JP2021000844A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】挿通孔に対するバックルのスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、挿通孔内のバックル本体を性能良く支持しておくことにある。【解決手段】保持プレート30とは別体の支持プレート40を有するとともに、支持プレート40は、シートパッド4Pの裏面側で保持プレート30に重複している第一状態と、保持プレート30に重複していない第二状態との間で変位可能であり、保持プレート30は、挿通孔(11)に重複した状態でバックル10の挿入を許容する挿入窓部32を有し、支持プレート40は、挿入窓部32に重複した状態で連結部10bの通過は許容するがバックル本体10aの通過は許容しない通過部42を有している。【選択図】図11

Description

本発明は、シートパッドの挿通孔に配設されたシートベルト用のバックルと、挿通孔の内壁を覆う被覆部と、シートパッドの裏側で被覆部の末端を保持する保持プレートとを備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートでは、シートベルト用のバックルが配設されていることがあり、このバックルの本体部分は、乗員を弾性的に支持するシートパッドの挿通孔(貫通孔)内に配設されている。そして挿通孔の内壁は被覆部にて覆われており、この被覆部の端部が、シートパッドの裏側に配置された板状の保持プレートに保持されている。例えば特許文献1に開示のシートベルト付シートでは、シートクッションのパッド材に、本発明の挿通孔に相当する貫通孔が設けられ、この貫通孔内にバックルが配置されている。このバックルは、概ね立方体状のバックル本体と、バックル本体の下側に連結された帯状のシートベルトとを有している。また貫通孔の内壁は、本発明の被覆部に相当するトリムカバーの末端で覆われており、このトリムカバーの末端は、シートパッドの裏側に配置する係止プレートに保持されている。そして係止プレートは、本発明の保持プレートに相当する平板部材であり、シートベルトの貫通は許容するがバックル本体は貫通させないスリットが設けられている。このため係止プレートを、シートパッドの裏面に配設しつつ、貫通孔に重複して配置しておくことで、貫通孔内のバックル本体の脱落を防止することが可能となる。
実開平06−59173号公報
ところで上述のバックルには、各種の付属部材が取付けられていることがあり、この種の付属部材として、ブラケット及びボルト材などの締結用部材や、ケーブルなどの電装部材を例示できる。そしてバックル配設時には、付属部材の配設位置等を考慮して、バックル本体や付属部材を、着座側又は裏側のいずれかから挿通孔に挿入し、必要に応じて挿通孔から抜き出すこととなる。しかし特許文献1の技術では、バックル本体の脱落を阻止する観点から係止プレート(保持プレート)のスリットが狭小となっている。このため特許文献1の技術では、バックル本体や付属部材がスリットを通ることができず、これらの挿通孔への挿入作業や抜出作業に手間取るなどして、バックル配設時の作業性を確保できないおそれがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、挿通孔に対するバックルのスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、挿通孔内のバックル本体を性能良く支持しておくことにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、シートパッドを厚み方向に貫通する挿通孔と、挿通孔の内壁を覆う面状の被覆部と、シートパッドの裏側で被覆部の末端を保持する保持プレートと、シートベルト用のバックルとを備えている。そしてバックルは、挿通孔内に配置されるバックル本体と、バックル本体に一体化され且つバックル本体に比して外形寸法が寸小な連結部と、バックル本体又は連結部に設けられた付属部材とを有している。この種の構成においては、挿通孔に対するバックルのスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、挿通孔内のバックル本体を性能良く支持しておくことが望まれる。
そこで本発明の乗物用シートは、保持プレートとは別体の支持プレートを有するとともに、支持プレートは、シートパッドの裏面側で保持プレートに重複している第一状態と、保持プレートに重複していない第二状態との間で変位可能である。そして保持プレートは、挿通孔に重複した状態でバックルの挿入を許容する挿入窓部を有し、支持プレートは、挿入窓部に重複した状態で連結部の通過は許容するがバックル本体の通過は許容しない通過部を有している。本発明では、支持プレートを第一状態とすることで、相対的に寸小な通過部に連結部を挿通した状態としつつ、バックル本体を、挿通孔から脱落しないように支持しておくことが可能となる。また支持プレートが第二状態にある場合には、保持プレートの相対的に寸大な挿入窓部を通じて、バックル(例えばバックル本体や付属部材)を挿通孔に対して挿入又は抜出することができる。
第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、バックル本体は、付属部材として索状のケーブルを有し、ケーブルは、挿入窓部及び通過部を通じてシートパッドの裏側に配索可能とされている。本発明では、バックル本体の付属部材であるケーブルを、挿入窓部及び通過部を通じてシートパッドの裏側に配索できるため、バックル配設時の作業性をより確実に確保することができる。
第3発明の乗物用シートは、第1発明又は第2発明の乗物用シートにおいて、シートパッドの外面を覆うシートカバーを有し、被覆部は、シートパッドの着座面を覆うシートカバー部分に一体化され、支持プレートは、シートパッドの裏面側に配置するシートカバー部分に取付けられている。本発明では、シートカバーを利用して、被覆部と支持プレートとを適所に配置しておくことが可能となる。
第4発明の乗物用シートは、第3発明の乗物用シートにおいて、支持プレートは、シートカバーの縁端部に取付けられている。本発明では、シートカバーの縁端部を、支持プレートを介してシートパッドの裏側に安定的に配置しておくことができ、シートカバーの仕上がり性向上に資する構成となっている。
第5発明の乗物用シートは、第1発明〜第4発明のいずれかの乗物用シートにおいて、第一状態の支持プレートと保持プレートとを係合する係合構造を有し、係合構造は、保持プレートと支持プレートのいずれか一方に設けられた凸部と、一方とは反対の他方に設けられて凸部が挿入されて係合される孔部とで形成されている。本発明では、係合構造によって、支持プレートを保持プレートに安定的に重複させて配置することが可能となり、バックル本体の支持性の確保に資する構成となる。
