JPH11221916A - 記録ヘッド - Google Patents

記録ヘッド

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JPH11221916A
JPH11221916A JP2583398A JP2583398A JPH11221916A JP H11221916 A JPH11221916 A JP H11221916A JP 2583398 A JP2583398 A JP 2583398A JP 2583398 A JP2583398 A JP 2583398A JP H11221916 A JPH11221916 A JP H11221916A
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ink
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JP2583398A
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Susumu Hiragata
進 平潟
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小なインク滴を吐出可能にして、高解像度
の画像を記録できる記録ヘッドを提供することを目的と
する。 【解決手段】 記録ヘッド10は、弾性部材12が基端
部14において振動発生手段16に支持された片持ち梁
構造である。したがって、振動発生手段16を所定の振
動数で振動させることにより、弾性部材12が共振し、
先端部18近傍の振動面30からインク滴24が吐出し
て記録用紙26にドットを記録する。この際、信号発生
手段20から振動発生手段16に波形の異なる複数種類
の駆動信号を入力することにより、インク滴24の飛翔
方向が異なり、所望の位置にインク滴24を着弾させる
ことができる。このように記録ヘッド10の移動もな
く、インク22の液面も安定しているため、高解像度の
画像を記録することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を飛翔さ
せ、記録媒体の所定の位置に着弾させることによって画
像を記録する記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】被印字面に液滴、特にインク滴を吐出し
て印字を行うインクジェット記録方式の代表的なものと
して、ノズルを用いる方式があり、そのノズル式の記録
方式として、従来、オンデマンド型と連続流型とが知ら
れている。
【0003】オンデマンド型は、記録情報に対応してノ
ズルから間欠的にインクを吐出させて印字を行う方式で
あり、代表的なものとしてピエゾ振動子型とサーマル型
とがある。ピエゾ振動子型は、インク室に付設した圧電
素子にパルス電圧を印加して圧電素子を変形させること
によりインク室内のインク液圧を変化させ、ノズルから
インク滴を吐出させて記録紙上にドットを記録するもの
である。サーマル型は、インク室内に設けた加熱素子に
よりインクを加熱し、これにより発生したバブルにより
ノズルからインク滴を吐出させて、記録紙上にドットを
記録するものである。
【0004】一方、連続流型は、インクに圧力を加えて
ノズルから連続的にインクを吐出させると同時に、ピエ
ゾ振動子などにより振動を加えて突出インク柱を液滴化
し、さらに液滴に対して選択的に帯電、偏向を行うこと
によって記録を行うものである。
【0005】これらの各方式はいずれも、インク滴の径
が主としてノズルの径によって決まる。そして、ノズル
径を小さくすると、ゴミやチリによるノズル詰まりや、
ノズル部のインク表面の乾燥によるノズル詰まり、ノズ
ル円周部へのインク残滓の付着によるインク吐出方向の
変化を生じるといった問題が発生する。
【0006】これに対して、ノズルを用いないで、被印
字面にインク滴を吐出して印字を行う記録方式がいくつ
か提案されている。例えば、米国特許第4308547
号明細書に示されているように、凹状にカーブした球面
形状の圧電体シェルをインク中に配置し、この圧電体シ
ェルに電極を介して電圧を印加する記録方式がある。こ
の方式では、圧電体シェルからインク中に放射された縦
波がインク自由表面の一点に集められ、インク自由表面
からインク滴が吐出される。
【0007】また、特公平6−45233号公報に示さ
れているように、ガラスなどの基板上に球面状の凹部を
設けてこれを音響レンズとし、基板の裏面に圧電体、お
