JPH10129012A - インク切れ時の記録方法および記録装置 - Google Patents

インク切れ時の記録方法および記録装置

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JPH10129012A
JPH10129012A JP8286908A JP28690896A JPH10129012A JP H10129012 A JPH10129012 A JP H10129012A JP 8286908 A JP8286908 A JP 8286908A JP 28690896 A JP28690896 A JP 28690896A JP H10129012 A JPH10129012 A JP H10129012A
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JP8286908A
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Norihiro Maruyama
典広 丸山
Hitoshi Hayakawa
均 早川
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷の途中などでカラーインクがなくなった
場合に使用者の選択により、単色モードでの印刷続行を
行ない得るインク切れ時の記録方法および記録装置の提
供。 【解決手段】 単色モード処理手段36はモード選択手
段361,合成手段362,およびデータ出力手段36
3から構成され、モード選択手段361はインク量検出
部130からのインク切れ情報aを受け取って、インク
交換か、単色モード印刷かの選択表示指示を操作部に与
え、使用者の選択結果に基づき合成手段362に制御を
移すか、或いはインク交換のための処理に制御を移す。
合成手段362は選択された色のイメージバッファのド
ットに他の色のイメージバッファのドットを加えて選択
された色のみで画像イメージを形成する。データ出力手
段363は記録ヘッド駆動ドライバ110に対し画像イ
メージが形成された選択色のイメージバッファ上のドッ
トデータを打出すよう制御信号を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク滴(ドット)
を射出して画像を形成する記録装置に関し、特に、多色
画像形成が可能な記録装置の印刷途中でのインク切れ時
の記録方法および記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴(ドット)を射出して画像を形
成するインクジェットプリンタのような記録装置では、
インクタンク内のインクが消耗されてしまうと記録が不
可能になるので、固定用インクタンクの場合にはインク
タンクにインクを補充する必要があり、また、容器ごと
交換可能なカートリッジ型のインクタンクではカートリ
ッジを交換してインクを補充する必要がある。
【0003】また、このような記録装置では通常シアン
C,マゼンタM,イエローY,ブラックKの4種のイン
ク或いは濃色のシアンC,マゼンタM,イエローY,ブ
ラックKおよび淡色のシアンc,マゼンタm,イエロー
y,ブラックkを用いて多色画像出力を得ることのでき
るもの(以下、濃・淡インクを用いた記録装置、と記
す)等があるが、このような多色インクを用いた記録装
置では、ある色のインクが他のインクより早く消耗され
る現象、いわゆる”インク切れ”が生じる。多色画像出
力の記録装置では他の色のインクが十分あっても1色の
インク切れが生ずると印刷動作を停止する。
【0004】例えば、多色画像出力の記録装置ではブラ
ックインクよりカラーインクの方がインク切れが生ずる
頻度が高いことが経験的に知られている。そこで、カラ
ーインクについてインク切れが生じたがブラックインク
が十分あるというような場合に、試し打ち等のためにブ
ラックインクで印刷を行なってみようとしても印刷する
ことができないという不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような不都合の解
決を目的とした技術として、特公平7ー115529号
公報に開示の技術、すなわち、カラーインクについてイ
ンク切れが生じたがブラックインクが十分あるというよ
うな場合に、プリンタ側のスイッチを用いて”ブラック
印字”の選択を行ない、カラーデータを無視してブラッ
ク印字を行なう、よう構成したものがあるが、この技術
では印字前にスイッチを操作してブラック印字動作を選
択しておくものであり、印字途中でカラーインクがなく
なった場合にブラック印字モードに自動的に切換えるよ
う構成されたものではなく、また、印字されているデー
タの途中からブラックインクで印字することはできない
という問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、印刷の途中などでカラーインクがな
