JPH10128968A - 液体エジェクタおよび液体エジェクタを用いる印刷装置 - Google Patents

液体エジェクタおよび液体エジェクタを用いる印刷装置

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JPH10128968A
JPH10128968A JP8288594A JP28859496A JPH10128968A JP H10128968 A JPH10128968 A JP H10128968A JP 8288594 A JP8288594 A JP 8288594A JP 28859496 A JP28859496 A JP 28859496A JP H10128968 A JPH10128968 A JP H10128968A
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ink
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宏 福本
Junichi Aizawa
淳一 相澤
Hirofumi Matsuo
裕文 松尾
Hiroshi Narumiya
宏 成宮
Kunihiko Nakagawa
邦彦 中川
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14008Structure of acoustic ink jet print heads

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液滴の粒子径をノズルプレートに改良を加え
ることなく制御する。 【解決手段】 超音波33によって、開口部31の液面
の基本振動周期より短い周期で開口部31に輻射圧が間
欠的に加わるようにする。この時、開口部31の液面に
は高次の定在波34が発生し、複数の液滴35が同時に
吐出する。高次の定在波34の複数のマウンドから複数
の液滴35が同時に吐出するため、この液滴35の径
は、開口部31の径d1より小さくまた垂直上方に吐出
される。液滴35の径は、発生する高次の定在波の次数
によって制御できる。定在波の次数は、開口部31に輻
射圧を加える周期を短くして高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波を利用し
てインクの液面よりインク滴を吐出させる液体エジェク
タに関し、またそのような液体エジェクタによって記録
紙に文字や画像を印刷するインクジェットプリンタなど
の印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷装置の分野では、液体エジェクタと
して、従来から超音波を利用してノズルからインクを噴
出するインクジェットヘッドが知られている。例えば、
ケー・エー・クラウゼ(K.A.Kruase)は、文献(“Focu
sing Ink Jet Head”,IBMTechnical Disclosure Bu
lletin,Vol.16,No.4,1973,P1168)に
おいて、超音波の収束点付近に設けられたノズルからイ
ンクを噴射するインクジェットヘッドを紹介している。
このインクジェットヘッドでは、インクと凹面部で接す
る部材の裏面に取り付けられた圧電振動子から発せられ
た超音波が凹面部で屈折してインク中を収束しながら伝
わるように構成されている。
【0003】また、米国特許第4,308,547号明
細書には、液体エジェクタの超音波を収束させる手段と
して、水晶振動子を凹面状に湾曲して用いる液滴噴射器
が記載されている。この液滴噴射器には、液滴を1滴ず
つ吐出させるための駆動法が適用されている。この液滴
噴射器は、水晶振動子の共振周波数と一致した駆動信号
を水晶振動子に間欠的に印加するよう構成され、この液
滴噴射器においては、間欠的に加えられた信号の数が吐
出する液滴の数と一致する。
【0004】図15は、特開昭63−166545号公
報に記載された液滴噴射器の構成を示す断面図であり、
上記米国特許で開示された液滴噴射技術を用いている。
図15において、符号1はインク、2はインク1のイン
ク液面、3はインク1が満たされたインク溜まりに取り
付けられてインク1中に直接超音波を伝達するための基
板、4は基板3の底面に取り付けられた振動子、5は振
動子4に駆動信号を電送するリード線、6はリード線5
を通じて送る駆動信号を出力するRFコントローラ、7
はインク液面2の位置を保つようにインク1を供給する
