JPH10129143A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

Info

Publication number
JPH10129143A
JPH10129143A JP28671496A JP28671496A JPH10129143A JP H10129143 A JPH10129143 A JP H10129143A JP 28671496 A JP28671496 A JP 28671496A JP 28671496 A JP28671496 A JP 28671496A JP H10129143 A JPH10129143 A JP H10129143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
support
treatment
lithographic printing
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28671496A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Mori
孝博 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP28671496A priority Critical patent/JPH10129143A/ja
Publication of JPH10129143A publication Critical patent/JPH10129143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非画線部の印刷汚れが起きにくく、特に置き
版再使用に際しての非画線部の汚れが付きにくい平版印
刷版用支持体の製造方法の提供。 【解決手段】 アルミニウム板表面を粗面化し、陽極酸
化後に処理する平版印刷版用支持体の製造方法におい
て、陽極酸化後の処理液が10〜5000ppmの陰イ
オン化合物を含み、且つ、処理時のアルミニウム支持体
と処理槽との電位差の絶対値が、2V以下となるよう調
整することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版に関し、
詳しくは汚れのない平版印刷版用支持体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、平版印刷版に用いられているア
ルミニウム支持体は、アルミニウム板に機械的粗面化や
電解粗面化或いは両者を組み合わせた粗面化処理を施し
た後、酸またはアルカリなどの水溶液でエッチング処理
及び中和を行い、さらに陽極酸化処理を施してから所望
により親水化処理を施して製造されている。このように
して得られたアルミニウム支持体上に感光層を設けるこ
とにより感光性平版印刷版が製造されている。
【0003】このように性能向上のために種々の表面処
理を施されたアルミニウム板であっても様々な印刷条件
で使用されるために、問題を起こし易く、例えば非画線
部の汚れにくさを満足するには充分とはいえないのが現
状であった。
【0004】従来より、非画線部の汚れを改良する目的
で多くの技術が提案されており、例えば陽極酸化処理後
に親水性樹脂と水溶性塩からなる下塗り層を設けた特開
昭56−21126号、或いは特定のカルボン酸塩から
なる下塗り層を設けた特開昭64−14090号、更に
はアミノ基、カルボキシル基、スルホ基から選ばれる少
なくとも一つを有する無機酸塩又は有機酸塩を含む親水
性層を設けた特公平6−2436号などが開示されてい
る。
【0005】しかしながら、これら公知の親水化処理を
施しても、まだ充分とは言えず特に印刷機を一時的に停
止(休憩など)した後、再び印刷を再開した際の微点状
の汚れは改善されていない。
【0006】さらに多量の印刷を行なう際には何日にも
わたって印刷がなされ、印刷機に取り付けられた印刷版
をそのまま、或いは印刷機からはずした状態で放置し、
翌日又は数日後にその版を用いて再び印刷を行うことが
ある。これは置き版再使用と言われているが、このよう
な長時間の置き版後の印刷に際しても汚れのない印刷版
が強く求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
非画線部の印刷汚れが起きにくく、特に置き版再使用に
際しての非画線部が汚れにくい平版印刷版用支持体の製
造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下によ
り解決された。即ちアルミニウム板表面を粗面化し、陽
極酸化後に処理する平版印刷版用支持体の製造方法にお
いて、陽極酸化後の処理液が10〜5000ppmの陰
イオン化合物を含み、且つ、処理時のアルミニウム支持
体と処理槽との電位差の絶対値が、2V以下となるよう
調整することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造方
法。
【0009】以下、本発明を詳述する。
【0010】本発明に於いて陽極酸化後の処理液(以
下、後処理液ともいう)の陰イオンとしては、負に帯電
