JPH10129517A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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Publication number
JPH10129517A
JPH10129517A JP29407696A JP29407696A JPH10129517A JP H10129517 A JPH10129517 A JP H10129517A JP 29407696 A JP29407696 A JP 29407696A JP 29407696 A JP29407696 A JP 29407696A JP H10129517 A JPH10129517 A JP H10129517A
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JP
Japan
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bevel gear
roller
rotation direction
drive
shaft
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Application number
JP29407696A
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English (en)
Inventor
Harumi Ajiki
治美 安食
Hidemi Chiba
秀己 千葉
Yoshiyasu Tsuboki
良保 坪木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の変速及び走行方向変更を簡単な機構で
でき、かつ、旋回半径を小さくすること。 【解決手段】 車輪30の軸方向に回転可能で、車輪3
0の円周方向に移動不能となるように車輪30の円周方
向に複数配設されたローラー15と、該ローラー15に
当接し、かつ該ローラー15の回転方向に対する角度が
変更可能な回転方向を有する駆動ローラー14、14x
と、該駆動ローラー14、14xを所定速度で回転させ
る駆動源11、11xと、角度を左右両車輪30の駆動
ローラー14、14xに対して独立に変更可能な駆動ロ
ーラー回転方向変更手段とを備えた駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置に関し、
特に、簡単な構造で車速の変更及び旋回ができる駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の自動車では、駆動源(エンジン)
の回転数及び変速機の変速段を変えることにより車速を
変更している。また、前記変速機とは別個のステアリン
グ機構を操作することにより車輪の向きを変えて進行方
向を変更している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、車速の変更手段と進行方向の変更手段が分
かれているため、車速の変更と進行方向の変更のための
ユニットが多くなり、その機構も複雑であった。また、
基本的に左右の駆動用車輪の回転方向は同じであるた
め、車両の進行方向転換は弧を描き、車両の向きを変え
るのにスペースを要するという欠点があった。したがっ
て、本願発明の目的は、上述の従来例の欠点をなくし、
車両の進行方向転換及び車速の変更を簡単な機構でで
き、かつ、小さな回転半径で旋回できる駆動装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、車輪軸方向に回転可能
で、車輪円周方向に移動不能となるように車輪の円周方
向に複数配設されたローラーと、該ローラーに当接し、
かつ該ローラーの回転方向に対する角度が変更可能な回
転方向を有する駆動ローラーと、該駆動ローラーを所定
速度で回転させる駆動源と、前記角度を左右両車輪の駆
動ローラーに対して独立に変更可能な駆動ローラー回転
方向変更手段とを備えた駆動装置である。
【0005】上記第1の発明の構成により、駆動ローラ
ーの回転速度は一定であっても駆動ローラーのローラー
に対する回転方向を変更することで駆動ローラーに当接
するローラーに伝達される車輪円周方向トルクとスピー
ドは変化する。そのため、駆動ローラー回転方向変更手
段を操作することにより前進、後退及び車速を変更でき
る。また、駆動ローラー回転方向変更手段は左右両車輪
に対して独立に駆動ローラーの回転方向を変更できるの
で、左右両車輪の回転速度を異ならせて進行方向を変更
できる。即ち、駆動ローラー回転方向変更手段だけを操
作することで前進、後退、車速及び進行方向を変更でき
る。
【0006】更に、第2の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、前記駆動ローラー回転方向変更手段
は、前後方向、左右方向へ傾動する操作レバーと、前記