管を示している。基板3には、基板3から放出される超
音波の焦点をインク液面2に合わせるような曲率を持つ
音響レンズ3aが形成されている。図16は、図15の
液滴噴射器において超音波を音響レンズによって収束す
ることを説明するための模式図であり、図16におい
て、図15と同一符号のものは、図15の同一符号部分
に相当する部分である。
【0005】RFコントローラ6からリード線5を通じ
て図15に記載の振動子4にパルス信号でAM変調され
た高周波の駆動信号(以下バースト信号という。)が印
加される。振動子4は、バースト信号において高周波が
現れる期間だけ、この高周波の周波数で厚み方向に振動
する。振動子4は、この振動により超音波8を発生する
とともに、基板3に超音波を伝える。基板3に伝わった
超音波8は基板3中を伝搬し、その一部は音響レンズ3
aで屈折されてインク1中を伝搬する超音波ビーム9と
なる。超音波ビーム9がインク液面2で集束されて、超
音波ビーム9によって圧力を高められた集束点10から
インク滴11が吐出される。
【0006】ここで、インク滴11を1滴ずつコントロ
ールして吐出させるためには、インク滴吐出の要求タイ
ミング毎に高周波信号を振動子4に短時間印加すること
により行われる。図17は高周波信号を印加する様子を
示すタイミングチャートである。この高周波信号は、振
動子4の共振周波数と一致する無線周波数信号(または
RF信号という。)であり、図17(a)に記載されて
いる。この要求タイミング毎に高周波信号を所定時間だ
け印加するため、周期Ta、パルス幅Tbのパルス信号
であるゲート信号(図17(b)に記載)でRF信号を
AM変調し、図17(c)に記載されたバースト信号を
得る。このバースト信号を振動子4に印加することによ
り、集束点10に超音波輻射圧がパルス的に作用し、液
滴は1滴ずつ吐出する。
【0007】図18(a)〜(e)は、液滴が形成され
る様子を説明するために異なる時刻のインク液面の断面
を示す図である。図18(a)は初期状態を示してお
り、インク1のインク液面2に超音波輻射圧が作用して
いないため、インク液面2は平坦である。インク液面2
に超音波輻射圧が作用すると、図18(b)のように盛
り上がり、マウンドが現れる。さらに時間が経過する
と、図18(c)のように、マウンドの一部が上下に分
かれはじめ、図18(d)のように液滴が分離する。そ
の後、表面張力によってマウンドはなくなり、図18
(e)のように、平坦なインク液面2を呈する初期状態
に戻る。この一連の動作に必要な時間T0は、液体(イ
ンク1)の表面張力、密度及び超音波の集束径等により
決まるものである。そのため、このプリントヘッドで
は、液滴を1滴ずつ吐出するようにパルス信号の周期T
aをT0より大きく設定している。なお、この原理の詳
細については、例えば、エス・エー・エロード等(S.A.
Elrod et.al.)が文献(“Nozzleless droplet formati
on with focused acoustic beams",J.Appl.Phys.65(9),
1 May 1989)に掲載している。
【0008】また、特開昭63−166545号公報に
は、RF信号を変調することにより液適サイズを変化さ
せる方法が記述されている。その方法は、主として、
(1)RF信号の持続時間(パルス幅Tb)を変化させ
る、(2)RF信号の振幅を変化させる、(3)RF信
号の周波数を変化させる、ものであり、これら(1)〜
(3)の方法を単一または組合せて使用することによ
り、プリンタの解像度が制御できることを示している。
【0009】図19にはこの公報に開示されたプリンタ
を示す。図19において、20は記録紙、21は記録紙
20の紙送りを行うローラーであり、その他の図15と
同一符号のものは図15の同一符号部分に相当する部分
である。このプリ板は図16に示されたのと類似のプリ
ントヘッドを備え、プリントヘッドから1滴ずつ吐出さ
れる同一径の微細インク滴11を複数個ずつ記録紙20
上の同一位置に付着させる。そして、図20に示すよう
に記録紙20上に記録されるスポット径Sdを変化さ
せ、グレースケールの表現が可能となることが記述され
ている。なお、図20において、点線で囲まれた正方形
の領域が一つの画素である。
【0010】また、特開平2−303849号公報に
は、インク液面部にノズルを有し、そのノズルの開口部
より液滴を噴射するインクジェットヘッドが記載されて
いる。このインクジェットヘッドを駆動する駆動信号と
