JPH1013200A - 可変遅延回路 - Google Patents

可変遅延回路

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JPH1013200A
JPH1013200A JP8166211A JP16621196A JPH1013200A JP H1013200 A JPH1013200 A JP H1013200A JP 8166211 A JP8166211 A JP 8166211A JP 16621196 A JP16621196 A JP 16621196A JP H1013200 A JPH1013200 A JP H1013200A
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JP
Japan
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delay circuit
variable delay
load
transistor
load transistor
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Application number
JP8166211A
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English (en)
Inventor
Norio Tosaka
範雄 東坂
Akira Ota
彰 太田
Tetsuya Hirama
哲也 平間
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/131Digitally controlled

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回
路を提供することを目的とする。 【解決手段】 第1,第2の電源間に、負荷トランジス
タ20−1,20−2,…20−Nと該負荷トランジス
タを制御するための制御トランジスタ30−1,30−
2,…30−Nとが直列接続された負荷トランジスタ対
40−1,40−2,…40−Nが、N個(Nは2以上
の整数)並列接続されてなる負荷トランジスタ群110
と、そのゲートに入力信号が入力され、該入力信号に応
じてオン,オフするスイッチングトランジスタ100と
が直列接続されてなり、上記制御トランジスタに入力す
る制御信号に応じて上記入力信号を遅延した信号を、上
記負荷トランジスタ群110とスイッチングトランジス
タ100との接続点から出力するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル回路を用
いて所望のタイミング信号を得るための可変遅延回路に
関し、特に微小分解能の遅延時間を発生させる可変遅延
回路において、その性能向上を図ったものに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】可変遅延回路とは、入力信号に対し、あ
る値だけ遅延させて出力させる機能を持つ回路のこと
で、この遅延量は外部からのデータ入力により設定可能
となっている。このような可変遅延回路は、計測装置
や、通信用機器などでタイミング調整等を行うために使
用され、遅延時間の可変幅や可変分解能により種々の構
成が考えられるが、例えば、可変分解能の小さな(数十
ps(pico seconds))、ディジタル回路方式の可変遅延
回路としては、以下に示すようなものがある。
【0003】図10は、従来の微小分解能の4値ディジ
タル可変遅延回路の一例を示すブロック図である。図に
示すように、この可変遅延回路は、入力信号VINを分配
する共通ゲート10と、各々の出力に段階的に長くなる
配線25,26,27,及び28をそれぞれ付加した駆
動ゲート21,22,23,及び24と、この駆動ゲー
ト21,22,23,及び24の出力を選択するセレク
タ29とからなり、駆動ゲート21,22,23,及び
24の出力に付加された配線25,26,27,及び2
8の配線長の差によりゲート遅延時間が異なることを利
用して微小な時間差の遅延信号をつくり、この遅延信号
のうちから所望の値を、セレクタ29の制御信号VCONT
で選択することにより所望の可変遅延出力を得るもので
ある。このような従来の可変遅延回路においては、上記
駆動ゲート21,22,23,及び24に付加する配線
25,26,27,及び28の配線長差を適当に選択す
ることにより、数十〜数psの遅延時間差を生成するこ
とが可能であり、理論上では、数十〜数psの遅延分解