した原子または原子団であれば特に限定されることなく
用いることができ、例えば塩素イオン、フッ素イオン、
硝酸イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、燐酸イオ
ンなどが挙げられ、より好ましくは硫酸イオン又は燐酸
イオンである。これら陰イオンを有した具体的化合物例
としては例えば硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硝酸
ナトリウム、酢酸ナトリウム、燐酸ナトリウム、硫酸、
塩酸、硝酸、酢酸、燐酸などが挙げられ、好ましくは硫
酸ナトリウム、燐酸ナトリウム、硫酸、燐酸などであ
る。
【0011】これら陰イオン化合物の陰イオン濃度は、
10ppm以上であればいかなる濃度でもよいが10〜
5000ppmの範囲でよく、より好ましくは10〜2
000ppmであり、10〜1000ppmが特に好ま
しい。なお本発明の後処理液には上記の陰イオン化合物
以外に例えば親水性高分子化合物、無機酸塩或いは有機
酸塩などが含有されていてもよい。
【0012】本発明に於ける陽極酸化後の処理は、複数
の処理を適宜組み合わせて行うことが出来る。好ましい
処理数は1〜10種で、より好ましくは1〜5種であ
る。
【0013】本発明は、後処理時のアルミニウム支持体
と後処理液を含む処理槽の電位差の絶対値が2V以下で
あることを特徴とする。本発明において、より好ましい
電位差の絶対値は0〜1.5Vの範囲である。これより
大きい電位差では置き版再使用に際しての非画線部の汚
れ難さが優れないことが判明した。
【0014】電位差の絶対値が2V以下になるように調
整する方法としては、任意でよいが例えば処理槽に絶縁
板を接続し、アースする方法が挙げられる。
【0015】本発明に使用できるアルミニウム支持体と
しては、純アルミニウムおよびアルミニウム合金よりな
る支持体が含まれる。アルミニウム合金としては種々の
ものが使用でき、例えば珪素、銅、マンガン、マグネシ
ウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル、チタ
ン、ナトリウム、鉄等の金属とアルミニウムの合金が用
いられる。
【0016】アルミニウム支持体は粗面化に先立ってア
ルミニウム表面の油脂、錆、ごみなどを除去するために
脱脂処理を施すことが好ましい。脱脂処理としては、ト
リクレン、シンナー等による溶剤脱脂、ケロシン、トリ
エタノール等のエマルジョンを用いたエマルジョン脱脂
処理等が用いられる。また、上記脱脂処理のみでは除去
されない汚れや自然酸化皮膜を除去するために、苛性ソ
ーダ等のアルカリ水溶液を用いることもできる。
【0017】脱脂処理に苛性ソーダ等のアルカリ水溶液
を用いた場合、支持体の表面にはスマットが生成するの
で、この場合には燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の酸、
あるいはそれらの混酸に浸漬してデスマット処理を施す
ことが好ましい。
【0018】このような脱脂処理に先だって、機械的粗
面化が行われてもよい。機械的粗面化法は特に限定され
ないが、ブラシ研磨、ホーニング研磨が好ましい。ブラ
シ研磨では、例えば毛径0.2〜1mmのブラシ毛を植
毛した円筒状ブラシを回転し、接触面に研磨材を水に分
散させたスラリーを供給しながら支持体表面に押しつけ
て粗面化を行う。ホーニング研磨では、研磨材を水に分
散させたスラリーをノズルより圧力をかけ射出し、支持
体表面に斜めから衝突させて粗面化を行う。
【0019】さらに、あらかじめ粗面化されたシートを
支持体表面に張り合わせ、圧力をかけて粗面パターンを
転写することにより機械的粗面化を行うこともできる。
【0020】デスマット処理を行った後、アルミニウム
支持体の表面は酸性電解液中で交流電流を用いて電解粗
面化される。この時の電解液としては塩酸、硝酸等が用
いられるが、塩酸がより好ましい。電解液には必要に応
じて硝酸塩、塩化物、アミン類、アルデヒド類、燐酸、
クロム酸、ホウ酸、酢酸、蓚酸等を加えることができ
る。
【0021】電解粗面化処理に関しては、例えば特公昭
48−28123号、英国特許896563号、特開昭
53−67507号、特願平8−151036号などに
記載されており、本発明においてはこれらの方法を用い
ることができるが、特願平8−151036号の方法が
より好ましい。
【0022】電気化学的粗面化において印加される電圧
は、1〜50Vが好ましく、5〜30Vが更に好まし
い。電流密度は10〜200A/dm2が好ましく、2
0〜150A/dm2が更に好ましい。電気量は100
〜2000C/dm2、好ましくは200〜1500C
/dm2でよく、より好ましくは200〜1000C/
dm2である。温度は10〜50℃が好ましく、15〜
45℃が更に好ましい。
【0023】電解に使用する電流波形は正弦波、矩形
波、台形波、のこぎり波等求める粗面化形状により適宜
選択されるが、特に正弦波が好ましい。
【0024】電解粗面化処理された支持体は、表面のス
マット等を取り除いたり粗面のピット形状をコントロー