しては、バースト信号が用いられる。このバースト信号
のRF信号の持続時間を変化させることにより、インク
ジェットヘッドから吐出されるインクの吐出量を制御し
ている。この公報に記載されている例では、インク滴を
多く出すためには、RF信号の持続時間を大きく設定す
るため、超音波の輻射圧がノズル開口部にかかる時間が
長くなり、液滴はノズル開口部よりスプレー状に噴射さ
れることとなると考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図15のような従来の
液体エジェクタは、ノズルを必要としないため、インク
による目詰まりがないという利点を有する。しかし、こ
の従来の液体エジェクタで、液滴径を決定する主要な要
因は、超音波ビーム9の集束径に依存するため、微細な
液滴を吐出するためには、RF信号の周波数を高く設定
する必要がある。エス・エー・エロード等の上記文献に
記載されているように、集束径は焦点距離と開口径がほ
ぼ等しい音響レンズではインク1中の超音波の波長と同
等となる。例えば、水をベースとした通常のインクで
は、音速は約1500m/sであるため、3μm程度の
径を有する液滴を形成するためには、波長が3μmとな
るように、RF信号の周波数を500MHzとする必要
がある。このような高周波の超音波を扱うためには駆動
回路の構成が複雑となるとともに、その構成要素にも高
い精度が要求され、液体エジェクタとしては非常に高価
なものとなるという問題がある。また、このような液体
エジェクタの音響レンズ3bの面の加工精度やインク液
面2のレベル精度に波長と同等以上のものが求められる
ため、液滴噴射器の製作が困難となるという問題があ
る。
【0012】さらに、図20に示すように記録紙20上
のスポット径Sdを変化させるためには微細インク滴を
重ねて記録するため、最大径のスポットを記録するため
に必要な数の液滴を吐出させる時間を見込んでおかなけ
ればならず、記録に時間がかかるという問題があった。
なお、特開昭63−166545号公報に記載された以
外の上記液体エジェクタを用いる場合には、液滴径を2
倍程度の範囲でしか安定して制御できないと推測され、
液滴径を変化させるだけでグレースケールの表現をする
のは困難と考えられる。
【0013】また、特開平2−30849号公報に示さ
れている液体エジェクタのように、ノズル開口部より液
滴を噴射する方法では、液滴径を微細化するために微細
開口部を持つノズルプレートが必要となるという問題が
ある。さらに、インク滴を多く出すときは、RF信号の
持続時間を大きく設定するため、液滴はノズル開口部よ
りスプレー状に噴射されることとなるので、液滴径もラ
ンダムとなり、精細な画像形成が困難となるという問題
がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る液体エ
ジェクタは、吐出されるべき液体の液面に開口部を有す
るノズル部材と、前記開口部における前記液面の基本振
動周期よりも短かい所定の周期で強度が変動する超音波
を前記開口部の液面に与えて前記開口部の液面に高次の
定在波を生じさせる超音波印加手段とを備えて構成され
る。
【0015】第2の発明に係る液体エジェクタは、第1
の発明において、前記所定の周期が変更可能に構成され
ていることを特徴とする。
【0016】第3の発明に係る印刷装置は、前記超音波
印加手段は、所定の期間内において前記超音波の前記強
度が変動する回数を変更可能に構成されていることを特
徴とする。
【0017】第4の発明に係る液体エジェクタは、第1
ないし第3の発明のいずれか一つに記載された液体エジ
ェクタと、前記液体エジェクタの前に記録紙を搬送する
紙送り手段とを備え、前記紙送り手段によって紙送りさ
れた前記記録紙に、前記の液体エジェクタから吐出した
液体を付着させることによって、前記記録紙の印刷を行
うことを特徴とする。
【0018】第5の発明に係る印刷装置は、第4の発明
の印刷装置において、前記液体エジェクタは複数設けら
れ、前記複数の液体エジェクタにおける前記超音波の前
記強度が変更するタイミングは互いにずれていることを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による液
体エジェクタのヘッドの断面およびコントローラを示す
模式図である。図1において、符号1はインク溜まり内
のインク、30はインク1の液面に開口部31を有する
ノズルプレート、3はインク1と接触するようにインク
溜まりの一面に設けられてその内部からインク1中に放