よびこれに電圧を印加するための電極からなる振動子を
形成して、この振動子をインク中に配置する記録方式も
ある。
【0008】さらに、特開平3−200199号公報に
は、より安価で、よりシャープに焦点を合わせられるレ
ンズとして、凹状レンズの代わりに薄膜平板状の位相フ
レネルレンズを基板上に設けた記録方式が示されてい
る。
【0009】上述における、縦波をインク自由表面に集
束させてインク自由表面からインク滴を吐出させる方式
では、インク滴の径は縦波の集束径にほぼ等しく、その
集束径dは、振動子の駆動周波数をf、レンズのF値を
Fとすると、d〜F/fとなる。なお、インク中を伝搬
する縦波の波長をλ、その伝搬速度をvとすると、これ
らと振動子の駆動周波数fとの間には、v=f・λの関
係がある。
【0010】したがって、例えば、インク滴の径(集束
径)dが15μm程度の非常に小さなインク滴を吐出さ
せようとする場合には、レンズのF値を1とすると、従
来の低粘度・水性インク中の縦波の伝搬速度vは、ほぼ
1500m/秒であるので、振動子の駆動周波数fを約
100MHzというような非常に高い周波数にしなけれ
ばならない。レンズのF値は、種々の問題から著しく小
さくすることは実際上困難であるため、インク滴の径d
をより小さくしようとすると、一般にはより高い周波数
で振動子を駆動させなければならないことになる。
【0011】このように、縦波をインク自由表面に集束
させてインク自由表面からインク滴を吐出させる方式で
は、100MHz前後の高い周波数で複数の振動子を駆
動しなければならないため、一般に駆動手段が高価にな
るというコスト上の問題を生じるとともに、吸収による
発熱によりインク粘度が変化してインク滴の径が変動し
たり、記録素子内でインク自体の乾燥や固化を生じてイ
ンクを吐出できなくなることがあるという重大な問題を
生じる。
【0012】上記以外の従来技術として、特開平6−3
40070号公報において、新規なオンデマンド型の記
録方式が開示されている。これは、片持ち梁構造の梁を
曲げ振動で共振させて、梁の先端に十分な振幅を発生さ
せ、インクを飛翔させるものであり、比較的低い励振周
波数および低い電圧でインクを吐出できる可能性を有す
る記録方式である。しかしながらこの記録方式は、梁先
端に設けられたノズルを介してインク滴を形成する機構
を用いており、前述したノズル式の各種記録方式と同
様、インク滴の径はノズル径で決定され、ノズル径を小
さくすると、ノズル詰まりやノズル円周部へのインク残
滓の付着によるインク吐出方向の変化を生じるといった
課題を有している。この特開平6−340070号公報
に開示された技術は、従来方式に比べノズル詰まりの問
題が生じる可能性を少なくすることを解決すべき技術的
課題の一つとしているが、インク滴の径がノズル径で決
まる以上、根本的な解決とはなり得ない。
【0013】さらに別の従来技術として、インクジェッ
ト記録方式ではないものの、振動エネルギーを作用させ
て液体を微粒子化する方法が、特開平3−154665
号公報に記載されている。この方法は霧化装置に適用す
べくなされたものであって、圧電磁器を含む振動子と、
振動子に固着され片持ち梁の形で曲げ振動する振動部か
らなり、振動部の一部を液体に漬けて、超音波の放射に
より霧状の液滴を発生させるものである。しかしながら
この霧化装置に用いられている技術では、ノズルを用い
ずに微小径のインク滴を生成することができるものの、
時間的、空間的に制御されていない多数のインク滴が生
成されてしまうので、記録媒体の所定位置に正確にイン
ク滴を着弾させる必要があるインクジェット記録ヘッド
には応用し得ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年益々
記録媒体に対する高解像度の画像記録が求められている
が、従来のいずれの記録方式、あるいは霧化装置等の他
の分野における技術を用いても、これらの要望に応える
ことが難しい。
【0015】本発明は、上記の課題を解決するために、
ノズルを用いずに微小なインク滴を吐出可能とし、高解
像度の画像を記録できる記録ヘッドを提供することを課
題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像情報に基づいた波形の異なる複数種類の駆動信号に
対応して励振される振動発生手段と、前記振動発生手段
の励振に応じて振動する片持ち梁構造である弾性部材
と、を備え、前記振動発生手段の励振により弾性部材が