能を持つ可変遅延回路を構成することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可変遅延回路には以下に述べるような問題点がある。即
ち、この従来の可変遅延回路は、セレクタを用いて駆動
ゲート出力のうちの一つを選択するものであるために、
セレクタ内部の各パス間における遅延差のために、遅延
回路全体として所望の遅延分解能を得ることができない
という問題点である。例えば、駆動ゲート21,22,
23,及び24の出力が、それぞれ順に25psずつ遅
延時間が大きくなるように配線25,26,27,及び
28の配線長を設計したとしても、セレクタの各パス間
に50ps程度の遅延時間差があれば、遅延回路全体と
して25ps刻みの可変遅延は得られないことになる。
【0005】しかも、このセレクタの各パス間の遅延の
原因の大半は、セレクタを構成するトランジスタの閾値
電圧Vthの違いによるものであるため、ICチップご
とに各パス間の遅延時間差が異なることから、これを回
路設計で補正することは不可能であり、このため、従来
の可変遅延回路は歩留りが悪いものであった。本発明は
かかる問題点を解決するためになされたもので、微小分
解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回路を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、入力信号を所望時間遅延させて出力する可変遅延
回路において、第1,第2の電源間に、負荷トランジス
タと該負荷トランジスタを制御するための制御トランジ
スタとが直列接続された負荷トランジスタ対が、N個
(Nは2以上の整数)並列接続されてなる負荷トランジ
スタ群と、そのゲートに入力信号が入力され、該入力信
号に応じてオン,オフするスイッチングトランジスタと
が直列接続されてなり、上記制御トランジスタに入力す
る制御信号に応じて上記入力信号を遅延した信号を、上
記負荷トランジスタ群とスイッチングトランジスタとの
接続点から出力するようにしたものである。
【0007】また、本願の請求項2に係る発明は、請求
項1に記載の可変遅延回路において、上記N個の負荷ト
ランジスタ対における,各負荷トランジスタのトランジ
スタサイズを、バイナリ系列をなすものとしたものであ
る。
【0008】また、本願の請求項3に係る発明は、請求
項1又は2に記載の可変遅延回路において、上記N個の
各負荷トランジスタ対に電流制限手段を備えるようにし
たものである。
【0009】また、本願の請求項4に係る発明は、請求
項3に記載の可変遅延回路において、上記電流制限手段
の電流制限能力を、バイナリ系列をなすものとしたもの
である。
【0010】また、本願の請求項5に係る発明は、請求
項1ないし4のいずれかに記載の可変遅延回路におい
て、上記N個の各負荷トランジスタ対における負荷トラ
ンジスタのドレイン電極と、該負荷トランジスタと対を
なす制御トランジスタのソース電極とを、同一の電極に
より構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1 .本発明の第1の実施の形態による可変遅
延回路のブロック図を図1に示す。本実施の形態1によ
る可変遅延回路は、図2に示すDCFL(Direct Couple
d Logic)と呼ばれる論理回路を変形したもので、図2に
おける負荷トランジスタ200を、20−1,20−
2,…20−NのN個の負荷トランジスタに分割し、そ
れぞれの負荷トランジスタ20−1,20−2,…20
−Nに制御トランジスタ30−1,30−2,…30−
Nを付加して、N個の負荷トランジスタ対40−1,4
0−2,…40−Nを構成し、このN個の負荷トランジ
スタ対40−1,40−2,…40−Nを並列に接続す
るようにして負荷トランジスタ群110を形成するよう
にしたものである。そして、各制御トランジスタ30−
1,30−2,…30−Nのゲート入力に、各制御トラ
ンジスタを制御するための制御入力VC1,VC2,…
VCNがそれぞれ入力するようになっていて、スイッチ
ングトランジスタ100のゲートに入力する,遅延すべ
き入力信号が、上記負荷トランジスタ群110とスイッ
チングトランジスタ100との接続点から所望時間遅延
されて出力されるようになっている。
【0012】次に、図3を用いて、本実施の形態1によ
る可変遅延回路の動作を説明する。図3は本実施の形態
1による可変遅延回路の立ち上がり特性を示したもの
で、縦軸が出力電圧、横軸が時間となっている。そし
て、図中の(1) の曲線は、VC1のみが負荷トランジス
