JPH10129729A - 気泡性緩衝シート - Google Patents

気泡性緩衝シート

Info

Publication number
JPH10129729A
JPH10129729A JP8291685A JP29168596A JPH10129729A JP H10129729 A JPH10129729 A JP H10129729A JP 8291685 A JP8291685 A JP 8291685A JP 29168596 A JP29168596 A JP 29168596A JP H10129729 A JPH10129729 A JP H10129729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
sheet
embossed
embosses
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8291685A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Imamura
敦 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP8291685A priority Critical patent/JPH10129729A/ja
Publication of JPH10129729A publication Critical patent/JPH10129729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 多数のエンボスを形成したプラスチックフィ
ルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム(2)と
が積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝シートに
おいて、当該プラスチックフィルム(1)及び/又は
(2)に天然成分からなる抗菌剤が含有されていること
を特徴とする気泡性緩衝シート。 【効果】 優れた抗菌性や鮮度保存性を有するプラスチ
ック製の気泡性緩衝性シートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌性を有するプラス
チック製の気泡性緩衝シートに関する。
【0002】
【従来の技術】気泡性緩衝シートは、物品を包装するた
めに好適に用いられ、物品を衝撃から保護したり、物品
を保温若しくは断熱する目的で用いられている。特に、
食品、医療用器具、トイレタリー用品、抗菌仕様タイプ
の日用品などの包装用としては、さらに抗菌性や鮮度保
存性が優れた材料が要求されている。
【0003】抗菌性や鮮度保存性を有する気泡性緩衝シ
ートとしては、例えば、実開平1-137731号公報、実開平
1-86526 号公報などに、金属イオンを含むゼオライトを
用いた気泡性シート、遠赤外線を放射する物質を用いた
気泡性シートが開示されている。これらの気泡性シート
は抗菌性が不十分であったり、シートの機械的強度が低
下する問題点があった。また、日光などにより変色する
場合もあり改善が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた抗菌
性や鮮度保存性を有するプラスチック製の気泡性緩衝性
シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のエンボ
スを形成したプラスチックフィルム(1)と、平面状の
プラスチックフィルム(2)とが積層されてなる独立気
泡を有する気泡性緩衝シートにおいて、当該プラスチッ
クフィルム(1)及び/又は(2)に天然成分からなる
抗菌剤が含有されていることを特徴とする気泡性緩衝シ
ートに関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の気泡性緩衝シートとは、
独立した気泡を多数有する気泡性気泡性緩衝シートであ
り、例えば、プラスチックフィルムの全面に多数の凸状
突起を形成したエンボスフィルムを、平面状プラスチッ
クフィルムと貼り合わせ、エンボスフィルムの凸状突起
内部に気泡を形成した気泡性緩衝シート、この気泡性緩
衝シートの凸状突起の頂面に第二の平面状フィルムを貼
り合わせた三層構造を有するシートなどがある。
【0007】又、上記の気泡性緩衝シートにさらにクラ
フト紙などプラスチックフィルム以外のものを積層して
もよい。
【0008】エンボスの形状は、主として円柱である
が、三角柱、角柱、五角柱や六角柱等の多角柱、円錐、
三角錐、角錐、五角錐や六角錐等の多角錐、円錐台、三
角錐台、角錐台、五角錐台、六角錐台等の多角錐台、半
球、卵型、回転楕円体等とすることができる。また、こ
れらの形状を複数組み合わせてもよい。
【0009】エンボスの高さは、 1〜20mm、底面積 0.1
〜15cm2 の範囲であることが好ましい。また、エンボス
は、 0.5〜20mmの範囲の間隔で、エンボスフィルムの全
面に配列されていることが好ましい。
【0010】プラスチックフィルムは、プラスチック製
の材質からなるフィルムである。フィルム厚さは、用い
る材質により適宜選ぶことができるが、通常は 5〜100
μm、特に10〜70μmの範囲が好ましい。
【0011】プラスチック材料としては、公知の熱可塑
性樹脂を用いることができる。例えば、ポリオレフィン
類、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等を挙げることができる。中でも、
ボリオレフィン類が、気密性、加工性が良好かつ安価な
ので特に好ましい。
【0012】ポリオレフィンとしては、低密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン等のホモポリマーの他、エチレン−プロ
ピレンコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、
エチレン−アクリル酸アルキルコポリマー、エチレン−
アクリル酸フェニルコポリマー、エチレン−アクリル酸
ベンジルコポリマー等の共重合体、及びこれらの混合物
等が挙げられる。この中でも、特に好ましいのは、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、線状低密度ポリエチレンなどがある。
【0013】本発明における天然成分からなる抗菌剤と
しては、乳酸、果物などからの抽出物、例えば、リンゴ
抽出物配合品、茶抽出物配合品などが挙げられる。ま
た、竹エキス抽出物、天然キトサン、ワサビ、天然カラ
シ油抽出物、アリルカラシ油、プロポリス乃至そのアル
コール抽出液、およびこれらのカプセル化物などの抗菌
性、抗カビ性が知られている成分なども用いられる。な
かでも、茶の葉に含まれる成分であるカテキン(ポリフ
ェノール、茶フラボノイド)が好適に用いられる。
【0014】抗菌剤の含有量は、プラスチックフィルム
に対して、好ましくは 0.1〜5.0wt%の範囲であり、より
好ましくは 0.3〜2.0wt%の範囲である。抗菌剤の含有量
が上記範囲よりも少ないと抗菌性の効果が小さく、含有
量が上記範囲よりも多いとフィルムの透明性や機械的強
度が低下する。
【0015】本発明において、抗菌剤をプラスチック材
料に含有する方法としては、バンバリーミキサー、ロー