振動し、前記弾性部材に形成されたインク薄膜から前記
駆動信号の種類に応じてインク滴が異なる方向に飛翔す
ることを特徴とする。
【0017】請求項1記載の発明の作用を説明する。こ
のように、波形の異なる複数種類の駆動信号に対応して
振動発生手段が励振されることにより、片持ち梁構造の
弾性部材に形成されたインク薄膜からインク滴が異なる
方向に飛翔する。したがって、飛翔方向に記録媒体を配
設しておくことにより、記録ヘッドを移動させることな
く、記録媒体の任意の場所に複数のドットを記録するこ
とができる。したがって、ノズルを使用することなく微
小なインク滴を記録媒体の所望の場所に飛翔させられる
ため、高解像度の画像を記録することができる。
【0018】また、記録ヘッドを移動させずに記録媒体
の任意の場所にドットを記録できるため、記録ヘッドの
移動によるインク薄膜への影響(液面形状変化等)がな
く、インク滴を所定の場所に正確に着弾させられる。よ
って、一層、高解像度の画像記録を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1の
実施の形態による記録ヘッドを図1〜図6を用いて説明
する。
【0020】まず、本実施形態に係る記録ヘッドの概略
説明を行う。図1および図2は、記録ヘッド10の正面
図および側面図である。
【0021】記録ヘッド10は、弾性部材12が基端部
14で振動発生手段16に支持され、先端部18が自由
端となる片持ち梁構造をしている。振動発生手段16
は、信号発生手段20からの入力信号に基づいて振動
し、これにより弾性部材12が共振する。この際、弾性
部材12には、図示しないインク供給源から供給された
インク22が表面張力により先端部18まで到達してい
る。したがって、弾性部材12の先端部18近傍に形成
されたインク22の薄膜からインク滴24が飛翔して記
録媒体である記録用紙26にドットを記録する。
【0022】次に、記録ヘッド10を構成する各部材を
詳細に説明する。弾性部材12は、正面から見ると基端
部14を底辺とし、先端部18を頂点とする二等辺三角
形状であり、側面から見ると板厚が均一である板体であ
る。弾性部材12は、基端部14が振動発生手段16に
支持された片持ち梁構造となっているため、振動発生手
段16の励振によって曲げ振動を行うと、自由端である
先端部18が最も大きな振幅を有することになる。
【0023】弾性部材12は、振動発生手段16の振動
を曲げ振動に変換可能であり、先端部18近傍にインク
滴吐出に十分な振幅を発生可能な部材であればよく、材
質、形状等は特に限定されないが、加工性やコスト等の
面から、SUS、Ni等の金属材料、ポリイミド樹脂、
PET(ポリエチレンテレフタレート)、エポキシ樹
脂、シアノアクリレート樹脂等の高分子材料が好適であ
る。
【0024】また、弾性部材12を変質、腐食、異物付
着等から保護する目的で、金、白金、パラジウム、ロジ
ウム等の金属及びPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)等の薄膜で表面を被覆することは効果的である。
【0025】振動発生手段16は、画像情報を受け取っ
た信号発生手段20から入力される電気信号に応じて振
動を発生するものであればよく、圧電材料、磁歪材料、
機械式アクチュエータ、静電気力を応用したアクチュエ
ータ等を適用可能である。中でも圧電材料は、インクジ
ェットプリンタの機能材料としても広く使われており、
高度な製造技術が確立しているので最適である。
【0026】圧電材料としては、水晶、PZT(ジルコ
ン酸チタン酸鉛)、チタン酸バリウムBaTiO3、ニオブ酸
鉛PbNb2O6、ビスマスゲルマネイトBi12GeO20 、ニオブ
酸リチウムLiNbO3、タンタル酸リチウムLiTaO3等の多結
晶体や単結晶体、またはZnOやAlN 等の圧電薄膜、また
はポリ尿素、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)やPV
DFの共重合体等の圧電性高分子、またはPZT等の無
機圧電物質と圧電性高分子との複合体等を用いることが
できる。もちろん、記録ヘッドの設計する際に、駆動周
波数に応じて最適な圧電材料を選択しなければならな
い。例えば、印加する交流周波数が数十kHz〜1MH
zの間であれば、PZTのようなセラミックが良く、よ
り高い周波数で駆動する場合にはZnO 等のように高周波
に対応する圧電薄膜が選択される。いずれにしろ、安定
し、かつ十分な振動を発揮する振動特性を持つものであ