くなった場合に使用者の選択により、単色モードでの印
刷続行を行ない得るインク切れ時の記録方法および記録
装置の提供を目的とし、具体的目的として、使用者の選
択により、カラーインクカートリッジを交換し、引続き
カラー印刷を続行するか、ブラック印刷モードを選択
し、残りのデータを全てブラック印刷用データに変換し
てブラックインクで印刷する、ことのできるインク切れ
時の記録方法および記録装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のインク切れ時の記録方法は複数色のイン
クによる多色画像形成中に少なくとも1色についてイン
ク切れが生じたとき、インク切れの生じている色を除く
複数色の中から1色を指定し、指定された1色以外の色
に対応して設けられたそれぞれのドットデータを指定さ
れた1色のドットデータに加えて画像イメージデータを
合成し、形成された多色画像に連続させて、合成された
画像イメージデータのドット値に基づいて前記指定され
た1色のみの画像形成を行なうことを特徴とする。
【0008】また、上記インク切れ時の記録方法は、イ
ンク切れが生じた場合に、インク切れ以外の色の中から
1色を指定してその1色のみで引続き画像形成を行なう
が、特定色のみで引続き画像形成を行なうようにしても
よい。この場合、実施例では特定色をブラック色とし、
ブラック色以外の色に対応して設けられたそれぞれのド
ットデータをブラック色のドットデータに加えて画像イ
メージデータを合成し、形成された多色画像に連続させ
て、合成された画像イメージデータのドット値に基づい
てブラック色のみの画像形成を行なう。
【0009】また、本発明の記録装置は、複数の印刷色
に対応して設けられそれぞれの印刷色に対応するドット
データを格納するイメージバッファを備え、上記複数の
印刷色のインクに対応して設けられた記録ヘッド群によ
り、それぞれのイメージバッファのドットデータの値に
対応させてインク滴の射出を行ない多色画像の形成を行
なう記録装置において、多色画像形成中に少なくとも1
色についてインク切れが生じたとき、インク交換のため
印刷処理を一時中断するインク交換モード、或いは、イ
ンク切れの生じている色を除く複数色の中から指定され
た1色のみで画像出力を行なう単色出力モードのいずれ
かを選択するモード選択手段と、単色出力モードが選択
されたとき、指定された1色以外の色に対応して設けら
れたそれぞれのイメージバッファのドットデータを指定
された1色に対応して設けられたイメージバッファのド
ットデータに加えて画像イメージデータを合成する合成
手段と、指定された1色のインクに対応して設けられた
記録ヘッド群により、形成された多色画像に連続させ
て、合成された画像イメージデータのドット値に対応さ
せて指定された1色のみの画像形成を行なうデータ出力
手段と、を有することを特徴とする。
【0010】また、上記記録装置は、単色出力モードを
選択した場合に、インク切れ以外の色の中から1色を指
定してその1色のみで引続き画像形成を行なうよう構成
されているが、単色出力モードを選択した場合に特定色
のみで引続き画像形成を行なうよう構成してもよい。こ
の場合、実施例では特定の色をブラック色とし、特定色
出力モードが選択されたとき、合成手段がブラック色以
外の色に対応して設けられたそれぞれのイメージバッフ
ァのドットデータをブラック色に対応して設けられたイ
メージバッファのドットデータに加えてモノクロ画像イ
メージデータを合成し、データ出力手段が、形成された
多色画像に連続させてモノクロ画像形成を行なうよう構
成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は本発明を適用可能な記録装
置の一実施例としてのシリアルスキャン型のインクジェ
ットプリンタの主要部の機械的構成を示す斜視図であ
る。
【0012】インクジェットプリンタ100’は、用紙
スタッカ2と、紙送りモータとしてのパルスモータ6で
駆動され、用紙Sを副走査方向に移動させる紙送りロー
ラ4,5と、パルスモータ3と、パルスモータ3によっ
て駆動される無端ベルト7と、記録ヘッド8を保持する
キャリッジ9と、キャリッジ9を主走査方向に往復させ
るための案内レール10を備えている。パルスモータ3
の駆動力が無端ベルト7によってキャリッジ9に伝達さ
れるとキャリッジ9は案内レール10の長手方向(主走
査方向)に沿って往復し、記録ヘッド8から射出された
インクは記録ヘッドと微小間隔をおいて用紙スタック2
に記録面を規制された用紙Sに達してその上に画像aを
形成する。なお、図3で11は操作パネルであり、イン
クジェットプリンタ100’の電源ボタンや、後述する
本発明の動作等を選択するスイッチ等を備えている(図
7参照)。
【0013】図4は本発明の記録装置の制御系の基本的
構成例を示すブロック図であり、記録装置100を濃・
