JPH10132252A - 堆積灰回収装置 - Google Patents
堆積灰回収装置Info
- Publication number
- JPH10132252A JPH10132252A JP28511396A JP28511396A JPH10132252A JP H10132252 A JPH10132252 A JP H10132252A JP 28511396 A JP28511396 A JP 28511396A JP 28511396 A JP28511396 A JP 28511396A JP H10132252 A JPH10132252 A JP H10132252A
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- Japan
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- ash
- nozzle
- compressed air
- suction
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 張設された金網の下に堆積した灰をその金網
の上から吸引回収可能とした堆積灰の回収装置を提供す
る。 【解決手段】 吸引口が円形断面を有する吸引ノズル1
の外周に圧縮空気を吹き出す複数個のブロー用ノズル2
がバンド3で取付けられている。このブロー用ノズル2
から噴出した圧縮空気によって堆積灰5を吹き上げ、そ
の灰を吸引ノズル1で吸引するように構成してある。
の上から吸引回収可能とした堆積灰の回収装置を提供す
る。 【解決手段】 吸引口が円形断面を有する吸引ノズル1
の外周に圧縮空気を吹き出す複数個のブロー用ノズル2
がバンド3で取付けられている。このブロー用ノズル2
から噴出した圧縮空気によって堆積灰5を吹き上げ、そ
の灰を吸引ノズル1で吸引するように構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱硝反応器の触媒
等に堆積した灰を回収するための堆積灰回収装置に関す
る。
等に堆積した灰を回収するための堆積灰回収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料油や石炭の燃焼によって生成するN
Ox を除去する為に脱硝触媒が使われるが、それらの触
媒上には燃焼によって生じた灰が堆積する。脱硝触媒を
有効に働かせる為にはそれらの堆積灰を除去・回収する
必要がある。
Ox を除去する為に脱硝触媒が使われるが、それらの触
媒上には燃焼によって生じた灰が堆積する。脱硝触媒を
有効に働かせる為にはそれらの堆積灰を除去・回収する
必要がある。
【0003】このような堆積灰を除去・回収するのに、
従来はホウキによって清掃したり、ホースや吸引器を用
いてそれらの堆積灰を除去することが行われていた。し
かしながら、触媒の上には触媒を保護するための金網が
設置されており、堆積灰の除去・回収には相当の労力と
時間が必要であった。
従来はホウキによって清掃したり、ホースや吸引器を用
いてそれらの堆積灰を除去することが行われていた。し
かしながら、触媒の上には触媒を保護するための金網が
設置されており、堆積灰の除去・回収には相当の労力と
時間が必要であった。
【0004】すなわち、図1に示すように、堆積灰5が
触媒6等の保護用金網4の下にある時、金網4を撤去し
て真空吸引すれば堆積灰5は回収できるが、金網4を撤
去及び元通りにするのに大きな労力を要するため、金網
4を撤去しないで堆積灰5を回収することが望まれてい
る。
触媒6等の保護用金網4の下にある時、金網4を撤去し
て真空吸引すれば堆積灰5は回収できるが、金網4を撤
去及び元通りにするのに大きな労力を要するため、金網
4を撤去しないで堆積灰5を回収することが望まれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すように、堆
積灰5が触媒6等の保護用金網4の下にあるとき、この
金網4を介して堆積灰5を吸引して回収しようとして
も、金網4の上からの吸引のみでは、金網の下から数cm
(例えば2〜3cm)の所にある灰しか吸引できず、金網
4と触媒6との間隙が数cm以上あればこの間の堆積灰5
をすべて回収することができない。
積灰5が触媒6等の保護用金網4の下にあるとき、この
金網4を介して堆積灰5を吸引して回収しようとして
も、金網4の上からの吸引のみでは、金網の下から数cm
(例えば2〜3cm)の所にある灰しか吸引できず、金網
4と触媒6との間隙が数cm以上あればこの間の堆積灰5
をすべて回収することができない。
【0006】触媒6の上に張設される保護用金網の一例
を図3に示してある。本発明は、張設された金網の下に
堆積した灰をその金網の上から吸引回収可能とした堆積
灰の回収装置を提供することを課題としている。
を図3に示してある。本発明は、張設された金網の下に
堆積した灰をその金網の上から吸引回収可能とした堆積