る必要がある。なお、振動発生手段16を構成する圧電
材料自体で弾性部材12を形成するようにしてもよい。
【0027】本実施形態の記録ヘッド10の作用につい
て説明する。先ず、画像信号(図3(a)参照)が1画
素ずつ信号発生手段20に入力される。これにより、信
号発生手段20から振動発生手段16に弾性部材20が
共振する周波数の駆動信号が入力され、この駆動信号で
振動発生手段16が励振される。
【0028】振動発生手段16の励振は、信号発生手段
20から入力される駆動信号に応じて1インク滴の飛翔
を実現するように、1インク滴の飛翔に必要な励振数を
終了するごとに間欠的に励振を区切るものである。
【0029】すなわち、振動発生手段16の励振には、
励振周期を1周期とする波形が少なくとも1つ以上連な
った駆動信号(図3(b)参照)を用い、これらを画像
信号に応じて断続的に印加するバースト波を用いる。た
だし、バースト波は、図示した矩形波に限らず、サイン
波や三角波等でもよい。
【0030】インク滴24を吐出させるためのエネルギ
ーは、振動発生手段16の励振周期を1周期とする波形
の数(以下、バースト数という)と印加電圧で決まる。
バースト数を増やせば比較的低電圧でインク滴の吐出が
可能であり、バースト数を減らせば電圧は若干高くなる
ものの、より吐出速度の早いインク滴の吐出が可能とな
る。 このように振動発生手段16が励振されることに
より弾性部材12が共振し、基端部14で支持されて矢
印A方向(図2参照、以下A方向という)に曲げ振動を
行う。この結果、インク22が弾性部材12の先端部1
8近傍に所定厚さの薄膜を形成する。この薄膜部分にキ
ャピラリ波28が発生する。
【0031】キャピラリ波28が発生する状態を図4〜
図6を参照して説明する。図4は弾性部材12の先端部
18近傍の拡大図であり、図5および図6は、図5のX
−X線断面図である。
【0032】キャピラリ波28は、弾性部材12の曲げ
振動方向に対して垂直な方向(矢印B方向、以下、B方
向という)に発生している。ある時間tにおいて、図5
に示すように、弾性部材12のB方向の幅Wに対して波
長λがW=2λとなるようなキャピラリ波28が2山発
生している。微小時間Δt経過後の時間t+Δtにおい
て、図6に示すように、2山のキャピラリ波28の間か
ら1山のインク隆起部が形成され、これが分離して1イ
ンク滴が飛翔する。
【0033】振動発生手段16が繰り返し励振すること
で、弾性部材12から連続して一滴ずつインク滴が飛翔
する。
【0034】このように、一滴ずつインク滴を安定的に
飛翔させるためには、弾性部材12の先端部18近傍に
おいて、弾性部材12の曲げ振動方向に対して垂直な面
(振動面30)における幅をWとし、次式で算出される
値をλとしたときに、先端部18近傍の少なくとも一部
の幅Wがほぼ2λとなるようにすることが望ましい。
【0035】 λ=[8πσ/(ρfe 2)]1/3×104(μm) ・・・式(1) ここで、σは、インク表面張力(mN/m) ρは、インク密度(g/cm3) feは、励振周波数(Hz) 上記式(1)は、一般の参考書、例えば、千葉近著『超
音波噴霧』(山海堂)第7章第2節に、キャピラリ波の
波長を与える式として記載されているものである。
【0036】幅Wは2λの値に出きるかぎり近い方が良
く、1.2λ〜2.4λの範囲にするのが好ましい。こ
のようにして生成された微小なインク滴24は、振動発
生手段16に入力された適切な波形の駆動信号により弾
性部材12の先端部18近傍のインク飛翔点Pから振動
面30に垂直な方向に安定して飛翔し、記録用紙26に
ドットを記録する。
【0037】なお、先端部18近傍における振動面30
の幅Wが1λ程度以下であると、インク22の薄膜にキ
ャピラリ波28が発生しにくくなり、振動発生手段16
の励振電圧を大きくするか、バースト数を増やすかしな
いとインク滴が飛翔しない。また、飛翔させた場合も、
安定したインク滴の飛翔とはならない。
【0038】また、振動面30の幅Wが3λ程度以上の
場合も、キャピラリ波28は発生しにくい。上述と同様
に、振動発生手段16の励振電圧を大きくするか、ある
いはバースト数を増やすことによってキャピラリ波を発
生させることができるが、その場合は、キャピラリ波が
3山以上生成されて複数のインク滴が飛翔するようにな
り、安定した1インク滴の飛翔が困難となる。
【0039】このように、信号発生手段20から入力さ
れる駆動信号により振動発生手段16を励振させて弾性
部材12を曲げ振動させる記録ヘッド10は、先端部1