第6発明の乗物用シートは、第5発明の乗物用シートにおいて、保持プレートと支持プレートのいずれか一方は、凸部を一体で備える樹脂成形品である。本発明では、凸部を対応するプレートに一体化しておくことで、乗物用シートの部品点数の削減と、各プレートの配設作業時の作業性向上に資する構成となる。
第7発明の乗物用シートは、第1発明〜第6発明のいずれかの乗物用シートにおいて、第一状態の支持プレートは、シートパッドと保持プレートの間に差し込まれて介装されている。本発明では、第一状態の支持プレートが、シートパッドと保持プレートとで挟み付けられた状態となって安定的に配設されることとなる。
第8発明の乗物用シートは、第7発明の乗物用シートにおいて、通過部は、支持プレートに設けられている切欠き状の溝部であって、支持プレートの差し込み方向における支持プレートの縁端側に開口部を有し、開口部の開口寸法は、支持プレートの縁端に向かうにつれて次第に大きくなっている。本発明では、通過部の開口寸法を開口部側で大きくすることにより、支持プレートの差し込み作業をスムーズに行うことができる。
第9発明の乗物用シートは、第7発明又は第8発明の乗物用シートにおいて、被覆部は、支持プレートの差し込み方向に直交する方向において対向配置されている第一被覆片と第二被覆片とを有している。そして第一被覆片と第二被覆片は、対応する内壁を覆う部分のほかに、支持プレートの差し込みを許容するように余長部分を持たせた状態で保持プレートに保持されている。本発明では、特定の被覆片に余長部分による弛みを持たせたことで、支持プレートの差し込み作業を更にスムーズに行うことができる。
第10発明の乗物用シートは、第7発明〜第9発明のいずれかの乗物用シートにおいて、被覆部は、支持プレートの差し込み方向において対向配置されている第三被覆片と第四被覆片とを有している。そして第三被覆片と第四被覆片とは、対応する内壁を覆う部分のほかに、支持プレートの厚み寸法分の余長部分を持たせた状態で保持プレートに保持されている。本発明では、特定の被覆片が、支持プレートの介装を考慮して所定の余長部分を持った状態で保持プレートに保持されている。このため保持プレートに支持プレートを重複させたとしても、この支持プレートの厚みが原因となって、挿通孔内のバックル本体が着座側に過度に突出するといった事態を極力回避することができる。
本発明に係る第1発明によれば、挿通孔に対するバックルのスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、挿通孔内のバックル本体を性能良く支持しておくことができる。また第2発明によれば、バックル配設時の作業性をより確実に確保することができる。また第3発明によれば、シートカバーを利用して、被覆部の取付け性と、バックル配設時の作業性とをより確実に両立させることができる。また第4発明によれば、バックル配設時の作業性をより確実に確保しつつ、さらにシートカバーの仕上がり性を確保することができる。また第5発明によれば、挿通孔内のバックル本体をより確実に支持しておくことができる。また第6発明によれば、比較的シンプルな構成によって、挿通孔内のバックル本体をより確実に支持しておくことができる。また第7発明によれば、挿通孔内のバックル本体を更に確実に支持しておくことができる。また第8発明によれば、支持プレートのスムーズな差し込みを確保しつつ、挿通孔内のバックル本体を更に確実に支持しておくことができる。また第9発明によれば、支持プレートの更にスムーズな差し込みを確保しつつ、挿通孔内のバックル本体を更に確実に支持しておくことができる。そして第10発明によれば、挿通孔内のバックル本体を見栄え良く支持しておくことができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートクッション一部の分解斜視図である。 保持プレートの上面図である。 支持プレートの上面図である。 支持プレートの断面図である。 被覆部と保持プレートの斜視図である。 保持プレートが配設された状態のシートクッションの横断面図である。 保持プレートが配設された状態のシートクッションの縦断面図である。 支持プレートを介装する際のシートクッションの斜視図である。 保持プレートと支持プレートとバックルの位置関係を示す上面図である。 支持プレートが配設された状態のシートクッションの横断面図である。 支持プレートが配設された状態のシートクッションの縦断面図である。 付属部材の配設状態を示すシートクッションの横断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図13を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。また図3〜図6では、乗物用シートに各プレートが配設された状態を基準として、これら各プレートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。そして図8及び図12では、便宜上、バックルを二点破線で図示し、図10及び図13では、便宜上、一つのバックルのみ図示する。
図1に示す乗物用シート2は、乗物室内に配設された内装品であり、シートクッション4と、複数のシートバック6と、複数のヘッドレスト8と、複数のシートベルト9とを備えている(図1では、便宜上、各シートバックに共通の符号6を付し、各ヘッドレストに共通の符号8を付す)。そしてシートクッション4(詳細後述)の後部には、起立状態の各シートバック6の下部が起倒可能に連結されており、各シートバック6の上部にはヘッドレスト8が配設されている。また各シートベルト9は、シートクッション4に着座した乗員を拘束可能な帯状の部材であり、その長さ方向途中には、シートクッション4側に係止可能なタング9aがそれぞれ取付けられている(図1では、便宜上、各シートベルトに共通の符号9を付すとともにその一部のみを図示する)。
[シートクッション]
図1に示すシートクッション4は、シート幅方向である左右方向に長尺な矩形状をなし、右側の右側着座部4Aと、中央の中央着座部4Bと、左側の左側着座部4Cとに区分けされている。このシートクッション4は、基本構成としてシートフレーム4Fとシートパッド4Pとシートカバー4Sを有するとともに、その中央後部には、左右一対の挿通孔11,12(詳細後述)が設けられている。そして各挿通孔11(12)には、後述するように、被覆部21(22)と、保持プレート30と、支持プレート40とがそれぞれ設けられている。