ルするなどのためにアルカリの水溶液に浸漬して表面を
エッチングされる。アルカリ剤としては例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等が含まれる。これらアル
カリ水溶液としては0.05〜40%水溶液を用い、2
0〜90℃の液温で5秒〜5分処理する。
【0025】アルカリの水溶液で表面をエッチングした
後に、燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の酸、或いはそれ
らの混酸に浸漬し中和処理を施す。中和処理後に陽極酸
化処理を行う場合は、中和に使用する酸の種類を陽極酸
化処理に使用する酸と同じにすることが特に好ましい。
【0026】本発明では中和処理に引き続いて水洗が行
われ、その後さらに陽極酸化処理が行われる。陽極酸化
処理に用いられる電解液としては多孔質酸化皮膜を形成
するものならばいかなるものでも使用でき、一般には硫
酸、燐酸、蓚酸、クロム酸、スルファミン酸、ベンゼン
スルホン酸等あるいはこれらの2種類以上を組み合わせ
た混酸が用いられる。陽極酸化の処理条件は使用する電
解液により種々変化するので一概に特定し得ないが、一
般的には電解液の濃度が1〜80重量%、温度5〜70
℃、電流密度1〜60A/dm2、電圧1〜100V、
電解時間10秒〜5分の範囲が適当である。好ましいの
は硫酸法で、通常直流電流で処理が行われるが、交流を
用いることもできる。
【0027】硫酸の濃度は10〜50重量%、温度20
〜50℃、電流密度1〜20A/dm2で10秒〜5分
間電解処理されるのが好ましい。電解液中にはアルミニ
ウムイオンが含まれている方が好ましい。
【0028】陽極酸化処理されたアルミニウム支持体
は、必要に応じ封孔処理を施してもよい。封孔処理は熱
水処理、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、重
クロム酸塩水溶液処理、亜硝酸塩処理、酢酸アンモニウ
ム塩処理等の公知の方法を用いて行うことができる。封
孔処理されたアルミニウム支持体には、次いで親水性層
を設けてもよい。親水性層の形成には、米国特許3,1
81,461号に記載のアルカリ金属珪酸塩、米国特許
1,860,426号記載の親水性セルロース、特公平
6−94234号、同6−2436号などに記載のアミ
ノ酸およびその塩、或いは特公平5−32238号記載
の水酸基を有するアミン類およびその塩、特開昭62−
19494号記載の燐酸塩、同59−101651号記
載のスルホ基を有するモノマー単位を含む高分子化合物
等を用いることができる。
【0029】更に本発明の支持体には、感光性平版印刷
版を重ねたときの感光層への擦り傷を防ぐために、また
は現像時、現像液中へのアルミニウム成分の溶出を防ぐ
ために例えば特開昭50−151136号、同57−6
3293号、同60−73538号、同61−6786
3号、特開平6−35174号、同8−240914号
等に記載されている支持体裏面に保護層を設ける処理を
行うことができる。
【0030】本発明により製造した平版印刷版用支持体
上に、公知の感光性組成物からなる感光層を設けて感光
性平版印刷版材料とすることができる。感光性組成物と
しては、特願平8−151036号、同7−23144
4号に記載のものが好ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例にて説明するが、本発
明の態様はこれに限定されるものではない。
【0032】実施例1 〈支持体Aの作成〉厚さ0.3mmのアルミニウム板
(材質1050、調質H16)を85℃に保たれた10
%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、10秒間、脱脂
処理を行った後、水洗した。この脱脂したアルミニウム
板を25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に15秒間浸
漬し、中和処理した後、水洗した。次いでこのアルミニ
ウム板を1%の塩酸水溶液中において、温度30℃、電
流密度100A/dm2の条件で交流電流により60秒
間電解粗面化した後、50℃に保たれた1%水酸化ナト
リウム水溶液中に15秒間、浸漬し、さらに水洗した。
【0033】次いで25℃に保たれた10%硫酸水溶液
中に10秒間浸漬し、中和処理した後、水洗した。その
後、20%硫酸水溶液中で温度25℃、電流密度2A/
dm2の条件で1分間陽極酸化処理を行った後、30℃
に保たれた処理液中に10秒間浸漬し、乾燥して支持体
Aを得た。
【0034】ここで陽極酸化処理後の処理液中に含まれ
る陰イオンの種類と濃度を表1に示すように変化させ
た。また、このとき後処理槽に必要に応じて絶縁板を取
り付けてアースし、アルミニウム支持体と水洗槽との電
位を測定してその差を算出し表1に示した。
【0035】〈支持体Bの作成〉1%の塩酸水溶液中に
よる電解粗面化を、1%の硝酸水溶液による電解粗面化
に変えた以外は上記支持体Aと同様に処理して支持体B
を得た。
【0036】〈支持体Cの作成〉厚さ0.3mmのアル
ミニウム板(材質1050、調質H16)をナイロンブ