8近傍の幅W=2λ付近の振動面30からインク滴24
を記録用紙26に一滴ずつ安定的に飛翔させる。
【0040】インク滴24の飛翔方向の偏向は、以下の
ように行う。信号発生手段20から振動発生手段16に
入力される駆動信号において、バースト数と印加電圧を
変化させることにより行う。すなわち、バースト数と印
加電圧を適切に選んだ複数種の波形の駆動信号を振動発
生手段16に順次入力することにより、図2に示したよ
うに、インク滴24を複数の任意の方向に飛翔させるこ
とができる。
【0041】本実施形態では、例えば、図3(a)に示
すように、信号発生手段20に入力された3画素分の画
像信号に基づいて、図3(b)に示すような駆動信号
α、β、γが信号発生手段20から振動発生手段16に
順次入力される。駆動信号βは駆動信号αと比較して励
振電圧が低くなっており、駆動信号γは駆動信号βに比
べてバースト数が減少している。このような駆動信号
α、β、γに基づいて振動発生手段16が励振されるこ
とにより、弾性部材12の先端部18近傍の振動面30
からインク滴24α、24β、24γがそれぞれ飛翔し
て記録用紙26に付着した。図2に示すように、各イン
ク滴24α、24β、24γは、記録用紙26の同一ラ
イン上に所定間隔をあけて付着した。このように、本実
施形態の記録ヘッド10では、記録ヘッド自体を移動さ
せることなく、記録用紙26の異なる位置にインク滴2
4を付着させることができる。
【0042】このようにインク滴24の飛翔方向を偏向
させるには、振動発生手段16に入力される信号波形の
パラメータである励振電圧、励振周波数などを変化させ
て、適切なパラメータを選べばよい。このようなパラメ
ータの変化によりインク滴24の飛翔方向が偏向する理
由は現在のところ明らかでないが、以下のような仮説を
たてることができる。
【0043】励振電圧を変化させた場合は、励振電圧が
低くなるほど飛翔のためにインク滴24に加えられるエ
ネルギーが小さくなるので、インク滴24の吐出速度が
遅くなり、記録用紙26に到着するまでの時間が長くな
る。したがって、インク滴24が重力の影響を大きく受
けて記録用紙26に直進せず、飛翔方向が偏向するので
はないかと推測される。
【0044】また、バースト数を変化させた場合には、
図3(b)に示すように、振動発生手段16の励振が始
まってから弾性部材12からインク滴24を吐出するま
での吐出時間f(一定)の間にインク滴24に蓄えられ
るエネルギーが異なるために、インク滴24の吐出速度
が異なる。この結果、吐出速度の遅いインク滴24ほど
重力の影響をより多く受け、記録用紙26上の異なる位
置に着弾するのではないかと推測される。
【0045】このように、本実施形態の記録ヘッド10
は、弾性部材12の先端部18近傍の振動面30におい
て幅Wが約2λである領域を備えているため、ノズルな
しで微小なインク滴24が生成され、先端部18の振動
方向(A方向)へ微小なインク滴24を一滴ずつ飛翔さ
せることができる。この結果、インク目詰まりがなく高
解像度の画像記録を行うことができるようになる。
【0046】また、画像信号に応じて、入力するエネル
ギー(例えば、駆動信号の印加電圧、バースト数)を適
切に切り替えることにより、記録ヘッド10を移動させ
ることなく、記録用紙26の相異なる所望の位置にドッ
ト(画像)を記録することができる。したがって、記録
ヘッド10の移動によって弾性部材12に形成されたイ
ンク22の薄膜の液面状態(膜厚、キャピラリ波の状態
等)が変化することなく、インク滴24の飛翔方向が安
定する。この結果、高解像度の画像記録が安定的に行わ
れる。 [第1実施例]本発明の第1実施例について説明する。
なお、記録ヘッドの構成は第1実施形態と同様である。
【0047】弾性部材12の寸法は、図1、図2および
図4に示すように、基端部14の幅Lが600μm、先
端部18近傍の幅Wが50μmであり、厚さDが7μm
である。本実施例では、弾性部材12の材料としてSU
Sを用いている。
【0048】なお、インク22には以下の物性(密度ρ
および表面張力σ)を備えている。 ρ=1.05g/cm3 σ=30mN/m この構成において、振動発生手段16の励振周波数fe
をfe=193kHzとして励振すると、弾性部材12
の先端部18が曲げ振動し、先端部18の中心付近(イ
ンク飛翔点P)からインク22がインク滴24として安
定して一滴ずつ飛翔する。
【0049】一方、本実施例におけるインク22の密度
ρおよび表面張力σと励振周波数feの値を上記(式