淡インクを用いた記録装置とした例である。
【0014】記録装置100はホストコンピュータ70
から受信した制御信号及び色毎の2値化データを受信バ
ッファメモリー101に格納すると共に、制御信号をシ
ステムコントローラ102に送出し、また、各色毎の2
値化データをゲートアレイ107を介して各色毎に設け
られたイメージバッファ108にそれぞれ格納する。
【0015】システムコントローラ102は、図5に示
すようにCPU31,ROM32,RAM33を有し、
CPU31はプリンタ全体の動作制御をROM32に格
納されているプリンタコントロールプログラム35に基
づいて行なうと共に、制御信号のうち駆動系の制御信号
を主走査駆動ドライバ103或いは副走査駆動ドライバ
105に送出しキャリッジ(CR)モータ104および
紙送りモータ106を駆動し、キャリッジを主走査方向
に往復移動させると共に記録用紙等の被記録材を副走査
方向に搬送する。また、描画系の制御信号を記録ヘッド
駆動ドライバ110に送出する。
【0016】また、システムコントローラ102はイン
ク量検出部130からのインク切れ情報を受けて、RO
M32に格納されている単色モード処理手段36により
操作部150にインク切れ時のモード選択表示を行なわ
せ、また、操作部150から送出される使用者によるモ
ード選択結果(モード選択情報)を受取り、それに基づ
いて印刷動作の停止処理或いは単色モード処理に制御を
移す(図2)。
【0017】記録ヘッド駆動ドライバ110は描画系の
制御データを受け取りイメージバッファ108に格納さ
れているそれぞれの2値化データを逐次読み出して記録
ヘッドアレイ120を構成する複数のインク滴射出用ノ
ズルに対応するドットの値(1or0)に応じてインク
滴を射出させ、或いは射出させないよう制御する。ま
た、記録ヘッドアレイ120を構成する色別のノズルア
レイK,C,M,Yは、主走査方向に各色毎に濃・淡ノ
ズルを一対として配列し、副走査方向にそれぞれのノズ
ルが配設されている。
【0018】インク量検出手段130はインクタンク1
40内の各色毎のインク量を検出し、各インクのいずれ
かにインク切れが生じた時、インク切れを意味する情報
をシステムコントローラ102に送出する。
【0019】なお、インクタンク140内のインク量検
出部130は物理的手段、例えば、光学的手段を用いて
光の透過率から検出したり、電気的手段により電導率を
基に検出するよう構成してもよいし、射出するインクド
ットの数をカウントして初期インク量から差引いて求め
るよう構成してもよい。
【0020】操作部150は図3に示した操作パネル1
1のように電源ボタンや、後述する単色印刷モード等を
選択するスイッチやモード選択ランプ等を備え、システ
ムコントローラ102の制御によりモード選択表示を行
ない、また、使用者によるモード選択の結果をシステム
コントローラ102に送出する。
【0021】一方、ホストコンピュータ70側では、図
4に示すように、OS(オペレーションシステム(図示
せず))の管理下で画像出力用アプリケーションプログ
ラム71がビデオドライバ72に表示制御コマンドとそ
のアプリケーションの実行に際し必要なメッセージデー
タや表示データ等を与えて表示装置上にそれらメッセー
ジおよび表示データを所定のフォーマットで表示させ
る。
【0022】画像出力用アプリケーションプログラム7
1はまた、描画コマンドおよびカラー画像データ(読取
った画像信号)をプリンタドライバ75に与える。
【0023】プリンタドライバ75はラスタライザ7
6,色補正モジュール77およびハーフトーンモジュー
ル78の3つを描画に必要な2値データを得るための基
本的手段として備えており、描画コマンドおよび画像デ
ータはラスタライザ76でR(赤),G(緑),B
(青)の3原色に分解され、それぞれの色毎にラスタ変
換されたRGB多階調(例えば、256階調)ビットイ
メージデータとされる。
【0024】ラスタライザ76で変換されたラスタデー
タを印刷色に対応させるため、RGB多階調ビットイメ
ージデータを更に色補正モジュール77を通して色補正
処理を施し、K(ブラック),C(シアン),M(マゼ
ンタ),およびY(イエロー)の印刷用のCMYK階調
ビットイメージデータに変換する。
【0025】さらに、濃・淡階調を表現するため、色補
正モジュール77を通して得たCMYK階調ビットイメ
ージデータを、更に、ハーフトーンモジュール78に与
え、ディザ法、誤差拡散等のハーフトーン処理を実行す
る。これにより色毎にビットマップ上の濃・淡色の配分
若しくは配置が決定され、それぞれ2値のビットマップ
(濃・淡2値データ・テーブル)が作成される。
【0026】ホストコンピュータ70は制御信号と共
に、作成した濃色ビットマップデータおよび淡色ビット
マップデータを記録装置100に送信する。
【0027】なお、記録装置100が濃インクのみを用
いた記録装置の場合は、ホストコンピュータ70のプリ