ラシとアルミナ(#800)−水懸濁液を用いて粗面化
し、(Ra=0.4μm)水洗後、70℃に保たれた1
0%水酸化ナトリウム水溶液中に10秒間、浸漬し、次
いで25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に10秒間浸
漬した後、水洗した。次いで1%の塩酸水溶液中におい
て、温度30℃、電流密度100A/dm2の条件で交
流電流により60秒間電解粗面化した。その後、50℃
に保たれた1%水酸化ナトリウム水溶液中に15秒間、
浸漬した後、水洗した。
【0037】次いで25℃に保たれた10%硫酸水溶液
中に10秒間浸漬し、中和処理した後、水洗した。その
後、20%硫酸水溶液中で温度25℃、電流密度2A/
dm2の条件で1分間陽極酸化処理を行った後、80℃
に保たれた処理液中に10秒間浸漬し、乾燥して支持体
Cを得た。
【0038】ここで陽極酸化処理後の処理液中に含まれ
る陰イオンの種類と濃度を表1に示すように変化させ
た。また、このとき後処理槽に必要に応じて絶縁板を取
り付けてアースし、アルミニウム支持体と水洗槽との電
位を測定してその差を算出し表1に示した。
【0039】〈支持体Dの作成〉1%の塩酸水溶液中に
よる電解粗面化を、1%の硝酸水溶液による電解粗面化
に変えた以外は上記支持体Cと同様に処理して支持体D
を得た。
【0040】次に、これらの支持体上に下記組成の感光
性組成物塗布液をワイヤーバーを用いて塗布し、80℃
で乾燥し感光性平版印刷板を得た。このとき感光性組成
物の乾燥後の塗布重量は1.8g/m2であった。
【0041】 感光性組成物 ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が 10/54/36でMwが4000) 6.70g ピロガロールアセトン樹脂(Mw:3000)とo−ナフトキノンジアジド −5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率30%) 1.50g ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(日本食品加工(株)) 0.15g ポリエチレングリコール#2000 0.20g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−S− トリアジン 0.15g FC−430(住友3M(株)製) 0.03g cis−1,2シクロヘキサンジカルボン酸 0.02g メチルセロソルブ 100ml 得られたそれぞれの感光性平版印刷版を、光源として4
kwメタルハライドランプを使用し、コダックステップ
タブレットにてクリア4段相当の露光量で露光後、Si
2/Na2Oのモル比が1.74の珪酸ナトリウムの
5.26%水溶液(pH=12.7)で現像した。得ら
れたそれぞれの平版印刷版について印刷を行ったとこ
ろ、下記表1に示した結果が得られた。但し評価方法は
下記のように行った。
【0042】〈微点状の汚れ〉得られた平版印刷版を印
刷機(三菱重工業(株)製DAIYA1F−1)にか
け、コート紙、湿し水(東京インキ(株)製エッチ液S
G−51濃度1.5%)、インキ(東洋インキ製造
(株)製ハイプラスM紅)を使用して印刷を行い、5,
000枚刷った時点で印刷機を停止し、1時間放置した
後、印刷を再開し、発生した微点状の汚れを1dm2
の個数で評価した。
【0043】〈置き版の汚れ〉上記の印刷条件で5,0
00枚刷った時点で全面にインキをつけ、印刷機から版
を外し、一昼夜放置した後再び印刷し、汚れの程度を下
記の基準で評価した。
【0044】 ○:汚れが回復し、きれいな画像が得られた △:汚れが回復するまでに長時間を要した ×:汚れが回復しない
【0045】
【表1】
【0046】表から明らかなように本発明の試料は微点
状の汚れの発生が極めて少なく、且つ、版を一昼夜放置
後再び印刷した際にも、印刷汚れが早期に回復し、きれ
いな印刷画像が得られた。
【0047】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によれば
印刷物に微点状の汚れの発生がなく、且つ、置き版によ
り再印刷した際にも、印刷汚れが早期に回復し、きれい
な印刷画像を得ることが出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム板表面を粗面化し、陽極酸
    化後に処理する平版印刷版用支持体の製造方法におい
    て、陽極酸化後の処理液が10〜5000ppmの陰イ
    オン化合物を含み、且つ、処理時のアルミニウム支持体
    と処理槽との電位差の絶対値が、2V以下となるよう調
    整することを特徴とする平版印刷版用支持体の製造方
    法。
