接続されたアンテナ10からなる。無
線周波増幅器12の出力はミキサ16の第1の入力に接
続される。局部発振器18はミキサ16の第2の入力に
接続される。ミキサ後段の増幅器20はミキサ16の出
力に接続される。フィルタ22、例えば、ローパスフィ
ルタは、ミキシング動作の生成物から所望の信号帯域を
選択し、出力端子24に供給する。自動利得制御回路
は、フィルタ22の出力に接続された入力を有し、その
入力は、フィルタ22の出力の電圧レベルを表わす電圧
を発生するレベル検出器回路26に接続される。時定数
τを有する遅延段28は、レベル検出器26と比較器3
0の非反転入力との間に接続される。基準電圧Vref
比較器30の反転入力に供給される。比較器30の出力
は、無線周波増幅器12の利得制御入力14に供給され
る。比較器30はヒステリシスのあるスイッチとして挙
動する。
【0005】図2を参照するに、遅延段からの信号が制
御範囲外の低い値から増加するならば、自動利得制御回
路は最大の入力利得で動作する。しかし、入力電圧が出
力電圧Vout1に対応する所定のレベルVx1に達したと
き、固定の減衰のレベルは、出力電圧を値Vy1まで降下
させる回路に切り換えられる。入力電圧が増加し続ける
ならば、出力電圧は増加し続ける。
【0006】逆に、入力電圧が別の所定のレベルVx2
で減少したとき、固定の減衰レベルは、出力電圧をVy2
の値まで上昇させる回路から切り換えられる。動作中、
スイッチング処理の間に限りループが閉じられ、それ以
外では、ループが有効に開かれる。その結果として、遅
延回路28の時定数τを非常に小さくすることが可能で
あり、自己受信下での安定性が著しく改良される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単一切換え形
の自動利得制御回路は、上記の改良点があるにも係わら
ず、Vout2が受信器の感度の考慮により制限され、V
out1が2次及び3次の相互変調のIP2及びIP3を考
慮した最大許容入力レベルにより決められる場合には、
出力の制限、即ち、Vout2乃至Vout1に依存した制限さ
れた範囲であるVin 2 乃至Vin1 の入力電圧レベルしか
制御しない。
【0008】本発明の目的は、切換え形の自動利得制御
回路の制御範囲を拡大することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一面により提供
される無線受信器は、信号受信手段と、上記信号受信手
段により受信された信号の信号振幅調整手段と、上記信
号振幅調整手段に接続された信号伝達手段と、上記信号
伝達手段の出力と上記信号振幅調整手段の制御入力との
間に接続され、多重切換え形の自動利得制御信号を生成
する手段からなる自動利得制御フィードバックループと
により構成される。
【0010】上記本発明によれば、自動利得制御ループ
の制御範囲は著しく拡大される。本発明により提供され
る更なる無線受信器は、信号受信手段と、上記信号受信
手段により受信された信号の信号振幅調整手段と、上記
信号振幅調整手段の出力の上記信号の周波数ダウンコン
バート手段と、上記周波数ダウンコンバート手段の出力
から所望の信号を選択し、出力信号を供給する手段と、
上記所望の信号を選択する手段の出力と上記信号振幅調
整手段の入力との間に接続され、レベル検出手段と多重
切換え形の自動利得制御信号を生成する手段とからなる
自動利得制御ループとにより構成される。
【0011】多重切換え形の自動利得制御信号を生成す
る手段は、(一)基準電圧信号用の第1の入力、入力信
号用の第2の入力、速動(ファースト)ヒステリシス出
力、緩動(スロー)ヒステリシス出力及び信号出力を有
する少なくとも2の値を有する整数を表わすn個の縦続
された複数のスイッチと、(二)上記の各第1の入力に
接続された基準電圧源と、(三)夫々が対応した番号が
付けられた段の速動ヒステリシス出力Fにより制御さ
れ、上記のn個の各基準電圧源と逆向きに直列接続され
たn個の第1番目の速動ヒステリシスの電圧制御形電圧
源(以下、速動電圧源と称される)、上記の第2乃至第
n番目のスイッチの上記第1番目の速動電圧源と直列接
続された(n−1)個の第2番目の速動電圧源、及び、
以下同様に、上記第n番目のスイッチの第1乃至第(n
−1)番目の速動電圧源と直列接続された1個の第n番
目の速動電圧源と、(四)信号入力と、出力が上記n個
のスイッチの上記第2の入力に並列接続された時間遅延
回路への入力との間に直列接続され、各制御入力が上記
n個のスイッチの上記緩動ヒステリシス出力に夫々接続
されたn個の緩動ヒステリシスの電圧制御形電圧源(以