また図1に示す各挿通孔11,12には、シートベルト用のバックル10(10X)が複数配設されている。これら各バックル10(10X)は、図1及び図2を参照して、後述する複数の部材10a〜10eで形成されている(図1では、便宜上、小寸なバックルに特定の符号10Xを付し、その他の同寸のバックルには共通の符号10を付す)。そして本実施例では、各バックル10(10X)を、後述する付属部材(10c〜10e)の配設位置等を考慮して、対応する挿通孔11,12に対して挿入したり抜き出したりして配設する。この種の構成では、各バックル10(10X)の配設時の作業性を確保しつつ、配設後の各バックルの本体部分(バックル本体10a)が各挿通孔11,12から脱落しないように配慮する必要がある。そこで本実施例では、後述する構成(支持プレート40等)によって、各挿通孔11,12に対するバックル10(10X)のスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、各挿通孔11,12内のバックル本体10aを性能良く支持しておくこととした。以下、各構成について詳述する。
[バックル]
ここで図1に示す各バックル10(10X)は、外形寸法が異なる以外は概ね同一の基本構成を有している。そこで以下に、後述する左挿通孔11に配設される一つのバックル10を一例にその詳細を説明する。図2に示すバックル10は、バックル本体10aと、連結部10bと、複数の付属部材(ブラケット10c及び締結具10d、ケーブル10e)とを有している。バックル本体10aは、タングを係止可能な立方体状の部材であり、縦置きした状態において左挿通孔11の左側に配置可能な外形寸法を有している。また連結部10bは、バックル本体10aの下面に連結されて一体化された面状の帯材であり、バックル本体10aを乗物室内の適宜の位置に連結するための部材である。この連結部10bは、適度な可撓性を有する布帛や皮革等の素材で形成されており、後述する配設状態において左挿通孔11から乗物床面に到達可能な長さ寸法を有している。そして連結部10bは、バックル本体10aの下面に比して外形寸法が寸小とされており、連結部10bの外形寸法は、前後の幅寸法と左右の厚み寸法で規定される。
[付属部材]
そして図2に示すバックル本体10aと連結部10bには、各々、複数又は単数の付属部材を適宜取付けることができる。例えば本実施例では、連結部10bの下側の末端に、付属部材として、乗物床面側に締結可能な板状のブラケット10cが取付けられ、さらにブラケット10cにはボルト状の締結具10dが挿通されている。またバックル本体10aの下面には、付属部材であるケーブル10eが接続されている。このケーブル10eは、所定の長さを有する索状の電装部材であり、その長尺方向の途中にはクリップ100eが嵌挿されている。そしてケーブル10eは、後述するようにシートパッド4Pの裏側に配索されるとともに、ケーブル10eの先端の接続部101eにて、図示しない電源や他のケーブル類に電気的に接続される。
[シートフレーム、シートカバー]
図1及び図2に示すシートクッション4は、シートフレーム4F(図示省略)上にシートパッド4Pを配置し、このシートパッド4Pの外面をシートカバー4Sで被覆することで形成されている。シートフレーム4Fは、上方視で概ね矩形をなす枠体であり、剛性に優れる金属や硬質樹脂で形成されている。またシートカバー4Sは、シートの意匠面を構成する面材であり、天然繊維又は合成繊維からなる布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成されている。このシートカバー4Sは、後述するシートパッド4Pの着座面から裏面にかけての部分を被覆している。そして着座側のシートカバー4S部分には後述する各被覆部21,22が一体化されている。また図8を参照して、シートカバー4Sの後部下側の部分は、後述のシートパッド4Pの裏側に配置されるとともに、後述の支持プレート40を取付けることができる。
[シートパッド]
またシートパッド4Pは、図1及び図2を参照して、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能な上面視で略矩形の部材であり、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂で形成できる。このシートパッド4Pは、上方視で概ね矩形をなすように形成されており、右側着座部4Aと中央着座部4Bと左側着座部4Cの外形を構成している。そしてシートパッド4Pでは、中央着座部4Bの後部左側に相当する位置に左挿通孔11が設けられ、中央着座部4Bの後部右側に相当する位置に右挿通孔12が設けられている。
[挿通孔]
図1に示す左挿通孔11と右挿通孔12は、シートパッド4Pを厚み方向に貫通する貫通孔であり、左右の寸法が異なる以外は概ね同一の基本構成を有している。例えば図2に示す左挿通孔11を一例にその詳細を説明すると、この左挿通孔11は、相対的に大寸とされた概ね直方体状の貫通孔であり、上方視において左右に長尺な矩形に形成されている。この左挿通孔11の開口寸法は、概ね同寸の2つのバックル本体10aを左右に並べて配置可能な寸法を有している。また左挿通孔11の奥行(上下)寸法は、着座側の上開口OP1と反対の裏側の下開口OP2の距離で規定され、バックル本体10aがはみ出さないように設定されている。そして左挿通孔11の内部には、図7及び図8に示すように、右側の右内壁11aと左側の左内壁11bとが対向配置され、前側の前内壁11cと後側の後内壁11dとが対向配置されている。なお図1に示す右挿通孔12は、上方視で相対的に左右に短尺な矩形に形成されており、バックル本体10aと、それよりも小寸な別のバックル10Xのバックル本体(符号省略)を左右に並べて配置することができる。
[被覆部]
そして図1及び図2を参照して、左挿通孔11の各内壁11a〜11dは第一被覆部21で被覆され、右挿通孔12の各内壁(符号省略)は第二被覆部22で被覆される。ここで第一被覆部21と第二被覆部22は概ね同一の基本構成を有しているため、第一被覆部21を一例にその詳細を説明する。図2及び図6に示す第一被覆部21は、左挿通孔11の内側形状に倣った概ね四角筒状の面材であり、後述するように、右側被覆片21aと、左側被覆片21bと、前側被覆片21cと、後側被覆片21dとを有している。この第一被覆部21の素材は特に限定しないが、シートの見栄えを考慮して、シートカバー4Sと同種の素材を使用することが望ましい。なお図2に示す第二被覆部22も、右挿通孔12の各内壁を被覆する概ね四角筒状の面材である。そして第二被覆部22も、別の右側被覆片22aと、別の左側被覆片22bと、別の前側被覆片22cと、別の後側被覆片22dとを有している。
[第一被覆片、第二被覆片]
そして本実施例では、図2及び図6に示す右側被覆片21aと左側被覆片21bが、本発明の第一被覆片と第二被覆片に相当し、後述する支持プレート40の差し込み方向と直交する左右方向に対向配置される。すなわち右側被覆片21aは、左挿通孔11の右内壁11aを覆う部分であり、左側被覆片21bは、左挿通孔11の左内壁11bを覆う部分である。これら右側被覆片21aと左側被覆片21bは、それぞれ上下に延びる帯状に形成されて、シートパッド4Pの裏側に引き出し可能な長さ寸法を有し、さらに対応する内壁を覆う部分と、適度な余長部分EL1を持っている。そして左右の各被覆片21a,21bの着座側の端部である上端部は、シートパッド4Pの着座面を覆うシートカバー4S部分に一体化されている。また各被覆片21a,21bの裏側の端部である下端部Eは、シートカバー4Sに取付けられておらず自由状態となっている。