灰の回収装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料油や石炭
の燃焼により生成した堆積灰の回収装置における前記課
題を解決するため、吸引口が円又は楕円の断面形状を有
する吸引ノズルと、同吸引ノズルのまわりに設けられ圧
縮空気を吹き出す複数個のブロー用ノズルとを有する構
成の堆積灰回収装置を提供する。
の燃焼により生成した堆積灰の回収装置における前記課
題を解決するため、吸引口が円又は楕円の断面形状を有
する吸引ノズルと、同吸引ノズルのまわりに設けられ圧
縮空気を吹き出す複数個のブロー用ノズルとを有する構
成の堆積灰回収装置を提供する。
【0008】本発明による堆積灰回収装置で用いる吸引
ノズルにおける吸引口は相当直径で10〜30cmとする
のが好ましい。また、ブロー用ノズルは吸引ノズルの外
周、内周のいづれのまわりに設けてもよい。
ノズルにおける吸引口は相当直径で10〜30cmとする
のが好ましい。また、ブロー用ノズルは吸引ノズルの外
周、内周のいづれのまわりに設けてもよい。
【0009】本発明による堆積灰回収装置は以上の構成
を有しているので、触媒保護用の金網の下に堆積してい
る灰へ向ってブロー用ノズルから圧縮空気を吹き出し、
その堆積灰を巻き上げると共に吸引ノズルで吸引するこ
とにより効果的に回収することができる。
を有しているので、触媒保護用の金網の下に堆積してい
る灰へ向ってブロー用ノズルから圧縮空気を吹き出し、
その堆積灰を巻き上げると共に吸引ノズルで吸引するこ
とにより効果的に回収することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による堆積灰回収装
置を図示した実施形態に基づいて具体的に説明する。図
1及び図2において、1は吸引ノズルで内径L1は約1
00mmである。2は吸引ノズル1の外周にほぼ等間隔に
複数個配置された内径が約2.5mmのブロー用ノズルで
圧縮空気を吹き出す。3は、吸引ノズル1の外周にブロ
ー用ノズル2を固定するバンドである。
置を図示した実施形態に基づいて具体的に説明する。図
1及び図2において、1は吸引ノズルで内径L1は約1
00mmである。2は吸引ノズル1の外周にほぼ等間隔に
複数個配置された内径が約2.5mmのブロー用ノズルで
圧縮空気を吹き出す。3は、吸引ノズル1の外周にブロ
ー用ノズル2を固定するバンドである。
【0011】4は、脱硝用触媒5を保護する金網で、図
示してないが触媒5とは独立した構造物の上に固定され
ており、金網4と触媒6との間隔は例えば約9cmであ
る。金網4の間隔L2は約25mmである。なお、ブロー
用ノズル2は、図1に示すように吸引ノズル1の軸心方
向から45°程度まで傾けて堆積灰を崩して巻き上げ易
くするのも有効である。
示してないが触媒5とは独立した構造物の上に固定され
ており、金網4と触媒6との間隔は例えば約9cmであ
る。金網4の間隔L2は約25mmである。なお、ブロー
用ノズル2は、図1に示すように吸引ノズル1の軸心方
向から45°程度まで傾けて堆積灰を崩して巻き上げ易
くするのも有効である。
【0012】このように構成した本実施形態による堆積
灰回収装置を用いた灰回収作用は次のように行う。ま
ず、図示していない真空吸引機を作動させ吸引を開始す
る。その結果、吸引ノズル1から吸引が行われる。
灰回収装置を用いた灰回収作用は次のように行う。ま
ず、図示していない真空吸引機を作動させ吸引を開始す
る。その結果、吸引ノズル1から吸引が行われる。
【0013】次に、図示していない空気圧縮機からブロ
ー用ノズル2のすべてに圧縮空気を供給しブロー用ノズ
ル2から圧縮空気を堆積灰5に向って吹き付ける。この
吹き付けにより圧縮空気の流経路にある灰は吹き上げら
れると共に堆積灰は掘り下げられる。これによって吹き
上げられた灰は吸引ノズル1によって吸引される。
ー用ノズル2のすべてに圧縮空気を供給しブロー用ノズ
ル2から圧縮空気を堆積灰5に向って吹き付ける。この
吹き付けにより圧縮空気の流経路にある灰は吹き上げら
れると共に堆積灰は掘り下げられる。これによって吹き
上げられた灰は吸引ノズル1によって吸引される。
【0014】ブロー用ノズル2からの吹出し用の圧縮空
気圧と吸引ノズル1の吸引力との間には関係があり、吸
引力が一定の場合、適正な回収状況になるように圧縮空
気圧を調整する。
気圧と吸引ノズル1の吸引力との間には関係があり、吸
引力が一定の場合、適正な回収状況になるように圧縮空
気圧を調整する。
【0015】以上の結果、触媒保護用の金網4を撤去す
ることなく金網4と触媒との間に堆積した灰5を回収す
ることができる。灰の堆積量が多く金網4の上にも堆積
灰があるときは、金網4の上に存在する灰はブロー用ノ
ズル2から圧縮空気を吹き出さず吸引ノズル1の吸引の
みで回収する。
ることなく金網4と触媒との間に堆積した灰5を回収す
ることができる。灰の堆積量が多く金網4の上にも堆積
灰があるときは、金網4の上に存在する灰はブロー用ノ
ズル2から圧縮空気を吹き出さず吸引ノズル1の吸引の
みで回収する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による堆積