出される超音波を集束するための基板、4は基板3の底
面に取り付けられて基板3に超音波を出力する振動子、
5は振動子4を振動させるための駆動信号を伝達するリ
ード線、6はリード線5が伝達する駆動信号を生成する
RFコントローラを示す。液体エジェクタのヘッド25
は、ノズルプレート30と、基板3と、振動子4とを含
んで構成される。
【0020】図2は、図1に示したヘッド中を超音波が
伝搬する様子を示すためのヘッド断面の模式図である。
振動子4の形状が基板3の底面に対して垂直方向に変化
して超音波を生成して基板3に伝えるので、基板3中を
伝搬してる超音波32は、底面とほぼ平行な波面を有す
る。基板3中を伝搬した超音波が基板3とインク1の界
面で屈折するため、インク1中を伝わる超音波33は、
凹面3aとほぼ平行な波面を有する。一方、凹面3aの
焦点近傍に開口部31が配置されているので、インク1
中を伝わる超音波は開口部31に集束される。
【0021】開口部31は、円形で、テーパーを持って
おり、基板3に近い方の円の径d2が基板3から遠い方
の径d1より大きくなるように形成されている。これ
は、開口部31における超音波の集束径が多少変動して
も、超音波の輻射圧を効率よく開口部31の液面に導く
ための構成である。ノズルプレート30は、インク1の
液面に開口部31を配置するとともに開口部31の周辺
部の液面の振動を緩和するためのものであり、その形状
は図に示す開口部31しか開口のない板状のノズルプレ
ート30のような形状に限られるものではなく、また、
開口部31の形状も円形のものに限られるものではな
い。
【0022】開口部31のインク液面において、周期的
に強くなる超音波33の輻射圧によって、定在波が発生
する。ここでは、弱い場合として超音波がなくなる場
合、特に所定の周期に従って間欠的に開口部31に到達
する超音波を例示している。ただし、振動が弱い期間に
完全に超音波がなくなるような場合だけに限られず、振
動の強弱の程度は高次の定在波が立つ程度であればよ
い。むしろ、弱い場合として少し超音波を与えておく方
が液体エジェクタの応答が速くなる場合がある。所定の
周期とは、開口部31において、基本定在波が発生する
基本振動周期Tdよりも短い周期であり、このような周
期で輻射圧が与えられることで発生する定在波は、高次
の定在波である。ここで、基本定在波とは、開口部31
内にできる腹が一つの定在波である。例えば、所定の周
期がほぼ基本振動周期の二分の一程度の周期であれば、
2次の定在波が発生する。この場合には、定在波の2つ
の腹(マウンド)から同時に2つのインク滴が吐出され
る。所定の周期として、好ましくは、基本振動周期Td
の10分の1程度で、さらに好ましくは50分の1程度
より小さければよい。例えば、50分の1程度になって
くると、所定の周期から少し周期がずれても予定してい
たマウンド数とは異なるマウンド数の定在波が発生する
が、印刷等に用いる場合には高次の定在波が立っていれ
ば多少マウンド数が異なっていてもかまわず、マウンド
数に関係なく高次の定在波を立てたいという場合には周
期が短い方が有利である。このように高次の定在波の腹
からほぼ同時に吐出されていると考えられる複数の液滴
は、それぞれ開口部31の径d1より小さいものであ
る。また、定在波の腹の振動方向は液面に対して直角方
向であるため、腹から吐出する複数の粒子の方向も液面
に対して直角方向となり、噴射されるインクの指向性が
良くなる。
【0023】ここでは、液体(インク1)と接触する面
3aが凹状に加工された基板3を用いたが、液体に超音
波が伝達されるときに超音波を集束する働き、すなわち
超音波を開口部31付近に集束することができればよ
く、図に示す構造に限定されるものではない。例えば、
音響レンズにより超音波を集束する手段の代わりに図3
に示すような凹面状に形成した振動子シェル70を用い
て、ヘッド25を構成してもよい。このように、超音波
印加手段は、開口部31付近の液体に超音波を印加する
ものであるが、この超音波印加手段は、実施の形態1で
は、基板3と振動子4とRFコントローラ6を含んで構
成されている。
【0024】図4は実施の形態1による液体エジェクタ
を駆動するための駆動信号の一例を示すタイミングチャ
ートである。図4(a)には、振動子4の厚み方向の共
振周波数と一致する周波数frを持つRF信号が示さ
れ、図4(b)には、ノズルプレート30の開口部31
における液面の基本振動周期Tdよりも短い周期T1、