[第三被覆片、第四被覆片]
また本実施例では、図2及び図6に示す前側被覆片21cと後側被覆片21dが、本発明の第三被覆片と第四被覆片に相当し、後述する支持プレート40の差し込み方向である前後方向に対向配置される。すなわち前側被覆片21cは、左挿通孔11の前内壁11cを覆う部分であり、後側被覆片21dは、左挿通孔11の後内壁11dを覆う部分である。これら右側被覆片21aと左側被覆片21bは、それぞれ上下に延びる帯状に形成されて、シートパッド4Pの裏側に引き出し可能な長さ寸法を有しているが、左右の各被覆片21a,21bよりも短尺とされている(前側被覆片21cと後側被覆片21dの余長部分については後述)。そして前後の各被覆片21c,21dの上端部は、着座面を覆うシートカバー4S部分に一体化され、各被覆片21c,21dの下端部Eは、シートカバー4Sに取付けられておらず自由状態となっている。
[保持プレート]
図1に示す各保持プレート30は、対応する被覆部21,22の裏側の端部を保持する部材であり、概ね同一の基本構成を有している(図1では、便宜上、各保持プレートに共通の符号30を付す)。例えば図2及び図3に示す左挿通孔11側の保持プレート30を一例にその詳細を説明すると、この保持プレート30は、挿入窓部32と、後述する係合構造50の一部を有している。また保持プレート30は、上方視において概ね矩形状をなす平板状に形成され、その右後縁側には、後方に延長する保持側アーム部31が一体的に設けられている。そして保持プレート30の外形寸法は、左挿通孔11の下開口OP2よりも寸大とされている。このため後述するシートパッド4Pへの配設時においては、図3に示す保持プレート30の周縁(右周縁30a,左周縁30b,前周縁30c,後周縁30d)が、図7及び図8に示すように下開口OP2の周縁に掛止可能な状態で配置される。なお保持プレート30の各周縁30a〜30dの適宜の位置には、三角状に切り欠かかれたノッチNが複数設けられており、各ノッチNを目印として、図2に示す第一被覆部21裏側の端部(E)を位置決めして取付けることができる。そして保持プレート30の素材は、適度な剛性を有する素材であれば特に限定しないが、典型的には金属や樹脂(エラストマを含む)などで形成でき、本実施例ではソリッドな樹脂で形成されている。また本実施例の保持プレート30は、その外面側が面状の被覆材30Sで覆われている。この種の被覆材30Sとして、シートカバーで例示の素材を用いることが可能である。
[挿入窓部]
また図2及び図3に示す挿入窓部32は、保持プレート30を厚み方向に貫通する孔部であり、後述するシートパッド4Pへの配設時においては左挿通孔11の下側に重複して配置することができる。この挿入窓部32は、バックル本体10aと連結部10bと付属部材10c〜10eを挿通可能な開口寸法を有して、保持プレート30の概ね中央に形成されている。例えば本実施例の挿入窓部32は、左挿通孔11の下開口OP2に倣った概ね矩形に形成されており、下開口OP2と概ね同一又はやや小寸な開口寸法を有している。そして挿入窓部32の周囲には、それぞれ保持プレート30の対応する周縁30a〜30dが配置されている。
[支持プレート]
図1に示す各支持プレート40は、各挿通孔11,12内のバックル本体10aを支持する部材であり、概ね同一の基本構成を有している(図1では、便宜上、各支持プレートに共通の符号40を付す)。例えば図2及び図4に示す左挿通孔11側の支持プレート40を一例にその詳細を説明すると、この支持プレート40は、保持プレート30とは別体であるとともに、通過部42と、後述する係合構造50の一部を有している。また支持プレート40は、上方視において概ね矩形状をなす平板状に形成され、その右後縁側には、後方に延長する支持側アーム部41が一体的に設けられている。そして支持プレート40の外形寸法は、左挿通孔11の下開口OP2よりも寸大とされており、本実施例では保持プレート30と概ね同一の外形寸法を有している。なお支持プレート40の素材は、適度な剛性を有する素材であれば特に限定しないが、典型的には金属や樹脂(エラストマを含む)などで形成でき、本実施例ではソリッドな樹脂で形成されている。また図5に示す支持プレート40の厚み寸法T1は、支持プレート40が適度な剛性を備える限り特に限定しないが、典型的には保持プレートと概ね同一の厚み寸法に設定することができる。
ここで図4及び図5を参照して、支持プレート40の後縁部分40dは、シートパッド4Pの裏側に配置されるシートカバー4S部分に取付け可能であり、本実施例では、シートカバー4Sの後側の下縁端部4SEに縫合して取付けられている。そして支持プレート40の後縁部分40dには、左右に延びる溝状の薄肉部43が形成されており、この薄肉部43では、支持プレート40の厚み寸法が相対的に小さくなっている。このため支持プレート40とシートカバー4Sの下縁端部4SEをステッチSTで縫合する際には、この薄肉部43に沿ってステッチSTをスムーズに形成していくことができ、縫合時の作業性向上に資する構成となっている。そして支持プレート40は、図8及び図12を参照して、シートパッド4Pの裏面側で保持プレート30に重複している第一状態と、保持プレート30に重複していない第二状態との間で変位可能である。図8に示す第二状態の支持プレート40は、シートカバー4Sの下縁端部4SEとともに、左挿通孔11と保持プレート30の後側に配置できる。また図12に示す第一状態の支持プレート40は、後述するようにシートパッド4Pと保持プレート30の間に差し込まれて介装された状態となる。
[通過部]
また図2及び図4に示す通過部42は、支持プレート40を厚み方向に貫通する切欠き状の溝部であり、後述する第一状態においては保持プレート30の挿入窓部32に重複して配置される。この通過部42は、図4に示す支持プレート40の概ね中央でその後部から前方に向けて直線的に形成されており、支持プレート40の前縁端40a側に開口する開口部420を有している。そして通過部42の内縁をなす右縁端421と左縁端422とは、左右に適宜の間隔をあけた状態で支持プレート40の後部から前方に向けて概ね直線的に延びているが、開口部420においては次第に互いに離れる方向に傾斜している。このため開口部420は、前方に向かって末広がり状に拡開しており、支持プレート40の前縁端40aで開口寸法が最も大きくなっている。そして図2及び図10を参照して、通過部42の開口寸法は、挿入窓部32に重複した状態で、連結部10b(及びケーブル10e)の通過は許容するがバックル本体10aの通過は許容しない寸法に設定されている。すなわち図4及び図10を参照して、通過部42の各縁端421,422の左右の離間寸法L1は、開口部420を除く部分において、バックル本体10a下面の外形寸法より小さくなるように設定されている。また通過部42の各縁端421,422の左右の離間寸法L1と前後の寸法L2は、開口部420を除く部分において、連結部10b及びケーブル10eの外形寸法より大きくなるように設定されている。