操作レバーを前後方向へ操作することで前記駆動ローラ
ーの回転方向を同じように変更し、前記操作レバーを左
右方向へ操作することで左右両車輪の前記駆動ローラー
の回転方向を異ならしめる本体部とからなることであ
る。
【0007】上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、操作レバーを前後に操
作することにより本体部が駆動ローラーの回転方向を同
じように変更するので、前進、後退又は車速の変更をす
ることができ、更に、操作レバーを左右方向に操作する
ことにより前記本体部が前記駆動ローラーの回転方向を
左右両車輪において異ならせるので、車両の進行方向を
左右に変更することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本願発明の実施の形態の
外観の概略を示し、図2は該実施の形態の側面を示し、
図3は該実施の形態の背面を示し、図4は該実施の形態
の平面の一部分を示し、図5及び図6は該実施の形態の
主要部を示している。図1〜図6において、ボディ1及
びシート3a、3bがフレーム2に固定されている。駆
動用車輪30、30aがフレーム2の両側に回転可能に
取付られ、キャスター4がフレーム2の前部に取付られ
ている。このため、車両は一対の車輪30、30a及び
キャスター4により支えられている。運転者5a、5b
がシート3a、3bに座っている。なお、車軸31はフ
レーム2に固定されている。車輪30はベアリング31
aを介して回転自在に車軸31aに支えられている。6
は地面である。
【0009】駆動部10の主要部分は、駆動モータ1
1、駆動ローラー14及びフリーローラー15からな
る。駆動モータ11の回転軸11aの先端には傘歯車1
2が固定され、該傘歯車12は傘歯車13と螺合してい
る。該傘歯車13は駆動ローラー14の軸14aの先端
に固定されている。駆動ローラー14は、フリーローラ
ー15に当接し、フリーローラー15を駆動できるよう
に配設されている。なお、駆動モータ11及び後述する
各駆動モータの電源は図示しない車積バッテリーであ
る。アーム15aが車輪30に取付られ、軸15bがア
ーム15aに固定されている。円周状に配置された12
個のフリーローラー15がベアリング15cを介して回
転自在に軸15bに支ええられている。このため、フリ
ーローラー15は、車輪30の車軸31方向に回転可能
で、車輪30の円周方向に移動不能である。なお、駆動
ローラ14の回転方向のフリーローラー15の回転方向
にたいする角度は、後述する操作レバー52(又は操作
レバー53、53a)の操作により変更可能である。
【0010】駆動モータ11の回転軸11aの回転によ
り、傘歯車12、13を介して駆動ローラー14が回転
駆動され、更に、フリーローラー15が駆動ローラー1
4により回転駆動される。このとき、駆動ローラー14
の回転方向とフリーローラー15の回転方向が一致する
と、車輪30は停止状態となり、駆動ローラー14の回
転方向とフリーローラー15の回転方向との角度が直角
のときは、車輪30は最大速度で回転する。このよう
に、前記角度が0°から90°まで連続的に変化する
と、車輪30は停止状態から最大速度で回転するように
連続的に変化する。更に、駆動ローラー14を反対の角
度に旋回させると、駆動モータ11の回転方向を変える
ことなく車輪30の回転方向を反対方向にすることがで
きる。なお、各フリーローラー15の駆動ローラー14
側の各側面15pをつなげるとほぼ円状となるように各
フリーローラー15が配設され、車輪30が回転状態
(車両が走行状態)のときは、駆動ローラー14は次々
に各フリーローラー15に当接するように回転する。こ
のため、各フリーローラー15相互の間隔は駆動ローラ
ー14の回転を妨げない程度の間隔となっている。
【0011】スリーブ状部材21がホルダーとなる筒体
20の内側にベアリング20aにより回転可能に装着さ
れている。該スリーブ状部材21の内側にパイプ状部材
22がスラスト軸受21aにより回転可能で長手方向に
移動可能状態に装着されている。前記スリーブ状部材2
1に固定されたキー21bがパイプ状部材22の長孔2
2aに係合し、該パイプ状部材22が回転しないように
している。駆動ローラー14はベアリング28aを介し
てブラケット28に回転可能に取付られている。連結板
27がブラケット28の基部分と駆動モータ11のケー
スとを連結するように配設され、基板24の一方の面が
前記連結板27に固定され、基板24の他方の面が前記
パイプ状部材22の一端に固定されている。コイルばね
23は基板24をフリーローラー15方向に付勢してい
る。このため、駆動ローラー14はコイルばね23によ
りフリーローラー15方向に付勢されている。この結
果、駆動ローラー14の回転力が確実にフリーローラー
15に伝わるようになっている。
【0012】シャフト25は、スリーブ状部材21の底
部の孔に螺合している。このシャフト25の位置を調節
することによりコイルばね23の圧縮の程度を調節で
き、その結果コイルばね23の前記付勢力を調節するこ
とができる。筒体20は支持具29に固定されている。
シャフト25を介してスリーブ状部材21の底部に固定
された傘歯車26が後述する駆動ローラー回転方向変更
手段40の傘歯車51(図9参照)に螺合している。こ
のため、駆動ローラー回転方向変更手段40の操作レバ
ー52又は操作レバー53の操作により傘歯車51が回
転し、この結果傘歯車26が回転し、駆動ローラー14
及び駆動モータ11が一体となって旋回する。このた
め、駆動ローラー14の回転方向のフリーローラー15
の回転方向に対する角度を連続的に変えることができ
る。なお、駆動モータ11x、傘歯車12x、傘歯車1
3x、駆動ローラー14x、筒体20x及び傘歯車26
xを主要部とする部分が設られ、上記駆動モータ11、
傘歯車12、傘歯車13、駆動ローラー14、筒体20
及び傘歯車26と同様の働きをしている。しかし、駆動
モータ11x、傘歯車12x、傘歯車13x、駆動ロー
ラー14x、筒体20x及び傘歯車26xを主要部とす
る部分はなくてもよい。
【0013】図7及び図8は上記実施の形態の変形例を
示している。図7及び図8において、傘歯車71(傘歯
車26に相当する。)及び傘歯車71x(傘歯車26x
に相当する。)が傘歯車72(傘歯車51に相当す
る。)に螺合している。コイルばね73は傘歯車71と
傘歯車71xとを離す方向に両者の軸を付勢している。
なお、コイルばね23に相当するものはない。このた
め、コイルばね73により駆動ローラー14、14xが
フリーローラー15方向に付勢されている。その他は上
記実施の形態と同じである。図7においては、駆動ロー
ラー14、14xの回転方向とフリーローラー15の回
転方向が一致しているので、車輪30は停止状態であ
る。一方、図8においては、駆動ローラー14、14x
の回転方向とフリーローラー15の回転方向との間には
約45°の角度があるので、車輪30は走行状態であ
る。
【0014】図9は、イメージ図であり、本願発明の実
施の形態の操作部分を示している。図9において、駆動
ローラー回転方向変更手段40は本体部40aと操作レ
バー52、53、53aからなる。なお、一人用操作レ
バー52と二人用操作レバー53、53aとはどちらか
一方が配設されている。本体部40aは、シャフト4
1、傘歯車42、43、43a,保持部材44、44
a、シャフト45、45a、平歯車46、46a、歯付
ベルト47、47a、平歯車48、48a、ローラー4
9、49a、軸50、50a及び傘歯車51、51aか
らなる。
【0015】一人用操作レバー52はシャフト41に連
結され、中間ギアとなる傘歯車42がシャフト41の先
端に固定されている。傘歯車42は傘歯車43及び傘歯
車43aに螺合している。操作レバー52を前後に倒す
と(図10(b)参照)、傘歯車42を介して傘歯車4
3と傘歯車43aとは同一方向に回転する。一方、操作
レバー52を左右に倒すと(図10(c)参照)、傘歯
車42を介して傘歯車43と傘歯車43aとは逆方向に
回転する。これにより、一つの操作レバー52により車
の前進、後退、左折、右折、左右のスピンターンが可能
となる。シャフト45の一端に前記傘歯車43が固定さ
れ、平歯車46が前記シャフト45の他端に固定されて
いる。保持部材44が前記シャフト45に固定されてい
る。二人用操作レバーの一方53の基部分が保持部材4
4の孔にねじ込まれている。なお、シャフト41とシャ
フト45、45aは直交している。歯付きベルト47が
平歯車46と平歯車48とを連結している。なお、ロー
ラー49は歯付きベルト47の弛みを防いでいる。軸5
0の一端に前記平歯車48が固定され、傘歯車51が軸
50の他端に固定されている。傘歯車51が傘歯車2
6、26xに螺合している。
【0016】同様に、シャフト45aの一端に前記傘歯
車43aが固定され、平歯車46aが前記シャフト45
aの他端に固定されている。保持部材44aが前記シャ
フト45aに固定されている。二人用操作レバーの一方
53aの基部分が保持部材44aの孔にねじ込まれてい
る。歯付きベルト47aが平歯車46aと平歯車48a
とを連結している。なお、ローラー49aは歯付きベル
ト47aの弛みを防いでいる。軸50aの一端に前記平
歯車48aが固定され、傘歯車51aが軸50aの他端
に固定されている。傘歯車51aが傘歯車26a、26
yに螺合している。なお、車輪30a側にも駆動部10
と同様のものが配設されている。そのうち、傘歯車26
aは傘歯車26に対応し、傘歯車26yは傘歯車26x
に対応している。
【0017】一人用操作レバー52を取り外して二人用
操作レバー53、53aを取付ると、操作レバー53が
単独で車輪30の前進、後退及び速度変更(切替)を制
御し、操作レバー53aが単独で車輪30aの前進、後
退及び速度変更を制御する。このため、二人で息を合わ
せて楽しい運転をすることができる。
【0018】図10は、操作レバー52の操作方向を示
している。図10(a)は該操作状態の平面図であり、
図10(b)は該操作状態のうち前進、後退及び進行速
度の変更を示し、図10(c)は該操作方向のうち進行
方向の変更を示している。図10(a)において、操作
レバー52が中心の位置にあるときは車両は停止状態で
ある。図示左方向(車両の前方向)に操作レバー52を
倒すと車両は前進し、図示右方向に操作レバー52を倒
すと車両は後退する。また、図示上方向に操作レバー5
2を倒すと進行方向は右に曲がり、図示下方向に操作レ
バー52を倒すと進行方向は左に曲がる。図10(b)
において、操作レバー52が直立しているときは、車両
は停止状態であり、図示左方向(車両の前方向)に操作
レバー52を倒すと車両は前進し、図示右方向に操作レ
バー52を倒すと車両は後退する。なお、この場合、操
作レバー52を倒す程度を大きくすると車両の速度が大
きくなる。図10(c)において、操作レバー52を図
示右方向(車両の右方向)に倒すと車両の進行方向は右
方向に変更され、車両は右旋回する。一方、操作レバー
52を図示左方向に倒すと車両の進行方向は左方向に変
更され、車両は左旋回する。なお、この場合、操作レバ
ー52を倒す程度を大きくすると旋回半径が小さくな
る。また、ストッパー54、54aが操作レバー52の
下端の動く範囲を所定の範囲内に制限している。また、
操作レバー52の図示下端は簡単のため棒状に示してあ
る。
【0019】図11及び図12は、操作レバー52に関
連した部分の実際の構造を示している。図11は側面図
であり、前進、後退及び車速の変更操作を示している。
一方、図12は正面図であり、走行方向の変更操作を示
している。図11及び図12において、操作レバー52
(図9での操作レバー52とは形状が異なる。)はシャ
フト41に固定されている。シャフト41に固定されて
いる傘歯車42は、傘歯車43、43aと螺合してい
る。シャフト41はベアリング55rにより回転自在に
支持されているので、操作レバー52は図12に示すよ
うに動くことができる。
【0020】傘歯車43はベアリング43pを介してシ
ャフト45に回転自在に装着され、平歯車46はベアリ
ング46pを介してシャフト45に回転自在に装着さ
れ、傘歯車43と平歯車46とは連結されている。この
ため、傘歯車43と平歯車46とは連動する。シャフト
45はベアリング55pを介して支柱55に回転自在に
支えられている。同様に、傘歯車43aはベアリング4
3qを介してシャフト45aに回転自在に装着され、平
歯車46aはベアリング46qを介してシャフト45a
に回転自在に装着され、傘歯車43aと平歯車46aと
は連結されている。このため、傘歯車43aと平歯車4
6aとは連動する。シャフト45aはベアリング55q
を介して支柱55aに回転自在に支えられている。な
お、支柱55、55aはフレーム2に固定されている。
【0021】図13は、イメージ図であり、図9の変形
例を示している。図13において、シャフト45の端に
レバー61が固定され、ワイヤ62の一端がレバー61
に結合されている。更に、ワイヤ62の他端がレバー6
4に結合され、レバー64は軸50の端に固定されてい
る。なお、ワイヤ62はケーブル63中を移動可能であ
る。同様に、シャフト45aの端にレバー61aが固定
され、ワイヤ62aの一端がレバー61aに結合されて
いる。更に、ワイヤ62aの他端がレバー64aに結合
され、レバー64aは軸50aの端に固定されている。
なお、ワイヤ62aはケーブル63a中を移動可能であ
る。その他は、上記図9と同じである。このため、操作
レバー52、53の操作により図9の場合と同様にシャ
フト45が回転し、レバー61が回転し、ワイヤ62が
レバー61により押し引きされ、このワイヤ62の動き
に応じてレバー64が回動し、傘歯車51が回転する。
更に、操作レバー52、53aの操作によりシャフト4
5aが回転し、レバー61aが回転し、ワイヤ62aが
レバー61aにより押し引きされ、このワイヤ62aの
動きに応じてレバー64aが回転し、傘歯車51aが回
転する。なお、ワイヤ62、62aを使用することによ
り、上述の歯付きベルト47、47aを使用する場合よ
りも必要なスペースを小さくすることができる。
【0022】以上の構成により、駆動ローラー14、1
4xの回転速度は一定であっても駆動ローラー14、1
4xのフリーローラー15に対する回転方向を変更する
ことで駆動ローラー14に当接するフリーローラー15
に伝達される車輪30の円周方向トルク及びスピードは
変化する。そのため、駆動ローラー回転方向変更手段4
0を操作することにより前進、後退及び車速を変更でき
る。また、駆動ローラー回転方向変更手段40は左右両
車輪30、30aのフリーローラー15に対して独立に
駆動ローラー14、14x等の回転方向を変更できるの
で、左右両車輪30、30aの回転速度を異ならせて進
行方向を変更できる。即ち、駆動ローラー回転方向変更
手段40だけを操作することで前進、後退、車速及び進
行方向を変更できる。更に、操作レバー52、53、5
3aを前後に倒すことにより駆動ローラー回転方向変更
手段40の本体部40aが車速の変更をすることがで
き、更に、操作レバー52、53、53aを左右方向に