パルス幅T2を持つゲート信号が示されている。この図
4(a)のRF信号を、図4(b)のゲート信号のタイ
ミングでAM変調することによって、図4(c)に示さ
れた周期T1(<Td)、持続時間T2のバースト信号
を得ることができる。例えば自由液面の基本振動周期T
0が800μsで、従来、周期Taが例えば1msに設
定されているのに対し、開口部31の基本振動周期Td
は一般にTaより短く、この時例えば基本振動周期Td
を600μsとすると、周期T1は例えば60μsに設
定される。このバースト信号によって振動子4を振動さ
せることにより、開口部31の液面に高次の定在波34
が発生する。この高次の定在波の複数のマウンドから同
時に複数の液滴35が吐出される。なお、安定してイン
クを吐出させるためには、持続時間T2は、周期T1の
10%以下が好ましい。しかし、例えば、90%程度の
場合でも、液滴が複数個同時に吐出することは実験的に
確認されている。また、同様の理由から持続時間T2は
RF信号の1周期より長いことが好ましい。
【0025】また、ゲート信号の周期T1を変化させる
ことにより振動子4に印加するバースト信号の周期T1
を変化させることができる。バースト信号の周期T1を
変化させたときの開口部31付近の様子を図5,図6を
用いて説明する。図5(a)には、バースト周波数、す
なわちバースト信号の周期T1の逆数が20KHz程度
の時の開口部31の様子が模式的に示されている。同様
に、図5(b)には、バースト周波数が55KHz程度
の時の、図5(c)には、バースト周波数が180KH
z程度の時の開口部31の様子が模式的に示されてい
る。バースト信号の周期T1を短くしていくに従って、
開口部31の状態は図5(a)の状態から図5(c)の
状態へと変化する。開口部31に間欠的に加わる超音波
輻射圧の変動周波数(バースト信号の周期T1の逆数)
が低い場合は、定在波の波長は大きく、その波の頂点
(腹)から飛び出す液滴の径は大きい。それに対して、
開口部31に間欠的に加わる超音波輻射圧の変動周波数
が高くなると、定在波の波長は小さく、定在波の腹から
飛び出す液滴の径は小さくなる。図6は、バースト周波
数と吐出される液滴の平均粒子径との関係を示すグラフ
である。グラフ上の点Paは図5(a)の状態となると
きの条件の時、点Pbは図5(b)の時の条件、点Pc
は図5(c)の時の条件における値を示している。この
グラフから、バースト周波数と平均粒子径が反比例の関
係にあることが分かる。なお、このグラフのバースト信
号の持続時間T2は周期T1の4%としている。このよ
うに、開口部31の径やRF信号の周波数frを変化さ
せなくても、RFコントローラ6の出力(バースト信
号)の周期T1を変化させるという簡単な操作で所望の
平均粒子径の液滴を得ることができ、液体エジェクタの
汎用性を高めることができる。
【0026】また、液体エジェクタの好ましい使用形態
として、図19に示したプリントヘッドがある。従来の
プリントヘッドに変えてこの発明の液体エジェクタを用
いることにより、高速な印字が可能となる。つまり、従
来のプリントヘッドは、1滴ずつ液滴を吐出し、その間
隔は基本振動周期T0よりも長くなくてはならない。さ
らに、何滴かで1画素を構成する場合には、1画素当た
りに必要な期間は基本振動周期T0の何倍にもなる。
【0027】それに対し、実施の形態1による液体エジ
ェクタを用いると、ノズルプレート30の開口部31の
径よりも小さい径のインク滴を同時に複数個吐出させる
ため、特に高価な高周波の信号源や開口径の小さいノズ
ルを必要とせず、微細なインク滴を吐出させ高精細な印
刷を行うことができる。また、この定在波の腹の振動方
向はインク液面に対して直角方向であるため、指向性の
よい液滴のビームが得られ、高い解像度が実現できる。
また、記録紙に付着するインク滴が細かく複数であるた
めににじみも少ない。さらに、自由液面の基本振動周期
T0より短い開口部31の基本振動周期Tdよりさらに
短い間隔で液滴を吐出することができるため、印画の質
を落とすことなく、従来に比べて印画の高速化が図れ
る。
【0028】ここでは、開口部31付記のビームの径を
開口部31の径d1より大きくしておく場合について説
明したが、ビームの径は開口部31の径d1より小さく
てもよく、高次の定在波を形成できればよく、この場合
にも上記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0029】実施の形態2.図7は、この発明の実施の
形態2による印刷装置の構成の一部を示す模式図であ