JP28671496A 1996-10-29 1996-10-29 平版印刷版用支持体の製造方法 Pending JPH10129143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28671496A JPH10129143A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 平版印刷版用支持体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28671496A JPH10129143A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 平版印刷版用支持体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10129143A true JPH10129143A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17708057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28671496A Pending JPH10129143A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 平版印刷版用支持体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10129143A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3929591A (en) Novel lithographic plate and method
US4824757A (en) Process for preparing positive-acting photosensitive lithographic aluminum printing plate precursor using nitric acid electrokyte for graining
EP0149490B1 (en) Presensitized plate having an anodized aluminum base with an improved hydrophilic layer
US4915800A (en) Process for electrolytically surface-roughening aluminum support
US4833065A (en) Process for producing support for presensitized lithographic printing plate using alkaline electrolyte
JP2975487B2 (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JPH10129143A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JPH10129142A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JPH0635215B2 (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP3068309B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
US4678551A (en) Process for producing an aluminum support for a lithographic printing plate
JP3356504B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体およびその製造方法
JPH0798432B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
JPH10171104A (ja) ポジ型感光性平版印刷版の支持体の製造方法
EP0098166A2 (en) Support for lithographic printing plate
JP2614744B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
JP3867420B2 (ja) 平版印刷版用支持体及びその製造方法
JP2000015948A (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体及び感光性平版印刷版の製造方法
JPH10133382A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP2520712B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
JPH10138658A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JPH0565359B2 (ja)
JP3113409B2 (ja) 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法
JPH0374198B2 (ja)
JP2983512B2 (ja) 感光性平版印刷版及び平版印刷版用アルミニウム支持体