タを作動させるようなON入力の場合、図中の(2) の曲
線は、VC1とVC2とがON入力の場合であり、図中
の(N) の曲線は、VC1,VC2,…VCN全てがON
入力の場合である。即ち、この図3は、図中→で示す方
向に、ON入力させる制御入力の数を順に増やした場合
における,それぞれの立ち上がり特性を示したものであ
る。
【0013】VC1のみON入力の場合、即ち、負荷ト
ランジスタ20−1のみが作動する場合には、出力端子
に付加する容量を充電するための電流がこの負荷トラン
ジスタ20−1を流れる電流だけになるので、図中の
(1) の曲線に示すように、出力端子に付加する容量の充
電には時間がかかり、次段のゲート入力の閾値に達する
時間も遅れるが、制御入力のON入力数を増加させるに
つれて(図中の→の方向へ向かうにつれて)、作動する
負荷トランジスタの数が増えることになるから、出力端
子に付加する容量の充電が急速に行なわれるようにな
り、次段のゲート入力の閾値に達する時間も早くなる。
従って、制御入力のON入力数を調整することにより、
入力信号を所望時間遅延させた出力信号を得ることがで
きる。
【0014】なお、本実施の形態では、入力信号の立ち
上がりエッジを用いる場合を例に説明したが、入力信号
の立ち下がりエッジを用いる場合にも本実施の形態1に
よる可変遅延回路を適用することができる。この場合、
入力信号の遅延時間は、出力端子に付加されている容量
からVSSへ引き抜かれる電流量と負荷トランジスタ群1
10からVSSへ流れる電流量との差に依存することにな
る。即ち、制御入力のON入力数を減少させると、作動
する負荷トランジスタの数が少なくなるから、負荷トラ
ンジスタ群110からVSSへ流れる電流量が少なくな
り、それに伴って、上記付加容量からVSSへ引き抜かれ
る電流量が増加し、該付加容量に充電されている電荷の
放電速度が早くなって、次段のゲート入力の閾値に達す
る時間が早くなる。従って、制御入力のON入力数を減
少させることによって、立ち下がりの速い信号、即ち、
遅延時間の少ない信号を得ることができる。
【0015】このような本実施の形態1による可変遅延
回路においては、第1,第2の電源間に、負荷トランジ
スタ20−1,20−2,…20−Nと該負荷トランジ
スタを制御するための制御トランジスタ30−1,30
−2,…30−Nとが直列接続された負荷トランジスタ
対40−1,40−2,…40−Nが、N個(Nは2以
上の整数)並列接続されてなる負荷トランジスタ群11
0と、そのゲートに入力信号が入力され、該入力信号に
応じてオン,オフするスイッチングトランジスタ100
とが直列接続されてなり、上記制御トランジスタ30−
1,30−2,…30−Nに入力する制御信号に応じて
上記入力信号を遅延した信号を、上記負荷トランジスタ
群110とスイッチングトランジスタ100との接続点
から出力するようにしたので、従来例で問題となったセ
レクタを用いる必要がないため、セレクタのパス間の遅
延時間差により生じる動作不具合を回避することがで
き、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回路を得
ることができる。
【0016】実施の形態2.図4に本発明の第2の実施
の形態による可変遅延回路のブロック図を示す。上記実
施の形態1による可変遅延回路では、図1に示すよう
に、負荷トランジスタのサイズを全て均一としたが、本
実施の形態による可変遅延回路は、負荷トランジスタ5
0−1,50−2,…50−Nのサイズを、それぞれW
g1,Wg2,…WgNと異ならせ、その比率を1:
2:4:…:2N とバイナリ系列としたものである。
【0017】以下、16段階の可変遅延回路を構成する
場合を例に本実施の形態2による可変遅延回路の動作説
明を行なう。上記実施の形態1による可変遅延回路で
は、16段階の可変遅延回路を構成するためには、16
個の負荷トランジスタと制御トランジスタとを必要と
し、さらに、図5に示すように、4ビットで入力する制
御トランジスタ用制御信号を、16個の制御トランジス
タへ分岐して入力するために、16ビットの制御信号に
変換するデコード回路をも必要となるが、本実施の形態
2による可変遅延回路によれば、1:2:4:8のサイ
ズ比を持つ4個の負荷トランジスタと制御トランジスタ
とを備えるだけで16段階の可変遅延回路を構成するこ
とができ、さらに、デコード回路も必要としないので、
回路の小面積化を図ることができる。
【0018】このような本実施の形態2による可変遅延
回路においては、第1,第2の電源間に、負荷トランジ