下、緩動電圧源と称される)とにより構成される。
【0012】本発明の第2の面により提供されるペイジ
ング受信器は、受信段と、上記受信段の出力に接続され
た復号段と、ペイジングメッセージの受信を示す手段と
を有し、上記受信段は、信号受信手段と、上記信号受信
手段により受信された信号の振幅調整手段と、上記信号
の振幅調整手段に接続された信号伝達システムと、上記
信号伝達システムの出力と上記信号の振幅調整手段の制
御入力との間に接続され、多重切換え形の自動利得制御
信号を生成する手段からなる自動利得制御フィードバッ
クループとにより構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、その
例に限定されることなく本発明の説明を行う。図面にお
いて同じ参照番号は対応した特徴を示すため使用され
る。図3を参照するに、信号受信システムは、スーパヘ
テロダイン受信器又は零中間周波受信器のような適当な
受信器32からなり、受信器32は、入力強度Xを有す
る信号用の入力34と、出力強度Yを有する信号用の出
力36とを有する。閉じた自動利得制御ループは、信号
強度の指標V1を与える受信器の出力38と、自動利得
制御電圧Vout 用の入力40との間に接続される。多重
スイッチ及びクランプ回路39は、出力38と入力40
との間に接続される。回路39は、多重スイッチ41と
クランプ回路42とにより構成される。クランプ回路4
2は、クランプ回路のオン/オフ制御信号用の入力44
を有する。クランプ回路42の目的は、自動利得制御回
路が受信器のウォームアップと共に生じる変化に追従し
ようとするのを阻止するため、受信器のウォームアップ
中に自動利得制御電圧を所定の値でクランプすることで
ある。受信器が、例えば、POCSAGに示されたよう
なバッテリ節約プロトコルに従って動作し、受信器段が
適当に給電及び給電停止されるペイジング受信器の場合
には、入力44の信号は、図10を参照して説明される
復号器82又はマイクロコントローラ84から得られ
る。多重スイッチ及びクランプ回路39を有することに
より、以下に説明する図9に示されるように自動利得制
御の範囲を多少拡大させることが可能である。動作中、
回路39は、信号V1の減少又は増加を打ち消し、静止
状態を実現するため伝達システム32に作用する。
【0014】図4には、多重スイッチ及びクランプ回路
の一実施例が示される。ブロック形式で示されたクラン
プ回路42は、以下、図7及び図8を参照してより詳細
に説明される。例示された回路は、概略的に、nが少な
くとも2の値を有する整数を表わすとき、縦一列に並べ
られた複数のn個のスイッチS1乃至Snにより構成さ
れる。各スイッチは、基準電圧信号用の第1の反転入力
と、入力信号用の第2の非反転入力と、速動ヒステリシ
ス出力Fと、緩動ヒステリシス出力Lと、信号出力Tと
を有する。出力Tは、電圧Vout が生じる出力端子40
に並列接続される。かかる配置を用いることにより、出
力電圧Vout は、スイッチS1乃至Snの信号出力電圧
T1乃至VTnの和、即ち、 Vout =VT1+VT2+...+VTn 或いは、信号出力電圧VT の他の結合、例えば、 Vout11 =VT1+VT5 又は、 Vout22 =VT3+VTx+VT(n-1) である。
【0015】基準電圧源VR1乃至VRnは、各スイッチの
第1の入力に接続される。n個の速動ヒステリシス電圧
制御形電圧源(速動電圧源)VHf1 乃至VHfn が設けら
れる。n個の第1番目の速動電圧源VHf1 は、夫々、n
個の基準電圧源VR1乃至VRnと逆向きに直列接続され
る。(n−1)個の第2番目の速動電圧源VHf2 は、第
2乃至第n番目のスイッチS2乃至Snの第1の速動電
圧源VHf1 と直列接続され、以下同様に、1個の第n番
目の速動電圧源VHfn は、スイッチSnの第1乃至第n
−1番目の速動電圧源VHf1 乃至VHf(n-1) と直列接続
される。第1乃至第n番目の各速動電圧源VHf1 乃至V
Hfn は、対応した番号が付けられた段の速動ヒステリシ
ス出力Fにより制御される。n個の緩動ヒステリシス電
圧制御形電圧源(緩動電圧源)VHs1 乃至VHsn は、信
号入力38と遅延τを有する時間遅延回路28への入力
との間に直列接続される。遅延回路28の出力は上記n
個のスイッチS1乃至Snの第2の入力に並列接続され
る。各緩動電圧源VHs1 乃至VHsn の制御入力は夫々の
緩動ヒステリシス出力Lに接続される。
【0016】各スイッチS1乃至Snは、基準電圧用の
第1の反転入力及び入力信号V1の遅延されたバージョ
ンのV2用の第2の非反転入力を夫々に有する比較器C