1)に代入して得られる値は、λ=27μmとなる。従
って、安定的にインク滴24が飛翔した弾性部材12の
先端部18近傍の幅w(=50μm)は、w=1.9λ
となり、ほぼ2λに等しい。
【0050】このような設定で、信号発生手段20から
振動発生手段16に16種類の駆動信号を断続的に入力
した。駆動信号は、5Vから45Vの印加電圧と、2個
から5個のバースト数の組合せで、入力エネルギーが相
異なるように設定された16種類の入力波形である。こ
れらの駆動信号を振動発生手段16に入力して飛翔実験
を行い、インク滴24の飛翔方向を観察した。この結果
を図7(a)、(b)に示す。なお、励振周波数feを
fe=193kHzで励振し、インク滴24の吐出間隔
である画素化周波数は32kHzである。
【0051】図7(a)は弾性部材12の先端部18近
傍から飛翔するインク滴24と記録用紙26の関係を示
す拡大図である。この図に示すように、インク滴24に
入力されるエネルギーの変化により、インク滴24が1
6方向に飛翔していることが分かる。
【0052】この記録ヘッド10を用いて、弾性部材1
2から記録用紙26までの距離を2mmとして、16種
類の入力波形の駆動信号により次々に画像記録させたと
ころ、図7(b)に示すようになった。
【0053】すなわち、記録用紙26に16個のドット
32が1列に形成され、個々のドット32の間隔dは4
2μmとなった。この間隔dは、600dpi(ドット
/インチ)の解像度に相当する。
【0054】このように、弾性部材12の先端部18近
傍の振動面30に約2λの幅を有する領域を備えた本実
施例の記録ヘッド10を用いると、ノズルなしで微小な
インク滴24を生成でき、また、複数種のエネルギーを
与える複数種の波形の駆動信号を用意することにより、
それぞれの駆動信号の波形に対応して相異なる所望の方
向にインク滴24を飛翔させることができる。したがっ
て、インク22の目詰まりなく、また、記録ヘッド10
を移動させることなく複数箇所に画像記録でき、常に高
解像度の画像記録を行うことができる。 [第2実施形態]次に、本発明の第2実施形態の記録ヘ
ッド40について説明する。第1の実施形態と同様の構
成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省
略する。
【0055】図8は本実施形態の記録ヘッド40の概略
図である。図9は本実施形態の記録ヘッド40を記録用
紙26側から見た一部省略断面図である。
【0056】本実施形態の記録ヘッド40は、記録用紙
26に対向して配置される直方体形状のハウジング42
の記録面44に、記録室46が長手方向のほぼ全長にわ
たって2列に配列されている。2例に並べられた記録室
46は、隣の列の記録室46と長手方向半個分だけずら
して設けられている。すなわち、記録室46は、長手方
向のほぼ全長にわたって2列千鳥足状に設されている。
【0057】各記録室46には、第1実施形態で説明し
た記録ヘッド(本実施形態では、以下、記録素子とい
う)10が、弾性部材12の立設方向(基端部14から
先端部18に向かう方向)が前記長手方向になるように
収納されている。このように配置した結果、各記録素子
10の弾性部材12の振動面30の飛翔点Pは、隣接す
る列の記録素子10の弾性部材12の振動面30の飛翔
点Pと距離sだけおいて配設されていることになる。
【0058】各記録素子10の振動発生手段16の片側
の電極はすべての記録素子に共通の電極となっている。
【0059】このように構成される記録ヘッド40は、
図8に示すように、記録面44を記録用紙26に対向さ
せて配設される。この際、ハウジング42の長手方向が
記録用紙26の幅方向(矢印X方向、以下、X方向とい
う)となる。なお、用紙26は、X方向に直交する方向
(矢印Y方向、以下、Y方向という)に搬送される。
【0060】この記録ヘッド40により、以下のように
して用紙26に画像を記録する。各記録素子10に対し
て信号発生手段20から振動発生手段16に駆動信号が
入力される。駆動信号は、一列m個分のドットに相当す
るm種類の波形のものである。したがって、一列にn個
の記録素子10が配設されているとすると、先ず、m個
ずつの連続したドット列が一定間隔をおいてn個形成さ
れる。すなわち、m×n個分のドットが断続的に一列に
記録される。さらに、記録用紙26のY方向搬送時間分
遅れて、隣接して配列させたn個の各記録素子10から
m個のドット列がn個、前記各間隔を埋めるように記録