ンタドライバはハーフトーンモジュール78を持たない
か、動作させないように初期設定される。
【0028】図1は本発明の記録装置の単色モード処理
手段の構成を示すブロック図であり、単色モード処理手
段36は図1に示すようにモード選択手段361,合成
手段362,およびデータ出力手段363から構成され
る。
【0029】モード選択手段361はインク量検出部1
30からのインク切れ情報aを受け取って、インク交換
か、単色モード印刷かの処理モード選択表示指示を操作
部150に与えて、使用者の選択結果によりドットイメ
ージ合成手段362に制御を移すか、或いはインク交換
のための処理に制御を移す。
【0030】合成手段362は選択された色(単色)の
イメージバッファのドットに他の色のイメージバッファ
のドットを加えて選択された単色(以下、選択色)のみ
で画像イメージを形成する。
【0031】データ出力手段363は記録ヘッド駆動ド
ライバ110に対し画像イメージが形成された選択色の
イメージバッファ上のドットデータを打出すよう制御信
号を送出する。
【0032】なお、図1ではカラー印刷中にシアンC,
マゼンタM,イエローYのいずれかにインク切れが生
じ、使用者がブラックKでの試し打ちを選択したので、
ドットイメージ合成手段362によりイメージバッファ
180ー2(C),180ー3(M),180ー4
(Y)のドットをイメージバッファ180ー1(K)に
加えて画像が形成された例(図9参照)を示してある
が、これに限られることなく、使用者が単色モードを選
択すると常に一種類の色(例えば、ブラックK)による
印刷が選択されたものとして、その規定の色のイメージ
バッファに他の色のイメージバッファのドットを加える
よう構成してもよく(図8,図9)、また、使用者がイ
ンク切れ以外の1色(すなわち単色)を選択できるよう
に構成し、選択した単色のイメージバッファに他の色の
イメージバッファのドットを加えるよう構成してもよ
い。
【0033】図2は単色モード処理手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【0034】前提として、記録装置100ではカラー印
刷が実行されており、インク量検出情報がインク量検出
部130から送られているものとする(ステップS
0)。
【0035】ステップS1で、モード選択手段361は
インク量検出部130からのインク量検出情報を受け取
り、インク量検出情報がインク切れを意味する情報では
ない場合にはステップS0のカラー印刷処理に戻り、イ
ンク切れを意味する情報の場合には操作部150の操作
パネル上でインク交換指定表示及び単色印刷指定表示を
行ない、使用者に”インク交換モード”か”単色出力モ
ード”の選択を促す。なお、”単色出力モード”が選択
された場合には更に色を選択させるよう構成してもよ
い。また、”単色出力モード”が選択された場合に残量
が最も多いインク色を自動的に選択するよう構成しても
よい。
【0036】そして、”インク交換モード”が選択され
た場合には一時停止信号を主走査駆動ドライバ103,
副走査駆動ドライバ105,およびヘッド駆動ドライバ
110に送ってステップS5に移行し、”単色出力モー
ド”が選択された場合にはステップS3に移行する(ス
テップS2)。
【0037】ステップS3で、合成手段362は選択色
のイメージバッファ以外の色のイメージバッファ上のド
ットを選択色のイメージバッファに加えて選択色のイメ
ージドットを合成する。選択色のイメージバッファへの
加算は選択色のイメージバッファとそれ以外のイメージ
バッファの論理和をとることにより行なうことができ
る。
【0038】例えば、インク色K,C,M,Yのイメー
ジバッファをα,β,γ,δとし、指定色をKとした場
合には、α(K)=α(K)∪β(C)∪γ(M)∪δ
(Y)として選択色のイメージバッファに画像イメージ
(ドットイメージ)を形成することができる(図9参
照)。但し,α(K),β(C),γ(M),δ(Y)
はそれぞれのイメージバッファでのオンのドット(値
=”1”)を意味する。
【0039】ステップS4では、データ出力手段363
は記録ヘッド駆動ドライバ110に対し画像イメージが
形成された選択色のイメージバッファ上のドットデータ
を打出すための制御信号を送出する。
【0040】記録ヘッド駆動ドライバ110は選択色の
イメージバッファ上のドットデータを逐次読み出して記
録ヘッドアレイ120を構成する複数のインク滴射出用
ノズルに対応するドットの値(1or0)に応じて選択
色のインク滴を射出させ、或いは射出させないよう制御
し、記録用紙上の印刷切れ前のカラー印刷部分に連続さ
せて選択色の画像を印刷し、印刷が終了するとヘッドを
ホームポジションに戻して動作を停止する。記録用紙1
枚分の画像の印刷が終了するまでステップS0のインク
量検出移行の処理を繰返す。
【0041】ステップS5では、モード選択手段361