1乃至Cnと、異なる出力F、L及びTを生成するブロ
ックB1乃至Bnとにより構成される。速動電圧源V
Hf1 乃至VHfn は、夫々の基準電圧源VR1乃至VRnと逆
向きに直列接続される。これにより、作動の際に、速動
電圧源の電圧がその関連した基準電圧源から実質的に瞬
時に差し引かれる効果が得られる。
【0017】注意すべき別の点は、スイッチ、即ち、ス
イッチS1のF出力が、夫々の基準電圧源VR1乃至VRn
と逆向きに直列接続された全ての第1番目の速動電圧源
Hf 1 を制御することである。かくして、例えば、スイ
ッチS1が作動しているとき、全ての基準電圧VR1乃至
RnがVHf1 ずつ低減され、スイッチS2が作動してい
るとき、全ての基準電圧VR2乃至VRnが更にVHf2 ずつ
低減され、以下同様に続き、スイッチSnが作動してい
るとき、基準電圧VRnが更にVHfn ずつ低減される。
【0018】図4に示された一実施例の場合に、クラン
プ回路42は、スイッチS2の比較器C2の第1の反転
入力と、遅延回路28の出力に接続されたラインとの間
に接続される。従って、クランプ回路42がウォームア
ップ中に作動するとき、自動利得制御電圧は、比較器C
2の第1の反転入力でクランプされる。しかし、クラン
プ回路42の入力は、比較器C1乃至Cnのうちいずれ
の比較器の第1の入力に接続しても構わない。
【0019】一般的に、図6に示された各スイッチSx
に関する場合において、比較器Cxが出力を生成すると
き、速動電圧源VHfx は比較器Cxの第1の入力の基準
電圧を低下させるため直ちに作動され、出力Tの電圧
は、無線周波増幅器12(図3を参照のこと)及び/又
はピンダイオード減衰器(図示しない)の利得を変える
ステップ状の変化をうける。しかし、スイッチSxのブ
ロックBxの出力Lは、遅延回路28の出力の電圧V2
を徐々に上昇させる緩動電圧源VHSx を作動させてい
る。τに対応した時間間隔の後、遅延回路28の出力の
電圧V2は、速動電圧源VHf(x+1) を作動する次の高い
方の段S(x+1)の基準値に到達し、実質的に瞬時に
C(x+1)の第1(又は基準)の入力の電圧を減少さ
せ、VHs(x+1 ) をスイッチオンし、最終的なスイッチン
グ段Snが作動されるまで上記のサイクルが繰り返され
る。
【0020】逆の状況の場合に、入力信号V1の強度
は、関連した比較器の入力(非反転対反転)の電圧が零
又は零未満(即ち、負)になり、比較器の出力が変化し
て関連したブロックを“オン”から“オフ”に切り換え
るまで、VR1よりも減少させる必要がある。その結果と
して、出力Tは、ステップ状の無線周波増幅器12の利
得の増加及び/又は与えられた減衰を減少させるため、
出力端子40(図4を参照のこと)を介して供給される
出力を生成する。出力Fは関連した速動電圧源V Hfx
スイッチオフし、出力Lは関連した緩動電圧源VHsx
スイッチオフする。
【0021】回路内の次の下方のスイッチS(x−1)
の反転入力の電圧は、VHfx が対応するVR(x-1)から減
算されなくなるので、VHfx と同じ量だけ直ぐに増加さ
れる。遅延された電圧V2が反転入力の電圧よりも降下
した後、上記のサイクルが繰り返される。最も下段のス
イッチS1の場合に、入力信号V1が VR1−VHf1 −VHs1 以下であるならば、更なる利得及び/又は減衰の変更は
行われない。
【0022】上記の説明は、スイッチS1乃至Sn又は
スイッチSn乃至S1の順次的な動作に関係している
が、スイッチの動作は向きが変化する可能性のある入力
信号V1の変化に依存するので、このような順次的な動
作の場合には限られない。しかし、利得及び/又は減衰
のステップ状の変化を実行することにより、自動利得制
御回路に発振を生じさせる不安定性を誘起しない態様で
利得及び/又は減衰の変化を急激に行うことが可能であ
る。
【0023】図9には、鋸歯状の波形が到達したとき、
減衰のステップ状の増加又は減少を生じさせる上側(V
in1 )及び下側(Vin2 )の入力電圧制御範囲と、上側
(V out1)及び下側(Vout2)の限界とが示されてい
る。増加方向或いは逆向きの減少方向に動作されている
スイッチの遅延は、時間遅延τに起因する。制動係数D
1乃至Dnの大きさは、入力減衰の大きさに依存する。
【0024】動作中に、スイッチSxは、 V2≧VRx−VHf1 ...−VHf(x-1) のときスイッチオンされ、 V2≦VRx−VHf1 ...−VHfx のときスイッチオフされる。
【0025】一般的に言うと、基準電圧源と速動電圧制
御形電圧源との間に以下の関係 VRn−VHf1 ...−VHfn >VR(n-1)−VHf1 ...