される。この結果、記録用紙26の全幅にわたってm×
2n個のドットが間断なく記録される。
【0061】この際、記録ヘッド40が幅方向に移動す
ることがないため、各記録素子10におけるインク22
の液面状態が一定であり、インク滴24の飛翔状態が安
定する。したがって、微小なインク滴24によって高解
像度の画像が安定的に記録される。 [第2実施例]第2実施例について説明する。記録ヘッ
ドの構成は、第2実施形態と同様である。
【0062】記録素子10(飛翔点P)同士の距離sが
680μmであり、各列に配置される記録素子10の数
n=155個、すなわち、記録ヘッド40の記録面44
には310個の記録素子10が配設されている。
【0063】記録用紙26のサイズはA4であり、用紙
の長手方向が搬送(Y)方向であり、短手方向が幅
(X)方向となる。
【0064】各振動発生手段16には画像信号に応じ
て、信号発生手段20より16段階の電圧値の入力信号
が入力される。各振動発生手段16は、励振周波数fe
=193kHzで励振され、画素化周波数が32kHz
である。
【0065】本実施例では、各記録素子10が記録用紙
26の短手方向に600dpi間隔で、16ドット分の
画像記録を担当するため、この記録素子10を310個
集めた記録ヘッド40がA4短手方向(X方向)幅を移
動することなくカバーすることができる。したがって、
記録用紙26がA4サイズならば、図8に示したように
記録用紙26のみを一方向(Y方向)に移動させるだけ
でよい。
【0066】なお、インク22には以下の物性(密度ρ
および表面張力σ)を備えたインクを用いている。
【0067】 ρ=1.05g/cm3 σ=30mN/m この記録ヘッド40を用いて、記録用紙26に画像を記
録したところ、ドット大きさのばらつきや位置ずれがな
く、高画質な印字をすることができた。
【0068】比較例として、記録素子10を60個(1
列30個、2列千鳥足形状)配設された記録ヘッドを用
意し、この記録ヘッドを記録用紙26上を往復運動する
ことができるキャリッジに搭載して、画像情報によりこ
のキャリッジと記録ヘッドを連動させて、記録用紙26
に画像を記録したところ、キャリッジの運動によるイン
ク22の液面形状の変動により、記録された画像はドッ
ト径のばらつきが大きく、更に着弾(記録)位置のばら
つきも大きい劣化した画像となった。
【0069】この実施例と比較例のインク滴24の飛翔
軌跡を高速度カメラを用いて観察した。本実施例ではイ
ンク滴24の吐出速度を変更させても、記録用紙26上
での着弾位置のばらつきが小さいのに対して、比較例で
はインク滴24の吐出速度によって、記録用紙26上の
着弾位置が大きくばらついていることが確認された。こ
のため、本実施例に比べて比較例の記録ヘッドで高解像
度の画像記録を行うことは困難である。
【0070】このように、比較例の記録ヘッドが画質で
大きく劣った理由として以下のようなことが考えられ
る。
【0071】記録ヘッドをキャリッジに搭載して画像記
録を行う場合、例えば、図10、図11に示すように、
各記録素子10にかかる加速度のために、インク22の
液面形状が変化する。この結果、先端部18に供給され
るインク22の状態(キャピラリ波の状態、インク薄膜
の厚さ等)が変化し、インク滴24の大きさや飛翔方向
に影響を与え、画質劣化を招いていると考えられる。
【0072】また、記録素子が少ない記録ヘッドで記録
速度を高めるためには、このキャリッジの往復運動を早
くする必要がある。このようなキャリッジの高速化は、
より大きな加減速をもたらし、上記欠点をさらに増大さ
せると考えられる。
【0073】さらに、図12に示すように、このような
キャリッジの加減速によりインク22の状態(インク薄
膜の厚さ、キャピラリ波の状態)が変化して大きさの異
なるインク滴24が吐出した場合、振動発生手段16か
らインク滴24に与えられたエネルギーは一定なので、
インク滴24の大きさによって吐出速度が異なることに
なる。この結果、吐出速度が遅いインク滴24は速いイ
ンク滴24よりも記録用紙26へ到達するまでに時間が
かかるので、その間にインク滴24は吐出時にキャリッ
ジの動きにより与えられた速度分ずれる。この結果、記
録用紙26上の着弾位置がずれることになる。この欠点
も、キャリッジが速ければ速いほど、増大し前述の欠点
と相まって、更に画質を悪化させると考えられる。
【0074】なお、本実施例では、600dpiの解像
度で設計されているが、駆動信号の選択、記録用紙26
と弾性部材12の距離などを調整することで、他の解像