スタ50−1,50−2,…50−Nと該負荷トランジ
スタを制御するための制御トランジスタ30−1,30
−2,…30−Nとが直列接続された負荷トランジスタ
対60−1,60−2,…60−Nが、N個(Nは2以
上の整数)並列接続されてなる負荷トランジスタ群12
0と、そのゲートに入力信号が入力され、該入力信号に
応じてオン,オフするスイッチングトランジスタ100
とが直列接続されてなり、上記制御トランジスタに入力
する制御信号に応じて上記入力信号を遅延した信号を、
上記負荷トランジスタ群120とスイッチングトランジ
スタ100との接続点から出力するようにした可変遅延
回路において、上記負荷トランジスタ50−1,50−
2,…50−Nのトランジスタサイズを、1:2:4:
…:2N とバイナリ系列をなすものとしたので、微小分
解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回路であって、少な
い素子数で、その可変段数を大きくとれるものを得られ
る効果がある。
【0019】実施の形態3.本発明の第3の実施の形態
による可変遅延回路のブロック図を図6に示す。本実施
の形態3による可変遅延回路は、図6に示すように、上
記実施の形態1による可変遅延回路において、負荷トラ
ンジスタ20−1,20−2,…20−Nと制御トラン
ジスタ30−1,30−2,…30−Nとの間に、それ
ぞれ制限抵抗70−1,70−2,…70−Nを介挿す
るようにしたものである。
【0020】上記実施の形態1による可変遅延回路で
は、負荷トランジスタをN個に分割して、それらを並列
に接続して負荷トランジスタ群を構成するようにした
が、実際には、製造上許されるトランジスタサイズの最
小値から分割数をあまり大きくとることができず、実用
上はN<4程度に限定される。従って、上記実施の形態
1による可変遅延回路においては、可変段数を多くする
ことができないという問題がある。
【0021】本実施の形態3による可変遅延回路は、か
かる問題に対処するためのものであり、負荷トランジス
タと制御トランジスタとの間に制限抵抗を接続して、可
変段数を多くとれるようにしたものである。
【0022】即ち、上記実施の形態1による可変遅延回
路において、可変段数を多くするためには、負荷トラン
ジスタ1個当たりの電流通過量を絞って、負荷トランジ
スタの分割数を多くする必要があり、一般的には、トラ
ンジスタサイズを小さくするか,又はゲート長を長くす
ることによって、トランジスタの電流通過量を絞ること
ができる。しかしながら、上述のように、トランジスタ
サイズを小さくすることには製造上の限界があり、ま
た、ゲート長を異ならせることにより電流通過量を絞る
こととすると、一つのICチップで異なるゲート長のト
ランジスタを製造することとなり、製造工程上、不都合
が多くなる。
【0023】これに対し、本実施の形態3による可変遅
延回路では、制限抵抗を接続することによって、電流通
過量を絞るようにしているため、負荷トランジスタのト
ランジスタサイズ及びゲート長はそのままで、負荷トラ
ンジスタの分割数を多くすることが可能となる。
【0024】このような本実施の形態3による可変遅延
回路によれば、第1,第2の電源間に、負荷トランジス
タ20−1,20−2,…20−Nと該負荷トランジス
タを制御するための制御トランジスタ30−1,30−
2,…30−Nとが直列接続された負荷トランジスタ対
40−1,40−2,…40−Nが、N個(Nは2以上
の整数)並列接続されてなる負荷トランジスタ群130
と、そのゲートに入力信号が入力され、該入力信号に応
じてオン,オフするスイッチングトランジスタ100と
が直列接続されてなり、上記制御トランジスタに入力す
る制御信号に応じて上記入力信号を遅延した信号を、上
記負荷トランジスタ群130とスイッチングトランジス
タ100との接続点から出力するようにした可変遅延回
路において、上記負荷トランジスタ20−1,20−
2,…20−Nと負荷トランジスタ制御手段30−1,
30−2,…30−Nとの間に、それぞれ制限抵抗70
−1,70−2,…70−Nを接続するようにしたの
で、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回路であ
って、極めて容易にその可変段数を大きくとれるものが
得られる効果がある。
【0025】また、本実施の形態3では、負荷トランジ
スタと制御トランジスタとの間に接続した制限抵抗の抵
抗値をN個のトランジスタ対で同じものとしたが、図7
に示すように、制限抵抗80−1,80−2,…80−
Nの抵抗値R1 ,R1 ,…RN を、1:2:4:…:2