る。図7において、40a〜40dはそれぞれ一度の持
続期間T2の間に吐出されるインク滴群であり、その他
の図19と同一符号のものは図19の同一符号部分に相
当する部分である。
【0030】図8は、印刷装置のRFコントローラ6か
ら出力される駆動信号とその駆動信号を生成するための
バースト信号との関係を示すタイミングチャートであ
る。図8(a)はRFコントローラ6内部で生成される
バースト信号B、図8(b)は図8(a)のバースト信
号Bを時間軸を縮めて示したものであり、太い棒線の厚
みが持続時間T2に相当する。図8(c)はRFコント
ローラ6に与えられる1画素の印画開始のタイミングを
示す印画タイミング信号PT、図8(d)はRFコント
ローラ6から振動子4に対して出力される駆動信号SD
である。印画タイミング信号PTは、所定のパルス周期
T3を持っており、この印刷装置において印画タイミン
グ信号PTの周期T3で1画素が形成されるように記録
紙20の搬送が制御される。周期T3内で駆動信号SD
に含まれるバースト信号Bの持続時間T2の合計が長い
程記録紙20に付着するインキの量が多くなる。よっ
て、この周期T3内におけるバースト数Ni(RF信号
が現れる回数)を変化させることにより、1画素におけ
るインク滴群40の数が制御できる。つまり、同じ箇所
に付着するインクの吐出量を制御でき、記録紙20上に
形成される1画素毎の記録濃度が制御できる。
【0031】図9は、駆動信号SDを生成するためのR
Fコントローラ6の構成の一例を示すブロック図であ
る。RFコントローラ6に入力された映像信号VDは、
変換回路50で変換され、映像信号VDが示す濃度に応
じたバースト数Niをゲート回路51に伝達する。ゲー
ト回路51には、バースト信号発生回路52からバース
ト信号Bが与えられている。ゲート回路51は、RFコ
ントローラ6の外部から与えられる印画タイミング信号
PTを起点に、変換回路50より指示されたバースト数
だけバースト信号Bを通過させる。ゲート回路51はこ
のようにして駆動信号SDを生成して、振動子4にこの
駆動信号SDを与える。
【0032】図10は、図8に示した(4×T3)期間
の駆動信号により形成した4つの画素の模式図である。
1画素のサイズよりも小さい径のインク滴の群により微
細なドットが集合して画素が形成されていることが図1
0から分かる。一周期T3当たりの数が最も多いバース
ト数N1に対応する画素41でドットの密度が最も高
く、バースト数N3,N2,N4に対応する画素43,
42,44の順でバースト数の低下に合わせてドットの
密度が低下して行く。
【0033】以上のような印刷装置は、印加するバース
ト信号Bのバースト数Niを変調することにより吐出す
るインクの量を制御するため、簡単な回路構成で記録紙
上の1画素毎の記録濃度を連続的に制御し、高精細な印
刷を行うことができる。
【0034】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3による印刷装置について図11を用いて説明する。
図11に示す点線で区切られた画素60〜62は、持続
時間T2を同じにしてバースト信号の周期T1を変化さ
せて印画したものである。
【0035】画素60、画素61、画素62の順でバー
スト信号の周期T1が小さく設定されているため、付着
するドットのサイズは画素60、画素61、画素62の
順で小さくなる。
【0036】図4を参照すると、周期T1が小さいほ
ど、インク滴の径は小さくなるものの、その個数は増大
する。しかし、理由の詳細は明らかでないが周期T1が
小さい程、一度に吐出されるインク滴の個数と各々のイ
ンク滴の径との積(すなわち一度に吐出されるインクの
出量の総和)は、減少する。このため、例えば画素60
においてはインク付着密度は高く、それに比べて画素6
2ではインク付着密度は低くなっている。インク付着密
度が低いほど、1画素のインク濃度は低くなる。
【0037】このように、バースト周期T1を変化させ
ることによって、1画素を周期T1の何倍かの期間、例
えば図8に示すような周期T3で印字する場合には、図
1に示したRFコントローラ6から出力されるバースト
信号の周期T1を変化させることにより高精細に階調を
つけることができる。
【0038】なお、実施の形態3によるバースト数Ni
の変化と実施の形態4によるバースト信号の周期T1の
変化との組合せによりさらに広い範囲で記録濃度を制御
することができる。図12は、記録濃度を示すOD値と