度でも実施できるものである。
【0075】本実施例と同様に、キャリッジを用いない
という方法として、次のようなものも考えられる。
【0076】すなわち、記録素子の数を記録用紙の幅x
解像度分、例えば、記録用紙の幅をA4の短手方向、解
像度を600dpiとすると約5000個、紙幅に並べ
たいわゆるフル幅サイズの記録ヘッドを用いることであ
る。このように構成すれば、記録ヘッドはキャリッジを
必要とせずに、記録用紙のみを一方向に移動させればよ
いことになる。また、この記録用紙の移動速度は、前述
のキャリッジの移動速度に比較して大変遅いので、前述
のような吐出速度のばらつきによる欠点がめだたない。
【0077】しかし、このように一色あたり約5000
個の記録素子からなる記録ヘッドを用意するには、現状
の記録素子の構成および製造技術では大変に歩留りが悪
く、コストが掛かるという欠点があり、本実施例(本実
施形態)の優位性は明らかである。
【0078】なお、本発明の実施形態並びに実施例で
は、弾性部材12は均一な厚みの三角形形状の板体のみ
を用いているが、これに限定されるものではない。
【0079】また、本発明の実施形態並びに実施例で
は、波形の異なる複数種類の駆動信号として、印加電圧
とバースト数を変化させたものを用いたが、これ以外に
も波形の形などを変化させたものを用いることも可能で
ある。
【0080】
【発明の効果】以上の通り、本発明の記録ヘッドによれ
ば、記録ヘッド自体を移動することなく、微小なインク
滴を複数の位置に飛翔させることができ、高解像度の画
像を記録できる。また、ノズルを用いずに微小なインク
滴が形成できるので、高解像度でありながら、目づまり
なく画像を記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る記録ヘッドの正面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る記録ヘッドの側面
図である。
【図3】(a)は信号発生手段に入力される画像信号を
示す図であり、(b)は信号発生手段から振動発生手段
に入力される駆動信号を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る弾性部材の先端部
近傍の拡大図である。
【図5】キャピラリ波の状態を示す、図4におけるX−
X線断面図である。
【図6】キャピラリ波の状態を示す、図4におけるX−
X線断面図である。
【図7】(a)は本発明の第1実施例に係る記録ヘッド
のインク滴の飛翔方向偏向状態を示す説明図であり、
(b)はこの記録ヘッドによってドットが記録された記
録用紙の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドの概
略図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドの一
部省略断面図である。
【図10】比較例に係る記録ヘッドの状態説明図であ
る。
【図11】比較例に係る記録ヘッドの状態説明図であ
る。
【図12】比較例に係る記録ヘッドのインク滴の飛翔状
態説明図である。
【符号の説明】
10、40 記録ヘッド 12 弾性部材 16 振動発生手段 20 信号発生手段 22 インク 24 インク滴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいた波形の異なる複数種
    類の駆動信号に対応して励振される振動発生手段と、 前記振動発生手段の励振に応じて振動する片持ち梁構造
    である弾性部材と、を備え、前記振動発生手段の励振に
    より弾性部材が振動し、前記弾性部材に形成されたイン
    ク薄膜から前記駆動信号の種類に応じてインク滴が異な
    る方向に飛翔することを特徴とする記録ヘッド。
JP2583398A 1998-02-06 1998-02-06 記録ヘッド Pending JPH11221916A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8441474B2 (en) 2008-06-25 2013-05-14 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Method and system for setting display resolution

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