からの一時停止信号を受けてヘッド駆動ドライバ110
は各ノズルからのインク滴射出動作を停止し、主走査駆
動ドライバ103および副走査駆動ドライバ105はキ
ャリッジ動作させてヘッドを最も近いホームポジション
にヘッドを位置付け、印刷動作を停止する。なお、この
場合、システムコントローラ102は主走査駆動ドライ
バ103および副走査駆動ドライバ105からヘッド位
置情報を得てRAM33に記憶する。
【0042】印刷動作の一時停止は、使用者が切れたイ
ンクのカートリッジを交換するまで(固定インクタンク
の場合は切れたインクを補充するまで)続行され(ステ
ップS6)、インクカートリッジが交換(或いはインク
が補充)され、操作部150からインク交換完了情報が
与えられると、システムコントローラ102はRAM3
3に記憶したヘッド位置情報を取り出して、主走査駆動
ドライバ103および副走査駆動ドライバ105に与え
る。主走査駆動ドライバ103および副走査駆動ドライ
バ105はヘッドをインク切れ時点の位置に復帰させ
る。ヘッドの復帰後、制御はステップS0のカラー印刷
処理に戻される。
【0043】なお、上記説明では各色毎に一色のインク
K,C,M,Yのみを使用する場合について述べたが、
複数の濃度の場合(例えば、濃・淡2種の濃度のインク
K,k,C,c,M,m,Y,yを用いる場合)にも適
用できる事は言うまでもない。
【0044】
【実施例】図6はインク量検出部130の一実施例を示
す。なお、本実施例はインク切れ検出(即ちインク量=
0の検出)の簡単な例であり、インクC,M,Yの各イ
ンクタンク内に電極を設け、各色のインクタンクの電極
を直列に接続したものであり、その一端はシステムコン
トローラ102の入力データライン(図示せず)に接続
している。この例では、各インクタンクにインクがある
場合には電流が配線を導通するのでデータラインには一
定の電圧(信号)が流れるが、いずれか1つのインクが
切れると電流が導通しなくなるのでデータラインの信号
が途絶え、C,M,Yのいずれかのインク切れを検出す
ることができる。
【0045】図7は、本発明の記録装置の操作パネルの
一実施例であり、単色出力モードをモノクロ印字の場合
のみに固定したインクジェットプリンタの操作パネルの
例である。
【0046】操作パネル70上には電源ボタン71、電
源表示ランプ72、ブラックインク切れ表示ランプ7
3、カラーインク切れ表示ランプ74、一時停止ボタン
76、一時停止表示ランプ77、モノクロ印字ボタン7
8、モノクロ印字モード選択表示ランプ79等が設けら
れている。
【0047】ブラックインク切れ表示ランプ(インクエ
ンド)73はブラックインクが切れていることを操作者
に感知させるための表示ランプである。なお、感知を容
易にさせるためインク切れ時にはブラックインク切れ表
示ランプ73を点滅させるよう構成されている。
【0048】カラーインク切れ表示ランプ(インクエン
ド)74はシアンC、マゼンタM、イエローYのいずれ
かにインク切れが生じた場合に点滅させるランプであ
る。
【0049】一時停止ボタン76はブラックインク切れ
表示ランプ73、カラーインク切れ表示ランプ74の点
滅等により使用者がインク交換をする場合等に押すボタ
ンであり、一時停止ボタン76が押されることにより”
インク交換モード”が選択されたことを意味し、その旨
の信号が操作部150からシステムコントローラ102
に送られる。また、一時停止表示ランプ77は記録装置
が”インク交換モード”等の事由により一時停止中であ
ることを使用者および他の者に知らせるための表示ラン
プである。
【0050】モノクロ印字ボタン78は、この例では、
カラーインク切れ表示ランプ74の点滅等により使用者
がモノクロ印刷モードを選択する場合に押すボタンであ
り、モノクロ印字ボタン78が押されることにより”モ
ノクロ印刷モード”が選択されたことを意味し、その旨
の信号が操作部150からシステムコントローラ102
に送られる。また、モノクロ印字モード選択表示ランプ
79は記録装置が”モノクロ印刷モード”であり、モノ
クロ印刷中であることを使用者および他の者に知らせる
ための表示ランプである。
【0051】図8は記録装置が”単色出力モード”とし
てモノクロ印刷のみを行なうよう構成された実施例の単
色モード処理手段の動作を示すフローチャートである。
【0052】前提として、記録装置100ではカラー印
刷が実行されており、インク量検出情報がインク量検出
部140から送られているものとする(ステップS
0)。
【0053】ステップS1で、インク量検出部130か
らのインク量検出情報を受け取り、インク量検出情報が
インク切れを意味する情報ではない場合にはステップS
0のカラー印刷処理に戻り、インク切れを意味する情報
の場合には操作部150の操作パネル70上(図7)で
インクエンド73或いはインクエンド74を点滅させて
インク切れを知らせると共に、一時停止ランプ77およ