−VHf(n-1) が当てはまる。この式は、増加する入力信号V1に対
し、スイッチS(n−1)が常にスイッチSnの前に作
動され、V1のレベルが減少する場合に、Snがスイッ
チS(n−1)の前にスイッチオフされることを表わし
ている。
【0026】入力信号V1は、可変性の直流電圧又は整
流された交流電圧の何れでもよい。本発明の一実施例に
おいて、基準電圧源は以下の関係式、 VR1<VR2<...<VRn を有するように寸法を定められ、更に、一連の基準電圧
源の対の間の電圧差(V Hys )は、 VHys1<VR2−VR1;...VHys(n-1)<VRn−V
R(n-1)Hys1=VHf1 +VHs1 ;...HHysn=VHfn +V
Hsn のように表わされる。
【0027】本発明の一実施例の動作の理解を容易にさ
せるため、以下、実際的な例を説明する。一連の基準電
圧の対の間の差が等しくされるので、 VR2−VR1=VR3−VR2=...=VRn−VR(n-1) であり、同時に、 VHys1=VR2−VR1;VHys2=VR3−VR2;...V
Hys(n-1)=VRn−VR(n-1) とすることにより、 VHys1=VHys2=...=VHysn であり、 VHf1 =VHs1 =VHf2 =VHs2 ...VHfn =VHsn となる。
【0028】最初に、図4の端子38上の入力信号V1
は十分に小さく、スイッチS1、S2...Snは動作
的ではない。その結果として、全ての速動電圧制御形電
圧源VHf1 ...VHfn 及び緩動電圧制御形電圧源V
Hs1 ...VHsn はオフされるので、それらの出力電圧
は零である。入力信号が強度 V1=VR1 まで増加するならば、比較器C1の出力はハイになり、
ブロックB1をターンオンし、出力F、L及びTがハイ
になる。その結果として、電圧源VHf1 及びVHs 1 は動
作的にされ、端子40上の電圧Vout がハイになる。
【0029】速動電圧VHf1 は、電圧VR1(及びVR2
至VRn)から実質的に瞬時に減算されるので、比較器C
1の出力は、入力信号V1の瞬時の減少の有無とは無関
係にハイ状態に維持される。緩動電圧VHs1 が遅延回路
28に印加され、遅延回路28の出力電圧V2は緩やか
に変化する。電圧V1がVR1に一致したままの状態を維
持するならば、時間遅延τの後、 VR2−VHf1 =VHs1 +VR1−VHf1 =VR1+VHs1 と表わされるので、電圧V2は、スイッチS2の比較器
C2の反転入力上の電圧と対応したVR1+VHs1 に達す
る。その結果として、スイッチS2は動作的になり、ブ
ロックB2の出力F、L及びTをハイにさせる。基準電
圧、即ち、スイッチS2乃至Snの第1の反転入力の電
圧は、急激に−VHf2 により変えられる。緩動電圧源V
Hs2 も作動される。入力信号V1がVR1の振幅を維持し
続けると仮定すると、電圧V2は、遅延τの後、この具
体的な例の場合に、スイッチS3の比較器C3の反転入
力上の実際の基準電圧 VR3−VHf1 −VHf2 に対応した値 VR1+VHs1 +VHs2 に達する。その結果、スイッチS3は動作的になり、ブ
ロックF、L及びTの出力がハイになる。上記の動作の
系列は、電圧V1がVR1以上に維持されるならば、スイ
ッチSnまでスイッチ毎に進行する。
【0030】反対に、スイッチS1乃至Snが全て動作
的であり、例えば、入力電圧の振幅が、 VR1−VR2 まで降下した状況を想定するならば、電圧V1が VR1−VHys1 に保たれるか、或いは、 VR1−VHys1 から減少される限り、スイッチはSnからS1まで順次
に動作が抑止される。
【0031】スイッチSxが動作的であり、伝達系の関
数及び伝達システム32(図3を参照のこと)への入力
Xの振幅を変えることにより、電圧V1の値が VR1−ΔV(ΔV<VHysx) に変化する一般的な場合を想定する。振幅Xの変化に応
じたV1の振幅の変化は伝達システム32の時間遅延に
よって遅延され、これによりスイッチSxの応答に影響
が及ぶ。時間遅延段28の入力には、電圧+VHsx と遅
延された−ΔVとが与えられる。適当な時定数τを選択
することにより、得られるパルスは、振幅がスイッチS
(x+1)の基準電圧に対応した値 VR1+VHs1 ...+VHsx に到達しないように時間遅延段28により十分に変形さ
れ、その結果として、スイッチS(x+1)は動作が抑
止されたままである。電圧V2が値 VR1+VHf1 +...+VHfm −ΔV(ΔV<VHysx) まで減衰すると共に、スイッチSxはオン状態を維持す
る。例示された自動利得制御回路が過渡現象の影響を免
れる効果がある。
【0032】反対に、スイッチSxが動作を抑止されて
