JPH10129696A - キャップ緩み防止付容器 - Google Patents
キャップ緩み防止付容器Info
- Publication number
- JPH10129696A JPH10129696A JP8285347A JP28534796A JPH10129696A JP H10129696 A JPH10129696 A JP H10129696A JP 8285347 A JP8285347 A JP 8285347A JP 28534796 A JP28534796 A JP 28534796A JP H10129696 A JPH10129696 A JP H10129696A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- thread
- container
- polygonal
- prism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】流通過程でのキャップの緩みを防ぎ、成形にお
ける寸法精度の管理がし易く、キャップの締め又は開け
トルクが安定し易いキャップ緩み防止付容器を提供す
る。 【解決手段】容器本体の口頸部に螺合してキャップを装
着する容器において、口頸部100 の外周面110 を、キャ
ップ装着時にキャップのネジ山と縦の稜線111 が圧接す
る多角柱状に形成し、この多角柱状の外周面にネジ山12
0 を形成する。
ける寸法精度の管理がし易く、キャップの締め又は開け
トルクが安定し易いキャップ緩み防止付容器を提供す
る。 【解決手段】容器本体の口頸部に螺合してキャップを装
着する容器において、口頸部100 の外周面110 を、キャ
ップ装着時にキャップのネジ山と縦の稜線111 が圧接す
る多角柱状に形成し、この多角柱状の外周面にネジ山12
0 を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレタリー、食
品、液体洗剤や医薬品などに使用される合成樹脂製のキ
ャップ緩み防止付容器に関するものである。
品、液体洗剤や医薬品などに使用される合成樹脂製のキ
ャップ緩み防止付容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、容器本体の口頸部の円筒状の外周
面にネジ山を設けて、キャップを螺合して装着した合成
樹脂製の容器が、広い用途範囲にわたって一般的に使用
されているが、キャップが引き金式又は手押し式スプレ
−具であったり、油、界面活性剤やアルコールなどを含
む内容物を充填した場合には、流通過程の振動や衝撃な
どの外力によりキャップが緩み易く、しばしば液漏れな
どの事故を発生することがあった。
面にネジ山を設けて、キャップを螺合して装着した合成
樹脂製の容器が、広い用途範囲にわたって一般的に使用
されているが、キャップが引き金式又は手押し式スプレ
−具であったり、油、界面活性剤やアルコールなどを含
む内容物を充填した場合には、流通過程の振動や衝撃な
どの外力によりキャップが緩み易く、しばしば液漏れな
どの事故を発生することがあった。
【０００３】このため、流通過程でのキャップの緩みを
防ぐための工夫が従来から多くなされており、例えば実
開昭５７−８８７５０号公報に記載されているような、
図４（ａ）に示すキャップを螺合する口頸部（１００）
のネジ山（１２０）に複数個の逆止突起（１３０）を設
けたものや、図４（ｂ）に示す口頸部（１００）のネジ
山（１２０）の下端部の下方に突起（１３０）を設けて
キャップのネジ山を挟み込むものや、また、図４（ｃ）
に示す口頸部（１００）のネジ山（１２０）の下側に沿
って突起（１３０）を設けたものなどが使用されてい
た。
防ぐための工夫が従来から多くなされており、例えば実
開昭５７−８８７５０号公報に記載されているような、
図４（ａ）に示すキャップを螺合する口頸部（１００）
のネジ山（１２０）に複数個の逆止突起（１３０）を設
けたものや、図４（ｂ）に示す口頸部（１００）のネジ
山（１２０）の下端部の下方に突起（１３０）を設けて
キャップのネジ山を挟み込むものや、また、図４（ｃ）
に示す口頸部（１００）のネジ山（１２０）の下側に沿
って突起（１３０）を設けたものなどが使用されてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のキャップ緩み防止付容器は、容器本体の口頸部
に設ける突起の成形において、寸法精度の管理が大変に
難しく、大き過ぎるとキャップの締めトルクが高くなっ
て、キャップが締めずらく、小さ過ぎるとキャップが緩
み易くなって、液漏れすることなどがあった。また、キ
ャップの締め又は開けトルクが安定しにくいことがあっ
た。
た従来のキャップ緩み防止付容器は、容器本体の口頸部
に設ける突起の成形において、寸法精度の管理が大変に
難しく、大き過ぎるとキャップの締めトルクが高くなっ
て、キャップが締めずらく、小さ過ぎるとキャップが緩
み易くなって、液漏れすることなどがあった。また、キ
ャップの締め又は開けトルクが安定しにくいことがあっ
た。
【０００５】本発明は、上述の従来のキャップ緩み防止
付容器の問題を解決するものであり、成形における寸法
精度の管理がし易く、キャップの締め又は開けトルクが
安定し易いキャップ緩み防止付容器を提供するものであ