[係合構造]
そして第一状態の支持プレート40は、図3及び図4に示す係合構造50を介して保持プレート30に係合された状態となる。この係合構造50は、図4の支持プレート40に設けられた凸部51と、図3の保持プレート30に設けられた孔部52とで形成されている。すなわち図3を参照して、保持プレート30の保持側アーム部31には、保持プレート30を厚み方向に貫通する孔部52が設けられている。また図4及び図5を参照して、支持プレート40の支持側アーム部41には、その下面から突出する凸部51が設けられている。この凸部51は、概ね円筒形状をなしているとともに、その外面から突出する抜止片51aは、凸部51の径方向内側に撓み変形することができる。そして支持プレート40は、凸部51を一体化してなる樹脂成形品であり、支持プレート40と凸部51とを一つの部品として取り扱うことが可能である。
[保持プレートに対する被覆部の端部の保持]
図2に示す第一被覆部21と第二被覆部22の保持手法は概ね同一であるため、以下に、第一被覆部21を一例にその保持手法を説明する。図6に示す第一被覆部21の端部(E)は、被覆材30Sを通じて、保持プレート30に縫合されて保持された状態となる。このとき図6及び図8を参照して、前側被覆片21cの端部(E)側を、被覆材30Sで被覆された保持プレート30の前周縁30cの上側にあてがい、これらを左右に延びる第一縫合線SEW1で縫合する。また同様に後側被覆片21dの端部(E)側を保持プレート30の後周縁30dの上側にあてがい、これらを左右に延びる第二縫合線SEW2で縫合する。なお左右に延びる各縫合線SEW1,SEW2の長さ寸法は、後述する支持プレートの差し込みを許容する寸法に設定されている。
そして本実施例では、図8を参照して、シートパッド4Pの裏側に保持プレート30が配置される際に、この保持プレート30の高さ位置を、前側被覆片21cと後側被覆片21dの上下の長さ寸法にて規定できる。例えば両被覆片21c,21dが長くなるに従って、保持プレート30の高さ位置が下方に移動してシートパッド4Pの裏面から離間した位置に配置される。また逆に被覆片21c,21dが短くなるに従って、保持プレート30の高さ位置が上方に移動してシートパッド4Pの裏面に近接して配置される。そこで本実施例では、シートパッド4Pの裏面に保持プレート30があてがわれた状態を基準の高さ位置H0とした場合、この保持プレート30を基準の高さ位置H0から支持プレートの厚み寸法分だけ下方に配置されるように調整しておく(支持プレートの厚み寸法は図5を参照)。すなわち前側被覆片21cと後側被覆片21dの上下の長さ寸法に、対応する内壁を覆う部分のほかに、支持プレートの厚み寸法分の余長部分EL2を持たせた状態として、保持プレート30に縫合して保持させておく。なお基準の高さ位置H0は、仮に保持プレート30上にバックル本体10aを配置した場合、このバックル本体10aが左挿通孔11から着座側に過度に突出しないように設定された保持プレートの高さ位置である。
また図6及び図7を参照して、右側被覆片21aの端部(E)側を保持プレート30の右周縁30aの上面にあてがい、これらを前後に延びる第三縫合線SEW3で縫合する。また同様に左側被覆片21bの端部(E)側を保持プレート30の左周縁30bの上面にあてがい、これらを前後に延びる第四縫合線SEW4で縫合する。そして本実施例では、後述する支持プレート40の差し込みを許容するように、右側被覆片21aと左側被覆片21bの上下の長さ寸法を調節しておく。すなわち右側被覆片21aと左側被覆片21bとに、その他の被覆片21c,21dよりも大きな余長部分EL1を設けた状態で、保持プレート30に縫合して保持させておく。そして図11に示すように、支持プレート40を差し込む際には、右側被覆片21aと左側被覆片21bの余長部分EL1が、左挿通孔11の内側に向けて湾曲しつつ、支持プレート40の通過部42に挿入される。
[挿通孔に対する被覆部の被覆作業]
図1を参照して、左挿通孔11内に第一被覆部21を配置するとともに、右挿通孔12内に第二被覆部22を配置する。ここで第一被覆部21と第二被覆部22の配置手法は概ね同一であるため、第一被覆部21を一例にその配置手法を説明する。この第一被覆部21は、図2に示すシートカバー4Sの一部をなすように、各被覆片21a〜21dの上端縁がシートカバー4Sに一体化されている。また第一被覆部21の端部(E)側には保持プレート30が縫合されて取付けられている。そこでシートカバー4Sでシートパッド4Pの着座面を被覆する際に、第一被覆部21を、保持プレート30とともに左挿通孔11内に押し込んでいく。そして図7に示すように右側被覆片21aにて左挿通孔11の右内壁11aを覆い、左側被覆片21bにて左挿通孔11の左内壁11bを覆う。また同様に図8に示すように前側被覆片21cにて左挿通孔11の前内壁11cを覆い、後側被覆片21dにて左挿通孔11の後内壁11dを覆う。
そして図7及び図8を参照して、保持プレート30を、左挿通孔11から抜き出してシートパッド4Pの裏側に配置しつつ、保持プレート30の周縁30a〜30dを左挿通孔11の周縁に重複させて配置しておく。こうすることで各被覆片21a〜21dによって各内壁11a〜11dを被覆し、さらに各被覆片21a〜21dの下端部Eを、シートパッド4Pの裏側で保持プレート30にて保持しておくことができる。そしてこの状態の保持プレート30では、挿入窓部32が、左挿通孔11に重複した状態で配置される。また図7に示す右側被覆片21aと左側被覆片21bにはそれぞれ大きな余長部分EL1(弛み)が設けられた状態で配置されており、これらの余長部分EL1によって後述する支持プレート40の差し込みが可能となっている。さらに保持プレート30は、図8に示す前側被覆片21cと後側被覆片21dの余長部分EL2によってその高さ位置が規定され、シートパッド4Pの裏面に対して支持プレート40の厚み分だけ基準の高さ位置H0から下方に配置された状態となっている。また図1及び図2に示す第二被覆部22においても、別の各被覆片22a〜22dによって右挿通孔12の各内壁を被覆しておく。そして第二被覆部22の端部も、シートパッド4Pの裏側で別の保持プレート30に保持された状態となる。
[挿通孔に対するバックルの配設作業]