灰回収装置では、吸引ノズルのまわりに設けられ圧縮空
気を吹き出す複数個のブロー用ノズルを有しており、こ
のブロー用ノズルから回収対象の堆積灰へ圧縮空気を吹
き付けると共に吸引ノズルから真空吸引することによ
り、吸引ノズルと灰が約10cm離れていても堆積灰を吸
引回収することができる。
灰回収装置では、吸引ノズルのまわりに設けられ圧縮空
気を吹き出す複数個のブロー用ノズルを有しており、こ
のブロー用ノズルから回収対象の堆積灰へ圧縮空気を吹
き付けると共に吸引ノズルから真空吸引することによ
り、吸引ノズルと灰が約10cm離れていても堆積灰を吸
引回収することができる。
【0017】その結果、燃焼排ガスの脱硝反応器に用い
られる触媒の上に堆積した灰を回収する時、こわれ易い
触媒を保護する金網を撤去することなく灰を回収するこ
とができ、労力削減に大きく寄与する。
られる触媒の上に堆積した灰を回収する時、こわれ易い
触媒を保護する金網を撤去することなく灰を回収するこ
とができ、労力削減に大きく寄与する。
【図1】本発明の実施の一形態による堆積灰回収装置の
構成を示す側面図。
構成を示す側面図。
【図2】図1に示した装置のII−II線に沿う拡大横断面
図。
図。
【図3】触媒保護用の金網を示す平面図。
1 吸引ノズル 2 ブロー用ノズル 3 バンド 4 触媒保護用の金網 5 堆積灰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 行夫 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 内藤 治 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 西本 興治 広島市西区観音新町1丁目20番24号 リョ ーコー・センタービル1F 菱明技研株式 会社内 (72)発明者 陰山 優造 広島市西区観音新町1丁目20番24号 リョ ーコー・センタービル1F 菱明技研株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料油や石炭の燃焼により生成した堆積
灰の回収装置であって、吸引口が円又は楕円の断面形状
を有する吸引ノズルと、同吸引ノズルのまわりに設けら
れ圧縮空気を吹き出す複数個のブロー用ノズルとを有
し、前記ブロー用ノズルから噴出した圧縮空気によって
堆積灰を吹き上げ、その灰を前記吸引ノズルで吸引する
ように構成したことを特徴とする堆積灰回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28511396A JPH10132252A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 堆積灰回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28511396A JPH10132252A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 堆積灰回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132252A true JPH10132252A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17687291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28511396A Withdrawn JPH10132252A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 堆積灰回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10132252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117427492A (zh) * | 2023-10-23 | 2024-01-23 | 山西阳煤九洲节能环保科技有限责任公司 | 一种环保型烟气脱硝处理装置及其处理方法 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28511396A patent/JPH10132252A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117427492A (zh) * | 2023-10-23 | 2024-01-23 | 山西阳煤九洲节能环保科技有限责任公司 | 一种环保型烟气脱硝处理装置及其处理方法 |
CN117427492B (zh) * | 2023-10-23 | 2024-05-24 | 山西阳煤九洲节能环保科技有限责任公司 | 一种环保型烟气脱硝处理装置及其处理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |