JPH10129412A - 車両用シートのシートベルト取付構造 - Google Patents
車両用シートのシートベルト取付構造Info
- Publication number
- JPH10129412A JPH10129412A JP30413896A JP30413896A JPH10129412A JP H10129412 A JPH10129412 A JP H10129412A JP 30413896 A JP30413896 A JP 30413896A JP 30413896 A JP30413896 A JP 30413896A JP H10129412 A JPH10129412 A JP H10129412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- buckle
- hole
- seat
- seat cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シートベルトのバックルが格納されると共にバ
ックルが簡単に貫通できるベルト通孔を有する車両用シ
ートを提供することである。 【構成】ベルト通孔(A)の上下方向の内径を略同一に
して、ベルト通孔(A)の底部側に、遮蔽材(1)を設
けたことを特徴とする。
ックルが簡単に貫通できるベルト通孔を有する車両用シ
ートを提供することである。 【構成】ベルト通孔(A)の上下方向の内径を略同一に
して、ベルト通孔(A)の底部側に、遮蔽材(1)を設
けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートなど
の車両用シートに備えるシートベルトの取付構造に関す
る。
の車両用シートに備えるシートベルトの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用シート、例えばリャシー
トには、シートクッションの上下方向にシートベルトを
貫通するベルト通孔を開孔して、このベルト通孔にバッ
クルを一体に有するシートベルトを貫通させたものがあ
る。そして、このベルト通孔はシートクッションの着座
面に設けた開口を狭くすることにより、或いは、ベルト
通孔に開口を狭くしたホルダーを装着することにより
(例えば実開平2ー34370号公報)、ベルト通孔の
内部を遮蔽して外観品質を向上している。
トには、シートクッションの上下方向にシートベルトを
貫通するベルト通孔を開孔して、このベルト通孔にバッ
クルを一体に有するシートベルトを貫通させたものがあ
る。そして、このベルト通孔はシートクッションの着座
面に設けた開口を狭くすることにより、或いは、ベルト
通孔に開口を狭くしたホルダーを装着することにより
(例えば実開平2ー34370号公報)、ベルト通孔の
内部を遮蔽して外観品質を向上している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のベルト通孔は開
口が狭いために、シートベルトのバックルを貫通する際
の作業性が悪いし、また、ベルト通孔内にバックルを格
納できないなどの不具合がある。
口が狭いために、シートベルトのバックルを貫通する際
の作業性が悪いし、また、ベルト通孔内にバックルを格
納できないなどの不具合がある。
【0004】特に、シートバックをシートクッション上
に重ねるように前倒した際、或いは、シートクッション
上に荷物を載えた際、シートベルトのバックルがシート
クッション上に障害物になるため、バックルが邪魔にな
る欠陥があった。
に重ねるように前倒した際、或いは、シートクッション
上に荷物を載えた際、シートベルトのバックルがシート
クッション上に障害物になるため、バックルが邪魔にな
る欠陥があった。
【0005】そこで、本発明は、シートベルトをシート
クッションのベルト通孔に貫通し易く、しかも、不使用
時のバックルを格納できるようにすることを目的とす
る。
クッションのベルト通孔に貫通し易く、しかも、不使用
時のバックルを格納できるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、シートクッションの上下方向に、シート
ベルトのバックルが貫通するベルト通孔を有する車両用
シートにおいて、前記ベルト通孔はその内径が上下方向
に同一に形成すると共に、ベルト通孔におけるシートク
ッションの底面側の口縁にバックル落下防止用の遮蔽材
を設けてなることを特徴とするものである。
めの本発明は、シートクッションの上下方向に、シート
ベルトのバックルが貫通するベルト通孔を有する車両用
シートにおいて、前記ベルト通孔はその内径が上下方向
に同一に形成すると共に、ベルト通孔におけるシートク
ッションの底面側の口縁にバックル落下防止用の遮蔽材
を設けてなることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図示する車両用シートは自動車用リャ
シートを示し、このリャシートはシートバック(SB)
が図2に示すようにシートクッション(SC)上に重ね
合わせられるように前倒した後、シートクッション(S
C)が前部側を回転中心に後部側が跳上げることができ
るように構成されている。
づいて説明する。図示する車両用シートは自動車用リャ
シートを示し、このリャシートはシートバック(SB)
が図2に示すようにシートクッション(SC)上に重ね
合わせられるように前倒した後、シートクッション(S
C)が前部側を回転中心に後部側が跳上げることができ
るように構成されている。
【0008】このシートクッション(SC)に上下方向
に貫通するベルト通孔(A)が開孔され、このベルト通
孔(A)より、図1に示すように、基端を車床(F)に
ベルト(3A)によって固定されているベルト(3)が
貫通されている。このベルト(3)の先端にはタッグ
(2A)に結着するバックル(2)が一体に連結されて
いる。
に貫通するベルト通孔(A)が開孔され、このベルト通
孔(A)より、図1に示すように、基端を車床(F)に
ベルト(3A)によって固定されているベルト(3)が
貫通されている。このベルト(3)の先端にはタッグ
(2A)に結着するバックル(2)が一体に連結されて
いる。
【0009】ベルト通孔(A)は図3に示すように上下
方向の内径(W)が同一に形成され、底部側の口縁には
遮蔽材(1)が取付けられており、ベルト通孔(A)か
らシートクッション(SC)の下方の視界が遮蔽されて
いる。
方向の内径(W)が同一に形成され、底部側の口縁には
遮蔽材(1)が取付けられており、ベルト通孔(A)か
らシートクッション(SC)の下方の視界が遮蔽されて
いる。
【0010】ベルト通孔(A)の内径は、バックル
(2)の外径と略同一又はやや小径に形成され、ベルト
通孔(A)内にバックル(2)が図1鎖線に示すように
格納できるバックル格納部を形成している。
(2)の外径と略同一又はやや小径に形成され、ベルト
通孔(A)内にバックル(2)が図1鎖線に示すように
格納できるバックル格納部を形成している。
【0011】ベルト通孔(A)の内壁を形成する内壁材
(41)(41)はシートクッション(SC)の表皮材
(40)と一体に縫着され、また、内壁材(41)は図
4に示すように遮蔽材(1)に縫糸(12)により一体
に縫着されている。図中(42)はシートクッション
(SC)の発泡体製パッド、(43)はパッド(42)
と一体の裏基布を夫々示す。
(41)(41)はシートクッション(SC)の表皮材
(40)と一体に縫着され、また、内壁材(41)は図
4に示すように遮蔽材(1)に縫糸(12)により一体
に縫着されている。図中(42)はシートクッション
(SC)の発泡体製パッド、(43)はパッド(42)
と一体の裏基布を夫々示す。
【0012】遮蔽材(1)は表皮(40)と同一部材で
形成され、図4に示すものはウレタンフォームのスラブ
材製ワディングなどの弾性プレート(10B)と、織物
地(10C)、不織布などからなるワディングカバー
(10A)からなる積層体で、複数のホッグリング
(5)…で、裏基布(42)に結着され、中央にバック
ル(2)、ベルト(3)を挿通するスリット(11)が
開孔されている。
形成され、図4に示すものはウレタンフォームのスラブ
材製ワディングなどの弾性プレート(10B)と、織物
地(10C)、不織布などからなるワディングカバー
(10A)からなる積層体で、複数のホッグリング
(5)…で、裏基布(42)に結着され、中央にバック
ル(2)、ベルト(3)を挿通するスリット(11)が
開孔されている。
【0013】この遮蔽材(1)はベルト通孔(A)内に
バックル(2)を格納した状態で、バックル(2)がシ
ートクッション(SC)の下方に落下しない程度の剛性
を有するものを使用している。
バックル(2)を格納した状態で、バックル(2)がシ
ートクッション(SC)の下方に落下しない程度の剛性
を有するものを使用している。
【0014】斯して、バックル(2)をシートクッショ
ン(SC)上に取付けるには、バックル(2)を遮蔽材
(1)のスリット(11)からベルト通孔(A)を通す
ことにより簡単に行うことができる。
ン(SC)上に取付けるには、バックル(2)を遮蔽材
(1)のスリット(11)からベルト通孔(A)を通す
ことにより簡単に行うことができる。
【0015】そして、バックル(2)の非使用状態にお
いて、バックル(2)をベルト通孔(A)内に格納する
と、シートバック(SB)をシートクッション(SC)
上に前倒した際、或いは、シートクッション(SC)上
に荷物を載いた際、バックル(2)が障害物となること
がない。
いて、バックル(2)をベルト通孔(A)内に格納する
と、シートバック(SB)をシートクッション(SC)
上に前倒した際、或いは、シートクッション(SC)上
に荷物を載いた際、バックル(2)が障害物となること
がない。
【0016】ベルト通孔(A)に格納したバックル
(2)は遮蔽材(1)によりシートクッション(SC)
の下方空間部に落下することなく確実に保持される。
(2)は遮蔽材(1)によりシートクッション(SC)
の下方空間部に落下することなく確実に保持される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、バックルが非使用状態
において、ベルト通孔内に格納され、遮蔽材によってそ
の格納状態が保持され、バックルが非使用状態において
障害物になることがない。
において、ベルト通孔内に格納され、遮蔽材によってそ
の格納状態が保持され、バックルが非使用状態において
障害物になることがない。
【0018】また、ベルト通孔の開口が広いため、バッ
クルが格納し易いし、シートクッションにバックル付の
シートベルトを簡単に取付けることができ、その作業性
を向上し得る。
クルが格納し易いし、シートクッションにバックル付の
シートベルトを簡単に取付けることができ、その作業性
を向上し得る。
【図1】図2のIーI線断面図である。
【図2】本発明構造を有する自動車用シートの斜視図で
ある。
ある。
【図3】シートベルトを通す前の状態の断面図である。
【図4】シートベルトを通す前の状態の底面図である。
SC シートクッション A ベルト通孔 1 遮蔽材 2 シートベルトのバックル
Claims (3)
- 【請求項1】 シートクッションの上下方向に、シート
ベルトのバックルが貫通するベルト通孔を有する車両用
シートにおいて、前記ベルト通孔はその内径を上下方向
に同一に形成すると共に、ベルト通孔におけるシートク
ッションの底面側の口縁にバックル落下防止用の遮蔽材
を設けてなることを特徴とする車両用シートのシートベ
ルト取付構造。 - 【請求項2】 前記ベルト通孔の内径は、バックルの外
径と略同一又はやや小径に形成したベルト通孔をバック
ル格納部としてなる請求項1記載の車両用シートにおけ
るシートベルト取付構造。 - 【請求項3】 前記遮蔽材は弾性プレートで、シートク
ッションの底部に一体に結着され、ウェビング挿通用ス
リットを有する請求項1記載の車両用シートのシートベ
