JPH01271091A

JPH01271091A - レーザ加工機のドロス除去装置

Info

Publication number: JPH01271091A
Application number: JP63098338A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Hayashi; 林　義行
Original assignee: Amada Co Ltd
Current assignee: Amada Co Ltd
Priority date: 1988-04-22
Filing date: 1988-04-22
Publication date: 1989-10-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明はレーザ加工機のドロス除去装置に関する。

（従来の技術）レーザ光はそのすぐれた性質により、非金屈、超硬合金
、ステンレス鋼などの金属の穴あけや、各稈金属、セラ
ミック等の切断加工に広く採用されている。前記の金属
類の切断の場合には、レーザビームの照射個所に、例え
ば、酸素等の圧力ガスを吹きつけ、溶融状態の金属を吹
きとばし、加工効率をあげるガス切断法が多用されてい
る。

レーザ加工における穴あけ、切断加工は、レーザビーム
による被加工物の溶融、蒸発に基づく材料除去線能を利
用するもので、ガス及び粉塵の発生を伴う。このガス及
び粉塵は、レーザ加工機においては、一般に加工テーブ
ルの下方に設けられた負圧に保持された集塵室に集めら
れフィルタ等を経て排風機から大気へ排出されている。

（発明が解決しようとする課題）上述のごとき従来の集塵装置にあっては、ワークをガス
切断加工時に切断部下面に溶融金属ガス（以ｒ１ドロス
という。）が付着する。そのドロスまで吸引するには従
来の集塵装置では困難で、著しく大容量にする必要があ
り、経済性から考え不適当であった。

その結果、製品となったワークにそのまま付着して次工
程へ搬送され、そのドロスのために例えば、製品面へ疵
を付Ｇブるとか、次工程での加工時にワークの平坦度が
確保されないとか、種々の不都合が発生していた。また
、そのドロスを除去する為に、設備を要するとか人手を
要する等の問題もあった。

そこで、この発明の目的は、上述した課題に鑑み創案さ
れたものであって、ドロス発生個所近傍に専用の集塵装
置を設けることにより、従来の不都合を解潤させたレー
ザ加工機のドロス除去装置を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、この発明はレーザ加工機の
ワークを支持するカッティングプレートの開口部に、ワ
ークの裏面に近接し且つ所定のワーク切断縁部に対応し
てドロス吸引ノズルを設け、そのドロス吸引ノズルに可
撓管を介して接続されたブロワを設けてレーザ加工機の
ドロス除去装置を構成した。

前記ドロス除去装置において、ドロス吸引ノズルとブロ
ワ間にドロスチャンバを設け、そのドロスチャンバは、
吸引側に設けた邪魔板と、底部に設けた吸引したドロス
を排出する排出口と、ブロワ側に設けたフィルタとから
なっている。

（作用）前記の構成により、ワークの裏面に切断加工時に発生し
た凝固前のドロスを、そのドロス近傍に設けたドロス吸
引ノズルにより可撓管を介してドロスチャンバ内に吸引
する。そのドロメチ１！ンバに吸引されたドロスはドロ
メチ１？ンバ内の邪魔板に当てられ下部に落下し、所定
の量溜った際に外部へ取出し回収される。ドロス以外の
塵埃はドロスチャンバ内に設けたフィルタにて取除き、
ブロワより排気する。このためドロスのｆＪＭしていな
いワークを次工程へ供給される。

（実施例）以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図を参照するに、本図はこの発明に係るドロス除去
装置に全体的構成を概念的に示した説明図である。

レーザ加工機１の加工テーブルであるカッティングプレ
ート３上にワークＷは載置され、レーザ加工機１の加工
ヘッド５（一部図示省略）からレーザビームが、カッデ
ィングプレート３上のワークＷに照射されてレーザ加工
が行なわれる。

ドロス除去装置７の構成は、前記カッティングプレート
３の開口部９内にワークＷの裏面に近接し、かつ所定の
ワーク切断縁部例えば切断径の円周に対応した位置に複
数のドロス吸引ノズル１１が設けられている。そのドロ
ス吸引ノズル１１より可撓管１３が接続され、複数の可
撓管１３の出口側はマニホールド１５に連結されていて
、吸引したドロスはマニホールド１５に集合され、マニ
ホールド１５の出口側は連結管１７を介してドロスチャ
ンバ１９に連結されている。