1画素当たりのバースト数Nとの関係の一例を示すグラ
フである。Nmaxは周期T3においてバースト数Nが
とりうる最大値であり、周期T3が一定であれば周期T
1が小さい程増大する。ただし、ここでは、持続時間T
2をそれぞれの周期T3に対し例えば同じ4パーセント
に設定しているため、持続時間T2の合計は同じであ
る。なお、各特性曲線Ch1〜Ch3は、この順でバー
スト信号の周期T1が小さくなっている。
【0039】特性曲線Ch3を与えるバースト信号の周
期T1を用いた場合、一度に得られるインキの吐出量が
小さいので、記録濃度を示すOD値は、Dcまでしか上
昇させることができない。
【0040】そこで、さらに記録濃度を上昇させたいと
きは、バースト信号の周期T1を大きくして、他の特性
曲線Ch2やCh1に乗せることによってさらに記録濃
度を上昇させることができる。OD値Daとして、2程
度を設定すると、最高濃度まで比較的容易に濃度を変え
ることができる。例えば、グラフ上の点P1〜点P3の
条件を用いて印画されたものがそれぞれ画素60〜62
であり、グラフ上の点63の条件で印画されたものが画
素63である。
【0041】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4による印刷装置について図13および図14を用い
て説明する。図13に記載した印刷装置は、4つのヘッ
ド25a〜25dを有している。図13では、記録紙2
0を搬送する搬送ローラ21と液体エジェクタのヘッド
25a〜25d以外の構成については図示を省略してい
る。これらのヘッド25a〜25dは、全て図1に示し
た液体エジェクタのヘッド25と同じ構成である。
【0042】図14には、これらのヘッド25a〜25
dにそれぞれ印加する駆動信号SD1〜SD4を示す。
駆動信号SD1〜SD4は、同じ周期T1を有している
が、バーストが発生するタイミングが相互にずれてい
る。そのため、各ヘッド25a〜25dは同時に駆動さ
れず、機械的に相互に結合しても、互いに干渉すること
による印画品質の低下を招く可能性を低くすることがで
きる。また、複数のヘッド25a〜25dを設ける場合
に、瞬時の消費電力を低く抑えることができる。それに
よって印刷装置の電源を出力の小さいものとすることが
でき、印刷装置を安価に構成できる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の液
体エジェクタによれば、基本振動周期より短い周期で超
音波による輻射圧が印加されてノズル部材の開口部に高
次の定在波が生じ、この定在波の複数のマウンドから同
時に複数の液滴を吐出させることができるので、特に高
価な高周波の信号源や開口径の小さいノズルを必要とせ
ず、従来よりも短い間隔で、小さい径の液滴を吐出させ
ることができるという効果がある。また、開口部におけ
る液面の振動方向は液面に対して直角方向であるため、
吐出する複数の粒子の方向も液面に対して直角方向とな
り、複数の液滴からなる指向性のよいビームが得られる
という効果がある。
【0044】請求項2記載の発明の液体エジェクタによ
れば、定在波の腹の数を変更することができるので、ノ
ズル部材を変更することなく、簡単な回路で開口部から
吐出する液滴径を広範囲にわたって変化させることがで
きるという効果がある。
【0045】請求項3記載の発明の液体エジェクタによ
れば、超音波の強度が変動する回数を変更することによ
り、所定の期間内のインク吐出量を変化させることがで
きるという効果がある。
【0046】請求項4記載の発明の印刷装置によれば、
特に高価な高周波の信号源や開口径の小さいノズルを必
要とせず、装置を安価なものとすることができるととも
に、小さい径の液滴を吐出させることができ、記録紙に
付着するインクのにじみが少なくなるという効果があ
る。また、吐出する複数の液滴の指向性がよいので、高
い解像度が得られるという効果がある。
【0047】さらに、超音波の強度が変動する周期を変
更できるときは、吐出する液滴径を制御でき、簡単な回
路で記録紙上の1画素毎の記録濃度を連続的に制御し高
精細な印刷を行うことができるという効果がある。
【0048】さらに、簡単な回路構成で同一範囲の記録
濃度を段階的に制御し、高精細な印刷を行うことができ
るという効果がある。
【0049】請求項5記載の発明の印刷装置によれば、
複数の液体エジェクタが同時に駆動されないように制御
され、瞬時の消費電力の最高値を低く抑えることができ
るという効果がある。また、新たな部材を付加すること