N とバイナリ系列をなすものとすることにより、上記実
施の形態2による可変遅延回路と同様、少ない素子数で
可変段数の大きな可変遅延回路を構成することが可能と
なる。
【0026】なお、本実施の形態3では、上記実施の形
態1による可変遅延回路において、制限抵抗を備えたも
のを例に説明したが、これは、上記実施の形態2による
可変遅延回路に適用することもでき、本実施の形態3と
同様、少ない素子数で可変段数の大きな可変遅延回路を
得ることができる。
【0027】実施の形態4.図8は、本発明の第4の実
施の形態による可変遅延回路の集積回路パターンであ
り、本実施の形態4は、上記実施の形態1による可変遅
延回路の集積度向上にに関するものである。
【0028】上記実施の形態1による可変遅延回路を集
積化する場合には、図9に示す集積回路パターンが一般
的であるが、この集積回路パターンでは、図に示すよう
に、個々のトランジスタが独立して配置されているた
め、回路の占有面積が大きくなってしまう。
【0029】これに対して、本実施の形態4による可変
遅延回路は、各負荷トランジスタ20−1,20−2,
及び20−3のドレイン電極20−1D,20−2D,
及び20−3Dを、それぞれ、該各負荷トランジスタと
対をなす制御トランジスタ30−1,30−2,及び3
0−3のソース電極30−1S,30−2S,及び30
−3Sとしても使用するようにしたものである。
【0030】このような本実施の形態4による可変遅延
回路においては、上記実施の形態1による可変遅延回路
において、負荷トランジスタ対40−1を構成する負荷
トランジスタ20−1のドレイン電極20−1Dと、制
御トランジスタ30−1のソース電極30−1Sとを同
一の電極により構成し、負荷トランジスタ対40−2,
及び40−3においても同様に、各負荷トランジスタ対
を構成する負荷トランジスタ20−2,及び20−3の
ドレイン電極20−2D,及び20−3Dと、制御トラ
ンジスタ30−2,及び30−3のソース電極30−2
S,及び30−3Sとを、それぞれ、同一の電極により
構成したので、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅
延回路の集積度を向上させることができる。
【0031】なお、本実施の形態4では、上記実施の形
態1による可変遅延回路を例に説明したが、これは、上
記実施の形態2又は3による可変遅延回路に適用するこ
ともでき、本実施の形態4による可変遅延回路と同様、
可変遅延回路の集積度を向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1に係る発
明によれば、入力信号を所望時間遅延させて出力する可
変遅延回路において、第1,第2の電源間に、負荷トラ
ンジスタと該負荷トランジスタを制御するための制御ト
ランジスタとが直列接続された負荷トランジスタ対が、
N個(Nは2以上の整数)並列接続されてなる負荷トラ
ンジスタ群と、そのゲートに入力信号が入力され、該入
力信号に応じてオン,オフするスイッチングトランジス
タとが直列接続されてなり、上記制御トランジスタに入
力する制御信号に応じて上記入力信号を遅延した信号
を、上記負荷トランジスタ群とスイッチングトランジス
タとの接続点から出力するようにしたので、セレクタを
用いる必要がないため、セレクタのパス間の遅延時間差
により生じる遅延回路の動作不具合の問題を解消するこ
とができ、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回
路を得ることができる効果がある。
【0033】また、本願の請求項2に係る発明によれ
ば、請求項1に記載の可変遅延回路において、上記N個
の負荷トランジスタ対における,各負荷トランジスタの
トランジスタサイズを、バイナリ系列をなすものとした
ので、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回路の
可変段数を、少ない素子数で、大きくとれる効果があ
る。
【0034】また、本願の請求項3に係る発明によれ
ば、請求項1又は2に記載の可変遅延回路において、上
記N個の各負荷トランジスタ対に電流制限手段を備える
ようにしたので、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変
遅延回路の可変段数を、極めて容易に、大きくとれる効
果がある。
【0035】また、本願の請求項4に係る発明によれ
ば、請求項3に記載の可変遅延回路において、上記電流
制限手段の電流制限能力を、バイナリ系列をなすものと