倒すことにより前記本体部40aが車両の進行方向を左
右に変更することができる。なお、上述の実施例におい
て、駆動モータが使用されているが、これに限定され
ず、駆動モータの代わりにエンジンを使用することもで
きる。
【0023】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わる駆動装置によ
れば、駆動ローラー回転方向変更手段は左右両車輪に対
して独立に駆動ローラーの回転方向を変更できるので、
左右両車輪の回転速度を異ならせて進行方向を変更でき
る。即ち、駆動ローラー回転方向変更手段だけを操作す
ることで前進、後退、車速及び進行方向を変更できる。
このため、車両の前進、後退、車速の変更及び進行方向
の変更のための機構が著しく簡単になる。更に、車輪の
中又はその近傍に駆動用ユニットを設けることにより、
従来ボデーの中に配設されていたエンジン、ミッショ
ン、ステアリング等がなくなり、車内スペースが増加す
る。更に、左右の車輪の回転を独立して制御することが
可能であるので、スピーンターンができ、少ないスペー
スでの方向転換が可能になる。更に、車速の制御と方向
転換が全てメカ的な操作でできるので、電気制御に比べ
て非常に信頼性が高くなる。更に、通常の車ではブレー
キユニットが別に必要であるが、本願発明によれば駆動
ローラーの回転方向を車輪に対して垂直にすれば車輪が
動かなくなるため、ブレーキユニットが不要になる。
【0024】更に、第2の発明に係わる駆動装置によれ
ば、上記第1の発明の効果とともに、操作レバーを前後
に倒すことにより前進、後退及び車速の変更をすること
ができ、更に、操作レバーを左右方向に倒すことにより
進行方向を左右に変更することができる。このため、操
作レバーによる車両の操縦が容易になる。更に、操作レ
バーの操作のみのため、足の不自由な人でも運転が可能
である。更に、左右のどちらのシートからも運転ができ
るため、運転交代がすばやくでき、また、右ハンドル感
覚及び左ハンドル感覚の両方が楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の外形の概略を示す斜視
図である。
【図2】該実施の形態の内部構造を示す側面図である。
【図3】該実施の形態の内部構造を示す背面図である。
【図4】該実施の形態の内部の一部分を示す平面図であ
る。
【図5】該実施の形態の要部を示す一部切欠説明図であ
る。
【図6】該実施の形態のフリーローラーの一部切欠説明
図である。
【図7】該実施の形態の変形例の車両停止状態の説明図
である。
【図8】前記変形例の車両走行状態の説明図である。
【図9】該実施の形態の駆動ローラー回転方向変更手段
の斜視図である。
【図10】前記駆動ローラー回転方向変更手段の操作説
明図である。
【図11】前記駆動ローラー回転方向変更手段の要部の
側面図である。
【図12】前記駆動ローラー回転方向変更手段の要部の
正面図である。
【図13】前記駆動ローラー回転方向変更手段の変形例
の斜視図である。
【符号の説明】
10 駆動部 11、11x 駆動モータ 14、14x 駆動ローラー 15 フリーローラー 30、30a 車輪 31 車軸 40 駆動ローラー回転方向変更手段 40a 駆動ローラー回転方向変更手段の本体部 52、53、53a 操作レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪軸方向に回転可能で、車輪円周方向
    に移動不能となるように車輪の円周方向に複数配設され
    たローラーと、該ローラーに当接し、かつ該ローラーの
    回転方向に対する角度が変更可能な回転方向を有する駆
    動ローラーと、該駆動ローラーを所定速度で回転させる
    駆動源と、前記角度を左右両車輪の駆動ローラーに対し
    て独立に変更可能な駆動ローラー回転方向変更手段とを
    備えた駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ローラー回転方向変更手段は、
    前後方向、左右方向へ傾動する操作レバーと、前記操作
    レバーを前後方向へ操作することで前記駆動ローラーの
    回転方向を同じように変更し、前記操作レバーを左右方
    向へ操作することで左右両車輪の前記駆動ローラーの回
    転方向を異ならしめる本体部とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の駆動装置。
JP29407696A 1996-11-06 1996-11-06 駆動装置 Pending JPH10129517A (ja)

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JP29407696A JPH10129517A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 駆動装置

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