る。
付容器の問題を解決するものであり、成形における寸法
精度の管理がし易く、キャップの締め又は開けトルクが
安定し易いキャップ緩み防止付容器を提供するものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、容
器本体の口頸部に螺合してキャップを装着する容器にお
いて、図１（ａ）乃至（ｄ）に示すように、前記口頸部
（１００）の外周面（１１０）を、キャップ装着時にキ
ャップのネジ山と縦の稜線（１１１）が圧接する多角柱
状に形成し、この多角柱状の外周面にネジ山（１２０）
を形成したことを特徴とするキャップ緩み防止付容器で
ある。
器本体の口頸部に螺合してキャップを装着する容器にお
いて、図１（ａ）乃至（ｄ）に示すように、前記口頸部
（１００）の外周面（１１０）を、キャップ装着時にキ
ャップのネジ山と縦の稜線（１１１）が圧接する多角柱
状に形成し、この多角柱状の外周面にネジ山（１２０）
を形成したことを特徴とするキャップ緩み防止付容器で
ある。
【０００７】
【作用】本発明のキャップ緩み防止付容器は、口頸部の
外周面を多角柱状に形成したものであり、キャップを螺
合させて装着したときに、口頸部の外周面を多角柱状の
縦の稜線が、キャップのネジ山と線接触して圧接し、こ
の摩擦抵抗によってキャップの流通時の振動や衝撃によ
る緩みを防ぐものであり、従来のキャップ緩み防止付容
器のように、口頸部に設けられた突起にキャップのネジ
山が面接触して圧接するものと異なり、キャップの締め
又は開けトルクが、成形における寸法精度に過度な影響
を受けることがない。このため、成形における寸法精度
の管理がし易く、キャップの締め又は開けトルクが安定
する。
外周面を多角柱状に形成したものであり、キャップを螺
合させて装着したときに、口頸部の外周面を多角柱状の
縦の稜線が、キャップのネジ山と線接触して圧接し、こ
の摩擦抵抗によってキャップの流通時の振動や衝撃によ
る緩みを防ぐものであり、従来のキャップ緩み防止付容
器のように、口頸部に設けられた突起にキャップのネジ
山が面接触して圧接するものと異なり、キャップの締め
又は開けトルクが、成形における寸法精度に過度な影響
を受けることがない。このため、成形における寸法精度
の管理がし易く、キャップの締め又は開けトルクが安定
する。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明のキャップ緩み防止付容器
は、ダイレクトブロー成形、２軸延伸ブロー成形、射出
成形及び多層ブロー成形などで作製する口頸部にキャッ
プとのネジ山を有する容器本体と、射出成形で作製する
周壁内側に容器本体とのネジ山を有するキャップとから
なり、容器本体の口頸部は、外周面（１１０）を、例え
ば図３（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示すように、正八角
形、正十角形及び正十二角形などの多角柱状に形成し、
この多角柱状の外周面（１１０）に、図１（ａ）及び
（ｂ）に示すように、ネジ山（１２０）を形成したもの
である。
は、ダイレクトブロー成形、２軸延伸ブロー成形、射出
成形及び多層ブロー成形などで作製する口頸部にキャッ
プとのネジ山を有する容器本体と、射出成形で作製する
周壁内側に容器本体とのネジ山を有するキャップとから
なり、容器本体の口頸部は、外周面（１１０）を、例え
ば図３（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示すように、正八角
形、正十角形及び正十二角形などの多角柱状に形成し、
この多角柱状の外周面（１１０）に、図１（ａ）及び
（ｂ）に示すように、ネジ山（１２０）を形成したもの
である。
【０００９】そして、キャップを容器本体の口頸部に螺
合して装着したときに、図２に示すように、容器本体
（１０）の口頸部（１００）の多角柱状の外周面（１１
０）の縦の稜線（１１１）が、キャップ（２００）のネ
ジ山（２１０）と線接触して圧接するように形成するも
のである。
合して装着したときに、図２に示すように、容器本体
（１０）の口頸部（１００）の多角柱状の外周面（１１
０）の縦の稜線（１１１）が、キャップ（２００）のネ
ジ山（２１０）と線接触して圧接するように形成するも
のである。
【００１０】なお、容器本体の材質としては、一般的に
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレートなどの熱可塑性樹脂を用い、キャップには、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用い
る。
はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレートなどの熱可塑性樹脂を用い、キャップには、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用い
る。
【００１１】
【発明の効果】本発明のキャップ緩み防止付容器は、容
器本体の口頸部の多角柱状に形成した外周面の縦の稜線
とキャップのネジ山とを線接触させて、流通時の振動や
衝撃によるキャップの緩みを防ぐものであり、成形にお
ける寸法精度の管理がし易く、キャップの締め又は開け
トルクが安定する。