つぎにバックルの配設作業を、図7及び図8を参照して、左挿通孔11に配設される一つのバックル10を一例に説明する。このバックル10の配設作業では、その作業性を考慮して、バックル10を、左挿通孔11の着座側(各図の上側)から挿入するか裏側(各図の下側)から挿入するかを決定する。例えばバックル10は、図2及び図9を参照して、その付属部材として、ブラケット10c及び締結具10dと、ケーブル10eとを有している。そして各付属部材10c〜10eがシートパッド4Pの裏側に配置又は配索されることを考慮すると、バックル本体10aを、図7に示すようにシートパッド4Pの裏側から左挿通孔11に挿入することが望ましいといえる。そこで本実施例では、連結部10bの末端に設けたブラケット10cを、図9及び図13に示すように締結具10dを介して乗物床面FSに締結し、バックル本体10aを、図7に示すようにシートパッド4Pの裏側から左挿通孔11内に挿入していく。この種の構成では、左挿通孔11に対するバックル本体10aのスムーズな挿入を可能としつつ、さらに配設作業後のバックル本体10aが、左挿通孔11から脱落しないように配慮する必要がある。
そこで本実施例の乗物用シート2は、図2に示すように、保持プレート30とは別体の支持プレート40を有する。この支持プレート40は、シートパッド4Pの裏面側で保持プレート30に重複している第一状態と、保持プレート30に重複していない第二状態との間で変位可能である。そして保持プレート30は、左挿通孔11に重複した状態でバックル10の通過を許容する挿入窓部32を有し、支持プレート40は、挿入窓部32に重複した状態で連結部10b及びケーブル10eの通過は許容するがバックル本体10aの通過は許容しない通過部42を有している。すなわち本実施例では、支持プレート40が第二状態にある場合には、図7に示すように、保持プレート30の相対的に寸大な挿入窓部32が、シートパッド4Pの裏側で左挿通孔11の下開口OP2に重複して配置されている。このため締結作業ののちに、バックル本体10aを、挿入窓部32を通じて左挿通孔11内に挿入することができ、バックル10配設時の作業性の確保に資する構成となっている。そして本実施例では、図11及び図12に示すように支持プレート40を第一状態とすることで、バックル本体10aを、左挿通孔11から脱落しないように支持しておくことができる。そこで以下に、支持プレート40の状態変位と、バックル本体10aの支持態様について具体的に説明する。
[支持プレートの状態変位]
ここで図8に示す第二状態の支持プレート40は、シートカバー4Sの下縁端部4SEに取付けられて左挿通孔11の後方に配置される(なお図8では、紙面の関係上、支持プレート40を後方且つ下側に図示する)。また左挿通孔11では、バックル本体10aを内部に配置しつつ、連結部10bとケーブル10eを、保持プレート30の挿入窓部32を通じて下方に延長させておく。この状態で第二状態の支持プレート40を、図9及び図10に示すように、シートパッド4Pの裏面と保持プレート30の間に後方から差し込みながら、通過部42内に、ケーブル10eと連結部10bとを前後方向から挿入していく。このとき通過部42の開口寸法を開口部420側で大きくすることで、ケーブル10eと連結部10bを開口部420から通過部42内にスムーズに挿入できる。
また図7及び図11を参照して、シートパッド4Pの下側に位置する保持プレート30には、適度な余長部分EL1を持った状態の右側被覆片21aと左側被覆片21bが保持されている。そこで差し込み作業の際に、右側被覆片21aと左側被覆片21bの余長部分EL1を通過部42内に挟み付けるように挿入しつつ支持プレート40を差し込んでいく。こうすることで右側被覆片21aと左側被覆片21bの余長部分EL1は、左挿通孔11の内方に向かったのち通過部42を通過して外方に湾曲した状態となる。そして差し込み作業を続けることで、両被覆片21a,21bの余長部分EL1によって支持プレート40の上側が見栄え良く被覆され、この余長部分EL1が通過部42側に引っ張られることでほとんど弛みのない状態となる。このため右側被覆片21aと左側被覆片21bとが、ほとんど弛みのない仕上がり性の良い状態で、対応する内壁11a,11bから支持プレート40にかけての部分を見栄え良く被覆することとなる。
[第二状態の支持プレートの位置決め]
そして図12を参照して、シートパッド4Pと保持プレート30の間に支持プレート40を十分に差し込むことで、この支持プレート40が、保持プレート30に重複した第二状態となる。なお支持プレート40が十分に差し込まれたか否かは、保持プレート30にズレなく重なっているかどうかで判断することができる。この第二状態の支持プレート40は、シートパッド4Pと保持プレート30の間に挟み付けられて保持されるため、上下方向の位置決めがなされた状態となる。つぎに両プレート30,40を、係合構造50を介して係合しておくことにより、支持プレート40の前後方向の位置決めを行う。すなわち第一状態の支持プレート40を基準として、後方に張り出す支持側アーム部41から下方に突出する凸部51を、保持プレート30の保持側アーム部31の孔部52に押込みながら挿通してその周縁に係合させ、さらに抜止片51aにて抜け止めしておく。こうして凸部51と孔部52とが上下方向から係合されることで、支持プレート40の前後方向の位置決めがなされ、保持プレート30との位置ずれが生じにくい状態となる。このとき凸部51が支持プレート40に一体化されているため、凸部51を別途用意して係合する必要がなく、孔部52への係止作業を簡略化することができる。さらに本実施例では、支持プレート40が、シートカバー4Sの下縁端部4SEとともに前方に移動することにより、このシートカバー4Sの下縁端部4SEに適度なテンションをかけておくことができる。そして第二状態の支持プレート40が位置決めされることで、シートカバー4Sの下端縁部4SEを、適度にテンションのかかった仕上がり性の良い状態でシートパッド4Pの裏側に安定的に配設しておくことができる。
[バックルの配設状態]
そして図11及び図12を参照して、第一状態の支持プレート40の通過部42には、連結部10bとケーブル10eが挿通された状態となるが、バックル本体10aの通過は許容されない状態となっている。なお通過部42の開口部420は、支持プレート40が十分に差し込まれることで、左挿通部11の前側に配置される。このため支持プレート40によって、バックル本体10aを支持しておくことができ、左挿通孔11からのバックル本体10aの脱落を極力阻止することができる。またケーブル10eは、挿入窓部32と通過部42を介してシートパッド4Pの裏側に配置された状態(配索可能な状態)となっているため、そのまま図13に示すようにシートパッド4Pの裏側の適宜の位置に配索していくことができる。こうして本実施例では、保持プレート30を通じてバックル10の左挿通孔11への挿入を可能としつつ、支持プレート40によって、左挿通孔11内のバックル本体10aを性能良く支持しておくことができる。