ルト取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30413896A JPH10129412A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 車両用シートのシートベルト取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30413896A JPH10129412A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 車両用シートのシートベルト取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129412A true JPH10129412A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17929509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30413896A Pending JPH10129412A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 車両用シートのシートベルト取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129412A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7021654B2 (en) * | 2002-07-17 | 2006-04-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Side air bag device |
JP2013067344A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Suzuki Motor Corp | シートのバックル収納構造 |
JP2018095114A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法 |
JP2020131716A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-31 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2021000844A (ja) * | 2019-06-19 | 2021-01-07 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30413896A patent/JPH10129412A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7021654B2 (en) * | 2002-07-17 | 2006-04-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Side air bag device |
JP2013067344A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Suzuki Motor Corp | シートのバックル収納構造 |
JP2018095114A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法 |
JP2020131716A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-31 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2021000844A (ja) * | 2019-06-19 | 2021-01-07 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
US11148566B2 (en) * | 2019-06-19 | 2021-10-19 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3663057A (en) | Vehicle seat having restraint system within trim | |
JP6180268B2 (ja) | 車両用シート | |
US20030193226A1 (en) | Vehicle anchor system for juvenile vehicle seat | |
US7703855B1 (en) | Vehicle seat assembly | |
US20200398718A1 (en) | Vehicle seat | |
JP5822183B2 (ja) | バックル収納構造 | |
US11312274B2 (en) | Vehicle seating system and method | |
JP2019001280A (ja) | 乗物用シート | |
JPH10129412A (ja) | 車両用シートのシートベルト取付構造 | |
JP6673960B2 (ja) | 車両用メッシュポケット | |
JPH08244507A (ja) | シートにおける索状体の固定構造 | |
JPS5820439Y2 (ja) | シ−トベルトソウチ | |
JPH10315910A (ja) | 自動車用可倒式シート | |
JP5729675B2 (ja) | シートベルトバックルの収容構造 | |
US7163264B1 (en) | Head restraint with integrated tether anchor | |
JP6769379B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2004090894A (ja) | 車両用シートのシートベルト保持構造 | |
JP2003080988A (ja) | シートベルトの取付構造 | |
JP7176431B2 (ja) | 乗物用シート | |
JPH057886Y2 (ja) | ||
JP2021185067A (ja) | 車両用シート | |
JP3346536B2 (ja) | 車両用シート | |
JP3703963B2 (ja) | 乗り物シートに使用されるベンチ・タイプ・シート・クッション | |
JP2021119070A (ja) | シートベルトの収納構造 | |
JP3530971B2 (ja) | 回転式自動車用シート |