したので、微小分解能で,かつ歩留りの良い可変遅延回
路の可変段数を、少ない素子数で、大きくとれる効果が
ある。
【0036】また、本願の請求項5に係る発明によれ
ば、請求項1ないし4のいずれかに記載の可変遅延回路
において、上記N個の各負荷トランジスタ対における負
荷トランジスタのドレイン電極と、該負荷トランジスタ
と対をなす制御トランジスタのソース電極とを、同一の
電極により構成したので、微小分解能で,かつ歩留りの
良い可変遅延回路の集積度を向上させることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による可変遅延回
路のブロック図。
【図2】 DCFLの論理回路を示すブロック図。
【図3】 上記実施の形態1による可変遅延回路の立ち
上がり特性を示した図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態による可変遅延回
路のブロック図。
【図5】 上記実施の形態2による可変遅延回路の動作
説明を行なうための図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態による可変遅延回
路のブロック図。
【図7】 上記実施の形態3による可変遅延回路の他の
例のブロック図。
【図8】 本発明の第4の実施の形態による可変遅延回
路の集積回路パターンを示す図。
【図9】 上記実施の形態1による可変遅延回路の一般
的な集積回路パターンを示す図。
【図10】 従来の微小分解能の4値ディジタル可変遅
延回路の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
100:スイッチングトランジスタ、110,120,
130,140:負荷トランジスタ群、200,20−
1,20−2,…20−N,50−1,50−2,…5
0−N:負荷トランジスタ、20−1D,20−2D,
20−3D:負荷トランジスタのドレイン電極、20−
1S,20−2S,20−3S:負荷トランジスタのソ
ース電極、30−1,30−2,…30−N:制御トラ
ンジスタ、30−1D,30−2D,30−3D:制御
トランジスタのドレイン電極、30−1S,30−2
S,30−3S:制御トランジスタのソース電極、40
−1,40−2,…40−N,60−1,60−2,…
60−N:負荷トランジスタ対、70−1,70−2,
…70−N,80−1,80−2,…80−N:制限抵
抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を所望時間遅延させて出力する
    可変遅延回路において、 第1,第2の電源間に、 負荷トランジスタと該負荷トランジスタを制御するため
    の制御トランジスタとが直列接続された負荷トランジス
    タ対が、N個(Nは2以上の整数)並列接続されてなる
    負荷トランジスタ群と、 そのゲートに入力信号が入力され、該入力信号に応じて
    オン,オフするスイッチングトランジスタとが直列接続
    されてなり、 上記制御トランジスタに入力する制御信号に応じて上記
    入力信号を遅延した信号を、上記負荷トランジスタ群と
    スイッチングトランジスタとの接続点から出力すること
    を特徴とする可変遅延回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記N個の負荷トランジスタ対における,各負荷トラン
    ジスタのトランジスタサイズを、バイナリ系列をなすも
    のとしたことを特徴とする可変遅延回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の可変遅延回路に
    おいて、 上記N個の各負荷トランジスタ対に電流制限手段を備え
    たことを特徴とする可変遅延回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記電流制限手段の電流制限能力を、バイナリ系列をな
    すものとしたことを特徴とする可変遅延回路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の可
    変遅延回路において、 上記N個の各負荷トランジスタ対における負荷トランジ
    スタのドレイン電極と、該負荷トランジスタと対をなす
    制御トランジスタのソース電極とを、同一の電極により
    構成したことを特徴とする可変遅延回路。
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