器本体の口頸部の多角柱状に形成した外周面の縦の稜線
とキャップのネジ山とを線接触させて、流通時の振動や
衝撃によるキャップの緩みを防ぐものであり、成形にお
ける寸法精度の管理がし易く、キャップの締め又は開け
トルクが安定する。
【図１】（ａ）は、本発明のキャップ緩み防止付容器の
一実施例の容器本体の平面図であり、（ｂ）は、その正
面図で、（ｃ）は、側面図である。そして、（ｄ）は、
口頸部の部分断面図である。
一実施例の容器本体の平面図であり、（ｂ）は、その正
面図で、（ｃ）は、側面図である。そして、（ｄ）は、
口頸部の部分断面図である。
【図２】本発明のキャップ緩み防止付容器の一実施例の
容器本体の口頸部にキャップを装着したときの断面図で
ある。
容器本体の口頸部にキャップを装着したときの断面図で
ある。
【図３】本発明のキャップ緩み防止付容器の口頸部の外
周面に形成する各種形状例を示す説明図であり、（ａ）
は、正八角形で、（ｂ）は、正十角形で、（ｃ）は、正
十二角形である。
周面に形成する各種形状例を示す説明図であり、（ａ）
は、正八角形で、（ｂ）は、正十角形で、（ｃ）は、正
十二角形である。
【図４】（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）は、従来のキャップ
緩み防止付容器の容器本体の口頸部の形状を示す説明図
である。
緩み防止付容器の容器本体の口頸部の形状を示す説明図
である。
１０……容器本体 １００……口頸部 １１０……外周面 １１１……稜線 １２０，２１０……ネジ山 １３０……突起 ２００……キャップ
Claims (1)
- 【請求項１】容器本体の口頸部に螺合してキャップを装
着する容器において、前記口頸部の外周面を、キャップ
装着時にキャップのネジ山と縦の稜線が圧接する多角柱
状に形成し、この多角柱状の外周面にネジ山を形成した
ことを特徴とするキャップ緩み防止付容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8285347A JPH10129696A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | キャップ緩み防止付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8285347A JPH10129696A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | キャップ緩み防止付容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129696A true JPH10129696A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17690388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8285347A Pending JPH10129696A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | キャップ緩み防止付容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10129696A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2886276A1 (fr) * | 2005-05-30 | 2006-12-01 | Cebal Sas Soc Par Actions Simp | Recipient ayant un goulot polygonal |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP8285347A patent/JPH10129696A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2886276A1 (fr) * | 2005-05-30 | 2006-12-01 | Cebal Sas Soc Par Actions Simp | Recipient ayant un goulot polygonal |
| WO2006128992A1 (fr) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Cebal S.A.S. | Recipient ayant un goulot polygonal |
| US7959022B2 (en) | 2005-05-30 | 2011-06-14 | Cebal S.A.S. | Container with a polygonal neck |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060407 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060523 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060724 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070227 |