いるならば、スイッチS(x−1)は、入力電圧が値 V1=VR1−VHys1+ΔV(ΔV<VHysx) に変化するにも係わらず動作的な状態を維持する。図5
には、スイッチS1、S2...Snからの出力信号が
直流電流である他の実施例が示される。基準電圧
R1...VRnは、電流I1を有する定電流源46に接
続された抵抗形分圧器回路48から発生される。分圧器
回路48は、直列接続された抵抗R1、R2、...及
び抵抗50からなる。ここで、
【0033】
【数1】
【0034】で表わされる速動ヒステリシス電流I
Hfは、分圧器回路48から得られ、抵抗50により対応
した電圧に変換される。夫々の速動ヒステリシス電流I
Hf1 ...IHfn は、スイッチS1乃至Snの出力Fに
供給される。出力電流Iout1...Ioutnは、スイッチ
S1乃至Snの出力Tから得られ、
【0035】
【数2】
【0036】で表わされる全電流は、出力電圧Vout
得るため直列抵抗52に供給される。緩動ヒステリシス
電流IHs1 乃至IHsn は、スイッチS1乃至Snの出力
Lに並列接続された電流源54から得られる。全緩動ヒ
ステリシス電流は、
【0037】
【数3】
【0038】で表わされる。入力電圧V1は、出力がそ
の反転入力にフィードバックされた演算増幅器56の非
反転入力に印加される。電流源54を伴う接合点60
と、演算増幅器56の出力との間に接続された抵抗58
は、緩動ヒステリシス電流IHsを緩動ヒステリシス電圧
Hsに変換する。接合点60は、別の演算増幅器62の
非反転入力にも接続され、その別の演算増幅器62の出
力は、反転入力にフィードバックされると共に、積分キ
ャパシタCを有するローパスフィルタとして実現された
遅延回路28に接続される。電圧V2を発生する遅延回
路28の出力は、スイッチS1乃至Snの非反転入力に
並列に接続される。演算増幅器56及び62は、夫々、
入力電圧V1を緩動ヒステリシス電圧VHsから減結合
し、及び、遅延回路28を接合点60から減結合するた
め設けられる。
【0039】図6には、一つのスイッチSxの一般的な
構造が示される。比較器Cxは、同図に示される如く、
反転入力及び非反転入力を有する。比較器Cxの出力は
スイッチングブロックBxの入力110に接続される。
3個の直流電流源IHfx 、I Hsx 及びIoutxが設けられ
る。入力110の信号により制御された第1、第2及び
第3のスイッチ112、114及び116は、電流源I
Hfx 、IHsx 及びIou txを、スイッチがオンされたとき
に夫々の出力F、L及びTに接続し、或いは、スイッチ
がオフされたときに接地する。
【0040】図5及び図6に示された回路の動作におい
て、速動ヒステリシス電流及び緩動ヒステリシス電流が
零であるならば、 VR2=VR1+I1・R1 VR3=VR2+I1・R2 と表わされ、以下同様である。スイッチS1がオンであ
るならば、電流源IHf1は作動され、抵抗50に電圧降
下を発生する。その結果として、基準電圧VR1乃至VRn
は、VR1−VHf1 乃至VRn−VHfn になるように−V
Hf1 ずつ変えられる。スイッチS2がオンされるなら
ば、電流源IHf2 が作動されるので、基準電圧は、例え
ば、VR1−VHf1 がVR1−VHf1 −VHf2 に変わるよう
−VHf2 ずつ変えられる。
【0041】信号入力側で、電流源54の電流I2はレ
ベル偏移用の一定の直流電流である。IHs1 乃至IHsn
を動作的にすることにより、電圧VHsは、 −12・R58 (R58は抵抗58の抵抗値を表わす)乃至 (−12+IHs1 )・R58,...,(−12+I
Hs1 +...+IHsn )・R58 に変えられる。これ以外の場合には、上記の回路は図4
を参照して説明したように動作する。
【0042】クランプ回路42は、スイッチS3の基準
電圧入力と、遅延回路28の出力に接続されたラインと
の間に接続される。図4及び図5の実施例において、ク
ランプ回路42は、スイッチS1より上方のスイッチン
グ回路内の点に接続された入力68を有し、受信器の電
源の供給と停止との間に動作的にされる。このクランプ
回路42により、ディジタルペイジングプロトコルのよ
うな時分割プロトコル、例えば、CCIRラジオペイジ
ングコード第1号(或いは、POCSAGとして知られ
ている)に従って動作する際に屡々生じる受信器のスイ
ッチオン又はスイッチオフの結果として発生されるあら
ゆる過渡現象の影響は、抑制され、無線周波増幅器及び
/又は入力減衰器の入力利得設定値に影響を与えること
がない。
【0043】図7には、並列接続され、電流出力を与え
る2個の演算増幅器64及び66からなるクランプ回路
の一実施例が示される。入力端子は、高オーム性入力を
与える演算増幅器64及び66の非反転入力に並列接続
される。演算増幅器64及び66の出力は、夫々、エミ