びモノクロ印字モード選択ランプ79を点滅させて使用
者に”インク交換モード”或いは”モノクロ出力モー
ド”のいずれか一方の選択を促す。
【0054】そして、一時停止ボタン76が押された場
合には”インク交換”選択情報が与えられるので、一時
停止信号を主走査駆動ドライバ103,副走査駆動ドラ
イバ105,およびヘッド駆動ドライバ110に送って
ステップS5に移行し、モノクロ印字ボタン78が押さ
れた場合には”モノクロ出力モード”が選択されたもの
としてステップS3に移行する(ステップS2)。
【0055】ステップS3で、シアンC,マゼンタM,
およびイエローYのイメージバッファのドットをブラッ
クKのイメージバッファに重畳させてブラックKのイメ
ージドットとして合成する。
【0056】ここで、図9は各カラーイメージバッファ
上のドット合成の例であり、C,M,Yのイメージバッ
ファ108ー2,108ー3,108ー4上のドットを
合成してイメージバッファ108ー1上にモノクロの合
成画像”A”を合成した例である。
【0057】ステップS4では、記録ヘッド駆動ドライ
バ110に対し画像イメージが形成されたブラックKの
イメージバッファ108ー1のドットデータを打出すよ
う制御信号を送出する。
【0058】記録ヘッド駆動ドライバ110はブラック
Kのイメージバッファ108ー1上のドットデータを逐
次読み出して記録ヘッドアレイ120を構成する複数の
インク滴射出用ノズルに対応するドットの値(1or
0)に応じてブラックKのインク滴を射出させ、或いは
射出させないよう制御し、記録用紙上の印刷切れ前のカ
ラー印刷に連続させて選択色の画像を印刷し、1枚分の
画像の印刷が終了するとヘッドをホームポジションに戻
して動作を停止する。
【0059】ステップS5以下の動作は図2のステップ
S5以下と同様である。
【0060】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように第1,第3の発明に
よれば、印刷の途中でインク切れが生じた場合に残量の
ある他のインクを指定して試し打ちができ、また、第
2,第3,第4,第5の発明によれば印刷の途中でイン
ク切れが生じた場合に特定のインク(例えば、ブラック
K)で試し打ちができるので、作成文書のチェックや文
字や画像の配置の確認等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単色モード処理手段の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】単色モード処理手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】シリアルスキャン型のインクジェットプリンタ
の主要部の機械的構成を示す斜視図である。
【図4】記録装置の制御系の基本的構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】システムコントローラの主要部の構成例を示す
図である。
【図6】インク量検出部の一実施例を示す図である。
【図7】操作パネルの一実施例を示すである。
【図8】モノクロ印刷のみを行なうよう構成された実施
例の単色モード処理手段の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】各カラーイメージバッファ上のドット合成の例
を示す説明図である。
【符号の説明】
100 記録装置 100’ 記録装置(インクジェットプリンタ) 118,118ー1,118ー2,118ー3,118
ー4 イメージバッファ 361 モード選択手段 362 合成手段 363 データ出力手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクによる多色画像形成中に
    少なくとも1色についてインク切れが生じたとき、イン
    ク切れの生じている色を除く前記複数色の中から1色を
    指定し、指定された1色以外の色に対応して設けられた
    それぞれのドットデータを指定された1色のドットデー
    タに加えて画像イメージデータを合成し、前記形成され
    た多色画像に連続させて、前記合成された画像イメージ
    データのドット値に基づいて前記指定された1色のみの
    画像形成を行なうことを特徴とするインク切れ時の記録
    方法。
  2. 【請求項2】 複数色のインクによる多色画像形成中に
    少なくとも1色についてインク切れが生じたとき、前記
    複数色のうち特定の1色以外の色に対応して設けられた
    それぞれのドットデータを特定の1色のドットデータに
    加えて画像イメージデータを合成し、前記形成された多
    色画像に連続させて、前記合成された画像イメージデー
    タのドット値に基づいて前記特定の1色のみの画像形成