ところで本実施例では、図12に示すように、支持プレート40が、保持プレート30の上側に重複した状態となってバックル本体10aを支持している。この種の構成では、支持プレート40と保持プレート30の重複によって、バックル本体10aが底上げされて左挿通孔11から着座側に過度に突出するといった事態が想定される。そこで本実施例では、保持プレート30の高さ位置を、前側被覆片21cと後側被覆片21dにて規定し、さらに両被覆片21c,21dに所定の余長部分EL2を持たせている。すなわち前側被覆片21cと後側被覆片21dは、その上下の長さ寸法に支持プレート40の厚み寸法分の余長部分EL2を持たせた状態として、保持プレート30に保持されている。このため支持プレート40を保持プレート30の上側に配置することにより、この支持プレート40が、前側被覆片21cと後側被覆片21dの余長部分EL2を埋めるように配置されることとなる。こうして本実施例では、支持プレート40が、保持プレート30の基準の高さ位置H0に概ね一致する位置に配置されるため、左挿通孔11内のバックル本体10aが着座側に過度に突出するといった事態を極力回避することができる。
以上説明した通り本実施例では、支持プレート40を第一状態とすることで、相対的に寸小な通過部42に連結部10bを挿通した状態としつつ、バックル本体10aを、各挿通孔11,12から脱落しないように支持しておくことが可能となる。また支持プレート40が第二状態にある場合には、保持プレート30の相対的に寸大な挿入窓部32を通じて、バックル10(10a〜10e)を各挿通孔11,12に対して挿入又は抜出することができる。このため本実施例によれば、各挿通孔11,12に対するバックル10のスムーズな挿入及び抜出を可能としつつ、各挿通孔11,12内のバックル本体10aを性能良く支持しておくことができる。
さらに本実施例では、バックル本体10aの付属部材であるケーブル10eを、挿入窓部32及び通過部42を通じてシートパッド4Pの裏側に配索できるため、バックル10配設時の作業性をより確実に確保することができる。また本実施例では、シートカバー4Sを利用して、各被覆部21,22と支持プレート40とを適所に配置しておくことが可能となる。また本実施例では、シートカバー4Sの縁端部(4SE)を、支持プレート40を介してシートパッド4Pの裏側に安定的に配置しておくことができ、シートカバー4Sの仕上がり性向上に資する構成となっている。また本実施例では、係合構造50によって、支持プレート40を保持プレート30に安定的に重複させて配置することが可能となり、バックル本体10aの支持性の確保に資する構成となる。また本実施例では、凸部51を対応するプレート(40)に一体化しておくことで、乗物用シート2の部品点数の削減と、各プレートの配設作業時の作業性向上に資する構成となる。また本実施例では、第一状態の支持プレート40が、シートパッド4Pと保持プレート30とで挟み付けられた状態となって安定的に配設されることとなる。また本実施例では、通過部42の開口寸法を開口部420側で大きくすることにより、支持プレート40の差し込み作業をスムーズに行うことができる。また本実施例では、特定の被覆片(21a,21b)に余長部分EL1による弛みを持たせたことで、支持プレート40の差し込み作業を更にスムーズに行うことができる。そして本実施例では、特定の被覆片(21c,21d)が、支持プレート40の介装を考慮して所定の余長部分EL2を持った状態で保持プレート30に保持されている。このため保持プレート30に支持プレート40を重複させても、この支持プレート40の厚みが原因となって、各挿通孔11,12内のバックル本体10aが着座側に過度に突出するといった事態を極力回避することができる。
本実施形態の乗物用シート2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、バックル10等の構成(形状,寸法,配設数,配設手法,構成部材など)を例示したが、バックルの構成を限定する趣旨ではない。例えばバックル本体は、挿通孔内に配置可能である限り各種の形状や寸法をとり得るとともに、縦置きしたり横に寝かせたりして挿通孔内に複数又は単数配置しておくことができる。また連結部は、帯状の部材のほか、板状や棒状の部材で構成することができる。また付属部材の種類は、バックルの構成に応じて選択することができ、ケーブルや配線などの電装部材、車両ボディに対する締結用や溶接用の部材など各種の付属部材を想定できる。またバックルは、着座側又は裏側から挿通孔内に挿入することができる。例えばバックルを、着座側から挿通孔に挿入し、付属部材だけを挿通孔の裏側から抜出することも可能である。
また本実施形態では、保持プレート30と支持プレート40の構成を例示したが、これら各プレートの構成を限定する趣旨ではない。例えば支持プレートと保持プレートとは、平面視(上面視)において同形とすることができ、異形とすることも可能である。また第一状態の支持プレートは、保持プレートの上側に重複させる場合のほか、保持プレートの下側に重複させておくこともできる。また支持プレートは、シートカバーの適宜の位置に取付けることができ、例えばシートカバーの裏側に支持プレート取付け用の表皮片を取付けておくこともできる。なお支持プレートは、シートパッドやシートフレームや保持プレートに取付け用の表皮片を介して取付けておくこともでき、単体で使用することも可能である。なお支持プレートや表皮片は、シートカバー等に縫合などの手法で着脱不能に取付けることができ、シートカバー等に面ファスナなどを介して着脱可能な状態で取付けることもできる。
また挿入窓部と通過部の開口寸法は、バックルの構成に応じて適宜設定することが可能である。例えばバックル本体にケーブルが接続されていない場合、通過部は、連結部のみを挿通可能な開口寸法に設定することができる。なお通過部の開口部の開口寸法は、必ずしも大きくしておく必要はない。また係合構造は、保持プレートと支持プレートを係合可能な各種の構成をとり得る。例えば係合構造を、保持プレートに設けられた凸部と、支持プレートに設けられた孔部とで形成することも可能である。また係合構造として、ボルト状やクリップ状の係合具と両プレートに設けられた孔部、両プレートを挟み付けるクランプ状の部材、両プレートを接着(着脱可能に貼着)する構造を採用することができる。また両プレートを、レール状の係合構造を介して、スライド移動可能な状態で係合しておくことができる。