ッタ・コレクタ路が接合点74に接続されたコレクタと
直列接続されたPNPトランジスタ70及びNPNトラ
ンジスタ72のベース電極に接続される。接合点74
は、演算増幅器64及び68の反転入力に接続される。
クランプ回路制御信号入力44は、演算増幅器64及び
68の制御入力に接続される。
【0044】図8には、エミッタ結合されたNPNトラ
ンジスタ76及び78により形成された差動増幅器から
なる各演算増幅器64及び68の入力段が示される。N
PNトランジスタ76及び78のベース電極は、夫々、
演算増幅器の非反転入力及び反転入力に接続される。ト
ランジスタ76の放出面積Ae1は、トランジスタ78
の放出面積Ae2よりも大きい。演算増幅器64及び6
8の出力電流が同相であるとき、トランジスタ70及び
72の中の何れか一方が導通させられる。入力68上の
増加的な電圧V+に対し、電流が演算増幅器64から導
通したトランジスタ70に流れ、逆に、減少的な電圧V
+に対し、演算増幅器66からの電流がトランジスタ7
2に流れる。
【0045】入力44のクランプ信号が、演算増幅器6
4、66を“オフ”状態にするような信号であるなら
ば、出力インピーダンスは無限大であり、一方、演算増
幅器が“オン”状態であるならば、反転入力へのフィー
ドバック接続のため出力インピーダンスは低い。キャパ
シタC(図6を参照のこと)又は遅延回路28の容量の
充電及び放電時間は、最大出力電流に依存して急速に変
化する可能性がある。
【0046】上記の図5の説明のように、クランプ回路
の入力端子68は電圧VR3に接続される。入力44上の
制御信号がクランプ回路42を作動するならば、クラン
プ回路42の出力は、スイッチS1乃至Snの第2の非
反転入力と共に VR3+ΔVd にクランプされ、ここで、ΔVdは、 Vt*ln(Ae1/Ae2) に一致する。V1のV2に対する影響は、低オーム性抵
抗により無効にされる。スイッチS3のキャパシタC3
の入力の電圧(図4を参照のこと)は、クランプ回路が
作動されたならば、クランプ前の多重スイッチの状態と
は無関係に如何なる場合でもΔVdである。図5におい
てクランプ電圧がVR3だけの場合には、スイッチS1、
S2及びS3だけが毎回作動される。
【0047】一般的な場合において、入力端子68が図
5の基準電圧VRxに接続されているならば、上記基準電
圧に関係したスイッチS1、S2及びSxは、クランプ
電圧が演算増幅器64、66をスイッチオンするとき、
常にスイッチオンされる。図9は、一例として、ステッ
プ状に切り換えられた自動利得制御電圧の伝達関数を表
わす。限界値Vout2及びVout1は、夫々制御電圧範囲の
上限及び下限を表わす。
【0048】入力電圧V1が小さい値から増加し、V
out1に達すると共に、スイッチS1は作動され、無線周
波増幅器12(図3を参照のこと)の利得、及び/又
は、設けられている場合にはピンダイオード減衰器の減
衰にステップ状の偏移を生じさせる。伝達関数は、制動
係数D1により実質的に瞬時に降下し、次に、V2の増
加の結果として、スイッチS2が作動され、利得及び/
又は減衰に別のステップ状の変化を生じさせるまで緩や
かに増加する。伝達関数は制動係数D2で減少する。V
1がハイ状態を維持するならば、スイッチS3乃至Sn
は連続的に作動される。
【0049】波形がVout2に達したとき、逆向きにスイ
ッチSn乃至S1が抑止される。スイッチの各動作時
に、無線周波増幅器の利得が増加され、及び/又は、減
衰が減少させられる。制動係数D1乃至Dnは、一致し
ていても、又は、一致していなくてもよい。制動係数D
1乃至Dnの値が徐々に増加する利点は、零中間周波受
信器の場合に特に利用される自己受信の影響の除去であ
る。
【0050】図10に示されたペイジャーは、アンテナ
10に接続された受信器80からなる。受信器80は、
図1に示されたタイプのスーパヘテロダイン受信器又は
零中間周波受信器の何れでもよい。受信器80の出力
は、受信器からの信号を復号化する復号器82に接続さ
れる。マイクロコントローラ84は、プログラム格納装
置86に記憶されたプログラムに従って実行される。更
に、マイクロコンピュータ84には、アドレスメモリ8
8と、メッセージ記憶用のRAM90と、メッセージ及
び制御指標を液晶ディスプレイ(LCD)パネル94上
に表示させる表示ドライバ92と、発光ダイオード(L
ED)96、音響変換器98及び振動器100のような
警報装置とが接続される。キーパッド102は、ユーザ
の指令を入力するためマイクロコントローラ84に接続
される。
【0051】バッテリ104は、ペイジャー回路に給電
するためマイクロコントローラ84に接続される。電力
制御スイッチ106は、マイクロコントローラ84の出