なく各液体エジェクタ間でのクロストークを低減できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による液体エジェクタのヘッド
の断面およびコントローラを示す模式図である。
【図2】 図1に示したヘッドを超音波が伝搬する様子
を示した模式図である。
【図3】 凹面状に形成した振動子シェルの構成を示す
模式図である。
【図4】 図1の液体エジェクタを駆動するための駆動
信号の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】 高次の定在波が発生している時の開口部の様
子を模式的に示す図である。
【図6】 バースト周波数と吐出される液滴の平均粒子
径との関係を示すグラフである。
【図7】 実施の形態2による印刷装置の構成の一部を
示す模式図である。
【図8】 駆動信号とバースト信号の関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図9】 駆動信号を生成するためのRFコントローラ
の構成の一例を示すブロック図である。
【図10】 バースト数が異なる4つの画素の模式図で
ある。
【図11】 バースト信号の周期が異なる画素の模式図
である。
【図12】 記録濃度と1画素当たりのバースト数との
関係の一例を示す図である。
【図13】 実施の形態4による4つのヘッドを有する
印刷装置の模式図である。
【図14】 図12の4つのヘッドを駆動する駆動信号
相互の関係を示すタイミングチャートである。
【図15】 従来の液滴噴射器の構成の一例を示す断面
図である。
【図16】 図15の液滴噴射器の音響レンズにおける
超音波の収束を説明するための模式図である。
【図17】 RF信号とゲート信号とバースト信号との
関係を示すタイミングチャートである。
【図18】 液滴が形成される様子を説明するためにイ
ンク液面の断面を経時的に示した図である。
【図19】 1滴ずつ液滴を吐出する従来のプリントヘ
ッドの構成を示す模式図である。
【図20】 従来のプリントヘッドを用いて記録紙上に
記録されたスポットを示す平面図である。
【符号の説明】
1 インク、3 基板、4 振動子、25,25a〜2
5d ヘッド、30ノズルプレート、31 開口部、4
0 液滴群、70 振動子シェル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成宮 宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中川 邦彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出されるべき液体の液面に開口部を有
    するノズル部材と、 前記開口部における前記液面の基本振動周期よりも短か
    い所定の周期で強度が変動する超音波を前記開口部の液
    面に与えて前記開口部の液面に高次の定在波を生じさせ
    る超音波印加手段とを備える、液体エジェクタ。
  2. 【請求項2】 前記所定の周期が変更可能に構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載の液体エジェク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記超音波印加手段は、所定の期間内に
    おいて前記超音波の前記強度が変動する回数を変更可能
    に構成されていることを特徴とする、請求項1または請
    求項2記載の液体エジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一つ
    に記載された液体エジェクタと、 前記液体エジェクタの前に記録紙を搬送する紙送り手段
    とを備え、 前記紙送り手段によって紙送りされた前記記録紙に、前
    記液体エジェクタから吐出した液体を付着させることに
    よって、前記記録紙の印刷を行うことを特徴とする、液
    体エジェクタを用いる印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記液体エジェクタは複数設けられ、 前記複数の液体エジェクタにおける前記超音波の前記強
    度が変更するタイミングは互いにずれていることを特徴
    とする、請求項4記載の液体エジェクタを用いる印刷装
    置。
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