ルミキサー、ニーダー、高速回転ミキサー、押出機等の
各種混練機、好ましくは、二軸押出機を用いて混合する
方法を用いることができる。当該プラスチックフィルム
(1)及び/又は(2)に天然成分からなる抗菌剤を塗
布あるいはスプレーさせて用いてもよい。
【0016】本発明の緩衝性シートは、上記の抗菌剤含
有のプラスチックフィルムを、多数のエンボスを形成し
たプラスチックフィルム(1)又は平面状のプラスチッ
クフィルム(2)のいずれが一方、あるいは両方に用い
ることによって構成できる。
【0017】本発明の気泡性緩衝シートは、例えば、溶
融した薄膜状フィルムをエンボスロールに接触後、直ち
にエンボスロールキャビティー内に吸引し、その状態の
上に別の溶融した薄膜状フィルム(ベースフィルム)を
圧着させて溶融状の気泡性積層体を得、その後急冷、固
化させた後エンボスロールより強制的に剥離して得るこ
とができる。
【0018】図1に示す気泡性緩衝シートの製造方法の
好ましい態様としては、(1)プラスチック製フィルム
上にエンボス21を形成して、エンボスフィルム22を
製造する工程、及び、(2)エンボス21の形成後、直
ちにエンボスフィルム22上に、ベースフィルム24
を、圧着しつつ熱融着して気泡部3を形成する工程によ
り製造される。
【0019】
【実施例】 (実施例1)ポリフェノン系抗菌剤カテキンを 0.5wt%
含有するポリエチレンを用いて図1に示す気泡性緩衝シ
ートを製造した。試験細菌として、黄色ブドウ状球菌
( Staphylococcus aureus)を用いた。シャーレ中に分
注した肉汁寒天培地上に試験菌を接種し、その上にシー
トを置き、24時間培養した。シートとの接触部分に細菌
の発育が認められなかった。
【0020】(比較例1)実施例1において抗菌剤を含
有しないポリエチレンを用いた以外は、同様に行った。
シートとの接触部分に細菌の発育が認められた。
【0021】
【発明の効果】本発明の気泡性緩衝シートは、優れた抗
菌性や鮮度保存性を有しており、食品などの包装材料に
好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気泡性緩衝シートの構造の一実施態様
の説明図である。
【符号の説明】
1 気泡性緩衝シート 21 エンボス 22 エンボスフィルム 24 ベースフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のエンボスを形成したプラスチック
    フィルム(1)と、平面状のプラスチックフィルム
    (2)とが積層されてなる独立気泡を有する気泡性緩衝
    シートにおいて、当該プラスチックフィルム(1)及び
    /又は(2)に天然成分からなる抗菌剤が含有されてい
    ることを特徴とする気泡性緩衝シート。
JP8291685A 1996-11-01 1996-11-01 気泡性緩衝シート Pending JPH10129729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8291685A JPH10129729A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 気泡性緩衝シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8291685A JPH10129729A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 気泡性緩衝シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10129729A true JPH10129729A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17772094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8291685A Pending JPH10129729A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 気泡性緩衝シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10129729A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002525219A (ja) * 1998-09-25 2002-08-13 コロプラスト アクティーゼルスカブ 層状製品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002525219A (ja) * 1998-09-25 2002-08-13 コロプラスト アクティーゼルスカブ 層状製品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5527570A (en) Multilayer multifunctional packaging elements
US20050236415A1 (en) Hermetically sealed container
US8172979B2 (en) Porous adhesive for corrugated cardboard and method of manufacturing corrugated cardboard using the same
CN105342292A (zh) 一种一次性纸杯的制备工艺
JPH10129729A (ja) 気泡性緩衝シート
JP2008068877A (ja) 抗菌性包装材料およびその包装体もしくは保管方法
JPH11139462A (ja) ラッピングフィルム及びフィルム収納体
CN201617130U (zh) 一种双重可控释放亚硫酸盐葡萄保鲜剂袋
JP3063236B2 (ja) 食品の保存方法及びそれに用いる容器並びに容器の製造方法
KR100554087B1 (ko) 항균 튜브의 제조방법
CN205112574U (zh) 一种高透抗菌复合膜
KR102000747B1 (ko) 식품 신선도 유지 포장재
CN207291151U (zh) 一种双层热熔胶复合膜
KR100251119B1 (ko) 식품포장용기와 식품포장용기의 제조방법
JP2012025411A (ja) 透湿性包装用材料、透湿性包装用袋、及び透湿性包装体
JPH05319411A (ja) 包装方法及び包装材料
JPH10179104A (ja) 食品の保存方法
JP3077291B2 (ja) 食品の保存方法及びそれに用いる容器
JP4239609B2 (ja) 生分解性の紙容器
CN213736605U (zh) 抗菌复合塑料包装膜
CN215555488U (zh) 一种防水抗菌型包装袋
JP2022101865A (ja) 抗菌シート及びその使用方法
JPH04148653A (ja) 多層食品およびその製造方法
KR200370371Y1 (ko) 정화 및 보온기능을 갖는 포장박스
JP3920751B2 (ja) アルコール蒸散用具とそれを用いた包装物品、食品保存用具およびそれを用いた包装物品

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517