力と、受信器80との間に接続され、これにより、適用
されたCCIRラジオペイジングコード第1号のような
ペイジャープロトコルに従ってバッテリ電源節約が行わ
れる。
【0052】ペイジャーが応答形のペイジャーであるな
らば、破線で示された送信器108を更に有する。上記
の多重スイッチ及びクランプ回路の実施例によれば、正
側の過渡現象だけが制動されることが想定されている。
しかし、上記の回路は負側の過渡現象を検出、制動する
ため利用することが可能である。
【0053】本発明の開示を読むことにより、他の変形
が当業者にとって明らかである。かかる変形は、無線受
信器及びその構成部品の設計、製造及び使用において公
知であり、かつ、上記の特徴の代わりに使用され、或い
は、上記の特徴に付け加えて使用される他の特徴を含
む。本願の請求項に記載された発明は、上記特徴の特定
の組合せに関して定式化されているが、本願の開示の範
囲は、本願のいずれかの請求項に記載された発明と同じ
発明に関係しているかどうか、或いは、本発明と同じ技
術課題の一部又は全部を解決するかどうかとは無関係
に、あらゆる新規な特徴、又は、ここに明示的又は暗示
的に開示された特徴のあらゆる新規な組合せ、或いは、
それらの一般形を含むことを理解する必要がある。新規
の請求項が、本願又は本願から派生した更なる出願の係
属中に、上記の特徴及び/又はかかる特徴の組合せに関
して定式化され得ることに注意する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提として説明された単一切換え形の
自動利得制御回路のブロック構成図である。
【図2】図1の単一切換え形の自動利得制御回路の伝達
関数の説明図である。
【図3】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図4】多重スイッチ及びクランプ回路の一実施例のブ
ロック構成図である。
【図5】多重スイッチ及びクランプ回路の他の一実施例
のブロック構成図である。
【図6】図5の回路に使用されたスイッチのブロック構
成図である。
【図7】クランプ回路の一実施例のブロック構成図であ
る。
【図8】図7に示された演算増幅器の入力段の回路構成
図である。
【図9】多重切換え形の自動利得制御の制御ループによ
って得られた伝達関数の一例を示す図である。
【図10】ペイジャーのブロック構成図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 可変利得無線周波増幅器 14 自動利得制御信号入力 16 ミキサ 18 局部発振器 20 ミキサ後段増幅器 22 フィルタ 24 出力端子 26 レベル検出器回路 28 遅延段 30 比較器 32,80 受信器 34 信号入力 36 信号出力 38 信号振幅指標出力 39 多重スイッチ及びクランプ回路 40 自動利得制御電圧入力 41 多重スイッチ 42 クランプ回路 44 クランプ回路オン/オフ制御信号入力 46,54 電流源 48 分圧器回路 50,52,58 抵抗 56,62,64,66 演算増幅器 60,74 接合点 68 クランプ回路の入力 70 PNPトランジスタ 72,76,78 NPNトランジスタ 82 復号器 84 マイクロコントローラ 86 プログラム格納装置 88 アドレスメモリ 90 RAM 92 表示ドライバ 94 液晶ディスプレイパネル 96 発光ダイオード 98 音響変換器 100 振動器 102 キーパッド 104 バッテリ 106 電力制御スイッチ 108 送信器 110 入力 112,114,116 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号受信手段と、 上記信号受信手段により受信された信号の振幅を調整す
    る手段と、 上記信号の振幅を調整する手段に接続された信号伝達シ
    ステムと、 上記信号伝達システムの出力と上記信号の振幅を調整す
    る手段の制御入力との間に接続され、多重切換え形の自
    動利得制御信号を生成する手段からなる自動利得制御フ
    ィードバックループとにより構成される無線受信器。
  2. 【請求項2】 信号受信手段と、 上記信号受信手段により受信された信号の振幅を調整す
    る手段と、 上記信号の振幅を調整する手段の出力で上記信号を周波
    数ダウンコンバートする手段と、 上記信号を周波数ダウンコンバートする手段の出力から
    所望の信号を選択し、出力信号を供給する手段と、 上記所望の信号を選択する手段の出力と上記信号の振幅
    を調整する手段の入力との間に接続され、レベル検出手
    段及び多重切換え形の自動利得制御信号を生成する手段
    からなる自動利得制御ループとにより構成される無線受
    信器。