    を行なうことを特徴とするインク切れ時の記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインク切れ時の記録方法
    において、特定の色がブラック色であることを特徴とす
    るインク切れ時の記録方法。
  4. 【請求項4】 複数の印刷色に対応して設けられそれぞ
    れの印刷色に対応するドットデータを格納するイメージ
    バッファを備え、上記複数の印刷色のインクに対応して
    設けられた記録ヘッド群により、それぞれのイメージバ
    ッファのドットデータの値に対応させてインク滴の射出
    を行ない多色画像の形成を行なう記録装置において、 多色画像形成中に少なくとも1色についてインク切れが
    生じたとき、インク交換のため印刷処理を一時中断する
    インク交換モード、或いは、インク切れの生じている色
    を除く前記複数色の中から指定された1色のみで画像出
    力を行なう単色出力モードのいずれかを選択するモード
    選択手段と、 単色出力モードが選択されたとき、指定された1色以外
    の色に対応して設けられたそれぞれのイメージバッファ
    のドットデータを前記指定された1色に対応して設けら
    れたイメージバッファのドットデータに加えて画像イメ
    ージデータを合成する合成手段と、 前記指定された1色のインクに対応して設けられた記録
    ヘッド群により、前記形成された多色画像に連続させ
    て、前記合成された画像イメージデータのドット値に対
    応させて前記指定された1色のみの画像形成を行なうデ
    ータ出力手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 複数の印刷色に対応して設けられそれぞ
    れの印刷色に対応するドットデータを格納するイメージ
    バッファを備え、上記複数の印刷色のインクに対応して
    設けられた記録ヘッド群により、それぞれのイメージバ
    ッファのドットデータの値に対応させてインク滴の射出
    を行ない多色画像の形成を行なう記録装置において、 多色画像形成中に少なくとも1色についてインク切れが
    生じたとき、インク交換のため印刷処理を一時中断する
    インク交換モード、或いは、特定の色のみで画像出力を
    行なう特定色出力モードのいずれかを選択するモード選
    択手段と、 特定色出力モードが選択されたとき、特定の色以外の色
    に対応して設けられたそれぞれのイメージバッファのド
    ットデータを前記特定の色に対応して設けられたイメー
    ジバッファのドットデータに加えて画像イメージデータ
    を合成する合成手段と、 前記特定の色のインクに対応して設けられた記録ヘッド
    群により、前記形成された多色画像に連続させて、前記
    合成された画像イメージデータのドット値に対応させて
    前記特定の色のみの画像形成を行なうデータ出力手段
    と、を有することを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録装置において、特定
    の色がブラック色であり、特定色出力モードが選択され
    たとき、合成手段がブラック色以外の色に対応して設け
    られたそれぞれのイメージバッファのドットデータをブ
    ラック色に対応して設けられたイメージバッファのドッ
    トデータに加えてモノクロ画像イメージデータを合成
    し、データ出力手段が、ブラック色のインクに対応して
    設けられた記録ヘッド群により、前記形成された多色画
    像に連続させてモノクロ画像形成を行なうことを特徴と
    する記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001225490A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Funai Electric Co Ltd インクジェットプリンタ装置
US6343194B1 (en) 1999-07-02 2002-01-29 Minolta Co., Ltd. Printer controller and printer as well as recording method for controlling specific consumables used therefor
JP2019188745A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
US11972132B2 (en) 2018-04-03 2024-04-30 Xilinx, Inc. Data processing engine arrangement in a device

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