また本実施形態では、被覆部21,22の構成を例示したが、被覆部の構成を限定する趣旨ではない。例えば被覆部の構成は、シートカバーや挿通孔の構成に応じて適宜変更可能である。また被覆部は、シートカバーそのもので形成することも可能であり、各被覆片の数も、シートカバー等の構成に応じて適宜変更することができる。また被覆部とシートカバーを別体で形成する場合、被覆部の上端は、シートパッドの着座面に縫合や接着などの手法で取付けておくことができる。なお各被覆片の余長量は、支持プレートの差込方向に応じて設定することができる。例えば左右方向から支持プレートを差し込む場合には、前側被覆片と後側被覆片とが、相対的に大きな余長部分を有して、本発明の第一被覆片と第二被覆片となる。また右側被覆片と左側被覆片とが、相対的に小さな余長部分を有して、本発明の第三被覆片と第四被覆片となる。なお各被覆片には、支持プレートの差し込みが可能であるかぎり、同程度の長さの余長部分を設けることができ、各被覆片が適度に伸縮するならば余長部分を設けないこともできる。
また本実施形態では、乗物用シート2の構成を例示したが、乗物用シートの構成も適宜変更可能であり、複数人用や一人用の乗物用シートに本発明の構成を適用できる。またシートベルトやバックルや挿通孔の構成も、シート構成に応じて適宜変更可能であり、シートパットとシートカバー等の構成も必要に応じて適宜変更可能である。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車や船舶などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
4A 右側着座部
4B 中央着座部
4C 左側着座部
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 シートベルト
9a タング
4F シートフレーム
4P シートパッド
4S シートカバー
4SE シートカバーの下縁端部(本発明のシートカバーの縁端部)
10 バックル
10a バックル本体
10b 連結部
10c ブラケット
10d 締結具
10e ケーブル
11 左挿通孔
11a 右内壁
11b 左内壁
11c 前内壁
11d 後内壁
OP1 上開口
OP2 下開口
12 右挿通孔
21 第一被覆部
21a 右側被覆片(本発明の第一被覆片)
21b 左側被覆片(本発明の第二被覆片)
21c 前側被覆片(本発明の第三被覆片)
21d 後側被覆片(本発明の第四被覆片)
22 第二被覆部
22a 別の右側被覆片
22b 別の左側被覆片
22c 別の前側被覆片
22d 別の後側被覆片
30 保持プレート
30a 右周縁
30b 左周縁
30c 前周縁
30d 後周縁
30S 被覆材
31 保持側アーム部
32 挿入窓部
40 支持プレート
40a 前縁端(本発明の支持プレートの差し込み方向における支持プレートの縁端)
40d 後縁部分
420 開口部
421 右縁端
422 左縁端
41 支持側アーム部
42 通過部
43 薄肉部
50 係合構造
51 凸部
51a 抜止片
52 孔部
SEW1〜SEW4 縫合線
ST ステッチ

Claims (10)

  1. 乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、前記シートパッドを厚み方向に貫通する挿通孔と、前記挿通孔の内壁を覆う面状の被覆部と、前記シートパッドの裏側で前記被覆部の末端を保持する保持プレートと、シートベルト用のバックルとを備え、
    前記バックルは、前記挿通孔内に配置されるバックル本体と、前記バックル本体に一体化され且つ前記バックル本体に比して外形寸法が寸小な連結部と、前記バックル本体又は連結部に設けられた付属部材とを有している乗物用シートにおいて、
    前記保持プレートとは別体の支持プレートを有するとともに、前記支持プレートは、前記シートパッドの裏面側で前記保持プレートに重複している第一状態と、前記保持プレートに重複していない第二状態との間で変位可能であり、
    前記保持プレートは、前記挿通孔に重複した状態で前記バックルの挿入を許容する挿入窓部を有し、前記支持プレートは、前記挿入窓部に重複した状態で前記連結部の通過は許容するが前記バックル本体の通過は許容しない通過部を有している乗物用シート。
  2. 前記バックル本体は、前記付属部材として索状のケーブルを有し、前記ケーブルは、前記挿入窓部及び前記通過部を通じて前記シートパッドの裏側に配索可能とされている請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記シートパッドの外面を覆うシートカバーを有し、
    前記被覆部は、前記シートパッドの着座面を覆うシートカバー部分に一体化され、前記支持プレートは、前記シートパッドの裏面側に配置するシートカバー部分に取付けられている請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記支持プレートは、前記シートカバーの縁端部に取付けられている請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 第一状態の前記支持プレートと前記保持プレートとを係合する係合構造を有し、前記係合構造は、前記保持プレートと前記支持プレートのいずれか一方に設けられた凸部と、前記一方とは反対の他方に設けられて前記凸部が挿入されて係合される孔部とで形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記保持プレートと前記支持プレートのいずれか一方は、前記凸部を一体で備える樹脂成形品である請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 第一状態の前記支持プレートは、前記シートパッドと前記保持プレートの間に差し込まれて介装されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  8. 前記通過部は、前記支持プレートに設けられている切欠き状の溝部であって、前記支持プレートの差し込み方向における前記支持プレートの縁端側に開口部を有し、前記開口部の開口寸法は、前記支持プレートの縁端に向かうにつれて次第に大きくなっている請求項7に記載の乗物用シート。
  9. 前記被覆部は、前記支持プレートの差し込み方向に直交する方向において対向配置されている第一被覆片と第二被覆片とを有し、
    前記第一被覆片と前記第二被覆片は、対応する内壁を覆う部分のほかに、前記支持プレートの差し込みを許容するように余長部分を持たせた状態で前記保持プレートに保持されている請求項7又は8に記載の乗物用シート。
  10. 前記被覆部は、前記支持プレートの差し込み方向において対向配置されている第三被覆片と第四被覆片とを有し、
    前記第三被覆片と前記第四被覆片とは、対応する内壁を覆う部分のほかに、前記支持プレートの厚み寸法分の余長部分を持たせた状態で前記保持プレートに保持されている請求項7〜9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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