  3. 【請求項3】 上記多重切換え形の自動利得制御信号を
    生成する手段は、 特性が最大値に到達したときに、制動係数により実質的
    に瞬時に減少させられ、次に、上記特性は上記最大値に
    向けて徐々に増加し、更なる制動係数が導入され、以下
    同様に繰り返され、 特性が最小値に達したとき、制動係数が上記特性を減少
    させるため実質的に瞬時に導入され、次に、上記特性は
    上記最小値に向けて徐々に減少し、更なる制動係数が導
    入され、以下同様に繰り返される伝達特性を生成するた
    め適合されることを特徴とする請求項1又は2記載の受
    信器。
  4. 【請求項4】 上記制動係数は、低い入力電圧から高い
    入力電圧まで値が増加し、高い入力電圧から低い入力電
    圧まで値が減少することを特徴とする請求項3記載の受
    信器。
  5. 【請求項5】 上記多重切換え形の自動利得制御信号を
    生成する手段は、 基準電圧信号用の第1の入力、入力信号用の第2の入
    力、速動ヒステリシス出力、緩動ヒステリシス出力及び
    信号出力を有する少なくとも2の値を有する整数n個の
    縦続された複数のスイッチと、 上記の各第1の入力に接続された基準電圧源と、 夫々が対応した番号が付けられた段の速動ヒステリシス
    出力Fにより制御され、上記のn個の各基準電圧源と逆
    向きに直列接続されたn個の第1番目の速動ヒステリシ
    スの電圧制御形電圧源(以下、速動電圧源と称され
    る)、上記の第2乃至第n番目のスイッチの上記第1番
    目の速動電圧源と直列接続された(n−1)個の第2番
    目の速動電圧源、及び、以下同様に、上記第n番目のス
    イッチの第1乃至第(n−1)番目の速動電圧源と直列
    接続された1個の第n番目の速動電圧源と、 信号入力と、出力が上記n個のスイッチの上記第2の入
    力に並列接続された時間遅延回路への入力との間に直列
    接続され、各制御入力が上記n個のスイッチの上記緩動
    ヒステリシス出力に夫々接続されたn個の緩動ヒステリ
    シスの電圧制御形電圧源(以下、緩動電圧源と称され
    る)とにより構成されることを特徴とする請求項1又は
    2記載の受信器。
  6. 【請求項6】 連続的な基準電圧の対の間の差は同じで
    あり、上記速動電圧源及び上記緩動電圧源は実質的に同
    じ電圧を生成することを特徴とする請求項5記載の受信
    器。
  7. 【請求項7】 上記多重切換え形の自動利得制御信号を
    生成する手段は、 基準電流信号用の第1の入力、入力信号用の第2の入
    力、速動ヒステリシス電流源に接続された速動ヒステリ
    シス出力、緩動ヒステリシス電流源に接続された緩動ヒ
    ステリシス出力、及び、出力電流信号を供給する信号出
    力を有する少なくとも2の値を有する整数n個の縦続さ
    れた複数のスイッチと、 上記出力電流信号を対応した出力電圧信号に変換する手
    段と、 上記緩動ヒステリシス電流源に接続された入力、及び、
    上記スイッチの第2の入力に並列接続された出力を有す
    る時間遅延回路とにより構成されることを特徴とする請
    求項1又は2記載の受信器。
  8. 【請求項8】 上記n個のスイッチの中の1個の第1の
    入力に接続された入力及び上記n個のスイッチの上記第
    2の入力に接続された出力を有するクランプ回路と、 自動利得制御を固定するため、上記受信器のウォーミン
    グアップの間に上記クランプ回路を作動させる手段とを
    更に有することを特徴とする請求項5又は7のうちいず
    れか1項記載の受信器。
  9. 【請求項9】 上記クランプ回路の入力は、上記n個の
    スイッチの中の第2番目乃至第n番目のスイッチの上記
    第1の入力に接続されることを特徴とする請求項8記載
    の受信器。
  10. 【請求項10】 受信段と、上記受信段の出力に接続さ
    れた復号段と、ペイジングメッセージの受信を示す手段
    とを有するペイジング受信器であって、 上記受信段は、 信号受信手段と、 上記信号受信手段により受信された信号の振幅を調整す
    る手段と、 上記信号の振幅を調整する手段に接続された信号伝達シ
    ステムと、 上記信号伝達システムの出力と上記信号の振幅を調整す
    る手段の制御入力との間に接続され、多重切換え形の自
    動利得制御信号を生成する手段からなる自動利得制御フ
    ィードバックループとにより構成されるペイジング受信
    器。
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