前記ドロスチャンバ１９の内部構造は、吸込側に前記連
結管１７に向いあって邪魔板２１が垂設され、底部２３
は漏斗状をなし、ドロスが集積し易い形状をしていて、
漏斗状の排出口２５には開閉自在なＭ２７が設けられて
いる。

更に排出側の排出口２９にはフィルタ３１が設けられブ
ロック３３間をバイブ３５で連結されている。なお、前
記開口部９の下方部には一般的に用いられている集ｇ装
置の集塵管３７が設けられ、その集塵管３７にて加工屑
、粉塵等は吸引され、図示を省略したがダクトを介して
ブロワにて排気される。

上記の構成によりその作用としては、第２図に示すごと
く、ワークＷの裏面に切断加工時に発生した凝固前のド
ロス３９を、そのドロス３９に近接して設けた複数のド
ロス吸引ノズル１１の吸込口４１より吸込む。

吸込まれたドロス３つは可ＩＱ管１３を介してマニホー
ルド１５に集められ、連結管１７を０通りドロスチャン
バ１９内に垂設した邪魔板２１に当り落下する。この落
下したドロス３９は漏斗状をした底部２３に積重され、
所定のｍ溜った時に！！！２７を人手あるいは電動様や
流体圧シリンダ等いずれかで開放することにより排出さ
れる。

一方、微細な粉塵等は前記ドロスチャンバ１９の排出口
２９に設けたフィルタ３１により取除けられ、清浄な空
気はブロワ３３より大気中へ排出される。

上記のごとく、従来除去することができにくかったドロ
ス３９を、確実に除去することができ、ワークＷの表面
形状を向上させ、表面疵の発生もな（次工程で加工時の
ワーク平坦度を確保することができ、設備費の低減と生
産性の向上を図ることができる。

なお、上述しＩｃ実施例に限定されることなく、この発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得る
ことは勿論であり、本実施例ではドロス吸引ノズルを２
箇所に設けたが、４箇所にすることにより更に良い効果
を発揮することができる。また、図示を省略したが吸引
ノズルの形状をリング状としたバイブで構成し、吸込口
であるスリット全周に設けることにより、切断加工穴全
周に付着したドロスを確実に吸引することもできる。

［発明の効果」以上のごとき実流例の説明より理解されるように、要す
るにこの発明は、ドロス発生個所近傍にドロス吸引ノズ
ルを設【プ、ブロワにて吸引し吸引途中に設けたドロス
チャンバによりドロスを排出することができる。この結
集、ワーク表面形状および平坦度は向上し、余分な設備
も必要なく、また人手も要さず生産性の向上を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施した一実施例を示づレーザ加工
様のドロス除去装置の構成を概念的に示した説明図、第
２図は第１図の■矢視部の拡大図である。１・・・レーザ加工機３・・・カッティングプレート９・・・開口部１１・・・ドロス吸引ノズル１３・・・可撓管１７・・・ドロスチャンバ２１・・・邪魔板２３・・・底部２５・・・排出口３１・・・フィルタ３３・・・ブロワ３９・・・ドロス代理人　　弁理士　三　好　　保　男手　続　ネ市　正　書（自発）昭和６３年２月７日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）レーザ加工機のワークを支持するカッティングプ
レートの開口部に、ワークの裏面に近接し且つ所定のワ
ーク切断縁部に対応してドロス吸引ノズルを設け、その
ドロス吸引ノズルに可撓管を介して接続されたブロワを
設けてなることを特徴とするレーザ加工機のドロス除去
装置。
（２）前記請求項１において、ドロス吸引ノズルとブロ
ワ間にドロスチャンバを設け、そのドロスチャンバは吸
引側に設けた邪魔板と、底部に設けた吸引したドロスを
排出する排出口と、ブロワ側に設けたフィルタと、から
なることを特徴するレーザ加工機のドロス除去装置。